JPH0453917B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

産業上の利用分野 本発明はアシルイセチオネートおよびある種の
陽イオン性重合体を基体とする毛髪や皮膚用の清
浄組成物に関する。 毛髪や皮膚用の清浄組成物は多年にわたつて、
単独でもしくは混合物として用いられる陰イオン
性、両性イオン、非イオン性もしくは陽イオン性
である界面活性剤から処方されたものである。全
体の使用濃度は一般に５から20％である。 発明が解決しようとする問題点 さらに、この組成物の化粧品としての特性を向
上させるために、これに陽イオン性化合物特に陽
イオン性重合体を添加することが推奨されてき
た。 周知のごとく陽イオン性重合体は、毛髪上に沈
着することにより滑らかさを増し、従つて沈着す
る重合体の量が多くなるにつれ毛髪は一層容易に
梳けるようになる。この沈着量が多くなる程、繊
維は一層鋭敏化し、つまり重合体の陽イオン電荷
を固定しうるスルホン基数が多くなる 本出願人は、陰イオン性媒質に比べ、非イオン
性媒質を用いる時、この重合体の沈着量は実質的
に増大することを見出いた。このような効率上の
差異は、陽イオン性重合体と、重合体の沈着を部
分的に抑制する陰イオン性界面活性剤との間の相
互作用に一部由来する。 しかし陰イオン性界面活性剤は非イオン性表面
活性剤よりも優れた清浄特性を示すので、毛髪お
よび（または）皮膚に触れる際の滑らかさならび
に毛梳の良さを改良しつゝ、清浄特性を保持でき
ることが望ましいと考えられる。 本出願人は陽イオン性重合体と陰イオン性界面
活性剤との間の相互作用は、強い極性をもつ界面
活性剤に関して、ことに硫酸化もしくはスルホン
化された陰イオン性界面活性剤に関して特別に強
いことを見出した。 本出願人は、界面活性剤としてアシルイセチオ
ネートを用いることにより、ある種の陽イオン性
重合体の沈着量が著しく改良されることを見出し
たが、このことは、毛髪や皮膚に陽イオン性重合
体の沈着抑制作用を本来的に有するスルフオン基
をアシルイセチオネートが含有することを考慮に
いれるとき特に驚くべきである。 従つて本発明はアシルイセチオネートとある種
の陽イオン性重合体とを基体とする毛髪および
（または）皮膚用の清浄化組成物に関する。 本発明の他の目的は、本明細書の記載および以
下の実施例を閲読することにより明白となるであ
ろう。 本発明に従う毛髪および（または）皮膚の清浄
化組成物は、化粧品として許容できる媒質中に式 （ただしＲは直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を
表わし、Ｍはアルカリ金属もしくはアルカリ土類
金属またはアミンを表わす）の界面活性剤の少く
とも一つと、以下のものより選択される陽イオン
性重合体の少くとも一つをともに含むことを本質
的な特徴とする。 (1) 式： 〔ただしＲセルは無水グルコースの残基であ
り、ｙは約50から約20000の数であり、かつ各Ｒ
は一般式： （ここで ａは２もしくは３の整数であり； ｂは２もしくは３の整数であり； ｃは１から３の整数であり； ｍは０から10の整数であり； ｎは０から３の整数であり； ｐは０から10の整数であり； ｑは０もしくは１の整数であり； R′は式： −Ｈ、

【式】

【式】

【式】もしくは であり、勿論ｑがゼロである場合R′は−Ｈを表
わし； R₁，R₂およびR₃は個別的にみた場合、アルキ
ル、アリール、アルアルキル、アルカリール、シ
クロアルキル、アルコキシアルキルもしくはアル
コキシアリールをそれぞれ表わし、R₁，R₂およ
びR₃はそれぞれ10個までの炭素原子を含むこと
ができるが、アルコキシアルキル基が関与する場
合は窒素原子から酸素原子を隔離する炭素原子が
少くとも二つあり、またR₁，R₂およびR₃によつ
て表わされる炭素原子の総数は３から12であり； R₁，R₂およびR₃は全体として、それらが結合
する窒素原子とともに、ピリジン、α−メチルピ
