JPH11245493A - インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置 - Google Patents

インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置

Info

Publication number
JPH11245493A
JPH11245493A JP4742498A JP4742498A JPH11245493A JP H11245493 A JPH11245493 A JP H11245493A JP 4742498 A JP4742498 A JP 4742498A JP 4742498 A JP4742498 A JP 4742498A JP H11245493 A JPH11245493 A JP H11245493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink sheet
recording
recording medium
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4742498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
賢司 高橋
Shinya Hirai
信也 平井
Taku Sasaki
卓 佐々木
Hiroshi Kyogoku
浩 京極
Keishin Shiraiwa
敬信 白岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4742498A priority Critical patent/JPH11245493A/ja
Publication of JPH11245493A publication Critical patent/JPH11245493A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1種類のインクシートカセットを用いて、長
さの異なる複数の印刷媒体に記録をすることができるイ
ンクシートカセット及びそのカセットを用いた記録装置
を提供する。 【解決手段】 巻き取り方向にYMCインクを順次繰り
返して保持したインクシート(リボン)を内蔵し、長さ
L1をもつ標準紙と、L1の2倍の長さL2をもつパノ
ラマ紙の内、L2をYMCインクの各色が順次繰り返さ
れるインクの周期とするインクシート(リボン)カセッ
トを搭載して記録を行う際に、標準紙の長さL1を単位
として管理する管理テーブルに管理されたインクシート
(リボン)の使用状況と、記録に用いる記録媒体が標準
紙であるか、或は、パノラマ紙であるかの指定に基づい
て、その指定された印刷紙への記録に使用できる未使用
インクシート(リボン)の頭出しを行うよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクシートカセッ
ト及びそのカセットを用いた記録装置に関し、特に、カ
ラー画像を記録するために用いるインクシートカセット
及びそのカセットを用いた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、面順次にカラー画像を構成する昇
華型プリンタで用いられるインクリボンは、図10に示
す様に、そのリボン上にY(イエロ),M(マゼン
タ),C(シアン)のインクが繰り返して現れるように
配置されており、それぞれの色の長さは印刷紙の大きさ
により決定されていた。即ち、Y、M、Cインクの1周
期において、夫々のインクが塗布されたリボン長(L)
は、印刷紙における記録可能領域の最大長に等しいか、
またはインクリボン及び印刷紙の搬送精度を考慮して印
刷紙における記録可能領域の最大長より少し長めに作成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のインク
リボンにおける各色インクリボン長(L)は、印刷紙の
長さに依存するため、長さの異なる印刷紙毎にインクリ
ボン、及びそのインクリボンを収納したインクリボンカ
セットを製造しなければならなかった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、1種類のインクシートカセットを用いて、長さの異
なる複数の印刷媒体に記録をすることができるインクシ
ートカセット及びそのカセットを用いた記録装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクシートカセットは以下のような構成か
らなる。
【0006】即ち、長手方向に複数色のインクを順次繰
り返して保持した多色インクシートを内蔵したインクシ
ートカセットであって、第1の長さをもつ第1の記録媒
体と、前記第1の長さより長い第2の長さをもつ第2の
記録媒体の内、前記第2の長さを、前記複数色のインク
の各色が順次繰り返されるインクの周期とすることを特
徴とするインクシートカセットを備える。
