JPH05139454A - 自動車のコンソールボツクス用等の両開き開閉装置 - Google Patents

自動車のコンソールボツクス用等の両開き開閉装置

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JPH05139454A
JPH05139454A JP3320975A JP32097591A JPH05139454A JP H05139454 A JPH05139454 A JP H05139454A JP 3320975 A JP3320975 A JP 3320975A JP 32097591 A JP32097591 A JP 32097591A JP H05139454 A JPH05139454 A JP H05139454A
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JP
Japan
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opening
hooks
closing member
hook
fixed
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JP3320975A
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Inventor
Masahiro Aihara
正博 相原
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Piolax Inc
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Kato Hatsujo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンソールボックスの蓋を、ヒンジ機構で左
右両開きとした装置で、一側ノブ操作の開蓋や両側ノブ
操作時に、不本意な蓋の離脱を確実に阻止する。 【構成】 開閉部材2の一側のノブ6を押動してロック
解除用ピン7により第2のフック4を取付本体1に設け
た回転軸8にて回動させると、一側の第2のフック4も
連動して固定軸5を離脱し、開閉部材2は他側の固定軸
5を中心に開成できる。この際当該両フック3、4は復
帰用スプリング10により復動しリンク19を介し左動
したスライダー18のフォーク部18aが回転軸8の角
軸部8aを挟持し、その回転を阻止するから同フック
3、4は固定軸5から離脱しない。両側のノブ6を同時
に押動しても両側各フック3、4は、その回動で両スラ
イダー18が衝当し両固定軸5から外れず、開閉部材2
は取付本体1から離脱しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のコンソールボ
ックスや炊飯器等の家電製品における蓋、さらには家具
等の扉などにつき、一辺側のヒンジにより開閉自在とす
るだけでなく、その対辺側のヒンジによっても開閉作動
を可能とし、しかも、当該蓋や扉が、開閉操作時などに
あって外れてしまうようなことのないようにした安全装
置付きである両開き開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既知の通り、自動車には図8のように、
運転席aの側傍に、小物等を格納できるコンソールボッ
クスbが設けられているが、その蓋cは、一辺d側をヒ
ンジとして開閉できるだけでなく、対向辺e側をヒンジ
として開閉できることが、より使い勝手のよいものとさ
れている。
【0003】図9の(A)(B)は、上記の如き蓋cが
矢印f、矢印gの両方向へ開閉自在であることを示して
おり、同図(C)は、さらに蓋cが必要に応じ、コンソ
ールボックスbから取りはずすことができることを示
し、このような両開き開閉装置としては、既に、コンソ
ールボックスについて図10に示すようなものが提案さ
れている。
【0004】図10(A)に示したもの(特開昭60−
242257号)は、物入れ本体hにロック穴iを対設
しておき、これに蓋体jに設けた一対のロックピンk
