JPH051603A - デイーゼルエンジンのアイドル回転制御装置 - Google Patents

デイーゼルエンジンのアイドル回転制御装置

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Publication number
JPH051603A
JPH051603A JP15352291A JP15352291A JPH051603A JP H051603 A JPH051603 A JP H051603A JP 15352291 A JP15352291 A JP 15352291A JP 15352291 A JP15352291 A JP 15352291A JP H051603 A JPH051603 A JP H051603A
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JP
Japan
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idle
rotation speed
mode
diesel engine
control amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP15352291A
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English (en)
Inventor
Riyouta Yukinaga
亮太 幸長
Ken Ando
謙 安藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH051603A publication Critical patent/JPH051603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アイドルアップモードから通常アイドルモード
へ復帰する際に、運転状況の経時変化等により燃料温度
が上昇していても、実回転速度が通常アイドル時の目標
回転速度よりも下がり過ぎるのを抑制する。 【構成】アイドル回転制御装置は、回転数センサ35、
電磁スピル弁23、エアコンスイッチ65、ニュートラ
ルスイッチ66、水温センサ75、アイドルアップスイ
ッチ67等を備えている。CPUは積分制御量と見込制
御量とを用いたフィードバック制御にて、実回転速度が
目標回転速度となるように電磁スピル弁23を制御す
る。CPUは、アイドルアップモードから通常アイドル
モードへの復帰の際に、アイドルアップ開始直前の先の
通常アイドル時の積分制御量を、アイドルアップ時の積
分制御量の変化量に基づいて補正して、今回の通常アイ
ドル時の積分制御量の初期値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジンのア
イドル回転制御装置に係り、詳しくは、ディーゼルエン
ジンの燃料噴射ポンプの燃料噴射量を調節することによ
り、アイドル時のエンジン回転速度を目標回転速度に一
致させるようにしたディーゼルエンジンのアイドル回転
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディーゼルエンジンのア
イドル時における回転速度を制御する技術として、例え
ば特開昭57−181940号公報に開示されたものが
ある。この技術では、まず、ディーゼルエンジンの運転
状態に応じた目標回転速度NFを算出し、この目標回転
速度NFと実回転速度NEQBとの差をもとに積分制御
量NFIを求める。また、自動変速機(トルコン)、空
気調和装置(エアコン)等の負荷変動に応じた見込み制
御量NFPを求める。そして、実回転速度NEQBから
前記積分制御量NFI及び見込制御量NFPを減算して
偏差(補正回転速度)NEISCを求め、その補正回転
速度NEISCを変化させることによりガバナパターン
を移動させ、実回転速度NEQBが目標回転速度NFと
一致するように制御している。
【0003】このようなアイドル回転制御は、通常のア
イドル時以外にも、例えばエアコンの効きをよくするた
めに、その通常のアイドル時よりも所定量だけ回転速度
を上昇させたアイドルアップ時においても同様に実行さ
れる。そして、通常のアイドル状態からアイドアップさ
れた状態への変更、又はアイドアップされた状態から通
常のアイドル状態への変更は、例えばアイドルアップさ
せるためのスイッチがオン操作されてアイドルアップ作
動条件が成立したときや、同スイッチがオフ操作されて
アイドルアップ停止条件が成立したときに行われる。
【0004】前記技術によると、燃料噴射ポンプ間のば
らつき、エンジン負荷の大きさ、経時変化等に関係な
く、また特別のアクチュエータを用いることなく、通常
アイドル時又はアイドルアップ時の回転速度を運転状態
に応じた目標回転速度に制御できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては、実回転速度NEQBがアイドルアップ時
の目標回転速度NFに制御されている状態から通常アイ
ドル時の目標回転速度NFへ復帰する際に、実回転速度
NEQBが一時的にその通常アイドル時の目標回転速度
NFよりも下がり過ぎることがあった。
【0006】これは次のような理由による。アイドルア
