JPH05267269A - 真空乾燥方法および装置 - Google Patents

真空乾燥方法および装置

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JPH05267269A
JPH05267269A JP6173892A JP6173892A JPH05267269A JP H05267269 A JPH05267269 A JP H05267269A JP 6173892 A JP6173892 A JP 6173892A JP 6173892 A JP6173892 A JP 6173892A JP H05267269 A JPH05267269 A JP H05267269A
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JP
Japan
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semiconductor wafer
drying
work
vacuum
iced
Prior art date
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Pending
Application number
JP6173892A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Sakurai
俊彦 桜井
Tetsuya Takagaki
哲也 高垣
Kazuhiro Hata
和博 秦
Yuji Noguchi
雄二 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH05267269A publication Critical patent/JPH05267269A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空乾燥装置において、半導体ウエハを高清
浄に乾燥し、従来、問題となっていた乾燥の際の異物の
付着をなくし、安全性を向上させる。 【構成】 真空乾燥装置において、洗浄により半導体ウ
エハ11を清浄に保った状態で半導体ウエハ11に付着
した水滴13を急冷却して氷化させ、この氷化した半導
体ウエハ11の雰囲気を真空状態にして氷化した氷14
を昇華させて半導体ウエハ11を乾燥する構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥技術に関し、特
に、たとえば半導体集積回路装置の製造工程で用いられ
るウエハ乾燥技術に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乾燥装置としては、たとえば、ス
ピン乾燥装置およびベーパ乾燥装置が使用されている。
【0003】前記スピン乾燥装置は、半導体ウエハを高
速回転させ、半導体ウエハに付着した水滴を遠心力で除
去する構造となっている。
【0004】また、前記ベーパ乾燥装置は、半導体ウエ
ハに付着した水滴をイソプロピルアルコールの蒸気で置
換して乾燥する構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
のスピン乾燥装置の構造では、半導体ウエハを高速回転
させるため、回転機構部のシールの劣化や静電気の発生
により、半導体ウエハに異物が付着し易いという問題が
あった。
【0006】また、前記した従来のベーパ乾燥装置の構
造では、半導体ウエハを高清浄化できる点で優れている
が、可燃性のイソプロピルアルコールの蒸気を使用する
ため、火災を発生し易く、危険性が高いという問題があ
った。
【0007】本発明の目的は、ワークを高清浄に乾燥す
ることのできる乾燥技術を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、従来、問題となって
いた乾燥の際の異物の付着をなくし、安全性を向上させ
ることのできる乾燥技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0011】本発明における真空乾燥装置は、ワークに
付着した水滴もしくは水分を急冷却して氷化させる冷却
手段と、前記氷化したワークの雰囲気を真空状態にする
真空手段とを備えた構造としたものである。
【0012】
【作用】洗浄済のワークを乾燥させる場合、まず、洗浄
によりワークを清浄に保った状態でワークに付着した水
滴もしくは水分を急冷却して氷化させ、次いで、ワーク
の雰囲気を真空状態にして氷化した氷を昇華させてワー
クを乾燥する。
【0013】このように、洗浄によりワークに付着した
水滴を急冷却して氷化させ、この氷化した氷を昇華させ
ることにより、ワークの表面にウォーターマークと呼ば
れるシミ等を残さずにワークを高清浄に乾燥することが
できる。
【0014】したがって、従来、問題となっていた乾燥
の際の異物の付着をなくし、可燃性のイソプロピルアル
コールの使用を不要にし、安全性を向上させることがで
きる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例である真空乾燥装置
を備えた洗浄乾燥システムを示す断面図である。
【0016】半導体ウエハの洗浄乾燥を行う洗浄乾燥シ
ステムは、ケーシングCの内部に順次隣接して配置され
るローダ部1と、洗浄部2と、乾燥部3と、アンローダ
部4とから構成されている。
【0017】前記ローダ部1は搬送機構または作業者に
より搬送される半導体ウエハ11を1枚以上収納する収
納治具10aがアッパフロア16上にセットされる構造
となっている。
【0018】前記洗浄部2は、超純水5をオーバーフロ
ーさせる洗浄槽6がロアフロア17上に配置され、この
洗浄槽6内の超純水5に搬送機構により半導体ウエハ1
1を浸積させて洗浄を行う構造となっている。
【0019】前記アンローダ部4は、搬送機構または作
業者により搬送される高清浄なウエハ収納治具10bが
アッパフロア16上にセットされており、乾燥が終了し
た高清浄な半導体ウエハ11は搬送機構により高清浄な
ウエハ収納治具10bに収納される構造となっている。
