JPH07122191A - パネル固定治具 - Google Patents

パネル固定治具

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JPH07122191A
JPH07122191A JP28736793A JP28736793A JPH07122191A JP H07122191 A JPH07122191 A JP H07122191A JP 28736793 A JP28736793 A JP 28736793A JP 28736793 A JP28736793 A JP 28736793A JP H07122191 A JPH07122191 A JP H07122191A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
frame body
panel pressing
pressing
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP28736793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Fukuda
賢午 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07122191A publication Critical patent/JPH07122191A/ja
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル押えバネの長寿命化を図るとともに、
フロントパネル側の傷や亀裂の発生を防止できるパネル
固定治具を提供する。 【構成】 フロントパネル33とスクリーンパネル34
とを挿入可能に開口した枠体1と、枠体1の側板に取り
付けられた一対のパネル押えバネ2,3とを備え、一対
のパネル押えバネ2,3は、枠体1の側板に固定された
固定部2a,3aと、各々の固定部2a,3aの両端か
らそれぞれ枠体1の外方に折曲した第1の折曲辺2b,
3bおよび第1の折曲辺2b,3bから枠体1の内方に
折曲した第2の折曲辺2c,3cを有するパネル押え部
2d,3dとから成る。また、フロントパネル33側に
配置されるパネル押えバネ3は、パネル押え部3dの先
端に熱膨張係数が小さく且つ表面が平滑なパネル押えパ
ッド5を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平型陰極線管用のフ
ロントパネルとスクリーンパネルとを封着する際に用い
られるパネル固定治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、偏平型の陰極線管は、図2に示
すような構造をなしている。すなわち、陰極線管30
は、電子銃31が組み込まれたファンネル32と、実際
に画像を写し出すフロントパネル33と、電子銃31か
ら放出された電子ビームをフロントパネル33側に反射
させるスクリーンパネル34とによって構成されてい
る。このうち、フロントパネル33とスクリーンパネル
34とは、ファンネル32上にてフリットと呼ばれる粘
性材料を介し、互いの接合面(シールエンジ面)を突き
合わせた状態で封着されるが、その際、フロントパネル
33とスクリーンパネル34とを一体に固定しておくた
めの治具として、パネル固定治具が使用されている。
【0003】図3は、従来のパネル固定治具を説明する
図であり、図中(a)はその平面図、(b)はその正面
図を示している。図示したパネル固定治具50は、フロ
ントパネル33とスクリーンパネル34の形状に応じて
成形された枠体51と、この枠体51の側板に取り付け
られた一対のパネル押えバネ52,53とを備えてい
る。そして、各々のパネル押えバネ52,53の両端
は、それぞれ枠体51の内方に折曲したかたちで形成さ
れている。また、上記一対のパネル押えバネ52,53
のうち、一方のパネル押えバネ52はフロントパネル3
3側に配置され、他方のパネル押えバネ53はスクリー
ンパネル34側に配置されるようになっている。
【0004】このパネル固定治具50を用いてフロント
パネル33とスクリーンパネル34とを固定する場合
は、まず一方のパネル接合面(シールエンジ面)にフリ
ット(粘性材料)を塗布し、次いでフロントパネル33
とスクリーンパネル34とを突き合わせたのち、図2に
示す矢印方向(上方)からフロントパネル33とスクリ
ーンパネル34とに枠体51を挿入する。これにより、
枠体51に取り付けたパネル押えバネ52,53の両端
が、それぞれフロントパネル33側のコーナ部とスクリ
ーンパネル34側のコーナ部とに圧接した状態となるた
め、パネル押えバネ52,53の弾性保持力によってパ
ネル同士が一体に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のパネル固定治具においては、パネル押えバネ52,5