ップ作動条件が成立して実回転速度NEQBが上昇する
前は、実回転速度NEQBを通常アイドル時の目標回転
速度NF(例えば800rpm)に保つための積分制御
量NFIが算出され、その値に基づき燃料噴射量が制御
されている。この状態からアイドルアップ作動条件が成
立すると、前記実回転速度NEQBを、通常アイドル時
の目標回転速度NFよりも高い目標回転速度NF(例え
ば1200rpm)に安定させるための積分制御量NF
Iが算出され、その値に基づき燃料噴射量が制御され
る。
【0007】そして、前記のアイドルアップ時の目標回
転速度NFにするための制御が続けられると、その間の
運転状況の経時変化により燃料温度が次第に上昇してい
く。このように燃料温度が上昇すると燃料噴射量が相対
的に減少するので、実回転速度NEQBを常に同じアイ
ドルアップ時の目標回転速度NFに保つためには、前記
積分制御量NFIを増加させて、燃料噴射量の指令値を
大きくしなけばならない。
【0008】さらに、前記燃料温度の上昇にともなう実
燃料噴射量の減少量は、ディーゼルエンジンの実回転速
度NEQBに関係なく一定というわけではなく、同実回
転速度NEQBが低くなるに従って大きくなるという特
性がある。これにより、前記実燃料噴射量の減少分を補
償するための積分制御量NFIの増加量は、アイドルア
ップ時よりも通常アイドル時の方が多く必要となる。
【0009】このため、前記アイドルアップ状態からア
イドルアップ停止条件が成立して、実回転速度NEQB
を通常アイドル時の目標回転速度NFに復帰させる際
に、積分制御量NFIの初期値としてアイドルアップ状
態での最終の積分制御量NFIをそのまま用いると、通
常アイドル時における燃料温度上昇による噴射量減少分
をその積分制御量NFIによって補うことができない。
これにより、実回転速度NEQBを通常アイドル時の目
標回転速度NFに保つことができずに、同実回転速度N
EQBが一時的に通常アイドル時の目標回転速度NFよ
りも下がり過ぎること(アンダーシュート)があった。
【0010】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、アイドルアップ状態から通常
アイドル状態へ復帰する際に、運転状況の経時変化等に
より燃料温度が上昇していても、実回転速度が通常アイ
ドル時の目標回転速度よりも下がり過ぎるのを抑制でき
るディーゼルエンジンのアイドル回転制御装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては図1に示すように、ディーゼル
エンジンM1への燃料噴射量を調整することにより、同
ディーゼルエンジンM1の回転速度を調整する回転速度
調整手段M2と、前記ディーゼルエンジンM1の回転速
度を検出する回転速度検出手段M3と、前記ディーゼル
エンジンM1の運転状態を検出する運転状態検出手段M
4と、前記運転状態検出手段M4によるディーゼルエン
ジンM1の運転状態に応じた目標回転速度を設定する目
標回転速度設定手段M5と、前記ディーゼルエンジンM
1の通常アイドルモードからアイドルアップモードへの
移行又はアイドルアップモードから通常アイドルモード
への復帰を検出するモード変更検出手段M6と、前記モ
ード変更検出手段M6によりモード変更を検出したと
き、前記目標回転速度設定手段M5による目標回転速度
を強制的に所定分だけ上昇又は下降させる設定回転速度
変更手段M7と、前記回転速度検出手段M3による回転
速度が、前記設定回転速度変更手段M7により上昇又は
下降された目標回転速度になるように、積分制御量を用
いたフィードバック制御にて前記回転速度調整手段M2
を制御する回転速度制御手段M8と、アイドルアップモ
ードから通常アイドルモードへの復帰の際に、アイドル
アップ開始直前の先の通常アイドル時の積分制御量を、
アイドルアップ時の回転速度制御手段M8での積分制御
量の変化量に基づいて補正して、今回の通常アイドル時
の積分制御量の初期値とする初期値設定手段M9とを備
えている。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、ディーゼルエンジンM1
の回転速度が回転速度検出手段M3によって検出され
る。また、前記ディーゼルエンジンM1の運転状態が運
転状態検出手段M4によって検出されると、その運転状
態に応じた目標回転速度が目標回転速度設定手段M5に
よって設定される。そして、前記ディーゼルエンジンM
1の通常アイドルモードからアイドルアップモードへの
移行又はアイドルアップモードから通常アイドルモード
への復帰をモード変更検出手段M6が検出すると、設定
回転速度変更手段M7は前記目標回転速度設定手段M5
による目標回転速度を強制的に所定分だけ上昇又は下降
させる。
【0013】回転速度制御手段M8は、前記回転速度検
出手段M3によって検出された回転速度が、前記設定回
転速度変更手段M7によって変更された目標回転速度と
なるように、積分制御量によるフィードバック制御によ
って回転速度調整手段M2を制御する。そして、アイド
ルアップモードから通常アイドルモードへ復帰する際に
は、初期値設定手段M9は、アイドルアップ開始直前の
先の通常アイドル時の積分制御量を、アイドルアップ時
の回転速度制御手段M8での積分制御量の変化量に基づ
