JPH04338552A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH04338552A JPH04338552A JP11022591A JP11022591A JPH04338552A JP H04338552 A JPH04338552 A JP H04338552A JP 11022591 A JP11022591 A JP 11022591A JP 11022591 A JP11022591 A JP 11022591A JP H04338552 A JPH04338552 A JP H04338552A
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- inkjet recording
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- nozzle surface
- recording head
- ink
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノズルより微少なインク
滴を噴出するインクジェット記録装置に関し、特にヘッ
ドのノズル面をクリーニングするクリーナーを具備した
回復手段に関する。
滴を噴出するインクジェット記録装置に関し、特にヘッ
ドのノズル面をクリーニングするクリーナーを具備した
回復手段に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドのノズルから
記録媒体に対し微小なインク滴を噴射し、所望の文字・
図形等の画像を記録するインクジェット記録装置は、記
録動作時にインクジェット記録ヘッドが記録媒体と近接
するためにインク滴が記録媒体と衝突した際発生するイ
ンクの飛沫が、インクジェット記録ヘッドのノズル面に
跳ね返りノズル面を汚染する。
記録媒体に対し微小なインク滴を噴射し、所望の文字・
図形等の画像を記録するインクジェット記録装置は、記
録動作時にインクジェット記録ヘッドが記録媒体と近接
するためにインク滴が記録媒体と衝突した際発生するイ
ンクの飛沫が、インクジェット記録ヘッドのノズル面に
跳ね返りノズル面を汚染する。
【0003】特にノズル近傍のインクに微弱な圧力変化
を加えることによってインク滴を噴射せしめるオンデマ
ンド型のインクジェット記録ヘッドにあっては、前述の
如くインク滴の噴射が微弱な加圧力によるために記録媒
体と数ミリ程度の間隙のみしか形成されておらずインク
飛沫の跳ね返りが多いにも拘らず、一旦目詰まりが発生
するとこの目詰まりを容易に自己復帰することはできな
い。
を加えることによってインク滴を噴射せしめるオンデマ
ンド型のインクジェット記録ヘッドにあっては、前述の
如くインク滴の噴射が微弱な加圧力によるために記録媒
体と数ミリ程度の間隙のみしか形成されておらずインク
飛沫の跳ね返りが多いにも拘らず、一旦目詰まりが発生
するとこの目詰まりを容易に自己復帰することはできな
い。
【0004】またインクジェット記録ヘッドのノズルの
目詰まりを予防あるいは回復するために非印字動作中に
ノズルより排出されたインクがノズル面に残留すること
によってもノズル面を汚染する。
目詰まりを予防あるいは回復するために非印字動作中に
ノズルより排出されたインクがノズル面に残留すること
によってもノズル面を汚染する。
【0005】このようなインクジェット記録ヘッドに於
けるノズル面の汚染は、記録媒体の繊維質や塵埃の付着
を招き、インクジェット記録装置の長期間の使用におい
てノズルの目詰まりの原因となったり、インクジェット
記録ヘッドにインクの射出不能や射出曲がり等の悪影響
を及ぼすことがあった。
けるノズル面の汚染は、記録媒体の繊維質や塵埃の付着
を招き、インクジェット記録装置の長期間の使用におい
てノズルの目詰まりの原因となったり、インクジェット
記録ヘッドにインクの射出不能や射出曲がり等の悪影響
を及ぼすことがあった。
【0006】従来、インクジェット記録ヘッドとクリー
ニングを行うへら状ワイパを有するインクジェット記録
装置およびそのクリーニング手段の構成は、例えば、図
7に示す実開昭58−128034号公報に記載された
、へら状ワイパ3aから成るクリーナーを有するものが
知られていた。即ち、クリーナーはゴム或いは発泡プラ
スチック等のへら状ワイパ3aから成り、その自由端3
dがインクジェット記録ヘッド2の印字領域と待機位置
を結ぶ移動経路に突出し、自由端3dに移動中のインク
ジェット記録ヘッド2のノズル面2aが図7(b)のよ
うに摺接することによって、付着インクを剥ぎ取り若し
くは拭い取りクリーニングするものである。
ニングを行うへら状ワイパを有するインクジェット記録
装置およびそのクリーニング手段の構成は、例えば、図
7に示す実開昭58−128034号公報に記載された
、へら状ワイパ3aから成るクリーナーを有するものが