【0020】本実施例における真空乾燥装置は、前記洗
浄部2に隣接した設けられた乾燥部3に適用したもので
ある。
【0021】すなわち、この乾燥部3は、ロアフロア1
7に配置される乾燥チャンバ3aを備え、この乾燥チャ
ンバ3aの開口端部は蓋で覆われ、乾燥中は密閉される
構造となっている。
【0022】また、乾燥チャンバ3aには、液化N2
液化He等の不活性ガス12を供給する液化不活性ガス
供給部7および真空ポンプ8が配管15を介して接続さ
れ、洗浄により半導体ウエハ11を清浄に保った状態で
半導体ウエハ11に付着した水滴13を急冷却して氷化
させ、半導体ウエハ11の雰囲気を真空状態にして氷化
した氷14を昇華させて半導体ウエハ11を乾燥する構
造となっている。
【0023】次に、本実施例の作用について説明する。
【0024】半導体ウエハ11の洗浄乾燥処理を行う場
合、半導体ウエハ11を1枚以上収納したウエハ収納治
具10aが搬送機構によりローダ部1にセットされると
前記ウエハ収納治具10aから半導体ウエハ11のみが
搬送機構により取り出され、洗浄部2に搬送される。
【0025】洗浄部2では、半導体ウエハ11は超純水
5をオーバーフローさせた洗浄槽6で洗浄され、表面が
清浄化される。洗浄済の半導体ウエハ11は搬送機構に
より乾燥部3に搬送される。
【0026】乾燥部3では、乾燥チャンバ3aに洗浄済
の半導体ウエハ11が収納され、蓋9で密閉される。半
導体ウエハ11に付着した水滴13は、液化不活性ガス
供給部7から供給される不活性ガス12によって急冷却
され、氷14となる。
【0027】その後、半導体ウエハ11の雰囲気は真空
ポンプ8によって真空状態にされ、半導体ウエハ11に
付着した氷14は昇華され、半導体ウエハ1は乾燥さ
れ、搬送機構によりアンローダ部4に搬送される。
【0028】アンローダ部4では、乾燥を終了した高清
浄な半導体ウエハ11は搬送機構により高清浄なウエハ
収納治具10bに収納され、洗浄乾燥処理を終了する。
【0029】このように、半導体ウエハ11を清浄に保
った状態で半導体ウエハ11に付着した水滴13を急冷
却して氷14とし、半導体ウエハ11の雰囲気を真空状
態にして半導体ウエハ11に付着した氷14を昇華させ
ることにより、半導体ウエハ11の表面にウォーターマ
ークと呼ばれるシミ等を残さずに半導体ウエハ11を高
清浄に乾燥することができる。
【0030】したがって、従来、問題となっていた乾燥
の際の異物の付着をなくし、可燃性のイソプロピルアル
コールの使用を不要にし、安全性を向上させることがで
きる。
【0031】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0032】たとえば、前記実施例では、洗浄部に超純
水をオーバーフローさせる洗浄槽を設けた場合について
説明したが、これに限らず、純水を蒸気化させ、半導体
ウエハを蒸気洗浄する蒸気洗浄ユニットを設けることも
できる。
【0033】また、真空ポンプとして、荒引きポンプと
ターボ分子ポンプなどのドライポンプとの組み合わせた
ものを使用し、オイルミストの混入を防止することもで
きる。
【0034】また、半導体ウエハとウエハ収納治具とを
一緒に洗浄乾燥しても良い。
【0035】また、ローダ部と洗浄部との間に無機薬品
や有機溶剤による薬品洗浄部を設け、半導体ウエハの洗
浄乾燥を一貫処理することもできる。
【0036】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である、半
導体ウエハの真空乾燥方法および装置で説明したが、他
の電子部品の真空乾燥方法および装置にも適用できる。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0038】(1).ワークに付着した水滴もしくは水分を
急冷却して氷化させ、ワークの雰囲気を真空状態にして
氷化した氷を昇華させてワークを乾燥する真空乾燥方法
および装置としたので、ワークの表面にウォーターマー
クと呼ばれるシミ等を残さずにワークを高清浄に乾燥す
ることができる。
【0039】(2).前記(1) の効果により、従来、問題と
なっていた乾燥の際の異物の付着をなくし、可燃性のイ
ソプロピルアルコールの使用を不要にし、安全性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である乾燥装置を備えた洗浄
乾燥システムを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ローダ部 2 洗浄部 3 乾燥部 3a 乾燥チャンバ 4 アンローダ部 5 超純水 6 洗浄槽 7 液化不活性ガス供給部 8 真空ポンプ 9 蓋 10a ウエハ収納治具 10b ウエハ収納治具 11 半導体ウエハ 12 不活性ガス 13 水滴 14 氷 15 配管 16 アッパフロア 17 ロアフロア C ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 雄二 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに付着した水滴もしくは水分を急
    冷却して氷化させ、ワークの雰囲気を真空状態にして氷
    化した氷を昇華させてワークを乾燥することを特徴とす
    る真空乾燥方法。
  2. 【請求項2】 ワークに付着した水滴もしくは水分を急
    冷却して氷化させる冷却手段と、前記氷化したワークの
    雰囲気を真空状態にする真空手段とを備えたことを特徴
    とする真空乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却手段に液化不活性ガスを用いた
    ことを特徴とする請求項2の真空乾燥装置。
JP6173892A 1992-03-18 1992-03-18 真空乾燥方法および装置 Pending JPH05267269A (ja)

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Cited By (4)

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