を、図示しない操作子の手動操作によりロックピンkを
ロック穴iに差し入れ自在としたものである。
【0005】また、図10(B)に開示のもの(実開昭
60−90042号)は、ボックス本体lの両辺にピン
m、nを固設し、これに対して蓋体oに設けた変形自在
なC字状軸受部p、qを、嵌脱自在なるよう嵌合させる
ようにしたものである。
【0006】この外、実開平1−86674号に開示
の、操作レバーを操作して開閉するようにした開閉装置
や、特開昭59−52183号に開示の冷蔵庫の扉閉止
装置等が知られている。
【0007】しかし、図10(A)に開示のものは、物
入れ本体hの移動に際して、蓋体jの対向二片を持って
持ち上げるとき操作子を誤って作動することがあると、
蓋体jが外れてしまう危険がある。また、図10(B)
に開示のものはボックス本体lが大きかったり、格納物
の重量が大きい場合、蓋体oの対向二片を持って持ち上
げるだけで、当該蓋体oが簡単に外れてしまう危険があ
る。さらに、前記の冷蔵庫の扉閉止装置や扉取付構体な
どにあっては可成り複雑な構成となってしまう欠陥があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有するこのような問題点に鑑み検討されたもので、
開閉部材の一辺側における固定軸がロックを解除される
ことで、他辺側の固定軸がロック状態に保持され、当該
ロック状態はそのノブの解除操作によっても解除されて
しまうことのないようにすると共に、対向二片の両ノブ
を同時に解除操作した場合でも、両辺側の固定軸が共に
ロック解除とならない構成として、開閉部材が、不本意
に外れてしまうことのないようにするのが、その目的で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、開口部を有する取付本体と、その開口部を
開閉する開閉部材とからなり、前記取付本体における対
向二辺の開口縁部には、各々辺の長手である前後方向へ
設けた回動軸に、前後方向へ所定の間隔を置いて各々固
定して第1のフックとロック解除用カムを有する第2の
フックとが左右方向へ回動自在に枢着され、当該第1、
第2の両フックは復帰用スプリングにより外側へ回動付
勢されていると共に、当該取付本体の前後方向の一側壁
には、2個のスライダーを長手方向へ摺動自在に係嵌し
てなるスライダーホルダーが左右方向へ長く固設され、
該各スライダーの外端に、前記各回動軸に設けた角軸部
を挟持固定するフォーク部が設けられ、前記開閉部材に
おける対向二辺には、その前後の両側壁から各々上記第
1、第2の両フックに係止する固定軸が対称に突設され
ると共に、その第2のフックと対応する位置に、当該第
2のフックのカムに係合するロック解除用ピンを有する
ノブが摺動自在に配設され、当該ノブは復帰用スプリン
グにより外側へ向けて付勢され、前記の各第1のフック
は、その基端から他方の第1のフック側へ傾斜して延設
され、他方の第1のフック側スライダーとリンクにて回
動自在に連結され、前記開閉部材の左右の固定軸が、前
記左右の第1、第2の両フックに係止の状態で取付本体
の開口部が閉成されている状態において、当該開閉部材
の左側または右側のノブを押し込み摺動させることで、
そのロック解除用ピンにより第2のフックが内側へ回動
され、一辺側の第1、第2の両フックから固定軸を離脱
自在となし、他側辺の第1、第2の両フックに係止状態
である固定軸を中心に、当該開閉部材の開閉動を可能に
すると共に、開閉部材の開成状態において、一辺側の第
1、第2の両フックが前記復帰用スプリングにより外側
へ回動することで、前記スライダーのフォーク部により
他辺側の回動軸の回動を固定可能にすると共に、前記第
1、第2の両フックには、開閉部材の閉動時において固
定軸に押当して回動され、前記復帰用スプリングによ
り、当記第1、第2の両フックに固定軸を係止自在とす
る係止用傾斜端面が形成されることを特徴とする自動車
のコンソールボックス用等の両開き開閉装置を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【作用】取付本体に対し開閉部材が閉成状態にあるとき
