JP3170304B2 - エペリゾンまたはトルペリゾン経皮吸収製剤 - Google Patents

エペリゾンまたはトルペリゾン経皮吸収製剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エペリゾン、トルペリ
ゾン、またはこれらの塩を経皮投与するための経皮吸収
製剤に関する。特に、エペリゾン、トルペリゾン、また
はこれらの塩の経皮吸収性が良好な製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】エペリゾン、トルペリゾン、またはこれ
らの塩(以下、これらを総称して本発明に係る化合物と
する)は、痙性麻痺に基づく諸症状の改善剤;または、
頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、腰痛症などの疾患による
筋緊張状態の改善剤として用いられている。通常これら
の本発明に係る化合物は、経口的に投与されている。し
かし、一般に薬物を経口投与すると、腸で吸収された薬
物が肝臓で代謝されるため、かなりの量の薬物が、患部
で薬効を発揮する前に分解される。さらに、薬物が短時
間に大量に吸収されるために副作用を生じやすい。
【0003】これに対して、経皮吸収製剤を用いて、薬
物(生理活性物質)を、皮膚を介して吸収させることが
行われている。この経皮投与法は、次のような利点があ
る。例えば、経皮投与では、吸収された薬物が、肝臓で
の代謝によって分解されることなく、患部に到達する。
さらに、経皮投与では、経口投与に見られるような胃腸
障害が生じにくい。経皮投与により、薬物の放出量を調
整すれば、例えば、薬物が、短時間に大量に吸収される
ために生じる副作用を軽減することが可能である。さら
に、長時間にわたり、一定の薬物放出速度を維持するこ
とができれば、薬物の投与回数を減らすことができる。
【0004】しかし、経皮吸収製剤を用いて薬物を投与
しても、薬物が皮膚を透過しにくく、十分な量の薬物を
投与できない場合が多い。例えば、皮膚表面の角質層は
体内への異物の侵入を防ぐためのバリアー機能を有する
ため、薬効を発揮し得るに十分な量の薬物が皮膚を通し
て吸収されない。一般的には、角質層のバリアー機能を
弱める働きを有する吸収促進剤を製剤に添加して、薬物
の経皮吸収性を高めようとする試みがなされている。
【0005】例えば、特開昭64-52716号公報には、基剤
中に経皮吸収促進剤として、炭素数8〜12の脂肪酸モノ
グリセライドおよび/または炭素数12〜18の脂肪酸アル
コールの乳酸エステルを添加することによって、本発明
に係る化合物の経皮吸収性を向上させた経皮吸収製剤が
開示されている。しかし、この方法では、本発明に係る
化合物の経皮吸収性がいまだ十分ではない。特に、この
ような経皮吸収促進剤を含む貼付剤の経皮吸収性は、十
分ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の課
題を解決するものであり、その目的とするところは、エ
ペリゾン、トルペリゾンまたはそれらの塩を効果的に経
皮投与し得る経皮吸収製剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エペリゾン、
トルペリゾンまたはこれらの塩と、架橋ポリビニルピロ
リドンと、基剤とを含有する経皮吸収製剤であって、該
架橋ポリビニルピロリドンが、水膨潤性であり、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0008】好ましい実施態様によれば、本発明の経皮
吸収製剤においては、前記エペリゾン、トルペリゾン、
またはこれらの塩が、基剤中にその飽和溶解度以上の割
合で含有され、かつ、該エペリゾン、トルペリゾン、ま
たはこれらの塩が微結晶状態で基剤中に分散している。
【0009】本発明の経皮吸収製剤の有効成分である、
本発明に係る化合物としては、エペリゾン、トルペリゾ
ンまたはこれらの塩がある。塩としては、塩酸塩、リン
酸塩、メタンスルホン酸塩などがある。これら本発明に
係る化合物は、後述の基剤中に溶解させるか、あるい
は、基剤中に飽和溶解度以上の割合で配合されて微結晶
状態で基剤中に分散させる。
【0010】本発明に係る化合物は、製剤中に0.05〜30
重量%の割合で含有され、好ましくは製剤中に0.1〜20
重量%の割合で含有される。本発明の経皮吸収製剤が、
テープ製剤(プラスターを含む)、パッチ剤、パップ剤
などの貼付剤である場合には、貼付剤の支持体部分を除
いた薬物含有層に、上記の割合で含有される。本発明に
