JPH05308129A - 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ - Google Patents
絶縁ゲート型電界効果トランジスタInfo
- Publication number
- JPH05308129A JPH05308129A JP3345344A JP34534491A JPH05308129A JP H05308129 A JPH05308129 A JP H05308129A JP 3345344 A JP3345344 A JP 3345344A JP 34534491 A JP34534491 A JP 34534491A JP H05308129 A JPH05308129 A JP H05308129A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- source
- drain
- channel length
- field effect
- semiconductor device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】不純物拡散深さが浅く、シート抵抗が低いソー
ス・ドレイン不純物拡散層を有する絶縁ゲート型電界効
果トランジスタを提供する。 【構成】ボロンのイオン打ち込みとランプアニールの技
術を併用することで、0.5μm以下の浅く、シート抵
抗が低いソース・ドレイン不純物拡散層、及び2μm以
下のゲートチャンネル長を持つ絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ。 【効果】半導体特性が良く高集積の絶縁ゲート型電界効
果トランジスタが得られる。
ス・ドレイン不純物拡散層を有する絶縁ゲート型電界効
果トランジスタを提供する。 【構成】ボロンのイオン打ち込みとランプアニールの技
術を併用することで、0.5μm以下の浅く、シート抵
抗が低いソース・ドレイン不純物拡散層、及び2μm以
下のゲートチャンネル長を持つ絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ。 【効果】半導体特性が良く高集積の絶縁ゲート型電界効
果トランジスタが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMOS半導体では、ソース・ドレ
インにAsを用いたゲートチャンネル長2μm以下のN
MOS型半導体は量産されているものの、ソース・ドレ
インに11Bを用いたPch トランジスタとソース・ドレ
インに31 Pを用いたNch トランジスタを備えたCMO
S型半導体装置においては、ソース・ドレイン拡散深さ
(以下xj と記す)の浅い制御が困難なため、パンチス
ルーによるゲートチャンネル長限界が3μm程度であっ
た。しかるにCMOS半導体装置はNMOS半導体装置
に比べ、小型化の点で劣るという欠点があった。
インにAsを用いたゲートチャンネル長2μm以下のN
MOS型半導体は量産されているものの、ソース・ドレ
インに11Bを用いたPch トランジスタとソース・ドレ
インに31 Pを用いたNch トランジスタを備えたCMO
S型半導体装置においては、ソース・ドレイン拡散深さ
(以下xj と記す)の浅い制御が困難なため、パンチス
ルーによるゲートチャンネル長限界が3μm程度であっ
た。しかるにCMOS半導体装置はNMOS半導体装置
に比べ、小型化の点で劣るという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の欠点をなくすために、xj の浅い制御を可能に
し、ソース・ドレインに11 Bを用いたPch トランジス
タとソース・ドレインに31Pを用いたNch トランジス
タとを備えたCMOS型半導体装置において、ゲートチ
ャンネル長が2μm以下のCMOS型半導体装置を提供
する。
技術の欠点をなくすために、xj の浅い制御を可能に
し、ソース・ドレインに11 Bを用いたPch トランジス
タとソース・ドレインに31Pを用いたNch トランジス
タとを備えたCMOS型半導体装置において、ゲートチ
ャンネル長が2μm以下のCMOS型半導体装置を提供
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】集積回路を構成するボロ
ンを主な不純物とする絶縁ゲート型電界効果トランジス
タにおいて、2μm以下のゲートチャンネル長と、不純
物拡散層の深さが0.5μm以下で且つシート抵抗が2
7Ω/sq以下であるソース及びドレイン不純物拡散層
とからなるトランジスタを有することを特徴とする。
ンを主な不純物とする絶縁ゲート型電界効果トランジス
タにおいて、2μm以下のゲートチャンネル長と、不純
物拡散層の深さが0.5μm以下で且つシート抵抗が2
7Ω/sq以下であるソース及びドレイン不純物拡散層
とからなるトランジスタを有することを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1は、従来及び本発明の多結晶シリコンゲ
ートCMOS型半導体装置の製作工程であり、Pch ソ
ース・ドレイン形成11 Bイオン注入とNch ソース・ド
レイン形成31 Pイオン注入後のアニールは従来工程で
はN2 熱拡散アニール(II)で行い、一方、本発明の
実施例によれば、表面層を数秒間のランプ加熱(I)に
よるアニールする。
ートCMOS型半導体装置の製作工程であり、Pch ソ
ース・ドレイン形成11 Bイオン注入とNch ソース・ド
