JPH04353415A - 透明樹脂製品の製造方法 - Google Patents
透明樹脂製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH04353415A JPH04353415A JP3129950A JP12995091A JPH04353415A JP H04353415 A JPH04353415 A JP H04353415A JP 3129950 A JP3129950 A JP 3129950A JP 12995091 A JP12995091 A JP 12995091A JP H04353415 A JPH04353415 A JP H04353415A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent resin
- back panel
- light resistance
- cavity
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims abstract description 31
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のバック
パネルやクォータウインド等の透明樹脂製品の製造方法
に関するものである。
パネルやクォータウインド等の透明樹脂製品の製造方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば自動車の後部に装着されて
いるバックパネルは透明樹脂材であるポリメチルメタク
リレート（以下ＰＭＭＡという）を用い、射出成形法に
より成形されている。そして、その表面に描かれた文字
や記号が自動車の後方から視認できるようになっている
。このバックパネルを形成するＰＭＭＡは耐光性が良い
ので長期間にわたって日光が当たっても十分な耐久性を
有している。
いるバックパネルは透明樹脂材であるポリメチルメタク
リレート（以下ＰＭＭＡという）を用い、射出成形法に
より成形されている。そして、その表面に描かれた文字
や記号が自動車の後方から視認できるようになっている
。このバックパネルを形成するＰＭＭＡは耐光性が良い
ので長期間にわたって日光が当たっても十分な耐久性を
有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
ックパネルを形成するＰＭＭＡは耐光性は良いものの比
重が１．１７〜１．２０と大きく、そのためバックパネ
ルの総重量が重くなってしまうという問題があった。本
発明は上記問題点を解消するためになされたものであっ
て、その目的は耐光性を保持しつつ軽量化を図ることが
できる透明樹脂製品が安価で容易に得られる製造方法を
提供することにある。
ックパネルを形成するＰＭＭＡは耐光性は良いものの比
重が１．１７〜１．２０と大きく、そのためバックパネ
ルの総重量が重くなってしまうという問題があった。本
発明は上記問題点を解消するためになされたものであっ
て、その目的は耐光性を保持しつつ軽量化を図ることが
できる透明樹脂製品が安価で容易に得られる製造方法を
提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、金型の製品形状をなすキャビティ内に
、同キャビティに開口するゲートから前記耐光性の良い
透明樹脂材を一定量射出し、次いで軽量な透明樹脂材を
射出し、両樹脂をサンドイッチ状に成形する透明樹脂製
品の製造方法をその要旨としている。
に、本発明では、金型の製品形状をなすキャビティ内に
、同キャビティに開口するゲートから前記耐光性の良い
透明樹脂材を一定量射出し、次いで軽量な透明樹脂材を
射出し、両樹脂をサンドイッチ状に成形する透明樹脂製
品の製造方法をその要旨としている。
【０００５】
【作用】本発明では、金型のキャビティ内にゲートから
前記耐光性の良い透明樹脂材を一定量射出し、次いで軽
量な透明樹脂材を射出し、両樹脂材をサンドイッチ状に
成形する。このようにして、前記耐光性の良い透明樹脂
材と軽量な透明樹脂材が一体的に積層成形される。
前記耐光性の良い透明樹脂材を一定量射出し、次いで軽
量な透明樹脂材を射出し、両樹脂材をサンドイッチ状に
成形する。このようにして、前記耐光性の良い透明樹脂
材と軽量な透明樹脂材が一体的に積層成形される。
【０００６】
【実施例】以下に本発明を自動車のバックパネルに具体
化した実施例について、図１〜５に基づいて説明する。 図２は自動車Ｃを後方からみた図であり、トランクルー
ムの後面中央には透明樹脂製品としてのバックパネル１
が配設されている。このバックパネル１の形状としては
図１に示すように、略平板状であり、その上下両側縁は
後方側（同図右側）に折曲されている。
化した実施例について、図１〜５に基づいて説明する。 図２は自動車Ｃを後方からみた図であり、トランクルー
ムの後面中央には透明樹脂製品としてのバックパネル１
が配設されている。このバックパネル１の形状としては
図１に示すように、略平板状であり、その上下両側縁は
後方側（同図右側）に折曲されている。
【０００７】前記バックパネル１は、いわゆるサンドイ
ッチ成形法により成形され、ポリスチレン（以下ＰＳと
いう）からなる内層部としてのコア層２がＰＭＭＡから
なるスキン層３で完全に被覆されている。前記コア層２
を形成するＰＳは耐光性が劣る反面、比重が１．０４〜
１．１０であってＰＭＭＡに比べて軽量性に優れている
。一方、ＰＭＭＡは優れた耐光性を有しているため、直
射日光が当たっても劣化することが少ない。
