JP2893999B2 - 車載用エンジンのアイドル回転制御装置 - Google Patents

車載用エンジンのアイドル回転制御装置

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JP2893999B2
JP2893999B2 JP3130007A JP13000791A JP2893999B2 JP 2893999 B2 JP2893999 B2 JP 2893999B2 JP 3130007 A JP3130007 A JP 3130007A JP 13000791 A JP13000791 A JP 13000791A JP 2893999 B2 JP2893999 B2 JP 2893999B2
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謙 安藤
亮太 幸長
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用エンジンのアイド
ル回転制御装置に係り、詳しくはエンジンへの燃料供給
を調整することにより、アイドル時の実際の回転速度を
目標回転速度に一致させるようにした車載用エンジン
アイドル回転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車載用ディーゼルエンジ
ンのアイドル時における回転速度を制御する技術とし
て、例えば特開昭57−181940号公報に開示され
たものがある。この技術では、まず、ディーゼルエンジ
ンの運転状態に応じた目標回転速度NFを算出し、この
目標回転速度NFと実際の回転速度NEQBとの差をも
とに積分制御量NFIを求める。また、自動変速機(ト
ルコン)、空気調和装置(エアコン)等の負荷変動に応
じた見込制御量NFPを求める。そして、実際の回転速
度NEQBから前記積分制御量NFI及び見込制御量N
FPを減算して偏差(補正回転速度)NEISCを求
め、その補正回転速度NEISCを変化させることによ
りガバナパターンを移動させ、実際の回転速度NEQB
が目標回転速度NFと一致するように制御している。
【0003】このようなアイドル回転制御は、通常のア
イドル時以外にも、例えばエアコンの効きをよくするた
めに、その通常のアイドル時よりも所定量だけ回転速度
を上昇させたアイドルアップ時においても同様に実行さ
れる。そして、通常のアイドル状態からアイドルアップ
された状態への移行、又はアイドアップされた状態から
通常のアイドル状態への復帰は、例えばアイドルアップ
させるためのスイッチがオンされてアイドルアップ作動
条件が成立したときや、同スイッチがオフされてアイド
ルアップ停止条件が成立したときに行われる。
【0004】前記技術によると、燃料噴射ポンプ間のば
らつき、エンジン負荷の大きさ、経時変化等に関係な
く、また特別のアクチュエータを用いることなく、通常
アイドル時又はアイドルアップ時の回転速度を運転状態
に応じた目標回転速度に制御できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては車両が減速されて車速が「0」になったと
きにアイドルアップ作動条件が成立すると、車両停止直
後に燃料噴射量が増量されて、エンジンの不要な振動に
より乗員にショックを与える。また、これとは逆に、車
両の発進時にアイドルアップ停止条件が成立すると、車
両が走行し始めたとたんに燃料噴射量が減量されて、車
両が息つき(アクセルを踏み込んでから所定時間経過後
に起こる出力低下)を生じてしまう。このような現象
は、アイドルアップ作動条件又はアイドルアップ停止条
件が成立したときに、前記燃料噴射量の増減によりエン
ジンの回転速度が急激に変化するために起こる。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、車両停止時や車両発進時にア
イドルアップ作動条件が成立したりアイドルアップ停止
条件が成立したりしても、急激な回転速度の変化を抑制
することができ、乗員にショックを感じさせることがな
く、さらには車両の息つきの発生を防止できる車載用エ
ンジンのアイドル回転制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のアイドル回転制御装置は図1に示すよう
に、車載用エンジンM1への燃料供給を調整して同エン
ジンの回転速度を調整する回転速度調整手段M2と、前
記エンジンM1の運転状態を検出する運転状態検出手段
M3と、前記運転状態検出手段M3によって検出された
運転状態に応じた目標アイドル回転速度を設定する目標
アイドル回転速度設定手段M4と、前記エンジンの通常
アイドルモードからアイドルアップモードへの移行のた
めのアイドルアップ作動条件又は該アイドルアップモー
ドから通常アイドルモードへの復帰のためのアイドルア
ップ停止条件が成立しているか否かを検出するモード変
更検出手段M5と、前記アイドルアップ作動条件又はア
イドルアップ停止条件が成立しているときに、前記目標