レイン形成31 Pイオン注入後のアニールは従来工程で
はN2 熱拡散アニール(II)で行い、一方、本発明の
実施例によれば、表面層を数秒間のランプ加熱(I)に
よるアニールする。
【0006】図2は、多結晶シリコンゲートPch トラ
ンジスタの断面図であり、ソース・ドレインの拡散深さ
をxj (B)で示す。ソース・ドレインはボロンBで形
成されれている。
ンジスタの断面図であり、ソース・ドレインの拡散深さ
をxj (B)で示す。ソース・ドレインはボロンBで形
成されれている。
【0007】図3は、多結晶シリコンゲートNch トラ
ンジスタの断面図であり、ソース・ドレインの断面図で
あり、ソース・ドレインの拡散深さをxj (P)で示
す。ソース・ドレインはリンPで形成されている。
ンジスタの断面図であり、ソース・ドレインの断面図で
あり、ソース・ドレインの拡散深さをxj (P)で示
す。ソース・ドレインはリンPで形成されている。
【0008】本発明のトランジスタの断面構造は、xj
(B)とxj (P)がともに各々従来のトランジスタの
Xj (B)とXj (P)より0.5μm程度浅く、従っ
てPch、Nch共にゲート長が1μm程度短くなり、2μ
m弱のゲート長を持つCMOS半導体装置が可能とな
る。
(B)とxj (P)がともに各々従来のトランジスタの
Xj (B)とXj (P)より0.5μm程度浅く、従っ
てPch、Nch共にゲート長が1μm程度短くなり、2μ
m弱のゲート長を持つCMOS半導体装置が可能とな
る。
【0009】図4〜図9は、表面ヒーター温度1300
℃でランプ加熱アニールを数秒間行なった時のシート抵
抗及びXj を示し、N2 熱拡散アニールを行なった時の
シート抵抗及びxj と比較している。
℃でランプ加熱アニールを数秒間行なった時のシート抵
抗及びXj を示し、N2 熱拡散アニールを行なった時の
シート抵抗及びxj と比較している。
【0010】図4は、ボロン4×1015cm-2・40K
eVを注入した時のシート抵抗とランプ加熱時間との相
関である。7は、1000℃20分のN2 熱拡散アニー
ルを行なった時のシート抵抗で、約27Ω/□である。
ランプ加熱を6秒行なえば、熱アニールと同程度にな
る。
eVを注入した時のシート抵抗とランプ加熱時間との相
関である。7は、1000℃20分のN2 熱拡散アニー
ルを行なった時のシート抵抗で、約27Ω/□である。
ランプ加熱を6秒行なえば、熱アニールと同程度にな
る。
【0011】図5は、リン4×1015cm-2・40Ke
Vを注入した時のシート抵抗とランプ加熱時間との相関
である。8は1000℃20分のN2 熱拡散アニールを
行なった時のシート抵抗で、約22Ω/□である。ラン
プ加熱を6秒行なえば、熱アニールと同程度になる。
Vを注入した時のシート抵抗とランプ加熱時間との相関
である。8は1000℃20分のN2 熱拡散アニールを
行なった時のシート抵抗で、約22Ω/□である。ラン
プ加熱を6秒行なえば、熱アニールと同程度になる。
【0012】図6は、ボロン4×1015cm-2・40K
eVを注入した時のXj (B)とランプ加熱時間との相
関である。9は1000℃20分のN2 熱拡散アニール
を行なった時のXj (B)で、約1μmである。
eVを注入した時のXj (B)とランプ加熱時間との相
関である。9は1000℃20分のN2 熱拡散アニール
を行なった時のXj (B)で、約1μmである。
【0013】図7は、リン4×1015cm-2・40Ke
Vを注入した時のXj (P)とランプ加熱時間との相関
である。10は1000℃20分のN2 熱拡散アニール
を行なった時のXj (P)で、約1μmである。
Vを注入した時のXj (P)とランプ加熱時間との相関
である。10は1000℃20分のN2 熱拡散アニール
を行なった時のXj (P)で、約1μmである。
【0014】図8は、ボロン4×1015cm-2の時のX
j (B)と打ち込みエネルギーとの相関であり、ランプ
加熱によればXj (B)=0.4μmを提供できる。
j (B)と打ち込みエネルギーとの相関であり、ランプ
加熱によればXj (B)=0.4μmを提供できる。
【0015】図9は、リン4×1015cm-2の時のXj
(P)と打ち込みエネルギーとの相関であり、ランプ加
熱によればXj (P)=0.4μmを提供できる。
(P)と打ち込みエネルギーとの相関であり、ランプ加
熱によればXj (P)=0.4μmを提供できる。
【0016】図8、図9はランプ加熱6秒でアニールを
行なった。
行なった。
【0017】
【発明の効果】以上から、ランプ加熱アニールを用いる
ことによりN2 拡散アニールより活性化が大きく、しか
もPchとNchのどちらのトランジスタの拡散深さもXj
=0.4μmに制御可能になり、Pch・Nchともに2μ
m以下のゲート長を持つCMOS型半導体装置が提供で
きる。
ことによりN2 拡散アニールより活性化が大きく、しか
もPchとNchのどちらのトランジスタの拡散深さもXj
=0.4μmに制御可能になり、Pch・Nchともに2μ
m以下のゲート長を持つCMOS型半導体装置が提供で
きる。
【図1】従来及び本発明によるCMOS半導体装置の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図2】多結晶シリコンゲートPch トランジスタの断
面構造図。
面構造図。
【図3】多結晶シリコンゲートNch トランジスタの断
面構造図。
面構造図。
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】ランプ加熱アニールを行なった時のシート抵抗