リジン、３，５−ジメチルピリジン、２，４，６
−トリメチルピリジン、Ｎ−メチルピペリジン、
Ｎ−エチルピペリジン、Ｎ−メチルモルフオリン
もしくはＮ−エチルモルフオリンのいづれかを表
わし； Ｘは陰イオンであり； ＶはＸの結合価に等しい整数であり； このセルロースエーテルの無水グルコース１単
位あたりのｎの平均値は0.01から約１であり、こ
のセルロースエーテルの無水グルコース１単位あ
たりの（ｍ＋ｎ＋ｐ＋ｑ）の平均値は約0.01から
約４である）の基である置換基を表わす〕に相当
する第４級アンモニウム基を含むセルロースエー
テルの誘導体。 特に好ましい重合体は、ａおよびｂが２に等し
く、ｑは０に等しく、ｍ、ｎおよびｐは上記の値
を有し、R′は水素を表わし、R₁，R₂およびR₃は
メチル基である上記（）式に相当する重合体で
ある。無水グルコース１単位あたりの平均値はｎ
については0.35から0.45であり、ｍ＋ｐの和につ
いては１ないし２であり、Ｘは塩化物である。 本発明による好ましいエーテルは、ASTMD
−2364−65の方法（ブルツクフイールド粘度計、
型式LVF、毎分30回転、２号スピンドル）によ
つて測定されるとき、２重量％の水溶液の25℃に
おける粘度50から35000センチポイズを有し、特
に好ましいものはユニオンカーバイド（Union
Carbide）社により商標名「JR−125」、「JR−
400」および「JR−30M」にて製造され、それぞ
れ12センチポイズ、400センチポイズおよび30000
センチポイズの粘度を有する上記した型の重合体
を表わすもの、ならびにLR400およびLR30Mの
ごとくLRなる商標名で発売されるものである。 これらの重合体はフランス特許第1492597号中
に記載されている。 (2) 式（）もしくは（′）： （ただしｌおよびｔは０もしくは１に等しくｌ
＋ｔ＝１であり、R″は水素もしくはメチルを表
わし、ＲおよびR′は炭素原子１から22個を有
するアルキル基、アルキル基が望ましくは１から
５個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、
低級アミドアルキル基を互いに独立に表わしかつ
（または）ＲおよびR′が結合している窒素原子
と一緒になつてピペリジニルもしくはモルフオニ
ル基のような複素環基を表わし、かつまた式
（）もしくは（′）の単位とアクリルアミドの
誘導体もしくはジアセトンアクリルアミドの誘導
体とを含む共重合体を表わし、Yは臭化物、塩
化物、酢酸塩、ホウ酸塩、くえん酸塩、酒石酸
塩、重硫酸塩、重亜硫酸塩、硫酸塩、燐酸塩のご
とき陰イオンである）に相当する単位を結合鎖の
主要な構成分として含む均質重合体のような分子
量20000から3000000を有する環式重合体。 従来の技術 上記に規定した型の第４級アンモニウムの重合
体としては、メルク（MERCK）社により
MERQUAT100の商標名で発売されている、
100000より小さい分子量を有するジメチルジアリ
ルアンモニウムクロライドのホモポリマーおよび
MERQUAT550の商標名で発売されている、
500000より大きい分子量を有するジメチルジアリ
ルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとの
共重合体が挙げられよう。 これらの重合体はフランス特許2080759号およ
びその追加第2190406号中に記載されている。 上記の式（）においてＲは望ましくは炭素原
子８から18個を有するアルキル基を表わし、特に
好ましい基は炭素原子12から14個を有する基もし
くはコプラ油から誘導される基からなる。Ｍはナ
トリウム、カリウムもしくはマグネシウムである
のが望ましく、ナトリウムが特に望ましい。 本発明の特に好ましい態様は、上記の式（）
のアシルイセチオネートを、第４級アンモニウム
基を含むセルロースエーテルの誘導体、特にユニ
オンカーバイド社により商標名JR400の下で発売