アイドル回転速度設定手段M4による目標アイドル回転
速度を強制的に設定変更する設定回転速度変更手段M6
と、アイドルアップ作動条件又はアイドルアップ停止条
件が成立してからの経過時間を計測して当該経過時間が
所定時間を経過したか否かを監視する経過時間監視手段
M8と、前記アイドルアップ作動条件又はアイドルアッ
プ停止条件が成立してからの経過時間が前記所定時間を
経過したときに、前記回転速度調整手段M2に対し、前
記設定回転速度変更手段によって設定変更された目標ア
イドル回転速度に向かってエンジンの回転速度を時間と
ともに徐々に変化させる制御を行わせる回転速度制御手
段M7とを備えている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、エンジンM1の運転状態
が運転状態検出手段M3によって検出されると、その運
転状態に応じた目標アイドル回転速度が目標アイドル回
転速度設定手段M4によって設定される。通常アイドル
モードの下では、この目標アイドル回転速度に基づい
て、回転速度制御手段M7及び回転速度調整手段M2に
より、エンジンM1のアイドル回転速度が調整される。
他方、モード変更検出手段M5は、通常アイドルモード
からアイドルアップモードへの移行のためのアイドルア
ップ作動条件又は該アイドルアップモードから通常アイ
ドルモードへの復帰のためのアイドルアップ停止条件が
成立しているか否かを検出する。モード変更検出手段M
5によって、アイドルアップ作動条件又はアイドルアッ
プ停止条件の成立が検出されると、設定回転速度変更手
段M6は、目標アイドル回転速度設定手段M4による目
標アイドル回転速度を強制的に設定変更する。また、経
過時間監視手段M8は、アイドルアップ作動条件又はア
イドルアップ停止条件が成立してからの経過時間を計測
して当該経過時間が所定時間を経過したか否かを監視す
る。そして、回転速度制御手段M7は、アイドルアップ
作動条件又はアイドルアップ停止条件の成立からの経過
時間が前記所定時間を経過したときに、回転速度調整手
段M2に対し、設定回転速度変更手段によって設定変更
された目標アイドル回転速度に向かってエンジンの回転
速度を時間とともに徐々に変化させる制御を行わせる
【0009】このため、通常アイドルモードとアイドル
アップモードとの間でモード変更が行われる際には、
ンジンM1の回転速度は急激に変化するのではなく、徐
々に変化することになる。従って、前記エンジンM1
搭載した車両が減速状態から停止したり停止状態から発
進したりしたときにモードが変更されても、急激な回転
速度の変化が抑制される。アイドルアップ作動条件又は
アイドルアップ停止条件は、エンジン負荷の変動が予測
される状況(例えばエアコンのON/OFF)を客観的
に把握すべく選ばれた条件であるが、このようなアイド
ルアップ作動条件等が成立したからと言ってその条件成
立直後からエンジン負荷が変動するわけではない。むし
ろ、アイドルアップ作動条件等の成立と、現実のエンジ
ン負荷変動との間には一定のタイムラグが存在する。こ
のようなタイムラグを考慮せずに、アイドルアップ作動
条件等の成立後直ちにエンジン回転速度の徐変制御を開
始すれば、負荷変動が現に生じていないにもかからず、
回転速度調整手段M2による燃料供給の調整のみが先行
してしまい、そのために却ってエンジン振動を生じて乗
員にショックを感じさせてしまう等の不都合を生じるお
それがある。この点、本発明によれば、回転速度調整手
段M2による、設定回転速度変更手段M6によって設定
変更された目標アイドル回転速度に向かってのエンジン
回転速度の徐変制御は、アイドルアップ作動条件又はア
イドルアップ停止条件の成立からの経過時間が所定時間
を経過したときに開始される。即ち、当該徐変制御の開
始は、前記条件成立時より所定時間だけ意図的に遅らさ
れる。従って、この遅延分に相当する所定時間を、前述
したような現実の負荷変動発生までのタイムラグと一致
させておけば、アイドルモードの変更時においても乗員
にショックを感じさせる等の不都合を生じることなく、
より精緻なアイドル回転制御を達成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基いて詳細に説明する。図2は本実施例のアイドル回転
制御装置を備えた過給機付ディーゼルエンジン2の概略
構成を示す図であり、図3は分配型燃料噴射ポンプ1の
断面図である。燃料噴射ポンプ1は、ディーゼルエンジ
ン2のクランク軸40にベルト等を介して駆動連結され
たドライブプーリ3を備えている。そして、ドライブプ
ーリ3の回転によって燃料噴射ポンプ1が駆動され、デ
ィーゼルエンジン2の気筒毎に設けられた燃料噴射ノズ
ル4に燃料が圧送されて燃料噴射を行う。
【0011】ドライブプーリ3にはドライブシャフト5
が連結され、そのドライブシャフト5には、べーン式ポ
ンプよりなる燃料フィードポンプ(図では90度展開さ
れている)6と、外周面に複数の突起を有する円板状の
パルサ7とが取付けられている。前記ドライブシャフト
5の基端部(図の右端部)は、図示しないカップリング
