JPH07334851A - 光学ヘッドおよびその調整方法 - Google Patents

光学ヘッドおよびその調整方法

Info

Publication number
JPH07334851A
JPH07334851A JP6127700A JP12770094A JPH07334851A JP H07334851 A JPH07334851 A JP H07334851A JP 6127700 A JP6127700 A JP 6127700A JP 12770094 A JP12770094 A JP 12770094A JP H07334851 A JPH07334851 A JP H07334851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
cylindrical
single lens
optical
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6127700A
Other languages
English (en)
Inventor
誠 ▲たか▼嶋
Makoto Takashima
Hideki Aiko
秀樹 愛甲
Munenori Usami
宗徳 宇佐美
Toru Nakamura
徹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6127700A priority Critical patent/JPH07334851A/ja
Publication of JPH07334851A publication Critical patent/JPH07334851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状単レンズのシリンドリカル軸を容易に決
定でき、しかも筒状単レンズの固定にともなうレンズへ
の入射光束とレンズ光軸とのずれを少なくすることがで
きる光学ヘッド及びその調整方法を提供することであ
る。 【構成】 筒状単レンズ6は正のパワーを持つレンズ第
1面6cと、負のパワーを持つレンズ第2面6dで、有
効径内はシリンドリカル面を含むトーリック面6e、有
効径外はシリンドリカル軸6aに対して角度α傾けた軸
を中心としてシリンドリカル軸角度決定部6hを有す
る。本レンズは係合手段を前記シリンドリカル軸決定部
6hに係合、回転して調整、位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体上に光ビームを
照射し、記録再生を行う光学ヘッドおよびその調整方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下図面を参照しながら、従来の光学ヘ
ッドについて説明する。図7は従来の光学ヘッドの斜視
図であり、1は半導体レーザー等の光源、2はコリメー
トレンズを一例とするコリメート手段、3はビームスプ
リッターを一例とする光束分離手段、4は対物レンズを
一例とする集光手段、5は記録媒体、7は第1焦点、8
は第2焦点、9は4分割受光素子、9a,9b,9c、
9dは4分割受光素子の受光領域、9e、9f、9gは
4分割受光素子上に結ばれる光スポット、10は光学基
台、10aは光学ヘッドを組み立てる際の基準面、10
dは光学基台に設けられた光束を通す穴部、15は第1
のレンズ面が正のパワーの面で第2のレンズ面がシリン
ドリカル面のレンズ、15aはシリンドリカル軸、16
はレンズホルダである。
【0003】このように構成された従来例について、そ
の動作について説明する。光源より発せられた光は、コ
リメート手段2によって平行光束に変換され、光束分離
手段3で反射され、その平行光束の反射成分が対物レン
ズ駆動装置(図示せず)に組み込まれた集光手段4によ
り、記録媒体5の反射面に集光される。記録媒体5から
の反射光束は光束分離手段3を略透過し、レンズ光軸回
りにシリンドリカル軸を45°回転されたフォーカス誤
差検出手段となる第1のレンズ面が正のパワーの面で第
2のレンズ面がシリンドリカル面のレンズ15により非
点収差が発生する。
【0004】すなわち、シリンドリカル軸に垂直でレン
ズ光軸を含む平面内では実線の光路となり4分割受光素
子の前の第1焦点7に収斂し4分割受光素子9上で非点
スポット9eを形成、シリンドリカル軸と一致する平面
内では破線の光路となり4分割受光素子の後ろの第2焦
点8に収斂し4分割受光素子9上で非点スポット9fを
形成する。4分割受光素子9は受光面が第1焦点7と第
2焦点8との略中間に位置し、非点収差法によりフォー
カス誤差信号の検出、プッシュプル法によりトラッキン
グ誤差信号の検出、4分割の和を取ることにより情報信
号の検出を行う。
【0005】そして、第1のレンズ面が正のパワーの面
で第2のレンズ面がシリンドリカル面のレンズ15はレ
ンズホルダ16にシリンドリカル軸15aをレンズ光軸
まわりに45゜回転、固定され、更にレンズホルダ16
が光学基台10に固定される。
【0006】ところが、この従来の光学ヘッドは、第1
のレンズ面から4分割受光素子9までの距離をL2とす