3が、それぞれの両端を単に枠体51の内方に折曲した
構造であるため、撓みストロークが十分に得られないだ
けでなく、パネル固定時のパネル押えバネ52,53の
曲げ応力がその折曲箇所Pだけに集中してしまう。この
ため、フロントパネル33やスクリーンパネル34に対
するパネル押えバネ52,53の弾性保持力を最適に設
定することが困難であるとともに、パネル固定時にパネ
ル押えバネ52,53が塑性変形を起こし易く、これに
よって頻繁にパネル押えバネ52,53の補修や交換作
業を行わなければならないという問題があった。また、
フロントパネル33とスクリーンパネル34とに枠体5
1を挿入した際、パネル形状の違いから、特にフロント
パネル33側でパネル押えバネ52との接触部に傷が発
生し、その状態でパネルをフリットシール炉(加熱炉)
に投入すると、上記接触部で急激な温度変化(サーマル
ショック)が起こるため、パネル表面の傷口から亀裂が
発生してしまうという問題もあった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、パネル押えバネの長寿命化を図るととも
に、フロントパネル側の傷や亀裂の発生を防止できるパ
ネル固定治具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、偏平型陰極線管用のフロ
ントパネルとスクリーンパネルとを粘性材料にて封着す
る際に、フロントパネルとスクリーンパネルとを一体に
固定するパネル固定治具において、フロントパネルとス
クリーンパネルとを挿入可能に開口した枠体と、枠体の
側板に取り付けられた一対のパネル押えバネとを備えた
ものであって、一対のパネル押えバネは、枠体の側板に
固定された固定部と、各々の固定部の両端からそれぞれ
枠体の外方に折曲した第1の折曲辺および第1の折曲辺
から枠体の内方に折曲した第2の折曲辺を有するパネル
押え部とから成るものである。
【0008】また、上記一対のパネル押えバネのうち、
フロントパネル側に配置されるパネル押えバネは、その
パネル押え部の先端に熱膨張係数が小さく且つ表面が平
滑なパネル押えパッドを有するものである。
【0009】
【作用】本発明のパネル固定治具においては、パネル押
えバネの両端に位置するパネル押え部の折曲箇所が二箇
所になるため、その分だけパネル押え部での撓みストロ
ークが大きく確保されるとともに、パネル固定時におけ
るパネル押え部の曲げ応力が分散される。
【0010】また、フロントパネル側に配置されるパネ
ル押えバネに対して、そのパネル押え部の先端にパネル
押えパッドを設けたので、このパネル押えパッドがフロ
ントパネルのコーナ部に接触するようになり、これによ
ってパネルに枠体を挿入した際のフロントパネル側の傷
の発生が防止されるとともに、フロントパネルとの接触
部に急激な温度変化(サーマルショック)を与えること
もなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は、本発明に係わるパネル
固定治具の一実施例を説明する図であり、図中(a)は
その平面図、(b)はその正面図を示している。本実施
例のパネル固定治具は、偏平型陰極線管用のフロントパ
ネルとスクリーンパネルとをフリットと呼ばれる粘性材
料にて封着する際に、フロントパネルとスクリーンパネ
ルとを一体に固定するためのものであり、主要な構成部
分としては、図1に示すようにフロントパネル33とス
クリーンパネル34とを挿入可能に開口した枠体1と、
この枠体1の側板に取り付けられた一対のパネル押えバ
ネ2,3とを備えている。
【0012】まず、枠体1の側板は、フロントパネル3
3とスクリーンパネル34との表面形状に対応して、そ
れぞれ所定の角度だけ傾斜しており、特にパネル形状の
違いから、スクリーンパネル34側に配置される側板の
方が、フロントパネル33側に配置される側板よりも大
きく傾斜している。
【0013】一方、上述した一対のパネル押えバネ2,
3は、枠体1の側板に例えば取付ネジ4によって固定さ
れた固定部2a,3aと、各々の固定部2a,3aの両
端からそれぞれ枠体1の外方に折曲した第1の折曲辺2
b,3bおよびこれらの折曲辺2b,3bから枠体1の
内方に折曲した第2の折曲辺2c,3cを有するパネル
押え部2d,3dとを有している。本実施例では、パネ
ル押えバネ2,3の幅を枠体1の幅よりも大きく設定す
ることで、上述したパネル押え部2d,3dを、各々の
固定部2a,3aの両端から二股状に延出したかたち
で、枠体1の上下端よりも外側に配置している。
【0014】加えて、上記一対のパネル押えバネ2,3
のうち、フロントパネル33側に配置されるパネル押え
バネ2は、そのパネル押え部2dの先端に熱膨張係数が
小さく且つ表面が平滑なパネル押えパッド5を有してい
る。このパネル押えパッド7は、例えばカーボングラフ
ァイトやセラミックス等を素材に成形されたものであ
