JPH04269943A - Nmr血管記録の位相差ライン走査方法 - Google Patents

Nmr血管記録の位相差ライン走査方法

Info

Publication number
JPH04269943A
JPH04269943A JP3219278A JP21927891A JPH04269943A JP H04269943 A JPH04269943 A JP H04269943A JP 3219278 A JP3219278 A JP 3219278A JP 21927891 A JP21927891 A JP 21927891A JP H04269943 A JPH04269943 A JP H04269943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
velocity
signal
nmr
gradient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3219278A
Other languages
English (en)
Inventor
Charles A Mistretta
チヤールス エー. ミストレツタ
Frank R Korosec
フランク アール. コロセク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wisconsin Alumni Research Foundation
Original Assignee
Wisconsin Alumni Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wisconsin Alumni Research Foundation filed Critical Wisconsin Alumni Research Foundation
Publication of JPH04269943A publication Critical patent/JPH04269943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/563Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution of moving material, e.g. flow contrast angiography
    • G01R33/56308Characterization of motion or flow; Dynamic imaging
    • G01R33/56316Characterization of motion or flow; Dynamic imaging involving phase contrast techniques
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/567Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution gated by physiological signals, i.e. synchronization of acquired MR data with periodical motion of an object of interest, e.g. monitoring or triggering system for cardiac or respiratory gating
    • G01R33/5673Gating or triggering based on a physiological signal other than an MR signal, e.g. ECG gating or motion monitoring using optical systems for monitoring the motion of a fiducial marker

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管記録を行なうため
の核磁気共鳴(NMR)技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気モーメントを有する核は、核が所在
する磁場の方向と整合しようとする。しかしながら、こ
のような場合には、核は、磁場の強さと特定の核種の特
性(核の磁気回転定数γ)とによる固有角振動数(ラー
モア振動数)においてこの方向を中心に歳差運動を行な
う。
【0003】人間の組織のような物質が均一な磁場[極
性磁場(polarizing field)B0]に
置かれた場合、組織内の常磁性核の個々の磁気モーメン
トは、この磁場と整合しようとするが、固有ラーモア振
動数においてランダムな順序で磁場を中心に歳差運動を
行なう。正味の磁気モーメントMzは、極性磁場の方向
に生ずるが、垂直面(x−y面)にあるランダムに配向
した成分は互いに打ち消し合う。しかしながら、物質即
ち組織には、x−y面にありかつラーモア振動数に近い
磁場[RF励起磁場(excitation fiel
d)B1]を受けると、正味の整合したモーメントMz
はx−y面内へ回転して、ラーモア振動数においてx−
y面で回転する正味の横方向の(transverse
)磁気モーメントM1を形成する。この磁気回転現象の
実用値は、RF励起信号が終了した後に放出される無線
信号にある。励起信号が除去されると、横方向の磁気モ
ーメントM1により生ずる回転磁場により、受信コイル
に振動正弦波が誘起される。この信号の振動数はラーモ
ア振動数であり、その初期振幅A0はM1の大きさによ
り定められる。
【0004】上記した測定は、「パルス化NMR測定」
(”pulsed NMR measurements
”)と呼ばれている。かかる測定は、励起の期間と放出
の期間とに分けられる。以下において詳細に説明するよ
うに、この測定サイクルは、多数回繰り返されて各サイ
クルにおける異なるデータを蓄積しあるいは験体におけ
る種々の部位において同じ測定を行なうことができる。
【0005】NMR測定は数多くの科学および工学の分
野において有用であるが、重要な用途は医学の分野にあ
る。NMR測定により、X線とは全く異なるコントラス
ト機構が得られ、これによりX線では全く識別すること
ができない軟質組織間の相違をNMRにより観察するこ
とができる。更に、生理学的な相違もNMR測定により
観察することができるが、X線は、解剖学的研究に特に
限定される。
【0006】NMRを利用する殆どの医学的用途に関し
ては、験体の特定の部位の情報を得るために、画像処理
技術を使用しなければならない。最初のNMR画像処理
技術は、「ツオイグマトグラフィ」(”zeugmat
ography”)と呼ばれ、「ネイチャ」(”Nat
ure”)第242巻、1973年3月16日号、第1
90−191頁に掲載の論文「誘起された局部的相互作
用:核磁気共鳴を使用した例」(”Image For
mation byInduced Local Re
sonance”)において、ピー・シー・ローターバ