ると、対物レンズの焦点距離、フォーカスのS字範囲、
スポット径等の光学定数の関係でL2は長くなるため、
光路長の長い光学ヘッドになり形状が大きくなるという
欠点がある。
【0007】そこで、光路長を短くするためレンズ15
の焦点距離を短くすると、4分割受光素子9上での光ス
ポットが小さくなり、4分割受光素子9の位置ずれおよ
びレンズ15と4分割受光素子9間での温度特性により
距離変動の影響を圧倒的に受けやすいという問題点があ
る。
【0008】一方、これらを解決するためにレンズ15
を複数枚のレンズとして、例えば、第1のレンズ面が正
のパワーを持ち第2のレンズ面が負のパワーを持つレン
ズとして、第1のレンズ面あるいは第2のレンズ面のい
ずれかの面をシリンドリカル面を含む面としたいわゆる
テレフォーカス系のレンズとした構成も実施されてい
る。
【0009】しかし、レンズ光軸どうしのずれあるいは
レンズ15とレンズホルダ16との取付誤差およびレン
ズホルダ16と光学基台10との取付誤差とによって、
4分割受光素子9の受光面にできる光スポットに球面収
差、コマ収差を発生しやすくなるため、焦点誤差制御を
不安定にする可能性を生じていた。
【0010】これに対して、図8は最近提案された光学
ヘッド(特願平4−287334号)の概略図であり、
光束が入射する側から順に正のパワーを持つ第1のレン
ズ面と負のパワーを持つレンズ面からなり、かつ、第1
のレンズ面および第2のレンズ面のいずれか一方のレン
ズ面には入射光束に垂直な平面内にシリンドリカル軸を
有して非点収差を発生させる。筒状単レンズ6以外は図
7の光学ヘッドと同一構成であるので、同一構成部の詳
細な説明は省略する。
【0011】この光学ヘッドは、従来複数枚のレンズで
実現していたテレフォーカス系レンズを筒状単レンズで
実現することにより、複数枚のときのレンズどうしの光
軸ズレを生じさせないで、筒状単レンズ6の入射面から
4分割受光素子9の入射面までの距離L1を大幅に短く
でき、光学ヘッドの小型化をはかることができる。
【0012】また前記筒状単レンズ6は例えば図9に示
す金型で硝材をプレス成形することにより得られる。1
7は上型、18は胴型、19は下型、20はレンズがモ
ールドされるキャビティである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成の光学ヘッドでは、筒状単レンズの有するシリン
ドリカル軸を決定するためには4分割受光素子上にでき
る光スポットを観測して第1焦点と第2焦点の非点の傾
斜角が所定の範囲内におさまるように回転調整しなけれ
ばならなく、組立て、調整工数の増加は避けられない。
【0014】この発明の目的は、この従来の問題点を鑑
み、筒状単レンズのシリンドリカル軸を容易に決定で
き、しかも筒状単レンズの固定にともなうレンズへの入
射光束とレンズ光軸とのずれを少なくすることができる
光学ヘッド及びその調整方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の光学ヘッド
は、半導体レーザ等の光源と、光源からの出射光束を平
行光束に変換するコリメート手段と、前記平行光束を記
録媒体上に収斂させる対物レンズ等の集光手段と、前記
平行光束と前記記録媒体からの反射光束を分離する光束
分離手段と、前記光束分離手段からの分離光束が入射す
る受光素子と、前記分離手段と前記光束分離手段の中間
に位置して前記分離光束の光軸に略一致するレンズ光軸
を有するとともに前記分離光束が入射する側から順に正
のパワーを持つ第1のレンズ面と負のパワーを持つ第2
のレンズ面とを有しかつ前記第2のレンズ面の前記レン
ズ光軸に垂直な面内にシリンドリカル軸を有する筒状単
レンズと、基準面と前記分離光束に平行で互いに直交し
て前記筒状単レンズの側面を当接固定する少なくとも2
つのレンズ固定面を有する光学基台とを備えた光学ヘッ
ドであって、前記筒状単レンズのシリンドリカル軸を有
するレンズ面の有効径外に前記光学基台の基準面に対し
て所定の角度に位置決めするためのシリンドリカル軸角
度決定部を有することを特徴とするものでる。
【0016】請求項2の光学ヘッドは、請求項1におい
て、筒状単レンズのシリンドリカル軸角度決定部は少な
くとも1面の略平面状テーパー部で構成されていること
を特徴とするものである。
【0017】請求項3の光学ヘッド調整方法は、正のパ
ワーを持つ第1のレンズ面と負のパワーを持つ第2のレ
ンズ面とを有しかつ前記第2のレンズ面の光軸にに垂直
な面内にシリンドリカル軸を有する筒状単レンズと、基
準面と前記分離光束に平行で互いに直交して前記筒状単
レンズの側面を当接固定する少なくとも2つのレンズ固
定面を有する光学基台とを備え前記光学基台の基準面に
対して前記シリンドリカル軸が所定の角度をなす位置に
前記筒状単レンズを位置決めする調整方法であって、前
記筒状単レンズのシリンドリカル軸角度決定部と係合す
る係合手段と、係合手段と係合した筒状単レンズを回転
調整する回転手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0018】