る。
【0015】上記構成からなる本実施例のパネル固定治
具においては、フロントパネル33とスクリーンパネル
34とをフリットを介して突き合わせたのち、図2に示
す矢印方向からフロントパネル33とスクリーンパネル
34とに枠体1を挿入すると、パネル押えバネ2,3の
パネル押え部2d,3dが、それぞれフロントパネル3
3側のコーナ部とスクリーンパネル34側のコーナ部と
の圧接した状態となる。このとき、パネル押え部2d,
3dの折曲箇所は、図中P1とP2の二箇所となるた
め、その分だけ従来よりもパネル押え部2d,3dでの
撓みストロークを大きく確保できるようになる。さら
に、パネル固定時におけるパネル押え部2d,3dの曲
げ応力についても、従来のように一箇所に集中させるこ
となく、図中P1とP2とに分散させることができる。
【0016】また、フロントパネル33側に配置される
パネル押えバネ2においては、そのパネル押え部2dの
先端に設けたパネル押えパッド5がフロントパネル33
のコーナ部に接触するようになる。ここで本実施例にお
いては、パネル押えパッド5の表面が平滑に仕上げられ
ているため、フロントパネル33とスクリーンパネル3
4とに枠体1を挿入した際、パネル押えパッド5とフロ
ントパネル33との接触によって、フロントパネル33
の表面に傷が付くことはない。また本実施例では、パネ
ル押えパッド5の熱膨張係数が非常に小さいので、フロ
ントパネル33とスクリーンパネル34とをフリットシ
ール炉に投入した場合でも、パネル押えパッド5に対す
るフロントパネル33の接触部に急激な温度変化(サー
マルショック)を与えることがない。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
パネル押えバネにおけるパネル押え部の折曲箇所が二箇
所になるため、その分だけパネル押え部での撓みストロ
ークを大きく確保できるとともに、パネル固定時におけ
るパネル押え部の曲げ応力を分散できるようになる。そ
の結果、フロントパネルやスクリーンパネルに対して最
適な弾性保持力を容易に得ることが可能になるととも
に、パネル固定時におけるパネル押えバネの塑性変形が
起こり難くなり、パネル押えバネの長寿命化が図られ
る。
【0018】また本発明においては、フロントパネル側
に配置されるパネル押えバネが、そのパネル押え部の先
端に設けたパネル押えパッドを介してフロントパネルの
コーナ部に接触するようになるため、フロントパネル側
での傷の発生を防止できるとともに、フロントパネルの
接触部に急激な温度変化(サーマルショック)を生じさ
せないため、傷口からの亀裂の発生も確実に阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるパネル固定治具の一実施例を説
明する図である。
【図2】偏平型陰極線管の構成図である。
【図3】従来のパネル固定治具を説明する図である。
【符号の説明】
1 枠体 2,3 パネル押えバネ 2a,3a 固定部 2b,3b 第1の折曲辺 2c,3c 第2の折曲辺 2d,3d パネル押え部 5 パネル押えパッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平型陰極線管用のフロントパネルとス
    クリーンパネルとを粘性材料にて封着する際に、前記フ
    ロントパネルと前記スクリーンパネルとを一体に固定す
    るパネル固定治具において、前記フロントパネルと前記
    スクリーンパネルとを挿入可能に開口した枠体と、前記
    枠体の側板に取り付けられた一対のパネル押えバネとを
    備えたものであって、 前記一対のパネル押えバネは、前記枠体の側板に固定さ
    れた固定部と、前記固定部の両端からそれぞれ前記枠体
    の外方に折曲した第1の折曲辺および前記第1の折曲辺
    から前記枠体の内方に折曲した第2の折曲辺を有するパ
    ネル押え部とから成ることを特徴とするパネル固定治
    具。
  2. 【請求項2】 前記一対のパネル押えバネのうち、前記
    フロントパネル側に配置されるパネル押えバネは、前記
    パネル押え部の先端に熱膨張係数が小さく且つ表面が平
    滑なパネル押えパッドを有することを特徴とする請求項
    1記載のパネル押え治具。
JP28736793A 1993-10-22 1993-10-22 パネル固定治具 Pending JPH07122191A (ja)

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JP28736793A JPH07122191A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 パネル固定治具

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