ー(P. C. Lauterbur)により初めて提
案された。ツオイグマトグラフィは、極性磁場B0と同
じ方向性を有するが、非ゼロのグラジエント(grad
ient)を有する1つ以上の別の磁場を使用するもの
である。これらのグラジエントの強度(G)を変えるこ
とにより、いずれかの部位における極性磁場の強度B0
=Bz+GxX+GyY+GzZを変えることができる
。その結果、受信機コイルと回路の振動数応答が、1つ
の振動数ω0に応答するように狭められている場合には
、磁気回転現象は、正味の極性磁場B0がラーモアの式
ω0=γB0を満足させるのに適当な強度を有する部位
においてのみ観察される。上記式においてω0は、その
部位におけるラーモア振動数である。
【0007】得られたNMR信号を、該信号が得られる
時点でグラジエント(G=Gx,Gy,Gz)の強度と
対応付ける(”link”する)ことにより、NMR信
号には位置情報が「付せられ」(”tagged”)、
即ち、NMR信号を位置情報で読取可能となる(”se
nsitized”)。NMR信号をこのように位置読
取りさせることにより、NMR画像を一連の測定から再
構成することができる。このようなNMR画像処理方法
は、点方法、線方法、面方法および3次元方法として分
類されてきた。これらは、例えば、ニューヨーク州のア
カデミック・プレス(Academic Press)
から1982年に発行された書籍「生体臨床医学におけ
るNMR画像処理」においてピー・マンスフィールド(
P. Mansfield)およびピー・ジー・モリス
(P.G. Morris)により検討されている。
【0008】これらの技術を実施するNMRスキャナは
、種々のサイズに構成されている。小形の、特別に設計
された装置が、実験動物を試験しあるいは人体の特定の
部分の画像を得るのに使用されている。これに対して、
「全身」NMRスキャナは、人間の全身を受け入れかつ
人体の任意の部分の画像を得ることができるように十分
に大型のものとなっている。
【0009】血管記録法は、血管を可視化するものであ
る。従来は、血管記録法は、患者に放射線不透過の(r
adiopaque)の物質を注入し、次に、所望の投
影角度から患者のX線を取ることにより得られる。血管
内を流れる放射線不透過の物質は、X線に対して不透過
であり、心臓脈管系は、得られた画像において周囲の組
織よりも一層明るく現われる。この従来の方法によれば
、高い解像度の血管記録を得ることができるが、患者は
電離放射線に曝されることになる。
【0010】NMR現象を利用して血管記録を得るのに
、2つの方法が使用されてきた。そのうちの1つは、流
れているスピンを周囲の静止したスピンと対比する「飛
行時間」(”time of flight”)または
「流入促進」(”inflow enhancemen
t”)法と呼ばれ、もう一方は「位相差」(”phas
e contrast”)法と呼ばれている。
【0011】流入促進は、不飽和のスピンが多数の無線
周波数(RF)パルスにより励起されたスライス(sl
ice)に流れ込むときに生ずる。RFパルス間の時間
が組織のT1緩和率よりもはるかに短い場合には、縦磁
化は次のRFパルスが印加される前に回復する時間を持
たない。これによって、次のRF励起パルスにより磁化
が横平面内に再度傾斜される(tipped)ときに、
横方向の磁化と信号は減少したものとなる。これに対し
て、流入血液は、先行するRFパルスに遭遇することは
なく、従って、大きな縦の磁化成分を持つことになり、
これにより、より大きな横方向の磁化とより大きなNM
R信号とが生ずる。その結果、流れている血液は、再構
成された画像においてより明るく現われる。
【0012】飛行時間法を使用して血管記録を得るため
に、主たる血液流の方向と直交して配向された一連の隣
接するスライスが集められる。このスライスは、2D様
式で連続してまたは3D様式で同時に集めることができ
る。3D取得による場合には、スライスは数センチメー
トル程度の厚さにしなければならないとともに、励起パ
ルスのフリップ角は小さくしなければならない。これら
の測定は、血液がスライスを横断するときに飽和するの
を防止するのに必要となる。スライスからのNMRデー
タが集められると、光線追跡技術を使用して投影が行な
われる。最も普通に使用される技術は、スライスデータ
を介して光線を追跡し、かつ、遭遇する最も強いピクセ
ル(pixel)の値を保持する技術である。次の各光
線に関するピクセルが、投影画像の対応する位置に写像
される。
【0013】位相差血管記録法においては、流れコント
ラストのメカニズムは、横方向の磁化の位相の変調であ
る。その目的とするところは、動いているスピンにより
生ずるNMR信号の位相を変える一方で、これと同時に
、静止スピンにより生ずるNMR信号の正味の位相を変
化させないことにある。この結果は、双極性グラジエン
ト波形を使用することにより得ることができる。
【0014】第1のモーメントM1=Atを有する、図
3Bに示すような双極性グラジエント波形の場合には、
双極性グラジエントを含む軸に沿って速度vで動いてい
るスピンにより生ずるNMR信号は、次式(1)により
与えられる位相を蓄積する。
【0015】
【数1】 該式(1)において、φは位相蓄積(phase ac
cumulation)であり、γはスピンの磁気回転
定数である。
【0016】静止スピンは速度が零に等しいので、これ
らのスピンに付与される位相変化は零となる。動いてい
るスピンにより得られる位相変化の符号(sign)は
、双極性グラジエントのローブ(lobe)の振幅の符
号に依存する。従って、それぞれ反対の符号の双極性グ
ラジエントを含む2つの励起シーケンスが行なわれると
、それぞれは、動いているスピン(moving sp
in)に対して、大きさは等しいが逆の位相シフトを付
与する。これら2つのシーケンスを使用して得られたN
MRデータの引き算を行なうと、静止した組織からの信
号は削除され、一方、動いているスピンからの信号は補
強されて画像を高める。
【0017】飛行時間法の場合には、2Dまたは3D獲
得法を使用して位相差血管記録を得ることができる。位
相差技術の場合には、コントラストは流入現象には全く
依存しないので、非常に多くの画像が一回の獲得で得ら
れる。血液の飽和を避けるため、約30度の傾斜角(t
ip angle)が使用される。傾斜角をより小さく
すると、血液信号は、飛行時間技術において使用される
60°のフリップ角で得られるものよりも小さくなるが
、位相差は減算法であるので、静止した組織から信号を
除去することによって、画像のコントラストは、飛行時
間技術における画像のコントラストよりも遥かに優れた
ものとなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記したシーケンスは
、呼吸運動および心臓の脈動により引き起こされる血管
の動きのない領域においてはうまく作動する。しかしな
がら、これらの技術が、呼吸および/または脈動が存在
する腹部または体肢に適用される場合には、得られる画
像は許容し得ないものとなる。問題の1つとして、スピ
