JPH04342717A - 水分散型樹脂組成物 - Google Patents

水分散型樹脂組成物

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JPH04342717A
JPH04342717A JP11445791A JP11445791A JPH04342717A JP H04342717 A JPH04342717 A JP H04342717A JP 11445791 A JP11445791 A JP 11445791A JP 11445791 A JP11445791 A JP 11445791A JP H04342717 A JPH04342717 A JP H04342717A
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JP
Japan
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weight
resin
water
epoxy resin
parts
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JP11445791A
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Toshio Oshikubo
押久保 寿夫
Toshiyuki Hachiya
八矢 利幸
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料もしくは接着剤等に
有用である水分散型樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車産業機械、鋼製家具、電気
製品等の被覆用塗料、接着剤等に対して省力、省エルル
ギーの要求が強い。さらに、塗料から発散する有機溶剤
による大気汚染を防止するために従来の溶剤型塗料から
水性塗料への移行が進みつつある。しかし、水性塗料で
、短時間焼付けができ、硬化塗膜の耐水性、密着性、可
とう性のバランスがとれたものは、未だ見い出されてい
ない状況である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するものであり、短時間焼付けが可能となり
、その硬化塗膜が耐水性、密着性、可とう性に優れた水
分散熱硬化型樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、(A
)数平均分子量5,000〜12,000かつ酸価が1
00〜350を有しているカルボキシル官能性重合体を
アンモニアあるいはアミンにて部分中和したアクリル樹
脂(a)並びに1分子中に平均1.25個以上1.5個
未満のエポキシ基を有し、分散度が2.7〜3.2かつ
数平均分子量が4,500〜8,000の範囲にある芳
香族系エポキシ樹脂(b)を、エポキシ樹脂(b)/ア
クリル樹脂(a)(重量比)を95/5〜60/40と
して反応させたアクリル変性エポキシ樹脂99〜65重
量部(固型分)と(B)反応硬化剤としてアルデヒドを
付加し、炭素数1〜4のアルコールでアルキルエーテル
化したスピログアナミン、アセトグアナミン樹脂1〜3
5重量部(固型分)とを総量((A)+(B))で10
0重量部となる量で含有してなる水分散型樹脂組成物に
関する。
【0005】以下、本発明を詳述する。本発明のカルボ
キシル官能性重合体は、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸などのα、β−モノエチレン性不
飽和カルボン酸とアクリル酸2−ヒドロキシエチル、ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル
などのヒドロキシル基を有するα、β−エチレン性不飽
和単量体及びその他の不飽和単量体を共重合させて得ら
れるアクリル樹脂である。その他の不飽和単量体として
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸n−ブチルなどのα、β−モ
ノエチレン性不飽和カルボン酸のアルキルエステル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミドなどのアクリルアミド誘導体、アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルなどのα、
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸のグリシジルエス
テル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの飽和カル
ボン酸のビニルエステル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエンなどの芳香族不飽和単量体などがあ
る。上記共重合は、アゾビスイソブチロニトリル、t−
ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサ
イド、ジブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキ
サイドなどのラジカル触媒の存在下に、130〜160
℃に加熱して行うことができる。
【0006】カルボキシル官能性重合体(中和前のアク
リル樹脂)は酸価100〜350に調整され、200〜
320に調整されることが好ましい。酸価が100より
小さいとエポキシ樹脂(b)との反応後に得られるアク
リル変性エポキシ樹脂(A)の水溶性または水分散性が
劣り、塗料の安定性が劣る。また酸価が350より大き
すぎると塗膜特性(特に耐温水性)が低下する。またエ
ポキシ樹脂(b)との反応時、ゲル化しやすい。
【0007】上記カルボキシル官能性重合体の数平均分
子量は5,000〜12,000とされ、7,000〜
11,000がより好ましい。数平均分子量が5,00
0以下では耐温水性、加工性に劣り、12,000を越
えると最終製品の粘度が高くなり好ましくない。
【0008】このようなカルボキシル官能性重合体を水
溶化または水分散性とするには樹脂の酸基をアンモニア
またはアミンの如き揮発性塩基で中和すればよく、ここ
で好適なアミンとしては、例えばモノプロピルアミン、
モノブチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、モノエタノール
アミン、エチルモノエタノールアミン、モノシクロヘキ
シルアミン、ジメチルアミノエタノール、2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール、モルホリン、ピペリジ
ンの如く第1級、第2級及び第3級の脂肪族又は脂環族
アミンが使用できる。アンモニアおよびアミンは、酸基
1モルに対して0.6〜1.0モル使用するのが好まし
い。アミンが0.6モル未満の場合は、水分散性あるい
は水溶化に劣る傾向があり、1.0モルを越えると最終
製品の粘度が高くなる傾向があり好ましくない。このよ
うにして、カルボキシル官能性重合体を中和して得られ
るアクリル樹脂(a)の数平均分子量は5,000〜1
2,000であることが好ましく、酸価は100〜35
0であることが好ましい。
【0009】本発明では、1分子中に平均1.25個以
上1.5個未満のエポキシ基を有する分散度(重量平均
分子量/数平均分子量)が2.7〜3.2でかつ数平均
分子量が4,500〜8,000の範囲にある芳香族エ
ポキシ樹脂(b)が使用される。1分子中のエポキシ基
の個数が1.25個未満であると、水分散性が低下する
。1.5個以上であると加工性、密着性が低下する。
【0010】また、分子量分散度が2.7未満では、硬
化塗膜の可とう性が低下し、一方、3.2を越えると硬
化塗膜の加工性、密着性が低下すると共に、塗料の粘度
が高くなり、塗料の安定性が低下する。これらの特性の
点から、2.8〜3.1が好ましい。さらに、数平均分
子量が4,500未満では、硬化塗膜の加工性及び密着
性が低下し、一方、8,000を越えるとアクリル樹脂
(A)との反応時にゲル化しやすくなるとともに、塗料
の粘度が上がり、塗料の安定性が低下する。これらの特
性の点から、5,500〜7,500が好ましく、特に
6,000〜7,000が好ましい。このような芳香族
エポキシ樹脂(b)の製造法に制限はないが、例えば、
ダウケミカル社より販売されているDER343(ビス
フェノールAのジグリシジルエーテル、商品名)とビス
フェノールAを用いると、容易に製造することができる
。なお、本発明者らはシェル化学製のエポン829(ビ
スフェノールAのグリシジルエーテル、商品名)を用い
て同様の検討を行ったが、低分子量物が多くなり容易に
芳香族エポキシ樹脂(b)は製造できなかった。これは
、分子鎖伸長のための触媒の種類に起因されるものと考
えられ、DER343に含まれるエチルトリフェニルホ
スホニウムアセテートと酢酸の錯体が、芳香族エポキシ
樹脂(b)の製造に有効と考えられる。芳香族エポキシ
樹脂(b)は、例えば、ビスフェノールA及びダウケミ
カル社より販売されている商品名DER343(ビスフ