を介してカムプレート8に接続されている。パルサ7と
カムプレート8との間にはローラリング9が設けられ、
そのローラリング9にはカムプレート8のカムフェイス
8aに対向する複数のカムローラ10が取付けられてい
る。そして、カムプレート8はスプリング11によって
常にカムローラ10に付勢係合されている。
【0012】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12が一体回転可能に取付けられており、前記ドライブ
シャフト5の回転力がカップリングを介してカムプレー
ト8に伝達されることにより、同カムプレート8及びプ
ランジャ12が回転しながら図中左右方向へ往復駆動さ
れる。プランジャ12はポンプハウジング13に形成さ
れたシリンダ14に嵌挿されており、これらのプランジ
ャ12の先端面(図の右端面)とシリンダ14の内底面
との間が高圧室15となっている。プランジャ12の先
端側外周には、ディーゼルエンジン2の気筒数と同数の
吸入溝16及び分配ポート17が形成されている。ま
た、吸入溝16及び分配ポート17に対応して、ポンプ
ハウジング13には分配通路18及び吸入ポート19が
形成されている。
【0013】そして、ドライブシャフト5の回転に基づ
き燃料フィードポンプ6が駆動されると、図示しない燃
料タンクからの燃料が燃料供給ポート20を介して燃料
室21内へ供給される。また、プランジャ12が図中左
方向へ移動(復動)して高圧室15が減圧される吸入行
程においては、吸入溝16の一つが吸入ポート19と連
通して、燃料室21から高圧室15へ燃料が導入され
る。一方、プランジャ12が図中右方向へ移動(往動)
して高圧室15が加圧される圧縮行程においては、分配
通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル4へ燃料が圧送
されて噴射される。
【0014】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流用のスピル通路22
が形成され、その途中には回転速度調整手段としての電
磁スピル弁23が設けられている。この電磁スピル弁2
3は常開型の弁であり、コイル24が無通電(オフ)の
状態では、弁体25が開放されて高圧室15内の燃料が
燃料室21へ溢流される。また、コイル24が通電(オ
ン)されることにより、弁体25が閉鎖されて高圧室1
5から燃料室21への燃料の溢流が止められる。
【0015】従って、電磁スピル弁23の通電時間を制
御することにより、同電磁スピル弁23が閉弁・開弁制
御され、高圧室15から燃料室21への燃料の溢流調量
が行われる。そして、プランジャ12の圧縮行程中に電
磁スピル弁23を開弁させることにより、高圧室15内
における燃料が減圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃
料噴射が停止される。つまり、プランジャ12が往動し
ても、電磁スピル弁23が開弁している間は高圧室15
内の燃料圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料
噴射が行われない。また、プランジャ12の往動中に、
電磁スピル弁23の閉弁・開弁の時期を制御することに
より、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御され
る。
【0016】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期制御用のタイマ装置(図では90度展開されてい
る)26が設けられている。タイマ装置26は、ドライ
ブシャフト5の回転方向に対するローラリング9の位置
を制御することにより、カムフェイス8aがカムローラ
10に係合する時期、すなわちカムプレート8及びプラ
ンジャ12の往復動タイミングを制御するものである。
【0017】このタイマ装置26は油圧によって作動さ
れるものであり、タイマハウジング27と、同タイマハ
ウジング27内に嵌装されたタイマピストン28と、同
じくタイマハウジング27内一側の低圧室29にてタイ
マピストン28を他側の加圧室30へ押圧付勢するタイ
マスプリング31等とから構成されている。そして、タ
イマピストン28はスライドピン32を介して前記ロー
ラリング9に接続されている。
【0018】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。また、タイマピスト
ン28の位置が決定されることによりローラリング9の
位置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ1
2の往復動タイミングが決定される。
【0019】タイマ装置26の燃料圧力を制御するため
に、加圧室30と低圧室29とを繋ぐ連通路34にはタ
イミングコントロールバルブ33が設けられている。タ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、同
タイミングコントロールバルブ33の開閉制御によって
加圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃
料圧力調整によってプランジャ12のリフトタイミング
が制御され、各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期が
調整される。
【0020】なお、前記ローラリング9の上部には、電
磁ピックアップコイルよりなる回転数センサ35がパル
サ7の外周面に対向して取付けられている。この回転数
センサ35はパルサ7の突起等が横切る際に、それらの
通過を検出してエンジン回転数に相当するタイミング信
号(エンジン回転パルス)を出力する。また、この回転
数センサ35は前記ローラリング9と一体であるため、
タイマ装置26の制御動作に関わりなく、プランジャリ
フトに対して一定のタイミングで基準となるタイミング
信号を出力する。
【0021】次に、ディーゼルエンジン2について説明
する。図2に示すように、このディーゼルエンジン2で
はシリンダ41、ピストン42及びシリンダヘッド43
によって各気筒毎に対応する主燃焼室44がそれぞれ形
成されている。また、それら各主燃焼室44が、同じく
各気筒毎に対応して設けられた副燃焼室45に連設され
ている。そして、各副燃焼室45に各燃料噴射ノズル4
から噴射される燃料が供給される。また、各副燃焼室4
5には、始動補助装置としての周知のグロープラグ46
がそれぞれ取付けられている。
【0022】ディーゼルエンジン2には吸気管47及び
排気管50がそれぞれ接続され、その吸気管47にはタ
ーボチャージャ48のコンプレッサ49が配設され、排
気管50にはターボチャージャ48のタービン51が配
設されている。また、排気管50には過給圧を調節する
ウェイストゲートバルブ52が取付けられている。ま
た、ディーゼルエンジン2には、排気管50内の排気の
一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流させるための
還流管54が設けられている。還流管54の途中には排
気の還流量を調節するEGRバルブ55が設けられ、こ
のEGRバルブ55はバキュームスイッチングバルブ
(VSV)56の制御によって開閉制御される。
【0023】さらに、吸気管47の途中には、アクセル
ペダル57の踏込量に連動して開閉されるスロットルバ
ルブ58が設けられている。また、そのスロットルバル
ブ58に平行してバイパス路59が形成され、その途中
には、各種運転状態に応じてアクチュエータ63によっ
て開閉制御されるバイパス絞り弁60が設けられてい
る。アクチュエータ63は、二つのVSV61,62の
制御によって駆動される。
【0024】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼルエンジン2に設けられた電磁スピル弁2
3、タイミングコントロールバルブ33、グロープラグ
46及び各VSV56,61,62は、電子制御装置
(以下単に「ECU」という)71にそれぞれ電気的に
接続され、同ECU71によってそれらの駆動タイミン
グが制御される。
【0025】前記ディーゼルエンジン2の運転状態及び
同ディーゼルエンジン2を搭載した車両の走行状態を検
出するセンサとして、前記回転数センサ35に加えて以
下のセンサが設けられている。すなわち、エアクリーナ
64を介して吸気管47に吸い込まれる空気の吸気温度
を検出する吸気温センサ72、スロットルバルブ58の
開閉位置からディーゼルエンジン2の負荷に相当するア
クセル開度ACCを検出するアクセル開度センサ73、
吸入ポート53内の吸入圧力を検出する吸気圧センサ7
4、ディーゼルエンジン2の冷却水温THWを検出する
水温センサ75、ディーゼルエンジン2のクランク軸4
0の回転基準位置、例えば特定気筒の上死点に対するク
ランク軸40の回転位置を検出するクランク角センサ7
6、車軸に設けられたマグネット77aによりリードス
イッチ77bをオン・オフさせて車両速度(車速)を検
出する車速センサ77が設けられている。
【0026】さらに、前記各種センサ以外にも、空気調
和装置(エアコン)の作動状態を検出するエアコンスイ
ッチ65、自動変速機(トルコン)のレンジ位置がニュ
ートラルであることを示すニュートラルスイッチ66、
通常アイドル状態からアイドルアップ状態への変更、又
はアイドルアップ状態から通常のアイドル状態への変更
を行う際にオン又はオフ操作されるアイドルアップスイ
ッチ67が設けられている。本実施例では、前記エアコ
ンスイッチ65、ニュートラルスイッチ66及び水温セ
ンサ75によって運転状態検出手段が構成される。
【0027】前記ECU71には、上述した各センサ3
5,72〜77及び各スイッチ65〜67がそれぞれ接
続されている。そして、ECU71は各センサ35,7
2〜77及び各スイッチ65〜67から出力される信号
に基づいて、電磁スピル弁23、タイミングコントロー
ルバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62等を好適に制御する。