いて補正して、今回の通常アイドル時の積分制御量の初
期値とする。
【0014】前記アイドル回転制御においては、アイド
ルアップ時の積分制御量の変化によって、そのアイドル
アップ時での燃料温度の上昇を代表させ、これを今回の
通常アイドル時での積分制御量の算出に反映させてい
る。このため、今回の通常アイドル時での燃料温度と目
標回転速度NFに応じた積分制御量で、アイドル回転制
御が行われることになる。
【0015】従って、アイドルアップ時に燃料温度が上
昇しこの状態から通常アイドルモードへ復帰した場合に
は、その燃料温度の上昇による燃料噴射量の減少分がア
イドルアップ時のそれよりも大きくなるにもかかわら
ず、その減少分を、前記のように設定された積分制御量
で補償することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基いて詳細に説明する。図2は本実施例のアイドル回転
制御装置を備えた過給機付ディーゼルエンジン2の概略
構成を示す図であり、図3は分配型燃料噴射ポンプ1の
断面図である。燃料噴射ポンプ1は、ディーゼルエンジ
ン2のクランク軸40にベルト等を介して駆動連結され
たドライブプーリ3を備えている。そして、ドライブプ
ーリ3の回転によって燃料噴射ポンプ1が駆動され、デ
ィーゼルエンジン2の気筒毎に設けられた燃料噴射ノズ
ル4に燃料が圧送されて燃料噴射を行う。
【0017】ドライブプーリ3にはドライブシャフト5
が連結され、そのドライブシャフト5には、べーン式ポ
ンプよりなる燃料フィードポンプ(図では90度展開さ
れている)6と、外周面に複数の突起を有する円板状の
パルサ7とが取付けられている。前記ドライブシャフト
5の基端部(図の右端部)は、図示しないカップリング
を介してカムプレート8に接続されている。パルサ7と
カムプレート8との間にはローラリング9が設けられ、
そのローラリング9にはカムプレート8のカムフェイス
8aに対向する複数のカムローラ10が取付けられてい
る。そして、カムプレート8はスプリング11によって
常にカムローラ10に付勢係合されている。
【0018】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12が一体回転可能に取付けられており、前記ドライブ
シャフト5の回転力がカップリングを介してカムプレー
ト8に伝達されることにより、同カムプレート8及びプ
ランジャ12が回転しながら図中左右方向へ往復駆動さ
れる。プランジャ12はポンプハウジング13に形成さ
れたシリンダ14に嵌挿されており、これらのプランジ
ャ12の先端面(図の右端面)とシリンダ14の内底面
との間が高圧室15となっている。プランジャ12の先
端側外周には、ディーゼルエンジン2の気筒数と同数の
吸入溝16及び分配ポート17が形成されている。ま
た、吸入溝16及び分配ポート17に対応して、ポンプ
ハウジング13には分配通路18及び吸入ポート19が
形成されている。
【0019】そして、ドライブシャフト5の回転に基づ
き燃料フィードポンプ6が駆動されると、図示しない燃
料タンクからの燃料が燃料供給ポート20を介して燃料
室21内へ供給される。また、プランジャ12が図中左
方向へ移動(復動)して高圧室15が減圧される吸入行
程においては、吸入溝16の一つが吸入ポート19と連
通して、燃料室21から高圧室15へ燃料が導入され
る。一方、プランジャ12が図中右方向へ移動(往動)
して高圧室15が加圧される圧縮行程においては、分配
通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル4へ燃料が圧送
されて噴射される。
【0020】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流用のスピル通路22
が形成され、その途中には回転速度調整手段としての電
磁スピル弁23が設けられている。この電磁スピル弁2
3は常開型の弁であり、コイル24が無通電(オフ)の
状態では、弁体25が開放されて高圧室15内の燃料が
燃料室21へ溢流される。また、コイル24が通電(オ
ン)されることにより、弁体25が閉鎖されて高圧室1
5から燃料室21への燃料の溢流が止められる。
【0021】従って、電磁スピル弁23の通電時間を制
御することにより、同電磁スピル弁23が閉弁・開弁制
御され、高圧室15から燃料室21への燃料の溢流調量
が行われる。そして、プランジャ12の圧縮行程中に電
磁スピル弁23を開弁させることにより、高圧室15内
における燃料が減圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃
料噴射が停止される。つまり、プランジャ12が往動し
ても、電磁スピル弁23が開弁している間は高圧室15
内の燃料圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料
噴射が行われない。また、プランジャ12の往動中に、
電磁スピル弁23の閉弁・開弁の時期を制御することに
より、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御され
る。
【0022】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期制御用のタイマ装置(図では90度展開されてい
