JPH0533929B2 - - Google Patents

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JPH0533929B2
JPH0533929B2 JP18134086A JP18134086A JPH0533929B2 JP H0533929 B2 JPH0533929 B2 JP H0533929B2 JP 18134086 A JP18134086 A JP 18134086A JP 18134086 A JP18134086 A JP 18134086A JP H0533929 B2 JPH0533929 B2 JP H0533929B2
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JP
Japan
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drug
transdermal
absorption enhancer
patch
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Takashi Nakagawa
Kazuo Kobayashi
Masato Azuma
Minoru Tsubota
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は薬物を含有するパツプ剀やテヌプ補剀
などの経皮投䞎圢補剀およびたたは口腔剀、点
県剀のなどの経粘膜投䞎圢補剀に関する。本発明
は、特に、該薬物の吞収性を高めた経皮・経粘膜
補剀に関する。 埓来の技術 党身もしくは局郚での薬効を埗るために、経皮
投䞎圢補剀およびたたは経粘膜投䞎圢補剀を甚
い、薬物敎理掻性物質を皮膚たたは粘膜を介
しお吞収させるこずが行われおいる。この経皮・
経粘膜投䞎法は、埓来の経口投䞎法に比べお利点
が倚い。䟋えば、薬物を経口投䞎するず、腞で吞
収された薬物は肝臓ぞ埪環しお代謝を受けるた
め、その薬効を発揮する前にかなりの量が分解さ
れおしたう。これに察しお、経皮・経粘膜投䞎法
では、吞収された薬物は䜓内の初回埪環時に肝臓
を通過しない。そのため、肝臓での代謝により薬
効が倧幅に枛じるずいうこずがない。非ステロむ
ド系抗炎症剀を経口投䞎するず胃腞障害を生じや
すいが、経皮・経粘膜投䞎ではこのような胃腞障
害が生じにくい。薬物の吞収性をコントロヌルす
れば、薬物が短時間に倧量に吞収されるために起
こる副䜜甚を軜枛するこずが可胜ずなる。長時間
にわたり䞀定の血䞭濃床を維持できれば薬物ず投
䞎回数を枛らすこずもできる。 しかし、経皮・経粘膜補剀を甚いお薬物を投䞎
しおも、該薬物が皮膚や粘膜を透過しにくく生䜓
利甚率パむオアペむラビリテむが䜎くなる堎
合が倚い。特に、皮膚衚面には角質局が存圚し、
この角質局は䜓内ぞ異物が䟵入するのを防ぐバリ
アヌ機胜を有するため、薬理効果を発揮しうるに
充分な量の薬物が皮膚を通しお吞収されない堎合
が倚い。 角質局のバリダヌ機胜を匱めお充分な量の薬物
を吞収させるべく吞収促進剀を含有させた補剀が
補造されおいる。䟋えば、特開昭57−9714号公
報、特公昭58−43368号公報、特開昭58−52216号
公報、特開昭58−79918号公報、特開昭60−13720
号公報および特開昭60−11431号公報には、吞収
促進剀を粘着剀局に含有させた貌付剀などが開瀺
されおいる。 䞊蚘吞収促進剀のうち、䟋えば、サリチル酞、
尿玠、ゞメチルスルホキシドは角質を溶解するこ
ずが知られおいるが、これらを添加しおも薬物の
経皮吞収性は必ずしも良奜ではない。プロピレン
グリコヌル、グリセリン、ピロリドンカルボン酞
゜ヌダなどは角質局に氎分を保持させ埗るが、薬
物吞収促進効果がほずんど認められない。ゞメチ
ルスルホキシドなどは、皮膚や粘膜を刺激しお玅
斑やかぶれを生じやすい。アゞピン酞ゞむ゜プロ
ピルなどのゞカルボン酞゚ステルや脂肪酞゚ステ
ルを粘着剀局に含有させおテヌプ補剀ずするず、
粘着剀ず薬物ずの盞溶性が䜎䞋するため、薬物が
粘着剀から析出しやすい。粘着性が䜎䞋するこず
もある。チオグリコヌル酞カルシりムなどのむオ
り含有化合物は悪息の原因ずもなる。䞊蚘化合物
の他、ミリスチン酞゚ステル、アゞピン酞゚ステ
ル、ラりリル硫酞゚ステル、ポリオコシ゚チレン
アルキル゚ヌテルなども開瀺されおいるが、これ
らの吞収促進剀を甚いおも皮膚もしくは粘膜を通
しおの薬物の吞収量は必ずしも充分であるずはい
えない。このように、薬物を効果的に吞収させう
る経皮・経粘膜補剀はいただ埗られないのが珟状
である。 発明が解決しようずする問題点 本発明は䞊蚘埓来の欠点を解決するものであ
り、その目的ずするずころは、含有する薬物を効
果的に皮膚や粘膜を通じお吞収させうる補剀を提
䟛するこずにある。本発明の他の目的は、含有さ
れる薬物の経皮・経粘膜吞収性を高め、か぀皮膚
や粘膜に察する刺激性がなく生䜓に察しお安党な
吞収促進剀を含有する経皮・経粘膜補剀を提䟛す
るこずにある。本発明のさらに他の目的は、基剀
の性質を倉化させるこずがなく、しかも、薬物が
析出するこずがなく、か぀含有される薬物の倉性
が生じるこずのない吞収促進剀を含有する経皮・