及びxj の実験測定値を示す図。
及びxj の実験測定値を示す図。
1・・・多結晶シリコン 2・・・Pch ソース・ドレインボロン拡散層 3・・・素子分離領域 4・・・nWell領域 6・・・Nch ソース・ドレインボロン拡散層領域 7・・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のシート抵抗 8・・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のしーと抵抗 9・・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のxj (B) 10・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のxj (P)
た時のシート抵抗 8・・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のしーと抵抗 9・・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のxj (B) 10・・N2 熱拡散アニール1000℃20分を行なっ
た時のxj (P)
Claims (1)
- 【請求項1】集積回路を構成するボロンを主な不純物と
する絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおいて、2μ
m以下のゲートチャンネル長と、不純物拡散層の深さが
0.5μm以下で且つシート抵抗が27Ω/sq以下で
あるソース及びドレイン不純物拡散層とからなるトラン
ジスタを有することを特徴とする絶縁ゲート型電界効果
トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345344A JPH05308129A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345344A JPH05308129A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1033138A Division JPH02353A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | Cmos型半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308129A true JPH05308129A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=18375962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3345344A Pending JPH05308129A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05308129A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6475853B2 (en) | 1997-04-02 | 2002-11-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Stacked semiconductor integrated circuit device and manufacturing method thereof |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53123084A (en) * | 1977-04-01 | 1978-10-27 | Nec Corp | Short channel mosfet and production of the same |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345344A patent/JPH05308129A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53123084A (en) * | 1977-04-01 | 1978-10-27 | Nec Corp | Short channel mosfet and production of the same |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6475853B2 (en) | 1997-04-02 | 2002-11-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Stacked semiconductor integrated circuit device and manufacturing method thereof |
US6512278B2 (en) * | 1997-04-02 | 2003-01-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Stacked semiconductor integrated circuit device having an inter-electrode barrier to silicide formation |
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