JPH04330Y2 - - Google Patents

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JPH04330Y2
JPH04330Y2 JP1986111550U JP11155086U JPH04330Y2 JP H04330 Y2 JPH04330 Y2 JP H04330Y2 JP 1986111550 U JP1986111550 U JP 1986111550U JP 11155086 U JP11155086 U JP 11155086U JP H04330 Y2 JPH04330 Y2 JP H04330Y2
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JP
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lens
adhesive
objective lens
positioning corner
holder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、コンパクトデイスクプレーヤなどに
装備されるレンズ支持機構に係り、特に対物レン
ズなどのレンズをレンズホルダ内に位置決めし且
つ接着して固定するレンズ支持機構に関する。
〔考案の背景〕
第5図はコンパクトデイスクプレーヤに装備さ
れる光学式ピツクアツプの構造の概略を示したも
のである。
レーザダイオード1から発せられる検知ビーム
は、ビームスプリツタ2を透過してコリメートレ
ンズ3にて平行ビームとなる。そしてレンズホル
ダ4内に設けられている対物レンズによつて検知
ビームが集光され、光デイスクDの記録面にビー
ムの微小スポツトが形成される。また、光デイス
クDの記録面から反射されたビームは対物レンズ
とコリメートレンズ3を透過して戻り、ビームス
プリツタ2によつて直角方向へ反射される。そし
てピンホトダイオード6により検知されるビーム
の強度により、光デイスクDにピツト状に記録さ
れたデジタル情報の読取りが行なわれる。
第3図は従来のレンズホルダ4の内部構造を断
面図によつて示しているものである。
レンズホルダ4内には対物レンズ10が収納さ
れている。この対物レンズ10はガラスプレスレ
ンズあるいはプラスチツク成型レンズである。第
3図に示す対物レンズ10はメニカスレンズであ
り、その下面10aが球面あるいは非球面の凸曲
面であり、上面10bが球面あるいは非球面の凹
曲面である。
レンズホルダ4は、その内径部分に開口4aが
穿設されている。この開口4aは段差4cの存在
により、下端穴4bよりも小さい直径φに形成さ
れている。第5図に示すコリメートレンズ3を経
た平行ビームは、前記開口4aによつて直径φの
ビームに絞られ、この直径φのビームが対物レン
ズ10の有効径内に入射するようになつている。
また、従来のレンズホルダ4では、前記開口4a
のレンズ側縁部が位置決め角部Aとなつており、
対物レンズ10の下面10aの凸曲面部分がこの
位置決め角部Aに当接することによつて、対物レ
ンズ10の位置決めがなされ、且つ対物レンズ1
0とレンズホルダ4とが紫外線硬化性の接着剤に
よつて接着固定されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第3図に示す構造のレンズホルダ4では、対物
レンズ10を固定する際、下面10aの曲面部分
を位置決め角部Aに対し摺動させ、対物レンズ1
0を矢印α方向へ移動させて、対物レンズ10の
光軸の倒れ角度を調整し固定するのが一般的であ
る。この調整は、主に対物レンズ10の光軸を光
デイスクDの記録面に対し正確に直交させるため
に行なうものである。
この調整作業としては、まず、位置決め角部A
の外側部分に紫外線硬化性の接着剤11を塗布す
る(第4図参照)。そして、対物レンズ10を矢
印α方向へ移動させ、正しい位置となつたとき
に、接着剤11の部分に紫外線を照射して接着剤
11を硬化させている。
ところが、接着剤11を塗布した状態にて対物
レンズ10を矢印α方向へ移動させるときに、第
4図に示すようにレンズ下面10aの表面に付着
した接着剤11が対物レンズ10の動きにしたが
つて位置決め角部Aよりも中心側へはみ出すこと
がある。このまま紫外線を照射すると、接着剤1
1のはみ出し部分までが硬化することになる。そ
の結果、対物レンズ10の有効径がはみ出した接
着剤11の範囲Xだけ実質的に狭められることに
なり、対物レンズ10の開口数にまで影響を及ぼ
すことになる。
また、第3図において、開口4aの下端部分に
おいて一点鎖線で示すように、内径方向へ突出す
るフランジ4dを形成し、このフランジ4dの内
径によつて入射ビームを径を決めることもある
が、この場合でも接着剤11のはみ出し範囲Xが
大きくなれば、フランジ4dによるビームの絞り
径よりも内側へはみ出すことになり、前記の問題
が同様に生じることになる。
本考案は上記従来の問題点を解決するものであ
り、レンズの位置を調整する際に、接着剤が検知
ビームの通過する開口内にはみ出さないように
し、レンズの有効径が実質的に狭められることを
防止できるようにしたものである。
〔問題点を解決するための考案の構成〕
本考案による光学式ピツクアツプのレンズ支持
機構は、レンズホルダに検知ビームを入射させる
穴が形成され、この穴の開口部に円周に沿う形状
の位置決め角部が形成されて、レンズの凸曲面が
この位置決め角部に当接してレンズのセンタリン
グが可能となつており且つ、この位置決め角部か
らレンズと逆方向に段差が形成されてレンズの光
軸と直交と且つ穴の中心に対して輪状に形成され
た平面が設けられており、この平面とレンズの凸
曲面との間に、接着剤を留める空間部が形成され
ていることを特徴とするものである。
〔考案の作用〕
本考案では、位置決め角部の外周に接着剤を塗
布した後に、レンズを光軸の倒れ調整のために動
かしたとしても、レンズ曲面部に追従して位置決