係る化合物の含有量が、0.05重量%未満であると、薬物
の単位面積当りの経皮吸収効果が充分でなく、実用的な
投与面積(150cm2以下)で、薬効を発現し得るに充分な
血中濃度を得ることができない。本発明に係る化合物の
含有量が、30重量%を越えると、製剤の基剤割れ等が生
じやすく、例えば貼付剤においては、その貼付性が低下
する。
【0011】本発明で使用される架橋ポリビニルピロリ
ドンは、N−ビニル−2−ピロリドンと多官能性モノマ
ーとを共重合することによって調製され、微粒子状で製
剤中に含有される。共重合に使用される多官能性モノマ
ーとしては、ヘキサメチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレートなどのジ
(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリア
クリレートなどのトリ(メタ)アクリレート;テトラメ
チロールメタンテトラアクリレートなどのテトラ(メ
タ)アクリレート;ジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネート、トリアリルグリセリン、トリアリルシアヌ
レートなどのポリアリル化合物;エチレンビスマレイミ
ドなどのポリマレイミド化合物などが用いられる。ある
いは、N,N’−ジビニルイミダゾリドン、N,N’−
ジビニルヘキサヒドロピリミディノン、N−ビニル−3
−エチリデン−ピロリドン等の環酸アミド化合物、ジビ
ニルベンゼン、N,N’−メチレンビスアクリルアミ
ド、エチリデンビスビニルピロリドン、ジビニルケト
ン、ブタジエン、イソプレンなども使用され得る。共重
合される多官能モノマーの量は、ビニルピロリドンモノ
マーに対して 0.1〜20重量%であることが好ましく、0.
5〜10重量%の割合であることが特に好ましい。多官能
性モノマーの量が0.1重量%未満であると、得られる架
橋ポリビニルピロリドンが、後述の基剤に対して溶解す
るかあるいは極度に膨潤して製剤中でその粒子構造を維
持することが困難となる。多官能性モノマーの量が20重
量%を越えると、得られる架橋ポリビニルピロリドン
が、製剤中でほとんど膨潤しなくなり、製剤の薬物放出
性を高めることができない。
【0012】また、架橋ポリビニルピロリドンの他の調
製方法としては、溶解性非架橋ポリビニルピロリドンを
有機溶剤中でチオニルクロライド、ホスホラストリクロ
ライド、ホスホラスペンタクロライド等で加熱処理する
ことにより得られる。
【0013】市販されている、架橋ポリビニルピロリド
ンの好適な例としては、コリドンCLR(BASF社製)、ポ
リプラスドンXLR(GAF社製)などがある。これらの化合
物の製造方法は、米国特許第3759880号、第3933766号、
第3689439号、第4139688号および第4180633号に記載さ
れている。
【0014】上記架橋ポリビニルピロリドンは、水に対
して適度な膨潤性を有する。この架橋ポリビニルピロリ
ドンを含有する製剤を皮膚に投与した場合には、汗など
の水分を吸収して膨潤し、上記薬物の放出性を向上させ
る。架橋ポリビニルピロリドンは、本発明の製剤中に
0.5〜20重量%の割合で配合される。本発明の経皮吸
収製剤が貼付剤である場合には、薬物含有層全体の重量
に対して架橋ポリビニルピロリドンが上記の割合で含有
される。架橋ポリビニルピロリドンが、0.5重量%未満
であると、薬物放出に対する促進効果が得られない。20
重量%を越えると、例えば、本発明の製剤がテープ製剤
などである場合には、製剤の粘着性が低下する。
【0015】本発明の製剤に用いられる基剤は、製剤の
用途によって異なる。本発明の製剤は、テープ製剤(プ
ラスターを含む)、パッチ剤、パップ剤、軟膏剤、クリ
ーム製剤などであり得る。テープ製剤(プラスターを含
む)、パッチ剤、パップ剤などの貼付剤は、適当な支持
体上に薬物含有層が設けられてなる。1回当たりの投与
量を精度良く調整するためには、これらの貼付剤が好ま
しく使用され得る。さらに、使用時の簡便性を考慮する
とテープ製剤およびパッチ剤が好ましい。
【0016】テープ製剤およびパッチ剤の基剤として
は、これらの製剤を、常温で皮膚表面に長時間固定し得
る粘着力を有するものが使用される。例えば、アクリル
系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが用
いられる。粘着物性およびコストを考慮すると、アクリ
ル系粘着剤およびゴム系粘着剤が好適に使用される。
【0017】アクリル系粘着剤としては、特に、炭素数