【0028】次に、前述したECU71の構成につい
て、図4のブロック図に従って説明する。ECU71
は、中央処理装置(CPU)79、所定の制御プログラ
ム及びマップ等を予め記憶した読み出し専用メモリ(R
OM)80、CPU79の演算結果等を一時記憶するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)81、予め記憶された
データを保存するバックアップRAM82等と、これら
各部と入力ポート83及び出力ポート84等とをバス8
5によって接続した論理演算回路として構成されてい
る。CPU79は、目標アイドル回転速度設定手段、設
定回転速度変更手段、経過時間監視手段及び回転速度制
御手段を構成する。また、CPU79は前記アイドルア
ップスイッチ67と共にモード変更検出手段を構成す
る。
【0029】入力ポート83には、前記吸気温センサ7
2、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74及び水
温センサ75が、バッファ86,87,88,89、マ
ルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して接続さ
れている。また、入力ポート83には前記エアコンスイ
ッチ65、ニュートラルスイッチ66及びアイドルアッ
プスイッチ67が、バッファ90,91,92を介して
接続されている。同じく、入力ポート83には、前記回
転数センサ35、クランク角センサ76及び車速センサ
77が、波形整形回路95を介して接続されている。そ
して、CPU79は入力ポート83を介して入力される
各センサ35,72〜77及び各スイッチ65〜67等
の検出信号を入力値として読み込む。また、出力ポート
84には各駆動回路96,97,98,99,100,
101を介して電磁スピル弁23、タイミングコントロ
ールバルブ33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62等が接続されている。
【0030】そして、CPU79は各センサ35,72
〜77及び各スイッチ65〜67から読み込んだ入力値
に基づき、電磁スピル弁23、タイミングコントロール
バルブ33、グロープラグ46及びVSV56,61,
62等を好適に制御する。次に、前記のように構成され
た本実施例の作用及び効果について説明する。まず、通
常のアイドル回転制御が行われている状態(通常アイド
ル状態)から、目標回転速度が所定量上昇した状態(ア
イドルアップ状態)へ移行するときの動作について説明
する。図5のフローチャートはCPU79によって実行
される各処理のうち、アイドルアップ状態に移行すると
きに実行されるルーチンを示しており、所定時間(例え
ば50ms)毎の定時割り込みで実行される。図6はこの
ときの時間と回転速度との関係を示している。
【0031】処理がこのルーチンへ移行すると、CPU
79はまずステップ101で、アイドルアップ作動条件
が成立しているか否かを判定する。すなわち、例えばエ
アコンの効きをよくするために、アイドルアップスイッ
チ67がオン操作されているか否かを判断する。アイド
ルアップスイッチ67がオン操作されていない場合、C
PU79はそれまでの通常アイドルモードが持続してい
ると判断し、ステップ102へ移行し、アイドルアップ
作動条件が成立してからの経過時間を計測するためのカ
ウンタのカウント値Ca を「0」にセットし、このルー
チンを終了する。前記ステップ101において、アイド
ルアップスイッチ67がオン操作されてアイドルアップ
作動条件が成立する(図6のt0 のタイミング)と、C
PU79はそれまでの通常アイドルモードからアイドル
アップモードに移行する。このアイドルアップモード移
行後においてCPU79は、ステップ103で前記カウ
ンタのカウント値Ca を「1」インクリメントする。す
なわち、Ca =0となっている状態からCa =1にす
る。
【0032】続いて、CPU79はステップ104へ移
行し、ディーゼルエンジン2の運転状態に応じたアイド
ルアップ時の目標回転速度NFUPを算出する。この目標
回転速度NFUPは、例えば水温センサ75によって検出
されたディーゼルエンジン2の冷却水温THW、ニュー
トラルスイッチ66によって設定されたトルコンのレン
ジ(Dレンジ又はNレンジ)、エアコンスイッチ65の
状態(オン又はオフ)に基づいて算出される。目標回転
速度NFUPを算出すると、CPU79はステップ105
へ移行し、前記ニュートラルスイッチ66、エアコンス
イッチ65等の負荷変動に伴うアイドルアップ時の見込
制御量NFPUPを算出する。
【0033】次にCPU79はステップ106におい
て、アイドルアップ作動条件が成立してから所定時間が
経過したか否かを判定するために、その所定時間に対応
する所定値T0 と前記カウンタのカウント値Ca とを比
較する。通常アイドルモードからアイドルアップモード
に変更した直後ではカウント値Ca (=1)が所定値T