【作用】請求項1の光学ヘッドによれば、筒状単レンズ
の第2面側の金型にシリンドリカル軸角度決定部を構成
するので、シリンドリカル軸に対する角度決定部の角度
誤差を非常に小さく抑えることができる。
【0019】また、筒状単レンズの側面を光学基台の少
なくも2つのレンズ固定面に当接させ、筒状単レンズを
回転してシリンドリカル軸を光学基台の基準面に対して
所定の角度に位置決めし、この状態で筒状単レンズをレ
ンズ固定面に固定することにより筒状単レンズのレンズ
光軸と光学基台の基準面とが平行となり、かつシリンド
リカル軸が基準面に対して所定の角度傾斜するように固
定される。したがって、筒状単レンズを用いて焦点距離
を短くすることにより、筒状単レンズと受光素子との距
離を短縮できるので光学ヘッドを小型化できるととも
に、筒状単レンズのシリンドリカル軸を容易に位置決め
でき、しかも筒状単レンズの固定に伴う筒状単レンズへ
の入射光束とレンズ光軸のずれを少なくすることがで
き、高精度でかつ信頼性を高くできる。
【0020】請求項2の光学ヘッドによれば、請求項1
において、筒状単レンズのシリンドリカル軸角度決定部
は略平面状テーパー部で構成されていることを特徴とす
るものである。
【0021】請求項3の光学ヘッドによれば、筒状単レ
ンズのシリンドリカル軸角度決定部を係合手段と係合さ
せ、その回転手段によって係合手段とともに筒状単レン
ズを回転させ、光学基台の基準面に対して所定の角度に
なるまで筒状単レンズを回転させ固定することにより、
従来、光スポットを観察して調整する場合より早く調整
が可能となる。
【0022】
【実施例】この発明の実施例について図1、図2、図
3、図4、図5、図6を参照しながら説明する。図1は
本発明の実施例における光学ヘッドの斜視図、図2は筒
状単レンズの第2面を成形する金型の斜視図、図3はそ
の筒状単レンズ6の断面図、図4は筒状単レンズ6の第
2面側の正面図、図5は本実施例の光学ヘッドの調整方
法を示す正面図、図6は本実施例の光学ヘッドの調整方
法を示す側面図である。
【0023】図1において、基本的には図7に示した従
来の光学ヘッドの光学系と同じ構成であるので、同一構
成部分には同一番号を付して詳細な説明を省略する。な
お、6aは筒状単レンズ6のシリンドリカル軸、10
a、10bは筒状単レンズを当接固定する面、10eは
筒状単レンズ6の光軸方向の位置規制のための段差、1
1は筒状単レンズ6を光学基台のレンズ固定面10b、
10cに押さえて固定するためのばねである。
【0024】図2において、19は本実施例の筒状単レ
ンズ6を成形する金型の下型、19aは筒状単レンズ6
の第2面の有効径内のシリンドリカル面を含むトーリッ
ク面を成型する転写面、19bは筒状単レンズ6の有効
径外の円錐状テーパー部を成型する転写面、19cはシ
リンドリカル軸19eから角度α回転したシリンドリカ
ル軸角度決定部を成型する転写面、19dは筒状単レン
ズ6のシリンドリカル軸角度決定部の中心線、19eは
金型のシリンドリカル軸である。
【0025】筒状単レンズ6は従来例の図9の下型16
の代わりに図2に示す下型19を用いて成形される。
【0026】図3、図4において、6aはシリンドリカ
ル軸、6bはレンズ光軸、6cは正のパワーを持つレン
ズ第1面、6dは負のパワーを持つレンズ第2面、6e
はレンズ第2面の有効面でシリンドリカル面を含むトー
リック面、6fは第1面に構成されたこば面、6gはシ
リンドリカル軸6aに対して角度α回転したシリンドリ
カル軸角度決定部の中心軸、6hは第2面の有効径外に
形成されたシリンドリカル軸角度決定部であるテーパー
状平面、6iは第2面の有効径外に形成された円錐状テ
ーパー部である。
【0027】以上のように構成された光学ヘッドにおい
て、集光系から検出系までの光学的動作は図7に示す従
来例と同じであるので省略し、筒状単レンズ6の動作の
み述べる。
【0028】筒状単レンズ6はばね11によって、光学
基台10のレンズ固定面10b、10cに押圧固定さ
れ、基準面10aに対してシリンドリカル軸6aが所定
の角度αになるように位置決めされる。筒状単レンズ6
は、光束分離手段3と4分割受光素子9の中間に位置し
て光束分離手段からの光束が筒状単レンズ6の第1面6
cに入射し急激に絞られる。第2面6dのトーリック面
6eに達した光束は広げられるとともに非点収差が与え
られ4分割受光素子9上にスポットが結ばれ信号が検出
される。
【0029】つぎに、この光学ヘッドの筒状単レンズ6
の光学基台10に対する位置決めの調整方法について図
5、図6を参照しながら説明する。
【0030】図5、図6において、12は筒状単レンズ
6のテーパー状平面6hと係合する係合手段、13は係
合手段12を支持する支持手段、14は筒状単レンズ6
と係合した係合手段12をレンズ光軸回りに回転を与え
る回転手段である。
【0031】筒状単レンズ6のシリンドリカル軸角度決
定部であるテーパー状平面6hとトーリック面6eのシ
リンドリカル軸6aは一定角度αをなしている。α=4
5°とするとシリンドリカル軸角度決定部6gを光学基
台の基準面10aと直角になる位置で回転を止めること