ェノールのジグリシジルエーテル)を用いて合成するこ
とができる。この場合、ビスフェノールA/DER34
3の重量比は33.4〜32/66.6〜68とするこ
とが、分子量調節の点から好ましい。ビスフェノールA
とDER343との反応は、反応温度を180〜190
℃として行うことが好ましい。反応温度が180℃未満
では、最終目標の分子量を得るに長時間有すると共に、
低分子物含有量が多くなり、最終製品の硬化性が低下す
る。一方190℃を越えると、反応制御が難かしくなる
。また反応溶媒は使用しない方が良い。反応溶媒を使用
した場合は、反応時間が長くなると共に、低分子物含有
量が多くなる。
【0011】本発明において、部分中和したアクリル樹
脂(a)と芳香族エポキシ樹脂(b)との反応は、80
〜100℃に保温している芳香族エポキシ樹脂(b)に
部分中和アクリル樹脂(a)を添加し、その後65〜8
5℃にて10分間ないし45分間保温することにより行
うことができる。。反応の制御は、酸価オキシラン(%
)の測定などにより測定できる。この部分中和したアク
リル樹脂/芳香族エポキシ樹脂(b)/部分中和したア
クリル樹脂(a)との重量比は、95/5〜60/40
の範囲(カルボキシル基/エポキシ基(モル比)は、概
ね5〜20となる)が好ましい。(a)成分の使用量が
多くなると、塗膜の加工性及び耐食性が低下し、(b)
成分が多くなると、分散性及び塗料の安定性が低下する
。このようにして得られたアクリル変性エポキシ樹脂(
A)の数平均分子量は10,000〜25,000であ
ることが好ましい。酸価は20〜80であることが好ま
しい。
【0012】また、本発明のアルキルエーテル化したス
ピログアナミン、アセトグアナミン樹脂は既に公知の樹
脂であり、反応条件を適宜選ぶことにより容易に合成で
きる。まずホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒドを
スピログアナミン、アセトグアナミンに付加し、更に炭
素数4以下のアルコールにて、アルキルエーテル化すれ
ばよい。例えば、まずメタノール、パラホルムアルデヒ
ド、スピログアナミン(及び/又はアセトグアナミン)
を混合して、アルカリ性(好ましくはpH9〜11)下
に加熱して付加反応させ、ついで、耐性(好ましくはp
H2〜6)下で、加熱し、縮合及びエーテル化反応させ
る方法がある。また、前記とは別の方法で、スピログア
ナミン(及び/又はアセトグアナミン)、ホルムアルデ
ヒド及びメタノール及び水を混合し、アルカリ性下にて
加熱し、付加反応させ得られたメチロールスピログアナ
ミン(及び又はアセトグアナミンン)を単離し、これに
n−ブタノールを加えて、酸性下に加熱反応させエーテ
ル化及び縮合反応させる方法である。このような製造法
に当ってはスピログアナミン(及び又はアセトグアナミ
ンン)1モルに対してホルムアルデヒド4〜20モル、
メタノールを5〜30モルの割合で使用するのが望まし
い。
【0013】また、本発明の水系塗料用組成物には、塩
酸、リン酸等の無機酸、パラトルエンスルホン酸等の有
機酸などの触媒を添加してもよい。使用量は(A)+(
B)成分(固型分)100重量部に対し、1重量部以下
が好ましい。
【0014】本発明の水系塗料用組成物は、ブチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、ジアセ
トンアルコール、3−メトキシ−3−メチルブタン−1
−オール、イソプロパノール、エタノール、メタノール
等の水溶性の有機溶剤と水の混合溶剤を希釈剤として希
釈し適当な固形分にして使用することが好ましい。水/
有機溶剤(重量比)を95/5〜80/20とすること
が好ましい。この希釈剤は、水分散型樹脂組成物の固形
分が30重量%のときに粘度が150〜2,000cp
sとなるような量で使用することが好ましい。
【0015】本発明の水系塗料用樹脂組成物は、目的に
応じて顔料、その他の添加剤を使用してもよい。また塗
装方法としては、スプレー塗装、ロールコーターによる
塗装、ディッピング等が採用できる。
【0016】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
る。
【0017】部分中和アクリル樹脂は下記の方法で製造
した。 〔製造例1〕撹拌機、還流冷却器、温度計、不活性導入
口を備えたフラスコに、ブチルセロソルブ35重量部、
ブタノール20重量部を仕込み加熱を行う。130℃ま
で昇温し、これにスチレン28重量部、アクリル酸エチ
ル26重量部、メタクリル酸46重量部及びt−ブチル