0 以下である。このようにカウント値Ca が所定値T0
以下であると、CPU79はこのルーチンを終了する。
【0034】次回以降の処理において、前記したステッ
プ101,103〜105の処理が繰り返し実行される
と、ステップ103でカウント値Ca が「1」ずつ増加
する。CPU79は、ステップ106において前記カウ
ント値Ca が所定値T0 よりも大きくなる(Ca
0 )と、アイドルアップ作動条件が成立してから所定
時間が経過したと判断する(図6でのt1 のタイミン
グ)。そして、CPU79はステップ107へ移行し、
カウント値Ca を所定値T0 に保持する。
【0035】続いて、CPU79はステップ108へ移
行し、前回の見込制御量NFP(i-1 ) に所定の更新量Δ
NFPを加算する。この更新量ΔNFPは、前述したア
イドルアップ時の見込制御量NFPUPよりも小さい値に
設定されている。そして、この更新量ΔNFPを加算し
た値を今回の見込制御量NFPi とする。なお、アイド
ルアップモードに変更した直後では、この前回の見込制
御量NFP(i-1) は、アイドルアップモードに変更する
前の通常アイドルモードでの最終の見込制御量である。
【0036】次に、CPU79はステップ109へ移行
し、前記ステップ108で更新した見込制御量NFPi
が、前記ステップ105で求めたアイドルアップ時の見
込制御量NFPUP以上であるか否かを判定する。CPU
79は、今回の見込制御量NFPi がアイドルアップ時
の見込制御量NFPUP未満である場合にはステップ11
0へ移行し、この見込制御量NFPi を見込制御量NF
Pとする。
【0037】CPU79は前記のようにしてアイドルア
ップ時の目標回転速度NFUP及び見込制御量NFPを算
出すると、実際の回転速度NEQBとアイドルアップ時
の目標回転速度NFUPとを一致させるための処理を引き
続き行う。CPU79は、まず、前記ステップ104で
算出したアイドルアップ時の目標回転速度NFUPと、回
転数センサ35によって検出された実際の回転速度NE
QBとの偏差ΔNF(=NFUP−NEQB)をもとに積
分制御量NFIを算出する。すなわち、前記偏差ΔNF
に応じた補正積分量ΔNFIを求め、これを加算積分
(ΣΔNFI)して積分制御量NFIとする。
【0038】続いて、CPU79は、アイドルアップ時
の補正回転速度NEISCを下記(1)式に基づいて算
出する。 NEISC=NEQB−(NFP+NFI) ……(1) 補正回転速度NEISCの算出後、CPU79はアクセ
ル開度センサ73によるアクセル開度ACCと前記補正
回転速度NEISCとをもとに、燃料噴射量をマップ検
索又は計算式によって求める。これにより、みかけ上ガ
バナパターンを回転速度軸方向へNFP+NFIだけ平
行移動させたことになる。次に、前記噴射量に相当する
噴射量指令値を求め、これを電磁スピル弁23の駆動回
路96に出力する。
【0039】そして、図5での処理が繰り返されると、
その割り込み時間毎にステップ108で見込制御量NF
i が更新量ΔNFPずつ増加していく(図6でのt1
〜t 2 のタイミング)。そして、CPU79はステップ
109において、見込制御量NFPi がアイドルアップ
時の見込制御量NFPUPと同一になったと判断すると、
ステップ111へ移行し、このアイドルアップ時の見込
制御量NFPUPを見込制御量NFPとし、前記と同様に
して噴射量を制御する。そして、以後は、見込制御量N
FPとしてアイドルアップ時の見込制御量NFPUPを保
持する。前記のように噴射量を制御することにより、実
際の回転速度NEQBがアイドルアップ時の目標回転速
度NFUPと同一となる。
【0040】このように、本実施例ではアイドルアップ
作動条件が成立して所定時間経過した後に回転速度を上
昇させている。しかも、この回転速度を急激(短時間)
に上昇させるのではなく、時間とともに段階的に徐々に
上昇させている。従って、車両が減速されて車速が
「0」になったときにアイドルアップ作動条件が成立し
ても、車両停止直後に燃料噴射量が増量されて回転速度
が急激に変化することがない。その結果、ディーゼルエ
ンジン2の不要な振動に基づくショックを乗員に感じさ
せることがない。
【0041】次に、前記のように実際の回転速度NEQ
Bがアイドルアップ時の目標回転速度NFUPに維持され
ている状態から、通常のアイドル状態へ復帰するときの
動作について説明する。図8のフローチャートはCPU
79によって実行される各処理のうち、通常アイドルモ
ードへ復帰したときに実行されるルーチンを示してお
り、所定時間(例えば50ms)毎の定時割り込みで実行
される。図7はこのときの時間と回転速度との関係を示
している。
【0042】処理がこのルーチンへ移行すると、CPU
79はステップ201でアイドルアップ停止条件が成立
しているか否か、すなわち、アイドルアップスイッチ6
7がオフ操作されているか否かを判断する。アイドルア
ップスイッチ67がオフ操作されていない場合(アイド
ルアップスイッチ67がオンされたままの状態)には、
CPU79はステップ202へ移行し、アイドルアップ
