JPH05299415A - 半導体ウエハのストリート構造およびその製造方法 - Google Patents

半導体ウエハのストリート構造およびその製造方法

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JPH05299415A
JPH05299415A JP13185092A JP13185092A JPH05299415A JP H05299415 A JPH05299415 A JP H05299415A JP 13185092 A JP13185092 A JP 13185092A JP 13185092 A JP13185092 A JP 13185092A JP H05299415 A JPH05299415 A JP H05299415A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体ウエハのストリート構造を
変えることにより、工程を追加することなく、外部より
水分の侵入を防ぐのに優れたストリート構造とすること
で、半導体装置の信頼性の向上を図る。 【構成】 半導体ウエハ11には複数の半導体装置12
を区分するストリート13を設け、半導体装置12の側
周に沿ったストリート13上には第1の金属膜パターン
16を形成し、この第1の金属膜パターン16と半導体
装置12とを覆う状態に第2の層間絶縁膜17を形成す
る。第1の金属膜パターン16上の第2の層間絶縁膜1
7には半導体装置12の側周を囲む状態に溝18を形成
し、少なくとも溝18の内部には第2の金属膜パターン
19を形成する。この第2の金属膜パターン19と半導
体装置12とを連続的に覆う状態にオーバコート膜20
を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハのストリ
ート構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単結晶シリコンよりなる半導体ウエハに
搭載されている複数の半導体装置は、回路形成領域に形
成されているパッド電極上を除いて、通常オーバコート
膜によって被覆されている。このオーバコート膜は、各
半導体装置を区分するストリートで半導体ウエハに接触
している。したがって、半導体装置は、パッド電極上を
除いて、半導体ウエハとオーバコート膜とによって包含
されている。このようにして、半導体装置の耐湿性は保
たれている。
【0003】上記構造の半導体装置で2層配線構造を形
成する場合を図6により説明する。図6の(1)に示す
ように、通常のプロセス技術によって、半導体ウエハ4
1に素子分離領域42を設け、さらにこの素子分離領域
42を境界にして、半導体装置43と、当該半導体装置
43を他の半導体装置(図示せず)と区分するストリー
ト44とを形成する。次いで半導体装置43の配線構造
の製造方法を簡単に説明する。まず、半導体装置43の
素子領域を被覆する第1の層間絶縁膜45を形成する。
さらに第1の層間絶縁膜45上に1層目のアルミニウム
配線46を形成する。同時に素子分離領域44のストリ
ート43側にアルミニウムパターン47を形成する。こ
のアルミニウムパターン47は、半導体ウエハ41をダ
イシングした際に生じるクラックの進展をとめる作用を
有する。その後1層目のアルミニウム配線46を覆う状
態に第2の層間絶縁膜48を形成する。この第2の層間
絶縁膜48は、大気中の水分が当該第2の層間絶縁膜4
8を通して半導体装置43内に侵入しないようにするた
めに、ストリート44上を全て覆わない状態に形成され
る。続いて2層目のアルミニウム配線を形成するアルミ
ニウム膜49を成膜する。2層目のアルミニウム配線を
形成するアルミニウム膜49の成膜は、1層目のアルミ
ニウム配線46とのコンタクト性をよくするために、例
えば高温スパッタ法によって行う。
【0004】その後、図6の(2)に示す如く、通常の
ホトリソグラフィーとエッチングとによって2層目のア
ルミニウム配線を形成するアルミニウム膜(49)で2
層目のアルミニウム配線50を形成する。続いて半導体
装置43を被覆する状態にオーバコート膜51を成膜す
る。このオーバコート膜51はストリート44上で半導
体ウエハ41に接続する。したがって、当該オーバコー
ト膜51と半導体ウエハ41とによって、半導体装置4
3を包含するので、半導体装置43の耐湿性が確保され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
では、2層目のアルミニウム配線を形成するアルミニウ
ム膜を高温スパッタ法によって成膜したときに、アルミ
ニウムと半導体ウエハのシリコンとが反応して、半導体
ウエハのストリートの上層にアルミニウムとシリコンと
の反応領域を生成する。
【0006】このような反応領域を生成しないようにす