ンの動きにより生ずる画像アーチファクト(image
 artifact)がある。上記したように、スピン
の動きにより位相変化がNMR信号に付与されるが、こ
れは位相エンコード用のグラジエントによりNMR信号
に付与される位相と区別することができない。その結果
、画像を再構成する場合、スピンの位置が位相エンコー
ド方向へ誤ったものとなり、画像にゴーストまたはぶれ
を生ずる。この問題に対する一般的な解決法は、データ
取得処理に対する呼吸または心臓ゲートを使用すること
により、血管の動きが最小であるサイクルにおいてNM
Rデータを獲得することができるようにするものである
【0019】位相差法により得られる血管記録に関する
別の問題として、画像のコントラストが血液の速度の関
数として変動するということが挙げられる。かくして、
血液の速度が小さいときに心臓サイクルの心臓拡張部に
おいて得られるNMRデータは、コントラストを欠いた
ものとなる。その結果、血管は、静止している背景の組
織とは異なったものとはならない。これに対して、双極
性グラジエントの第1のモーメントM1を増加させて低
速におけるコントラストを改善する場合には、信号強度
は、過剰の位相蓄積(即ち、偽信号)により、血液の速
度が大きいときに失われる。これにより、血管記録は、
血管系の一部を明るく示し、他の部分は背景の中へ消え
る。この問題は、血液の速度が心臓サイクルにおいてか
なり変動する体肢において特に顕著である。
【0020】従って、本発明の目的は、再構成された画
像における、データ取得の際の患者の血管の動きによる
画像のゴーストやぶれ等を低減させることにある。
【0021】本発明の別の目的は、NMR血管記録を得
るのに必要な走査時間を短縮することにある。
【0022】本発明の更に別の目的は、NMR血管記録
の位相差法を最適に実施させることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、NMR
装置による患者の血液の速度を測定する方法が提供され
ている。この方法は、a)患者の心臓サイクルの位相を
示す心臓位相信号を発生させる工程と、b)血液の速度
を測定しようとする領域の周囲に極性磁場を形成する工
程と、c)前記領域においてRF励起磁場を発生させて
横方向の磁化を行なわせる工程と、d)前記心臓位相信
号により定められる患者の心臓サイクルの位相の関数と
して双極性磁場グラジエントの第1のモーメントMを算
出する工程と、e)第1のモーメントMを有するととも
に横方向の磁化を増感させる速度を有する双極性磁場グ
ラジエントを前記領域において発生させる工程と、f)
速度により増感された横方向の磁化により得られるNM
R信号を得る工程と、g)双極性磁場グラジエントモー
メントMの符号を反転させて前記工程b)、c)、e)
およびf)を繰り返す工程と、h)得られた2つのNM
R信号の減算を行なうことにより前記領域において動い
ているスピンの速度を示す出力データを得ることにより
差データを得る工程とを備えていることを特徴としてい
る。
【0024】本発明によればまた、a)患者の心臓サイ
クルの位相を示す心臓位相信号を発生させる工程と、b
)血管記録を得ようとする領域の周囲に極性磁場を形成
する工程と、c)前記領域においてRF励起磁場を発生
させて横方向の磁化を行なわせる工程と、d)前記心臓
位相信号により定められる患者の心臓サイクルの位相の
関数として双極性磁場グラジエントの第1のモーメント
Mを算出する工程と、e)第1のモーメントMを有する
とともに横方向の磁化を増感させる速度を有する双極性
磁場グラジエントを前記領域において発生させる工程と
、f)前記領域において読み取り磁場グラジエントを印
加しながら速度により増感された横方向の磁化により得
られるNMR信号を得る工程と、g)前記工程b)およ
びc)を繰り返す工程と、h)負の第1のモーメント−
Mを有するとともに横方向の磁化を増感させる速度を有
する双極性磁場グラジエントを前記領域において発生さ
せる工程と、i)前記領域において読み取り磁場グラジ
エントを印加しながら速度により増感された横方向の磁
化により得られる第2のNMR信号を得る工程と、j)
第1のNMR信号と第2のNMR信号との差を取ること
により差信号を得る工程と、k)差信号をフーリエ変換
して出力信号を得る工程と、l)出力信号を使用して心
臓記録表示を得る工程とを備えることを特徴としている
【0025】本発明の別の観点によれば、位相差技術を
使用するとともに、血管の動きおよび血液流の速度の変
動に対して比較的感受性の乏しい血管記録を得るための
NMR方法が提供されている。即ち、この方法は、第1
の軸に沿って配向されている験体にスライス選択磁場(
slice select magnetic fie
ld)グラジエントを印加する工程と、験体にRF励起
パルスを印加して第1の軸と直交する面内に横方向の磁
化を形成する工程と、モーメントMを有する動き増感(
motion sensitizing)用の双極性磁
場グラジエントを験体に印加する工程と、第1の軸と直
交する第2の軸に沿って読み取り(readout)、
磁場グラジエントを形成しながら験体からNMR信号を
得る工程と、モーメント−Mを有する動き増感用の双極
性磁場グラジエントをもって上記工程を繰り返す工程と
、得られた2つのNMR信号の差し引きを行なうととも
に、得られた差NMR信号をアレイ(array)にお
けるデータ点(data point)の列として記憶
する工程と、験体を通る別の面からデータ点の別の列を
得るように上記工程を繰り返す工程と、アレイのデータ
点の列をフーリエ変換する工程と、各ピクセルの強度が
変換されたアレイの対応するデータ点により定められる
画像を得る工程とを備えることを特徴としている。
【0026】本発明の更に別の観点によれば、動作増感
磁場グラジエントモーメントMの大きさを血液の速度の
関数として変える方法が提供されている。これは、験体
の心臓サイクルの位相を示す信号を得る工程と、差NM
R信号が血液の流量の関数として大小を逆比例的に変化
させるモーメントMを有する動き増感用の双極性磁場グ
ラジエントとともに得られるように心臓位相信号に応答
して一連の値を介してモーメントMをステップ処理する
工程とを備えることを特徴としている。
【0027】
【作用】上記構成の本発明においては、位相エンコード
(phase encoding)用グラジエントはシ
ーケンスにおいて使用されないので、フーリエ変換を位
相エンコード方向へ行なうことによりスピンの位置を誤
ることはない。
【0028】また、本発明においては、位相エンコード
を使用しないので、同じスライスから多数のNMR信号
を得る必要がない。血管内の流動している血液と周囲の
静止している組織との間で十分なコントラストを提供す
る位相差法を使用するので、スピンの飽和による信号の
ロスを実質上考慮することなく、連続するスライスから
データを素早く取得することができる。
【0029】更にまた、心臓周期位相の関数として動き
増感用の磁場グラジエントモーメントMを変えることに
より、本発明の方法の感度は心臓サイクルの全位相にお