【0007】ここで、その複数色は、シアン、マゼン
タ、イエロであることが好ましく、各色インクの区分の
ため、前記インクの1周期を構成するシアンインク、マ
ゼンタインク、イエロインクの間には、各色区分を記す
第1のマークが、さらに、その1周期を構成するシアン
インク、マゼンタインク、イエロインクによる1組のイ
ンクとその1組のインクに連続する別の組のインクとの
間には1周期の区分を記す第2のマークが付されている
ことが望ましい。さらに、第2の長さは、第1の長さの
n倍(nは正の整数)であることが望ましい。
【0008】また別の発明によれば、上記構成のインク
シートカセットを搭載して記録を行う記録装置であっ
て、前記多色インクシートの巻き取り或は巻き戻しを行
う巻き取り手段と、前記多色インクシートの使用状況
を、前記第1の記録媒体の長さを単位として管理する管
理テーブルを格納する記憶手段と、記録に用いる記録媒
体が前記第1の記録媒体であるか、或は、前記第2の記
録媒体であるかを指定する指定手段と、前記管理テーブ
ルに管理された前記多色インクシートの使用状況と、前
記指定手段によって指定された記録媒体の種類に基づい
て、前記指定された記録媒体への記録に使用できる未使
用インクシートの頭出しを行うよう前記巻き取り手段の
駆動を制御する制御手段とを有することを特徴とする記
録装置を備える。
【0009】ここで、さらに上記インクシートカセット
を用い熱転写方式に従って記録媒体に記録を行う記録ヘ
ッドを備えていると良い。
【0010】さらに、第1のマーク及び第2のマークを
検出する検出手段を備えていると良く、その管理テーブ
ルは、多色インクシートの先頭から順に第1の記録媒体
の長さ単位に、インクシートが使用されているかどうか
の情報を保持していることが好ましい。
【0011】このような構成を備えることで、前記制御
手段は、記録媒体が第1の記録媒体であれば、多色イン
クシートの先頭側に最も近い未使用インクシートの領域
までその多色インクシートを巻き取る或は巻き戻すよう
制御し、また、記録媒体が第2の記録媒体であれば、多
色インクシートにおいて、第1の記録媒体の長さの未使
用領域が少なくともn個連続するインクシートの未使用
領域であって、多色インクシートの先頭側に最も近い未
使用インクシートの領域までその多色インクシートを巻
き取る或は巻き戻すよう制御することができる。
【0012】さらには、前記巻き取り手段が、制御手段
による制御に従って、検出手段が第2のマークを検出す
るまで多色インクシートの巻き取り或は巻き戻しを行
い、さらに、第1の長さだけ多色インクシートを巻き取
るようにできる。
【0013】以上の構成により本発明は、長手方向に複
数色のインクを順次繰り返して保持した多色インクシー
トを内蔵し、第1の長さをもつ第1の記録媒体と、第1
の長さより長い第2の長さをもつ第2の記録媒体の内、
第2の長さを、前記複数色のインクの各色が順次繰り返
されるインクの周期とするインクシートカセットを搭載
して記録を行う際に、第1の記録媒体の長さを単位とし
て管理する管理テーブルに管理された多色インクシート
の使用状況と、記録に用いる記録媒体が第1の記録媒体
であるか、或は、第2の記録媒体であるかの指定に基づ
いて、その指定された記録媒体への記録に使用できる未
使用インクシートの頭出しを行うよう動作する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクシートを用いた例として、その1形態としてのイン
クリボンを内蔵したインクリボンカセットを用い熱転写
方式に従って記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載し
た記録装置の構成を示す図である。
【0016】図1において、印刷紙4はプラテン5にバ
ツクアップされた状態で搬送ローラ6のゴム部に不図示
のピンチローラによつて圧接されている。搬送ローラ6
の軸6aにはギヤ7が取付けられ、減速ギヤ7aを介し
て搬送モータM1に連結されており、搬送モータM1の
回転により搬送ローラ6が回転し、印刷紙4が搬送され
る。従って、記録ヘッド18が印刷紙4に当接して記録
を行う際には、プラテン5は印刷紙4の位置を維持す
る。
【0017】また、プラテン5の前側にはプラテン5と
平行にシャフト12が、更にキャリッジ14の反対側に
はラック13が固定されており、シャフト12とラック
13の上面の案内面においてキャリッジ14が矢印B方
向に移動可能に案内支持されている。即ち、キャリッジ
14は印刷紙4の搬送経路Aと直角方向に往復移動可能
である。
【0018】また、ベルト11はその一部がキャリッジ
14に固定され、プーリギヤ9及びプーリ10によつて
張設されている。プーリギヤ9は減速ギヤ8a,8bを
介してキャリッジモータM2に連結され、キャリッジモ
ータM2の回転により、プーリギヤ9及びプーリ10が
回転し、これによってベルト11が駆動され、キャリッ
ジ14はシャフト12に沿つて矢印B方向に往復移動す
る。
【0019】また、キャリッジ14にはインクリボンカ