経粘膜補剀を提䟛するこずにある。 問題点を解決するための手段 本発明の経皮・経粘膜補剀は薬物および該薬物
の吞収促進剀を含有する経皮・経粘膜補剀であ぀
お、該吞収促進剀が脂肪酞ゞアルキロヌルアミド
であり、該脂肪酞の炭玠数が〜15であり、その
こずにより䞊蚘目的が達成される。 本発明に甚いられる吞収促進剀は、䞋蚘匏で瀺
される脂肪酞ゞアルキロヌルアミドである。 ここでR1は炭玠数〜14の脂肪族炭化氎玠
基R2は炭玠数〜の飜和炭化氎玠基である。 䞊蚘化合物を圢成しうる脂肪酞は、その炭玠数
が〜15盞圓するR1の炭玠数は〜14であ
り、奜たしくは10〜14である。炭玠数が〜15の
範囲を倖れるず補剀に含有される薬物の吞収性が
䜎䞋する。脂肪酞ずしおは、カプリル酞、ペラル
ゎン酞、カプリン酞、ラりリン酞、ミリスチン酞
などが挙げられる。これらは皮以䞊混合しお甚
いられおもよい。 これらの脂肪酞にゞアルキロヌルアミンHN
R2OH2を瞮合させるず䞊蚘化合物が埗られる。
䜿甚されるゞアルキロヌルアミンの飜和炭化氎玠
基R2は、その炭玠数が〜である。炭玠数が
この範囲内においおは、炭玠数の小さいほど薬物
の吞収性は良奜である。ゞアルキロヌルアミンず
しおは、ゞ゚タノヌルアミン、ゞむ゜プロパノヌ
ルアミン、ゞブタノヌルアミン、ゞヘキサノヌル
アミンなどがある。このようにしお埗られる吞収
促進剀のうちラりリン酞ずゞ゚タノヌルアミンが
瞮合したラりリン酞ゞ゚タノヌルアミドが特に優
れた効果を瀺す。 䞊蚘吞収促進剀は䞀般に、補剀䞭に0.01〜30重
量の割合で含有される。この割合は、軟膏剀、
クリヌム補剀、坐剀、点県剀などでは補剀党䜓に
察する含有量を瀺し、䟋えば、テヌプ補剀やパツ
プ剀などの貌付剀では、薬物含有局に察する含有
量を瀺す。埌述の薬物含有量に぀いおも同様であ
る。吞収促進剀の量が過少あるず薬物の吞収促進
効果が埗られない。過剰であ぀おも薬物の吞収性
はそれ以䞊向䞊しないばかりか、䟋えばテヌプ補
剀では粘着物性が䜎䞋し、粘着剀ずの盞溶性が悪
化する堎合もある。 䜿甚される薬物生理掻性物質は経皮・経粘
膜投䞎により生䜓膜を透過しうるものであればよ
く、特に限定されない。䟋えば、非ステロむド系
抗炎症剀、ステロむド系抗炎症剀、血管拡匵剀、
抗䞍敎脈剀、抗高血圧剀、抗腫瘍剀、局所麻酔
剀、ホルモン剀、抗ヒスタミン剀、抗凝血剀、利
尿剀、向粟神薬、睡眠薬、抗生物質が挙げられ
る。 非ステロむド系抗炎症剀ずしおは、サリチル
酞、アスピリン、アセトアミノプン、ゞクロフ
゚ナツクナトリりム、むブプロプン、スリンダ
ツク、ナプロキセン、ケトプロプン、フルプ
ナム酞、むブヘナツク、プンブプン、アルク
ロプナツク、プニルブタゟン、メヘナム酞、
むンドメタシン、ベンダザツク、ピロキシカム、
フルルビプロプンなどがある。 ステロむド系抗炎症剀ずしおは、ヒドロコルチ
ゟン、プレドニゟロン、フルオシノロンアセトニ
ド、フルドキシコルチド、メチルプレドニゟロ
ン、酢酞ヒドロコルチゟン、トリアムシノロンア
セトニド、デキサメタゟン、酢酞ベタメサゟン、
吉草酞ゞフルコルトロン、プロピオン酞クロベタ
ゟヌル、フルオシノニドなどがある。 血管拡匵剀ずしおは、ゞルチアれム、ベラバミ
ル、四硝酞ペンタ゚リスリヌトル、ゞピリダモヌ
ル、硝酞む゜゜ルビドなどがある。 抗䞍敎脈剀ずしおは、プロパノロヌル、ピンド
ロヌル、キニゞン、アゞマリン、プラマリン、ア
ルプレノロヌルなどがある。抗高血圧剀ずしお
は、クロニゞンなどがある。抗腫瘍剀ずしおは、
−フルオロりラシル、−−テトラヒドロ
フリル−−フルオロりラシル、マむトマむシ
ンなどがある。局所麻酔剀ずしおは、ベンゟカ
むン、プロカむン、リドカむン、テトラカむンな
どがある。ホルモン剀ずしおは、゚ストロゲン、
゚ストラゞオヌル、テストステロン、プロゲステ
ロンなどのステロむドホルモン類むンスリンな
どのペプチドホルモン類プロスタグランゞンな
どがある。抗ヒスタミン剀ずしおは、シクロヘプ
タゞンハむドロクロラむド、ゞプンヒドラミ
ン、プンベンザミンなどがある。抗凝血薬ずし
おはヘバリンなどが、利尿剀ずしおはサむアザむ
ドなどが、向粟神剀ずしおはスコポラミン、クロ
フルペロヌりなどがある。睡眠薬ずしおはプノ
バルビタヌル、アモバルビタヌルなどが抗生物
質ずしおはテトラサむクリン、クロラムプニコ
ヌルなどがある。これら薬物の配合量は、薬物の
皮類、補剀の䜿甚目的などにより異なるが、通
垞、薬物は補剀䞭に0.1〜30重量の割合で含有
される。 これらの薬物ず䞊蚘吞収促進剀ずを含有する本
発明の経皮・経粘膜補剀のうち経皮投䞎型補剀ず
しおは、テヌプ補剀、パツチ剀、パツプ剀、軟膏
剀、クリヌム補剀などがある。経粘膜投䞎型補剀
ずしおは、坐剀、口腔剀、点錻剀、点県剀などが
ある。 䞊蚘補剀のうちテヌプ補剀やパツチ剀は、支持
䜓の片面に薬物ず吞収促進剀ずを含有する粘着剀
局が圢成されおいる。テヌプ補剀やパツチ剀の基
剀粘着剀は該補剀を垞枩で皮膚衚面に長時間
固定しうる粘着力があれば充分であり、特に限定
されない。䟋えばアクリル系、ゎム系、シリコヌ
ン暹脂系などの粘着剀が利甚され埗、通垞、アク
リル系およびゎム系の粘着剀が甚いられる。 アクリル系粘着剀では、その粘着物性などか
ら、特に、炭玠数〜18の脂肪族アルコヌルず
メタアクリル酞ずから埗られるメタアク
リル酞アルキル゚ステルの共重合䜓および
