JPH0218213Y2 - - Google Patents

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JPH0218213Y2
JPH0218213Y2 JP17207582U JP17207582U JPH0218213Y2 JP H0218213 Y2 JPH0218213 Y2 JP H0218213Y2 JP 17207582 U JP17207582 U JP 17207582U JP 17207582 U JP17207582 U JP 17207582U JP H0218213 Y2 JPH0218213 Y2 JP H0218213Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鞄錠、例えばスーツケース、トラベル
バツク等の錠前に関する。
従来、この鞄錠としては種々の構造のものがあ
るが、代表的なものとして第10図に示すものが
ある。
この第10図のものについて説明すると、ハウ
ジング1上面に回動自在な操作板9が設けられて
おり、この操作板9の回動をトグルリンク15を
介して錠片14の進退運動に変更し、錠片14は
前進位置で側面からハウジング1内に挿入される
フツクBに掛合し、後退位置においてフツクBか
ら離脱するようになつており、操作板9後部の操
作部を下方に押圧して該9を回動させ先端部を上
昇させるとトグルリンク15を介して錠片14が
後退し、フツクBとの掛合が外ずれ開錠するもの
である。
而して、このものは操作板9の操作部が若干押
し下げられ、トグルリンク15がデツドポイント
を越えるとそれまでは操作板9先端を引き下げる
ように作用していた錠片14を後退方向に賦勢し
ているスプリング28が、逆に操作板9先端を上
昇させるように作用し、操作板9先端部は急激に
跳ね上がり錠片14はフツクBから離脱する。
従つて、仮に、意図しない押圧力、衝撃でもそ
れが操作板の操作部を押し下げる方向に加えられ
ればそれだけで錠片14がフツクBから簡単に外
ずれて開錠してしまう。
勿論、鍵を使用するロツク装置38は備えては
いるが、鍵を掛け忘れることも往々にしてあり、
そのような場合、ちよつとした衝撃により開錠し
て鞄が開いてしまう危険がある。
特に、この錠をスーツケースや、トランク等の
大型の鞄に使用した場合、これらの鞄は、車、飛
行機等の積み下しに乱暴に取り扱われて衝撃を受
けることが多いので、万一、鍵によるロツク装置
を掛け忘れると鞄内の物を散乱させてしまう事態
が生じる。
本考案は、上記問題を解消し、衝撃による開錠
を防止することを目的とし、操作板後部の操作部
に押圧力を加えるという単一の動作だけでは該部
を押し下げて操作板を回動させることができない
ようにすることを技術的課題とするものである。
本考案によれば、上記技術的課題は、上面に窓
孔を有する箱状ハウジングと、ハウジングの窓孔
に嵌め込み状に設けられて中途部をハウジングに
回動自在に軸着し、後部をハウジング内に押込み
可能となした操作板と、操作板の軸着部より前方
においてハウジング内に進退自在に設けられて第
1のスプリングにより常時後退方向に賦勢されて
おり、前進位置においてはハウジング側面からハ
ウジング内に挿入されるフツクに掛合し、進退位
置においては上記フツクから離脱する錠片と、操
作板の軸着部より前部と錠片の後端部とを連絡し
て設けられ、操作板の回動を錠片の進退運動に変
換するトグルリンクと、操作板の後部にスライド
自在に設けられ、操作板上面側には操作子を、下
面側には上記操作子に連動して進退する押圧子を
備えたスライダーと、操作板の軸着部より後方に
おいてハウジング内に下部を軸着して回動自在に
設けられ、上部を第2スプリングにより前方へ押
圧されて前面側上端部をスライダーの押圧子後端
面に当接してスライダーを前進方向に賦勢してお
り、スライダーの前進位置においては大略直立状
態でその上端面が操作板の後端部下面に近接対応
し、スライダーの後退位置においては後方へ傾斜
した状態で上端面が操作板下面から外れるストツ
パーとを具備する構成により達成される。
而して、錠片が前進位置にあつてフツクと掛合
しているときには、操作板は先端部が下におり、
水平状となつているこの状態においては、ストツ