る)26が設けられている。タイマ装置26は、ドライ
ブシャフト5の回転方向に対するローラリング9の位置
を制御することにより、カムフェイス8aがカムローラ
10に係合する時期、すなわちカムプレート8及びプラ
ンジャ12の往復動タイミングを制御するものである。
【0023】このタイマ装置26は油圧によって作動さ
れるものであり、タイマハウジング27と、同タイマハ
ウジング27内に嵌装されたタイマピストン28と、同
じくタイマハウジング27内一側の低圧室29にてタイ
マピストン28を他側の加圧室30へ押圧付勢するタイ
マスプリング31等とから構成されている。そして、タ
イマピストン28はスライドピン32を介して前記ロー
ラリング9に接続されている。
【0024】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。また、タイマピスト
ン28の位置が決定されることによりローラリング9の
位置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ1
2の往復動タイミングが決定される。
【0025】タイマ装置26の燃料圧力を制御するため
に、加圧室30と低圧室29とを繋ぐ連通路34にはタ
イミングコントロールバルブ33が設けられている。タ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、同
タイミングコントロールバルブ33の開閉制御によって
加圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃
料圧力調整によってプランジャ12のリフトタイミング
が制御され、各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期が
調整される。
【0026】なお、前記ローラリング9の上部には、電
磁ピックアップコイルよりなる回転速度検出手段として
の回転数センサ35がパルサ7の外周面に対向して取付
けられている。この回転数センサ35はパルサ7の突起
等が横切る際に、それらの通過を検出してエンジン回転
数に相当するタイミング信号(エンジン回転パルス)を
出力する。また、この回転数センサ35は前記ローラリ
ング9と一体であるため、タイマ装置26の制御動作に
関わりなく、プランジャリフトに対して一定のタイミン
グで基準となるタイミング信号を出力する。
【0027】次に、ディーゼルエンジン2について説明
する。図2に示すように、このディーゼルエンジン2で
はシリンダ41、ピストン42及びシリンダヘッド43
によって各気筒毎に対応する主燃焼室44がそれぞれ形
成されている。また、それら各主燃焼室44が、同じく
各気筒毎に対応して設けられた副燃焼室45に連設され
ている。そして、各副燃焼室45に各燃料噴射ノズル4
から噴射される燃料が供給される。また、各副燃焼室4
5には、始動補助装置としての周知のグロープラグ46
がそれぞれ取付けられている。
【0028】ディーゼルエンジン2には吸気管47及び
排気管50がそれぞれ接続され、その吸気管47にはタ
ーボチャージャ48のコンプレッサ49が配設され、排
気管50にはターボチャージャ48のタービン51が配
設されている。また、排気管50には過給圧を調節する
ウェイストゲートバルブ52が取付けられている。
【0029】また、ディーゼルエンジン2には、排気管
50内の排気の一部を吸気管47の吸入ポート53へ還
流させるための還流管54が設けられている。還流管5
4の途中には排気の還流量を調節するEGRバルブ55
が設けられ、このEGRバルブ55はバキュームスイッ
チングバルブ(VSV)56の制御によって開閉制御さ
れる。
【0030】さらに、吸気管47の途中には、アクセル
ペダル57の踏込量に連動して開閉されるスロットルバ
ルブ58が設けられている。また、そのスロットルバル
ブ58に平行してバイパス路59が形成され、その途中
には、各種運転状態に応じてアクチュエータ63によっ
て開閉制御されるバイパス絞り弁60が設けられてい
る。アクチュエータ63は、二つのVSV61,62の
制御によって駆動される。
【0031】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼルエンジン2に設けられた電磁スピル弁2
3、タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ
46及び各VSV56,61,62は、電子制御装置
(以下単に「ECU」という)71にそれぞれ電気的に
接続され、同ECU71によってそれらの駆動タイミン
グが制御される。
【0032】前記ディーゼルエンジン2の運転状態及び
同ディーゼルエンジン2を搭載した車両の走行状態を検
出するセンサとして、前記回転数センサ35に加えて以
下のセンサが設けられている。すなわち、エアクリーナ
64を介して吸気管47に吸い込まれる空気の吸気温度
を検出する吸気温センサ72、スロットルバルブ58の
開閉位置からディーゼルエンジン2の負荷に相当するア
クセル開度ACCを検出するアクセル開度センサ73、
吸入ポート53内の吸入圧力を検出する吸気圧センサ7
4、ディーゼルエンジン2の冷却水温THWを検出する