パーオキシベンゾエート0.6重量部から成る混合溶液
を3時間かけてフラスコに滴下させた。その後ブチルセ
ロソルブ5重量部、ブタノール23重量部を20分間で
滴下し、その後2時間保温し、カルボキシル官能性重合
体を得た。(酸価300)(固型分換算)  その後1
00℃に冷却し、水47重量部を添加し、更に80℃で
ジメチルアミノエタノール31重量部を添加し、部分中
和アクリル樹脂を得た(中和率65%)。その後、水を
添加し、加熱残分が37重量%になるように調整した。 このときの酸価は300(固型分換算)であった。また
、数平均分子量は9,700、重量平均分子量は24,
200であった。 〔製造例2〕撹拌機、還流冷却機、温度計、不活性導入
口を備えたフラスコに、ブチルセロソルブ35重量部、
ブタノール20重量部を仕込み加熱を行う。130℃ま
で昇温し、これにスチレン32重量部、アクリル酸エチ
ル30重量部、メタクリル酸38重量部及びt−ブチル
パーオキシベンゾエート0.6重量部から成る混合溶液
を3時間かけてフラスコに滴下させた。その後ブチルセ
ロソルブ5重量部、ブタノール23重量部を20分間で
滴下し、その後2時間保温し、カルボキシル官能性重合
体を得た。(酸価250)(固型分換算)  その後1
00℃に冷却し、水47重量部を添加し、更に80℃で
ジメチルアミノエタノール23.6重量部を添加し、部
分中和アクリル樹脂を得た(中和率65%)。その後、
水を添加し、加熱残分が37重量%になるように調整し
た。このときの酸価は250(固型分換算)であった。 また、数平均分子量は9,600、重量平均分子量は2
1,300であった。
【0018】芳香族エポキシ樹脂の合成〔製造例3〕ビ
スフェノールAのグリシジルエーテルタイプのエポキシ
樹脂商品名DER343(ダウケミカル製)405重量
部及びビスフェノール220gを計り取り、撹拌機、還
流冷却器、温度計、不活性ガス導入口を備えたフラスコ
に投入した。約30分で130℃になるように加熱を調
整し、その後加熱を停止し、反応熱を利用して190℃
まで昇温した。この温度で2時間反応させ芳香族エポキ
シ樹脂を合成した。この時の数平均分子量(Mn)は6
,550、重量平均分子量(Mw)19,600、分散
度(Mw/Mn)は2.99であった。
【0019】アルキルエーテル化したスピログアナミン
、アセトグアナミンン樹脂(アミノ樹脂)の合成〔製造
例4〕製造例1と同様の装置を用い、80重量%パラホ
ルムアルデヒド(水分を20重量%含む)562.5g
(15モル)、メタノール640g(20モル)、30
重量%水酸化ナトリウム2.6gを秤り取り、更にスピ
ログアナミン434.2g(1モル)を加え、還流温度
(83℃)pH10.5で4時間付加反応を行った。そ
の後62重量%硝酸を2.0g加え、pHを3.5に調
整し、70℃にて10時間、アルキルエーテル化反応を
行った。反応終了後再び30重量%水酸化ナトリウムで
反応液をアルカリ性(pH10.0)にして減圧濃縮を
行った。この時の生成量は約650gであった。この樹
脂をブチルセロソルブにて希釈し、固型分75重量%に
調整した。粘度はY(ガードナ/25℃)であった。
【0020】〔製造例5〕製造例1と同様の合成装置を
用い、80重量%パラホルムアルデヒド(水分20重量
%を含む)225g(6モル)、メタノール320g(
10モル)、30重量%水酸化ナトリウム0.2gを秤
り取り、更にアセトグアナミン125g(1モル)を加
え、60℃に昇温し(pH10.3)で4時間付加反応
を行った。その後62重量%硝酸を0.15g加え、p
Hを3.5に調整した。60℃で6時間、アルキルエー
テル化反応を行った後、再び30重量%水酸化ナトリウ
ムで反応液をアルカリ性(pH10.0)にして減圧濃
縮を行った。この時の生成量は285gであった。この
樹脂をブチルセロソルブにて希釈し、固型分75重量%
に調整した。粘度はW(ガードナ/25℃)であった。
【0021】〔製造比較例1〕製造例1と同様の装置を
用い、ブチルセロソルブ35重量部、ブタノール20重
量部を仕込み加熱する。130℃まで昇温し、これにス
チレン57重量部、アクリル酸エチル32重量部、メタ
クリル酸11重量部及びt−ブチルパーオキシベンゾエ
ート0.6重量部からなる混合溶液を3時間かけてフラ
スコに滴下させた。その後ブチルセロソルブ5重量部、
ブタノール23重量部を20分間で滴下し、その後2時
間保温し、アクリル樹脂を得た。その後100℃に冷却
し、水47重量部を添加し、更に80℃でジメチルアミ
ノエタノール7.4重量部を添加し、部分中和アクリル