によりシリンドリカル軸6aを光学基台10aに対して
45°傾いた角度で固定できる。この結果、記録媒体5
からの反射光束が筒状単レンズ6に入射すると、筒状単
レンズ6の第1焦点7と第2焦点8の略中間に配設され
た4分割受光素子9の受光面で適正に非点に収斂され誤
差信号が得られる。
【0032】この実施例の光学ヘッドによれば、筒状単
レンズ6の側面を光学基台10の少なくとも2つのレン
ズ固定面10b、10cに当接させ、筒状単レンズ6を
回転してシリンドリカル軸6aを光学基台10の基準面
10aに対して所定の角度αに位置決めし、この状態で
筒状単レンズ6をレンズ固定面10b、10cに固定す
ることにより筒状単レンズ6のレンズ光軸6bと光学基
台10の基準面10aとが平行となり、かつシリンドリ
カル軸6aが基準面10aに対して所定の角度αに傾斜
するように固定できる。したがって、筒状単レンズ6を
用いて焦点距離を短くすることにより、筒状単レンズ6
と4分割受光素子9との距離L1を短くできるので光学
ヘッドを小型化でき、しかも筒状単レンズ6の固定に伴
う筒状単レンズ6への入射光束とレンズ軸6bと光軸の
ずれを少なくすることができ、高精度でかつ信頼性を高
くできる。
【0033】また、光学ヘッドの調整方法によれば、筒
状単レンズ6のシリンドリカル軸6aとシリンドリカル
軸角度決定部6hの角度αは金型で精度良く製造できる
ので、筒状単レンズ6のシリンドリカル軸角度決定部で
あるテーパー状平面6hと係合手段12を係合させ、回
転手段14の回転角度を規制をするだけで位置決めでき
る。したがって、従来のように受光素子からの信号や受
光素子上の光スポットを見ながら行う位置決めより精度
良くさらに短時間で容易に回転方向の位置決めを行うこ
とができる。
【0034】なお、本実施例ではテーパー状平面部は2
面で構成しているが、1面あるいは3面以上であっても
良い。
【0035】また、本実施例は、情報信号がピットによ
り形成された記録媒体5からフォーカス誤差信号の検出
を非点収差法により行い、トラッキング誤差信号をプッ
シュプル法により行い、情報信号の検出を4分割領域の
和で検出するう光学ヘッドであるが、トラッキング誤差
信号の検出を3ビーム法で行う光学ヘッド、あるいは光
磁気信号を検出する光学ヘッドの中でフォーカス誤差検
出を非点収差法により行う光学ヘッドに適用できること
はいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】請求項1および請求項2の光学ヘッドに
よれば、筒状単レンズの第2面の有効径外にシリンドリ
カル軸角度決定部をシリンドリカル軸と所定の角度に傾
けて構成することにより、シリンドリカル軸角度決定部
を基準に光学基台に固定することにより、筒状単レンズ
のシリンドリカル軸を容易に位置決めすることができ、
しかも筒状単レンズの固定に伴う筒状単レンズへの入射
光束とレンズ光軸のずれを少なくすることができ、高精
度でかつ信頼性を高くできる効果がある。
【0037】請求項3の光学ヘッドによれば、請求項1
において、筒状単レンズを第2面の有効径外に構成され
ているシリンドリカル軸角度決定部と係合する係合手段
で係合させ筒状単レンズを回転することによりシリンド
リカル軸の検出を行わずにシリンドリカル軸を光学基台
の基準面に対して高精度で回転位置決め、固定すること
ができる。また、筒状単レンズの光軸方向へ力を同時に
加えられ筒状単レンズの光軸方向の位置決めも同時にで
きるのでコストダウンをはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における光学ヘッドの斜視図
【図2】本発明の実施例における筒状単レンズの第2面
を成形する金型の斜視図
【図3】本発明の実施例における筒状単レンズの断面図
【図4】本発明の実施例における筒状単レンズの第2面
側の正面図
【図5】本発明の実施例における光学ヘッドの調整方法
を示す正面図
【図6】本発明の実施例における光学ヘッドの調整方法
を示す側面図
【図7】従来例の光学ヘッドの斜視図
【図8】他の従来例の光学ヘッドの概略説明図
【図9】他の従来例の光学ヘッドの筒状単レンズの成型
金型を示す図
【符号の説明】
1 光源 2 コリメート手段 3 光束分離手段 4 集光手段 5 記録媒体 6 筒状単レンズ 6a シリンドリカル軸 6b レンズ光軸 6c 正のパワーを持つレンズ第1面 6d 負のパワーを持つレンズ第2面 9 4分割受光素子 10 光学基台 12 係合手段 14 回転手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ等の光源と、光源からの出
    射光束を平行光束に変換するコリメート手段と、前記平
    行光束を記録媒体上に収斂させる対物レンズ等の集光手
    段と、前記平行光束と前記記録媒体からの反射光束を分
    離する光束分離手段と、前記光束分離手段からの分離光
    束が入射する受光素子と、前記分離手段と前記光束分離
    手段の中間に位置して前記分離光束の光軸に略一致する
    レンズ光軸を有するとともに前記分離光束が入射する側
