JPH0621229A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0621229A
JPH0621229A JP17412592A JP17412592A JPH0621229A JP H0621229 A JPH0621229 A JP H0621229A JP 17412592 A JP17412592 A JP 17412592A JP 17412592 A JP17412592 A JP 17412592A JP H0621229 A JPH0621229 A JP H0621229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
semiconductor device
surface protective
region
protective film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17412592A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Inoue
武明 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP17412592A priority Critical patent/JPH0621229A/ja
Publication of JPH0621229A publication Critical patent/JPH0621229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外部よりレーザー光により切断しうる領域(ヒ
ューズ開孔部形成領域)を有する半導体装置において、
ヒューズ開孔部形成領域Bにおいて少なくとも表面保護
膜の最下層膜6の一層を除去せず、半導体装置の耐湿性
の向上をはかる半導体装置の表面保護膜の構造及びその
製造方法を提供する 【構成】複数層よりなる表面保護膜の除去を必要とする
半導体装置表面上の幾つかの領域にあって、ある領域で
は表面保護膜の全層が除去され、またある領域では下方
の数層は除去されずに保護膜を構成している、といった
ように、領域によって表面保護膜の除去が異なる。 【効果】半導体装置の内部に構成された層間絶縁膜の、
外気雰囲気への露出を防止し、及び、他の膜の形成工程
における、層間絶縁膜の削れを防止し、半導体装置内部
の金属配線の、外気雰囲気による腐食の発生頻度を低減
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の構造及び
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の構造を、図2に示
す。図2において半導体装置の表面保護膜は二層構造か
らなる。
【0003】表面保護膜が複数層より構成される半導体
装置において、その内部配線を外部へ接続する部分であ
るところの電極形成領域Aとヒューズ開孔部形成領域B
での表面保護膜6、及び7の除去は一つの工程で同時に
行われ、電極形成領域Aとヒューズ開孔部形成領域Bで
表面保護膜6、及び7の全層が除去される。このためヒ
ューズ開孔部形成領域Bでは、半導体装置内部の層間絶
縁膜4が外気雰囲気に露出する構造をもつ。また、この
際、層間絶縁膜4の表面が少量除去され、層間絶縁膜4
の削れ部分Xが生じる。なお、図2において、符号1は
半導体装置基板、符号2は層間絶縁膜、符号3は半導体
装置内部配線、5は金属配線である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構造をもつ
従来の半導体装置は、ヒューズ開孔部形成領域Bでは表
面保護膜6、7の除去工程によって、半導体装置内部の
層間絶縁膜4が直接外気雰囲気に露出してしまうこと、
及び、上記の除去工程によるところの膜エッチングが層
間絶縁膜4の一部に達しその部分を除去し、層間絶縁膜
4の削れXを生じせしめ、層間絶縁膜4の外気雰囲気へ
の露出面積を増大せしめることから、金属配線5と、層
間絶縁膜4を浸透した外気雰囲気との化学反応による金
属配線5の腐食の発生頻度が増大し、金属配線5の耐湿
性を劣化させる等の問題があった。また、層間絶縁膜4
の材質に、BPSGのように吸湿性が高く、外気雰囲気
と金属配線5の化学反応を助長するような不純物を多く
含有する物を用いた場合、金属配線5の腐食の発生頻度
は更に増大し、問題はいっそう深刻化する。 そこで本
発明はこのような問題点を解決するものであり、その目
的とするところは、ヒューズ開孔部形成領域Bにおいて
少なくとも表面保護膜の最下層膜6の一層を除去せず、
半導体装置の耐湿性の向上をはかる半導体装置の表面保
護膜の構造及びその製造方法を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
表面保護膜が二層以上の複数膜よりなり、電極形成領域
では保護膜が全層除去され金属配線の外部電極への接続
面は外気雰囲気に露出しており、一方、ヒューズ開孔部
形成領域では少なくとも表面保護膜最下層膜は除去され
ず層を形成しており層間絶縁膜は外気雰囲気に露出して
いない構造をもつことを特徴とする。
【0006】本発明の半導体装置の製造方法は、まず半
導体装置の表面保護膜を二層以上の複数層積層し、表面
保護膜の少なくとも最下層一層を残して、上方の膜を電
極形成領域とヒューズ開孔部形成領域の2領域において
除去し、上記では除去されない下層膜を電極形成領域の
1領域においてのみ除去する工程を具備することを特徴
とする。
【0007】あるいは、半導体装置の表面保護膜の下部
を構成する数層を積層し、この下部層を電極形成領域の
1領域においてのみ除去し、表面保護膜の上部を構成す
る数層を積層し、上記において形成された上部表面保護