が4〜18の脂肪族アルコールと、(メタ)アクリル酸と
から得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステルの重
合体または共重合体、あるいは、上記の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーとの共
重合体が好ましく使用される。(メタ)アクリル酸アル
キルエステルとしては、アクリル酸ブチル、アクリル酸
イソブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソオ
クチル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソデシル、ア
クリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタクリ
ル酸デシル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸ステアリルなどが使用される。
【0018】上記その他の官能性モノマーは、水酸基を
有するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、お
よびアミド基を有するモノマーに分類される。水酸基を
有するモノマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどがある。カルボキシル基を有するモノマーと
しては、アクリル酸、メタクリル酸などのα,β−不飽
和カルボン酸;マレイン酸ブチルなどのマレイン酸モノ
アルキルエステル;マレイン酸、フマル酸;クロトン酸
などがある。無水マレイン酸も、マレイン酸と同様の共
重合体を形成し得るので、使用され得る。アミド基を有
するモノマーとしては、アクリルアミド、ジメチルアク
リルアミド、ジエチルアクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド;ブトキシメチルアクリルアミ
ド、エトキシメチルアクリルアミドなどのアルキルエー
テルメチロール(メタ)アクリルアミド;ダイアセトン
アクリルアミド;ビニルピロリドンなどがある。上記以
外に、酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩
化ビニル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、
ブタジエンなども使用され得る。
【0019】アクリル系粘着剤は、上記モノマーを通常
の公知の方法により共重合して得られる。共重合成分に
は、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルが、全共
重合成分の50重量%以上含有されていることが好まし
い。
【0020】ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、合成イ
ソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテ
ル、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン
共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体などが使用される。
【0021】シリコーン系粘着剤としては、ポリオルガ
ノシロキサンなどのシリコンゴムが使用される。
【0022】上記粘着基剤中には、必要に応じて各種配
合剤が添加され得る。このような配合剤としては、例え
ば、ロジン系樹脂、ポリテルペン樹脂、クロマン−イン
デン樹脂、石油系樹脂、テルペンフェノール樹脂などの
粘着付与剤;液状ポリブテン、鉱油、ラノリン、液状イ
ソブチレン、液状ポリアクリレートなどの可塑剤;充填
剤;老化防止剤などが挙げられる。
【0023】本発明の経皮吸収製剤がパップ剤である場
合には、その基剤としては、アルギン酸ナトリウム、ゼ
ラチン、コーンスターチ、トラガントガムなどの天然ポ
リマー;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシルメチルセルロースなどのセルロース系
ポリマー;デキストリン、カルボキシメチルデンプンな
どのデンプン系ポリマー;ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸ナトリウム、メトキシエチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリ
