JPH0441340A - 積層体からのシート状物品の送り出し装置 - Google Patents

積層体からのシート状物品の送り出し装置

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JPH0441340A
JPH0441340A JP14817190A JP14817190A JPH0441340A JP H0441340 A JPH0441340 A JP H0441340A JP 14817190 A JP14817190 A JP 14817190A JP 14817190 A JP14817190 A JP 14817190A JP H0441340 A JPH0441340 A JP H0441340A
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Katsuaki Yoshimura
吉村 勝昭
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
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FUKUISHI GIKEN KK
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば紙器用紙や紙器用打抜ブランクといっ
たシート状物品を積重ねた積層体から、シート状物品を
送り出す装置に関する。
(従来の技術) 例えば、印刷打抜機により印刷を施されると共に所定形
状に打抜かれた打抜ブランクは、−旦積み重ねて積層体
とされ、しかる後にサックマシンに送り込まれて紙器に
成形される。
その積層体から打抜ブランクをサックマシンに送り込む
場合、打抜ブランクは一枚ずつ送り込む必要がある。
しかし、積み重ねられた打抜ブランクは、互いに密着し
て容易に一枚ずつ送り出すことができない。
また、積層体を人手によりほぐし、−枚ずつ送り出し易
いようにすることも一部で行われているが、多数の打抜
ブランクを積重ねた積層体は大重量で手作業でほぐすこ
とは困難である。
そこで従来は、第17図に示すように、打抜ブランク2
01を上下に積重ねた積層体202を載置するベルトコ
ンベア203と、このベルトコンベア203の送り出し
方向(図中矢印入方向)前方側で積層体202に接する
ドクター204とを備えた送り出し装置が用いられてい
た。
これにより、そのドクター204とベルトコンベア20
3との上下間から打抜ブランク201を、下方側の打抜
ブランク201ほど送り出し方向前方側に位置するよう
に、互いに送り出し方向にずらして重合した状態で送り
出していた。
このように、打抜ブランク201を一旦互いにずらした
状態で送り出すことにより、各打抜ブランク2010間
に空気を入り込ませて密着状態を解除し、サックマシン
への打抜ブランク201の一枚ずつの送り込みを容易に
行えるようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来の送り出し装置にあっては、打抜ブランク201の
形状や積層体202の積層量如何によっては第18図に
示すように、打抜ブランク201が互いにずれることな
く複数まとまって送り出されたり、打抜ブランク201
相互のずれ量が不均一になることがあった。
そのように、打抜ブランク201が複数まとまって送り
出されると、打抜ブランク201が互いに密着した状態
を維持され、次工程で一枚ずつ送り出すのが困難となる
また、打抜ブランク201相互のずれ量が不均一である
と、第19図に示すような、送り出し方向に間隔りをお
いて並列するフラップ205.206を有する打抜ブラ
ンク201の場合、下方側の打抜ブランク201が上方
側の打抜ブランク201に引っ掛かることがある。これ
は、打抜ブランク201相互のずれ量がその間隔りより
小さく均一であると問題はないが、間隔りより大きくな
ると、下方側の打抜ブランク201の送り出し方向後方
側のフラップ206が反り返っている場合には、上方側
の打抜ブランク201の送り出し方向前方側のフラップ
205と引っ掛かることによる。
(課題を解決するための手段) 本発明は従来技術の問題に鑑み、積層体から送り出され
るシート状物品が、−枚ずつ互いに確実にずれた状態で
送り出され、かつ、そのずれ量を実質的に均一なものと
できる送り出し装置を提供することを目的とする。
本発明が、その課題解決のために特徴とするところは、
シート状物品を積重ねた積層体から、そのシート状物品
を、積層方向と直交する方向に送り出す装置であって、
積層体の積層方向一方側に接するコンベアと、積層体の
送り出し方向前方側に接するドクターとを備え、このド
クターと前記コンベアとの間からシート状物品を、積層
方向−方側のシート状物品ほど送り出し方向前方側に位
置するように、互いに送り出し方向にずらして重合した
状態で送り出すものにおいて、積層体の最もコンベア側
のシート状物品の送り出し方向後方側部分を、前記コン
ベアに押付ける手段が設けられている点にある。
また、コンベアが送り出し方向に沿う縁部を有すると共
に、この縁部が、積層体の最もコンベア側のシート状物
品の送り出し方向後方側部分に接するものとされている
のが好ましい。
(作  用) 本発明は以下の知見に基づくものである。
まず、第17図に示す従来の送り出し装置において、ド
ク9−204とベルトコンベア203との間から打抜ブ
ランク201を、下方の打抜ブランク201ほど送り出
し方向前方側に位置するように、互いに送り出し方向に
ずらして重合した状態で送り出せるのは、次の作用によ
る。
すなわち、積層体202の最下層の打抜ブランク201
