JPH0532022U - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JPH0532022U
JPH0532022U JP8118791U JP8118791U JPH0532022U JP H0532022 U JPH0532022 U JP H0532022U JP 8118791 U JP8118791 U JP 8118791U JP 8118791 U JP8118791 U JP 8118791U JP H0532022 U JPH0532022 U JP H0532022U
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JP
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air
vehicle
duct
introduction duct
seat side
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JP8118791U
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English (en)
Inventor
勝 赤羽
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室内にインテークユニット内のブロアーモ
ータからの空気吸込み音が直接伝播しないようにして車
室内の静寂化を図り、更に車室内の隅々にまで温調空気
が流れて室内温度を全体的に均一化することを目的とす
る。 【構成】 ダッシュパネル1の外側に形成されたカウル
ボックス11内に車幅方向に延びる空気導入ダクト13
が形成され、空気導入ダクト13に連通する内気流入口
15a、15bが運転席側と助手席側とに位置させてダ
ッシュパネル1に形成されている。インテークユニット
2の内気循環口8は前記空気導入ダクト13に接続され
ている。また、運転席側の空気吹き出し口を有する第1
ダクト5aと助手席側に形成された空気吹き出し口を有
する第2ダクト5bとを有し、左右独立に温調制御がな
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用空気調和装置に関し、特に温調空気が車室内の左右において それぞれ均一となり、車室内の温度が全体的に均一となるようにした自動車用空 気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空地調和装置によって温調された空気は、複数の吹出口から車室内に 吹き出されるようになっている。車外の空気を車室内に取り込んで車室内の換気 を行なうような場合には、通常車両の後側部に設けられた複数の空気排出口から 車室内の空気が排出されるので、車室内の空気流は比較的全体的に均一となる。 近年にあっては、インストルメントパネル等に設けられた空気吹出し口からの空 気が、車両の左右で相互に独立して温調できるようになった独立温調式の空気調 和装置が開発されている。更に、特開昭61−263822号公報に示されるよ うに、頭寒足熱の温調を行なうために、車室内に相互に独立した循環流が形成さ れるようにすることもある。この場合であっても従来の空気調和装置においては 、車室内の空気を循環させる場合には、車室内の空気を取り込むための内気循環 口は1個所のみである。
【0003】 図4は従来の自動車用空気調和装置の一例を示す概略図であり、車室内と車外 とを区画するダッシュパネル1の内側には、車室内外の空気を取入れるためのイ ンテークユニット2と、このインテークユニット2からの空気を冷却するための クーラユニット3と、このクーラユニット3で冷却された空気を加熱したり加熱 せずに車室内へ配風するためのヒータユニット4とを有する自動車用空気調和装 置が設けられている。このタイプの装置にあっては、ヒータユニット4に左右別 々のベントダクト5a、5bが接続され、それぞれのダクト5a、5bに設けら れた空気吹出し口6a、6bから吹き出される温調空気の風量が相互に独立して 調整されるようになっている。ベント吹出し口6a、6bはインストルメントパ ネルに設けられており、前席の乗員の上半身に向けて空気が吹き出される。乗員 の足元に向けて温調空気を吹き出すフットダクトは図4に示されていなが、この ダクトについても同様に左右独立して温調し得るようにする場合もある。
【0004】 インテークユニット2には、ダッシュパネル2に形成された外気取入れ口7を 通って外気が流入し得るようになっていると共に、車室内の空気を流入させるた めの内気循環口8が形成されており、これらの入口7、8は交互にインテークド ア9によって開閉されるようになっている。そして、このインテークユニット2 は、図示するように助手席側に配置されており、右ハンドル車の場合には、イン スルトメントパネルの左側に配置されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
外気取入れ口7をインテークドア9によって閉じ、内気循環口8を開放した状 態として、例えば車室内を冷房しているときには、吹出し口6a、6bから吹出 された温調空気は、助手席側に設けられたインテークユニット2の内気循環口8 に流入することになる。したがって、左右を独立させて温調しても、それぞれの 吹出し口6a、6bから車室内に吹き出された空気は、図示するように、全て1 個所の内気循環口8に流入してしまい、温調空気は車室内の隅々にまで流れず、 車室内の左右の温度がアンバランスとなってしまう。結果的には、左右を独立さ せて温調する意味があまりなくなってしまうことになる。
