JPH0443065A - カラーハードコピー用インクリボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明はビデオプリンタ等の熱転写式のカラーハードコ
ピー装置に使用されるインクリボンに関する。

（従来の技術） 周知の如く、ビデオプリンタ等の熱転写式のカラーハー
ドコピー装置では、例えば特開昭６１５２０６０号公報
に開示されている如く、インクリボンに直列的に塗布さ
れた異なる色のインクを、サーマルヘッドの熱により記
録紙に転写することにより記録を行うよう構成されてい
る。

第４図に従来のビデオプリンタに用いられるインクリボ
ンを示す。

この図において、インクリボン１１は、イエロー　（Ｙ
＞　、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）のインクが順次塗
布されており、供給側ボビン１２から巻取り側ボビン１
３へと搬送されるようになっている。インクリボン１１
の各色領域の前にはそれぞれ各色位置検出用のマーカＹ
Ｏ、Ｍｏ　、　Ｃ。

（斜線にて示す）が配置されている。

１画面分のカラープリントを得るには、同一の記録紙に
対して、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）シアン（Ｃ）
の３色を重ね合わせて印刷する必要があり、各色を印刷
する毎に前記の各色位置検出用のマーカＹＯ、Ｍｏ　、
Ｃｏを所定の位置まで移動させる。まず第１色目のイエ
ロー（Ｙ）領域で記録した後、次に第２色目のマゼンタ
（Ｍ）領域で記録を行い、更に第３色目のシアン（Ｃ）
領域で記録する。ここで、各色の位置検出用マーカ長さ
にインク塗布長さを加えた長さ１は３色とも同一である
。従って、１画面プリント使用分のインクリボン長さし
は３１となる。

第５図に、ビデオプリンタのインクリボンの走行系の構
成を示す、この図において、インクリボン１１は供給側
ボビン１２から巻取り側ボビン１３へと搬送される。サ
ーマルヘッド１４はヘッドプレート１５に固定されてお
り、ヘッドプレート１５は軸１６を中心に矢示Ａに示す
如く回転可能となっている。ヘッドプレート１５の回転
側の端部には、インクリボン１１の各色位置検出用マー
カＹＯ、Ｍｏ　、Ｃｏを読み取るための検出素子１７が
配設され、またサーマルヘッド１４の先端側にはプリン
ト時にインクリボン１１に接触してインクリボン１１を
プラテンローラ１８に圧接するためのローラ１９が配設
されている６検出素子１７及びローラ１９はサーマルヘ
ッド１４と一体に動くようになっている。

プリント時の一連の動作中、サーマルヘッド１４は１４
ａ、１４ｂ、１４ｃと複数のボジシｑンをとり、それぞ
れのポジションによりインクリボン１１の経路は１１ａ
、ｌｌｂ、ｌｌｃ　（それぞれ−点鎖線１点線、実線に
て示す）と変化する。

それぞれの経路の長さく経路長）を比較すると、１１ａ
＜１　ｌｂ＜１１ｃとなる。各ヘッドポジション１４ａ
、１４ｂ、１４ｃはそれぞれ長さ１１ａ、ｌｌｂ、ｌｌ
ｃに対応している。

第５図において、１画面のプリント動作を説明する。プ
リント開始と同時に、サーマルヘッド１４は待機ポジシ
ョン１４ａから中間ポジション１４ｂへと移動する。こ
の状態でインクリボン１１は供給側ボビン１２から巻取
り側ボビン１３へと搬送され、サーマルヘッド１４と一
体で移動する検出素子１７によりインクリボン１１の位
置検出用マーカＹＯを読むことで、インクリボン１１の
先頭色の頭出しを行う、そして、記録紙２０が図示しな
い給紙手段から搬送され、記録紙２０及びインクリボン
１１が所定の位置にきた後、サーマルヘッド１４を１４
ｂから１４ｃに移動し、プラテンローラ１８ヘサーマル
ヘツド１４を圧着した状態で、第１色目の印刷を行う、
この時、記録紙２０及びインクリボン１１は同時に１画
面分搬送されて第１色目の印刷が行われる。第１色目の
印刷完了後、記録紙２０及びインクリボン１１は搬送を
停止し、再びサーマルヘッド１４は１４ｃから１４ｂ（
中間ポジション）へと移動し、記録紙２０は最初の印刷
開始位置まで逆方向に搬送され、インクリボン１１は第
２色目の頭出しが行われる。