と、この打抜ブランク201に接するベルトコンベア2
03の送り出し方向後方側部分201aとの間に作用す
る送り出し方向の摩擦力が、打抜ブランク201相互の
間に作用する送り出し方向の摩擦力よりも大きく、また
、最下層から2番目の打抜ブランク201はドクター2
04により送り出し方向の移動が規制されるため、最下
層の打抜ブランク2゜1はベルトコンベア203と同行
して送り出し方向に移動すると共に、最下層から2番目
の打抜ブランク201との間では相対的にすべりを生じ
る。
次に、最下層であった打抜ブランク201が一定距離だ
け送り出し方向に移動すると、新たに最下層となった打
抜ブランク201は下降してドクター204との係合が
解除されると共に、その送り出し方向後方側部分201
aが、ベルトコンベア203の上面と接する。
すると、その新たに最下層となった打抜ブランク201
の送り出し方向後方側部分201aとベルトコンベア2
03との送り出し方向の摩擦力が、打抜ブランク201
相互間の送り出し方向の摩擦力よりも大きく、また、最
下層から2番目の打抜ブランク201の送り出し方向へ
の移動はドクター204により規制されることから、新
たに最下層となった打抜ブランク201はベルトコンベ
ア203と同行して移動すると共に、最下層から2番目
の打抜ブランク201との間では相対的にすべりを生じ
る。
これが繰返されることにより、下方の打抜ブランク20
1ほど送り出し方向前方側に位置して、互いに送り出し
方向にずれた状態で送り出される。
また、ドクター204とベルトコンベア203との上下
間隔により、その打抜ブランク201相互のずれ量が定
まる。
そして、従来の送り出し装置にあって、第18図に示す
ように複数の打抜ブランク201がずれることなくまと
まって送り出されたり、ずれ量が不均一になるのは、打
抜ブランク201の送り出し方向後方側部分201aと
ベルトコンベア203との間の送り出し方向の摩擦力が
不充分なことによる。
すなわち、従来にあっては、打抜ブランク201の送り
出し方向後方側部分201aとベルトコンベア203と
の間の送り出し方向の摩擦力は、積層体202全体をベ
ルトコンベア203に押し付ける力に基づくものである
そのため、打抜ブランク201の形状によっては、送り
出し方向後方側部分201aとベルトコンベア203と
の接触面積が小さくなったり、積層体202の積層量が
変動することにより、送り出し方向後方側部分201a
とベルトコンベア203との間の摩擦力と、打抜ブラン
ク201相互間の送り出し方向の摩擦力との差が小さく
なる。
また、打抜ブランク201相互間には、打抜の際に生じ
るパリの引っ掛かりゃ、互いの密着により、摩擦力以外
に送り出し方向の相対ずれを規制する力が作用する場合
がある。
これにより、積層体202の最下層の打抜ブランク20
1が、ドクター204とベルトコンベア203との上下
間隔により定まる打抜ブランク201相互のずれ量だけ
送り出されても、新たに最下層となった打抜ブランク2
01が送り出されなくなる。
すると、ドクター204とベルトコンベア203との上
下間隔は一定であるから、第18図に示すように、ドク
ター204の下端と最後に送り出された打抜ブランク2
01との間に、複数の打抜ブランク2゜1が通過できる
間隔dが生じてしまう。
この状態で最下層の打抜ブランク201がベルトコンベ
ア203と同行して送り出されると、最下層の打抜ブラ
ンク201の上層の打抜ブランク2C1も同行して送り
出される。
このようにして、複数の打抜ブランク201がずれるこ
となくまとまって送り出されたり、ずれ量が不均一とな
る。
上記のような従来の装置に、本発明の構成を付加するこ
とで、打抜ブランクのようなシート状物品が実質的に均
一なずれ量で送り出されるのは以下の作用による。
すなわち、本発明によれば、積層体の最下層の打抜ブラ
ンクは、その送り出し方向後方側部分がコンベアに積極
的に押付けられることになる。
これにより、その最下層の打抜ブランクの送り出し方向
後方側部分とコンベアとの間に作用する、送り出し方向
の摩擦力が積極的に増大されることになり、最下層の打
抜ブランクを確実にコンベアと同行して送り出すことが
できる。
次に、その最下層であった打抜ブランクが送り出される
ことにより、新たに最下層となった打抜ブランクも、そ
の送り出し方向後方側部分がコンベアに押付けられ、コ
ンベアとの間に作用する摩擦力が大きくなり、確実にコ
ンベアと同行して送り出すことができる。
これが繰返されることにより、打抜ブランクを実質的に
均一なずれ量で確実に1枚ずつ送り出すことができ、従
来のように最下層の打抜ブランクとコンベアとの間に作
用する摩擦力が不充分なことに起因する問題が生じるの
を防止できる。
ここで、積層体の最下層の打抜ブランクをコンベアに押
付ける力を作用させる位置や、力の大きさは、打抜ブラ
ンクの形状、積層量、送り出される打抜ブランク相互の
ずれ量、コンベアや打抜ブランク自身の摩擦係数等に応
じて適宜窓める。
一般的には、最下層の打抜ブランクの送り出し方向後方
側部分に直接コンベアへの押付力を作用させるよりも、
積層体の送り出し方向後方側であって、最下層よりもや
や上方側の部分を、コンベアに向かって押付けることで
押付力を作用させるのが好ましい。
具体的な押付手段の構成は、押付力を作用させることが
できれば特に限定されない。
また、コンベアと打抜ブランクとの間に作用する摩擦力
を大きくするため、コンベアの打抜ブランクとの接触面
を粗面にすることも考えられるが、打抜ブランクは一般
に印刷面がコンベアと接触するものとされるので、コン
ベアが粗面とされると印刷面が傷付いてしまう。
その点、本発明によればコンベアを粗面とすることなく