水温センサ75、ディーゼルエンジン2のクランク軸4
0の回転基準位置、例えば特定気筒の上死点に対するク
ランク軸40の回転位置を検出するクランク角センサ7
6、車軸に設けられたマグネット77aによりリードス
イッチ77bをオン・オフさせて車両速度(車速)を検
出する車速センサ77が設けられている。
【0033】さらに、前記各種センサ以外にも、空気調
和装置(エアコン)の作動状態を検出するエアコンスイ
ッチ65、自動変速機(トルコン)のレンジ位置がニュ
ートラルであることを示すニュートラルスイッチ66、
通常アイドル状態からアイドルアップ状態への変更、又
はアイドルアップ状態から通常のアイドル状態への変更
を行う際にオン又はオフ操作されるアイドルアップスイ
ッチ67が設けられている。本実施例では、前記エアコ
ンスイッチ65、ニュートラルスイッチ66及び水温セ
ンサ75によって運転状態検出手段が構成され、前記ア
イドルアップスイッチ67によってモード変更検出手段
が構成されている。
【0034】前記ECU71には、上述した各センサ3
5,72〜77及び各スイッチ65〜67がそれぞれ接
続されている。そして、ECU71は各センサ35,7
2〜77及び各スイッチ65〜67から出力される信号
に基づいて、電磁スピル弁23、タイミングコントロー
ルバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62等を好適に制御する。
【0035】次に、前述したECU71の構成につい
て、図4のブロック図に従って説明する。ECU71は
目標回転速度設定手段、設定回転速度変更手段、回転速
度制御手段及び初期値設定手段を構成する中央処理装置
(CPU)79、所定の制御プログラム及びマップ等を
予め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)80、CP
U79の演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメ
モリ(RAM)81、予め記憶されたデータを保存する
バックアップRAM82等と、これら各部と入力ポート
83及び出力ポート84等とをバス85によって接続し
た論理演算回路として構成されている。
【0036】入力ポート83には、前記吸気温センサ7
2、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74及び水
温センサ75が、バッファ86,87,88,89、マ
ルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して接続さ
れている。また、入力ポート83には前記エアコンスイ
ッチ65、ニュートラルスイッチ66及びアイドルアッ
プスイッチ67が、バッファ90,91,92を介して
接続されている。同じく、入力ポート83には、前記回
転数センサ35、クランク角センサ76及び車速センサ
77が、波形整形回路95を介して接続されている。そ
して、CPU79は入力ポート83を介して入力される
各センサ35,72〜77及び各スイッチ65〜67等
の検出信号を入力値として読み込む。また、出力ポート
84には各駆動回路96,97,98,99,100,
101を介して電磁スピル弁23、タイミングコントロ
ールバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62等が接続されている。
【0037】そして、CPU79は各センサ35,72
〜77及び各スイッチ65〜67から読み込んだ入力値
に基づき、電磁スピル弁23、タイミングコントロール
バルブ33、グロープラグ46及びVSV56,61,
62等を好適に制御する。
【0038】次に、前記のように構成された本実施例の
作用及び効果について説明する。図5のフローチャート
はCPU79によって実行される各種処理のうち、アイ
ドル回転制御のためのルーチンを示しており、所定時間
毎の定時割り込みで実行される。
【0039】このフローチャートにおいては、通常アイ
ドル状態とアイドルアップ状態とからなる2つのアイド
ル状態の経時変化を判定するためのフラグFIUPが設
定されている。すなわち、通常アイドル状態からアイド
ルアップ状態へ移行するためのアイドルアップ制御要求
信号が「オフ」から「オフ」状態となっている場合、つ
まり通常アイドル状態が持続されている場合には、フラ
グFIUPが「1」に設定される。また、通常アイドル
状態からアイドルアップ状態へ移行するために、アイド
ルアップ制御要求信号が「オフ」から「オン」状態とな
った場合には、フラグFIUPが「2」に設定される。
アイドルアップ状態を持続するために、アイドルアップ
制御要求信号が「オン」から「オン」状態となっている
場合には、フラグFIUPが「3」に設定される。さら
に、アイドルアップ状態から通常アイドル状態へ復帰す
るために、アイドルアップ制御要求信号が「オン」から
「オフ」状態となった場合には、フラグFIUPが
「0」に設定されるようになっている。
【0040】処理が図5のルーチンへ移行すると、CP
U79はまずステップ101で、フラグFIUPが
「2」か否かを判定し、ステップ102でフラグFIU
Pが「3」か否かを判定し、ステップ103でフラグF
IUPが「0」か否かを判定する。これらのステップ1