膜を電極形成領域と、ヒューズ開孔部形成領域の2領域
において除去する工程を具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は表面保護膜下層膜が、ヒューズ開孔部
形成領域において除去されずに、なお一層を形成してい
るため、半導体装置内部の層間絶縁膜が外気雰囲気に露
出することがなく、また、上記従来技術の半導体装置の
構造における層間絶縁膜の削れが生じることもなく、層
間絶縁膜を浸透した外気雰囲気中の水分による金属配線
の腐食の発生頻度を低減する作用がある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。
【0010】(実施例1)図1は本発明の一実施例を示
す、半導体装置の表面保護膜の断面図である。図1にお
いて半導体装置の表面保護膜は下層膜6、上層膜7の二
層で構成されている。なお図中に示された符号は図2と
一致する。
【0011】電極形成領域Aでは、表面保護膜の下層膜
1、上層膜2の二層が除去されており金属配線5の外部
電極と接続される面は外気雰囲気に露出しているが、ヒ
ューズ開孔部形成領域Bでは上層膜7のみの除去であ
り、下層膜6は除去されずに保護膜を形成しており層間
絶縁膜4は外気雰囲気に露出していない構造をもつ。
【0012】次に本発明半導体装置の製造方法の実施例
についてのべる。
【0013】(a) 半導体装置の基板上に層間絶縁膜
2を酸化シリコンの、化学的気相成長法によるところの
デポジションにより、100nmの膜厚で形成される。
【0014】(b) 半導体装置の内部配線3をポリシ
リコン膜の100nmのデポジションによる積層、フォ
トリソグラフィ、エッチングにより形成する。
【0015】(c) この上部に層間絶縁膜4がリン9
mol、ホウソ9molを不純物として含有するBPS
Gの化学的気相生長法によるデポジションにより800
nmの膜厚で形成される。
【0016】(e) この層間絶縁膜7の上面に金属配
線5がアルミニウムの500nmのスパッタリング、フ
ォトリソグラフィ、エッチングにより形成される。
【0017】(f) 半導体装置の表面保護膜の下層膜
6を酸化シリコンの化学的気相生長法による膜厚100
nmのデポジションにより形成する。
【0018】(g) 半導体装置の表面保護膜の上層膜
7を窒化珪素の化学的気相生長法による膜厚1000n
mのデポジションにより形成する。
【0019】(h) 電極形成領域A上、及びヒューズ
開孔部形成領域B上の2ヶ所に開孔部のパターンを有す
るフォトリソグラフィ、エッチングにより半導体装置の
表面保護膜の上層膜7を除去する。
【0020】(i) 電極形成領域A上の1ヶ所のみに
開孔部のパターンを有するフォトリソグラフィ、エッチ
ングにより半導体装置の表面保護膜の下層膜6を除去し
本発明の半導体装置の表面保護膜の構造を構成する。
【0021】(実施例2)本発明の半導体装置の製造方
法の実施例についてのべる。
【0022】上記実施例1中の工程(a)から(e)の
後、上記実施例1とは異なる以下の4工程により本発明
の半導体装置の表面保護膜の構造を構成する。
【0023】(j) 半導体装置の表面保護膜の下層膜
6を酸化シリコンの化学的気相生長法による膜厚100
nmのデポジションにより形成する。
【0024】(k) 電極形成領域A上の1ヶ所のみに
開孔部のパターンを有するフォトリソグラフィ、エッチ
ングにより半導体装置の表面保護膜の下層膜6を除去す
る。
【0025】(l) 半導体装置の表面保護膜の上層膜
7を窒化珪素の化学的気相生長法による膜厚1000n
mのデポジションにより形成する。
【0026】(m) 電極形成領域A上、及びヒューズ
開孔部形成領域B上の2ヶ所に開孔部のパターンを有す
るフォトリソグラフィ、エッチングにより半導体装置の
表面保護膜の上層膜7を除去し本発明の半導体装置の表
面保護膜の構造を構成する。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
によれば、ヒューズ開孔部形成領域Bにおいて、表面保
護膜の下層膜6が除去されず、半導体装置内部の層間絶
縁膜4が外部雰囲気に露出せず、また、従来の半導体装
置に見られるような、層間絶縁膜4の削れが生じないこ
とにより、金属配線5の、外気雰囲気からの腐食の発生
頻度を低減することの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の表面保護膜の一実施例を
示す断面図。
【図2】従来の半導体装置の表面保護膜の構造を示す断
面図。
【符号の説明】
1 半導体装置基板 2 層間絶縁膜 3 半導体装置内部配線 4 層間絶縁膜 5 金属配線 6 半導体装置の表面保護膜の下層膜 7 半導体装置の表面保護膜の上層膜 A 電極形成領域 B ヒューズ開孔部形成領域 X 層間絶縁膜4の削れ部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面保護膜が二層膜以上の複数層からな
    り、内部配線を、表面保護膜の一領域が取り除かれた部
    分を通して外部よりレーザー光により切断しうる領域
    (ヒューズ開孔部形成領域)を有する半導体装置におい
    て、 前記ヒューズ開孔部形成領域は、少なくとも前記表面保
    護膜の最下層一層を有し、 かつ半導体装置の内部配線を外部に接続する電極形成領
    域においては、表面保護膜の全層が除去されている構造
    からなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体装置の表面保護膜を二層以上の複
    数層積層する工程と、 表面保護膜の少なくとも最下層一層を残して、上方の膜
    を電極形成領域とヒューズ開孔部形成領域の2領域にお