ッチ成形法により成形され、ポリスチレン（以下ＰＳと
いう）からなる内層部としてのコア層２がＰＭＭＡから
なるスキン層３で完全に被覆されている。前記コア層２
を形成するＰＳは耐光性が劣る反面、比重が１．０４〜
１．１０であってＰＭＭＡに比べて軽量性に優れている
。一方、ＰＭＭＡは優れた耐光性を有しているため、直
射日光が当たっても劣化することが少ない。
【０００８】次に、上記バックパネル１を成形する製造
工程について説明する。図３〜５に示すように、サンド
イッチ成形法による金型は、図中上側の固定型４と下側
の可動型５とから構成され、両金型４，５内にはバック
パネル１の形状をなすキャビティ７が形成されている。 また、両金型４，５の右端中央部の型割り面には前記キ
ャビティ７内に樹脂材料を射出するためのゲート６が設
けられている。
工程について説明する。図３〜５に示すように、サンド
イッチ成形法による金型は、図中上側の固定型４と下側
の可動型５とから構成され、両金型４，５内にはバック
パネル１の形状をなすキャビティ７が形成されている。 また、両金型４，５の右端中央部の型割り面には前記キ
ャビティ７内に樹脂材料を射出するためのゲート６が設
けられている。
【０００９】さて、図３に示すように、ゲート６からバ
ックパネル１のスキン層３を成形するに足る量のＰＭＭ
Ａ３ａをキャビティ７内に射出する。次に、図４に示す
ように、ゲート６からコア層２を形成するＰＳ２ａを同
じくキャビティ７内に射出する。このとき、先に射出さ
れたＰＭＭＡ３ａが後から射出されたＰＳ２ａに押し出
され、キャビティ７内壁面に圧着されていく。
ックパネル１のスキン層３を成形するに足る量のＰＭＭ
Ａ３ａをキャビティ７内に射出する。次に、図４に示す
ように、ゲート６からコア層２を形成するＰＳ２ａを同
じくキャビティ７内に射出する。このとき、先に射出さ
れたＰＭＭＡ３ａが後から射出されたＰＳ２ａに押し出
され、キャビティ７内壁面に圧着されていく。
【００１０】そして、上記ＰＳ２ａをゲート６からキャ
ビティ７内へさらに射出を続けると図５に示す状態とな
る。即ち、キャビティ７内にはＰＳ２ａがＰＭＭＡ３ａ
で完全に被覆される。次に、樹脂材料が冷却後、可動型
５を固定型４から離間して型開きし、成形品を取り出す
。上記のようにサンドイッチ成形法によって、ゲート６
以外の全面において、ＰＳ２ａによるコア層２がＰＭＭ
Ａ３ａによるスキン層３で完全に被覆されたバックパネ
ル１が成形される。なお、コア層２とスキン層３とは密
着性の良い状態で成形される。
ビティ７内へさらに射出を続けると図５に示す状態とな
る。即ち、キャビティ７内にはＰＳ２ａがＰＭＭＡ３ａ
で完全に被覆される。次に、樹脂材料が冷却後、可動型
５を固定型４から離間して型開きし、成形品を取り出す
。上記のようにサンドイッチ成形法によって、ゲート６
以外の全面において、ＰＳ２ａによるコア層２がＰＭＭ
Ａ３ａによるスキン層３で完全に被覆されたバックパネ
ル１が成形される。なお、コア層２とスキン層３とは密
着性の良い状態で成形される。
【００１１】以上詳述したように、従来ではバックパネ
ルを形成する透明樹脂材は耐光性が良い反面、重量が重
いＰＭＭＡを使用したためにバックパネルの総重量が重
くなるという問題点があった。それに対し、本実施例の
バックパネル１によれば、従来と同じ形状と大きさのバ
ックパネルと比較した場合、サンドイッチ成形法によっ
てスキン層３を耐光性が良いＰＭＭＡ３ａで形成し、ま
た、コア層２を耐光性が悪い反面、軽量なＰＳ２ａで形
成しているため、十分な耐光性を保持しつつ従来のバッ
クパネルよりも重量を大幅に減少したバックパネル１を
形成することができる。
ルを形成する透明樹脂材は耐光性が良い反面、重量が重
いＰＭＭＡを使用したためにバックパネルの総重量が重
くなるという問題点があった。それに対し、本実施例の
バックパネル１によれば、従来と同じ形状と大きさのバ
ックパネルと比較した場合、サンドイッチ成形法によっ
てスキン層３を耐光性が良いＰＭＭＡ３ａで形成し、ま
た、コア層２を耐光性が悪い反面、軽量なＰＳ２ａで形
成しているため、十分な耐光性を保持しつつ従来のバッ
クパネルよりも重量を大幅に減少したバックパネル１を
形成することができる。
【００１２】さらに、上記バックパネル１はサンドイッ
チ成形法で成形され、１工程でＰＭＭＡ３ａ及びＰＳ２
ａの２種類の樹脂材を射出可能なため、容易に成形する
ことができる。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成してもよい。
チ成形法で成形され、１工程でＰＭＭＡ３ａ及びＰＳ２
ａの２種類の樹脂材を射出可能なため、容易に成形する
ことができる。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成してもよい。
【００１３】（１）前記実施例では、バックパネル１に
具体化したが、これに代えて透明樹脂材を使用するクォ
ータウインド、ピラー等に具体化してもよい。 （２）前記実施例のスキン層３を形成する耐光性の良い
ＰＭＭＡ３ａに代えて、ＰＭＭＡ同様に耐光性の良い透
明樹脂材であるポリカーボネート（ＰＣ）等を使用して
もよい。
具体化したが、これに代えて透明樹脂材を使用するクォ
ータウインド、ピラー等に具体化してもよい。 （２）前記実施例のスキン層３を形成する耐光性の良い
ＰＭＭＡ３ａに代えて、ＰＭＭＡ同様に耐光性の良い透
明樹脂材であるポリカーボネート（ＰＣ）等を使用して
もよい。
【００１４】（３）前記実施例では、バックパネル１を
成形する際、先にＰＭＭＡ３ａを一定量射出し、次いで