は、対向二辺の第1、第2の両フックは各々復帰用スプ
リングにより、外側へ回転付勢されていることで、当該
両フックに開閉部材における対向二辺の固定軸が嵌入さ
れ、従って、開閉部材は上方へ引いても、両固定軸は、
第1、第2両フックに係止され、当該閉成状態は保持さ
れている。
【0011】次に、開閉部材を開成しようとする場合
は、当該部材における対向二辺にあって、その一辺側の
ノブにつき、これを押し込み操作すると、該ノブは、復
帰用スプリングを圧縮しながら押し込まれていき、この
時、ノブ一側に 突設のロック解除用ピンが、第2のフ
ックのロック解除用カムを押圧することにより、該第2
のフック、第1のフック、回転軸は復帰用スプリングに
よる付勢力に抗して内側に向け回動され、これにより一
辺側の固定軸は、そのロックを解除されるので、ノブを
押しながら開閉部材を開き方向へ回動すると、他辺側の
固定軸を回転中心として開閉部材は開き方向に回動し、
所定の開き角度まで開かれる。
【0012】開閉部材の開成時、固定軸と第1、第2の
両フックの係合が完全になくなるまでの間は、第2のフ
ックのロック解除用カムとロック解除用ピンは係合して
いるので、開閉部材を所定角度まで開いていき、固定軸
と第1、第2の両フックが完全に切離された位置で、ノ
ブの前記押入操作を解除すると、該ノブは復帰用スプリ
ングにより原位置に戻るが、第1、第2の両フックは、
さらに復帰用スプリングの作用により原位置(固定軸を
ロックする位置)を越えて回動した後停止する。
【0013】開閉部材の開成時、第1、第2の両フック
の内側への回動により、第1のフックの基端部とリンク
で連結した他辺側のスライダーは、一旦、一辺のスライ
ダー側へスライドするが、第1のフックが原位置を越え
て外側へ回動することにより、他辺側へスライドし、先
端のフォーク部が他辺側の回転軸の角軸部を挟持するに
至る。これによって他辺側の固定軸、第1、第2の両フ
ックが固定されるので、他辺側のノブを押し込む方向へ
操作しても、第2のフックは回転不能になり、他辺側の
固定軸が、ロックを解除されてしまうといったことはな
くなる。すなわち、開閉部材を開いた状態では、他辺側
のノブを押しても当該開閉部材が、取付本体から外れな
い安全装置として機能することになる。
【0014】開閉部材が閉成されている状態で、対向二
辺の両ノブを同時に押し込んだ場合には、両ノブのロッ
ク解除用ピンが、対向二辺の両第2のフックのカムを押
圧するので、該両第2のフックは各々内側へ向け回動さ
れ、これにより各々回転軸で一体に連結されている両側
の第1のフックも同様に内側へ向け回転される。
【0015】上記第1のフックは各々リンクにてスライ
ダーと連結されているため、両スライダーは取付本体の
中央までスライドし、互いに夫々の基端が衝当する。こ
のように両スライダーが突き当たった位置では、両側の
第1、第2の両フックは、両側の固定軸と係合状態にあ
るため、開閉部材は開成不能となる。従って、開閉部材
の対向二辺を両手により持って引き上げたとしても、当
該開閉部材が外れることはなく、またこのとき、両側の
ノブを誤って押入操作しても、これまた当該開閉部材の
外れは生じない。
【0016】また、開閉部材の閉成状態において、両側
のノブの押し込みタイミング差があれば、早く押し込ん
だノブ側の固定軸がロック解除されることによって、開
閉部材の当該側が開成可能となる。
【0017】次に、開閉部材を開成後、これを閉めると
きは、開閉部材を回動させて閉じていくと、固定軸が第
1、第2の両フックに設けた係止用傾斜端面に突き当た
り、開閉部材の閉じ力により第1、第2の両フックは復
帰用スプリングによる付勢力に抗して内側へ回動されて
行くから、固定軸が上記両フックの頂点を乗り越えると
同時に上記スプリングによる付勢により両フックは外側
へ向け回動し、固定軸に係合ロックされ、閉成状態とな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1ないし図7に示したように、自転車の
コンソールボックスなどにあってはその取付本体1にお
