JPH0467533A - 薄型表示管溶着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、薄型表示管に使用されている表容器と裏容器
とを制度良く取付け、接合面に塗布されたフリットガラ
スなどの溶着剤を溶融し、表容器と裏容器とを溶着する
薄型表示管溶着装置に関する。

従来の技術 近年、コンピュータを中心とした情報機器の機能拡大に
ともない、その端末装置としての表示装置についても、
各種機能向上に関する開発が進められている。その−環
として表示装置の薄型化の開発も活発に行われている。

とくに、表示画面が明るいことと、見慣れた表示となる
ところから実用性の高い電子ビームを用いた薄型表示管
については各種提案と開発が進められている。その薄型
表示管の容器は薄型であるとともに内部を真空状態とす
る必要があるところから、精度と強度が必要な構成とし
て、表容器と表容器をフリットガラスなどの溶着剤を用
い、加熱、溶融して接合する構造が一般的である。

従来のこの薄型表示管の溶着法について、第３図により
説明する。

表容器３を固定する裏容器ベース６ａに表容器３を基準
ビン８を基準に所定寸法で取付け、表容器クランパー１
で固定する。

また、表容器２を固定する表容器ベース６ｂに表容器２
を基準穴９を基準に所定寸法で取付け、表容器クランパ
ー１０で表容器２をはさんで、表容器２を固定する。

斤の後、表容器ベース６ｂを下側に、裏容器ベース６ａ
を上側にし、基準ビン８を基準穴９に挿入し、表容器３
と、表容器２を合体し、電気炉の中で、接合面に塗布さ
れたフリットガラス１１を溶融し、表容器２と表容器３
とを溶着している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、この従来の溶着装置では表容器２と表容
器３とを溶着するときは、電気炉の中で表容器２と表容
器３、および溶着装置を高温に上昇させるため、表容器
２．裏容器３、溶着装置は、熱により膨張する。そのた
め、表容器２の材質の熱膨張率が表容器ベース６ｂの熱
膨張率より大きいと、表容器２に力が加わり、表容器２
にクラックが生じる可能性がある。

また一方、表容器２と表容器３との位置精度を良くする
ため、基準ビン８と基準穴９とのクリアランスを小さ（
している。そのため、基準ビン８の熱膨張により、基準
ビン８と基準穴９との嵌合が固くなり、裏容器ベース６
ａが完全に下がりきらないため、表容器２と表容器３の
溶着ができない可能性がある。

また、基準ビン８と、基準穴９とのクリアランスが小さ
いため、裏容器ベース６ａと、表容器ベース６ｂとの合
体が困難であるため、作業性が非常に悪くなることがあ
った。

本発明は上記問題に留意し、溶着の際に容器にクラック
が発生せず、作業性も向上し、精度良（表容器と表容器
を溶着する薄型表示管溶着装置を提供しようとするもの
である。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の薄型表示管溶着装
置は、表容器をベースに固定する表容器クランパーと表
容器を表容器に対し位置合わせをする機能を有する表容
器基準アタッチと、表容器を表容器基準アタッチに確実
に押しつけるために、表容器基準アタッチの反対側にば
ねを内蔵する表容器ダンパーとを設け、表容器を押すよ
うにして位置決めをしてがら、表容器と表容器を溶着す
るものである。

作用 上記構成の本発明の薄型表示管溶着装置は、ばねを内蔵
する表容器ダンパーで、表容器を表容器基準アタッチに
押しつける構成となっているので、表容器の熱膨張が発
生しても表容器ダンパーに内蔵されているばねが圧縮さ
れ表容器に加わる力を吸収して弱め、表容器に発生する
クラックを防ぐことができる。

また、基準ビンと基準穴とをなくし、表容器を表容器基
準アタッチにより位置決めし、表容器の自重で表容器に
密着させることにより表容器と表容器との溶着を確実に
し、表容器と表容器との組立作業が容易にできる。

実施例 本発明の一実施例を第１図および第２図によりその構成
要素とそのお互いの関連を説明する。

第１図は、本発明による薄型表示管溶着装置を使用した
状態を示す斜視図で、溶着装置は、表容器３を固定する
表容器クランパー１と、表容器２を表容器３に対し位置
合わせをし、表容器２の位置を固定する表容器基準アタ
ッチ４と、表容器基準アタッチ４に表容器２を押しあて
るとともに、表容器２とベース６との熱膨張を吸収する
ために第２図に示すばね５ａを内蔵する表容器ダンパー
５とから構成されている。

第２図は、溶着装置を第１図の矢印Ａの方向から見た一
部断面側面図である。

表容器３をベース６に表容器クランパー１で固定する。

つぎに、表容器２を表容器ダンパー５にあてながら表容
器基準アタッチ４を移動させ、表容器３の基準の位置に
、表容器２の基準の位置を合わせ、合った所で六角穴付
きボルト７で固定する。

組立完了後、この溶着装置を電気炉に入れ、表容器２と
表容器３との合わせ面に配置されたフリットガラスなど
の溶着剤により表容器２と表容器３を溶着する。

以上のように、表容器ダンパー５に内蔵されているばね
で、表容器２があるはね圧で表容器基準アタッチ４に押
圧されているので、表容器２の位置決めが表容器アタッ
チ４を調節するだけで行えるので、操作が容易であると
ともに、加熱による熱膨張を吸収しやすく、容器のクラ
ックを防ぐことができる。

なお、表容器基準アタッチ４と表容器ダンパー５は、そ
の目的と動作から、相対して配置されることが最も、そ
の効果を出しやすく、また、表容器２の各辺に相対して
配置されることが、表容器２の位置決め精度、保持の安
全性の面からも最適配置と言える。

発明の効果 以上の説明より明らかなように、裏容器位置決め用の裏
容器クランパーと、表容器位置決め用表容器基準アタッ
チおよび表容器ダンパーとを設け、表容器ダンパーがば
ねによる押圧力を有する機械の本発明による溶着装置を
使用すれば、表容器に発生するクラックを防止できると
ともに、表容器と表容器との溶着を確実にし、しかも表
容器と表容器との組立作業を容易にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の薄型表示管溶着装置の使用
中の斜視図、第２図は同実施例の薄型表示管溶着装置の
部分断面側面図、第３図は従来の薄型表示管溶着装置の
部分断面側面図である。 １・・・・・・裏容器クランパー、２・・・・・・表容
器、３・・・・・・表容器、４・・・・・・表容器基準
アク・ソチ、５・・・・・・表容器ダンパー、５ａ・・
・・・・ばね、６・・・・・・ベース。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベース上に、裏容器を位置決めし、固定する裏容
   器クランパーと、 前記裏容器クランパーにより固定された裏容器上に配置
   された表容器に当接し、付設されたばねにより前記当接
   した面にばね圧力を生ずる表容器ダンパーと、 前記表容器ダンパーに当接した前記表容器を位置決めし
   、固定する表容器基準アタッチを具備し、 前記裏容器クランパーと前記表容器基準アタッチにより
   固定された前記裏容器と表容器をその接合面に配置され
   た溶着剤により溶着，接合してなる薄型表示管溶着装置
   。
2. （２）表容器ダンパーと表容器基準アタッチが相対した
   一対として構成され、表容器の各辺に対応して前記一対
   の表容器ダンパーと表容器基準アタッチが配置された請
   求項１記載の薄型表示管溶着装置。