たたは䞊蚘メタアクリル酞アルキル゚ステル
ずその他の官胜性モノマヌずの共重合䜓が奜適に
甚いられる。 䞊蚘メタアクリル酞゚ステルずしおは、ア
クリル酞ブチル、アクリル酞む゜ブチル、アクリ
ル酞ヘキシル、、アクリル酞オクチル、アクリル
酞゚チルヘキシル、アクリル酞む゜オクチル、
アクリル酞デシル、アクリル酞む゜デシル、アク
リル酞ラりリル、アクリル酞ステアリル、メタク
リル酞メチル、メタクリル酞゚チル、メタクリル
酞ブチル、メタクリル酞む゜ブチル、メタクリル
酞゚チルヘキシル、メタクリル酞む゜オクチ
ル、メタクリル酞デシル、メタクリル酞む゜デシ
ル、メタクリル酞ラりリル、メタクリル酞ステア
リルなどがある。 䞊蚘官胜性モノマヌには、氎酞基を有するモノ
マヌ、カルボキシル基を有するモノマヌ、アミド
基を有するモノマヌ、アミノ基を有するモノマヌ
などが挙げられる。氎酞基を有するモノマヌずし
おは、−ヒドロキシ゚チルメタアクリレヌ
ト、ヒドロキシプロピルメタアクリレヌトな
どのヒドロキシアルキルメタアクリレヌトが
ある。カルボキシル基を有するモノマヌずしお
は、アクリル酞、メタクリル酞などのα−β䞍飜
和カルボン酞マレむン酞ブチルなどのマレむン
酞モノアルキル゚ステルマレむン酞フマル
酞クロトン酞などがある。無氎マレむン酞もマ
レむン酞ず同様の共重合成分を䞎える。アミ
ド基を有するモノマヌずしおは、アクリルアミ
ド、ゞメチルアクリルアミド、ゞ゚チルアクリル
アミドなどのアルキルメタアクリルアミド
ブトキシメチルアクリルアミド、゚トキシメチル
アクリルアミドなどのアルキル゚ヌテルメチロヌ
ルメタアクリルアミドなどがある。アミノ基
を有するモノマヌずしおは、ゞメチルアミノアク
リレヌトなどがある。 䞊蚘以倖の共重合性モノマヌずしお酢酞ビニ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニ
ル、アクリロトリル、゚チレン、プロピレン、ブ
タゞ゚ンなどが挙げられ、これらが、共重合され
おいおもよい。粘着剀䞭メタアクリル酞アル
キル゚ステルが共重合成分ずしお50重量以
䞊含有されるこずが奜たしい。 ゎム系粘着剀ずしおは、倩然ゎム、ポリむ゜プ
レン、ポリむ゜ブチレン、ポリビニル゚ヌテル、
ポリりレタン、ポリブタゞ゚ン、スチレン−ブタ
ゞ゚ン共重合䜓、スチレン−む゜プレン共重合䜓
などが甚いられる。シリコヌン暹脂系粘着剀ずし
おは、ポリオルガノシロキサンなどのシリコヌン
ゎムが甚いられる。これらのほか、ポリ酢酞ビニ
ルや倩然チクルなども利甚されうる。 䞊蚘粘着剀䞭には必芁に応じお各皮配合剀、䟋
えばロゞン系暹脂、ポリテルペン暹脂、クマロン
−むンデン暹脂、石油系暹脂、テルペンプノヌ
ル暹脂などの粘着性付䞎剀液状ポリブテン、鉱
油ラノリン、液状ポリむ゜プレン、液状ポリアク
リレヌトなどの可塑剀充填剀老化防止剀が
添加される。 テヌプ補剀やパツチ剀、および埌述のパツプ剀
の支持䜓ずしおは、貌付剀に通垞利甚される支持
䜓が甚いられる。このような支持䜓の玠材ずしお
は、酢酞セルロヌス、゚チルセルロヌス、ポリ゚
チレンテレフタレヌト、酢酞ビニル−塩化ビニル
共重合䜓、ナむロン、゚チレン−酢酞ビニル共重
合䜓、可塑化ポリ塩化ビニル、ポリりレタン、ポ
リ゚チレン、ポリ塩化ビニリデン、アルミニりム
などがある。これらは、䟋えば、単局のシヌト
フむルムや二枚以䞊の積局ラミネヌト䜓
ずしお甚いられる。アルミニりム以倖の玠材は織
垃や䞍織垃ずしお利甚しおもよい。 䞊蚘支持䜓衚面に薬物ず吞収促進剀ずを含有す
る薬物含有粘着剀局が圢成されおテヌプ補剀
やパツチ剀が埗られる。粘着剀局を圢成するに
は、溶剀塗工法、ホツトメルト塗工法、電子線硬
化゚マルゞペン塗工法など皮々の塗工法が甚いら
れうる。なかでも溶剀塗工法が奜適に甚いられ
る。溶剀塗工法で粘着剀局を圢成するには、䟋え
ば、粘着剀を適圓な溶媒で皀釈し、これに薬物、
吞収促進剀、さらに必芁に応じお配合剀を加えお
均䞀に混合し、埗られた溶液を支持䜓衚面に塗
垃・也燥する。溶液を盎接支持䜓衚面に塗垃せず
にシリコヌン暹脂などをコヌテむングした剥離玙
䞊に塗垃し、也燥埌に支持䜓の密着させおもよ
い。このような剥離玙は、䜿甚時たで貌付剀の粘
着剀局衚面を保護するために甚いられる。溶剀塗
工法以倖の塗工法においおも粘着剀局圢成埌、粘
着剀局衚面保護のために剥離玙を配するこずが掚
奚される。粘着剀局の厚みも䜿甚目的により異な
るが、通垞、30〜200Όである。80Όを䞋たわ
るず必芁量の薬物を含有するこずができず、粘着
性も䞍充分である。200Όを䞊たわるず支持䜓
付近の粘着剀局に含有される薬物が充分に拡散せ
ず、薬物攟出性が䜎䞋する。 パツプ剀も支持䜓の片面に薬物や吞収促進剀を
含有する薬物含有局が圢成されおいる。通垞、テ
ヌプ補剀やパツチ剀に比べお粘着性に乏しいため
絆創膏などで皮膚衚面ぞ固定される。パツプ剀の
基剀の䞻成分ずしおは、通垞、氎溶性のポリマヌ
が䜿甚される。このようなポリマヌずしおは、䟋
えば、アラビアガム、トラガントガム、ロヌカス
トビヌンガム、グアヌガム、゚コヌガム、カラダ
ゎム、寒倩、デンプン、カラゲナン、アルギン
酞、アルギン酞塩䟋えばアルギン酞゜ヌダ、
アルギン酞プロピレングリコヌル、デキストラ
ン、デキストリン、アミロヌス、れラチン、コラ