いて最大とすることができる。血液流が最小となる心臓
拡張期においては、モーメントMは、横方向へ磁化され
るスピンに大きな位相変化を生ずる値まで増大される。 これに対して、血液流が最大となる心臓収縮期において
は、モーメントMは、位相変化が過剰でなく、偽信号を
生じないように最小となる。これにより、心臓サイクル
全体を通じて最大となるNMR差信号が得られ、心臓サ
イクルのあらゆる時点において心臓脈管系を容易に観察
することができる。
【0030】
【実施例】本発明の上記したおよび他の目的と利点は、
以下の説明から明らかになるものである。以下、本発明
を、添付図面に示す本発明の好ましい実施例に関して説
明するが、実施例は必ずしも本発明の全範囲を示すもの
ではないので、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載
に基づいて定められるものである。
【0031】図1について説明すると、本発明の実施例
である、患者を受けるとともに2次元画像を得ることが
できる全身NMR画像処理装置(imaging sy
stem)が示されている。画像の位置と配向は、NM
R画像処理装置のX、YおよびZ軸に沿って印加される
磁場グラジエントの大きさにより定められる。図1には
、患者の心臓を介して取った一組のスライス1が示され
ているが、任意の部位または容積を介してかつ所望の方
向から画像を得るように磁場グラジエントを制御するこ
とができる。
【0032】本発明の好ましい実施例は、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー(GeneralElect
ric Company)から商業的に入手することが
でき、商標「シグマ」(”Sigma”)が付されて販
売されているNMR画像処理装置に組み込まれている。 この装置は、1.5テスラ(Tesla)の極性磁場B
0を発生する。図2は、ホストコンピュータ4から指令
信号を受けるパルス制御モジュール2を備えたこのNM
R画像処理装置の概略ブロック図である。 パルス制御モジュール2は、患者を包囲するグラジエン
トコイルアセンブリの一部を形成するグラジエントコイ
ル8、9および10をそれぞれ付勢する磁場グラジエン
ト電源5、6および7に適宜調時されたパルス波形信号
を与える。グラジエントコイル8、9および10は、極
性磁場B0の方向の磁場Gx、Gy、Gzを発生するが
、各磁場Gx、Gy、Gzは、x、yおよびz方向にそ
れぞれ勾配、すなわちグラジエントを有している。NM
R画像処理においてGx、GyおよびGzを使用するこ
とは本技術分野において周知であるので、以下、本発明
における特定の使用について、詳細に説明する。
【0033】図2について更に説明すると、パルス制御
モジュール2はまた、点線13により全体示されている
RFトランシーバ装置の一部をなすRF振動数シンセサ
イザ12に作動パルスを与える。パルス制御モジュール
2は更に、RF振動数シンセサイザ12の出力を変調す
る変調器14へ変調信号を供給する。RF信号は、RF
電力増幅器15と送信/受信スイッチ16とを介して結
合ネットワーク17へ印加される。結合ネットワーク1
7は、励起コイル18ヘ印加される2つの位相変位(p
hase displaced)RF信号を発生する。 2つの位相変位RF信号は、コイル18により生ずるR
F励起磁場B1が2つの垂直成分を有するようにコイル
に印加される。かかる直角位相(quadrature
)RF駆動構成は、RFエネルギを常磁性核へ供給する
のに一層有効な手段、従って、正味の磁化の所要の傾斜
角を発生しながらRFパルスの持続時間を一層短縮する
手段であることがわかった。
【0034】パルス制御モジュール2に基づいて、RF
励起パルスの変調と中心振動数とは、所望の横方向の励
起を行なうように制御される。RFパルスの振幅は、正
味の磁化が傾斜される量を定める。以下に説明するよう
に、本発明の好ましい実施例においては、10°乃至9
0°の傾斜角をスライスの厚さおよび血液の速度に基づ
いて採用する。更に、RFパルスを変調し、かつ、磁場
グラジエント、通常はGzと組み合わせて使用し、患者
の選択された面即ちスライスにおいてスピンを励起する
。RFパルスの帯域幅とスライス選択グラジエント強度
とは、スライスの厚さを決定し、RFパルスの中心振動
数とスライス選択グラジエントの強度とは、スライス位
置を決定する。「選択」(”selective”)R
Fパルスを使用するこのスライス選択法は、1984年
2月4日に特許された、発明の名称が「選択励起を使用
した3次元NMR画像処理方法」の米国特許第4,43
1,968号に記載されている。
【0035】図2について説明すると、励起された核ス
ピンからのNMR信号は、RFコイル18により感知さ
れ、送信/受信スイッチ16を介してRF前置増幅器1
9へ印加される。増幅されたNMR信号は直角位相検出
器20に印加され、検出された信号は、A/D変換器2
1によりデジタル化されるとともにコンピュータ4に印
加されて、以下に説明するようにして記憶および処理に
供される。代表的なパルスシーケンスは、送信にセット
されたスイッチ16により1つ以上のRFパルスをコイ
ル18に印加し、次に、受信にセットされたスイッチ1
6により1つ以上のNMR信号を受信するものである。
【0036】患者の心臓サイクルを監視するため、EC
Gユニット23がNMR装置のパルス制御モジュール2
に接続されている。ECGユニット23は、患者に取着
されかつ心臓サイクル中、電圧を感知する電極(図示せ
ず)を有している。これらの電圧の1つは、各心臓サイ
クルのはじめにパルス制御モジュールに印加されるパル
スを得るのに使用される。このECG入力信号は、図4
において一連のQRSパルス25として示されており、
一つの心臓サイクルに対するECG入力信号が26で示
されている。以下において詳細に説明するように、EC
G信号26のQRSパルスは、一連の画像のNMRデー
タを得るのに使用される一連のパルスシーケンスをトリ
ガするのに使用される。
【0037】NMRデータを得るのに使用されるパルス
シーケンスは、図3A乃至図3Cに示されている。グラ
ジエントエコーシーケンスでは、スライス選択グラジエ
ントパルス31の存在下において選択RF励起パルス3
0を験体に印加する。好ましい実施例においては、スラ
イスをZ軸に沿って選択し、パルス31をGzグラジエ
ントにより発生させる。励起パルス30の傾斜角はα=
10°乃至α=90°の値を有しており、この値は血液
の速度の関数として調整される。励起パルスの後に発生
するNMR信号の、スライス選択グラジエントパルス3
1により生ずる位相のずれを補償するとともに、NMR
信号の感度をスライス選択軸(z)に沿った速度まで下
げるために、負のGzグラジエントパルス34次いで正
のGzグラジエントパルス35を、米国特許第4,73
1,583号に記載のようにしてGzグラジエントコイ
ル10から発生させる。例えば、パルス31と幅は同じ
であるが反対の符号を有するパルス34が使用され、パ
ルス35はスライス選択パルス31と同じ高さを有する
