JPH03287894A - 電子写真用転写紙 - Google Patents

電子写真用転写紙

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JPH03287894A
JPH03287894A JP8743190A JP8743190A JPH03287894A JP H03287894 A JPH03287894 A JP H03287894A JP 8743190 A JP8743190 A JP 8743190A JP 8743190 A JP8743190 A JP 8743190A JP H03287894 A JPH03287894 A JP H03287894A
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JP
Japan
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pulp
paper
transfer paper
moisture content
copying
Prior art date
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Pending
Application number
JP8743190A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Okujima
奥島 俊介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03287894A publication Critical patent/JPH03287894A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真用転写紙に関し、更1こ詳しくは、本
発明はトナーの熱定着を行う電子写真式複写機に用いら
れる転写紙の複写機での走行性と作業性が良好な転写紙
に関する。
[従来の技術] 電子写真式複写機に用いられる転写紙には複写機での走
行性と作業性が良好で、とりわけトナーを転写した後に
発生するカールの小さいことが要求される。
電子写真式複写機では転写紙にトナーで画像を形成した
後にトナーを紙の上に定着させる為に加熱圧着させる方
式が桟用されているが、この温度は通常180℃以上で
ある。即ち、転写紙はトナーでの画像形成後高温に加熱
された金属ロールと弾性ロールの間を加圧状態で通過さ
せられる。この際古紙再生パルプを含んだ転写紙は加熱
及び加圧による乾燥や収縮等複雑なメカニズムでカール
が発生し、特に、複写前に転写紙が高湿度の環境中で長
時間保存されている場合には転写紙の水分が高くなり、
複写後のカールの発生の程度が大きくなって、複写が不
可能になるという問題があった。
更に、従来電子写真式複写機用の転写紙の原料としては
複写機での走行性及び作業性の点から広葉樹晒パルプを
主体としたバージンパルプが主として用いられてきたが
、近年特に社会的要請によって原料として新聞用紙、雑
紙等の古紙再生パルプが配合して用いられる様になって
きた。しかしながら、機械パルプを含有じた新聞古紙再
生パルプを配合した場合、転写紙の関係湿度に対応する
それぞれの平衡水分は機械パルプを含有しないバージン
パルプの場合と比較して高くなる為に転写紙の複写後の
カールが大きくなり、複写が不可能になるという問題が
更に助長されるという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] かかる現状に鑑み、本発明者は複写機中で発生するカー
ルの発生メカニズムについて鋭意研究した結果、カール
の発生メカニズムとして次の三つの現象の存在を見いだ
した。その一つは転写紙の伸縮率表裏差に起因する乾燥
に基づくカールであり、二つ目は加熱ロールによるアイ
ロン効果によるカールである。即ち、加熱と熱定着ロー
ル(加熱ロール)及びゴム製バックアップロールによる
熱定着ロール側への湾曲はトナ一定着側へのカールを発
生させる。三つ目のカール発生メカニズムは転写紙の水
分に関係するものであり、熱定着ロールによる加熱によ
って加熱面側の水分が急激に減少し、転写紙の厚さ方向
に水分勾配が生じる。
加熱定着後この水分勾配は比較的早く均一化され、転写
紙はこの時「最後に乾いた面を内側にしてカールするj
という紙の粘弾性に基づく特性によって、トナ一定着面
と反対側を内側にしてカールする。この3番目のメカニ
ズムに基づくカールは転写紙の複写前の水分を低くする
程小さくなり、古紙再生パルプを含んだ転写紙でもこの
水分を8.3%以下にしておくと複写中にカールに基づ
くトラブルが発生しないということを見いだし本発明を
完成するに至った。
従って、本発明の目的は古紙再生パルプを含んだ転写紙
を高湿度下に長時間放置しても電子写真式複写機におい
て複写後のカールが小さく、走行性及び作業性が極めて
良好な転写紙を提供することにある。尚、転写紙として