の製品および500000より大きい分子量を有しメル
ク社より商標名MERQUAT550の下で発売の環
式重合体とともに含む組成物である。 界面活性剤および陽イオン性重合体は液体もし
くは固体であつてよい化粧品として許容できる媒
質中に存在する。 本発明で用いる陽イオン性重合体は組成物の全
重量に対して望ましくは0.05から５重量％の割合
で含まれ、また式（）の表面活性剤は液体の形
の場合５から30重量％、特に５から15重量％の割
合で、また固体の形の場合90重量％まで用いられ
るのが望ましい。 有効成分基準の陽イオン性重合体と式（）の
界面活性剤との間の望ましい比率は0.01から0.3
である。 組成物を皮膚の清浄化のために用いる場合、組
成物は洗浄クリーム、乳液、ゲル、化粧落しロー
シヨン、濃密化ローシヨンの形をとつてよい。組
成物が毛髪の洗浄用である場合、シヤンプー液、
シヤンプーの前もしくは後または他の毛髪処理の
前もしくは後に用いるすすぎ洗い製品の形をとつ
てよい。 組成物が液体である場合、水、化粧品として許
容できる溶媒例えば１価アルコール、多価アルコ
ール、グリセロールエーテルもしくはグリコール
エステル同じくまたこれらの混合物を含んでよ
い。 これらの組成物は、香料、着色剤、保存剤、金
属イオン封鎖剤、濃稠剤、酸化防止剤、日光遮断
剤、泡安定剤同じくまた他の種々の化粧品添加剤
を含有してよい。組成物のPHは５から8.5であつ
てよい。 特に好ましい組成物は液状組成物であり、それ
は中性にほぼ近いPHつまり望ましくは６から８を
有する。 本発明の有利な実施態様は、良好な粘度を得か
つ粘稠な式（）の界面活性剤を懸濁状態に保持
することのできる濃稠剤を、本発明に従う組成物
中に導入することからなる。濃稠剤は特に、アラ
ビアガム、カラヤガム、トラガカントカム、グア
ールガム、キヤロブガム、タラガム、ペクチン、
アルギネート、カラギネート寒天のような植物性
濃稠剤；メチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースのごときセルロース誘導体；ナト
リウムポリアクリレート、ポリビニルアルコー
ル、カルボポールのようなアクリル酸から誘導さ
れるカルボン酸重合体のごとき合成重合体；ポリ
エチレングリコールのエステル同じくまたポリエ
チレングリコールのエーテルのうちから選択する
ことができる。 これらの組成物は、例えば、脂肪酸／ポリペプ
チド縮合物の塩のごとき他の界面活性剤を含むこ
ともまたグリセロールを併用することも可能であ
り、またラウリン酸／ケラチンポリペプチド縮合
物のトリエタノールアミン塩、グリユノ社により
商標名LAMEPON Ｓで発売のココ脂肪酸／コラ
ーゲンポリペプチド縮合物のカリウム塩を挙げる
ことができる。 これらの組成物は、単独でもしくは混合物とし
て用いられる非イオン性界面活性剤を含有するこ
ともでき、特に、炭素原子８から18個をもつ脂肪
族直鎖を有し、最もしばしば２から30モルのエチ
レンオキサイドを含むポリオキシエチレン化、ポ
リオキシプロピレン化もしくはポリグリセロール
化アルコール、アルキルフエノールおよび脂肪酸
をあげることができる。またエチレンオキサイド
とプロピレンとの共重合体、エチレンオキサイド
およびプロピレンと脂肪族アルコールとの縮合
物、ポリエトキシル化脂肪族アミド、ポリエトキ
シル化脂肪族アミン、エタノールアミド、グリコ
ールの脂肪酸エステル、オキシエチレン化された
もしくはされていないソルビタンの脂肪酸エステ
ル、蔗糖の脂肪酸エステル、ポリエチレングリコ
ールの脂肪酸エステル、燐酸三エステル、ぶどう
糖誘導体の脂肪酸エステルを同様に挙げることが
できる。 この部類に属する他の化合物は、１価アルコー
ル、α−ジオール、アルキルフエノール、アミド
もしくはジグリコールアミドとグリシドールとの
縮合生成物、例えば、 フランス特許第2091516号中に記載のごとき、
式： R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂
−Ｏ―）_pＨ （ここで、R₄は脂肪族基、脂環式基もしくは
アリール脂肪族基で望ましくは７から21個の炭素
原子を有するものおよびその混合物を表わし、脂
肪族鎖はエーテル、チオエーテルもしくはヒドロ
キシメチレン基を含んでよく、またｐは１から10
である）の化合物、 フランス特許第1477048号中に記載のごとき
式： R₅O―〔C₂H₃O−（CH₂OH）―〕_qＨ （ただし、R₅はアルキル、アルケニルもしく
はアルキルアリール基を表わしかつｑは１から10
の統計的な値である）の化合物、 フランス特許第2328763号中に記載のごとき
式： R₆CONH−CH₂−CH₂O−CH₂−CH₂−Ｏ―（
CH₂CHOH−CH₂−Ｏ―）_rＨ （ただしR₆は場合によつては一つもしくはそ
れより多いヒドロキシル基を含むことができ、炭
素原子８から30個を有する天然産もしくは合成的
な飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは合成的な飽
和もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝鎖の脂肪族
基もしくはその混合物を表わし、ｒは１から５の
整数もしくは小数を表わしかつ平均的な縮合度を
示す）の化合物 である。 両イオン性界面活性剤もまた用いられてよく、
より特定的にはアルキルアミノモノおよびジプロ
ピオネート、ベタイン例えばＮ−アルキルベタイ
ン、Ｎ−アルキルスルフオベタイン、Ｎ−アルキ
ルアミドベタイン、シクロイミジウム例えばアル
キルイミダゾリン、アスパラギン誘導体を挙げる
ことができる。 組成物が固体状である場合、式（）の界面活
性剤および陽イオン性重合体の他に、組成物はポ
リエチレングリコールエーテル以外の濃稠剤、レ
シチンのごとき加脂剤、ポリエチレングリコール
のごとき粘結剤、可塑化剤、泡安定剤、金属イオ
ン封鎖剤もしくは酸化防止剤を含む。 本発明に従う毛髪および皮膚の清浄化方法は、
上記に規定するがごとき組成物を湿潤された毛髪
および（または）皮膚上に適用し、かつ適用後数
分間の放置の後、水ですすぎ洗いすることから実
質的になる。 式（）のアシルイセチオネートを最初に適用
しかつ次に上記に規定する組成物を用いて陽イオ
ン性重合体を適用することにより、毛髪もしくは
皮膚上において本発明に従う配合を行うことも同
様に可能である。 以下の諸例は本発明を何ら限定することなく例
解するためのものである。 例 １ FENOPON AC78 10ｇ MERQUAT550 １ｇ（有効成分） 水 100ｇに十分な量 PH７ この組成物を用いて毛髪を洗浄すると、毛髪は
乾燥の後、手触りが滑らかであり、容易に梳け
る。 例 ２ FENOPON AC78 15ｇ JR400 0.5ｇ（有効成分） 水 100ｇに十分な量 PH６ この組成物で手もしくは体を洗う。すすぎ洗い
の後、皮膚は滑らかである。 例１および例２において、FENOPON AC78
はヘキスト（HOECHST）社より発売の
HOSTAPON KA（ナトリウムココイセチオネー
ト）によつておきかえることができる。 本出願人は以下の実験によつて陽イオン性重合
体沈着量の驚くべき増大を確認している： 活性成分が10％でPHが７である目的とする界面
活性剤中に各種の陽イオン界面活性剤を有効成分
として１％含有する組成物をつくる。 表面活性剤しか含まないPH７の対照用組成物も
あわせてつくる。 脱色した毛髪の束１ｇを環境温度において15分
間各種の組成物2.ｇ中に浸漬する。 次いで毛髪の束を流水ですすぎ洗いする。 毛髪上への陽イオン性重合体の沈着量を以下の
比色試験により確定する： 処理した毛髪の束を 染料 0.4665ｇ 氷酢酸0.1250ｇ 全体を100ｇとするに十分な水 からなる調合物を５倍に稀釈することにより得ら
れるバイエル（BAYER）社の酸性染料である
SIRIUS ROTF3Bの水溶液０ml中に浸漬する。 環境温度下での１分間接触の後、毛髪の束をイ