るには、例えば図7に示す如く、ストリート44の半導
体ウエハ41の上面に、第2の層間絶縁膜48を残す。
その後、2層目のアルミニウム配線を形成するアルミニ
ウム膜49(以下アルミニウム膜49と記す)を成膜す
ることにより、このアルミニウム膜49と半導体ウエハ
41とが接触しなくなる。したがって、ストリート44
の半導体ウエハ41の上層には、アルミニウムとシリコ
ンとの反応領域は形成されない。
【0007】ところが上記のように第2の層間絶縁膜4
8を残した場合には、図8に示すように、2層目のアル
ミニウム配線50を含む半導体装置43の回路形成領域
52(2点鎖線で囲む部分)を覆う状態にオーバコート
膜51を形成しても、回路形成領域52と半導体装置4
3の外部とが第2の層間絶縁膜48によって隔離されな
くなる。すなわち、第2の層間絶縁膜48は、BPSG
(ホウ素リンシリケートガラス),PSG(リンシリケ
ートガラス),AsSG(ヒ素シリケートガラス)また
はSOG(スピンオンガラス)等で形成されるので、矢
印で示すように、水分が第2の層間絶縁膜48を通して
回路形成領域52に侵入する。この結果、半導体装置4
3の耐湿性が低下して、半導体装置43の信頼性が低く
なる。
【0008】上記課題を解決するには、2層目のアルミ
ニウム配線50を形成した後、ストリート44上に形成
さている第2の層間絶縁膜48を除去すればよい。しか
し第2の層間絶縁膜48を除去するには、ホトリソグラ
フィー工程とエッチング工程とレジスト処理工程とを新
たに行わなければならない。このため、工程数が大幅に
増加することになるので、スループットが低下する。
【0009】本発明は、工程を追加することなく、耐湿
性に優れた半導体ウエハのストリート構造を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。すなわち、半導体ウ
エハに形成された複数の半導体装置を区分するストリー
トの半導体ウエハ面に接触する状態にして、半導体装置
の側周に沿って第1の金属膜パターンが形成されてい
る。この第1の金属膜パターンと半導体装置とを覆う状
態に層間絶縁膜が形成されている。第1の金属膜パター
ン上の層間絶縁膜には半導体装置の側周を囲む状態に溝
が形成されている。この溝の内部には、第1の金属膜パ
ターンに接触する状態に第2の金属膜パターンが形成さ
れている。この第2の金属膜パターンと半導体装置とを
連続的に覆う状態にオーバコート膜が形成されているも
のである。あるいは、上記溝の内部に第2の金属膜パタ
ーンを形成しないで、当該溝の内部に上記オーバコート
膜を形成したものである。
【0011】上記半導体ウエハのストリート構造の製造
方法としては、まず第1の工程で、ストリートの半導体
ウエハ面に接触する状態に、半導体装置の側周に沿って
第1の金属膜パターンを形成する。次いで第2の工程
で、第1の金属膜パターンと半導体装置とを覆う状態に
層間絶縁膜を形成した後、半導体装置の側周を囲む状態
に、第1の金属膜上の層間絶縁膜を形成する。続いて第
3の工程で、溝の内部に第1の金属膜パターンに接触す
る状態に第2の金属膜パターンを形成する。その後第4
の工程で、第2の金属膜パターンと半導体装置とを連続
的に覆う状態にオーバコート膜を形成する。あるいは、
上記第3の工程を行わないで、上記第4の工程で、オー
バコート膜を溝の内部と半導体装置とを連続的に覆う状
態に形成する。
【0012】
【作用】上記半導体ウエハのストリート構造では、半導
体装置を半導体ウエハとオーバコート膜と第1の金属膜
パターンと第2の金属膜パターンとで包含したので、大
気中の水分が半導体装置の内部に侵入しない。あるいは
半導体装置を半導体ウエハとオーバコート膜と金属膜パ
ターンとで包含したので、上記同様に、大気中の水分が
半導体装置の内部に侵入しない。
【0013】上記製造方法では、半導体装置の第1の配
線を形成する金属膜で第1の金属膜パターンを形成し、
半導体装置の第2の配線を形成する金属膜で第2の金属
膜パターンを形成し、層間絶縁膜に形成した溝を、当該
層間絶縁膜に形成するコンタクトホールと同時に形成す
ることが可能になる。このため、工程を増加することな
く、半導体装置が半導体ウエハとオーバコート膜と第1
の金属膜パターンと第2の金属膜パターンとで包含され
る。あるいは、半導体装置の第1の配線を形成する金属
膜で金属膜パターンを形成し、層間絶縁膜に形成した溝
を、当該層間絶縁膜に形成するコンタクトホールと同時
に形成することが可能になる。このため上記同様に、工
程を増加することなく、半導体装置が半導体ウエハと金
属膜パターンとオーバコート膜とで包含される。
【0014】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1の概略構成断面
図および図2のレイアウト図により説明する。なおレイ