は枚葉のものだけではなく、連続伝票形式のものも含む
[課題を解決するための手段] 本発明は古紙再生パルプを含有し、20℃、関係温度6
5%における吸湿側からの平衡水分が8.3%以下であ
ることを特徴とする電子写真用転写紙という構成とした
ものである。
本発明の為の20℃、関係湿度65%における吸湿側か
らの転写紙の平衡水分を8.3%以下にする方法に特に
制限はないが、具現化の方法として第1の方法は平衡水
分の高い新聞古紙再生パルプを用いる場合平衡水分の比
較的低い上質古紙再生パルプの配合量を加減することで
ある。
第2の方法はバージンパルプのフリーネスを通常用いて
いる水準より高くすることである。本発明者は例えば、
広葉樹晒パルプのフリーネスを450mff (カナダ
標準フリーネス、C,S、F、)から500mj2 (
C,S、F、lにすると 20℃、関係湿度65%にお
ける紙の平衡水分が0.3%低くなることを見出した。
第3の方法はバージンパルプとして乾燥パルプを使用す
ることであり、例えば、20℃、関係湿度65%におけ
る未乾燥パルプの平衡水分は8.6%であるが、乾燥パ
ルプの平衡水分は8.1%であり、0.5%程靴乾燥パ
ルプ方が低い。本発明の為の乾燥パルプとしては蒸気ド
ライヤーでパルプ中に含有される水分を蒸発させ、水分
が5〜50%のパルプの中から適宜選択して用いられる
が、水分を 15%以下まで乾燥したものの方が紙の平
衡水分を低下させるのに好都合である。
第4の方法は古紙の脱墨工程において古紙再生パルプを
アルカリで処理することであり、本発明者は新聞古紙を
アルカリで処理することにより、機械パルプ中のリグニ
ンの一部が除去され、関係湿度65%における紙の平衡
水分が05%程度低下することを見出した。
前記の様な方法を単独で或いは組み合わせて用いること
により、20℃、関係温度65%における吸温側からの
平衡水分が83%以下の複写機での走行性と作業性の良
い古紙再生パルプを含む電子写真式複写機用の転写紙を
得ることができる。
本発明に用いられる原料パルプとしては広葉樹晒パルプ
、針葉樹晒パルプ及び脱墨古紙パルプ或いはこれらの混
合パルプがあり、所望に応じて適宜使用される。
更に、本発明は公知の抄紙用薬品と抄紙機で製造される
電子写真式転写紙に応用される。
[実施例1 以下に実施例をあげて本発明をより具体的に説明するが
、勿論本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 パルプ原料としてフリーネス400 +n!2 (カナ
ダ標準フリーネス、C,S、F、)の広葉樹晒パルプ(
LBKP)と脱墨されたフリーネス200 m12(C
,S。
F、)の新聞古紙パルプ及びフリーネス350 m12
 (C,S、F、)の上質古紙パルプを20:40:4
0の重量割合で配合して用いた。この原料に、次に示す
抄紙用薬品及び填料をパルプ当り絶乾表示で添加して紙
料とした。
アルケニルコハク酸無水物    0.09重量%(フ
ァイブラン81.玉子ナショナル社製)カチオン化澱粉
         0,5重量%(ケートF、玉子ナシ
ョナル社製) 硫酸バンド           0.2重量%軽質炭
酸カルシウム       5.0重量%(TP−12
1S、奥多摩工業社製) この紙料を用いて長網抄紙機で抄造し、サイズプレス及
びマシンカレンダーを通し、米坪64 g/m2.密度
0.7g/cm”、紙の水分5.0%の転写紙を得た。
サイズプレス薬品としてはサイズプレス用澱粉(vi化
澱粉、玉子エースB、 玉子コンスターチ社製)とスチ
レンマレイン酸共重合体(ポリマロン385、荒用化学
社製)を5:G、2の比率で用い、この混合物の紙への
塗布は0.6g/m2であった。得られた転写紙(A4
判)の20℃、65%RHで12時間調湿後の複写機で
のカール、走行性及び作業性を評価した。
(転写紙の評価方法) 複写機での転写紙の走行性及び作業性の評価は富士ゼロ
ックス社製の電子写真式複写機(型式=5990、ソー
ター付)でA4判の転写紙を1000枚複写して行われ
た。
(1)カール 第1図に示す様に、カールしている転写紙の一辺を手で
つまみ、対辺の円弧の高さ(L)を読み取り、転写紙の
10枚の読み取り値の平均値で示した。円弧の高さが大
きい程カールが大きい。
(2)走行性 転写紙1000枚の複写を行う間に発生する紙詰まり等
のトラブルが発生した回数で示した。
(3)作業性 複写後の転写紙がソータービンに入る枚数で評価した。
実施例2 原料としてフリーネス520 tn12 fc、s、F
、)未乾燥LBKPと脱墨されたフリーネス2(10m
12 fc、s。
F)のIFV闇古紙パルプを40:60の重量割合で配
合して用いた。その他の抄紙条件は実11!ii例1と
同一である。
実施例3 原料としてフリーネス550 m12 (C,S、F、
)の乾燥LBKP (セニブラパルブ、ブラジル国セル
ロース一二ッポ・ブラジレイラ社製、水分12%)と脱
墨されたフリーネス200 m12fc、s、F、)の