01〜103の判定がいずれも「NO」の場合には、C
PU79はフラグFIUPが「1」であり、通常アイド
ル状態が持続されていると判断する。
【0041】そして、CPU79はディーゼルエンジン
2の実回転速度を通常アイドル時の目標回転速度NFに
一致させるための制御を行なう。すなわち、まずステッ
プ104において、ディーゼルエンジン2の運転状態に
応じた通常アイドル時の目標回転速度NF(例えば80
0rpm)を算出する。この目標回転速度NFは、例え
ば水温センサ75によって検出されたディーゼルエンジ
ン2の冷却水温THW、ニュートラルスイッチ66によ
って設定されたトルコンのレンジ(Dレンジ又はNレン
ジ)、エアコンスイッチ65の状態(オン又はオフ)に
基づいて算出される。目標回転速度NFを算出すると、
CPU79はステップ105へ移行し、後記するアイド
ルアップ時の見込制御量NFPへの加算項KIUPを
「0」にセットする。
【0042】続いて、CPU79はステップ106へ移
行し、前記ニュートラルスイッチ66、エアコンスイッ
チ65等の負荷変動に伴う通常アイドル時の見込制御量
NFPを算出する。そして、前記ステップ104で算出
した通常アイドル時の目標回転速度NFと、回転数セン
サ35によって検出された実回転速度NEQBとの偏差
ΔNF(=NF−NEQB)をもとに積分制御量NFI
を算出する。すなわち、前記偏差ΔNFに応じた補正積
分量ΔNFIを求め、これを加算積分(ΣΔNFI)し
て積分制御量NFIとする。
【0043】通常アイドル時の見込制御量NFP及び積
分制御量NFIを求めると、CPU79はステップ10
7へ移行し、前記ステップ106での見込制御量NFP
に前記加算項KIUPを加算してこれを最終的な見込制
御量NFPとする。このステップ107においては、前
記ステップ105での加算項KIUPが「0」であるの
で、ステップ106で求められた通常アイドル時の見込
制御量NFPがそのまま最終の見込制御量NFPとされ
る。
【0044】次に、CPU79はステップ108へ移行
し、実回転速度NEQBを通常アイドル時の目標回転速
度NFに一致させるための処理を実行する。CPU79
は、まず、通常アイドル時の補正回転速度NEISCを
下記(1)式に基づいて算出する。
【0045】 NEISC=NEQB−(NFP+NFI) ……(1) 補正回転速度NEISCの算出後、CPU79はアクセ
ル開度センサ73によるアクセル開度ACCと前記補正
回転速度NEISCとをもとに、燃料噴射量をマップ検
索又は計算式によって求める。これにより、みかけ上ガ
バナパターンを回転速度軸方向へNFP+NFIだけ平
行移動させたことになる。次に、前記噴射量に相当する
噴射量指令値を求め、これを電磁スピル弁23の駆動回
路96に出力してこのルーチンを終了する。これにより
燃料噴射量が調整されて、ディーゼルエンジン2の実回
転速度NEQBが通常アイドル時の目標回転速度NFと
なるよう制御される。
【0046】前記ステップ101においてフラグFIU
Pが「2」になると、CPU79はアイドルアップスイ
ッチ67がオン操作されてアイドルアップ作動条件が成
立した(図6のt0 のタイミング)と判断し、それまで
の通常アイドルモードからアイドルアップモードへ移行
する。このアイドルアップモード移行後において、CP
U79はステップ109へ移行し、前記通常アイドルモ
ードでの最終の積分制御量NFIをNFIBASEとし
て一時記憶する。
【0047】次に、CPU79はステップ110でフラ
グFIUPを「3」にし、アイドルアップモードになっ
たことを記憶するとともに、ステップ111において、
後記アイドルアップモードになってからの経過時間を計
測するためのカウンタのカウント値TIUPを「0」に
セットする。そして、ステップ112へ移行し、前記ス
テップ104と同様にしてアイドルアップ時の目標回転
速度(例えば1200rpm)を算出し、これを目標回
転速度NFとする。続いてCPU79はステップ113
へ移行し、アイドルアップモードでの見込制御量を求
め、この見込制御量とするために前記通常アイドルモー
ドでの見込制御量NFPに加算すべき加算項KIUPを
算出する。そして、この加算項KIUPを算出すると、
CPU79は前記ステップ106〜108の処理を行な
ってこのルーチンを終了する。なお、ステップ107に
おいては、通常アイドルモードでの見込制御量NFPに
前記ステップ113での加算項KIUPが加えられて最
終の見込制御量NFPとなる。
【0048】前記ステップ109〜113,106〜1
08の処理が実行されるとき、ステップ110でフラグ
FIUPが「3」にセットされるため、次回の処理にお
いてはCPU79はステップ101,102の判定を経
てステップ114へ移行する。ステップ114でCPU
79は前記カウンタのカウント値TIUPを「1」イン
クリメントする。
【0049】次に、CPU79はステップ115におい
て、通常アイドルモードからアイドルアップモードへ移
行してから所定時間(例えば1秒)が経過したか否かを
判定するために、その所定時間に対応する所定値T0
前記カウンタのカウント値TIUPとを比較する。アイ
ドルアップモードに変更した直後ではカウント値TIU
Pが所定値T0 以下である。前記のようにカウント値T
IUPが所定値T0 以下であると、CPU79は前述し