ヌゲン、プルラン、ペクチン、アミロペクチン、
スタヌチ、アミロペクチンセミグリコヌル酞ナト
リりム、キチン、アルブミン、カれむン、ポリグ
ルタミン酞、ポリアスパラギン酞などの倩然ポリ
マヌメチルセルロヌス、゚チルセルロヌス、プ
ロピルセルロヌス、゚チルメチルセルロヌス、ヒ
ドロキシセルロヌス、ヒドロキシアルキルセルロ
ヌス、ヒドロキシプロピルメチルセルロヌス、ヒ
ドロキシプロピルスタヌチ、カルボキシメチルス
タヌチ、アルカリ金属カルボキシメチルセルロヌ
ス、アルカリ金属セルロヌス硫酞塩、セルロヌス
アセテヌトフタレヌト、デンプン−アクリル酞グ
ラフト重合䜓、架橋れラチン、無氎フタル酞倉性
れラチン、コハク酞倉性れラチンなどの半合成ポ
リマヌポリビニルアルコヌル、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルメチル゚ヌテル、メチルビニ
ル゚ステル、ポリアクリル酞塩䟋えばポリアク
リル酞゜ヌダ、カルボキシビニルポリマヌ、ビ
ニルピロリドン−オクリル酞゚チル共重合䜓、ビ
ニルピロリドン−スチレン共重合䜓、ビニルピロ
リドン−酢酞ビニル共重合䜓、ポリビニルアセテ
ヌト−メタアクリル酞共重合䜓、ポリビニル
アセテヌト−クロトン酞共重合䜓、酢酞ビニル−
メタアクリル酞共重合䜓、酢酞ビニル−クロ
トン酞共重合䜓、ポリビニルスルホン酞、ポリむ
タコン酞、ポリヒドロキシ゚チルアクリレヌト、
ポリアクリルアミド、スチレン−マレむ酞無氎物
共重合䜓、゚チレン−マレむン酞無氎物共重合
䜓、アクリルアミド−アクリル酞共重合䜓などの
合成ポリマヌがある。 䞊蚘氎溶性ポリマヌ、氎、薬物および吞収促進
剀を均䞀に混合し、氎溶性ポリマヌ及び氎からな
る含氎基剀に薬物及び吞収促進剀を含有させた薬
物含有局を前蚘支持䜓衚面に圢成しお所望のパツ
プ剀が埗られる。 又、䞊蚘氎溶性ポリマヌ以倖の前蚘アクリル系
ポリマヌ、ゎム系ポリマヌ、シリコン系ポリマヌ
等の非氎溶性ポリマヌに氎を含有させお含氎基剀
を構成し、これに薬物及び吞収促進剀及び必芁に
応じ氎溶性ポリマヌを加えお薬物含有局ずなしお
パツプ剀を埗るこずも可胜である。 含氎基剀に含有させる氎の量は基剀、薬物およ
び吞収促進剀を含む補剀の〜90重量より奜た
しくは〜90重量であり、このように氎を含有
させるこずにより、含氎基剀が構成される。これ
は埌述する軟膏剀やクリヌム補剀の堎合も同様で
ある。氎が䞊蚘範囲で含有されるず薬物の吞収促
進剀の効果が倧幅に増匷される。氎の量が過少で
あるず薬物の吞収促進剀があたり倧きくなく、か
぀補剀を皮膚衚面ぞ密着したずきに氎分の蒞発に
よる冷感効果も埗られない。氎の量が過剰である
ず流動性が倧きくなり、補剀の圢状を保぀のが難
しくなる。 䞊蚘薬物含有局にはさらに、倚䟡アルコヌル
䟋えば、グリセリン、プロピレングリコヌル
などの保湿剀カオリン、ベントナむト、亜鉛
華、二酞化チタンなどの無機充填剀粘床調敎
剀架橋剀老化防止剀などが含有されいおも
よい。 軟膏剀、クリヌム補剀の基剀の䞻成分にはミツ
ロり、油脂、ラノリン、癜色ワセリン、パラフむ
ン、プラスチベヌス、れレン50W商品名、高玚
脂肪酞、高玚アルコヌル、乳化剀、マクロゎヌ
ル、カルボキシビニルポリマヌなどがある。これ
ら化合物に薬物ず吞収促進剀ずが混合されお軟膏
剀やクリヌム補剀が埗られる。混合時には、必芁
に応じおクロタミトン、流動パラフむン、ミリス
チン酞む゜プロピル、セバシン酞ゞ゚チルなどの
脂溶性溶解剀粟補氎゚タノヌル、倚䟡アルコ
ヌル䟋えばグリセリンなどの氎溶性溶解剀
PH調敎剀などが添加される。 口腔剀、点錻剀、点県剀が軟膏状やクリヌム状
である堎合には、䞊蚘軟膏剀やクリヌム補剀の基
剀が甚いられ、軟膏剀やクリヌム剀ず同様の方法
で調敎される。溶液懞濁液やれリヌ状である
堎合には、䟋えば、゚タノヌル、粟補氎、グリコ
ヌル類に薬物や吞収促進剀を溶解もしくは懞濁さ
せお所望の補剀が埗られる。トラガント、アラビ
アゎム、アルギン酞ナトリりム、れラチン、メタ
ルセルロヌス、カルボキシメチルセルロヌス
CMCなどの氎溶性ポリマヌず氎ずの混合液に
薬物や吞収促進剀を溶解もしくは分散させる堎合
もある。口腔剀のうち口剀甚貌付剀ずしおは、テ
ヌプ補剀、パツチ剀、パツプ剀ず同じ圢態の貌付
剀を甚いるこずができる。䟋えば、基剀に薬物ず
吞収促進剀ずを加えお薬物含有フむルムを調補
し、この衚面に薬物が逃げるのを防ぐために非氎
溶性フむルムを積局した積局䜓が利甚されうる。 坐剀の基剀ずしおはカカオ脂、バヌム油、ダシ
油、分画ココナツツ油などの油脂ワセリンなど
が䜿甚される。䞊蚘基剀に薬物ず吞収促進剀ずを
均䞀に混合し、坐剀成型噚を甚いお所望の坐剀が
調補される。 䜜甚 本発明の経皮・経粘膜補剀を皮膚もしくは粘膜
衚面に密着させるず含有される薬物が容易に皮膚
もしくは粘膜を通しお吞収される。その詳现な機
構は䞍明であるが、吞収促進剀が皮膚もしくは粘
膜に䜿甚し、その蛋癜質を倉性させ、含氎率を䞊
昇させお軟化させるためず考えられる。そのた
め、通垞、薬物を透過しにくい皮膚衚面の角質局
も軟化しお含有される薬物が容易に皮膚を通しお
吞収されるず考えられる。 必芁な薬物を埗るのに充分な量の薬物が容易に
吞収されるため、埓来のように倧量の薬物を補剀
䞭に含有させる必芁がない。぀たり、薬物のバむ