新聞古紙パルプを40・60の重量割合で配合して用い
た。その他の抄紙条件は実施例1と同一である。
実施例4 高濃度パルパーで離解された新聞古紙パルプを除塵処理
した後、パルプ濃度25%まで希釈して重量割合でパル
プ当り 4%の苛性ソーダ(NaOHとして〕を添加し
て25分間撹拌した後に通常の脱墨処理を行い、この新
聞古紙パルプとフリーネス450 m12 fc、s、
 F、 lの未乾t#LBKPを80:20の重量割合
で配合して原料とした。その他の抄紙条件は実施例1と
同一である。
比較例1 パルプ原料としてフリーネス400 nu fc、s、
F、)のLBKPと脱墨されたフリーネス200 m1
2 tc。
S、 F、 lの新聞古紙パルプを20 : III(
lの重量割合で配合して用いた。その他の抄紙条件は実
施例1と同一である。
比較例2 パルプ原料として比較例1で使用したパルプの配合を3
0ニア0の重量割合にしたものを使用し、その他の抄紙
条件は実施例1と同一とした。
実施例1〜4及び比較例1〜2で得られた転写紙の評価
結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 第1表から明らかな様に、本発明の特性値を有する転写
紙の複写後のカール、走行性及び作業性は良好であるの
に対し、本発明の特性値を有しない転写紙の複写後のカ
ール、走行性及び作業性は劣っていることが分かる。
[発明の効果1 本発明は電子写真用転写紙の一定の関係湿度における平
衡水分を調整することによって、高記度で長時間調湿さ
れた転写紙の複写後のカールが小さく、走行性及び作業
性が著しく改善できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はA4判の転写紙の複写後のカール測定を示す斜
視図である。カールはLの測定値(mm)の平均値で示
される。 1・・・・・・・・L(円弧の高さ) 1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  古紙再生パルプを含有し、20℃、関係湿度65%に
    おける吸湿側からの平衡水分が8.3%以下であること
    を特徴とする電子写真用転写紙。
JP8743190A 1990-04-03 1990-04-03 電子写真用転写紙 Pending JPH03287894A (ja)

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JP8743190A JPH03287894A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 電子写真用転写紙

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JP8743190A JPH03287894A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 電子写真用転写紙

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JPH03287894A true JPH03287894A (ja) 1991-12-18

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ID=13914679

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JP8743190A Pending JPH03287894A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 電子写真用転写紙

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JP (1) JPH03287894A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6221210B1 (en) 1992-06-04 2001-04-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Transfer paper for electrophotography and a method for producing thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6221210B1 (en) 1992-06-04 2001-04-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Transfer paper for electrophotography and a method for producing thereof

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