打抜ブランクとの間に作用する摩擦力を大きくすること
ができる。
また、コンベアが送り出し方向に沿う縁部を有すると共
に、この縁部が、積層体の最下層の打抜ブランクの送り
出し方向後方側部分に接することにより、打抜ブランク
とコンベアとの接触が線接触となって両者間に作用する
摩擦力を大きくすることができる。
なお、シート状物品として打抜ブランクを例示して本発
明の詳細な説明したが、これに限定されるものではない
また、コンベアが積層体の最下層のシート状物品に接し
、最下層のシート状物品から順次送り出すものを例示し
たが、これに限定されない。例えば、コンベアが積層体
の最上層のシート状物品に接し、最上層のシート状物品
から順次送り出される装置にも本発明は適用できる。ま
た、シート状物品を上下方向ではなく、水平方向に積重
ねた積層体に対し、コンベアが積層方向一方側のシート
状物品に接し、その積層方向一方側のシート状物品から
順次送り出される装置にも本発明は適用できる。
さらに、コンベアもベルトコンベアに限定されず、例え
ばローラコンベアであっても良い。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第4図は、紙器用打抜ブランク1を、上下に積重ねたブ
ロック状の積層体2を、紙器成形用サックマシンに送り
込むプレフィーダー3を示ス。
その打抜ブランク1は、図外印刷打抜機により印刷を施
されると共に、所定形状に打抜かれたものである。そし
て、各打抜ブランク1は印刷面を下方として積重ねられ
て積層体2とされている。
そして、プレフィーダー3は積層体2を、各打抜ブラン
ク1の密着状態を解除してサックマシンに搬送するもの
であり、積層体2から複数の打抜ブランク1が密着状態
でまとまってサックマシンに送り込まれるのを防止する
そのプレフィーダー3は、フレーム4、搬入コンベア5
、昇降コンベア6、搬送装置7、送り出し装置8、送り
出しコンベア9、補助コンベア18及びストックコンベ
ア11を備えている。
そして、その送り出しコンベア9の出口側に、サックマ
シンのフィーダー110が配置されている。
コノフィーダー110は、サックマシンベルト111と
このサックマシンベルト111の上方のホッパー112
とを備えている。
その搬入コンベア5は、積層体2を昇降コンベア6に送
り込むベルトコンベアで、この搬入コンベア5と昇降コ
ンベア6との間には、図示実線位置と仮想線位置との間
で昇降自在なシャッター12が、フレーム4に対し取付
けられている。
その昇降コンベア6は、搬入コンベア5あるいはストッ
クコンベア11から搬入された積層体2を昇降させると
共に、積層体2を搬送装置7に送り込むベルトコンベア
である。この昇降コンベア6は、フレーム4に取付けら
れた巻上装置14のチェーン15に連結されることによ
り昇降駆動される。
また、この昇降コンベア6への積層体2の搬入検知スイ
ッチ13と、昇降コンベア6の上昇検知スイッチ16と
下降検知スイッチ17とが設けられている。
その搬送装置7は、昇降コンベア6から送り込まれた積
層体2を送り出し装置8に落下搬送するものである。
そして送り出し装置8は、積層体2から打抜ブランク1
を、最下層の打抜ブランク1ほど送り出し方向前方側(
図中左方側)に位置するように、互いに送り出し方向に
ずらして重合した状態で送り出しコンベア9に送り出す
ものである。
その送り出しコンベア9は、送り出し装置8から送り出
された打抜ブランクlを挟み込んでサックマシンフィー
ダー110に搬入するものである。
そして、サックマシンフィーダー110のホッパー11
2に、送り出しコンベア9から搬出された打抜ブランク
1が供給され、このホッパー112内の打抜ブランクl
が、サックマシンベルト111の周回駆動により、1枚
ずつ図外サックマシン本体に供給される。
なおストックコンベア11は、補助コンベア18を介し
て搬入コンベア5から搬入された積層体2を一時スドッ
クするものである。
上記送り出し装置8は、第1図乃至第3図に示すように
、積層体2の下方側に接するベルトコンベア19と、積
層体2の送り出し方向前方側に接する長方形板状のドク
ター20とを備えている。
そのベルトコンベア19は、フレーム4に対しブラケッ
ト25を介し取付けられてモータ21により駆動される
駆動軸22と、フレーム4にブラケット26を介し取付
けられる従動軸23と、その駆動軸22ど従動軸23に
巻掛けられる複数のベルト24とを備えている。
そのベルト24は送り出し方向と直交する横方向(N動
軸22の軸方向)に位置変更自在とされ、種々の形状や
大きさの積層体2を搬送できるものとされている。また
、ベルト24の外周面の摩擦係数は、ベルト24と打抜
ブランク1との間に作用する送り出し方向の摩擦力が、
打抜ブランク1相互の間に作用する送り出し方向の摩擦
力よりも大きくなるものとされている。
そのドクター20は、本実施例では一対備えられ、上下
方向、送り出し方向、送り出し方向と直交する横方向に
、図外位置決め手段を介し、フレーム4に位置変更自在
に取付けられている。これにより、ドクター20は種々
の大きさや形状の積層体2の送り出し方向前方側に接す
ることができ、また、ベルトコンベア19との上下間隔
が調節自在とされている。
また、フレーム4には4本のガイドロッド27が、送り
出し方向と直交する横方向に、止めネジ28により位置
変更調節自在に取付けられている。その各ガイドロッド
27には上下軸心のボルト29が、止めネジ30と台座
31とを介し、送り出し方向に位置変更調節自在に取付
けられている。その各ボルト29には取付用ブロック3
2が、ナツト33を介し上下方向に位置変更調節自在に
取付けられている。
そして、一対の取付用ブロック32には、それぞれ積層