たステップ112,113,106〜108の処理を行
なってこのルーチンを終了する。
【0050】次回以降の処理により、ステップ115に
おいて前記カウント値TIUPが所定値T0 よりも大き
くなる(TIUP>T0 )と、CPU79はアイドルア
ップモードへ移行してから所定時間(この場合1秒)が
経過し、実回転速度NEQBが安定したと判断する(図
6のt1 のタイミング)。そして、CPU79はステッ
プ116へ移行し、この所定時間経過後の積分制御量N
FIをNFIU1として記憶する。そして、前記したス
テップ112,113,106〜108の処理を行って
このルーチンを終了する。これにより燃料噴射量が調整
されて、ディーゼルエンジン2の実回転速度NEQBが
アイドルアップ時の目標回転速度NFとなるよう制御さ
れる。
【0051】ところで、前記ステップ103においてフ
ラグFIUPが「0」になると、CPU79はアイドル
アップスイッチ67がオフ操作されてアイドルアップ停
止条件が成立した(図6のt2 のタイミング)と判断
し、それまでのアイドルアップモードから通常アイドル
モードへ復帰する。この通常アイドルモード復帰後にお
いて、CPU79はステップ117へ移行し、アイドル
アップモードに変更してから最初に安定した積分制御量
NFIU1(ステップ116参照)と、アイドルアップ
モードでの最後の積分制御量NFIとの比率KNFIを
算出する。この比率KNFIは、アイドルアップモード
中の積分制御量の増加分の変化割合を示すものである。
例えば、運転状況の経時変化により燃料温度が上昇した
場合には、その燃料温度の上昇に基づく燃料噴射量の減
少分を補償するために積分制御量NFIが増加するた
め、前記比率KNFIは「1」以上になる。
【0052】比率KNFIの算出後、CPU79はステ
ップ118,119で、この比率KNFIの下限値に
「1.0」のガードをかけるための処理を行う。すなわ
ち、ステップ118において比率KNFIが「1.0」
未満であるか否かを判定し、「1.0」未満である場合
にはステップ119で比率KNFIを「1.0」とす
る。ステップ118において比率KNFIが「1.0」
以上であれば、CPU79はステップ120に進み、比
率KNFIをKNFI×K0 に修正する処理が行われ
る。K0 は1.0より大きな定数であり、同じ温度上昇
に対して通常アイドル回転数において生じるNFIの変
化量と、アイドルアップ回転数において発生するNFI
の変化量との比に相当し、実験的に予め定められてい
る。
【0053】そして、CPU79はステップ121へ移
行し、通常アイドルモードからアイドルアップモードへ
移行したときの、同通常アイドルモードでの最後の積分
制御量NFIであるNFIBASE(ステップ109参
照)に、前記比率KNFIを乗算する。従って、前記の
ようにして得られる値は、積分制御量NFIBASEと
同一か、あるいは同積分制御量NFIBASEよりも大
きな値となる。そして、CPU79はこの値を、アイド
ルアップモードから通常アイドルモードへ復帰したとき
の、積分制御量NFIの初期値とする。
【0054】CPU79は前記ステップ121で求めた
積分制御量NFIの初期値を用い、前述したステップ1
04〜108の処理を行い、このルーチンを終了する。
これにより、燃料噴射量が調整されて、ディーゼルエン
ジン2の実回転速度NEQBが通常アイドル時の目標回
転速度NFとなるよう制御される。
【0055】このように、本実施例では、アイドルアッ
プモードから通常アイドルモードに復帰する際に、アイ
ドルアップ開始直前の先の通常アイドル時の積分制御量
NFIBASEを、アイドルアップ時の積分制御量NF
Iの増加分の変化割合(KNFI)に基づいて補正(K
NFI×NFIBASE)し、その値を今回の通常アイ
ドル時の積分制御量NFIの初期値として用いるように
した(ステップ117〜120)。そして、前記アイド
ルアップ時の積分制御量NFIの変化によって、そのア
イドルアップ時での燃料温度の上昇を代表させ、これを
今回の通常アイドル時での積分制御量NFIの算出に反
映させている。このため、今回の通常アイドル時での燃
料温度と目標回転速度NFに応じた積分制御量NFI
で、アイドル回転制御が行われることになる。
【0056】従って、アイドルアップ時に燃料温度が上
昇しこの状態から通常アイドルモードへ復帰した場合に
は、その燃料温度の上昇による燃料噴射量の減少分がア
イドルアップ時のそれよりも大きくなるにもかかわら
ず、その減少分を、前記のように補正された積分制御量
で補償することができる。このため、本実施例では従来
技術とは異なり、アイドルアップモードから通常アイド
ルモードへの復帰に際し、実回転速度NEQBが通常ア
イドル時の目標回転速度NFよりも下がりすぎるのを抑
制できる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ア
イドルアップモードから通常アイドルモードへの復帰の
際に、アイドルアップ開始直前の先の通常アイドル時の
積分制御量を、アイドルアップ時の回転速度制御手段で
の積分制御量の変化量に基づいて補正して、今回の通常
アイドル時の積分制御量の初期値とするようにしたの
で、アイドルアップモードから通常アイドルモードへ復