アウト図では、各第1,第2の層間絶縁膜とオーバコー
ト膜の図示は省略する。図に示すように、半導体ウエハ
11には、例えばマトリクス状に複数の半導体装置12
が形成されている。各半導体装置12は、当該半導体ウ
エハ11に形成さたストリート13によって区分されて
いる。上記各半導体装置12と上記ストリート13と
は、半導体ウエハ11の上層に形成した素子分離領域1
4によって区分されている。素子分離領域14の上面に
は、各半導体装置12に形成した第1の層間絶縁膜15
が形成されている。
【0015】上記ストリート13の上面には、半導体ウ
エハ11に接触する状態で、各半導体装置12の側周に
沿って第1の金属膜パターン16が形成されている。各
第1の金属膜パターン16は、例えばアルミニウムまた
はアルミニウム合金等の金属で形成される。上記各第1
の金属膜パターン16上には、各半導体装置12に形成
した第2の層間絶縁膜17が形成されている。この第2
の層間絶縁膜17は、例えばBPSG(ホウ素リンシリ
ケートガラス),PSG(リンシリケートガラス),A
sSG(ヒ素シリケートガラス)またはSOG(スピン
オンガラス)等で形成される。
【0016】各第1の金属膜パターン16上の第2の層
間絶縁膜17には、当該半導体装置12の側周を囲む状
態にかつ当該第1の金属膜パターンに達する状態に溝1
8が形成されている。各溝18の内部には、第1の金属
膜パターン16に接触する状態に第2の金属膜パターン
19が形成されている。この第2の金属膜パターン19
は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金等の金
属で形成されている。さらに各第2の金属膜パターン1
9と各半導体装置12とを連続的に覆う状態にオーバコ
ート膜20が形成されている。上記の如くに、半導体ウ
エハ11のストリート13が構成されている。
【0017】上記半導体ウエハ11のストリート13の
構造では、各半導体装置12を半導体ウエハ11とオー
バコート膜20と第1の金属膜パターン16と第2の金
属膜パターン19とで包含したので、各半導体装置12
の内部に大気中の水分が入り込まなくなる。したがっ
て、各半導体装置12の耐湿性は向上する。
【0018】上記実施例では、2層配線構造の半導体装
置について説明したが、例えば3層構造以上に配線を積
層した構造の半導体装置についても、第2の層間絶縁膜
より上層に形成される層間絶縁膜に対して、上記第2の
層間絶縁膜に形成した溝と同様の溝を形成し、その溝内
に金属膜パターンを形成することにより、半導体装置の
耐湿性の向上が図れる。
【0019】次に上記第1の実施例で説明したストリー
ト13の構造の製造方法を、図3の製造工程図により製
造する。図3の(1)に示すように、半導体ウエハ11
には、半導体装置12が配設されていて、半導体装置1
2の周囲の半導体ウエハ11には、素子分離領域14で
区分されるストリート13が形成されている。
【0020】まず第1の工程を行う。この工程では、半
導体装置12とストリート13とを覆う状態に第1の配
線を形成する金属膜21を成膜する。次いで通常のホト
リソグラフィーとエッチングとによって、第1の配線を
形成する金属膜21の2点鎖線で示す部分を除去して、
半導体装置12の側周に沿ったストリート13上に、第
1の金属膜パターン16を形成する。また第1の金属膜
パターン16を形成すると同時に半導体装置12の第1
の配線22を形成する。したがって、従来の第1の配線
22を形成するプロセスで第1の金属膜パターン16を
形成することができる。
【0021】次いで図3の(2)に示す第2の工程を行
う。この工程では、例えば通常の化学的気相成長法によ
って、第1の金属膜パターン16と半導体装置12とを
覆う状態に第2の層間絶縁膜17を形成する。その後通
常のホトリソグラフィーとエッチングとによって、半導
体装置12の側周を囲む状態に、上記第1の金属膜パタ
ーン16上の第2の層間絶縁膜17に溝18を形成す
る。この溝18は、第1の金属膜パターン16に達する
状態に形成される。上記ホトリソグラフィーとエッチン
グとによって、第2の層間絶縁膜17に上記溝18と同
時にコンタクトホール23を形成する。したがって、従
来のコンタクトホール23を形成するホトリソグラフィ
ーとエッチングとによって、溝18を形成することが可
能になる。
【0022】続いて図3の(3)に示す第3の工程を行
う。この工程では、例えば通常の高温スパッタ法によっ
て、溝18の内部とコンタクトホール23の内部と第2
の層間絶縁膜17の上面とに第2の配線を形成する金属
膜24を成膜する。
【0023】その後図3の(4)に示す第4の工程を行
う。この工程では、通常のホトリソグラフィーとエッチ
ングとによって、少なくとも溝18の内部に第2の金属
膜パターン19を形成する。この第2の金属膜パターン