め角部の内側にはみ出してきた接着剤が段差の内
側の空間部に留まり、ホルダの開口内に浸出でき
なくなる。よつて、接着剤硬化後、ホルダの開口
内に位置するレンズの曲面部分に接着剤が付着し
なくなる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図と第2図の図面
によつて説明する。
第1図は本考案による光学式ピツクアツプのレ
ンズ支持機構を示す断面図、第2図はその一部拡
大図である。
符号14はレンズホルダである。このレンズホ
ルダ14は、第5図に示すコンパクトデイスクプ
レーヤの光学式ピツクアツプにおいて、コリメー
トレンズ3の先部に配置されるものである。また
レンズホルダ14内に支持されている対物レンズ
10は、コリメートレンズ3によつて平行光束と
された検知ビームを収束させて、光デイスクDの
記録面にビームの微小スポツトを形成するための
ものである。
対物レンズ10は、下面10aが球面または非
球面の凸曲面であり、上面10bが球面または非
球面の凹曲面である。
前記レンズホルダ14は中心部に穴14dが形
成されており、その上部は内径方向へ突出してお
り、その内面によつて開口14aが形成されてい
る。レンズホルダ14内に照射される検知ビーム
は、この開口14aによつて直径φの光束に絞ら
れる。
また、レンズホルダ14の内部では、前記開口
14aの上端(レンズ側端部)から半径外側方向
へ広がる空間部14bが形成されている。この空
間部14bの外周端には段差14cが形成されて
おり、この段差14cの頂部がレンズに対する位
置決め角部Aとなつている。
次に、レンズホルダ14に対する対物レンズ1
0の位置決めならびに接着作業について説明す
る。
対物レンズ10の下面10aの凸曲面部分は、
レンズホルダ14内の位置決め角部A上に設置さ
れる。対物レンズ10を設置したとき、空間部1
4bの左端の角部Bと対物レンズ10との間には
わずかな隙間が形成される。また、位置決め角部
Aの外側にて、対物レンズ10の下面10aとレ
ンズホルダ14との間に紫外線硬化性の接着剤1
1が塗布される。
そして、下面10aと位置決め角部Aを摺動さ
せて、対物レンズ10をα方向へ移動させること
により、対物レンズ10の光軸の倒れ角度の調整
が行なわれる。この調整作業では、ダミーの光デ
イスクを使用するなどして、対物レンズ10の光
軸を光デイスクの記録面に対し正確に直交させる
ようにする。
この調整作業において、対物レンズ10をα方
向へ移動させると、接着剤11が対物レンズ10
の下面10aに沿つて位置決め角部Aの内側に、
はみ出すことになる。しかしながら、位置決め角
部Aの内側には空間部14bが形成されており、
且つこの空間部14bの中心側の角部Bとレンズ
下面10aとの隙間は微小な寸法となつているた
め、位置決め角部Aの内側にはみ出した接着剤1
1は、毛細管現象によつて空間部14b内に留め
られ、角部Bよりも内側すなわち開口14a内に
はみ出さなくなる。
対物レンズ10の位置を決めた後、接着剤11
に紫外線を照射して、接着剤11を硬化させ、対
物レンズ10を固定する。
接着剤11は開口14aの内部へはみ出してい
ないため、対物レンズ10に入射する検知ビーム
が接着剤11に妨げられることはなく、検知ビー
ムは開口14aによる絞り直径φの全範囲にて有
効となる。
なお、図の実施例では、レンズホルダ14内の
位置決め角部Aが円周方向全長にわたつて形成さ
れているが、この位置決め角部Aを間欠する状態
に形成することも可能である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、接着剤を塗布し
た後に対物レンズの光軸の倒れ調整を行なつて
も、レンズホルダの開口内に接着剤がはみ出すこ
とはなくなる。よつて対物レンズに入射する検知
ビームは、開口の全範囲において接着剤に妨げら
れなくなり、対物レンズの有効径を実質的に狭め
ることがなくなつて、開口数に影響を与えること
もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図は光学式ピツクアツプのレンズ支持
機構を示す断面図、第2図はその一部拡大図、第
3図は従来の光学式ピツクアツプのレンズ支持機
構を示す断面図、第4図はその一部拡大図、第5
図はコンパクトデイスクプレーヤに装備される光
学式ピツクアツプの構成図である。 10……レンズ、10a……レンズの凸曲面、
11……接着剤、14……レンズホルダ、14a
……開口、14b……空間部、A……位置決め角
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンズホルダに検知ビームを入射させる穴が形
    成され、この穴の開口部に円周に沿う形状の位置
    決め角部が形成されて、レンズの凸曲面がこの位
    置決め角部に当接してレンズのセンタリングが可
    能となつており且つ、この位置決め角部からレン
    ズと逆方向に段差が形成されてレンズの光軸と直
    交し且つ穴の中心に対して輪状に形成された平面
    が設けられており、この平面とレンズの凸曲面と
    の間に、接着剤を留める空間部が形成されている
    ことを特徴とする光学式ピツクアツプのレンズ支
    持機構。
JP1986111550U 1986-07-21 1986-07-21 Expired JPH04330Y2 (ja)

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JPS6320114U JPS6320114U (ja) 1988-02-09
JPH04330Y2 true JPH04330Y2 (ja) 1992-01-08

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ID=30991574

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