知られていた。即ち、クリーナーはゴム或いは発泡プラ
スチック等のへら状ワイパ3aから成り、その自由端3
dがインクジェット記録ヘッド2の印字領域と待機位置
を結ぶ移動経路に突出し、自由端3dに移動中のインク
ジェット記録ヘッド2のノズル面2aが図7(b)のよ
うに摺接することによって、付着インクを剥ぎ取り若し
くは拭い取りクリーニングするものである。
【0007】一方、インクジェット記録ヘッド2のノズ
ル面2aに付着するのは、液状のインクだけとは限らず
、インク溶剤の蒸発によるインク染料や繊維質の乾燥被
着等があり、このようなノズル面2aの汚染についても
対処しなければならない。
ル面2aに付着するのは、液状のインクだけとは限らず
、インク溶剤の蒸発によるインク染料や繊維質の乾燥被
着等があり、このようなノズル面2aの汚染についても
対処しなければならない。
【0008】従って、クリーナーとしては実開昭58−
128034号公報に開示された如く湿潤状態に設定さ
れた多孔質弾性体によって構成された擦り手段3bが好
適である。しかしながら、このような擦り手段3bのみ
によってインクジェット記録ヘッド2のノズル面2aを
クリーニングする場合には、クリーニング動作するに従
ってクリーナーが汚濁されるために、その汚濁が著しく
なると本来のクリーニング効果の低下は免れなかった。
128034号公報に開示された如く湿潤状態に設定さ
れた多孔質弾性体によって構成された擦り手段3bが好
適である。しかしながら、このような擦り手段3bのみ
によってインクジェット記録ヘッド2のノズル面2aを
クリーニングする場合には、クリーニング動作するに従
ってクリーナーが汚濁されるために、その汚濁が著しく
なると本来のクリーニング効果の低下は免れなかった。
【0009】そこで、前述のへら状ワイパ3aと擦り手
段3bの両方のクリーナーを有するインクジェット記録
装置1が提案されている。図8は特開平2−518号公
報に記載された、へら状ワイパ3aと擦り手段3bとを
有するインクジェット記録装置を示す。また図9は実開
昭61−5647号公報に記載された、湿潤状態に設定
された多孔質弾性体によって構成された擦り手段3bと
これよりも突出したへら状ワイパ3aとで構成されたク
リーナー3が移動経路上に突出したインクジェット記録
装置を示す。
段3bの両方のクリーナーを有するインクジェット記録
装置1が提案されている。図8は特開平2−518号公
報に記載された、へら状ワイパ3aと擦り手段3bとを
有するインクジェット記録装置を示す。また図9は実開
昭61−5647号公報に記載された、湿潤状態に設定
された多孔質弾性体によって構成された擦り手段3bと
これよりも突出したへら状ワイパ3aとで構成されたク
リーナー3が移動経路上に突出したインクジェット記録
装置を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
場合にはへら状ワイパと擦り手段とが独立しているため
、クリーニング手段の構成が複雑であり、その構造や制
御が煩雑になるといった問題点を有する。
場合にはへら状ワイパと擦り手段とが独立しているため
、クリーニング手段の構成が複雑であり、その構造や制
御が煩雑になるといった問題点を有する。
【0011】また図9の場合においても、へら状ワイパ
3aと擦り手段3bとが分離しているため製造上複雑で
ある。また、擦り手段3bの当接力を充分に得ることが
できず、または当接荷重を制御することができなかった
ため、擦り部材3bによる効果を充分に発揮することが
できなかった。特に湿潤の程度によって当接力はほとん
ど期待できなかった。さらにクリーナー3がインクジェ
ット記録ヘッド2の移動経路に常に突出しているため、
クリーナー3には高い耐久性が必要である。
3aと擦り手段3bとが分離しているため製造上複雑で
ある。また、擦り手段3bの当接力を充分に得ることが
できず、または当接荷重を制御することができなかった
ため、擦り部材3bによる効果を充分に発揮することが
できなかった。特に湿潤の程度によって当接力はほとん
ど期待できなかった。さらにクリーナー3がインクジェ
ット記録ヘッド2の移動経路に常に突出しているため、
クリーナー3には高い耐久性が必要である。
【0012】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところはノズル面に付着した
ほこりやゴミ、インク滴等を除去するとともに、インク
の乾燥に伴いノズル面に強固に被着した固化物を、単純
な構造で容易に除去できるクリーニング手段を有するイ
ンクジェット記録装置を提供することにある。
るもので、その目的とするところはノズル面に付着した
ほこりやゴミ、インク滴等を除去するとともに、インク
の乾燥に伴いノズル面に強固に被着した固化物を、単純
な構造で容易に除去できるクリーニング手段を有するイ