体2の位置決め片34がボルト35とナツト36を介し
て取付けられている。この一対の位置決さ)片34が、
積層体2の送り出し方向に直交する各側面に接すること
で、積層体2の送り出し方向に直交する横方向の位置決
めがなされる。
また、一対の取付用ブロック32には、それぞれ押付ベ
ルト機構37が取付けられている。
この押付ベルト機構37は、ベース板38と、このベー
ス板38に取付けられた駆動プーリ39および上下一対
の従動プーリ42と、この駆動プーリ39、従動プーリ
42に巻掛けられたベルト40、および駆動プーリ39
の駆動モータ41とにより構成されている。
そして、ベルト40は積層体2の送り出し方向後方側で
あって、送り出し方向に沿う側面の下方寄りの部分に接
するものとされ、第2図中矢印方向に周回駆動される。
このベルト40の周回により、ベルト40に接する積層
体2の送り出し方向後方側が下方に押し下げられ、最下
層の打抜ブランク1の送り出し方向後方側部分1aが、
前記ベルトコンベア19のベルト24の上面に押付けら
れることになる。
上記送り出し装置8によれば、第3図に示すように、ベ
ルトコンベア19を駆動すると、ベルトコンベア19と
ドクター20との上下間から打抜ブランク1が、下方側
の打抜ブランク1ほど送り出し方向前方側に位置するよ
うに、互いに送り出し方向にずれた状態で送り出される
この際、押付ベルト機構37が駆動され、ベルト40が
積層体2の送り出し方向後方側を押し下げることにより
、最下層の打抜ブランク1の送り出し方向後方側部分1
aが、ベルトコンベア19のベルト24の上面に押付け
られることになる。
これにより、その最下層の打抜ブランク1の送り出し方
向後方側部分1aとベルトコンベア19との間に作用す
る送り出し方向の摩擦力が、積極的に増大されることに
なり、最下層の打抜ブランク1を確実にベルトコンベア
19と同行して送り出すことができる。
次に、その最下層であった打抜ブランク1が送り出され
ることにより、新たに最下層となった打抜ブランク1も
、その送り出し方向後方側部分1aがベルトコンベア1
9に押付けられ、ベルトコンベア19との間に作用する
摩擦力が大きくなり、確実にベルトコンベア19と同行
して送り出される。
これが繰返されることにより、各打抜ブランク1は複数
がまとまって送り出されることなく、1枚ずつ相互に均
一なずれ量で送り出される。
この送り出された打抜ブランク1は前記サックマシンフ
ィーダー110のホッパー112内で再び積重ねられて
積層体とされるが、この積層体は各打抜ブランク1の間
に空気が入ったほぐし状態であるため、各打抜ブランク
1の密着状態は解除され、サックマシンベルト111に
よりサックマシン本体に確実に1枚ずつ送り込むことが
できる。尚、この際、ホッパー112内で、打抜ブラン
ク1の後端は支持片113により支持されてサックマシ
ンベルト111に接することのないものとされ、サック
マシンベルト111は、最下層の打抜ブランク1の前端
と接するようにされている。これにより、ホッパー11
2内の打抜ブランクlは、上層の打抜ブランクと重合す
ることなく1枚ずつ送り出されるようにされている。
また、第5図にも示すように、押付ベルト機構37は積
層体2の両側を下方に押下げ、ベルトコンベア19のベ
ルト24は積層体2の内側に位置するため、ベルト24
の縁部24aが、最下層の打抜ブランク1の下面に接す
るものとされている。これにより、最下層の打抜ブラン
ク1はベルトコンベア19と線接触状態となり、打抜ブ
ランク1とベルトコンベア19との間に作用する送り出
し方向の摩擦力が増大するものとされている。
なお、上記実施例では両押付ベルト機構37の積層体2
に対する送り出し方向の位置は同一とされているが、第
6図に示すように異なるものでも良く、あるいは積層体
2の上面や送り出し方向後方側面を押し下げても良く、
また、押付ベルト機構37は単一であっても良い。また
、押付力を作用させるのはベルト機構に限らず、例えば
ローラーを用いても良い。要は、最もベルトコンベア1
9側の打抜ブランクlの送り出し方向後方側部分1aを
ベルトコンベア19に押付けることができるものであれ
ば良い。
なお、打抜ブランク1の送り出し方向後方側部分1aを
ベルトコンベア19に押し付ける力が大きくなると、最
下層の打抜ブランク1の前端が、第3図に仮想線で示す
ように反り返ってしまい、その打抜ブランクlが送り出
される際にドクター20と衝突し、破損することがある
そこで、そのような虞れがある場合には、積層体2の送
り出し方向前面に接する回転ブラシ、弾性体製のローラ
ー、あるいは周回ベルト等の反り返り規制体43を、第
3図に仮想線で示すように設け、この反り返り規制体4
3を第3図中矢印方向に回転駆動させることにより、打
抜ブランクlの反り返りを防止すると良い。この際、第
6図に示すように、一対の反り返り規制体43をドクタ
ー200両側に配置するようにしても良い。なお、この
場合の反り返り規制体43による積層体2の押下げ力は
、押付ベルト機構37による押下げ力よりも小さくする
上8己搬送装置7は、フレーム4に取付けられた一対の
ガイドレール51を有する。このガイドレール51のガ
イド方向が第1搬送体搬送方向とされ、第4図中左方に
向かうに従い僅かに下向傾斜する横方向とされている。
この各ガイドレール51にそれぞれ支持体52が、その
ガイド方向に摺動自在に取付けられている。
その支持体52の一方には流体圧シリンダ53の伸縮ロ
ッドが連結され、この流体圧シリンダ53の他端はフレ
ーム4に連結され、この流体圧シリンダ53の伸縮で支
持体52は第1搬送体搬送方向に移動する。
そして、第7図、第8図に示すように、面支持体52は