が幅はパルス31の半分である。動作の加速とより高い
オーダとを補償するのに、より複雑な波形もまた周知で
ある。
【0038】NMR信号33を読み取り軸(x)に沿っ
て位置エンコードするため、NMR信号33が得られる
ときに読み取り用のグラジエントパルス37を発生させ
る。読み取り用のグラジエントパルス37は、読み取り
軸に沿ったスピンの位置を再構成画像において定めるこ
とができるように、周知の態様でNMR信号33をエン
コードする。読み取り用のグラジエントパルス37は、
全走査において一定値に保持される。グラジエントエコ
ーNMR信号33を発生するとともに、該信号の感度を
読み取り軸に沿った速度まで下げるように、グラジエン
トパルス38と39は、米国特許第4,731,583
号に記載のように、読み取り用のグラジエントパルス3
7に先行する。
【0039】図3Aのパルスシーケンスは、2Dまたは
3DNMRデータを得るのに使用される従来のグラジエ
ントエコーシーケンスとは異なり、位相エンコードを使
用しない。その結果、異なる位相エンコードを有する一
連のパルスシーケンスとは異なり、1つのパルスシーケ
ンスだけを実行することが必要となる。当然のことであ
るが、スピンの2次元(xおよびy軸)分布ではなく1
次元(x軸)だけを、この得られたNMRデータから再
構成することができる。図1について再び説明すると、
これは、スライス1と共面をなす画像は得ることができ
ないことを意味する。その代わりに、データが一連のス
ライスから得られ、x−y面にある2次元投影画像が参
照番号40で示すように得られる。この投影画像40に
おける任意の点でのNMR信号の大きさ(magnit
ude)と位相は、x、z点を通るy軸と平行な線に沿
って位置する励起された全てのスピンの和または線積分
により定められる。しかしながら、スライス1の配向、
従って、投影画像40の配向は、印加される磁場グラジ
エントの配向を変えることにより変えることができる。
【0040】図3A乃至図3Cについて再度説明すると
、血管記録を得るために、図3Aのパルスシーケンスは
、米国再発行特許第32,701号に記載のように、動
きに対して感度を有している。即ち、速度エンコード用
の双極性グラジエントパルスGmが、各パルスシーケン
スのグラジエント軸の1つに沿って該各シーケンスに加
えられる。これらの速度エンコード用のグラジエントパ
ルスは、位置エンコード用のグラジエントGx、Gyお
よびGzを発生する同じコイル8乃至10により作られ
る。これらの動きエンコード用の双極性グラジエントパ
ルス(Gm)は図3Bおよび図3Cに示されており、図
3Bにおいて、動きエンコード用のパルスGmの第1の
モーメント(M1)は、パルス45とパルス46との間
の時間間隔(t)を乗じた各パルス45、46の面積(
A)(即ち、M1=At)に等しい。図3Cにおいて、
動きエンコード用のパルスGmは同じ面積と時間間隔を
有するが、反対の極性をもち−M1に等しい第1のモー
メントを有する。
【0041】動きエンコード用のグラジエントパルスG
mは、図3Aのパルスシーケンスに加えられ、3つの軸
の1つに沿った速度に感度を有する。これは、点線47
で示されるようにスライス選択用のグラジエントに加え
られて従来のスライス選択軸(z軸)に沿って動いてい
るスピンの速度を測定するとともに、これは点線48で
示されるように読み取り用のグラジエントに加えられて
読み取り軸(x軸)に沿って動いているスピンの速度の
測定し、しかもこれは点線49で示されるように位相エ
ンコード用のグラジエントに加えられて位相エンコード
軸(y軸)に沿って動いているスピンの速度を測定する
。以下において説明するように、NMRパルスシーケン
スは各軸に沿って個々に印加される動きエンコード用の
グラジエントGmによって6回繰り返され、各軸に関し
て2回実行され、最初の実行は図3Bの正の動きエンコ
ード用グラジエントGmをもって行なわれ、次に図3C
の負の動きエンコード用グラジエントGmをもって行な
われる。
【0042】NMRデータが走査において得られる順序
が、図4に示されている。心臓サイクルが走査の際に生
ずるときには、各スライスのNMRデータを得るのに3
つの心臓サイクルが使用される。最初の心臓サイクルの
際に使用されるNMRパルスシーケンスは、読み取り方
向の軸(x軸)に沿った動きエンコード用グラジエント
Gmを使用し、第2の心臓サイクルにおいて使用される
NMRパルスシーケンスは位相エンコード軸(y軸)に
沿った動きエンコード用グラジエントGmを使用し、第
3のサイクルはスライス選択軸(z軸)に沿った動きエ
ンコード用グラジエントGmを使用する。各組の3つの
心臓サイクルの後に、RF励起パルス30の中心振動数
は次のスライスを選択するように変更され、3つのサイ
クルの取得が繰り返される。最後のスライス(#n)の
データが得られると、走査が完了する。
【0043】図4について更に説明すると、多くの画像
についてのデータを得るために各心臓サイクルには十分
な時間がある。得られる画像の数(N)は、患者の心搏
度数により定められ、各画像1乃至Nのデータは、心臓
サイクルの同じ点即ち位相で得られる。QRSパルス2
5によってシーケンスが開始し、一対のパルスシーケン
ス(+Mおよび−M)がN個の画像のそれぞれについて
実行される。各画像のデータは心臓サイクルの各々にお
いて実質上同じ点で得られるので、各画像の実質上同じ
点において解剖学的構造が得られる。その結果、画像は
鮮明であり、順々に観察すると、画像は、心臓サイクル
の連続したフェーズで一連の血管記録として心臓脈管系
を示している。
【0044】心臓サイクル期間中、画像数Nの2倍の画
像数を発生する別のデータ取得シーケンスもまた、可能
である。この別のシーケンスにおいては、一つの心臓サ
イクルにおいて正の動きエンコード用グラジエント(+
M)を軸(x、yまたはz)に沿って印加し、次の心臓
サイクルにおいて負の動きエンコード用グラジエント(
−M)を印加する。このように、各軸に関して2つの心
臓サイクルが必要であり、各スライスについて全部で6
つの心臓サイクルが必要となる。しかしながら、+Mお
よび−Mは、連続する心臓サイクルにおいて正確に同じ
点で得られ、2倍のパルスシーケンスを実行して心臓サ
イクルにおいて得られる画像の数Nを2倍にすることが
できる。
【0045】本発明は、コンピュータ4により実行され
るプログラムの指示のもとで実施される。このプログラ
ムのフローチャートが図6Aおよび図6Bに示されてお
り、血管記録を得ようとするときに実行される。プログ
ラムは参照番号100から開始し、ブロック101で全
体示されている多数の前走査(prescan)手順を
実行する。これらの手順は、正確な傾斜角を得ることが
できるようにRF出力と振動数を調整する工程を有して
いる。 調整工程により、更に、モーメントのテーブル102と
傾斜角テーブル103とが得られる。これらのテーブル
102と103は、3つの心臓サイクルについて図3A
のパルスシーケンスを実行する調整手順において得られ
る。第1のサイクルは、双極性グラジエントGmの感度
を上げるx軸速度で行なわれ、第2のサイクルはy軸の