ンクジェット記録装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、弾性を有するへら状ワイパと吸水性を有す
る擦り部材との接触部の全面を接合した部材を用いて構
成したクリーナーによって、へら状ワイパ及び擦り部材
の端面のエッジ部をインクジェット記録ヘッドのノズル
面に当接してクリーニングを行うものである。
記録装置は、弾性を有するへら状ワイパと吸水性を有す
る擦り部材との接触部の全面を接合した部材を用いて構
成したクリーナーによって、へら状ワイパ及び擦り部材
の端面のエッジ部をインクジェット記録ヘッドのノズル
面に当接してクリーニングを行うものである。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
明する。
【0015】図1は本発明のインクジェット記録装置1
の実施例を示す。図においてインクジェット記録ヘッド
2は、印字中は印字領域5にあり、印字が一定時間以上
行われない場合にはインク吸引手段4のある待機位置6
に移動する。クリーナー3は、印字領域5と待機位置6
の間に配置されている。インクジェット記録ヘッド2は
、キャリッジモータ8によって矢印Aの方向に移動する
ことができる。また印字紙などの印字媒体11は、プラ
テン10に巻き付けられ、紙送りモータ9によって矢印
Bの方向に移動することができる。
の実施例を示す。図においてインクジェット記録ヘッド
2は、印字中は印字領域5にあり、印字が一定時間以上
行われない場合にはインク吸引手段4のある待機位置6
に移動する。クリーナー3は、印字領域5と待機位置6
の間に配置されている。インクジェット記録ヘッド2は
、キャリッジモータ8によって矢印Aの方向に移動する
ことができる。また印字紙などの印字媒体11は、プラ
テン10に巻き付けられ、紙送りモータ9によって矢印
Bの方向に移動することができる。
【0016】図2は、本発明のクリーナー3が、インク
ジェット記録ヘッド2のノズル面2aに当接する過程を
示した平面図である。
ジェット記録ヘッド2のノズル面2aに当接する過程を
示した平面図である。
【0017】図2(a)は、インクジェット記録ヘッド
2が印字領域5内で印字を行っている場合を示す。ある
一定時間以上印字が行われない場合には、インクジェッ
ト記録ヘッド2は、待機位置6に戻る。
2が印字領域5内で印字を行っている場合を示す。ある
一定時間以上印字が行われない場合には、インクジェッ
ト記録ヘッド2は、待機位置6に戻る。
【0018】図2(b)は、インクジェット記録ヘッド
2が、印字領域5と待機位置6の間に配置されたクリー
ナー3の前を通過しているところを示す。通常クリーナ
ー3は、バネ12によって後方に引かれているため、イ
ンクジェット記録ヘッド2には接触しない。
2が、印字領域5と待機位置6の間に配置されたクリー
ナー3の前を通過しているところを示す。通常クリーナ
ー3は、バネ12によって後方に引かれているため、イ
ンクジェット記録ヘッド2には接触しない。
【0019】図2(c)は、へら状ワイパ3aによって
クリーニングを行なう場合を示している。クリーニング
が行なわれる場合、インクジェット記録ヘッド2は、ま
ず待機位置6において吸引手段4によってインクを吸引
される。次にインクジェット記録ヘッド2は、電磁式プ
ランジャー13によって前方に押し出されたクリーナー
3の前を通過する。この時インクジェット記録ヘッド2
は、クリーナー3のへら状ワイパ3aでノズル面2aが
ワイピングされる。
クリーニングを行なう場合を示している。クリーニング
が行なわれる場合、インクジェット記録ヘッド2は、ま
ず待機位置6において吸引手段4によってインクを吸引
される。次にインクジェット記録ヘッド2は、電磁式プ
ランジャー13によって前方に押し出されたクリーナー
3の前を通過する。この時インクジェット記録ヘッド2
は、クリーナー3のへら状ワイパ3aでノズル面2aが
ワイピングされる。
【0020】図2(d)は、擦り部材3bによって擦り
動作を行なう場合を示している。擦り動作が行なわれる
場合、インクジェット記録ヘッド2は、まず待機位置6
において吸引手段4によってインクを吸引される。次に
インクジェット記録ヘッド2は、クリーナー3の設置さ
れた位置よりも印字領域5側へ移動する。続いて、電磁
式プランジャー13によって前方に押し出されたクリー
ナー3の前を通過する。この時インクジェット記録ヘッ
ド2は、擦り部材3bでノズル面2aがクリーニングさ
れる。
動作を行なう場合を示している。擦り動作が行なわれる
場合、インクジェット記録ヘッド2は、まず待機位置6
において吸引手段4によってインクを吸引される。次に
インクジェット記録ヘッド2は、クリーナー3の設置さ
れた位置よりも印字領域5側へ移動する。続いて、電磁
式プランジャー13によって前方に押し出されたクリー
ナー3の前を通過する。この時インクジェット記録ヘッ