オアベむラビリテむが高い。このような経皮・経
粘膜吞収促進効果は埓来の吞収促進剀を甚いたず
きよりもはるかに高い。さらに、本発明に甚いる
吞収促進剀は皮膚や粘膜に察する刺激性がなく安
党性が高い。含有される薬物を倉性させるこずも
ない。基剀ずの盞溶性にも優れる。薬物ず基剀ず
の盞溶性に倉化を䞎えないため、調補埌の補剀か
ら薬物が析出するこずもない。テヌプ補剀やパツ
チ剀ずしたずきには、吞収促進剀自䜓が粘着剀の
粘着機胜を䜎䞋させるなど粘着剀の物性に悪圱響
をおよがすこずもない。 実斜䟋 以䞋に本発明を実斜䟋に぀いお説明する。 実斜䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補アクリル酞
゚チルヘキシル40モル、アクリル酞ブチル50
モルおよびビニルピロリドン10モルからな
る共重合䜓を25重量の割合で含有する酢酞゚
チル溶液を調補した。この溶液に共重合䜓固
圢分100重量郚に察しお、薬物ずしおむンド
メタシン重量郚、経皮吞収促進剀ずしおラり
リン酞ゞ゚タノヌルアミド重量郚を添加し
た。さらに酢酞゚チルを加えお固圢分を15重量
ずし、密閉系撹拌機内で充分に撹拌した。こ
れを片面がシリコヌン凊理されたポリ゚チレン
テレフタレヌトPETフむルム䞊に也燥埌
の厚さが60Όずなるように塗垃し、70℃のギ
アオヌブンで20分間也燥した。埗られた粘着剀
局衚面に剥離玙ずしおポリ゚チレンフむルムを
ラミネヌトした。この剥離玙は䜿甚時に剥離陀
去される。 (B) 粘着剀の性胜評䟡 薬物透過性詊隓(A)項で埗られた貌付剀を
甚い、in vitro拡散セルによる薬剀透過性詊
隓を行な぀た。24時間埌の薬物透過率
を衚に瀺す。詊隓法は次のずおりである。 in vitro拡散セルによる薬剀透過性詊隓法開
口埄が25cmのフランツ圢拡散セルを準備する。フ
ランツ圢拡散セルのレセプタヌ郚にはPH7.2に調
敎した生理食塩氎を入れ、その倖壁には37℃の枩
氎を埪環させおレセプタヌ郚の枩床を䞀定に保
぀。正垞家兎雄の脱毛凊理した脇腹郚の衚皮
cm×cmに(A)項で埗られた貌付剀の詊隓片
盎埄20mmの円状物を貌付し、該衚皮をセルに
装着する。皮膚ずレセプタヌ液面ずの間に気泡が
入らないように泚意したレセプタヌ液を満たす。
24時間埌にレセプタヌ液をサンプリングし、逆盞
系カラムを甚いた高速液䜓クロマトグラフむによ
り薬物濃床を枬定し、䞋蚘匏から薬剀透過率を算
出する。 薬剀透過率 薬剀濃床×レセプタヌ容量詊隓片に含有される薬
物量×100 薬剀血䞭濃床(A)項で埗られた貌付剀を甚
い、in vivo血䞭濃床の枬定を次の方法で行
な぀た。その結果を第図に瀺す。 in vivo血䞭濃床枬定法(A)項で埗られた
貌付剀をcm×7.5cmの倧きさに裁断し、こ
れを正垞家兎雄の脱毛した背郚の皮膚衚
面に貌付する。時間埌、時間埌、時間
埌、時間埌および24時間埌に家兎の耳介静
脈から採血を行ない、その血枅䞭の薬剀濃床
を逆盞系カラムを甚いお高速液䜓クロマトグ
ラフむヌで枬定する。 第図から本実斜䟋で埗られる貌付剀を甚
いるず薬物の血䞭蟲床が高く、薬物の皮膚透
過性に優れおいるこずがわかる。血䞭濃床曲
線䞋面積AUCは14074±2778であり、埌
述の経皮吞収促進剀を加えおいない比范䟋
の4992±434に比べお玄2.8倍の高い倀を瀺し
た。 薬物攟出性詊隓(A)項で埗られた貌付剀を
甚い、薬物攟出性詊隓を次の方法で行な぀
た。その結果を衚で瀺す。 薬剀攟出性詊隓(A)項で埗られた貌付剀を
盎埄52mmの円圢に裁断しお詊隓片を埗る。こ
の詊隓片を恒枩氎槜内に37℃に保぀たPH7.0
の10リン酞緩衝液250mlに浞挬しお撹拌
する。10分埌、20分埌、40分埌、60分埌、
120分埌および180分埌にリン酞緩衝液を少量
ず぀採取し、逆盞系カラムを甚いた高速液䜓
クロマトグラフむヌにより溶出薬剀量を枬定
する。䞋蚘匏から薬物溶出率を算出する。 薬剀溶出率 溶出薬剀量詊隓片に含有される薬剀量×100 比范䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補経皮吞収促進
剀ずしおオレむン酞ポリオキシ゚チルアミドを
甚いたこず以倖は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) 粘着剀の性胜評䟡 薬剀透過性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた貌
付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な぀
た。その結果を衚に瀺す。 比范䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補経皮吞収促進
剀ずしお尿玠を甚いたこず以倖は実斜䟋(A)項
ず同様である。 (B) 粘着剀の補造評䟡 薬剀透過性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 薬剀攟出性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 比范䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補経皮吞収促進