この頭出しは位置検出用マーカＭｏを読むことによって
行われる。その後の動作は第１色目と同様である。最終
色の印刷終了後、サーマルヘッド１４は１４ｃから１４
ｂのポジションを経て、初期の１４ａの待機ポジション
へと戻る。

ところで、サーマルヘッド１４が１４ｃ→１４ｂ、１４
ｂ→１４ａとそれぞれ移動する際、インクリボン１１の
経路長が異なるため、インクリボン１１に弛みが発生す
る。このため、第６図に示すようにインクリボン１１の
各色印画部と次色の位置検出用マーカ間に幾らかの余裕
長さ（ｂ及びＣ）が必要になる。余裕長さｂはサーマル
ヘッド１４が１４ｃ→１４ｂと移動する時（即ち、イン
クリボン１１がｌｌｃ→ｌｌｂと移動する時）の弛み量
であり、余裕長さＣはサーマルヘッド１４が１４ｃ→１
４ａと移動する時（即ち、最終色の印刷終了後に、イン
クリボン１１が１ｌｃ−１１ａと移動する時）の弛み量
である。ｂとＣの間には、ｂ＜ｃの関係がある。

ところが、従来のインクリボンでは、第４図及び第６図
に示すように各色の長さ１が等しくされており、第１色
及び第２色のインクリボンの印画終了位置から次色のマ
ーカまでの余裕長さが、最終色の印画終了位置から次色
のマーカまでの余裕長さと同じくｃとされている。この
ため、第１色印画部及び第２色印画部においては、弛み
取りの余裕長さの差ｃ−ｂ（＝Δａ）だけ、余分のイン
クシート長を要していた。

（発明が解決しようとする課題） 上記の如く、従来のインクリボンでは、弛み取りのため
の余裕長さが実際に必要な長さよりも長くされているた
めに、余分のインクシートが要るという問題があった。

本発明はこのような問題に鑑み、インクリボンの余裕長
さが実際に必要な長さよりも長く設定されている欠点を
除去し、インクリボン長さを短縮化することができるカ
ラーハードコピー用インクリボンを提供することを目的
とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、異なる複数色のインクが循環順序で塗布され
たインクリボンにおいて、１画面をプリントするのに用
いられる各色の内、最終印画色、又は第１番目の印画色
のリボン長さを、他の印画色のリボン長さより長く形成
したことを特徴とするものである。

（作用） 本発明においては、各色印画後のインクリボンの弛み量
が、最終印画終了後のみ長くなることに鑑み、最終印画
後の巻取りに関係する色（最終印画色、又は第１番目の
印画色）のリボン長さを長くするようにしたものである
。このため、従来無駄であった弛み取り余裕長さが短縮
され、１画面プリントに必要なインクリボン長さが短縮
される。

（実施例） 実施例について図面を参照して説明する。

以下に示す実施例のインクリボンは１．イエロー（Ｙ）
、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色を重ね合わせて
カラープリントを得るための熱転写式のビデオプリンタ
に用いるインクリボンである。

第１図は本発明の一実施例のカラーハードコピー用イン
クリボンを示す斜視図である。

この図に示す実施例のインクリボン１１は、最終印画色
の印画後に、サーマルヘッドの移動に伴って生じるリボ
ンの弛み量を、インクリボンの巻取り側ボビン１３の巻
取りによって除去する構成のビデオプリンタに使用され
るインクリボンに関するものである。即ち、巻取り側ボ
ビン１３に対してのみ、巻取り側リール（図示せず）を
介して駆動力が供給されるようになっていて、最終色の
印画終了後は、供給側ボビン１２に係合した供給側リー
ル（図示せず）がロックし、巻取り側リールが駆動して
巻取り側ボビン１３を巻き取ることによって、リボンの
弛みを巻き取るように構成したビデオプリンタに使用さ
れるインクリボンである。プリント時、インクリボンは
供給側ボビン１２から巻取り側ボビン１３へ搬送される
ことは、第４図の従来例と同様である。

然かるに、第１図の実施例では、第１色目、第２色目の
印画色であるイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）のリボン
長さ（位置検出用マーカＹｏ　、　ＭＯ２Ｃ０の長さを
含む）は、最終印画色のシアン（Ｃ）のリボン長さ１に
対して、第６図で述べた弛み取り余裕長さの差ｃ−ｂ（
＝Δａ）だけ短い長さ（１−Δａ）に設定されている。

従って、１画面プリント使用分Ｌ′は３１−２Δａとな
り、従来の１画面プリント使用分りに比べ、２Δａだけ
短くなる。なお、この実施例では、第６図の場合とは異
り、各色間には無色部分は無く、各色位置検出用マーカ
ＹＯ、ＭＯ、Ｃｏが存在するのみである。