ドンなどの合成ポリマーが使用される。これらの基剤に
は、必要に応じて、精製水;グリセリン、プロピレング
リコールなどの多価アルコールでなる保湿剤;カオリ
ン、ベントナイト、亜鉛華、二酸化チタンなどの無機充
填剤;粘度調整剤;架橋剤;老化防止剤などが添加され
てもよい。
【0024】本発明の製剤を軟膏剤またはクリーム製剤
として使用する場合の基剤としては、ミツロウ、油脂、
ラノリン、白色ワセリン、パラフィン、プラスチベー
ス、ゼレン50w(商品名)、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、乳化剤、マクロゴール、カルボキシビニルポリマー
などが使用される。これらの基剤には、必要に応じて、
クロタミトン、流動パラフィン、ミリスチン酸イソプロ
ピル、セバシン酸ジエチルなどの脂溶性溶解剤;精製
水;エタノール;水溶性溶解剤として、グリセリンなど
の多価アルコール;pH調整剤などが添加されてもよい。
【0025】本発明の経皮吸収製剤は、薬物の経皮透過
性を向上させる目的で、必要に応じて、適当な吸収促進
剤を含有してもよい。吸収促進剤としては、ミリスチン
酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、ソルビタンモノ
ラウレート、グリセリンモノオレート、オレイルリン酸
ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、オクチルフェニ
ルエーテル、ポリエチレングリコール付加オクチルフェ
ニルエーテル、ラウリルエーテル、ポリエチレングリコ
ール付加ラウリルエーテル、ソルビタンモノオレート、
ポリエチレングリコール付加ソルビタンモノオレート、
ラウロイルジエタノールアミド、ラウロイルサルコシ
ン、オレオイルサルコシンシュガーエステル、レシチ
ン、グリチルレチン、尿素、サリチル酸、チオグリコー
ル酸カルシウム、乳酸、乳酸エステル、オリーブ油、ス
クアレン、ラノリン、流動パラフィン、グリセリンなど
が用いられる。特に好ましい吸収促進剤としては、炭素
数12〜18の脂肪族アルコールと、乳酸とのエステルがあ
る。このような乳酸エステルとしては、乳酸ミリスチ
ル、乳酸ラウリル、乳酸セチルなどがある。
【0026】上記吸収促進剤は、本発明の製剤中に、10
重量%以下の割合で含有され、好ましくは、0.1〜10重
量%の割合で含有される。本発明の経皮吸収製剤が貼付
剤である場合には、薬物含有層全体の重量に対して吸収
促進剤が上記の割合で含有される。吸収促進剤が、10重
量%を越えると、得られる製剤の皮膚刺激性が大きくな
り、皮膚に投与した場合に、発赤やかゆみを生じる。
【0027】本発明の経皮吸収製剤が軟膏剤およびクリ
ーム製剤である場合、上記の本発明に係る化合物、架橋
ポリビニルピロリドン、および、必要に応じて、吸収促
進剤を上記の基剤中に添加し、混合して調製される。
【0028】本発明の経皮吸収製剤が、テープ製剤(プ
ラスターを含む)、パッチ剤、パップ剤などの貼付剤で
ある場合には、本発明の経皮吸収製剤は、適当な支持体
の表面に、上記本発明に係る化合物、架橋ポリビニルピ
ロリドン、基剤、および必要に応じて、吸収促進剤を含
有する薬物含有層を積層して調製される。支持体表面に
薬物含有層を形成する方法としては、溶液塗工法、ホッ
トメルト塗工法、電子線硬化エマルジョン塗工法などの
種々の公知の塗工法が使用され得る。特に溶媒塗工法が
好適に使用され得る。溶媒塗工法では、まず、上記基剤
を適当な溶媒で希釈し、これに、上記の本発明に係る化
合物、架橋ポリビニルピロリドン、および、必要に応じ
て、吸収促進剤および各種配合剤を添加する。得られた
分散液を支持体表面に塗布し、乾燥させて溶媒を除去す
ることによって貼付剤が形成される。あるいは、上記分
散液を剥離紙上に塗工し乾燥した後、支持体に転写する
ことも可能である。このようにして支持体上に形成され
る薬物含有層の厚みは、使用目的により異なるが、通
常、約30μm〜約200μmの範囲内である。30μmを下回る
と、貼付剤の所定の面積の基剤に所望量の薬物を含有さ
せることができない。さらに、テープ製剤およびパッチ
剤の場合には、充分な粘着性が得られない。200μmを越
えると、支持体付近の薬物含有層に含有される薬物が
拡散して皮膚表面に到達することが困難となり、製剤中
の薬物が有効に利用され得ない。薬物含有層の上には、
この層を保護する目的で、使用時まで剥離紙が貼付され
てもよい。
【0029】これらの貼付剤に用いられる支持体として