    から順に正のパワーを持つ第1のレンズ面と負のパワー
    を持つ第2のレンズ面とを有しかつ前記第2のレンズ面
    の前記レンズ光軸に垂直な面内にシリンドリカル軸を有
    する筒状単レンズと、基準面と前記分離光束に平行で互
    いに直交して前記筒状単レンズの側面を当接固定する少
    なくとも2つのレンズ固定面を有する光学基台とを備え
    た光学ヘッドであって、前記筒状単レンズのシリンドリ
    カル軸を有するレンズ面の有効径外に前記光学基台の基
    準面に対して所定の角度に位置決めするためのシリンド
    リカル軸角度決定部を有する光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 筒状単レンズのシリンドリカル軸角度決
    定部は少なくとも1面で構成される略平面状テーパー部
    であることを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 正のパワーを持つ第1のレンズ面と負の
    パワーを持つ第2のレンズ面とを有しかつ前記第2のレ
    ンズ面の光軸にに垂直な面内にシリンドリカル軸を有す
    る筒状単レンズと、基準面と前記分離光束に平行で互い
    に直交して前記筒状単レンズの側面を当接固定する少な
    くとも2つのレンズ固定面を有する光学基台とを備え前
    記光学基台の基準面に対して前記シリンドリカル軸が所
    定の角度をなす位置に前記筒状単レンズを位置決めする
    調整方法であって、 前記筒状単レンズのシリンドリカル軸角度決定部と係合
    する係合手段と、係合手段と係合した筒状単レンズを回
    転調整する回転手段とを有することを特徴とする光学ヘ
    ッドの調整方法。
JP6127700A 1994-06-09 1994-06-09 光学ヘッドおよびその調整方法 Pending JPH07334851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6127700A JPH07334851A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 光学ヘッドおよびその調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6127700A JPH07334851A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 光学ヘッドおよびその調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07334851A true JPH07334851A (ja) 1995-12-22

Family

ID=14966548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6127700A Pending JPH07334851A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 光学ヘッドおよびその調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07334851A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350608A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Konica Corp 撮像レンズ、撮像装置、金型及び撮像レンズの成形方法
EP1592001A2 (en) * 2004-04-27 2005-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Beam shaping lens, lens part, mounting plate, optical head, optical information recording and reproducing apparatus, computer, image recording and reproducing apparatus, image reproducing apparatus, server and car navigation system
JP2006294185A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Konica Minolta Opto Inc ビーム整形素子の製造方法、該方法により得られるビーム整形素子

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350608A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Konica Corp 撮像レンズ、撮像装置、金型及び撮像レンズの成形方法