オン交換水50mlにより５回すすぎ洗いする。 陽イオン性重合体の沈着量が多いほど、毛髪の
束は一層よく着色される。 エチレンオキサイド2.2モルを有するナトリウ
ムのアルキルエーテルサルフエートを比較用の界
面活性剤として用いることによりいくつかの重合
体の沈着量を比較した。 本発明に従う界面活性剤の存在下で、陽イオン
性重合体の沈着量はアルキルエーテルサルフエー
トより著しく多いことが判明する。この事実は上
記した諸例において示した組成物について特に正
しい。 比較例 組成物１：MERQUATの陽イオン重合体のみを
含有 組成物２：JRの陽イオン重合体のみを含有 組成物３：本発明のMERQUAT陽イオン重合体
とアシルイセチオネート含有 組成物４：本発明による陽イオン重合体JRとア
シルイセチオネート含有 組成物５：FENOPONのみを含有 本発明組成物と対照組成物により各々処理した
６つの髪束について試験した。重量2.7±0.1ｇ、
長さ24cmの漂白毛髪束を使つた。 12個の毛髪束を人工頭に固定し、６個の束を頭
の各側に固定した。右側の束は対照用に使い櫛け
づりの変化を調べた。これらの束をFENOPON
含有対照シヤンプー0.4mlに含浸させた。シヤン
プーの浸透と起泡を得るために、毛髪束をもん
だ。ついでリンスしてから再度シヤンプー0.3ml
に浸漬し；その後泡が消失するまでリンスした。 左側につけた６個の毛髪束は試験組成物を使つ
て同じように処理した。シヤンプー後、各束を次
の櫛けづり試験に供した。 櫛を装置の取手に対する可動トレンに固定し
た。可動トレンの移動をカウントし、櫛の動きに
対し毛髪の抵抗性が大の場合変移は大きい。移動
の終りに抵抗は止まり、可動トレンを元の位置に
戻すが、変移度を記録する。 数回の櫛けづり中に各種移動を示す。毛髪を櫛
けづつたら直ぐ、全体の移動をカウンターで読
む。M₁は対照毛髪束について記録された歪の平
均値であり、M₂は各種組成物の場合の歪の平均
値である。 比M₁＋M₂／M₁×100は対照束に対する改善を示 す。 この値が高く正であれば、それだけ櫛けづり性
は高いことになる。 試験組成物 組成物５： FENOPON AC78 10ｇ 水 100ｇ 組成物１： MERQUAT 550 １ｇ 水 100ｇ 組成物２： JR400 １ｇ 水 100ｇ 組成物３： FENOPON AC 78 10ｇ MERQUAT 550 １ｇ 水 100ｇ 組成物４： FENOPON AC78 10ｇ JR400 １ｇ 水 100ｇ 結 果

【表】 上記の結果から分るように、カチオン重合体と
アシルイセチオネートを併用すると、湿潤毛髪の
櫛けづり性を顕著に改善した。 上記した諸例における商業的製品は以下の化合
物である： FENOPON AC78 GAF社より発売の、アシル
基がコプラ脂肪酸残基であるナトリウ
ムのアシルイセチオネート。 MERQUAT550 メルク社により発売の分子量
500000の、ジメチルジアリルクロライ
ドとアクリルアミドとの共重合体。 JR400 ユニオンカーバイド社より発売のヒドロ
キシエチルセルロースとトリメチルア
ミンで第４級したエピクロルヒドリン
との反応により生成する重合体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 洗浄剤としてイセチオン酸エステルおよびコ
   ンデイシヨナーとして陽イオン重合体を含有する
   毛髪や皮膚用清浄組成物であつて、化粧品として
   許容でにきる媒質中に、 (a) 一般式（）： （式中、Ｒは直鎖又は分枝鎖アルキル基を示
   し、Ｍはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はア
   ミンである）のイセチオン酸エステルを液状の組
   成物では５〜30重量％および固体状組成物では90
   重量％まで、および (b) (i) 一般式： （式中、Ｒセルは無水グルコース単位の残基で