セット(図2〜図3を参照)を搭載するためのキャリッ
ジテーブル35が設けられている。キャリッジテーブル
35にはマルチカラーリボン(図5を参照)の色識別用
のセンサS3が設けられており、また、キャリッジ14
にはインクリボンカセットの有無、種類及びインクリボ
ンのエンドの検出を行うためのセンサS2が設けられて
いる。
【0020】さらに、キャリッジテーブル35の上面に
はピン35a,35b及びフツク35c、35d、35
eが設けられている。
【0021】図2はインクリボンカセット(以下、カセ
ットという)40の平断面図であり、図3はインクリボ
ンカセットの外観斜視図である。図3に示されているよ
うに、インクリボンカセット40は上ケース41及び下
ケース42で形成されており、その内部にインクリボン
49を収納した状態でキャリッジテーブル35に装填さ
れる。
【0022】インクリボン49は供給コア43に巻かれ
ており、下ケース42の突出部42a及び42bに回転
自在に取付けられたローラ48を経て下ケースの開口部
42cで一旦カセット外部へ露出した後、再び下ケース
開口部42dからカセット内部に侵入し、さらに、下ケ
ース開口部42eで再びカセット外部へ露出した後、下
ケース開口部42fからカセット内部へ再侵入し、図1
に示された巻取りスプール23によって回転駆動される
巻取りコア44に巻取られる。
【0023】尚、カセット40がキャリッジテーブル3
5の所定位置に装填された際には、記録ヘッド18に対
向してカセット40の開口部42c,42dから露出し
たインクリボン49が位置し、インクリボン49を記録
情報に応じて発熱する記録ヘッド18によって加熱する
ことができる。更に、インクリボン49は下ケース4
2に設けられた圧接ばね45、46により下ケース42
の突出部42g,42hに夫々付勢されている。尚、圧
接ばね45、46にはフェルト45a,46aが夫々貼
付けられており、インクリボン49の圧接による損傷を
防止している。
【0024】また、テンションばね47はインクリボン
49をkの部分で上方向に付勢しており、圧接ばね4
5、46と共働してインクリボン49の弛みを除去して
いる。
【0025】また、下ケース42の開口部42nからイ
ンクリボン49の一部が露出しており、このカセット4
0がキャリッジテーブル35の所定位置に装填された際
には、センサS2がカセット40の開口部42nに位置
し、センサS2がインクリボン49のリボンエンドを検
出する。また、センサS3が下ケース42の開口部42
e、42fから露出したインクリボン49の位置に対向
し、インクリボン49のバーコード(後述)を検出す
る。
【0026】次に、キャリッジテーブル35にインクリ
ボンカセットを装填する場合を説明する。
【0027】まず、インクリボンカセットを装填する場
合は、カセット40の上ケース及び下ケースに夫々設け
られた開口41a、41b、42i、42jをピン35
a,35bに嵌入し、下ケースの係止部42kにフツク
35cを弾性的に係合させることによつて、カセット4
0は、取り外し可能に、キャリッジテーブル35に装填
することができる。
【0028】図4は図1に示す記録装置の制御回路の構
成を示すブロック図である。制御回路を示す図4におい
て、1700はホストコンピュータ(以下、ホストとい
う)から送信される記録信号を入力するインタフェー
ス、1701はMPU、1702はMPU1701が実
行する制御プログラムを格納するROM、1703は各
種データ(上記記録信号や記録ヘッド18に供給される
記録データ等)を保存しておくDRAMである。170
4は記録ヘッド18に対する記録データの供給制御を行
うゲートアレイ(G.A.)であり、インタフェース1
700、MPU1701、RAM1703間のデータ転
送制御も行う。M1は記録ヘッド18を搬送するための
キャリッジモータ、M1は印刷紙搬送のための搬送モー
タである。1705は記録ヘッド18を駆動するヘッド
ドライバ、1706,1707はそれぞれ搬送モータM
1、キャリアモータM2を駆動するためのモータドライ
バである。
【0029】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッド18が
駆動され、記録が行われる。
【0030】また、インクリボンコントローラ1709
は、MPUからの指示に従ってインクリボンモータ17
10を駆動してカセット40に内蔵されたインクリボン
49の巻き取りを行う。さらに、インクリボンコントロ
ーラ1709は、センサS2及びセンサS3の動作を制
御するとともに、これらのセンサからの出力を入力し
て、デジタル信号に変換し、これをMPU1701に送
信する。
【0031】これによって、MPU1701はインクリ
ボン49のリボンエンドを検知したり、インクリボン4
9のバーコード(後述)の情報を検出する。
【0032】さらに、EEPROM1708には、後述
するインクリボン情報保持テーブルが定義され、必要な
情報が格納されている。
【0033】図5はインクリボン49に塗布された各色