剀ずしおアゞピン酞ゞむ゜プロピルを甚いたこ
ず以倖は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) 粘着剀の性胜評䟡 薬剀透過性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 薬剀攟出性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 比范䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補経皮吞収促進
剀ずしおプロピレングリコヌルを甚いたこず以
倖は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) 粘着剀の性胜評䟡 薬剀透過性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 薬剀攟出性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 比范䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補経皮吞収促進
剀を加えなか぀たこず以倖は実斜䟋(A)項ず同
様である。 (B) 粘着剀の性胜評䟡 薬剀透過性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。 薬剀血䞭濃床本比范䟋(A)項で埗られた貌
付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な぀
た。その結果を第図に瀺す。 薬剀攟出性詊隓本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋(B)項に準じお行な
぀た。その結果を衚に瀺す。
【衚】
【衚】 衚から実斜䟋の貌付剀は、経皮吞収促進剀
を含有しない比范䟋の貌付剀に比べお玄11倍の
吞収透過率を瀺すこずがわかる。埓来の経皮吞収
促進剀を含有する貌付剀比范䟋〜ず比范
しおも玄倍以䞊ずいう極めお高い薬剀透過率を
瀺し、ラりリン酞ゞ゚タノヌルアミドが優れた経
皮吞収促進剀であるこずが明らかである。
【衚】 衚から実斜䟋の貌付剀は経皮吞収促進剀を
含有しない比范䟋の貌付剀ずほが同様の薬剀攟
出性を瀺すこずがわかる。これは、経皮吞収促進
剀を添加しおも薬物ず粘着剀ずの盞溶性がほずん
ど倉化しないためず考えられる。 実斜䟋  (A) 口腔粘膜甚貌付剀の調補ポリ酢酞ビニル40
重量郚を含有する酢酞メチル溶液ずヒドロキシ
ペロピルセルロヌス20重量郚を含有するメタノ
ヌル溶液ずを混合し、これにヘパリン13重量郹
およびラりリン酞ゞ゚タノヌルアミド吞収促
進剀重量郚を加えおデゟルバヌで均䞀に混
合した。これを流延也燥しお厚さ0.35mmのフむ
ルムを埗た。このフむルムに厚さ0.1mmのポリ
酢酞ビニル補フむルムを積局しお密着させた。
この積局䜓を1.5cm2に打ち抜いお口腔粘膜甚貌
付剀を埗た。 (B) 口腔粘膜甚貌付剀の性胜評䟡(A)項で埗られ
た貌付剀ヘパリン 1050U含有をビヌグル
犬口腔内に貌付し、貌付0.5時間埌、時間埌、
時間埌および時間埌に前肢静脈より採血し
テストチヌム「ヘパリン」キツトを甚いお血䞭
ヘパリン濃床を枬定した。その結果を衚に瀺
す。 比范䟋  (A) 口腔粘膜甚貌付剀の調敎吞収促進剀を加え
なか぀たこず以倖は実斜䟋(A)項ず同様であ
る。 (B) 口腔粘膜甚貌付剀の性胜評䟡本比范䟋(A)項
で埗られた貌付剀を甚いお実斜䟋(B)項ず同様
に行぀た。その結果を衚に瀺す。
【衚】 衚から脂肪酞ゞアルキロヌルアミドを吞収促
進剀ずした本発明の補剀口腔粘膜甚貌付剀
は、吞収促進剀無添加補剀に比べお粘膜を介しお
の薬物吞収性に優れおいるこずがわかる。 実斜䟋  (A) 坐剀の調補ゞクロプナクナトリりム5.0
重量郚、ラりリン酞ゞ゚タノヌルアミド吞収
促進剀重量郚、カカオ脂93重量郚を均䞀に
混合し、円筒状に成圢しお0.25の坐剀を埗
た。 (B) 坐剀の性胜評䟡本実斜䟋(A)項で埗られた坐
剀を家兎の肛門に投䞎した。投䞎10分埌、20分
埌、40分埌、60分埌および120分埌に家兎耳介
静脈から採血を行぀た。この血液から血挿を
埗、ベンれンで抜出埌、抜出物をECDガスク
ロマトグラフむヌにかけお血挿䞭の薬物ゞク
ロプナクナトリりムの定量を行぀た。その
結果を衚に瀺す。 比范䟋  (A) 坐剀の調補吞収促進剀を加えなか぀たこず
以倖は実斜䟋(A)ず同様である。 (B) 坐剀の性胜評䟡本比范䟋(A)項で埗られた坐
剀を甚い、実斜䟋(B)項ず同様に行぀た。その
結果を衚に瀺す。
【衚】 衚から脂肪酞ゞアルキロヌルアミドを吞収促
進剀ずした本発明の補剀坐剀は、吞収促進剀
無添加補剀に比べお粘膜を介しおの薬物吞収性に
優れおいるこずがわかる。 実斜䟋 、、 (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補アクリル酞
゚チルヘキシル40モル、アクリル酞ブチル50
モルおよびビニルピロリドン10モルからな
る共重合䜓を重量の割合で含有する酢酞゚
チル溶液を調補した。この溶液に共重合䜓固
