JPH0452458Y2 - - Google Patents

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JPH0452458Y2
JPH0452458Y2 JP1985158700U JP15870085U JPH0452458Y2 JP H0452458 Y2 JPH0452458 Y2 JP H0452458Y2 JP 1985158700 U JP1985158700 U JP 1985158700U JP 15870085 U JP15870085 U JP 15870085U JP H0452458 Y2 JPH0452458 Y2 JP H0452458Y2
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JP
Japan
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oil pan
ribs
oil
engine
mounting flange
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JP1985158700U
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JPS6267945U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関のオイルパンの構造に係わ
り、特にシリンダブロツクの振動を抑制せしめる
オイルパンの構造に関する。
〔従来の技術〕
第6図はV型6気筒配置の内燃機関を示してい
る。一般にこのような機関において、燃焼室での
爆発によつてオイルパン101のシリンダブロツ
ク103への取付フランジ101aには、ピスト
ン105のストローク方向の力Fの分力Fs(オイ
ルパンを左右方向に拡げる力)がかかり、シリン
ダブロツク103全体の振動の原因の一つになつ
ている。
このため、従来では実公昭60−23489号公報に
開示されているような構造にすることでシリンダ
ブロツクの振動の抑制を図つている。すなわち、
第7図〜第9図に示すように、この公報記載のも
のは、オイルパン内を機関の気筒列方向(第7図
および第8図で左右方向)にいくつかに分割する
隔壁部材107が設けてあると共に、この隔壁部
材107と交差しオイルパン内壁に連続する水平
方向のリブ109が設けてあり、更に、隔壁部材
107の上端は断面をT字状に形成する一方、下
端部には隔壁部材107の前後を連通させる開口
部111を設けてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のオイルパンに
あつては、隔壁部材107がオイルパンの上部か
ら底面にわたつて設けられていることにより、重
量の増加が著しく、更に隔壁部材107に開口部
111があるものの、この開口部111は小さい
ため、機関(オイルパン)が傾斜したときの隔壁
部材107前後のオイルの流れ具合を意味するい
わゆる油面傾斜特性が劣るという問題がある。
また、この従来のオイルパンは、シリンダブロ
ツクがハーフスカート形状の場合には適用できな
いという問題がある。これは、隔壁部材107
上端部T字状形成部は、クランクシヤフトのカウ
ンタウエイト、コネクテインクロツド大端部のキ
ヤツプおよびメインベアリングキヤツプのいずれ
かに干渉し、また、水平方向のリブ109は、
クランクシヤフトのカウンタウエイトおよびコネ
クテイングロツド大端部のキヤツプと干渉すると
いう理由による。
この考案はこのような従来の問題点に着目して
なされたもので、シリンダブロツクの振動抑制効
果を維持した上で、重量の増加を抑えかつ油面傾
斜特性を向上させた内燃機関のオイルパンの提供
を目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、オイル
パンの左右両外側壁にオイルパン取付フランジか
ら連続してオイルパン底壁に向かうリブを設け、
このリブが設けられたオイルパン両側壁相互を、
前記リブとで略半環状を形成する連結部材により
連結する構成とした。
〔実施例〕
以下、第1図〜第5図に基づきこの考案の一実
施例を詳細に説明する。
オイルパンの上端部には図外のシリンダブロツ
クへの取付フランジ1が形成されており、オイル
パンの左右両側壁2には、この取付フランジ1か
ら連続してオイルパン底壁4に向かうリブ3,3
a,3b,3c,5,5a,5b,5cがそれぞ
れ設けられている。このうち機関の前方側(図中
でF矢印方向)のリブ3a,5aおよび5bはオ
イル溜め部の一部の左右への張り出し部7の上面
と取付フランジ1とを連結している。
この左右の張り出し部7の上面内壁間には、第
4図に示すように、リブ3a,5aとで略半環状
を形成してオイルパン底壁4側の内部に位置する
連結部材9が設けられている。更に、オイルパン
の略中央部のリブ3b,5bの位置するオイルパ
ン内壁間にも、第5図に示すように、リブ3b,
5bとで略半環状を形成してオイルパン底壁4側
の内部に位置する連結部材11が設けられてい
る。これら2つの連結部材9,11はリブ3,5
が設けられたオイルパン両側壁2相互を連結する
構成となつており、連結部材9,11と底壁4と
の間にはオイルパンの両側壁間にわたつて大きな
空間14が形成されている。また、連結部材9,
11は第3図に示すように下面側に長手方向に向
かう溝部9a,11aが形成され、その上面部