ける開口部1aには、これを閉成することのできる開閉
部材2を有し、上記取付本体1の対向二辺における開口
縁部1b、1cには、第1のフック3と第2のフック4
が設けられ、上記開閉部材2の一方における対向二辺で
ある前後の側壁2a、2bからは、上記第1、第2の両
フック3、4と対向する位置に固定軸5、5が対称に突
設されていると共に、当該開閉部材2の他方における対
向二辺にある左右側には、上記第2のフック4と対応す
る位置からロック解除用ピン7を突設したノブ6、6が
内外方向へスライド自在なるよう露設されている。
【0019】上記第1、第2の両フック3、4は、図2
に明示した如く、取付本体1における開口縁部1b、1
cの長手である前後方向へ所定の間隔を隔てて、基端部
が横設された回転軸8に固定されて立設してあり、当該
両フック3、4の先端部外側には、上記固定軸5、5用
の嵌脱溝3a、4aが凹設され、当該嵌脱溝3a、4a
の上端側には、固定軸係止用傾斜端面3b、4bが形成
されている。
【0020】ここで、上記第1、第2の両フック3、4
の前後方向の間隔Lは、図4に明示した如く、上記開閉
部材2の前後方向の長さL′よりも所要寸法だけ大きく
設定してある。
【0021】上記第1のフック3は、取付本体1の開口
縁部1b、1cに後述するようにして取り付けた状態
で、取付本体1の中央位置近くまで傾斜下降するよう延
設させてある。一方、第2のフック4には、その外側に
おける一側にあって、正面略C字形状のロック解除用の
カム4cが削設させてある。
【0022】上記第1、第2の両フック3、4は、取付
本体1における開口縁部1b、1cの内側にあって、前
後方向へ所定の間隔を置いて立設した正面略上向きC字
形状の軸受9、9に、端部側を押圧嵌入して回転自在に
して、かつ互いに平行となるよう架設した回転軸8によ
り、図1にあって、左右方向である内外の方向へ回動自
在なるよう枢着され、さらに、一端10aは軸受9、9
に、他端10bは第1、第2の両フック3、4に各々掛
止することで、回転軸8に外装した復帰用スプリング1
0、10により、外側、つまり図2に示した矢印B方向
に対して、当該両フック3、4へ回転力が付勢されてい
る。
【0023】また、上記回転軸8、8の一端には、図2
に明示した如く角軸部8aが夫々形成され、後述するス
ライダー18のフォーク部18aに挟着自在となるよう
に形成されている。
【0024】上記取付本体1における開口部1aの長手
である前後方向の側壁1d、1dには、上記開閉部材2
の各固定軸5‥‥‥と対向する位置に、当該固定軸5‥
‥‥を装入自在とした挿脱溝口11、11、11、11
が縦設させてある。
【0025】上記開閉部材2の左右対向二辺には、上記
第2のフック4、4と対応する位置にあってエスカッシ
ョン12、12が外側から内側へ向けて傾斜下降するよ
う固設され、該エスカッション12、12に前記ノブ
6、6が各々摺動自在なるよう挿入され、その下端と、
開閉部材2内のバネ受け13との間に介装した復帰用ス
プリング14により、外側へ向け付勢されるようにして
ある。
【0026】上記ノブ6、6の側壁から上記第2のフッ
ク4、4方向へ水平に突設の前記したロック解除用ピン
7は、上記エスカッション12および上記開閉部材2の
側壁2aに傾斜して形成した長孔15、16に摺動自在
なるよう挿通され、かつ、該長孔15、16の上昇端で
ある開口縁に当接されていることで、図4に明示した如
く、ノブ6は復帰用スプリング14による付勢力に抗し
て、エスカッション12からの離脱は阻止されており、
当該ノブ6の非作動時は、ロック解除用ピン7が図4に
明示した如く、第2のフック4のカム4cにおける上端
部に係合されている。
【0027】上記取付本体1における後部側壁1dの内
面には、上記両回転軸8、8の中間位置にスライダーホ
ルダー17が水平に固設され、同ホルダー17には2個
のスライダー18、18が左右方向へスライド自在に係
嵌されている。上記両スライダー18、18の両端に
は、前記回転軸8、8の角軸部8a、8aを挟脱自在と
したフォーク部18a、18aが形成されている。
【0028】上記両スライダー18、18の略中央部に