インクの構成と印刷紙の長さとの関係を示す図である。
【0034】図5に示されているように、インクリボン
49上に繰り返して現れるように配置された1周期当り
のY(イエロ),M(マゼンタ),C(シアン)のイン
クリボンの長さは、「パノラマ紙」の長さ(L2)に等
しくなっている。また、通常の印刷に用いる「標準紙」
の長さ(L1)は、パノラマ紙の長さ(L2)の2分の
1となっている。
【0035】ここでいう、標準紙とパノラマ紙の具体的
なサイズとしては、標準紙は100mm(M)×148
mm(L1)、パノラマ紙は100mm(M)×296
mm(L2)が典型的である。
【0036】この実施形態の記録装置では、上記の「標
準紙」と「パノラマ紙」の2種類の大きさの印刷紙を用
いるようになっている。
【0037】次に、以上の構成のインクリボンを搭載し
た記録装置を用いたインクリボン移動制御について、図
6に示すフローチャートと、図7に示すDRAM170
3に定義されたインクリボン制御のための作業テーブル
(インクリボン情報保持テーブル)とを参照して説明す
る。この記録装置では標準紙及びパノラマ紙の両方の印
刷紙に対して一種類のインクカセットを用いて記録を行
うことができる。
【0038】ユーザはまず、ステップS100におい
て、印刷紙に標準紙を用いるかパノラマ紙を用いるかを
ホストから指定する。この指定情報は、インタフェース
1700を介して印刷紙情報として記録装置に転送さ
れ、DRAM1703の所定領域に設定される。
【0039】次に、ステップS110からの処理では、
その設定された印刷紙情報に基づいて、MPU1701
がインクリボンコントローラ1709とインクリボンモ
ータ1701を介して、インク未使用領域までインクリ
ボンを巻き取るよう制御する。
【0040】ここで、インクリボンの未使用領域の巻き
取り制御について簡単に説明する。
【0041】記録装置に電源が投入されると、EEPR
OM1708に定義されたインクリボン情報保持テーブ
ルの情報がDRAM1703の所定領域に展開される。
このインクリボン情報保持部にはそのインクリボンカセ
ットに対応するインクの使用部分の情報が保持されてい
る。図7にはそのテーブルの構成が示されている。
【0042】図7において、テーブル中の各1コマは標
準紙1枚に対応し、パノラマ紙1枚は2コマで表現され
る。そして、そのテーブル中の各コマに付された番号
は、インクリボンの先頭部分からリボンエンドへと昇順
に付されている。この実施形態では、上述のようにイン
クリボンのY、M、C各インクの1周期の長さがパノラ
マ紙の長さに相当するため、図7における2コマで1周
期1組(Y、M、C)のインクリボンの領域の状態を示
す情報を格納できる。また、図7において、網掛けの部
分は使用済み領域を示している。従って、図7に示す例
の場合、番号“1”の領域は標準紙によりインクを使
用、番号“3”と“4”はパノラマ紙により使用された
ことを意味する。
【0043】従って、図7に示すようなインクリボンの
使用状態であれば、次に標準紙を使用する場合は、イン
クリボンを図7中番号“2”に対応するインクリボン領
域を用い記録動作を実行うためにインクリボンを番号
“2”の領域の先頭へ移動するよう制御する。これに対
して、パノラマ紙を使用する場合には、図7中番号
“5”と“6”に対応するインクリボン領域を用いて記
録を行うためにインクリボンを番号“5”の領域の先頭
へ移動するよう制御する。
【0044】従って、ステップS110では使用する印
刷紙が標準紙であるかパノラマ紙であるかを判別し、標
準紙であれば、処理はステップS120に進み、パノラ
マ紙であれば処理はステップS130に進む。
【0045】ステップS120では、インクリボン情報
保持テーブルを検索し、インク未使用である領域中の最
も数字の小さい領域の先頭まで(図7では番号“3”の
先頭)インクリボンを巻き取る或は巻き戻すよう制御す
る。これに対して、ステップS130では、インク未使
用である領域中、奇数、偶数の順に少なくとも2コマ連
続で未使用である領域中の最も数字の小さい領域の先頭
まで(図7では番号“5”の先頭)インクリボンを巻き
取る。
【0046】ステップS120、或は、S130の処理
が終了すると、処理はステップS140に進み、ホスト
は記録データを記録装置に転送して記録動作を実行す
る。
【0047】なお、ステップS120或はS130にお
けるインクリボンの頭出しはCインクとMインク、Mイ
ンクとYインクの間に付されている第1のマーク(図5
中バーコード202)、1周期分のYインク、Mイン
ク、Cインクの組毎に付されている第2のマーク(図5
中バーコード201)をセンサS3が読み取り、その情
報をMPU1701が処理し、その処理結果に基づいて
インクリボンモータ1710の駆動を制御することによ
って行われる。具体的には、図7に示す番号“1”,
“3”,“5”の様な奇数番号のインクリボン領域の頭
出しは第1、第2のマークにより行うが、図7に示す番
号“2”,“4”,“6”の様な偶数番号のインクリボ