19は、第2の配線を形成する金属膜(24)で形成す
ることが可能である。したがって、半導体装置12の2
層目の配線25を形成するホトリソグラフィーとエッチ
ングとによって、当該第2の金属膜パターン19を形成
することが可能になる。次いで通常の化学的気相成長法
によって、各第2の金属膜パターン19と半導体装置1
2とを連続的に覆う状態に、例えばプラズマ窒化シリコ
ン(P−SiN)膜よりなるオーバコート膜20を成膜
する。
【0024】上記製造方法では、半導体装置12の第1
の配線を形成する金属膜21で第1の金属膜パターン1
6を形成し、半導体装置12の第2の配線を形成する第
2の金属膜24で第2の金属膜パターン19を形成し、
第2の層間絶縁膜17に形成した溝18を半導体装置1
2の第2の層間絶縁膜17に形成するコンタクトホール
23と同時に形成する。このため、工程を増加すること
なく半導体ウエハ11とオーバコート膜20との間に第
1の金属膜パターン16と第2の金属膜パターン19と
を形成することが可能になる。
【0025】次に第2の実施例を図4の概略構成断面図
により説明する。図に示すストリート構造は、前記図1
で説明したストリート構造において、溝18の内部に第
2の金属膜パターン(19)を形成しないで、この溝1
8の内部に、第1の金属膜パターン16に接触するオー
バコート膜20を形成したものである。すなわち、オー
バコート膜20は、溝18の内部より半導体装置12を
連続的に覆う状態に形成されている。上記の如くに、半
導体ウエハ11のストリート13が構成されている。
【0026】上記第2の実施例で説明した半導体ウエハ
11のストリート13の構造では、各半導体装置12を
半導体ウエハ11とオーバコート膜20と第1の金属膜
パターン16とで囲んだので、各半導体装置12に水分
が入り込まなくなる。したがって、各半導体装置12の
耐湿性は向上する。
【0027】上記実施例では、2層配線構造の半導体装
置について説明したが、例えば3層構造以上に配線を積
層した構造の半導体装置についても、第2の層間絶縁膜
より上層に形成される層間絶縁膜に対して、上記第2の
層間絶縁膜に形成した溝と同様の溝を形成し、その溝内
にオーバコート膜を上記同様に形成することにより、半
導体装置の耐湿性の向上が図れる。
【0028】次に上記第2の実施例で説明したストリー
ト13の構造の製造方法を、図5の製造工程図により製
造する。図5の(1)に示すように、半導体ウエハ11
には、半導体装置12が配設されていて、半導体装置1
2の周囲の半導体ウエハ11にはストリート13が形成
されている。
【0029】そしてストリート13上に、半導体装置1
2の側周に沿って第1の金属膜パターン16を形成する
第1の工程を行う。上記第1の工程では、第1の配線2
2も同時に形成する。続いて、第1の金属膜パターン1
6と半導体装置12とを覆う状態に第2の層間絶縁膜1
7を形成した後、半導体装置12の側周を囲む状態に、
第1の金属膜パターン16上の第2の層間絶縁膜17に
溝18を形成する第2の工程を行う。上記第2の工程で
は、第2の層間絶縁膜17にコンタクトホール23も同
時に形成する。上記第1の工程および第2の工程は、上
記第1の実施例で説明した第1の工程と第2の工程と同
様なので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0030】次いで図5の(2)に示す第3の工程を行
う。この工程では、例えば通常配線形成工程によって、
半導体装置12の2層目の配線25を形成する。その
後、通常の化学的気相成長法によって、溝18の内部で
第1の金属膜パターン16に接続しかつ半導体装置12
における第2の配線25と第2の層間絶縁膜17とを連
続的に覆うオーバコート膜20を形成する。このオーバ
コート膜20は、例えばプラズマ窒化シリコン(P−S
iN)膜よりなる。
【0031】上記製造方法では、第1の配線を形成する
金属膜21で第1の金属膜パターン16を形成し、第2
の層間絶縁膜17に形成した溝18を第2の層間絶縁膜
17に形成するコンタクトホール23と同時に形成す
る。このため、工程を増加することなく、半導体ウエハ
11とオーバコート膜20と第1の金属膜パターン16
とによって半導体装置12を包含することが可能にな
る。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体ウ
エハのストリート構造によれば、半導体装置を半導体ウ
エハとオーバコート膜と第1の金属膜と第2の金属膜と
で包含したので、あるいは半導体装置を半導体ウエハと
オーバコート膜と金属膜とで包含したので、半導体装置
の内部に大気中の水分が侵入するのを防ぐことができ
る。よって、半導体装置の耐湿性の向上が図れる。
【0033】本発明の製造方法では、半導体装置の第1
の配線を形成する第1の金属配線形成膜で第1の金属膜