一対の連結棒54により連結されている。この連結棒5
4の軸方向が第2搬送体搬送方向とされ、前記第1搬送
体搬送方向と直交する横方向とされている。
その連結棒54には、一対のビーム55が第2搬送体搬
送方向に摺動自在に取付けられ、ボルト56により位置
決め可能とされている。
このビーム55に、第1位置決め体60が取付けられて
いる。この第1位置決め体60は一対の長方形板61を
有し、各長方形板61はビーム55の第1搬送体搬送方
向前方側に、平面視り形のブラケット62を介し取付け
られている。このブラケット62はビーム55に長孔と
ボルトを介し、第1搬送体搬送方向に位置変更自在に取
付けられている。また、その長方形板61はブラケット
62にボルトと長孔を介し、第2搬送体搬送方向に位置
変更自在に取付けられている。
また、各連結棒54には一対の移動体57が、ベアリン
グ58を介して第2搬送体搬送方向に移動自在に取付け
られている。この移動体57と前記ビーム55とは、第
2搬送体搬送方向に伸縮する流体圧シリンダ59により
連結されている。
そして、その移動体57に第2位置決め体63の位置決
め片64が取付けられている。すなわち、第2位置決め
体63は、一対の長方形板状の位置決め片64を有し、
両位置決め片64は対向配置され、この対向間隔は、前
記一対のビーム55の位置を、ボルト56を緩めて調節
することにより、第2搬送体搬送方向に変更調節自在と
されている。これにより、第2搬送体搬送方向の寸法が
異なる種々の積層体2にも対応できるようにしている。
また、流体圧シリンダ59を伸縮することによって、両
位置決め片64の対向間隔は、第2搬送体搬送方向に変
更自在とされている。
各位置決め片64には、対向反対方向に突出するように
ガイド軸65が取付けられている。各ガイド軸65の軸
方向は第2搬送体搬送方向と平行とされている。そして
、各ガイド軸65にはベアリング66を介して搬送体取
付部材67が、第2搬送体搬送方向に移動自在に取付け
られている。この搬送体取付部材67と前記ビーム55
とは、第2搬送体搬送方向に伸縮自在な流体圧シリンダ
68により連結されている。
そして、搬送体取付部材67に第1搬送体69と第2搬
送体70とが取付けられている。
第1搬送体69は、一対のベルトコンベア71により主
構成されている。各ベルトコンベア71は、前記ガイド
レール51のガイド方向に並列すると共に、前記連結棒
54と平行な軸中心に回転する複数のローラー72と、
このローラー72に巻掛けられるベルト73とを有する
各ローラー72は、ローラー保持部材74にベアリング
75を介して回転自在に保持されている。そのローラー
保持部材74にはモータ76が取付けられ、このモータ
76がローラー72に連動連結されている。
これにより、第1搬送体69のベルトコンベア71は回
転駆動され、積層体2を載置してガイドレール51によ
るガイド方向と平行な横方向に搬送可能なものである。
そして、ローラー保持部材74は搬送体取付部材67に
、第1搬送体搬送方向と平行な軸77中心に揺動自在に
取付けられている。また、ローラー保持部材74には、
その軸77中心の揺動の制御のため、カムローラ78が
取付けられると共に、搬送装置7全体の第1搬送体搬送
方向への移動によってそのカムローラ78に係脱するカ
ム79が、フレーム4に取付けられている。そのカムロ
ーラ78とカム79との係合でローラー72は上方揺動
し、係合解除で下方揺動する。このローラー72の上下
揺動により第1搬送体69は上下位置変更される。
次に、第2搬送体70は、一対のローラー列により主構
成されている。すなわち、各ローラー列は、複数のロー
ラー80を、軸方向を第1搬送体69の搬送方向として
並列し、それぞれローラー支持ブラケット81に回転自
在に取付けられることで構成されている。
その各ローラー支持ブラケッ)81は、搬送体取付部材
67にボルト82と長孔83を介し、第2搬送体70の
搬送方向に位置決め変更自在に取付けられている。
これにより、第2搬送体700ローラー80に積層体2
を載置し、この積層体2を第1搬送体69の搬送方向と
直交する横方向に押すことで、積層体2はローラー80
0回転によりその横方向に搬送される。
また、前記第1搬送体69の上下位置変更により、第1
搬送体69は第2搬送体70に対し相対的に上下位置変
更される。
なお、第8図に仮想線で示すように、第1搬送体69が
下方位置になると、前記ローラー保持部材74に取付け
られたストッパー84が搬送体取付部材67側に当接し
、それ以上第1搬送体69が下方揺動するのを規制する
上記搬送装置7による積層体2の搬送は、図外制御装置
によりなされる。以下、その動作を説明する。
まず、流体圧シリンダ53を収縮させて搬送装置7を第
4図に示す原点位置とする。この原点位置検出用リミッ
トスイッチ85がフレーム4に取付けられている。
この原点位置において、第1搬送体69の上下揺動制御
用のカムローラ78がカム79に係合し、第1搬送体6
9は第2搬送体70の上方位置とされる。また、第1搬
送体69は上昇位置とされた昇降コンベア6の搬送方向
前方に位置される。
これにより、昇降コンベア6に載置された積層体2は、
昇降コンベア6と第1搬送体69のベルトコンベア71
とが回転駆動されることにより搬送され、第1搬送体6
9に載置される。この際、両位置決め片64の対向間隔
は積層体2の第2搬送体搬送方向の寸法よりも大きくさ
れる。
この第1搬送体69に載置された積層体2は、第1搬送
体69によりさらに横方向に搬送され、その搬送方向前
方の側面が第1位置決め体6oの長方形板61と当接す
る。
これにより、積層体2の第1搬送体69による搬送方向
の位置決めがなされる。また、積層体2にその搬送方向