は、各々リンク19、19の一端がピン20、20等に
て回動自在に枢着され、該各リンク19、19の他端と
前記両第1のフック3、3の各基端部3c、3cとがピ
ン21、21等にて回動自在に枢着されている。
【0029】すなわち、上記取付本体1の対向二辺にお
ける一辺側の第1のフック3と、他辺側のスライダー1
8を、他辺側の第1のフック3と一辺側のスライダー1
8とが、各々リンク19、19により連結され、これに
よって、各第1のフック3、3が内側へ向け回動される
ことで、スライダー18、18は取付本体1の中央側へ
スライドし、これと反対に各第1のフック3、3が内側
へ向け回動されることで、スライダー18、18は外側
へ向けスライドし、さらに第1のフック3、3が前記固
定軸5、5の位置を越えて外側へ回動されることで、ス
ライダー18、18がさらに外側へ向けスライドして、
そのフォーク部18a、18aが前記回転軸8、8の角
軸部8a、8aを挟持するに至り、当該回転軸8、8の
回転を固定してしまうようにしてある。
【0030】すなわち、開閉部材2の左右における両固
定軸5、5が、対向二辺の第1、第2の両フック3、4
によりロックされている図1に実線で示した閉成状態で
は、両スライダー18、18のフォーク部18a、18
aは回転軸8、8の角軸部8a、8aから離れて位置
し、一辺側の第1、第2の両フック3、4が、図5に示
した二点鎖線の位置(ロック位置)からロック解除用ピ
ン7により、同図中実線で示した如く内側へ回動されて
固定軸5のロックを解除した状態では、上記第1のフッ
ク3と連結のスライダー18は同図に実線で示した如く
一旦は中央部側へスライドし、開閉部材2が図6に示し
たように開閉されると同時に、第1、第2の両フック
3、4が復帰用スプリング10により、固定軸5がロッ
クされている時の、その中心線Cを越えて同図に示した
位置まで回動され、スライダー18は他辺側へスライド
し、そのフォーク部18aが図示の如く他辺側回転軸8
の角軸部8aを挟持固定するよう構成されている。
【0031】また、左右のノブ6、6を、同時に押し込
みの操作をした場合は、図7に示した如く、左右のスラ
イダー18、18が各々中央部までスライドし、互いに
中央部で突き当たることで、当該両スライダー18、1
8のスライドが阻止されることになり、対向二辺におけ
る第1、第2の両フック3、4,3、4の回動が規制さ
れ、これにより、同図の如く、両固定軸5、5のロック
状態が維持され、開閉部材2は外れることなく、かつ左
右どちらにも開成不可能となるように、各々の部材関係
が設定されている。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、一方のノブ6の操作により一方の固定軸5
のロックを解除し、開閉部材2を僅かに開くと、これと
同時に、取付本体1の対向二辺における反対辺側の回転
軸8がスライダー18のフォーク部18aによって固定
され、該回転軸8と固定の第1、第2の両フック3、4
に他辺側の固定軸5はロックされ、他辺側のノブ6を押
しても、固定軸5がロック解除されることはなくなるの
で、開閉部材2の開成操作時に、これが不本意に取付本
体1から外れてしまうことを防止できると共に、上記固
定軸5がロック状態に保持されていることで、これを回
転中心として、開閉部材2を円滑に開成することができ
る。
【0033】また、左右のノブ6、6を同時に押して
も、左右のスライダー18、18の当接により、対向二
辺における第1、第2の両フック3、4,3、4の回動
が規制され、左右の固定軸5、5はロック状態に保持さ
れることによって、開閉部材2が不本意に取付本体1か
ら外れてしまうことも防止され、従って、開閉部材2の
両側を両手で持って持ち上げても当該開閉部材2が取付
本体1から外れることは不能となり、不本意な蓋の離脱
を完全に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のコンソールボックス用等
の両開き開閉装置を示す実施例の閉成状態における要部
縦断正面図である。
【図2】同上実施例の要部を示す分解斜視図である。