ン領域の頭出しは、その番号の直前の奇数番号の位置ま
でインクリボンを巻き取り或は巻き戻し、その後、その
頭だし位置から一定量(長さL1)だけインクリボンを
さらに巻き取ることにより行われる。
【0048】また、記録装置の電源が切断されるときに
は、その終了処理としてDRAM1703に保持されて
いる最新のインクリボン情報保持テーブルによってEE
PROM1708に格納されたインクリボン情報保持テ
ーブルの内容が更新される。
【0049】従って以上説明した実施形態に従えば、各
色インクの周期がパノラマ紙の長さに相当するインクリ
ボンの使用し、そのインクリボンの使用状況をパノラマ
紙の半分の大きさの標準紙の長さに従って管理し、その
管理された使用状況に従ってそのインクリボンの巻き取
り/巻き戻しを制御して、1種類のインクリボンを用い
て2種類のサイズの印刷紙を使用し、かつ、無駄のない
ようにインクリボンを使用することができる。
【0050】なお、以上説明した実施形態では、図5に
示すように標準紙と幅(W)は同一で標準紙の2倍の長
さを持つパノラマ紙の2種類を用いた例について説明し
たが、本発明はこれによって限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、標準紙の長さをL1とする
と1周期のインク1色の長さがその3倍の長さ(L3)
を持つインクリボンを用意することにより、標準紙、2
倍パノラマ紙、3倍パノラマ紙といった様にさらに複数
の種類の長さの印刷紙に対応することが可能となる。ま
た言うまでもないが、標準紙の長さ方向を半分にしたハ
ーフ紙に於いても、ハーフ紙を基準としたインクリボン
の未使用領域の管理を行うことにより上記実施形態で説
明したのと同様の制御が可能となる。
【0051】また、以上説明した実施形態では、図7中
の番号“2”、“4”、“6”の様な偶数番号のインク
リボン領域の頭出しは2つのインクリボンの頭だし位置
(第1のマークと第2のマーク)から一定量(長さL
1)だけインクリボンを巻き取ることにより行われる例
について述べたが、本発明はこれによって限定されるも
のではない。例えば、図9に示すように第1のマーク2
02、第2のマーク201の他に有効記録領域外に長さ
(L1)を単位として第3のマーク203を設け、それ
を検出することにより頭だしするようにしてもよい。
【0052】さらに以上説明した実施形態では、記録装
置は記録ヘッドを往復走査しながら、また、記録媒体を
搬送しながら記録を行うシリアル型の記録装置を例とし
て説明したが、本発明はこれによって限定されるもので
はない。例えば、記録ヘッドの記録幅の長い、所謂、フ
ルライン記録ヘッドを搭載した記録装置にも本発明は適
用することができる。
【0053】さらに以上説明した実施形態における記録
装置の記録方式は熱転写方式として説明したが、本発明
はこれによって限定されるものではない。例えば、昇華
型記録方式を用いた記録装置にも本発明は適用すること
ができる。
【0054】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0055】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0056】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0057】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0058】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0059】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
きさの異なる記録媒体を用いて記録を行うときにも1種
類のインクシートカセットを共通的に使用することがで
きるので、仕様の異なる複数のインクシートカセットを
提供する必要がなくなり、インクシートカセットの製造
コストの削減を図ることが可能となるという効果があ
る。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクリボン
カセットを用い熱転写方式に従って記録媒体に記録を行
う記録ヘッドを搭載した記録装置の構成を示す図であ
る。
【図2】インクリボンカセット40の平断面図である。
【図3】インクリボンカセットの外観斜視図である。
【図4】図1に示す記録装置の制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】インクリボン49に塗布された各色インクの構
成と印刷紙の長さとの関係を示す図である。
【図6】インクリボン移動制御を示すフローチャートで
ある。
【図7】インクリボン情報保持テーブルの構成を示す図
である。
【図8】インクリボンの1つの変形例の構成を示す図で
ある。
【図9】インクリボンのさらに別の変形例の構成を示す
図である。
【図10】従来のインクリボンの構成と印刷紙との関係
を示す図である。