   あり、ｙは約50から約20000であり、Ｒは独立に
   式： （但し、ａは２〜３であり、ｂは２又は３であ
   り、ｃは１〜３の整数であり、ｍは０〜10の整数
   であり、ｎは０〜３の整数であり、ｐは０〜10の
   整数であり、ｑは０又は１であり、R′は基：−
   Ｈ，【式】【式】 【式】【式】であり、R₁，R₂ およびR₃はアルキル、アリール、アルアルキル、
   アルカリール、シクロアルキル、アルコキシアル
   キル又はアルコキシアリールであるか、あるいは
   R₁，R₂およびR₃は隣接する窒素原子と共にピリ
   ジン、α−メチルピリジン、３，５−ジメチルピ
   リジン、２，４，６−トリメチルピリジン、Ｎ−
   メチル−ピペリジン、Ｎ−エチルピペリジン、Ｎ
   −メチルモルホリン又はＮ−エチルモルホリンで
   あり、Ｘはアニオンであり、ＶはＸの電荷に等し
   い整数であり、無水グルコース単位当りのｎの平
   均値は0.01〜約１であり、無水グルコース単位当
   りの（ｍ＋ｎ＋ｐ＋ｑ）の平均値は約0.01〜約４
   である）の基である置換基を示す）を有する４級
   アンモニウム基含有セルロースエーテル誘導体、 (ii) 式（）又は（′） （式中、ｌとｔは０か１であり、ｌ＋ｔ＝１、
   R″は水素又はメチルを示し、ＲとR′は別個に
   炭素原子１〜22個を有するアルキル基、ヒドロキ
   シアルキル基又は低級アミドアルキル基であり、
   あるいはＲとR′は結合する窒素原子と共に複
   素環基を示し、Yは陰イオンである）に相当す
   る単位を、鎖の主構成分として含有する環状重合
   体、および (iii) 式（）又は（′）の単位およびアクリ
   ルアミド又はジアセトンアクリルアミドから
   誘導された単位を含有する共重合体から選択
   される陽イオン重合体0.05〜５重量％を含有
   することを特徴とする、上記清浄組成物。 ２ Ｒは炭素原子８〜18個のアルキル基である、
   請求項１記載の組成物。 ３ Ｒは炭素原子12〜14個のアルキル基またはコ
   プラ油から誘導される基である、請求項２記載の
   組成物。 ４ Ｍはナトリウム、カリウムまたはマグネシウ
   ムから選ばれる、請求項１から３のいずれか１項
   に記載の組成物。 ５ ＲおよびR′の一方または双方はアルキル
   炭素原子が１〜５個のヒドロキシアルキル基また
   は炭素原子１〜５個の低級アミドアルキル基であ
   るか、或はＲおよびR′は結合する窒素原子と
   共にピペリジニル基またはモルホリニル基を示
   す、請求項１から４のいずれか１項に記載の組成
   物。 ６ Yは臭化物、塩化物、酢酸塩、ホウ酸塩、
   クエン酸塩、酒石酸塩、重硫酸塩、重亜硫酸塩、
   硫酸塩または燐酸塩から選ばれるアニオンであ
   る、請求項１から５のいずれか１項に記載の組成
   物。 ７ カチオン性重合体(b)対イセチオン酸エステル
   (a)の比は0.01：１〜0.3：１である、請求項１か
   ら６のいずれか１項に記載の組成物。 ８ 組成物は液体であり、化粧品として許容でき
   る媒質が水、溶剤またはそれらの混合物である、
   請求項１から７のいずれか１項に記載の組成物。 ９ 組成物は、植物性濃稠剤、セルロース誘導
   体、カチオン性重合体以外の合成重合体、ポリエ
   チレングリコールエステルまたはポリエチレング
   リコールエーテルから選ばれる濃稠剤を含む、請
   求項１から８のいずれか１項に記載の組成物。 １０ 組成物は液状であり、イセチオン酸エステ
   ル(a)の量が５〜15重量％である、請求項１から６
   のいずれか１項に記載の組成物。 １１ 組成物は洗浄クリーム、乳液、化粧落しロ
   ーシヨンまたは濃化ローシヨンである、請求項１
   記載の組成物。 １２ 組成物はシヤンプーまたは洗髪の前後に施
   こすすすぎ洗い製品である、請求項１記載の組成
   物。