本実施例のインクリボンを第５図のビデオプリンタに使
用する場合は、プリント開始同時にサーマルヘッド１４
は１４ａがら１４ｂに移動し、インクリボンの第１色目
の頭出しを行った後、サーマルヘッド１４が１４ｂがら
１４ｃに移動し、第１色目を印画し、第１色目の印画終
了後は、サーマルヘッド１４が１４ｃがら１４ｂに移動
すると同時にインクリボンの第２色目の頭出しを行う。

その後、サーマルヘッド１４を１４ｂから１４ｃに移動
し、第２色目の印画を行う、第３色目、即ち最終色の印
画についても同様な動作となるが、最終色の印画終了後
は、サーマルヘッド１４が１４０から１４ａに移動する
（即ち、インクリボン１１がｌｌｃからｌｌａに移動す
る）、この時、供給リール、即ち供給側ボビン１２はロ
ックし、巻取り側ボビン１３のみが回動して、サーマル
ヘッド１４が１４ｃから１４ａに移動することによって
生じる弛み量Ｃを巻き取る。

第２図は本発明の他の実施例のインクリボンを示す斜視
図である。この実施例では、第１色目のリボン長さ１に
対して、第２色目及び最終色のリボン長さをΔａだけ短
くしたものである。この場合も、１画面プリント使用分
Ｌ′は３１−２Δａとなり、従来の１画面プリント使用
分りに比べ、２Δａだけ短くなる。

この図に示す実施例のインクリボン１１は、最終印画色
の印画後に、サーマルヘッドの移動に伴って生じるリボ
ンの弛み量を、インクリボンの供給側ボビン１２への巻
取り（リボン搬送方向とは逆方向の巻取り）によって除
去する構成のビデオプリンタに使用されるインクリボン
に関するものである。即ち、巻取り側ボビン１３に巻取
り側リール（図示せず）を介して駆動力が供給されるよ
うに構成されていると共に、供給側ボビン１２にも供給
側リール（図示せず）を介して駆動力が供給されるよう
に構成されていて、最終色の印画終了後にサーマルヘッ
ド１４が１４ｃがら１４ａに移動した後、供給側ボビン
１２に係合した供給側リールがリボン搬送方向とは逆方
向に回動して、リボンの弛みを巻き取るように構成した
ビデオプリンタに使用されるものである。

尚、上記実施例では、インクリボンの各色の先頭部に位
置検出用マーカを設けた場合の構成について説明したが
、本発明は第３図（ａ）　、　（ｂ）に示すように先頭
色マーカＹｏのみを備え第２色目以降の各色にはマーカ
のないインクリボンにも適用できる。（ａ）は第１色目
と第２色目間１第２色目と最終色目間にそれぞれ空白部
がない場合であり、（ｂ）は第１色目と第２色目間、第
２色目と最終色目間にそれぞれインクの塗布しない空白
部を設けた場合を示している。第３図は（ａ）　、　（
ｂ）共に第１図のインクリボンに対応しているが、第２
図のインクリボンに対応させた場合も同様である。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、インクリボンの長さ
を実際に必要な長さに設定できるので、インクリボンの
長さを短縮でき、インクリボンのコストを下げることが
できると共に、インクリボンの搬送に必要な時間を短縮
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のカラーハードコピーコピー
用インクリボンを示す斜視図、第２図は本発明の他の実
施例を示す斜視図、第３図は本発明のもう一つ他の実施
例を示す平面図、第４図は従来例のインクリボンを示す
斜視図、第５図はカラーハードコピー装置におけるイン
クリボンの走行系を示す説明図、第６図は弛み量を考慮
した従来のインクリボンを説明する平面図である。 １１・・インクリボン、１２・・・供給側ボビン、１３
・・・巻取り側ボビン、 Ｙｏ　、ＭＯ、Ｃｏ・・・各色位置検出用マーカ。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 異なる複数色のインクが循環順序で塗布されたインクリ
   ボンであって、サーマルヘッドの熱により記録紙に対し
   て各色を重ねて転写することにより１画面分のカラープ
   リントを得るためのカラーハードコピー用インクリボン
   において、 １画面をプリントするのに用いられる各色の内、最終印
   画色、又は第１番目の印画色のリボン長さを、他の印画
   色のリボン長さより長く形成したことを特徴とするカラ
   ーハードコピー用インクリボン。