パーが操作板の後端部直下において大略直立状態
となつており、その上端面は操作板下面に近接対
応している。
従つて、この状態で、操作板後部に設けた操作
子に下向きの力を加えても操作板の後部下面がス
トツパー上端面に突き当たり、操作板の回動は防
止され、錠片がフツクから外ずることはない。
また、このときは、ストツパーは第2のスプリ
ング25の弾発力により押圧子を前方に押圧し
て、スライダーを前進位置に保持している。
スライダーは、操作子に指をかける等して、こ
れに後向きの力を加えると後方へスライド移動
し、押圧力がストツパーを第2のスプリング25
の弾圧力に抗して後方へ倒し、その上端面を操作
板から外ずす。
上記操作子を後方へ押す力だけでは操作板を回
動させてその前部を跳ね上げさせることはできな
いが、操作板後部に下向きの力が加えられた場合
の操作板の回動防止は解除される。
従つて、この状態で、操作子を下向きに押圧す
れば、操作板は初めて前部を跳ね上げる方向に回
動し、トグルリンクを介して錠片を後退させフツ
クから離脱させることができる。
即、本考案によれば、操作子を後方へ押圧する
力と、下方へ押し下げる力が順次連続して加えら
れなければ開錠することができないので、仮に何
等かの原因により衝撃が加えられた場合でもその
衝撃が操作子を後方へ押す方向のものか或いは操
作子を下向きに押す方向のもの、いずれか一方の
衝撃である限り、開錠する恐れはない。そして、
通常は上記両方向へ力が働く衝撃が一度に若しく
は順次に加えられることはない。
本考案は上記の構成であるから以下の利点を有
する。
(1) 開錠させるために必要な、ストツパーを外ず
す操作と、操作板を回動させる操作とが操作板
後部に設けた操作子の連続操作で行なわれるの
で、開錠操作を片手の一本の指だけで行うこと
が出来、開錠操作が行い易い。
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明す
る。
図中Aは錠前本体、Bはフツクであり、前者A
は鞄Cの蝶番で連結された2つの半筐体c1,c2
一方C1に取りつけられ、後者Bは他方の半筐体c2
に上記錠前本体Aに対応するように取りつけられ
ている。
1は錠前本体Aのハウジングで、平面長方形を
呈し、上面を開口したボツクス部2と、その上面
に取りつけた上板部3とからなつており、上記ボ
ツクス部2には長手方向の一方(以下、これを前
方となす)に片寄つた位置で内部を2つの室4,
5に区画する仕切壁6が設けられている。
即ち、ボツクス部2は前方が小さな室4、後方
が大きな室5に区画されている。
一方、上板部3にはメツクス部2の大きな室5
に対応する長方形の窓孔7が開設されると共に小
さい室4に対応する部分には円孔8が開設されて
いる。
そして、上記窓孔7には平面形状が該孔7の形
状と同じで大きさがそれより僅かに小さい操作板
9が回動自在に嵌め込まれる。
即ち操作板9は裏面にその側縁から突出する軸
10を有しており、該軸10をハウジング1のボ
ツクス部2上端に凹設された軸受11に回動自在
に係合せしめて上板部3と略面一に設けられてい
る。
操作板9を回動自在に支持する軸10及び軸受
11は夫々操作板9及び大きな室5の後部に片寄
つて設けられている。
操作板9は軸10より後方にスライダー12を
有すると共に軸10より前方において両側縁から
下方へ延びる突脚13を有し、該突脚13は後述
する錠片14とトグルリンク15を介して連絡す
る。
スライダー12は操作板9の上面側に設けられ
る操作子16と操作板9下面側に設けられる押圧
子17とからなり、操作子16は指で操作し易い
形状に形成されて、その下面には係合脚部18を
有し、該係合脚部18を操作板9に開設した操作
板9の長手方向に長い長孔状のガイド孔19に係
合して、操作板9上面にその長手方向にスライド
自在に取りつけられ、押圧子17は平板状に形状
されて操作子16の係合脚部18に操作板9の裏
側から取りつけ固定されている。
従つて、押圧子17は操作子16のスライドに
連動して、操作板9の裏側で進退する。そして押
圧子17はその後端が前進位置において操作板9
の後端より若干前方にあり、後退位置において操
作板9の後端と同じ位置か若干後方にあつて、次
に述べるストツパー20前面に当接している。