は、貼付剤に通常使用される支持体のいずれもが使用可
能である。支持体の素材としては、例えば、酢酸セルロ
ース、エチルセルロース、ポリエチレンテレフタレー
ト、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ナイロ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、可塑化ポリ塩化ビ
ニル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、アルミニウ
ムなどがある。これらの素材は、単層のシート、または
2枚以上のシートの積層体として使用され得る。あるい
は、アルミニウム以外の素材は、織布や不織布としても
使用され得る。
【0030】このようにして調製された貼付剤は、患部
に貼付して使用される。パップ剤の場合は、基剤が、粘
着性に乏しいため、絆創膏などで、皮膚表面に固定して
使用される。
【0031】
【作用】上記のようにして調製された本発明の経皮吸収
製剤は、含有される本発明に係る化合物が容易に皮膚を
通して、血液中に吸収される。その詳細な機構は、明ら
かではないが、次のように考えられる。製剤中に配合さ
れた架橋ポリビニルピロリドンは、本発明に係る化合物
に対して、非膨潤性であり、水に対して膨潤性である。
そのため、本発明の製剤が、皮膚表面に投与された場合
に、架橋ポリビニルピロリドンが、汗などの水分を吸収
して膨潤し、本発明に係る化合物を製剤から排除するよ
うに働く。この架橋ポリビニルピロリドンの働きによ
り、本発明に係る化合物は、効果的に経皮吸収製剤から
放出されて、皮膚を通して血液中に投与される。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例について説明する。
【0033】(実施例1)アクリル酸2-エチルヘキシル
45重量部とメタクリル酸2−エチルヘキシル55重量部と
を共重合して、得られた共重合体を酢酸エチルに溶解さ
せて、固形分濃度が34重量%の基剤溶液を得た。この基
剤溶液100重量部に、塩酸エペリゾン4重量部と、コリ
ドンCLR(架橋ポリビニルピロリドン、BASF社製)2重
量部とを添加し、ディゾルバー中で、充分に攪拌し、塩
酸エペリゾンの微結晶とコリドンCLRの微粒子とが、溶
液中に均一に分散した分散液を得た。この分散液を、厚
さ45μmのポリエチレンテレフタレート製の剥離紙上に
塗布し、65℃のギアオーブン中で25分間乾燥させて、薬
物含有層を形成した。この薬物含有層を厚さ10μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムに転写して、10重量
%の塩酸エペリゾンと5重量%のコリドンCLRとを含有
する、厚さ80μmの薬物含有層が積層されたテープ製剤
を得た。この薬物含有層には、コリドンCLRの微粒子お
よび塩酸エペリゾンの微結晶が分散していた。
【0034】得られたテープ製剤について、薬物の経皮
吸収性および薬物の溶出性を次の方法により評価した。
【0035】薬物の経皮吸収性:上記で得られたテープ
製剤を60cm2に切断して試験片とした。電気バリカンあ
るいは電気シェーバーを用いて脱毛処理した日本白色種
家兎の背部に、この試験片を貼付し、血漿中の薬物濃度
の経時変化を測定した。その結果を、後述の実施例2〜
3および比較例1〜3の結果とともに図1に示す。
【0036】薬物の溶出性:第11改正日本薬局方の溶出
試験第2法(パドル法)に記載の装置を用いて、上記で
得られたテープ製剤の薬物溶出性を評価した。まず、テ
ープ製剤を10cm2の試験片とし、テープ製剤の支持体面
を両面テープを用いてステンレス製の固定具に固定し、
薬物含有層上の剥離紙を剥離した。測定容器に200mlの
蒸留水を入れ、ステンレス製固定具を、テープ製剤の薬
物含有層が上方を向くように容器の底に沈めた。蒸留水
の温度を37℃に保ち、パドル回転数100rpmで、所定時間
放置した後に、蒸留水中に溶出した薬物の量を測定し、
薬物溶出量の経時変化を調べた。その結果を、後述の実
施例2〜3および比較例1〜3の結果とともに図2に示
す。
【0037】(実施例2)スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体(シェル社製、KRATON D1107)10
0重量部、ポリブテン(日石社製、HV-300)15重量部、
脂環族飽和炭化水素樹脂(荒川化学社製、アルコンP-9
0)160重量部およびブチルヒドロキシトルエン3重量部
をシクロヘキサンに添加・混合して、固形分濃度42.5%