は、クランクシヤフトのカウンタウエイト、コネ
クテイングロツド大端部のキヤツプおよびメイン
ベアリングキヤツプの回転軌跡に干渉しない位置
に設けられている。
また、オイルパンの機関前方側の深い部分(油
溜り部)と後方側の浅い部分との境界部13のオ
イルパン底壁4には機関後方側のリブ3c,5c
の各下端部と連続し、リブ3c,5cとで略半環
状を形成する連結部材15が設けられている。こ
の連結部材15の前記連結部材9,11と同様に
溝部15aが形成されると共にクランクシヤフト
のカウンタウエイト等の回転軌跡に干渉しないよ
うに設けられている。
その他オイルパンの両側壁には、リブ3,5の
平行なリブ19が複数設けられている。
このような構成のオイルパンによれば、連結部
材9,11,15は、リブ3,5の下端付近の両
側壁2相互を連結するものであるので、隔壁部材
が設けられていた従来のものに比較して重量が軽
減される。また、機関が傾斜した場合での内部の
オイルは、連結部材9,11と底壁4との間の大
きな空間14を流れ、境界部13付近については
連結部材15上を支障なく流れるので、連結部材
9,11,15を設けたことによる油面傾斜特性
の悪化は少ないものとなる。
しかも本来の機能であるシリンダブロツクの振
動の抑制効果についても、リブ3,5および連結
部材9,11,15の各部により略半環状に形成
して取付フランジ1に連続させてあるため、従来
技術で説明した燃焼室における爆発時での取付フ
ランジ1の左右方向への変動に対する剛性は安定
したものとなり、問題はない。
特に、機関前方側の張り出し部7付近に設けた
連結部材9は、張り出し部7を設けたことによる
張り出し部7上側の側壁の左右方向(機関の左右
方向)の剛性低下を補い、側壁の振動を低下させ
騒音低下にも効果がある。
また、機関後方側の連結部材15は、オイルパ
ンの深い部分と浅い部分との剛性の違いによる深
い部分と浅い部分との境界部13の応力発生を緩
和する。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、オイルパンの
両外側壁に取付フランジより連続してオイルパン
底壁に向けて設けたリブと、この2つのリブが設
けられたオイルパン両側壁間を連結する連結部材
とでオイルパンを補強したため、シリンダブロツ
クの振動抑制効果を維持しつつ、補強による重量
増加を低く抑えることができると共に、油面傾斜
特性も良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のオイルパンの斜
視図、第2図は第1図のオイルパンの平面図、第
3図は第2図の−断面図、第4図は第3図の
−断面図、第5図は第3図の−断面図、
第6図は機関作動時でのオイルパンに加わる力を
示す説明図、第7図〜第9図は従来例のオイルパ
ンに係わり、第7図は平面図、第8図は第7図の
−断面図、第9図は第8図の−断面
図である。 1……オイルパン取付フランジ、3,3a,3
b,3c……リブ、5,5a,5b,5c……リ
ブ、9,11,15……連結部材、2……オイル
パン側壁、4……オイルパン底壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルパンの左右両外側壁にオイルパン取付フ
    ランジから連続してオイルパン底壁に向かうリブ
    を設け、このリブが設けられたオイルパン両側壁
    相互を、前記リブとで略半環状を形成する連結部
    材により連結したことを特徴とする内燃機関のオ
    イルパン。
JP1985158700U 1985-10-18 1985-10-18 Expired JPH0452458Y2 (ja)

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JP1985158700U JPH0452458Y2 (ja) 1985-10-18 1985-10-18

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JP1985158700U JPH0452458Y2 (ja) 1985-10-18 1985-10-18

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Publication Number Publication Date
JPS6267945U JPS6267945U (ja) 1987-04-28
JPH0452458Y2 true JPH0452458Y2 (ja) 1992-12-09

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ID=31082437

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JP1985158700U Expired JPH0452458Y2 (ja) 1985-10-18 1985-10-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657910U (ja) * 1979-10-08 1981-05-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6267945U (ja) 1987-04-28

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