【図3】同上実施例の閉成状態を示す全体の斜視図であ
る。
【図4】同上実施例の図3におけるA−A線矢視断面正
面図である。
【図5】同上実施例における一方の固定軸をロック解除
状態とした要部の縦断正面図である。
【図6】同上実施例の開成状態を示す要部の縦断正面図
である。
【図7】同上実施例にあって、左右のノブを同時に押入
した状態を示す要部の縦断正面図である。
【図8】従来の自動車のコンソールボックスを示した斜
視図である。
【図9】図8のコンソールボックスにあって、(A)は
その右開き状態、(B)はその左開き状態、(C)は蓋
の取外し状態を示した各側面説明図である。
【図10】従来のコンソールボックスを示し、(A)は
その一例を示す部分斜視図、(B)は他例を示した縦断
側面図である。
【符号の説明】
1 取付本体 1a 開口部 1b 開口縁部 1c 開口縁部 1d 側壁 2 開閉部材 3 第1のフック 4 第2のフック 3b 傾斜端面 4b 傾斜端面 4c カム 5 固定軸 6 ノブ 7 ロック解除用ピン 8 回転軸 8a 角軸部 10 第1、第2フックの復帰用スプリング 14 ノブの復帰用スプリング 17 スライダーホルダー 18 スライダー 18a フォーク部 19 リンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する取付本体と、その開口部
    を開閉する開閉部材とからなり、前記取付本体における
    対向二辺の開口縁部には、各々辺の長手である前後方向
    へ設けた回動軸に、前後方向へ所定の間隔を置いて各々
    固定して第1のフックとロック解除用カムを有する第2
    のフックとが左右方向へ回動自在に枢着され、当該第
    1、第2の両フックは復帰用スプリングにより外側へ回
    動付勢されていると共に、当該取付本体の前後方向の一
    側壁には、2個のスライダーを長手方向へ摺動自在に係
    嵌してなるスライダーホルダーが左右方向へ長く固設さ
    れ、該各スライダーの外端に、前記各回動軸に設けた角
    軸部を挟持固定するフォーク部が設けられ、前記開閉部
    材における対向二辺には、その前後の両側壁から各々上
    記第1、第2の両フックに係止する固定軸が対称に突設
    されると共に、その第2のフックと対応する位置に、当
    該第2のフックのカムに係合するロック解除用ピンを有
    するノブが摺動自在に配設され、当該ノブは復帰用スプ
    リングにより外側へ向けて付勢され、前記の各第1のフ
    ックは、その基端から他方の第1のフック側へ傾斜して
    延設され、他方の第1のフック側スライダーとリンクに
    て回動自在に連結され、前記開閉部材の左右の固定軸
    が、前記左右の第1、第2の両フックに係止の状態で取
    付本体の開口部が閉成されている状態において、当該開
    閉部材の左側または右側のノブを押し込み摺動させるこ
    とで、そのロック解除用ピンにより第2のフックが内側
    へ回動され、一辺側の第1、第2の両フックから固定軸
    を離脱自在となし、他側辺の第1、第2の両フックに係
    止状態である固定軸を中心に、当該開閉部材の開閉動を
    可能にすると共に、開閉部材の開成状態において、一辺
    側の第1、第2の両フックが前記復帰用スプリングによ
    り外側へ回動することで、前記スライダーのフォーク部
    により他辺側の回動軸の回動を固定可能にすると共に、
    前記第1、第2の両フックには、開閉部材の閉動時にお
    いて固定軸に押当して回動され、前記復帰用スプリング
    により、当記第1、第2の両フックに固定軸を係止自在
    とする係止用傾斜端面が形成されることを特徴とする自
    動車のコンソールボックス用等の両開き開閉装置。
JP3320975A 1991-11-08 1991-11-08 自動車のコンソールボツクス用等の両開き開閉装置 Pending JPH05139454A (ja)

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