    いて除去する工程、 上記の工程では除去されない下層膜を電極形成領域の1
    領域においてのみ除去する工程を具備することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体装置の表面保護膜の下部を構成す
    る数層を積層する工程と、この下部層を電極形成領域の
    1領域においてのみ除去する工程と、 表面保護膜の上部を構成する数層を積層する工程と、 前記工程において形成された上部表面保護膜を電極形成
    領域と、ヒューズ開孔部形成領域の2領域において除去
    する工程を具備することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
JP17412592A 1992-07-01 1992-07-01 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH0621229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17412592A JPH0621229A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17412592A JPH0621229A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621229A true JPH0621229A (ja) 1994-01-28

Family

ID=15973096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17412592A Pending JPH0621229A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621229A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09139384A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Nec Corp 半導体装置
US5653265A (en) * 1984-02-13 1997-08-05 Excell Corporation Hollow plastic product

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5653265A (en) * 1984-02-13 1997-08-05 Excell Corporation Hollow plastic product
JPH09139384A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Nec Corp 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003060036A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US5808363A (en) Semiconductor device and method of fabricating the same
JPH08321545A (ja) 配線形成法
JPH0621229A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7432170B2 (en) Semiconductor device and fabrication method thereof
US6518158B1 (en) Method of manufacturing a semiconductor device including a fuse
JPH11186393A (ja) 半導体素子及びその製造方法
JP3348564B2 (ja) 誘電体キャパシタの製造方法
JPH07211697A (ja) 金属配線形成方法及び半導体装置の製造方法
JP3323264B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06310597A (ja) 半導体装置
JPH0582511A (ja) 半導体素子およびその製造方法
JPH04133430A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS62154759A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH02156537A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS5966125A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100487476B1 (ko) 반도체장치의제조방법및그에따라제조되는반도체장치
JPH11135730A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05304268A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05152444A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2711530B2 (ja) 半導体素子の金属配線形成方法
JPH0714835A (ja) 多層配線構造の形成方法
JPH03280431A (ja) 多層配線の製造方法および装置
JPS6149439A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05299415A (ja) 半導体ウエハのストリート構造およびその製造方法