【0006】 また、上述のように、主として車室内を冷房する場合に、インテークドア9に よって外気取入れ口7を閉じ、内気循環口8から車室内の空気を導入するように しているが、このような態様で装置が使用されているときには、外気取入れ口7 から車室内に空気を案内している場合に比して、インテークユニット2からの騒 音の発生が大きいことが知られている。この理由は、空気が内気循環口8に流入 するときに、インテークユニット2内のブロアモータの空気吸込み音が発生する が、内気循環口8が車室内に露呈されているから、車室内に伝播される吸込み音 が大きくなるのである。
【0007】 本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、内気循環を行な う場合における車室内への音の伝播を減少させると共に、車室内を左右独立させ て温調する場合にあっても車室内全体が均一の温度となるようにすることを目的 とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、車室内外の空気を取り入れるインテーク ユニットと取り入れられた空気を冷却するクーラユニットと冷却された空気を加 熱あるいは加熱せずに車室内に配風するヒータユニットとを有する自動車用空気 調和装置において、ダッシュパネルの外側に形成されたカウルボックス内に車幅 方向に延びる空気導入ダクトを形成し、当該空気導入ダクトに連通する内気流入 口を運転席側と助手席側とに位置させて前記ダッシュパネルに形成し、前記イン テークユニットの内気循環口を前記空気導入ダクトに接続してなる自動車用空気 調和装置である。
【0009】 更に本考案は、車室内外の空気を取り入れるインテークユニットと取り入れら れた空気を冷却するクーラユニットと冷却された空気を加熱あるいは加熱せずに 車室内に配風するヒータユニットとを有する自動車用空気調和装置において、運 転席側に形成された空気吹き出し口を有する第1ダクトと助手席側に形成された 空気吹き出し口を有する第2ダクトとを前記ヒータユニットに接続し、ダッシュ パネルの外側に形成されたカウルボックス内に車幅方向に延びる空気導入ダクト を形成し、当該空気導入ダクトに連通する内気流入口を運転席側と助手席側とに 位置させて前記ダッシュパネルに形成し、前記インテークユニットの内気循環口 を前記空気導入ダクトに接続してなる自動車用空気調和装置である。
【0010】
【作用】
車室内の空気をインテークユニット内に内気循環口から流入させる際には、車 室内の空気は、ダッシュパネルの外側に形成された空気導入ダクト内に、ダッシ ュパネルに形成された内気流入口から流入することになる。これにより、内気循 環がなされている場合でも、インテークユニット内のブロアーモータの吸込み音 は車室内に直接伝播されない。したがって、車室内の静寂化が達成された。また 、車室内に運転席側から吹き出された空気と助手席側に吹き出された空気は、そ れぞれ車室内において左右方向にアンバランスとなることなく、均一に隅々にま で長されることになり、車室内の温度が均一化された。
【0011】
【実施例】
以下、図示する本考案の一実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る自動車用空気調和装置を示す図面であり、図4 に示される分部と同様な部分を示す。また、図2は図1における運転席側の断面 を示し、図3は図1の助手席側の断面を示す。これらの図において図4における 部材と共通性を有する部材には同一の符号が付されている。
【0012】 エンジンルームと車室内とを区画するダッシュパネル1の上部には、車幅方向 に延びてカウルボックス11が形成されている。このカウルボックス11には適 所に車外の空気が入り込むための開口部12が形成されており、このカウルボッ クス11内には、車幅方向に延びる空気導入ダクト13が形成されている。この ダクト13はカウルボックス11内に隔壁14を組込むことによって、ダッシュ パネル1とカウルボックス11の底部とにより形成されている。隔壁14には、 開口部12と連通し、この開口部12から流入した外気を取り込むための2つの 外気取り入れ口7a、7bが形成されている。
【0013】 そして、ダッシュパネル1には導入ダクト13と連通する内気流入口15a、 15bが運転席側と助手席側とに位置させて設けられている。ダッシュパネル1 の車室内側にはインストルメントパネル16が設けられているが、内気流入口1 5a、15bには、このパネル16の下側から車室内の空気が流入することにな る。外気取り入れ口7a、7bと内気流入口15a、15bを交互に開閉するた めに、空気導入ダクト13内には、2つのインテークドア9a、9bが開閉自在 に取付けられている。
【0014】 空気導入ダクト13の一端に形成された開口部17には、インテークユニット 2に形成された内気循環口8が接続されており、空気導入ダクト13からの外気 あるいは内気は、それぞれ内気循環口8を通ってインテークユニット2内に流入 する。クーラユニット3とヒータユニット4の構造は図4に示す従来例とほぼ同 様であり、第1ダクトとしてのベントダクト5aからの空気は運転席側に吹き出 され、第2ダントとしての他のベントダクト5bからの空気は助手席側に吹き出 される。したがって、図示する場合には車室内には左右に相違した温度に温調制 御することができる。尚、図示する場合には、外気取入口は7a、7bで示され るように、2つ設けられているが、一方のみとしても良い。その場合には、一方 のインテークドアは内気流入口を開閉動作するのみである。