EP1592001A2 (en) * 2004-04-27 2005-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Beam shaping lens, lens part, mounting plate, optical head, optical information recording and reproducing apparatus, computer, image recording and reproducing apparatus, image reproducing apparatus, server and car navigation system
EP1592001A3 (en) * 2004-04-27 2006-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Beam shaping lens, lens part, mounting plate, optical head, optical information recording and reproducing apparatus, computer, image recording and reproducing apparatus, image reproducing apparatus, server and car navigation system
US7450308B2 (en) 2004-04-27 2008-11-11 Panasonic Corporation Beam shaping lens, lens part, mounting plate, optical head, optical information recording and reproducing apparatus, computer, image recording and reproducing apparatus, image reproducing apparatus, server and car navigation system
JP2006294185A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Konica Minolta Opto Inc ビーム整形素子の製造方法、該方法により得られるビーム整形素子
JP4569365B2 (ja) * 2005-04-14 2010-10-27 コニカミノルタオプト株式会社 ビーム整形素子の製造方法、該方法により得られるビーム整形素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100382332B1 (ko) 수차 검출 장치 및 광 픽업 장치
US6111842A (en) Optical head
JPH10134400A (ja) 光ヘッド装置
US5870369A (en) Objective lens device including an objective lens and a transparent member having two light control portions and optical pickup using the objective lens device
JPH07334851A (ja) 光学ヘッドおよびその調整方法
US6730896B1 (en) Optical pickup device
EP0333511B1 (en) Optical pickup device
JP2877044B2 (ja) 光ヘッド装置
CN101064134B (zh) 物镜夹持设备和光学拾取装置
US4633454A (en) Optical information pickup apparatus
JP3523457B2 (ja) 対物レンズの傾き調整用光学系
US5337302A (en) Optical data recording/reproduction apparatus for use with semiconductor lasers as a light source
JPH0737270A (ja) 光学ヘッドおよびその調整方法
JP2662941B2 (ja) 光学装置
JPH1139697A (ja) 光ヘッド装置
JP3545361B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3545362B2 (ja) 球面収差検出装置及び光ピックアップ装置
US20040184366A1 (en) Optical head device
JP2001160239A (ja) 光ピックアップの製造方法
JP3545360B2 (ja) 光ピックアップ装置
KR20020004818A (ko) 광학 픽업 유닛의 비점 수차 조정 방법 및 장치
JP2795963B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH10334472A (ja) 光ピックアップ
JP3071013B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPS60105905A (ja) 光デイスク評価装置