停止条件が成立してからの経過時間を計測するためのカ
ウンタのカウント値Cb を「0」にセットし、このルー
チンを終了する。ステップ201において、アイドルア
ップ停止条件が成立する(図7のt3 のタイミング)
と、CPU79はそれまでのアイドルアップモードから
通常アイドルモードへ復帰する。この通常アイドルモー
ド復帰後においてCPU79は、ステップ203で前記
カウンタのカウント値Cb を「1」インクリメントす
る。すなわち、Cb =0となっている状態からCb =1
にする。
【0043】続いて、CPU79はステップ204へ移
行し、ディーゼルエンジン2の運転状態に応じた通常ア
イドル時の目標回転速度NFを算出し、ステップ205
で通常アイドル時の見込制御量NFPを算出する。これ
らの目標回転速度NF及び見込制御量NFPの算出は、
前述したアイドルアップ時の目標回転速度NFUP及び見
込制御量NFPUPの算出と同様にして行われる。
【0044】次にCPU79はステップ206におい
て、アイドルアップ停止条件が成立してから所定時間が
経過したか否かを判定するために、その所定時間に対応
する所定値T1 と前記カウンタのカウント値Cb とを比
較する。アイドルアップモードから通常アイドルモード
に復帰した直後ではカウント値Cb が所定値T1 以下で
あり、CPU79はこのルーチンを終了する。
【0045】次回以降の処理において、ステップ20
1,203〜205の処理が繰り返し実行されると、ス
テップ203でカウント値Cb が「1」ずつ増加する。
CPU79は、ステップ206において前記カウント値
b が所定値T1 よりも大きくなる(Cb >T1 )と、
アイドルアップ停止条件が成立してから所定時間が経過
したと判断する(図7でのt4 のタイミング)。そし
て、CPU79はステップ207へ移行し、カウント値
b を所定値T1 に保持する。
【0046】続いて、CPU79はステップ208へ移
行し、前回の見込制御量NFP(i-1 ) から所定の更新量
ΔNFPを減算する。そして、この更新量ΔNFPを減
算した値を今回の見込制御量NFPi とする。なお、通
常アイドルモードに復帰した直後では、この前回の見込
制御量NFP(i-1) は、それまでのアイドルアップモー
ドでの最終の見込制御量である。
【0047】次に、CPU79はステップ209へ移行
し、前記ステップ208で算出した今回の見込制御量N
FPi が、前記ステップ205で求めた通常アイドル時
の見込制御量NFP以下であるか否かを判定する。CP
U79は、今回の見込制御量NFPi が通常アイドル時
の見込制御量NFPよりも大きい場合にはステップ21
0へ移行し、この今回の見込制御量NFPi を見込制御
量NFPとする。
【0048】CPU79は前記のようにして通常アイド
ル時の目標回転速度NF及び見込制御量NFPを算出す
ると、前記(1)式を用い、実際の回転速度NEQBと
目標回転速度NFとを一致させるための処理を行う。そ
して、図8での処理が繰り返されると、その割り込み時
間毎にステップ208で見込制御量NFPi が更新量Δ
NFPずつ減少していく(図7でのt4 〜t 5 のタイミ
ング)。そして、CPU79はステップ209におい
て、見込制御量NFPi が通常アイドル時の見込制御量
NFPと同一になったと判断すると、ステップ211へ
移行し、この通常アイドル時の見込制御量NFPを見込
制御量NFPとし、前記と同様にして噴射量を制御す
る。そして、以後は、この見込制御量NFPを保持す
る。これにより、実際の回転速度NEQBが目標回転速
度NFと同一となる。
【0049】このように、本実施例ではアイドルアップ
停止条件が成立して所定時間経過した後に回転速度を下
降させている。しかも、この回転速度を急激(短時間)
に下降させるのではなく、時間とともに所定量ずつ段階
的に徐々に下降させている。従って、車両の発進時(例
えば、車速センサ77による車両の速度が2km/h以下の
とき)にアイドルアップ停止条件が成立しても、車両が
走行し始めたとたんに燃料噴射量が減量されて回転速度
が急激に変化することがなく、これにより車両における
息つきの発生を防止できる。
【0050】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)前記実施例における所定値T0 ,T1 、更新量Δ
NFI等は、車両として好適なドライバビリティが得ら
れることを考慮して設定することが好ましい。 (2)前記実施例では通常アイドルモードからアイドル
アップモードへ移行する際に時間ととともに徐々に回転
速度を上昇させ、アイドルアップモードから通常アイド
ルモードへ復帰する際に時間ととともに徐々に回転速度
を下降させるようにしたが、これらの制御のうちいずれ
か一方を省略してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、
ンジンのアイドルアップ作動条件又はアイドルアップ停
止条件が成立した場合に目標アイドル回転速度を強制的
に設定変更すると共に、前記アイドルアップ作動条件又