ド2は、擦り部材3bでノズル面2aがクリーニングさ
れる。
【0021】ここで、へら状ワイパ3aを待機位置6側
に設置するのは、ワイピングによってへら状ワイパ3a
に付着したインクが、クリーナー3の撓みが元に戻る際
に印字領域5に跳ね飛ばされて印字領域5を汚染するの
を避けるためである。
に設置するのは、ワイピングによってへら状ワイパ3a
に付着したインクが、クリーナー3の撓みが元に戻る際
に印字領域5に跳ね飛ばされて印字領域5を汚染するの
を避けるためである。
【0022】また発明者らの実験によれば、へら状ワイ
パ3aによるワイピング動作は通常使用状態においてし
ばしば行われる必要があるが、擦り部材3bによる擦り
動作が必要な頻度は、へら状ワイパ3aによるワイピン
グ動作に比べて非常に少ない。
パ3aによるワイピング動作は通常使用状態においてし
ばしば行われる必要があるが、擦り部材3bによる擦り
動作が必要な頻度は、へら状ワイパ3aによるワイピン
グ動作に比べて非常に少ない。
【0023】従って、行われる頻度の高いワイピングに
関して不要な時間を短縮することによってインクジェッ
ト記録ヘッドの印字効率を向上させることができる。そ
こで、へら状ワイパ3aを待機位置6側へ配置すると、
ワイピングによってインクジェット記録ヘッド2が印字
領域5側へ移動した直後から印字を開始することができ
、不要な時間を短縮することができる。
関して不要な時間を短縮することによってインクジェッ
ト記録ヘッドの印字効率を向上させることができる。そ
こで、へら状ワイパ3aを待機位置6側へ配置すると、
ワイピングによってインクジェット記録ヘッド2が印字
領域5側へ移動した直後から印字を開始することができ
、不要な時間を短縮することができる。
【0024】図3は、上記のクリーニング動作の流れを
表す流れ図である。図3(a)は、インク吸引後にへら
状ワイパ3aでノズル面2aをワイピングする場合を示
し、図3(b)は、インク吸引後に擦り部材3bによっ
てノズル面2aをクリーニングする場合を示す。
表す流れ図である。図3(a)は、インク吸引後にへら
状ワイパ3aでノズル面2aをワイピングする場合を示
し、図3(b)は、インク吸引後に擦り部材3bによっ
てノズル面2aをクリーニングする場合を示す。
【0025】図3(a)において、クリーニング動作が
開始される(ステップ20)と、まずインクジェット記
録ヘッド2は待機位置6に移動する(ステップ21)。 クリーニング動作が開始されたときに、インクジェット
記録ヘッド2が待機位置6に移動済みである場合には、
この動作は行なわれない。次に吸引動作を行ない(ステ
ップ22)、吸引動作が終了すると、クリーナー3が前
方に押し出される(ステップ23)。続いてインクジェ
ット記録ヘッド2が、印字領域5へ移動する(ステップ
24)ことによってワイピングが行なわれ、クリーナー
3が後方に引かれて(ステップ25)、ワイピング動作
は終了する(ステップ26)。尚、ワイピング動作が吸
引動作の前であっても、吸引動作とは無関係であっても
良いことはいうまでもない。
開始される(ステップ20)と、まずインクジェット記
録ヘッド2は待機位置6に移動する(ステップ21)。 クリーニング動作が開始されたときに、インクジェット
記録ヘッド2が待機位置6に移動済みである場合には、
この動作は行なわれない。次に吸引動作を行ない(ステ
ップ22)、吸引動作が終了すると、クリーナー3が前
方に押し出される(ステップ23)。続いてインクジェ
ット記録ヘッド2が、印字領域5へ移動する(ステップ
24)ことによってワイピングが行なわれ、クリーナー
3が後方に引かれて(ステップ25)、ワイピング動作
は終了する(ステップ26)。尚、ワイピング動作が吸
引動作の前であっても、吸引動作とは無関係であっても
良いことはいうまでもない。
【0026】図3(b)に示した、擦り部材3bによる
クリーニングの場合には、クリーニング動作が開始され
る(ステップ27)と、インクジェット記録ヘッド2が
待機位置6に移動(ステップ28)した後、吸引動作(
ステップ29)を行なう。次にインクジェット記録ヘッ
ド2を、クリーナー3のある位置よりも印字領域側へ移
動する(ステップ30)。続いてクリーナー3が前方に
押し出される(ステップ31)。インクジェット記録ヘ
ッド2が、待機位置6側へ移動して擦り動作が行なわれ
(ステップ32)、クリーナー3が後方に引かれて(ス
テップ33)、図3(b)に示した擦り動作は終了する
(ステップ34)。
クリーニングの場合には、クリーニング動作が開始され
る(ステップ27)と、インクジェット記録ヘッド2が
待機位置6に移動(ステップ28)した後、吸引動作(
ステップ29)を行なう。次にインクジェット記録ヘッ
ド2を、クリーナー3のある位置よりも印字領域側へ移
動する(ステップ30)。続いてクリーナー3が前方に
押し出される(ステップ31)。インクジェット記録ヘ