ストツパー20は板状のバネ受け21と、この
バネ受け21の左右両縁上端部から外方で若干突
出して下方へ延びる支持脚22とからなり、支持
脚22下部に一体に設けた軸23ががハウジング
1のボツクス部2後部の内側面下端部2に設けた
軸受24で支承されている。
上記支持脚22は下部が前後方向、特に前方に
膨突しており、軸23はその後端部に設けられて
いる。
従つて、このストツパー20は後方への回動は
可能であるが、前方への回動は下端面がボツクス
部2内底面に当たるため不能となる。
このストツパー20は直立状となした状態で、
その上端面が操作板9後端部下面に当接又は僅か
な間隙をおいて対向するように設けられ、上部前
面をスライダー12の押圧子17後端面に当接し
ている。
この状態でスライダー12は前進位置にあり、
ストツパー20は第2のスプリング25の賦勢力
で常時この状態に保持されている。
従つて、操作板9はスライダー12を後方へス
ライドさせ、押圧子17でストツパー20を押
し、これを後方へ倒してその上端面を操作板9か
ら外ずさない限り、操作子16を下方へ押圧して
も、板後部をハウジング1内に押し込み板前部を
引き起こすことはできない。
第2のスプリング25は大略U字状に屈曲せし
めた板バネよりなり、ストツパー20とボツクス
部2後壁との間に上向き凹の状態で弾装されてい
る。
ストツパー20のバネ受け21背面には上記第
2のスプリング25を係合させるための凹部26
が形成されている。
錠片14は突脚13より前方においてボツクス
部2の大きな室5内にスライド自在に配置されて
おり、後部がトグルリンク15を介し操作板9の
突脚13に連結されると共にその後方の室底面に
突設した突起27との間に張設したコイルスプリ
ングからなる第1のスプリング28により後退方
向に賦勢されている。
突脚13とトグルリンク15を連結する軸29
は操作板9が水平な状態において、錠片14とト
グルリンク15を連結する軸30と操作板9を支
承する軸10とを結ぶ線より下に位置してしい
る。
従つて、この状態では錠片14は第1のスプリ
ング28の力にもかかわらず後退することはでき
ないが、操作板9の回動、(前部の上方への回動)
に伴なつて軸29の位置が上昇し、デツドポイン
トを越すと、即ち軸30と軸10とを結ぶ線より
上方に出ると、第1のスプリング28の力により
後方へ引き寄せられて後退する。
錠片14は前面にフツク掛合凹部31を有して
おり、前進状態においては鞄Cを閉たときハウジ
ング1側面に穿設された貫入孔32からハウジン
グ1内に挿入されるフツクBに上記フツク掛合凹
部が掛合して旋錠し、後退によりフツク掛合凹部
31がフツクBから離脱して開錠する。
錠片14の後退は前述したように、操作板9の
前部を上方に引き起こす方向の回動に連動して行
なわれ、操作板9の上記回動はスライダー12を
後方へスライドさせてストツパー20を操作板9
から外ずし、操作板9の後部をハウジング1内に
押し込む操作により行なわれる。
一方、前記ハウジング1の小さな室4には鍵の
差込み回転操作により回転する錠筒33が回転自
在かつ円孔8から脱落不能に収められ、該錠筒3
3の鍵孔34を有する上面部がハウジング1の上
板部3の円孔8に嵌合して、上板部3上面と略面
一に上面に臨んでいる。
錠筒33は周面に掛止突片35を有し、該掛止
突片35が錠筒33の回転に伴なつて上板部3と
仕切壁6上端との間に設けた間隙36から大きい
方の室5へ出没する。
また、操作板9の前端には上記掛止突片35を
受け入れる掛合部37が設けられている。
従つて、掛止突片35を掛合部37に掛合させ
た状態ではスライダー12を操作してストツパー
20を外ずしても、操作板9を回動せしめること
はできず、結果として開錠することはできない。
即ち、これらは鍵を使用しなければ開錠させる
ことができないロツク装置38を構成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す鞄錠の旋錠状
態の断面図でロツク装置によりロツクされている
状態を示す、第2図はロツク装置を外ずと共にス
トツパーを外ずした状態の断面図、第3図は開錠
状態を示す断面図、第4図は第1図の−線断
面図、第5図は第1図の−線断面図、第6図
は要部の拡大横断面図、第7図は斜視図、第8図