【符号の説明】
4 印刷紙 5 プラテン 6 搬送ローラ 14 キャリッジ 18 記録ヘッド 35 キャリッジテーブル 40 インクリボンカセット 49 インクリボン 201、202 バーコード 1700 インタフェース 1701 MPU 1702 ROM 1703 DRAM 1704 ゲートアレイ(G.A.) 1705 ヘッドドライバ 1706、1707 モータドライバ 1708 EEPROM 1709 インクリボンコントローラ 1710 インクリボンモータ M1 搬送モータ M2 キャリッジモータ S2、S3 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 京極 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 白岩 敬信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に複数色のインクを順次繰り返
    して保持した多色インクシートを内蔵したインクシート
    カセットであって、 第1の長さをもつ第1の記録媒体と、前記第1の長さよ
    り長い第2の長さをもつ第2の記録媒体の内、前記第2
    の長さを、前記複数色のインクの各色が順次繰り返され
    るインクの周期とすることを特徴とするインクシートカ
    セット。
  2. 【請求項2】 前記複数色は、シアン、マゼンタ、イエ
    ロであることを特徴とする請求項1に記載のインクシー
    トカセット。
  3. 【請求項3】 前記インクの1周期を構成するシアンイ
    ンク、マゼンタインク、イエロインクの間には、前記各
    色区分を記す第1のマークが、さらに、前記1周期を構
    成するシアンインク、マゼンタインク、イエロインクに
    よる1組のインクと前記1組のインクに連続する別の組
    のインクとの間には前記1周期の区分を記す第2のマー
    クが付されていることを特徴とする請求項2に記載のイ
    ンクシートカセット。
  4. 【請求項4】 前記第2の長さは、前記第1の長さのn
    倍(nは正の整数)であることを特徴とする請求項3に
    記載のインクシートカセット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のインクシートカセット
    を搭載して記録を行う記録装置であって、 前記多色インクシートの巻き取り或は巻き戻しを行う巻
    き取り手段と、 前記多色インクシートの使用状況を、前記第1の記録媒
    体の長さを単位として管理する管理テーブルを格納する
    記憶手段と、 記録に用いる記録媒体が前記第1の記録媒体であるか、
    或は、前記第2の記録媒体であるかを指定する指定手段
    と、 前記管理テーブルに管理された前記多色インクシートの
    使用状況と、前記指定手段によって指定された記録媒体
    の種類に基づいて、前記指定された記録媒体への記録に
    使用できる未使用インクシートの頭出しを行うよう前記
    巻き取り手段の駆動を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクシートカセットを用い熱転写
    方式に従って記録媒体に記録を行う記録ヘッドをさらに
    有することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のマーク及び前記第2のマーク
    を検出する検出手段を更に有することを特徴とする請求
    項5に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記管理テーブルは、前記多色インクシ
    ートの先頭から順に前記第1の記録媒体の長さ単位に、
    インクシートが使用されているかどうかの情報を保持し
    ていることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記記録媒体が前記第
    1の記録媒体であれば、前記多色インクシートの先頭側
    に最も近い未使用インクシートの領域まで前記多色イン
    クシートを巻き取る或は巻き戻すよう制御し、 前記記録媒体が前記第2の記録媒体であれば、前記多色
    インクシートにおいて、前記第1の記録媒体の長さの未
    使用領域が少なくともn個連続するインクシートの未使
    用領域であって、多色インクシートの先頭側に最も近い
    未使用インクシートの領域まで前記多色インクシートを
    巻き取る或は巻き戻すよう制御することを特徴とする請
    求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記巻き取り手段は、前記制御手段に
    よる制御に従って、前記検出手段が前記第2のマークを
    検出するまで前記多色インクシートの巻き取り或は巻き
    戻しを行い、さらに、前記第1の長さだけ前記多色イン