ッド2が、待機位置6側へ移動して擦り動作が行なわれ
(ステップ32)、クリーナー3が後方に引かれて(ス
テップ33)、図3(b)に示した擦り動作は終了する
(ステップ34)。
【0027】図3に示した流れはワイピング動作および
擦り動作をそれぞれ1回だけ行う流れを示したものであ
るが、1回のクリーニング中にワイピング動作または擦
り動作を複数回行うこともできる。例えば1回のクリー
ニング動作中に2回の擦り動作と1回のワイピング動作
を行う場合には、図3(b)において、ステップ33の
後ステップ28、ステップ30、ステップ31、ステッ
プ32、ステップ24、ステップ33、ステップ34と
いう順に行うことにより達成される。
擦り動作をそれぞれ1回だけ行う流れを示したものであ
るが、1回のクリーニング中にワイピング動作または擦
り動作を複数回行うこともできる。例えば1回のクリー
ニング動作中に2回の擦り動作と1回のワイピング動作
を行う場合には、図3(b)において、ステップ33の
後ステップ28、ステップ30、ステップ31、ステッ
プ32、ステップ24、ステップ33、ステップ34と
いう順に行うことにより達成される。
【0028】図4は本発明のクリーナー3の実施例を示
す平面図である。図4(a)はクリーナー3がノズル面
2aに当接していない状態、図4(b)はへら状ワイパ
3aがノズル面2aに当接してワイピング動作を行って
いる場合、図4(c)は擦り部材3bがノズル面2aに
当接して擦り動作を行っている場合を示す。
す平面図である。図4(a)はクリーナー3がノズル面
2aに当接していない状態、図4(b)はへら状ワイパ
3aがノズル面2aに当接してワイピング動作を行って
いる場合、図4(c)は擦り部材3bがノズル面2aに
当接して擦り動作を行っている場合を示す。
【0029】図4(a)においてへら状ワイパ3aは接
着剤3cによって吸水性の擦り部材3bに接着されてい
る。へら状ワイパ3a、接着剤3c、擦り部材3bとも
インクによって劣化、変質などが発生しない材質を用い
なければならない。すなわち、へら状ワイパ3aとして
はシリコンゴムやブチルゴムなど、接着剤3cとしては
シリコン系の接着剤などが好適である。また擦り部材3
bとしては、耐インク性の他に耐摩耗性や高い吸水性が
必要であり、微細繊維を用いた不織布等が好適である。
着剤3cによって吸水性の擦り部材3bに接着されてい
る。へら状ワイパ3a、接着剤3c、擦り部材3bとも
インクによって劣化、変質などが発生しない材質を用い
なければならない。すなわち、へら状ワイパ3aとして
はシリコンゴムやブチルゴムなど、接着剤3cとしては
シリコン系の接着剤などが好適である。また擦り部材3
bとしては、耐インク性の他に耐摩耗性や高い吸水性が
必要であり、微細繊維を用いた不織布等が好適である。
【0030】発明者らの実験によれば、へら状ワイパ3
aによるワイピング動作は通常使用状態においてしばし
ば行われる必要があるが、そのインクジェット記録ヘッ
ド2への押しつけ荷重は10gから50g程度以下でも
充分な効果が得られる。しかし、擦り部材3bによる擦
り動作が必要な頻度はワイピング動作に比べて非常に少
ないが、50gから150g程度以上の押しつけ荷重が
好ましい。図4のように構成したクリーナー3を用いた
場合、へら状ワイパ3aがノズル面2aに当接する場合
には裏側の擦り部材3bが変形しやすいため弱い力で接
触し、擦り部材3bがノズル面2aに当接する場合には
、へら状ワイパ3aが支えるため強い力で接触させるこ
とが可能である。例えば厚さ1mm、硬度40度のシリ
コンゴムと厚さ1.3mmの不織布を接着したクリーナ
ー3を、突出長さ8mmで用いた場合、ワイピング動作
時の荷重は40g、擦り動作時の荷重は130gとなる
。従ってへら状ワイパ3aの厚さは0.5mmから1.
5mm、擦り部材3bの厚さは1mmから3mm程度が
好適であり、へら状ワイパの厚さよりも擦り部材の厚さ
を厚くする必要がある。
aによるワイピング動作は通常使用状態においてしばし
ば行われる必要があるが、そのインクジェット記録ヘッ
ド2への押しつけ荷重は10gから50g程度以下でも
充分な効果が得られる。しかし、擦り部材3bによる擦
り動作が必要な頻度はワイピング動作に比べて非常に少
ないが、50gから150g程度以上の押しつけ荷重が
好ましい。図4のように構成したクリーナー3を用いた
場合、へら状ワイパ3aがノズル面2aに当接する場合
には裏側の擦り部材3bが変形しやすいため弱い力で接
触し、擦り部材3bがノズル面2aに当接する場合には
、へら状ワイパ3aが支えるため強い力で接触させるこ
とが可能である。例えば厚さ1mm、硬度40度のシリ
コンゴムと厚さ1.3mmの不織布を接着したクリーナ
ー3を、突出長さ8mmで用いた場合、ワイピング動作
時の荷重は40g、擦り動作時の荷重は130gとなる
。従ってへら状ワイパ3aの厚さは0.5mmから1.