速度まで感度を上げ、第3の心臓サイクルはz軸の速度
まで感度を上げる。NMRデータは中心のスライスから
問題の領域を介して得られ、このデータから、図4にお
いて曲線105で示すような速度のプロフィルが算出さ
れる。1つの心臓サイクルにおいて連続した画像データ
が得られる区間1乃至Nのそれぞれについて、グラジエ
ントモーメントの大きさの値Mがモーメントテーブル1
02に記憶される。図4において106で示すように、
これらの値Mは、速度曲線105の絶対値により定めら
れ、グラジエントモーメントMは高い血液速度において
最小となって偽信号を防止するとともに、低い血液速度
において最高となって血管記録におけるコントラストを
改善する。傾斜角テーブル103は、RF励起パルス3
0の振幅を示す一連の値を記憶することにより得られる
。多くの場合、血液の速度は心臓拡張の際に減少するの
で、傾斜角を小さくして緩慢に流れるスピンのRF飽和
を防止することができる。かかる特徴は、スライスの厚
さが増大しかつスピンがより長時間スライス内に留まる
ときに、より重要となる。
【0046】図6Aおよび図6Bのフローチャートにつ
いて更に説明すると、装置の調整後に、データの構造と
カウンタとをプロセスブロック110で初期設定し、し
かる後、ループ111において、各スライスについてN
MRデータを得る。ループ111における処理は、プロ
セスブロック112においてECG信号内のQRSパル
スを待ち、次いで、第2のループ113において、NM
Rデータを各画像について得る。ループ113において
、プロセスブロック114では、動きエンコード用の双
極性グラジエントGmのモーメントMを設定する。これ
は、モーメントテーブル102へのインデックスとして
画像番号即ちカウントを使用するとともに、双極性グラ
ジエントパルスを指示された大きさに設定することによ
り行なわれる。図3Aのパルスシーケンスが、プロセス
ブロック115および116により示されるように2回
実行される。動きエンコード用のグラジエントGmのモ
ーメントMは、第1のパルスシーケンスにおいては正で
あり、第2のパルスシーケンスでは負である。更に、動
きエンコード用のグラジエントGmの方向(x、yまた
はz軸)は、軸カウンタにより定められる。次いで、判
定ブロック117では、N個の画像データ全てが現在の
心臓サイクルにおいて得られたどうかを判定する。この
結果、N個の画像データ全てが得られていない場合には
、ブロック118において画像カウントをインクリメン
トし、ループバックを行なって次の画像のNMRデータ
を得る。
【0047】1つの心臓サイクルでN個の画像データが
全て得られた場合には、判定ブロック119および12
0において、次の心臓サイクルにおいてどのデータを得
るかを判定する。動き増感(motion sensi
tized)NMRデータが現在のスライスの3つの軸
について得られていない場合には、ループバックする前
に、プロセスブロック121において軸カウントをイン
クリメントしかつ画像カウントをリセットする。これに
対して、3方向の全てについて、動きを感受した結果の
NMRデータが得られている場合には、判定ブロック1
20において別のスライスのデータを得るべきか否かを
判定する。該データを得るべきである場合には、データ
を更に得るために、ループバックをするに先立って、プ
ロセスブロック122においてスライスカウントをイン
クリメントし、かつ、画像カウントと軸カウントとをリ
セットする。n個のスライスデータ全てが得られた場合
には、データ取得手順を終了し、画像再構成を開始させ
る。
【0048】図5には、n個の画像の1つについて得ら
れたNMRデータが示されている。このNMRデータは
、正のモーメントMで速度が増感された3つのn×mア
レイ125、126および127と、負のモーメントM
で速度が増感された3つのn×mアレイ128、129
および130とを有している。行の数nは得られたスラ
イスの数に対応し、列の数mは得られた各NMR信号の
デジタル化されたサンプルの数に対応している。好まし
い実施例においては、n=42およびm=256である
【0049】図5および図6Bに示すように、本発明に
よる画像再構成は、プロセスブロック135で開始し、
負のアレイ128、129および130の複素数を正の
アレイ125、126および127の対応する複素数か
ら差し引いて、3つのn×m差アレイ136、137お
よび138を得る。静止スピンにより得られるNMR信
号成分は、正および負のアレイ双方において同じであり
、従って、この減算処理によって静止スピンによる信号
成分を実質上“0”にすることができる。これに対して
、動いているスピンによるNMR信号成分は、アレイ1
25、126および127では正でありかつアレイ12
8、129および130では負である位相ずれを受ける
。従って、減算の結果、動いているスピンによるNMR
信号成分はともに加わり、差アレイ136、137およ
び138において信号強度を高める。迅速に動いている
スピンを血液の形態で含むのは心臓脈管であるので、上
記処理によって、最終血管記録において周囲の組織に対
する心臓脈管系のコントラストを明瞭にさせることがで
きる。
【0050】次いで、プロセスブロック140では、そ
れぞれの差アレイ136、137および138を各行に
沿ってフーリエ変換する処理がなされる。本技術分野に
おいて良く知られているように、この処理は、読み取り
軸(x軸)に沿った位置に相当する各行の時間領域信号
を振動数領域へ変換するものである。3つの得られたn
×m画像データアレイ141、142および143のそ
れぞれの複素数は、それぞれのx、yおよびz軸に沿っ
て動いているスピンの数と動きの平均速度を示す。
【0051】判定ブロック145において3つの全ての
軸についての変換がなされたと判定されると、プロセス
ブロック146の処理へ進み、n×m位相表示アレイ1
47の要素を算出する。n×m画像データアレイ141
、142および143の各複素数により示される位相角
は、x−z投影面内の点においてx、yおよびz軸の各
々に沿ったスピンの平均速度と比例する。
【0052】
【数2】
【0053】従って、これらの3つの位相角をベクトル
合計することにより、平均スピン速度に比例する値が、
n×m位相表示アレイの各点について算出される。
【0054】
【数3】
【0055】各画像は速度エンコード用の双極性グラジ
エントGmの異なった値で得られるので、モーメントテ
ーブル102内のこの画像に対応する第1のモーメント
値Mを使用して位相表示アレイの値を正規化する必要が
ある。その結果、各画像についてのNMRデータが異な
った速度増感グラジエントモーメントMで得られる場合
でも、位相表示画像の全てが表示されるとき、それらは
表示スクリーンの各ピクセルの輝度により血液流の速度
を正確に反映する。
【0056】次に、プロセスブロック150では、n×
mの大きさ表示アレイ151を計算する。これは、画像
データアレイ141、142および143のそれぞれの
各複素数の大きさ(D)を先づ算出することにより行な
われる。
【数4】