の積層ずれがあれば矯正される。
次に、流体圧シリンダ53の伸長により、搬送装置7全
体が第4図中やや下向左方に横方向移動する。この移動
によりカムローラ78とカム79との係合が解除され、
第1搬送体69が第2搬送体70の下方に位置変更され
、積層体2は第2搬送体70に載置される。
そして、搬送装置7が前記送り出し装@8の上方の落下
搬送位置に達すると、リミットスイッチ86が作動され
、流体圧シリンダ53の伸長が停止される。
この位置で、流体圧シリンダ59が作動することによっ
て位置決め片64の横方向間隔が縮小され、両位置決め
片64が積層体2の側面と接することで、積層体2の第
2搬送体70による搬送方向の位置決めがなされる。ま
た、積層体2にその搬送方向の積層ずれがあれば矯正さ
れる。
この際、積層体2は第2搬送体搬送方向に移動するが、
第2搬送体70のローラー80が回転するので、積層体
2の最下層の打抜ブランク1に傷が付くことはない。
なお、この位置決めの際に、打抜ブランク1が位置決め
片64の下方から抜は出さないように、位置決め片64
の下端からは下向に突起88が突出されている。
次に、流体圧シリンダ68が作動し、第1搬送体69と
第2搬送体70とが第2搬送体70による搬送方向に移
動し、積層体2の下方よりも外側方に位置変更すること
で、積層体2は落下搬送されて送り出し装置8に供給さ
れる。
この際、第1位置決め体60と第2位置決め体63とが
積層体2の側面に3方から接することにより、第1位置
決め体60と第2位置決め体63とがガイドとして機能
し、積層体2を送り出し装置8に対し正確に一定位置に
落下搬送させることができる。
また、本実施例では、積層体2を第2搬送体70に載置
した状態で、第1搬送体69と第2搬送体70とを第2
搬送体70の搬送方向に移動させて積層体2を落下させ
るものであるため、その第2搬送体70の移動の際にロ
ーラー80が回転し、積層体2の最下層の打抜ブランク
1が傷付くことはない。
次に、送り出し装置8に供給された積層体2から一定量
の打抜ブランク1が送り出されると、その積層体2の高
さが一定以下になったことが光電スイッチ87により検
知される。これにより、流体圧シリンダ59が作動して
第2位置決め体63の位置決め片640間隔が大きくな
り、また、流体圧シリンダ68が作動して第1搬送体6
9と第2搬送体70とが積層体2を載置可能な位置とさ
れ、流体圧シリンダ53の収縮により搬送装置7全体が
原点に復帰する。また、カムローラ78とカム79が再
び係合し、第1搬送体69は第2搬送体70の上方位置
となる。
上記動作の繰返しにより、搬送装置7は積層体2を順次
搬送する。
なお、本実施例では、第2搬送体70を構成する個々の
ローラー80は、搬送体取付部材67にローラー支持ブ
ラケッ)81を介し、第2搬送体70の搬送方向に位置
変更自在に取付けられている。
これは、第9図に示すように、積層体2の形状が、第2
搬送体70の搬送方向の幅が、第1搬送体69による搬
送方向一方何と他方側とで異なる場合に、積層体2を円
滑に落下させるためである。
すなわち、第10図に示すように、一対の各ローラー列
を構成するローラー80の軸心が一致していると、積層
体2を落下させる際、ローラー80による積層体2の載
置解除時期が個々のローラー80により異なり、積層体
2の幅の小さい部分が大きい部分よりも先に落下し、積
層体2の落下位置が不正確になったり積層状態が崩れる
虞れがある。
そこで、第11図に示すように、各ローラー80の相対
的な第2搬送体搬送方向の位置を調節することで、積層
体2を落下させる時のローラー80による積層体2の載
置解除時期をすべてのローラー80について同一とし、
積層体2をより確実に正確な位置に整然と落下搬送させ
るものである。
なお、上記実施例では、複数のローラー80により構成
される一対のローラー列により第2搬送体70を構成し
た。これを、第12図に示すように、ローラー列を一体
化した2本のローラー89により第2搬送体70を構成
するようにしても良い。
この際、ローラー89には周溝101を形成することで
、ローラー89が積層体2を落下させる位置へ移動する
際に、前記突起88と干渉するのを防止している。
また、第2搬送体70を、一対のローラー89により主
構成した場合、第9図に示すような形状の積層体2の落
下搬送をより確実に行うため、第13図に示すように、
位置決め片64にガイドブロック90を、第1搬送体6
9の搬送方向に位置決め変更自在に取付けるのが好まし
い。
このガイドプロッタ90は、第14図のように位置決約
片64が積層体2の側面に接した際に、積層体2の幅広
部と幅狭部の境界となる端面に近接して配置される。
これにより、積層体2を落下搬送する場合、ローラー8
9による載置が、後方側の方が前方側よりも先に解除さ
れても、積層体2はガイドプロッタ90によってもガイ
ドされ、より確実に正確な位置に落下搬送され、また積
層状態にずれが生じることもない。
なお、ガイドプロッタ90の積層体2の側面との対向面
は、第1搬送体69の搬送方向前方に向かうに従い、積
層体2に近接する斜面102とされている。これにより
、積層体2が第1搬送体69により搬送される際に、万
一ガイドブロック90と干渉しても、その斜面102に
よって積層体2を搬送直交方向に案内できるものとされ
ている。
なお、ガイドプロッタ90は第7図、第8図に示す実施
例のものに取付けても良いのは勿論である。
また、上記実施例では第1搬送体69を一対のベルトコ
ンベア71により主構成したが、第15図、第16図に
示すように一対のローラーコンベア91により主構成し
ても良い。
この場合、第1搬送体69の搬送方向を、上記実施例の