5mm、擦り部材3bの厚さは1mmから3mm程度が
好適であり、へら状ワイパの厚さよりも擦り部材の厚さ
を厚くする必要がある。
【0031】また図4(b)のようにワイピング動作を
行う場合も、図4(c)のように擦り動作を行う場合も
、へら状ワイパ3a及び擦り部材3bの端面のエッジ部
C1、C2をノズル面2aに当接してクリーニングする
と効率的である。すなわち、ワイピングを行う場合には
、へら状ワイパ3aがノズル面2aと面で接触すると、
へら状ワイパ3aが通過した後にほこりやゴミ、インク
が残留しやすく、充分なワイピングができない。また擦
り動作を行う場合には、擦り部材3bの端面のエッジ部
C2がノズル面2aに当接することによって強い当接力
を得ることができ、全当接部において確実な接触とする
ことができる。それにより微細穴であるノズル穴の直近
のインクを確実に吸収することができる。
行う場合も、図4(c)のように擦り動作を行う場合も
、へら状ワイパ3a及び擦り部材3bの端面のエッジ部
C1、C2をノズル面2aに当接してクリーニングする
と効率的である。すなわち、ワイピングを行う場合には
、へら状ワイパ3aがノズル面2aと面で接触すると、
へら状ワイパ3aが通過した後にほこりやゴミ、インク
が残留しやすく、充分なワイピングができない。また擦
り動作を行う場合には、擦り部材3bの端面のエッジ部
C2がノズル面2aに当接することによって強い当接力
を得ることができ、全当接部において確実な接触とする
ことができる。それにより微細穴であるノズル穴の直近
のインクを確実に吸収することができる。
【0032】図5は、クリーナー3を進退させる移動手
段の実施例を示す平面図である。
段の実施例を示す平面図である。
【0033】図5(a)はプラテン10の回転による摩
擦クラッチ機構を示す。プラテン10は、中フレーム1
4に回転可能に支持されている。プラテン10の一端に
は、プラテン軸に固着された摩擦円盤15がある。中フ
レーム14と摩擦円盤15の間には、圧縮コイルバネ1
6とクリーナー開閉板17がある。この様に構成された
系においては、クリーナー開閉板17は、常に圧縮コイ
ルバネ16によって摩擦円盤15に押し付けられている
。
擦クラッチ機構を示す。プラテン10は、中フレーム1
4に回転可能に支持されている。プラテン10の一端に
は、プラテン軸に固着された摩擦円盤15がある。中フ
レーム14と摩擦円盤15の間には、圧縮コイルバネ1
6とクリーナー開閉板17がある。この様に構成された
系においては、クリーナー開閉板17は、常に圧縮コイ
ルバネ16によって摩擦円盤15に押し付けられている
。
【0034】その結果、クリーナー開閉板17は、プラ
テン10の回転に同期して回転する。また、仮にクリー
ナー開閉板17を、何等かの方法によって回転を規制す
れば、摩擦円盤15とクリーナー開閉板17の間に滑り
が生ずる。
テン10の回転に同期して回転する。また、仮にクリー
ナー開閉板17を、何等かの方法によって回転を規制す
れば、摩擦円盤15とクリーナー開閉板17の間に滑り
が生ずる。
【0035】このような摩擦クラッチ機構をクリーナー
3の進退機構に組み込んだ構成のクリーナー側から見た
側面図を図5(b)に示す。クリーナー3は、クリーナ
ー支持部材7に固定されている。クリーナー支持部材7
は、中フレーム14に固定された軸18に回転可能に支
持されており、クリーナー支持部材7に付設されたピン
7aは、クリーナー開閉板17に付設された溝部17a
に嵌合している。溝部17aは、クリーナー開閉板17
の周方向に対してその半径が変化するように設計されて
いる。この様に構成された系においては、プラテン10
が紙送り方向(図中矢印D方向)に回転すると、その方
向に対しては、クリーナー開閉板17の溝部17aの半
径がその回転に連れて大きくなる。そのため溝部17a
に嵌合しているクリーナー支持部材7のピン7aがそれ
につられて動き、クリーナー支持部材7は、軸18を中
心に回転し、クリーナー開閉板17の溝部17aの端ま
で移動する。
3の進退機構に組み込んだ構成のクリーナー側から見た
側面図を図5(b)に示す。クリーナー3は、クリーナ
ー支持部材7に固定されている。クリーナー支持部材7
は、中フレーム14に固定された軸18に回転可能に支
持されており、クリーナー支持部材7に付設されたピン
7aは、クリーナー開閉板17に付設された溝部17a
に嵌合している。溝部17aは、クリーナー開閉板17
の周方向に対してその半径が変化するように設計されて
いる。この様に構成された系においては、プラテン10
が紙送り方向(図中矢印D方向)に回転すると、その方
向に対しては、クリーナー開閉板17の溝部17aの半
径がその回転に連れて大きくなる。そのため溝部17a
に嵌合しているクリーナー支持部材7のピン7aがそれ
につられて動き、クリーナー支持部材7は、軸18を中
心に回転し、クリーナー開閉板17の溝部17aの端ま
で移動する。
【0036】この状態を示しているのが図5(c)であ
る。この状態では、インクジェット記録ヘッド2のノズ
ル面2aに干渉しない位置までクリーナー3が後退し、
その前をインクジェット記録ヘッド2が横切ってもノズ
ル面2aに当接することがない。さらにプラテン10が
回転すると、前述したようにクリーナー開閉板17と摩
擦円盤15の間で滑りが生じこの状態を保つ。逆に図5
(c)の状態でプラテン10が反紙送り方向に回転する
と、同様な機構により図5(b)で示した状態にクリー
ナー3が変位する。この様にプラテン10の回転方向に
よってクリーナー3は、図5(b)と図5(c)で示し
た状態をとることができる。これによって、特別な駆動
源を設けることなく、クリーナー3の進退動作を行うこ
とができる。
る。この状態では、インクジェット記録ヘッド2のノズ
ル面2aに干渉しない位置までクリーナー3が後退し、
その前をインクジェット記録ヘッド2が横切ってもノズ
ル面2aに当接することがない。さらにプラテン10が
回転すると、前述したようにクリーナー開閉板17と摩
擦円盤15の間で滑りが生じこの状態を保つ。逆に図5
(c)の状態でプラテン10が反紙送り方向に回転する
と、同様な機構により図5(b)で示した状態にクリー
ナー3が変位する。この様にプラテン10の回転方向に
よってクリーナー3は、図5(b)と図5(c)で示し
た状態をとることができる。これによって、特別な駆動
源を設けることなく、クリーナー3の進退動作を行うこ
とができる。
【0037】このような構成の移動手段を用いてクリー
ナー3を進退させる場合に、クリーナー3と対向する位
置にインクジェット記録ヘッド2を移動させてからクリ
ーナー3を突出させると、クリーナー3がノズル面2a
に押しつけられる荷重は一定の限界値を持つことになる
。すなわち、ある限界以上の荷重を持ってクリーナー3
をノズル面2aに押しつけようとしてもクラッチが滑り
を生じてしまう。したがって、印字媒体11の厚さなど
に従ってインクジェット記録ヘッド2を移動させて、ノ
ズル面2aとプラテンとの距離が変化した場合にも、常