樹脂を得た(中和率65%)。その後、水を添加し、加
熱残分が37%になるように調整した。このときの酸価
は75(固型分換算)であった。
【0022】〔製造比較例2〕製造例3と同様の装置を
用い、エポキシ樹脂商品名DER343(ダウケミカル
製)405重量部及びビスフェノール180重量部を秤
り取り、約30分で130℃になるように加熱を調整し
、その後130℃で加熱を停止し、反応熱を利用して1
90℃まで昇温した。この温度で2時間反応させ、高分
子エポキシ樹脂を得た。この時の数平均分子量(Mn)
は4,250、重量平均分子量は9,850、分散度(
Mw/Mn)は2.32であった。
【0023】〔実施例1〕製造例3で得たエポキシ樹脂
を130℃に冷却し、ブタノール50重量部を添加し、
よく撹拌し、100℃になった時点で、製造例1で合成
した部分中和アクリル樹脂435重量部を添加した(エ
ポキシ樹脂/アクリル樹脂=80/20;固型分重量比
)。その後80℃で30分間撹拌し、アクリル変性エポ
キシ樹脂を得た。この時の酸価は34であった。その後
1100重量部の水を1時間かけて添加し、白色の水分
散型樹脂を得た。この樹脂を固型分30重量%になるよ
うに更に水で調整した。このときの粘度は450cps
(B型粘度6r・p・m)であった。この樹脂200重
量部に製造例4で合成したアミノ樹脂14.1重量部(
固型分比;85/15)を添加した。
【0024】〔実施例2〜4及び比較例1〜4〕実施例
1と同様の方式で下記の表1配合に従い合成し、配合し
水分散型樹脂を得た。
【0025】
【表1】
【0026】合成品の特性値及び実施例1〜4及び比較
例1〜5で得られた水分散型樹脂組成物の塗膜試験を下
記の条件で測定した。30%に調整した各々の樹脂組成
物をブリキ板にバーコータ#18で塗布した(膜厚は焼
付け後5〜7μmであった。)。この塗膜板を190、
200、210℃で各々2分間焼付けを行った。ついで
24時間室温に放置し、塗膜試験を行った。 安定性;室温(25℃)で60日間放置、上記塗料の粘
度変化、外観を測定した。 塗膜試験方法 ・鉛筆硬度  三菱ユニを用いてJIS  K5400
により評価した。 ・衝撃値    デュポン式衝撃器1/2″−500に
より判定した。 ・耐沸水性  沸水に1h浸漬し、その後取り出して、
その外観を判定した。 ・耐沸水性の密着性  沸水1h浸漬後、塗膜に1mm
×1mmのゴバン目100こを切り、セロテープはくり
でそのはくりの割合を判定した。 ・耐沸水性後のエリクセン  沸水1h後、エリクセン
試験を用い、5mm押し出し、その塗膜外観を観察。 評価結果を表2、表3及び表4に示した。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】本発明によって得られる水分散型樹脂組成
物は、高温短時間で焼付け可能で得られる塗膜は、耐水
性、密着性、可とう性に優れている。
【0031】
【発明の効果】本発明の水分散型樹脂組成物は、安定性
に優れ、短時間焼付けが可能で、得られた硬化塗膜は耐
水性、密着性、可とう性等が優れたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)数平均分子量5,000〜12
    ,000かつ酸価100〜350を有しているカルボキ
    シル官能性重合体をアンモニアあるいはアミンにて部分
    中和したアクリル樹脂(a)並びに1分子中に平均1.
    25個以上1.5個未満のエポキシ基を有し、分散度が
    2.7〜3.2かつ数平均分子量が4,500〜8,0
    00の範囲にある芳香族系エポキシ樹脂(b)を、エポ
    キシ樹脂(b)/アクリル樹脂(a)(重量比)を95
    /5〜60/40として反応させたアクリル変性エポキ
    シ樹脂99〜65重量部(固型分)と(B)反応硬化剤
    としてのアルデヒドを付加し、炭素数1〜4のアルコー
    ルでアルキルエーテル化したスピログアナミン、アセト
    グアナミン樹脂1〜35重量部(固型分)とを総量((
    A)+(B))で100重量部となる量で含有してなる
    水分散型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  水/有機溶剤(重量比)を95/5〜
    80/20とした希釈剤で希釈され、固型分が30重量
    %のときに粘度が150〜2,000cpsである請求
    項1記載の水分散型樹脂組成物。
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