    クシートを巻き取ることを特徴とする請求項9に記載の
    記録装置。
JP4742498A 1998-02-27 1998-02-27 インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置 Withdrawn JPH11245493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4742498A JPH11245493A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4742498A JPH11245493A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11245493A true JPH11245493A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12774783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4742498A Withdrawn JPH11245493A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11245493A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008529863A (ja) * 2005-02-17 2008-08-07 イーストマン コダック カンパニー ドナー材料を使用するためのシステムおよび方法
US9387687B2 (en) 2013-06-28 2016-07-12 Citizen Holdings Co., Ltd. Image forming device and image forming method
US9429882B2 (en) 2014-03-31 2016-08-30 Citizen Holdings Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008529863A (ja) * 2005-02-17 2008-08-07 イーストマン コダック カンパニー ドナー材料を使用するためのシステムおよび方法
US9387687B2 (en) 2013-06-28 2016-07-12 Citizen Holdings Co., Ltd. Image forming device and image forming method
US9429882B2 (en) 2014-03-31 2016-08-30 Citizen Holdings Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0740637A (ja) インクリボン
JP2939400B2 (ja) 熱転写プリンタおよびリボンカセット
JPH11245493A (ja) インクシートカセット及びそのインクシートカセットを用いた記録装置
EP0539090B1 (en) Multi-pass thermal printer
US5445464A (en) Ink ribbon usage in a multicolor image recording apparatus
US7362345B2 (en) Printer and printing method
US5383734A (en) Image recording apparatus having a ribbon drive slip clutch
US5287124A (en) Color video printer having a multicolor printing mode and a monochromatic printing mode
JP2000118077A (ja) プリンタ
JP2577901B2 (ja) 記録装置
JP2543354B2 (ja) 記録装置
JP2755311B2 (ja) 多色インクリボンの記録制御方法
JP2593671B2 (ja) インクリボンカセットおよび該カセットを装着した記録装置
JP2556346B2 (ja) インクリボンカセット
JP4492201B2 (ja) プリンタ
JP2728928B2 (ja) 画像記録装置
JP2745148B2 (ja) コマ番号印字装置
JPH03112664A (ja) 記録装置
JPH0443065A (ja) カラーハードコピー用インクリボン
JPH0349978A (ja) 多色インクリボンの記録制御方法
JPS62130869A (ja) インクリボンおよび記録装置
JPH02194987A (ja) 熱転写記録装置
JPH0771863B2 (ja) 記録装置
JPH0349976A (ja) 多色インクリボンの記録制御方法
JPH08258358A (ja) 熱転写プリンタのインクフィルム送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510