に一定の荷重でクリーナー3をノズル面2aに当接させ
ることができる。
ナー3を進退させる場合に、クリーナー3と対向する位
置にインクジェット記録ヘッド2を移動させてからクリ
ーナー3を突出させると、クリーナー3がノズル面2a
に押しつけられる荷重は一定の限界値を持つことになる
。すなわち、ある限界以上の荷重を持ってクリーナー3
をノズル面2aに押しつけようとしてもクラッチが滑り
を生じてしまう。したがって、印字媒体11の厚さなど
に従ってインクジェット記録ヘッド2を移動させて、ノ
ズル面2aとプラテンとの距離が変化した場合にも、常
に一定の荷重でクリーナー3をノズル面2aに当接させ
ることができる。
【0038】また図6は、電磁式プランジャー13によ
ってクリーナー3を進退させる移動手段であるが、電磁
式プランジャー13に結合されたクリーナー支持部材7
とクリーナー3との間に荷重調節バネ19を挿入するこ
とによって常に一定の荷重でクリーナー3をノズル面2
aに当接させることができる。
ってクリーナー3を進退させる移動手段であるが、電磁
式プランジャー13に結合されたクリーナー支持部材7
とクリーナー3との間に荷重調節バネ19を挿入するこ
とによって常に一定の荷重でクリーナー3をノズル面2
aに当接させることができる。
【0039】以上の構成のクリーニング手段は、インク
ジェット記録装置の使用中においてインクジェット記録
ヘッド2のノズル面2aに付着したほこりやゴミ、イン
クおよびこれらの乾燥固化物を除去するのみではなく、
他の用途にも用いることができる。すなわち、インクジ
ェット記録装置の使用開始時におけるインクジェット記
録ヘッド2のノズル面の清浄化である。インクジェット
記録装置を製造した時点から使用者が使用を開始するま
での送品期間において、インクジェット記録ヘッドの内
部には、インク流路壁面のインク親水性を維持するため
に送品液と呼ばれる液体を充填する場合がある。この送
品液は一般にインクとは異なる成分からなり、インクよ
りも揮発しにくく粘度も高いため、使用開始時には充分
に除去されなければならない。また、ノズル面2aにイ
ンクが付着して吐出インクが曲げられることを避けるた
めに、ノズル面2aに撥インク処理を施した場合には、
長期間送品液がノズル面に付着していると、ノズル面の
撥インク性を低下させることがあり、これを回復するた
めには、湿潤状態に設定された擦り部材3bによって擦
り動作を行うことが効果的である。
ジェット記録装置の使用中においてインクジェット記録
ヘッド2のノズル面2aに付着したほこりやゴミ、イン
クおよびこれらの乾燥固化物を除去するのみではなく、
他の用途にも用いることができる。すなわち、インクジ
ェット記録装置の使用開始時におけるインクジェット記
録ヘッド2のノズル面の清浄化である。インクジェット
記録装置を製造した時点から使用者が使用を開始するま
での送品期間において、インクジェット記録ヘッドの内
部には、インク流路壁面のインク親水性を維持するため
に送品液と呼ばれる液体を充填する場合がある。この送
品液は一般にインクとは異なる成分からなり、インクよ
りも揮発しにくく粘度も高いため、使用開始時には充分
に除去されなければならない。また、ノズル面2aにイ
ンクが付着して吐出インクが曲げられることを避けるた
めに、ノズル面2aに撥インク処理を施した場合には、
長期間送品液がノズル面に付着していると、ノズル面の
撥インク性を低下させることがあり、これを回復するた
めには、湿潤状態に設定された擦り部材3bによって擦
り動作を行うことが効果的である。
【0040】従って送品期間においてインクジェット記
録ヘッド内部に送品液が充填される場合には、インクジ
ェット記録装置の使用開始時に送品液を充分に除去する
ために、吸引動作と擦り動作を含むシーケンスが実行さ
れる。
録ヘッド内部に送品液が充填される場合には、インクジ
ェット記録装置の使用開始時に送品液を充分に除去する
ために、吸引動作と擦り動作を含むシーケンスが実行さ
れる。
【0041】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置は以上
の説明から明かな如く、インクジェット記録ヘッドの移
動経路に進退可能な構造で設けられたクリーナーは、弾
性力を有するへら状ワイパと吸水性の擦り部材の結合部
材によって構成されているため、ノズル面に付着したほ
こりやゴミ、インク滴等を除去するとともに、インクの
乾燥に伴いノズル面に強固に被着した固着物を、単純な
構造で容易に除去することができる。
の説明から明かな如く、インクジェット記録ヘッドの移
動経路に進退可能な構造で設けられたクリーナーは、弾
性力を有するへら状ワイパと吸水性の擦り部材の結合部
材によって構成されているため、ノズル面に付着したほ
こりやゴミ、インク滴等を除去するとともに、インクの
乾燥に伴いノズル面に強固に被着した固着物を、単純な
構造で容易に除去することができる。
【図1】本発明のインクジェット記録装置の実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】本発明のインクジェット記録ヘッドとクリーナ
ーの関係を示す平面図。
ーの関係を示す平面図。
【図3】本発明のインクジェット記録装置のクリーニン
グ動作を示す流れ図。
グ動作を示す流れ図。
【図4】本発明のクリーナーの実施例を示す一部平面図
。
。
【図5】クリーナーを進退させる移動手段の実施例を示
す平面図。
す平面図。
【図6】クリーナーを進退させる移動手段の別の実施例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図7】従来のクリーナーの実施例。
【図8】従来のクリーナーの実施例。
【図9】従来のクリーナーの実施例。
1 インクジェット記録装置
2 インクジェット記録ヘッド
2a ノズル面
3 クリーナー
3a へら状ワイパ
3b 擦り部材
3c 接着剤
4 インク吸引手段
5 印字領域
6 待機位置
7 クリーナー支持部材
10 プラテン
10a プラテン軸
11 印字媒体
12 バネ
13 電磁式プランジャー
14 中フレーム
15 摩擦円盤
16 圧縮コイルバネ
17 クリーナー開閉板
19 荷重調整バネ
Claims (4)
- 【請求項1】 インク滴をノズルより噴射するインク
ジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドの
移動経路に突出しインクジェット記録ヘッドのノズル面
をクリーニングするクリーナーと、該クリーナーを前記
インクジェット記録ヘッドのノズル面に当接可能な位置
と当接しない位置とに移動させる駆動手段とを有するイ
ンクジェット記録装置において、前記クリーナーは、弾
性力を有するへら状ワイパと吸水性を有する擦り部材と
が一体的に接合された部材とによって構成され、前記へ
ら状ワイパ及び前記擦り部材の端面のエッジ部は、前記
ノズル面に当接してクリーニングされることを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記へら状ワイパはインクジェット記