ように搬送方向前方に向かうに従いやや下方に向かう横
方向とすることで、積層体2は自重により搬送されるの
で、ローラーコンベア91を構成するローラー92を駆
動する必要のない遊転ローラーとできる。
また、上記実施例では第1搬送体69を上下位置変更さ
せるようにしたが、第2搬送体70を上下位置変更させ
ても良い。
また、上記実施例では両位置決め片64とも位置変更さ
せたが、どちらか一方のみを位置変更させるものでも良
い。
さらに、上記実施例では搬送装置7全体を移動可能とす
ることで、積層体2の第1搬送体69による搬送方向の
寸法が異なるものにも対応できるようにしているが、搬
送装置7は固定のものであっても良い。
また、打抜ブランク1以外のシート状物品の搬送にも搬
送装置7を用いることができる。
上記プレフィーダー3は、図外制御装置により作動制御
される。以下、プレフィーダー3の動作を説明する。
まず、搬入コンベア5に積層体2を載置する。
この際、シャッター12をガイドとして積層体2の搬送
刃、向前端を揃える。
次に、載置完了スイッチ94をONさせる。するとシャ
ッター12が下降し、しかる後に搬入コンベア5と昇降
コンベア6とが回転駆動される。これにより、積層体2
は搬送されて昇降コンベア6に載置される。
そして、積層体2の搬送方向前端が搬入検知スイッチ1
3により検知されると、搬入コンベア5と昇降コンベア
6とが作動停止し、しかる後に、巻上装置14がチェー
ン15を巻上げることにより昇降コンベア6は上昇する
この昇降コンベア6の上昇は上昇検知スイッチ16の検
知により停止する。
次に、搬送装置7がリミットスイッチ85により原点位
置にあることが検知されると、昇降コンベア6と、第1
搬送体69のベルトコンベア71とがタイマーにより一
定時間回転駆動され、積層体2は搬送されてベルトコン
ベア71に載置される。
このベルトコンベア71に載置された積層体2は、上述
のように、搬送装置7の移動によって送り出し装置8の
上方に位置する。この隙、積層体2は第1位置決め体6
0、第2位置決め体63により、第1搬送体69の搬送
方向と第2搬送体70の搬送方向とに正確な位置決めが
なされ、また、積層のずれも矯正されている。
次に、搬送装置7によって積層体2は、積層状態を崩す
ことなく正確に送り出し装置8に対し落下搬送される。
そして、その積層体2の落下搬送の際、送り出し装置8
のドクター20が積層体2の送り出し方向前方側を案内
し、送り出し装置8の位置決め片34が積層体2の送り
出し方向に直交する両側方を案内することで、積層体2
は送り出し装置8の所定位置に供給される。
そして、送り出し装置8によって、積層体2から打抜ブ
ランク1が、互いに送り出し方向にずれて重合した状態
で送り出される。なお、この送り出し状態は、送り出し
装置8にすでに供給されて打抜ブランク1の送り出しが
行なわれている積層体2の上に、積層体2を落下搬送さ
せて衝撃を与えても、前述のように均一なずれ量で1枚
ずつ送り出されるものであることが確認された。
そして、送り出し装置8から送り出された打抜ブランク
1は、送り出しコンベア9からサックマシンフィーダー
110に供給される。
次に、図外サックマシン本体等の処理速度が遅いため、
昇降コンベア6が上昇位置に停止して待機した状態では
、補助コンベア18が昇降装置95により上昇し、補助
コンベア18と搬入コンベア5とは同一高さとされる。
この状態で搬入コンベア5に積層体2を載置して載置完
了スイッチ94をONすると、シャッター12の下降後
に搬入コンベア5と補助コンベア18とが回転駆動され
、積層体2は搬送されて補助コンベア18に載置される
。この積層体2を搬入検知スイッチ13が検知すると、
ストックコンベア11が回転駆動され、積層体2は搬送
されてストックコンベア11に載置される。この積層体
2の搬送方向後端を、光電スイッチ96が検知すると、
積層体2は全体がストックコンベア11に載置された状
態となり、ストックコンベア11は停止する。
さらに、昇降コンベア6が待機した状態で、次の積層体
2を搬入コンベア5に載置して載置完了スイッチ94を
ONすると、同様にして積層体2はストックコンベア1
1に載置される。
なお、ストックコンベア11の搬送方向前方には、第1
ストツク検知スイツチ97が設けられ、側方には第2ス
トツク検知スイツチ98が設けられている。
その第1ストツク検知スイツチ97はストックコンベア
11に載置された積層体2の搬送方向前端を検知する。
その第2ストツク検知スイツチ98は、第1ストツク検
知スイツチ97の搬送方向後方に、積層体2の搬送方向
寸法に基づき定められた距離だけ離れて設けられ、スト
ックコンベア11に載置された積層体2の搬送方向後端
を検知する。
そして、第1ストツク検知スイツチ97と第2ストツク
検知スイツチ98の双方が積層体2を検知すると、スト
ックコンベア11がそれ以上積層体2を載置できない満
杯状態であると制御装置は判断し、補助コンベア18が
作動しないようにインターロックがとられる。この満杯
状態で、搬入コンベア5に積層体2が載置されて載置完
了スイッチ94がONされると、昇降コンベア6の待機
状態が解除後に昇降コンベア6と補助コンベア18が下
降され、その積層体2は前述のように昇降コンベア6か
ら搬送装置7に搬送される。
なお、第1ストツク検知スイツチ97の搬送方向前方に
は、積層体2の落下防止片99が設けられている。
また、前記光電スイッチ96は、ストックコンベア11
にストックされた積層体2の個数のカウントスイッチを
兼用し、ストック数を制御装置に記憶させている。
また、補助コンベア18が積層体2を搬送中には昇降コ
ンベア6が下降しないようにインターロックがとられ、