帰する際に、運転状況の経時変化等により燃料温度が上
昇していても、実回転速度が通常アイドル時の目標回転
速度よりも下がり過ぎるのを抑制できるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念構成図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例におけるディーゼ
ルエンジンのアイドル回転制御装置を示す概略構成図で
ある。
【図3】一実施例における分配型燃料噴射ポンプを示す
断面図である。
【図4】一実施例におけるECUの構成を示すブロック
図である。
【図5】一実施例において、CPUによって実行される
アイドル回転制御を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】一実施例における時間と回転速度との関係を示
す図である。
【符号の説明】
2…ディーゼルエンジン、23…回転速度調整手段とし
ての電磁スピル弁、35…回転速度検出手段としての回
転数センサ、65…運転状態検出手段の一部を構成する
エアコンスイッチ、66…運転状態検出手段の一部を構
成するニュートラルスイッチ、67…モード変更検出手
段を構成するアイドルアップスイッチ、75…運転状態
検出手段の一部を構成する水温センサ、79…目標回転
速度設定手段、設定回転速度変更手段、回転速度制御手
段及び初期値設定手段を構成するCPU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を調
    整することにより、同ディーゼルエンジンの回転速度を
    調整する回転速度調整手段と、前記ディーゼルエンジン
    の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記ディー
    ゼルエンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、前記運転状態検出手段によるディーゼルエンジンの
    運転状態に応じた目標回転速度を設定する目標回転速度
    設定手段と、前記ディーゼルエンジンの通常アイドルモ
    ードからアイドルアップモードへの移行又はアイドルア
    ップモードから通常アイドルモードへの復帰を検出する
    モード変更検出手段と、前記モード変更検出手段により
    モード変更を検出したとき、前記目標回転速度設定手段
    による目標回転速度を強制的に所定分だけ上昇又は下降
    させる設定回転速度変更手段と、前記回転速度検出手段
    による回転速度が、前記設定回転速度変更手段により上
    昇又は下降された目標回転速度になるように、積分制御
    量を用いたフィードバック制御にて前記回転速度調整手
    段を制御する回転速度制御手段と、アイドルアップモー
    ドから通常アイドルモードへの復帰の際に、アイドルア
    ップ開始直前の先の通常アイドル時の積分制御量を、ア
    イドルアップ時の回転速度制御手段での積分制御量の変
    化量に基づいて補正して、今回の通常アイドル時の積分
    制御量の初期値とする初期値設定手段とを備えたことを
    特徴とするディーゼルエンジンのアイドル回転制御装
    置。
JP15352291A 1991-06-25 1991-06-25 デイーゼルエンジンのアイドル回転制御装置 Pending JPH051603A (ja)

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JP15352291A JPH051603A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 デイーゼルエンジンのアイドル回転制御装置

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JPH051603A true JPH051603A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15564376

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JP15352291A Pending JPH051603A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 デイーゼルエンジンのアイドル回転制御装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1105226C (zh) * 1996-12-27 2003-04-09 株式会社东芝 轴流式涡轮机的涡轮喷嘴和涡轮转动叶片
KR100694744B1 (ko) * 1999-08-21 2007-03-14 로베르트 보쉬 게엠베하 구동 유닛의 회전 속도 제어 장치 및 방법
KR20240064044A (ko) 2021-11-29 2024-05-10 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 접촉압 조정 방법 및 고속 전송용 커넥터

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