【0057】ここで、iとqは複素数の実数成分と虚数
成分である。
【0058】次に、各軸についてのこれらの大きさDx
、DyおよびDzをn×mのデータの各点でベクトル合
計して、動いているスピンにより得られるNMR信号の
大きさを表わす数値Dvを得る。
【数5】
【0059】このようにして得られた大きさ表示アレイ
151はコンピュータメモリに記憶され、処理が終了し
た後、血管記録表示を得るために呼び出される。もちろ
ん、一連のかかる画像はいまの処理によって記憶され、
心臓サイクル全体において心臓脈管系における変化を示
すために連続して表示することができる。
【0060】以後の処理では、得られたNMRデータを
使用して、従来のスピン密度画像を得る。再び図5およ
び図6Bを参照すると、この処理では、先づプロセスブ
ロック155において、各行に沿ってアレイ125−1
30をフーリエ変換する。かくして、フーリエ変換され
た6つのn×mNMRデータアレイ156が得られる。 次いで、プロセスブロック157では、6つのアレイ1
56のそれぞれの対応する複素数を互いに加算し、1つ
のn×m画像データアレイ158を形成する。次いで、
プロセスブロック160では、静的な画像アレイ158
において複素数成分の二乗の合計の平方根を算出するこ
とにより、大きさ表示アレイ159を生成し、これを記
憶する。このデータは、表示されると、投影面の静止ス
ピンの密度を示すので、静止した解剖学的構造に対して
血管の位置を定めるのに使用される。例えば、放射線学
者は、位相表示アレイ147または大きさ表示アレイ1
51から得られる血管記録画像を、静的な大きさ表示ア
レイ159により得られる画像に重畳して、患者の特定
の血管の位置を正確に定めることができる。
【0061】この処理は、心臓サイクルにおいて得られ
るN個の画像のそれぞれについて繰り返される。判定ブ
ロック161において画像が最後の画像Nであると判定
されると、処理を終了し、最後の画像Nでない場合には
、次の画像を処理するためにブロック162を介してル
ープバックする。走査の最後において、コンピュータは
、心臓サイクルにおいて得られるN個の画像のそれぞれ
について、3つの表示アレイ147、151および15
9を記憶する。これらは、個々に見ることができ、連続
して再生することができ、あるいは任意の診断学的に有
効な態様で組み合わせることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、再構成された画像における、データ取得の際の患者
の血管の動きによる画像のゴーストやぶれ等を低減させ
ることができるとともに、NMR血管記録を得るのに必
要な走査時間を短縮することができ、しかもNMR血管
記録の位相差法を最適に実施させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は本発明のNMR方法を使用して形成す
ることができる例示画像を得る患者を示す説明図である
【図2】この図は本発明を使用したNMR装置の電気ブ
ロック図である。
【図3A】この図は本発明を実施するのに使用されるN
MRパルスシーケンスを示すシーケンス図である。
【図3B】この図は本発明を実施するのに使用されるN
MRパルスシーケンスを示すシーケンス図である。
【図3C】この図は本発明を実施するのに使用されるN
MRパルスシーケンスを示すシーケンス図である。
【図4】この図は本発明を使用してNMRデータを得る
シーケンスを示すグラフ図である。
【図5】この図は得られるNMRデータと、画像を得る
ようにNMRデータを処理する態様を示す線図である。
【図6A】この図は本発明の好ましい実施例を実施する
ように図2のNMR装置により実行されるプログラムを
示すフローチャート図である。
【図6B】この図は本発明の好ましい実施例を実施する
ように図2のNMR装置により実行されるプログラムを
示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1  スライス 2  パルス制御モジュール 4  ホストコンピュータ 5、6、7  磁場グラジエント電源 8、9、10  グラジエントコイル 12  RF振動数シンセサイザ 13  RFトランシーバ装置 14  変調器 15  RF電力増幅器 16  送信/受信スイッチ 17  結合ネットワーク 18  励起コイル 19  RF前置増幅器 20  直角位相検出器 21  A/D変換器 23  ECGユニット 25  QRSパルス 26  ECG入力信号 30  選択RF励起パルス 31  選択グラジエントパルス 33  NMR信号 34  グラジエントパルス 35  グラジエントパルス 37  読み取りグラジエントパルス 38、39  グラジエントパルス 40  投影画像 45、46  パルス 47  スライス選択用のグラジエント48  読み取
り用のグラジエント 49  位相エンコード用のグラジエント101  プ
ロセスブロック 102  モーメントテーブル 103  傾斜角テーブル 110  プロセスブロック 111  ループ 112  プロセスブロック 113  ループ 114  プロセスブロック 117  判定ブロック 118  画像カウント 119、120  判定ブロック 122  プロセスブロック 125、126、127  アレイ 128、129、130  アレイ 136、137、138  差アレイ 140  プロセスブロック 141、142、143  画像データアレイ145 
 判定ブロック 146  プロセスブロック 147  位相表示アレイ 150  プロセスブロック 151  大きさ表示アレイ 155  プロセスブロック 156  変換NMRアレイ 157  プロセスブロック 158  画像データアレイ 159  大きさ表示アレイ 160  プロセスブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)患者の心臓サイクルの位相を示す
    心臓位相信号を発生させる工程と、 b)血液の速度を測定しようとする領域の周囲に極性磁
    場を形成する工程と、 c)前記領域においてRF励起磁場を発生させて横方向
    の磁化を行なう工程と、 d)前記心臓位相信号により定められる患者の心臓サイ
    クルの位相の関数として双極性磁場グラジエントの第1
    のモーメントMを算出する工程と、 e)第1のモーメントMを有するとともに横方向の磁化
    を増感させる速度を有する双極性磁場グラジエントを前
    記領域において発生させる工程と、 f)速度により増感された横方向の磁化により得られる
    NMR信号を得る工程と、 g)双極性磁場グラジエントモーメントMの符号を反転
    させて前記工程b)、c)、e)およびf)を繰り返す
    工程と、 h)得られた2つのNMR信号の減算を行なって前記領
    域で動いているスピンの速度を示す出力データを得るこ
    とにより差データを得る工程とを備えていることを特徴
    とするNMR装置による患者の血液の速度を測定する方
    法。
  2. 【請求項2】  i)磁場グラジエントを前記領域に印