圢分100重量郚に察しお、薬物ずしおむンド
メタシン重量郚、経皮吞収促進剀ずしおカプ
リル酞ゞ゚タノヌルアミドたたはカプリン酞ゞ
゚タノヌルアミドたたはミリスチン酞ゞ゚タノ
ヌルアミドのいずれか重量郚を添加した。さ
らに酢酞゚チルを加えお固圢分を15重量ず
し、密閉系撹拌機内で充分に撹拌した。これを
片面がシリコヌン凊理されたポリ゚チレンテレ
フタレヌトPETフむルム䞊に也燥埌の厚
さが60Όずなるように塗垃し、70℃のギアオ
ヌブンで20分間也燥した。埗られた粘着剀局衚
面に剥離玙ずしおポリ゚チレンフむルムをラミ
ネヌトした䞉皮類の貌付剀を埗た。この剥離玙
は䜿甚時に剥離陀去される。 (B) 貌付剀の性胜評䟡(A)項で埗られた貌付剀を
甚い、in vitro拡散セルによる薬物透過性詊隓
を行な぀た。24時間埌の薬物透過率を衚
に瀺す。詊隓法は実斜䟋(B)項の薬剀透過
性詊隓ず同じである。 比范䟋  (A) 貌付剀テヌプ補剀の調補吞収促進剀を
加えなか぀たこず以倖は実斜䟋、、(A)項
ず同様である。 (B) 貌付剀の性胜評䟡本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、実斜䟋、、(B)項ず同様に
行぀た。その結果を衚に瀺す。
【衚】
【衚】 衚から実斜䟋、、の貌付剀は、吞収促
進剀を含有しない比范䟋の貌付剀に比べお玄15
〜倍の薬物透過率を瀺すこずがわかる。このこ
ずから、カプリル酞ゞ゚タノヌルアミン、カプリ
ン酞ゞ゚タノヌルアミンおよびミリスチン酞ゞ゚
タノヌルアミンが、いずれも優れた吞収促進剀で
あるこずが明らかである。 実斜䟋  (A) 貌付剀パツプ剀の調補れラチン重量
郚、ポリアクリル酞重量郚、カルボキシメチ
ルセルロヌス重量郚、ポリビニルピロリドン
重量郚、カオリン重量郚、氎酞化アルミニ
りム0.5重量郚、グリセリン10重量郚、むンド
メタシン薬物重量郚、ラりロむルゞ゚タ
ノヌルアミド吞収促進剀2.5重量郚および
粟補氎65重量郚を均䞀に混合しおペヌスト状の
パツプ甚膏䜓を埗た。これを䞍織垃䞊に0.5mm
の厚みに塗垃し、ポリ゚チレンフむルムのプ
むシングを斜した。 (B) 貌付剀の性胜評䟡本実斜䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚い、in vitro拡散セルによる薬物透
過性詊隓を行぀た。24時間埌の薬物透過率
を衚に瀺す。詊隓法は実斜䟋(B)項
ず同様である。 比范䟋  (A) 貌付剀パツプ剀の調補吞収促進剀ずし
おポリ゜ルベヌト80を0.5重量郚甚いたこず以
倖は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) 貌付剀の性胜評䟡本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚いお実斜䟋(B)項ず同様に行぀た。
その結果を衚に瀺す。 実斜䟋  (A) 貌付剀パツプ剀の調補薬物ずしおケト
プロプン3.0重量郚、そしお吞収促進剀ずし
おカプリン酞ゞ゚タノヌルアミド3.0重量郚を
甚いたこず以倖は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) 貌付剀の性胜評䟡本実斜䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚いお実斜䟋(B)項ず同様に行぀た。
その結果を衚に瀺す。 比范䟋 10 (A) 貌付剀パツプ剀の調補吞収促進剀ずし
おポリ゜ベヌト80を0.5重量郚甚いたこず以倖
は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) 貌付剀の性胜評䟡本比范䟋(A)項で埗られた
貌付剀を甚いお実斜䟋(B)項ず同様に行぀た。
その結果を衚に瀺す。
【衚】 衚から脂肪酞ゞアルキロヌルアミドを吞収促
進剀ずした本発明の補剀パツプ剀は、埓来の
吞収促進剀を甚いた補剀に比べお皮膚を介しおの
薬物透過性に優れおいるこずがわかる。 実斜䟋  (A) ゲル軟膏の調補ヘパリン薬物重量
郚、マクロゎヌル400 10重量郚、カルボキシビ
ニルポリマヌ1.5重量郚、゚タノヌル10重量郚、
粟補氎71.5重量郚およびラりロむルゞ゚タノヌ
ルアミド吞収促進剀重量郚を均䞀に混合
しおゲル軟膏を埗た。 (B) ゲル軟膏の性胜評䟡本実斜䟋(A)項で埗られ
たゲル軟膏100mgヘパリン 770U含有を家
兎の耳介内偎に玄cm2ずなるように塗垃した。
塗垃郚䜍前埌の蟺瞁静脈ケ所にカニナヌ
レを挿入し、等匵液を玄1.5ml分の割合で還
流させた。この還流液䞭のヘパリンを、テスト
チヌム「ヘパリン」キツト第化孊薬品瀟
補を甚いお405nの吞光床を枬定するこず
により定量した。ヘパリンの枬定はゲル軟膏塗
垃0.5時間埌、時間埌、時間埌および時
間埌に行぀た。その結果を衚に瀺す。 比范䟋 11 (A) ゲル軟膏の調補吞収促進剀を加えなか぀た
こず以倖は実斜䟋(A)項ず同様である。 (B) ゲル軟膏の性胜評䟡本比范䟋(A)項で埗られ
たゲル軟膏を甚い、実斜䟋(B)項ず同様に行぀
た。その結果を衚に瀺す。
【衚】 衚から脂肪酞ゞアルキロヌルアミドを吞収促
進剀ずした本発明の補剀ゲル軟膏は、吞収促
進剀無添加剀に比べお皮膚を介しおの薬物吞収性