パターンを形成することができる。また、半導体装置の
2層目の配線を形成する金属膜で第2の金属膜パターン
を形成することができ、しかも、層間絶縁膜に形成した
溝を当該層間絶縁膜に形成するコンタクトホールと同時
に形成することが可能になる。このため、工程を増加す
ることなく半導体ウエハとオーバコート膜との間に第1
の金属膜パターンと第2の金属膜パターンとを形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の概略構成断面図である。
【図2】第1の実施例のレイアウト図である。
【図3】第1の実施例の製造工程図である。
【図4】第2の実施例の概略構成断面図である。
【図5】第2の実施例の製造工程図である。
【図6】従来例の製造工程図である。
【図7】アルミニウムとシリコンとの反応を防止する方
法の説明図である。
【図8】課題の説明図である。
【符号の説明】
11 半導体ウエハ 12 半導体装置 13 ストリート 16 第1の金属膜パターン 17 第2の層間絶縁膜 18 溝 19 第2の金属膜パターン 20 オーバコート膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハに搭載された複数の半導体
    装置を区分する半導体ウエハのストリート構造であっ
    て、 前記半導体装置の側周に沿って設けたストリートの半導
    体ウエハ面に少なくとも接触する状態に形成した第1の
    金属膜パターンと、 前記第1の金属膜パターンと前記半導体装置とを覆う状
    態に形成した層間絶縁膜と、 前記半導体装置の側周を囲む状態に、前記第1の金属膜
    パターン上の前記層間絶縁膜に形成した溝と、 前記溝の内部に前記第1の金属膜パターンに接触する状
    態に形成した第2の金属膜パターンと、 前記第2の金属膜パターンと前記半導体装置とを連続的
    に覆う状態に形成したオーバコート膜とよりなることを
    特徴とする半導体ウエハのストリート構造。
  2. 【請求項2】 半導体ウエハに搭載された複数の半導体
    装置を区分する半導体ウエハのストリート構造の製造方
    法であって、 前記ストリートの半導体ウエハ上に、前記半導体装置の
    側周に沿って第1の金属膜パターンを形成する第1の工
    程と、 前記第1の金属膜パターンと前記半導体装置とを覆う状
    態に層間絶縁膜を形成した後、前記第1の金属膜パター
    ン上の前記層間絶縁膜に、前記半導体装置の側周を囲む
    状態に溝を形成する第2の工程と、 前記溝の内部に、前記第1の金属膜パターンに接触する
    状態に第2の金属膜パターンを形成する第3の工程と、 前記第2の金属膜パターンと前記半導体装置とを連続的
    に覆う状態に、オーバコート膜を形成する第4の工程と
    よりなることを特徴とする半導体ウエハのストリート構
    造の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体ウエハに搭載された複数の半導体
    装置を区分する半導体ウエハのストリート構造であっ
    て、 前記半導体装置の側周に沿って前記ストリートの半導体
    ウエハ面に接続する状態に形成した金属膜パターンと、 前記金属膜パターンと前記半導体装置とを覆う状態に形
    成した層間絶縁膜と、 前記金属膜パターン上の前記層間絶縁膜に、前記半導体
    装置の側周を囲む状態にかつ当該金属膜パターンに達す
    る状態に形成した溝と、 前記溝の内部と前記半導体装置とを連続的に覆う状態に
    形成したオーバコート膜とよりなることを特徴とする半
    導体ウエハのストリート構造。
  4. 【請求項4】 半導体ウエハに搭載された複数の半導体
    装置を区分する半導体ウエハのストリート構造の製造方
    法であって、 前記ストリート上に、前記半導体装置の側周に沿って金
    属膜パターンを形成する第1の工程と、 前記金属膜パターンと前記半導体装置とを覆う状態に層
    間絶縁膜を形成した後、前記金属膜上の前記層間絶縁膜
    に、前記半導体装置の側周を囲む状態にかつ当該金属膜
    パターンに接触する状態に溝を形成する第2の工程と、 前記溝の内部と前記半導体装置とを連続的に覆う状態
    に、オーバコート膜を形成する第3の工程とよりなるこ
    とを特徴とする半導体ウエハのストリート構造の製造方
    法。
JP04131850A 1992-04-23 1992-04-23 半導体ウエハのストリート構造およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3103912B2 (ja)

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