JP2952985B2 - 薄型表示管溶着装置 - Google Patents

薄型表示管溶着装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像表示管の一種である薄型表示管を製作
する時に表容器と裏容器とを精度良く取付け、接合面に
塗布されたフリットガラスを溶融し、表容器と裏容器と
を溶着する装置に関するものである。
従来の技術 近年、プラズマディスプレー、蛍光表示盤、薄型CRT
表示管、等の各種の映像表示管が提案されている。これ
ら映像表示管は動作原理により細部の構造は異なってい
るが、内部を真空にした容器と容器の内部に設けた電
極、発行素子、等から構成されている点では共通してい
る。
これらの映像表示管の真空容器を製作する一つの方法
として、予め表容器、裏容器を製作しておきフリットガ
ラスを用いて表容器、裏容器を接合して容器を形成する
方法があるが、この時、表容器と裏容器との位置決めを
正確にする必要がある。
従来の薄型表示管の溶着法について、第3図により説
明する。
裏容器3を裏容器ベース3aに裏容器クランパー1によ
り固定する。この時、裏容器3の裏容器ベース6aに対す
る位置決めの基準は基準ピン8である。
また表容器2を表容器ベース6aに表容器クランパー10
により固定する。この時、表容器2の表容器ベース6aに
対する位置決めの基準は基準穴9である。
その後、表容器ベースを下側に、裏容器ベースを上側
にし、基準ピンを基準穴に挿入し、裏容器と、表容器を
合体し、電気炉の中で、接合面に塗布されたフリットガ
ラス11を溶融し、表容器と裏容器とを溶着している。
発明が解決しようとする課題 表容器と裏容器とを溶着する時は、フリットガラスを
溶融させるため電気炉の中で表容器と裏容器、及び溶着
装置を高温に上昇させる。その際表容器、裏容器、溶着
装置は、熱により膨張する。この時、表容器の材質の熱
膨張率と表容器ベースの熱膨張率とは異なるため、表容
器に熱応力が加わり、表容器にクラックが生じることが
ある。
又一方、表容器と裏容器との位置精度を良くするた
め、基準ピンと基準穴とのクリアランスを小さくしてい
る。そのため、基準ピンの熱膨張により、基準ピンと基
準穴との嵌合が固くなり、裏容器ベースが完全に下がり
きらないため、表容器と裏容器の溶着ができない時もあ
る。
又、基準ピンと、基準穴とのクリアランスが、小さい
ため、裏容器ベースと、表容器ベースとの合体が困難で
ある。
課題を解決するための手段 本発明は、表容器と裏容器とよりなる薄型表示管を製
作する際、表容器と裏容器の接合面に塗布されたフリッ
トガラスを高温で溶融させて表容器と裏容器とを接合さ
せる装置であって、上記装置は、裏容器を固定したベー
スと、裏容器の上に載置された表容器とよりなり、上記
ベースを水平面より傾斜させ、上記ベース上に設けた複
数個の表容器基準アタッチの先端を上記表容器の端部に
当接させることにより表容器にクラックを発生させない
で表容器と裏容器との位置決めを行うことにしたもので
ある。また表容器の上に載置された表容器保持ブロック
の重量により上記表容器の端部と表容器基準アタッチの
先端との当接を確実にして正確な表容器と裏容器の位置
決めができるようにしたものである。
作用 本発明は上記した構成により、表容器を傾斜した裏容
器ベース上で表容器基準アタッチに当接させ、それによ
り裏容器との位置決めを行っているので表容器には物理
的な拘束力が加わらない。したがって表容器にクラック
を発生させる事なく裏容器との正確な位置決めをするこ
とができる。
また、基準ピンと基準穴とをなくすことにより、表容
器と裏容器との溶着を確実にし、表容器と裏容器との組
立作業が容易にできる。
実 施 例 本発明の一実施例を第1図および第2図により説明す
る。
第1図は本発明による薄型表示管溶着装置を使用した
状態を示す分解斜視図で、水平面に対し傾斜したベース
6と、ベース6上に裏容器2を固定する裏容器クランパ