はアイドルアップ停止条件のいずれかの条件が成立して
からの経過時間が所定時間を経過したときに、前記設定
変更された目標アイドル回転速度に向かってエンジンの
回転速度を時間とともに徐々に変化させる制御を開始す
るようにしたので、車両停止時や車両発進時において、
通常アイドルモードとアイドルアップモードとの間でモ
ードが変更されても、急激なエンジン回転速度の変化を
より確実に抑制することができ、乗員にショックを感じ
させることがなく、さらには車両の息つきの発生を防止
できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念構成図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例におけるディーゼ
ルエンジンのアイドル回転制御装置を示す概略構成図で
ある。
【図3】一実施例における分配型燃料噴射ポンプを示す
断面図である。
【図4】一実施例におけるECUの構成を示すブロック
図である。
【図5】一実施例において、アイドルアップ作動条件が
成立したときにCPUによって実行される処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】一実施例においてアイドルアップ作動条件が成
立したときの時間と回転速度との関係を示す図である。
【図7】一実施例において、アイドルアップ停止条件が
成立したときの時間と回転速度との関係を示す図であ
る。
【図8】一実施例において、アイドルアップ停止条件が
成立したときにCPUによって実行される処理を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
2…ディーゼルエンジン、23…回転速度調整手段とし
ての電磁スピル弁、65…運転状態検出手段の一部を構
成するエアコンスイッチ、66…運転状態検出手段の一
部を構成するニュートラルスイッチ、67…アイドルア
ップスイッチ、75…運転状態検出手段の一部を構成す
る水温センサ、79…CPU(目標アイドル回転速度設
定手段、設定回転速度変更手段、経過時間監視手段及び
回転速度制御手段を構成し、且つ、前記アイドルアップ
スイッチ67と共にモード変更検出手段を構成する)、
a …アイドルアップ作動条件の成立からの経過時間と
してのカウント値、C b …アイドルアップ停止条件の成
立からの経過時間としてのカウント値、T 0 ,T 1 …所
定時間としての所定値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−85235(JP,A) 特開 昭54−27623(JP,A) 特開 昭60−30444(JP,A) 特開 平3−74542(JP,A) 実開 昭60−175842(JP,U) 特公 平3−13413(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 - 41/40 F02D 29/00 - 29/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用エンジンへの燃料供給を調整して
    同エンジンの回転速度を調整する回転速度調整手段と、前記エンジン の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 前記運転状態検出手段によって検出された運転状態に応
    じた目標アイドル回転速度を設定する目標アイドル回転
    速度設定手段と、前記エンジンの通常アイドルモードからアイドルアップ
    モードへの移行のためのアイドルアップ作動条件又は該
    アイドルアップモードから通常アイドルモードへの復帰
    のためのアイドルアップ停止条件が成立しているか否か
    を検出するモード変更検出手段と、前記アイドルアップ作動条件又はアイドルアップ停止条
    件が成立しているときに、 前記目標アイドル回転速度設
    定手段による目標アイドル回転速度を強制的に設定変更
    する設定回転速度変更手段と、アイドルアップ作動条件又はアイドルアップ停止条件が
    成立してからの経過時間を計測して当該経過時間が所定
    時間を経過したか否かを監視する経過時間監視手段と、 前記アイドルアップ作動条件又はアイドルアップ停止条
    件が成立してからの経過時間が前記所定時間を経過した
    ときに、前記回転速度調整手段に対し、前記設定回転速
    度変更手段によって設定変更された目標アイドル回転速
    度に向かってエンジンの回転速度を時間とともに徐々に
    変化させる制御を行わせる 回転速度制御手段とを備えた
    ことを特徴とする車載用エンジンのアイドル回転制御装
    置。
JP3130007A 1991-05-31 1991-05-31 車載用エンジンのアイドル回転制御装置 Expired - Lifetime JP2893999B2 (ja)

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