の基剤溶液を得た。この基剤溶液100重量部に、塩酸エ
ペリゾン5重量部およびポリプラスドンXL-10R(GAF社
製)2.5重量部を添加し、ディゾルバー中で、充分に攪
拌し、塩酸エペリゾンの微結晶とポリプラスドンXL-10R
の微粒子とが、溶液中に均一に分散した分散液を得た。
この分散液を用いて、実施例1と同様にして、テープ製
剤を得た。このテープ製剤は、厚さ10μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに厚さ80μmの薬物含有層が
積層され、薬物含有層は、10重量%の塩酸エペリゾンと
5重量%のポリプラスドンXL-10Rとを含有する。この薬
物含有層には、ポリプラスドンXL-10Rの微粒子および塩
酸エペリゾンの微結晶が分散していた。
【0038】(実施例3)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル85重量部とビニルピロリドン15重量部とを共重合し
て、得られた共重合体を酢酸エチルに溶解させて、固形
分濃度が33.2重量%の基剤溶液を得た。この基剤溶液10
0重量部に、塩酸エペリゾン4重量部、コリドンCLR2重
量部および乳酸セチル0.8重量部を添加し、ディゾルバ
ー中で、充分に攪拌し、塩酸エペリゾンの微結晶とコリ
ドンCLRの微粒子とが、溶液中に均一に分散した分散液
を得た。この分散液を用いて、実施例1と同様にして、
テープ製剤を得た。このテープ製剤の薬物含有層には、
10重量%の塩酸エペリゾン、5重量%のコリドンCLR
よび2重量%の乳酸セチルが含有され、コリドンCLR
微粒子および塩酸エペリゾンの微結晶が分散していた。
【0039】(比較例1)コリドンCLRを添加しなかっ
たこと以外は実施例1と同様にして、テープ製剤を調製
した。このテープ製剤の薬物含有層の塩酸エペリゾン濃
度は、10.5重量%であり、塩酸エペリゾンの微結晶が薬
物含有層に分散していた。
【0040】(比較例2)ポリプラスドンXL-10Rを添加
しなかったこと以外は実施例2と同様にして、テープ製
剤を調製した。このテープ製剤の薬物含有層の塩酸エペ
リゾン濃度は、10.5重量%であり、塩酸エペリゾンの微
結晶が薬物含有層に分散していた。
【0041】(比較例3)コリドンCLRを添加しなかっ
たこと以外は実施例3と同様にして、テープ製剤を調製
した。このテープ製剤の薬物含有層は、10.5重量%の塩
酸エペリゾンと2.1重量%の乳酸セチルとを含有し、塩
酸エペリゾンの微結晶が薬物含有層に分散していた。
【0042】(実施例4)塩酸エペリゾンに代えて、塩
酸トルペリゾンを用いたこと以外は実施例1と同様にし
て、テープ製剤を調製した。このテープ製剤の薬物含有
層は、10重量%の塩酸トルペリゾンと5重量%のコリド
ンCLRとを含有し、コリドンCLRの微粒子および塩酸トル
ペリゾンの微結晶が薬物含有層に分散していた。得られ
たテープ製剤について、実施例1と同様にして薬物の経
皮吸収性を評価した。その結果を、後述の実施例5〜6
および比較例4〜6の結果とともに図3に示す。
【0043】(実施例5)塩酸エペリゾンに代えて、塩
酸トルペリゾンを用いたこと以外は実施例2と同様にし
て、テープ製剤を調製した。このテープ製剤の薬物含有
層は、10重量%の塩酸トルペリゾンと5重量%のポリプ
ラスドンXL-10Rとを含有し、ポリプラスドンXL-10Rの微
粒子および塩酸トルペリゾンの微結晶が薬物含有層に分
散していた。
【0044】(実施例6)塩酸エペリゾンに代えて、塩
酸トルペリゾンを用いたこと以外は実施例3と同様にし
て、テープ製剤を調製した。このテープ製剤の薬物含有
層は、10重量%の塩酸トルペリゾン、5重量%のコリド
ンCLR、および2重量%の乳酸セチルを含有し、コリド
ンCLRの微粒子および塩酸トルペリゾンの微結晶が薬物
含有層に分散していた。
【0045】(比較例4)コリドンCLRを添加しなかっ
たこと以外は実施例4と同様にして、テープ製剤を調製
した。このテープ製剤の薬物含有層の塩酸トルペリゾン
濃度は、10.5重量%であり、塩酸エペリゾンの微結晶が
薬物含有層に分散していた。
【0046】(比較例5)ポリプラスドンXL-10Rを添加
しなかったこと以外は実施例5と同様にして、テープ製
剤を調製した。このテープ製剤の薬物含有層の塩酸トル
ペリゾン濃度は、10.5重量%であり、塩酸トルペリゾン
の微結晶が薬物含有層に分散していた。
【0047】(比較例6)コリドンCLRを添加しなかっ
たこと以外は実施例6と同様にして、テープ製剤を調製
した。このテープ製剤の薬物含有層は、10.5重量%の塩