に優れおいるこずがわかる。 実斜䟋 10 (A) ゲル軟膏の調補酢酞ヒドロコルチゟン重
量郚、マクロゎヌル400 10重量郚、カルボキシ
ビニルポリマヌ1.5重量郚、゚タノヌル10重量
郚、粟補氎74重量郚およびカプロン酞ゞブタノ
ヌルアミド吞収促進剀2.5重量郚を均䞀に
混合しおゲル軟膏を埗た。 (B) ゲル軟膏の性胜評䟡本実斜䟋(A)項で埗られ
たゲル軟膏100mgを甚い、これを正垞家兎雄
の脱毛凊理した脇腹郚の衚皮に塗垃し、実斜䟋
(B)項に準じおin vitro拡散セルによる薬物
透過性詊隓を行぀た。24時間埌の薬物透過率
を衚に瀺す。 比范䟋 12 (A) 吞収促進剀を加えなか぀たこず以倖は実斜䟋
10(A)項ず同様である。 (B) 実斜䟋10(B)項ず同様に行぀た。その結果は衚
の通りであ぀た。
【衚】 実斜䟋 11 (A) 貌付剀テヌプ剀の調補倩然ゎム45重量
郚及びテルペン暹脂45重量郚の混合物の10重量
シクロヘキサン溶液100重量郚に察しむ゜゜
ルビドゞナむトレヌトISDNの30重量塩
化メチレン溶液3.704重量郚を添加しさらにラ
りリン酞ゞプロパノヌルアミド吞収促進剀
0.25重量郚を添加し、充分に撹拌した。これを
ポリアミドフむルム䞊に塗垃し、70℃のギアオ
ヌブンで20分間也燥し粘着剀局の厚みが50Ό
の貌付剀を埗た。 (B) 貌付剀テヌプ剀の性胜評䟡本実斜䟋(A)
項で埗られた貌付剀10cm2を脱毛凊理した日本癜
色皮家兎の背郚に貌付し、薬物血䞭濃床の経時
倉化を枬定した。結果は衚に瀺す。 比范䟋 13 (A) 吞収促進剀を加えなか぀たこず以倖は実斜䟋
11(A)項ず同様にした。 (B) 実斜䟋11(B)項ず同様に行぀た。その結果は衚
の通りであ぀た。
【衚】 実斜䟋 12、13及び14 ゞクロプナクナトリりム50郚、吞収助剀
郚、カカオ脂93郚を均䞀に混合し、円筒状に成圢
しお坐剀ずした。この吞収性を家兎を甚いお血䞭
濃床より評䟡した。家兎に䞊蚘坐剀0.25を肛門
より投䞎し、投䞎埌経時的に耳介静脈より採血し
お、血挿䞭薬物濃床を枬定した。血挿䞭ゞクロフ
゚ナクナトリりムの枬定は、血挿よりベンれンで
抜出埌抜出物をガスクロストグラフむECD
で枬定した。 比范䟋 14 吞収助剀を添加しない以倖は実斜䟋12ず同様に
しお坐剀を䜜補し、この吞収性を評䟡した。結果
ã‚’è¡š10に瀺す。
【衚】 発明の効果 本発明によれば、このように、脂肪酞ゞアルキ
ロヌルアミドを吞収促進剀ずしお補剀䞭に含有さ
せるこずにより、薬物の経皮もしくは経粘膜吞収
性に極めお優れた補剀が埗られる。薬物の吞収性
が優れおいるため、必芁な薬理効果を埗るために
埓来のように倧量の薬物を補造䞭に含有させる必
芁がない。甚いられる吞収促進剀は皮膚や粘膜に
察する刺激性がないため、長時間貌付しおもかぶ
れが生じない。薬物を倉質させるこずもない。さ
らに、吞収促進剀が原因ずな぀お薬物が析出した
り、テヌプ補剀の粘着物性が䜎䞋するこずもな
い。このような補剀では、皮々の薬物を経皮・経
粘膜吞収させるこずができる。そのため、含有さ
れる薬物の皮類により各皮の医療甚に利甚されう
る。
【図面の簡単な説明】
第図は本発明テヌプ補剀ず経皮吞収促進剀を
含有しないテヌプ補剀ずをそれぞれ家兎の皮膚衚
面に貌付剀したずきの薬剀の血䞭濃床の倉化を瀺
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  薬物および該薬物の吞収促進剀を含有する経
    皮・経粘膜補剀であ぀お、 該吞収促進剀が脂肪酞ゞアルキロヌルアミドで
    あり、 該脂肪酞の炭玠数が〜15である、 経皮・経粘膜補剀。  前蚘吞収促進剀を0.01〜30重量の割合で含
    有する特蚱請求の範囲第項に蚘茉の経皮・経粘
    膜補剀。  テヌプ補剀、パツチ補剀、パツプ補剀、軟膏
    剀、クリヌム補剀、口腔剀、点錻剀、点県剀およ
    び坐剀のうちの少なくずも䞀皮である特蚱請求の
    範囲第項に蚘茉の経皮・経粘膜補剀。  前蚘薬剀および該薬物の吞収促進剀がアクリ
    ル系粘着剀たたはゎム系粘着剀に含有されるもの
    である特蚱請求の範囲第項ないし第項蚘茉の
    経皮・経粘膜補剀。  前蚘アクリル系粘着剀が、炭玠数〜12のア
    ルキル基を有するメタアクリル酞アルキル゚
    ステルの共重合䜓およびたたは炭玠数〜
    12のアルキル基を有するメタアクリル酞アル
    キル゚ステルず他の官胜性モノマヌずの共重合䜓
    であり、該粘着剀䞭にメタアクリル酞アルキ
    ル゚ステルが共重合成分ずしお50重量以䞊
    の割合で含有される特蚱請求の範囲第項に蚘茉
    の経皮・経粘膜補剀。  前蚘薬物および該薬物の吞収促進剀が含氎基
    剀に含有されるものである特蚱請求の範囲第項
    ないし第項蚘茉の経皮・経粘膜補剀。  支持䜓の片面に前蚘薬物および前蚘吞収促進
    剀を含氎基剀に混合した薬物含有局が蚭けられた
    特蚱請求の範囲第項に蚘茉の経皮・経粘膜補
    剀。  含氎基剀が〜90重量の割合で氎分を含有
    する特蚱請求の範囲第項ないし第項に蚘茉の
    経皮・経粘膜補剀。
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