【0015】 本考案の自動車用空気調和装置においては、運転席側のベント吹出し口6aか ら吹き出された空気は、そのまま運転席に向けて流れて、あまり左右にずれるこ となく、車室内の隅々にまで至った後に、内気流入口15aから空気導入ダクト 13に入り込むことになる。また、助手席側のベント吹出し口6bから吹き出さ れた空気は、そのまま助手席に向けて流れ、同様に車室内の隅々にまで至った後 に、内気流入口15bから空気導入ダクト13に入り込むことになる。これによ り、図1に示されるように、それぞれのベントダクト5a、5bから吹き出され た空気は、車室内に隅々にまで流れて空気導入タクト13内に流入することにな るので、左右独立温調の効果が一段と確実なものとなる。
【0016】 更に、インテークユニット2の内気循環口8は車室内に開口せず、カウルボッ クス11内に設けられた空気導入ダクト13に接続されているので、この導入口 8内に流入する際に発生する騒音が車室内にあまり伝播することなく、車室内の 騒音が減少することになる。周知のように、従来の自動車用空気調和装置におい ては、インテークユニット2内に内気循環口8から車室内の空気を導入する際に は、車外の空気を車室内に案内する場合に比してインテークユニット2内のモー タの騒音が高く乗員に感じられることが知られている。尚、図1においては、ベ ントダクト5a、5bが示されているが、ヒータダクトの場合にも同様に2つの 内気流入口から空気が流入するので、同様の効果がある。
【0017】 本考案のように、インテークユニット2の内気循環口8が直接車室内に開口す ることなく、ダッシュパネル1の外側に設けられた空気導入ダクト13に接続さ れているので、インテークユニット2内のモータの騒音は、車室内に伝播される ことなく、車室内の空気を循環させている状態のときにおける車室内の騒音が大 幅に低下することになった。騒音低下のみを考慮すれば、この考案は左右独立温 調を行なわない場合にも適用することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、インテークユニットの内気循環口がダッシュパネルの外側に 形成されたカウルボックス内の空気導入ダクトに接続されているので、インテー クユニット内に組込まれたブロアーモータの空気吸込み音は直接車室内に伝播す ることなく、内気循環時における吸込み音に起因した室内騒音が低下することに なった。また、空気導入ダクトに車室内の空気を流入させて内気流入口を形成す るようにしたので、これを運転席側と助手席側とに形成することができ、車室内 を左右で独立させて温度に設定させる左右独立温調がなされる際には、左右それ ぞれにおいて冷房ないし暖房の空気が隅々にまで流れて、乗員の望み通りの温調 がなされるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一実施例に係る自動車用空気調和装
置を示す概略平面図、
【図2】は図1の運転席側の概略横断面図、
【図3】は図1の助手席側の概略横断面図、
【図4】は従来の自動車用空気調和装置を示す概略平面
図、
【符号の説明】
1…ダッシュパネル、2…クーラユニット、3…ヒータ
ユニット、5a、5b…ベントダクト、6a、6b…ベ
ント吹出し口、8…内気循環口、9…外気取入口、11
…カウルボックス、13…空気導入ダクト、15a、1
5b…内気流入口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内外の空気を取り入れるインテーク
    ユニットと取り入れられた空気を冷却するクーラユニッ
    トと冷却された空気を加熱あるいは加熱せずに車室内に
    配風するヒータユニットとを有する自動車用空気調和装
    置において、 ダッシュパネルの外側に形成されたカウルボックス内に
    車幅方向に延びる空気導入ダクトを形成し、 当該空気導入ダクトに連通する内気流入口を運転席側と
    助手席側とに位置させて前記ダッシュパネルに形成し、 前記インテークユニットの内気循環口を前記空気導入ダ
    クトに接続してなる自動車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 車室内外の空気を取り入れるインテーク
    ユニットと取り入れられた空気を冷却するクーラユニッ
    トと冷却された空気を加熱あるいは加熱せずに車室内に
    配風するヒータユニットとを有する自動車用空気調和装
    置において、 運転席側に形成された空気吹き出し口を有する第1ダク
    トと助手席側に形成された空気吹き出し口を有する第2
    ダクトとを前記ヒータユニットに接続し、 ダッシュパネルの外側に形成されたカウルボックス内に
    車幅方向に延びる空気導入ダクトを形成し、 当該空気導入ダクトに連通する内気流入口を運転席側と
    助手席側とに位置させて前記ダッシュパネルに形成し、 前記インテークユニットの内気循環口を前記空気導入ダ
    クトに接続してなる自動車用空気調和装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004050962A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Denso Corp 車両用空調装置の内外気切替装置
JP2007269230A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Mitsubishi Motors Corp 空調装置
KR20140112930A (ko) * 2013-03-15 2014-09-24 한라비스테온공조 주식회사 차량용 리어 공조장치

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