酸トルペリゾンと2.1重量%の乳酸セチルを含有し、塩
酸トルペリゾンの微結晶が薬物含有層に分散していた。
【0048】(実施例7)白色ワセリン65重量部を70℃
に加温し、これに精製ラノリン20重量部、コリドンCLR
5重量部および塩酸エペリゾン10重量%を加えて、練り
合わせ、冷却して、本発明の経皮吸収製剤である軟膏剤
を得た。
【0049】(実施例8)プロピレングリコール5重量
部を60℃で加温し、塩酸エペリゾン10重量部を加え一部
溶解させた。これにコリドン5重量部、乳酸セチル3重
量部及びプラスチベース(日本スクイブ(株)登録商標;
流動パラフィン95重量部と分子量10000〜30000のポリエ
チレン5重量部からなる)77重量部をあらかじめ60℃に
加温、混合したものを加え、攪拌しながら室温冷却し、
本発明の経皮吸収製剤である軟膏剤を得た。
【0050】(実施例9)白色ワセリン65重量部を70℃
に加温し、精製ラノリン20重量部、コリドン5重量部、
及び塩酸トルペリゾン10重量部を加え、練合、冷却して
本発明の経皮吸収製剤である軟膏剤を得た。
【0051】(実施例10)プロピレングリコール5重量
部を60℃で加温し、塩酸トルペリゾン10重量部を加え一
部溶解させた。これにコリドン5重量部、乳酸セチル3
重量部及びプラスチベース77重量部をあらかじめ60℃に
加温、混合したものを加え、攪拌しながら室温下冷却
し、本発明の経皮吸収製剤である軟膏剤を得た。
【0052】図1および図2より、本発明の経皮吸収製
剤である実施例1、2および3のテープ製剤では、塩化
エペリゾンの経皮吸収性および溶出性が優れていること
が明らかである。これに対して、経皮吸収製剤に架橋ポ
リビニルピロリドンを含有しない比較例1、2および3
のテープ製剤では、塩酸エペリゾンの経皮吸収性および
溶出性が低い。
【0053】図3より、本発明の経皮吸収製剤を用いた
実施例4、5および6のテープ製剤が、架橋ポリビニル
ピロリドンを含有しない比較例4、5および6のテープ
製剤に比較して、塩酸トルペリゾンの経皮吸収性および
溶出性に優れていることが明らかである。
【0054】
【発明の効果】本発明の経皮吸収製剤は、このように、
エペリゾン、トルペリゾンおよびこれらの塩を効果的に
経皮吸収させ得る。
【0055】本発明の経皮吸収製剤は、テープ製剤(プ
ラスターを含む)、パッチ剤、パップ剤、軟膏剤、クリ
ーム製剤などの種々の形態で使用され得る。特に、本発
明の製剤は、テープ製剤、パッチ剤、パップ剤などの貼
付剤として好ましく使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例で調製されたテー
プ製剤の、塩酸エペリゾンの経皮吸収性を表すグラフで
ある。
【図2】本発明の実施例および比較例で調製されたテー
プ製剤の、塩酸エペリゾンの溶出性を表すグラフであ
る。
【図3】本発明の実施例および比較例で調製されたテー
プ製剤の、塩酸トルペリゾンの経皮吸収性を表すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根釜 務 大阪府茨木市真砂1丁目8番1号 (72)発明者 吉田 光宏 埼玉県本庄市900−10 (72)発明者 藤森 浩行 埼玉県本庄市今井1034−1 (56)参考文献 特開 昭64−52716(JP,A) 特開 昭63−91318(JP,A) 特開 昭57−128622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/4453 A61K 9/70 A61K 47/32 A61P 21/00 CA(STN) EMBASE(STN) MEDLINE(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エペリゾン、トルペリゾン、またはこれら
    の塩と、架橋ポリビニルピロリドンと、基剤とを含有す
    る経皮吸収製剤であって、該架橋ポリビニルピロリドン
    が、水膨潤性である、経皮吸収製剤。
  2. 【請求項2】前記エペリゾン、トルペリゾン、またはこ
    れらの塩が、基剤中にその飽和溶解度以上の割合で含有
    され、かつ、該エペリゾン、トルペリゾン、またはこれ
    らの塩が微結晶状態で基剤中に分散している、請求項1
    に記載の経皮吸収製剤。
  3. 【請求項3】さらに、経皮吸収促進剤を含有する、請求
    項1または2に記載の経皮吸収製剤。
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