は一部切欠して示す斜視図、第9図は使用状態を
示す斜視図、第10図は従来の鞄錠の一例を示す
断面図である。 図中、1……ハウジング、7……窓孔、9……
操作板、12……スライダー、14……錠片、1
5……トグルリンク、16……操作子、17……
押圧子、20……ストツパー、25……第2のス
プリング、28……第1のスプリング、B……フ
ツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に窓孔7を有する箱状ハウジング1と、ハ
    ウジング1の窓孔7に嵌め込み状に設けられて中
    途部をハウジング1に回動自在に軸着し、後部を
    ハウジング1内に押込み可能となした操作板9
    と、操作板9の軸着部より前方においてハウジン
    グ1内に進退自在に設けられて第1のスプリング
    28により常時後退方向に賦勢されており、前進
    位置においてはハウジング1側面からハウジング
    1内に挿入されるフツクBに掛合し、後退位置に
    おいては上記フツクBから離脱する錠片14と、
    操作板9の軸着部より前部と錠片14の後端部と
    を連絡して設けられ、操作板9の回動を錠片14
    の進退運動に変換するトグルリンクと、操作板9
    の後部にスライド自在に設けられ、操作板9上面
    側には操作子16を、下面側には上記操作子16
    に連動して進退する押圧子17を備えたスライダ
    ー12と、操作板9の軸着部より後方においてハ
    ウジング1内に下部を軸着して回動自在に設けら
    れ、上部を第2のスプリング25により前方へ押
    圧されて前面側上端部をスライダー12の押圧子
    17後端面に当接してスライダー12を前進方向
    に賦勢しており、スライダー12の前進位置にお
    いては大略直立状態でその上端面が操作板の後端
    部下面に近接対応し、スライダー12の後退位置
    においては後方へ傾斜した状態で上端面が操作板
    9下面から外れるストツパー20とを具備するこ
    とを特徴とする鞄錠。
JP17207582U 1982-11-13 1982-11-13 鞄錠 Granted JPS5975862U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17207582U JPS5975862U (ja) 1982-11-13 1982-11-13 鞄錠

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JP17207582U JPS5975862U (ja) 1982-11-13 1982-11-13 鞄錠

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Publication Number Publication Date
JPS5975862U JPS5975862U (ja) 1984-05-23
JPH0218213Y2 true JPH0218213Y2 (ja) 1990-05-22

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ID=30375189

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JP17207582U Granted JPS5975862U (ja) 1982-11-13 1982-11-13 鞄錠

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0538209Y2 (ja) * 1987-09-04 1993-09-28
DE202013003245U1 (de) * 2013-04-09 2014-07-11 Rimowa Gmbh Koffer, insbesondere Pilotenkoffer

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JPS5975862U (ja) 1984-05-23

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