ＰＳ２ａを射出したが、このときＰＭＭＡ３ａとＰＳ２
ａを同時に射出してバックパネル１を成形してもよい。 （４）コア層２とスキン層３の厚さは、必要とされる耐
光性や軽量化の程度、透明樹脂製品の形状等に応じて適
宜設定される。
成形する際、先にＰＭＭＡ３ａを一定量射出し、次いで
ＰＳ２ａを射出したが、このときＰＭＭＡ３ａとＰＳ２
ａを同時に射出してバックパネル１を成形してもよい。 （４）コア層２とスキン層３の厚さは、必要とされる耐
光性や軽量化の程度、透明樹脂製品の形状等に応じて適
宜設定される。
【００１５】（５）前記実施例では、バックパネル１は
サンドイッチ成形法により、コア層２の外周部にスキン
層３を形成したが、いわゆる二色成形法即ち、まず、Ｐ
ＭＭＡ３ａをキャビティ内に射出して表面部を成形した
後、ＰＳ２ａをキャビティ内に射出して裏面部を成形す
る方法によって二層構造のバックパネルとしてもよい。
サンドイッチ成形法により、コア層２の外周部にスキン
層３を形成したが、いわゆる二色成形法即ち、まず、Ｐ
ＭＭＡ３ａをキャビティ内に射出して表面部を成形した
後、ＰＳ２ａをキャビティ内に射出して裏面部を成形す
る方法によって二層構造のバックパネルとしてもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
耐光性及び軽量化が図られた透明樹脂製品が安価で容易
に製造できるという効果を奏する。
耐光性及び軽量化が図られた透明樹脂製品が安価で容易
に製造できるという効果を奏する。
【図１】本発明の実施例を示し、透明樹脂製品としての
バックパネルの一部破断斜視図である。
バックパネルの一部破断斜視図である。
【図２】バックパネルが装着された自動車を後方から見
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図３】キャビティ内にスキン層を形成する樹脂を射出
した状態を示す金型の断面図である。
した状態を示す金型の断面図である。
【図４】図３の状態からコア層を形成する樹脂を射出し
た状態を示す金型の断面図である。
た状態を示す金型の断面図である。
【図５】図４の状態からさらにコア層を形成する樹脂を
射出した状態を示す金型の断面図である。
射出した状態を示す金型の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 金型（４，５）の成形品形状をなすキ
ャビティ（７）内に、同キャビティ（７）に開口するゲ
ート（６）から前記耐光性の良い透明樹脂材（３ａ）を
一定量射出し、次いで軽量な透明樹脂材（２ａ）を射出
し、両樹脂材（２ａ，３ａ）をサンドイッチ状に成形す
ることを特徴とする透明樹脂製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3129950A JPH04353415A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 透明樹脂製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3129950A JPH04353415A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 透明樹脂製品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04353415A true JPH04353415A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=15022448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3129950A Pending JPH04353415A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 透明樹脂製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04353415A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014527932A (ja) * | 2011-09-23 | 2014-10-23 | サン−ゴバン グラス フランスＳａｉｎｔ−Ｇｏｂａｉｎ Ｇｌａｓｓ Ｆｒａｎｃｅ | 自動車用のピラーカバー |
| JP2014527934A (ja) * | 2011-09-23 | 2014-10-23 | サン−ゴバン グラス フランスＳａｉｎｔ−Ｇｏｂａｉｎ Ｇｌａｓｓ Ｆｒａｎｃｅ | 自動車用のピラーカバー |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3129950A patent/JPH04353415A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014527932A (ja) * | 2011-09-23 | 2014-10-23 | サン−ゴバン グラス フランスＳａｉｎｔ−Ｇｏｂａｉｎ Ｇｌａｓｓ Ｆｒａｎｃｅ | 自動車用のピラーカバー |
| JP2014527934A (ja) * | 2011-09-23 | 2014-10-23 | サン−ゴバン グラス フランスＳａｉｎｔ−Ｇｏｂａｉｎ Ｇｌａｓｓ Ｆｒａｎｃｅ | 自動車用のピラーカバー |
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