録ヘッドの待機位置側に配置され、前記擦り部材は印字
領域側に配置されたことを特徴とする請求項1記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記へら状ワイパの厚さよりも前記擦
り部材の厚さが厚いことを特徴とする請求項1記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記へら状ワイパおよび前記擦り部材
と、前記ノズル面との当接力が制御されていることを特
徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11022591A JP2953098B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | インクジェット記録装置 |
SG1996008941A SG46707A1 (en) | 1991-05-15 | 1992-05-15 | Ink jet type recording apparatus and method of cleaning a recording head |
DE69214007T DE69214007T2 (de) | 1991-05-15 | 1992-05-15 | Tintenstrahlartiges Aufzeichnungsgerät und Reinigungsverfahren des Aufzeichnungskopfes |
EP92108287A EP0513833B1 (en) | 1991-05-15 | 1992-05-15 | Ink jet type recording apparatus and method of cleaning a recording head |
US08/815,602 US6260944B1 (en) | 1991-05-15 | 1997-03-12 | Ink jet type recording apparatus and recording head cleaning method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11022591A JP2953098B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04338552A true JPH04338552A (ja) | 1992-11-25 |
JP2953098B2 JP2953098B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=14530263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11022591A Expired - Fee Related JP2953098B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2953098B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5614930A (en) * | 1994-03-25 | 1997-03-25 | Hewlett-Packard Company | Orthogonal rotary wiping system for inkjet printheads |
JPH09216353A (ja) * | 1996-02-13 | 1997-08-19 | Canon Inc | 液体吐出装置および吐出回復方法 |
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US5706038A (en) * | 1994-10-28 | 1998-01-06 | Hewlett-Packard Company | Wet wiping system for inkjet printheads |
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EP0936072A2 (en) | 1998-01-26 | 1999-08-18 | NEC Corporation | Wiper structure |
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JP2000343718A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-12-12 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置の差動型ワイピング装置 |
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GB2360016A (en) * | 1996-11-13 | 2001-09-12 | Hewlett Packard Co | Wet-wiping printhead cleaning system and composite wiper therefore |
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US6883895B2 (en) | 1996-02-13 | 2005-04-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid ejection apparatus, head unit and ink-jet cartridge |
WO2022209624A1 (ja) | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 京セラ株式会社 | ワイピング部材、ワイパー、ワイピング方法及び液体吐出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105856847A (zh) * | 2016-04-07 | 2016-08-17 | 郑州新世纪数码打印科技有限公司 | 刮板同步升降的双喷头墨栈 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP11022591A patent/JP2953098B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2022209624A1 (ja) | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 京セラ株式会社 | ワイピング部材、ワイパー、ワイピング方法及び液体吐出装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2953098B2 (ja) | 1999-09-27 |
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