その積層体2の搬送方向後端を光電スイッチ96が検知
した後に、昇降コンベア6と補助コンベア18とが下降
可能とされている。
そして、昇降コンベア6と補助コンベア18とが下降し
、ストックコンベア11に積層体2が載置され(満杯か
否かを問わない)、載置完了スイッチ94がONされず
、搬入コンベア5の側方に設けられた光電スイッチ10
0が積層体2を検知していない状態になると、ストック
コンベア11と昇降コンベア6とが搬送反対に回転駆動
される。これにより、最後にストックされた積層体2が
昇降コンベア6に載置され、この積層体2の搬送方向前
端が搬入検知スイッチ13に検知されると昇降コ〕l<
アロは停止される。また、最後から2番目にストックさ
れた積層体2の搬送方向後端が光電スイッチ96に検知
されるとストックコンベア11は停止される。
そして、昇降コンベア6に載置された積層体2は、前記
同様に搬送装置7に搬送される。これを繰返すことで、
ストックコンベア11にストックされた積層体2が順次
搬送される。そして、ストックした積層体2がなくなる
と、ブザー等により警報が発せられる。
なお、ストックコンベア11からの積層体2の搬出中に
、搬入コンベア5に積層体2を載置して載置完了スイッ
チ94をONLだ場合は、その搬出中の積層体2を搬送
装置7に搬送後に、搬入コンベア5に載置した積層体2
の搬送を行なう。また、ストックコンベア11からの積
層体2の搬出動作の開始前にあっては、搬入コンベア5
に載置した積層体2の搬送が優先される。
上此のように、搬送装置7、送り出し装置8、ストック
コンベア11を上下に重合して配置することで、上下方
向空間の有効利用が図れ、横方向スペースの制限された
作業場に適したものである。
また、ストックコンベア11により積層体2をストック
することができるので、作業者は複数の積層体2をまと
めて供給しておき、その間に他の作業ができるので作業
能率を向上できる。
(発明の効果) 本発明によれば、積層体の最もコンベア側のシート状物
品の送り出し方向後方側部分が、コンベアに押し付けら
れることにより、積層方向−刃側のシート状物品ほど送
り出し方向前方側に位置するように、互いにずらして重
合した状態で確実に送り出すことができる。これにより
、複数のシート状物品がずれることなくまとまって送り
出されるのを防止でき、シート状物品相互の密着を確実
に解除できる。また、シート状物品相互のずれ量の均一
化を図ることができ、フラップを有するシート状物品の
送り出しに支障をきたすのを防止できる。
また、コンベアのシート状物品との接触面を粗面とする
必要性が小さく、シート状物品の傷付防止が図れる。
さらに、コンベアの縁部とシート状物品とを線接触状態
とすることで、より確実にシート状物品を均一なずれ量
で一枚ずつ送り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第16図は本発明の実施例に係り、第1図は
送り出し装置の平面図、第2図は送り出し装置の背面図
、第3図は送り出し装置の作用説明用側面図、第4図は
プレフィーダーの側面図、第5図は送り出し装置の作用
説明用背面図、第6図は送り出し装置の作用説明用平面
図、第7図は搬送装置の斜視図、第8図は搬送装置の正
断面図、第9図は積層体の斜視図、第10図及び第11
図はそれぞれ異なった状態の第2搬送装置の作用説明図
、第12図は異なった搬送装置の斜視図、第13図及び
第14図はそれぞれ異なった状態でのガイドプロッタの
作用説明図、第15図はさらに異なった実施例に係る搬
送装置の斜視図、第16図は第15図の正断面図、第1
7図乃至第19図は従来例に係り、第17図及び第18
図はそれぞれ異なった状態での送り出し装置の作用説明
図、第19図は打抜ブランクの平面図である。 (1)・・・打抜ブランク、(1a)・・・送り出し方
向後方側部分、(2)・・・積層体、(8)・・・送り
出し”Idl、(19)・・・ベルトコンベア、(20
)・・・ドクタ(24a )・・・縁部、(37)・・
・押付ベルト機構。 特許出願人 株式会社林原生物化学研究所同 上 福石
技研株式会社 代理人 弁理士 根本 進 はか1名

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状物品を積重ねた積層体から、そのシート
    状物品を、積層方向と直交する方向に送り出す装置であ
    って、積層体の積層方向一方側に接するコンベアと、積
    層体の送り出し方向前方側に接するドクターとを備え、
    このドクターと前記コンベアとの間からシート状物品を
    、積層方向一方側のシート状物品ほど送り出し方向前方
    側に位置するように、互いに送り出し方向にずらして重
    合した状態で送り出すものにおいて、積層体の最もコン
    ベア側のシート状物品の送り出し方向後方側部分を、前
    記コンベアに押付ける手段が設けられていることを特徴
    とする積層体からのシート状物品の送り出し装置。
  2. (2)コンベアが送り出し方向に沿う縁部を有すると共
    に、この縁部が、積層体の最もコンベア側のシート状物
    品の送り出し方向後方側部分に接するものとされている
    ことを特徴とする請求項(1)記載の積層体からのシー
    ト状物品の送り出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0420435A (ja) * 1990-05-16 1992-01-24 Thermoguard Equip Inc 波形シート取り出し送り込み装置及びその方法

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