ー1と、ベース6上に設けられた複数個の表容器基準ア
タッチ4と、表容器2の上に載置された表容器保持ブロ
ック5とから構成されている。
なお、第1図において表容器保持ブロック5は、図面
の理解がし易いように表容器2から離して描いてある。
第2図は、溶着装置を、第1図の矢印Aの方向から見
た側面図である。
裏容器3を、ベース6に裏容器クランパー1で固定す
る。表容器2の接合面が裏容器3に当るように表容器を
裏容器の上に載せる。次に、表容器基準アタッチ4を移
動させながら裏容器の基準の位置に、表容器の基準の位
置を合わせ、正確な位置決めができた所で、六角穴付き
ボルト7で固定する。
その後、表容器保持ブロック5を第2図に示すように
表容器の側面にあたるように表容器にかぶせる。また、
表容器2と裏容器3との接合面附近に接合用のフリット
ガラスを塗布する。組立完了後、この溶着装置を電気炉
に入れ、フリットガラスが溶融することにより表容器と
裏容器とを接着する。
従来例の第3図では基準ピン8と基準穴9とを嵌合さ
せることにより位置決めを行っていたので、裏容器ベー
ス6aと表容器ベース6bとの合体が困難であった。また熱
膨張により基準ピンと基準穴との嵌合がきつくなって表
容器と裏容器との接合面に隙間を生じて接合が不完全に
なることもあった。これに対し本発明では位置決めに基
準ピン、基準穴を用いていないのでそのような不都合は
ない。
また従来例では第3図に示すように表容器2を表容器
クランパー10で挟むことにより表容器ベース6bに取り付
けていたので、電気炉中で高温にさらされたとき表容器
2は熱応力を受けて表容器にクラックが生じることがあ
ったが、本発明では表容器2は裏容器3の上に置かれて
いるだけで、位置決めのための表容器2を拘束する手段
を用いていない。そのため表容器に熱応力は加わらずし
たがってクラックを発生させることはない。
また表容器ベース6bを傾斜させているので高温の炉中
でフリットガスが流動した時、表容器基準アタッチの先
端が表容器の端部に当接して裏容器に対する位置決めを
正確に行うことができる。しかも表容器2の上部に第2
図に示すように表容器保持ブロック5を載置しているの
で、表容器2の重量に加えて表容器保持ブロック5の重
量が加わり表容器基準アタッチの先端と表容器の端部の
当接を確実なものにしている。
発明の効果 以上説明したように、本発明による薄型表示管溶着装
置は、表容器を物理的に拘束することなく裏容器との位
置決めができるようにしたから、表容器に発生するクラ
ックを防止でき、表容器と裏容器との溶着を確実にし、
しかも表容器と裏容器との正確な組立作業が容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による溶着装置の使用中の分解斜視図、
第2図はその構成部分の側面図、第3図は従来の溶着装
置の分解側面図である。 2……表容器、3……裏容器、4……表容器基準アタッ
チ、5……表容器保持ブロック、6……ベース、11……
フリットガラス。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表容器と裏容器とよりなる薄型表示管を製
    作する際、表容器と裏容器の接合面に塗布されたフリッ
    トガラスを高温で溶融させて表容器と裏容器とを接合さ
    せる装置であって、裏容器を固定したベースと、裏容器
    の上に載置された表容器とよりなり、上記ベースを水平
    面より傾斜させ、上記ベース上に設けた複数個の表容器
    基準アタッチの先端を上記表容器の端部に当接させて上
    記表容器と裏容器との位置決めを行うようにしてなる薄
    型表示管溶着装置。
  2. 【請求項2】表容器の上に載置された表容器保持ブロッ
    クを設けてなる請求項1記載の薄型表示管溶着装置。
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