    加して、得られたNMR信号を位置エンコードすること
    により前記領域において動いているスピンの位置を示す
    工程を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】  前記工程h)は出力データの値を算出
    された第1のモーメントMの関数として調整することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】  前記領域における血液の速度を患者の
    心臓サイクルの異なる位相において予測する工程を備え
    るとともに、第1のモーメントMは前記信号により示さ
    れる心臓位相における予測速度の関数として前記工程d
    )において算出されることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】  RF励起磁場は前記心臓位相信号によ
    り定められる患者の心臓サイクルの関数として変えられ
    て、心臓サイクル位相の関数として得られる横方向の磁
    化の量を変えることを特徴とする請求項1に記載の方法
  6. 【請求項6】  a)患者の心臓サイクルの位相を示す
    心臓位相信号を発生させる工程と、 b)血管記録を得ようとする領域の周囲に極性磁場を形
    成する工程と、 c)前記領域においてRF励起磁場を発生させて横方向
    の磁化を行なう工程と、 d)前記心臓位相信号により定められる患者の心臓サイ
    クルの位相の関数として双極性磁場グラジエントの第1
    のモーメントMを算出する工程と、 e)第1のモーメントMを有するとともに横方向の磁化
    を増感させる速度を有する双極性磁場グラジエントを前
    記領域において発生させる工程と、 f)前記領域において読み取り磁場グラジエントを印加
    しながら速度により増感された横方向の磁化により得ら
    れるNMR信号を得る工程と、 g)前記工程b)およびc)を繰り返す工程と、h)負
    の第1のモーメント−Mを有するとともに横方向の磁化
    を増感させる速度を有する双極性磁場グラジエントを前
    記領域において発生させる工程と、i)前記領域におい
    て読み取り磁場グラジエントを印加しながら速度により
    増感された横方向の磁化により得られる第2のNMR信
    号を得る工程と、 j)第1のNMR信号と第2のNMR信号との差を取る
    ことにより差信号を得る工程と、 k)差信号をフーリエ変換して出力信号を得る工程と、
    l)出力信号を使用して心臓記録表示を得る工程とを備
    えることを特徴とするNMR装置による患者の血液の速
    度を測定する方法。
JP3219278A 1990-08-17 1991-08-06 Nmr血管記録の位相差ライン走査方法 Pending JPH04269943A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/568,938 1990-08-17
US07/568,938 US5031624A (en) 1990-08-17 1990-08-17 Phase contrast, line-scanned method for NMR angiography

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04269943A true JPH04269943A (ja) 1992-09-25

Family

ID=24273386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3219278A Pending JPH04269943A (ja) 1990-08-17 1991-08-06 Nmr血管記録の位相差ライン走査方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5031624A (ja)
EP (1) EP0471501A3 (ja)
JP (1) JPH04269943A (ja)
IL (1) IL98600A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204712A (ja) * 1999-12-14 2001-07-31 General Electric Co <Ge> ナヴィゲータ磁気共鳴撮像エコー信号を用いた呼吸変位及び速度の測定法
WO2009142167A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置及び血管画像取得方法
JP2013102889A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5214382A (en) * 1990-02-23 1993-05-25 Baylor Research Institute Magnetic resonance imaging with selective contrast enhancement
EP0447970B1 (en) * 1990-03-20 1997-09-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for imaging blood vessels employing magnetic resonance
US5204627A (en) * 1991-03-14 1993-04-20 Wisconsin Alumni Research Foundation Adaptive NMR angiographic reprojection method
US5273040A (en) * 1991-11-14 1993-12-28 Picker International, Inc. Measurement of vetricle volumes with cardiac MRI
US5348011A (en) * 1991-11-14 1994-09-20 Picker International, Inc. Shared excitation phase encode grouping for improved throughput cardiac gated MRI cine imaging
US5329925A (en) * 1991-11-14 1994-07-19 Picker International, Inc. Reduced scan time cardiac gated magnetic resonance cine and flow imaging
JPH05154132A (ja) * 1991-11-30 1993-06-22 Shimadzu Corp Mr撮像法
US5285158A (en) * 1992-08-06 1994-02-08 Wisconsin Alumni Research Foundation NMR angiography using fast pulse sequences with preparatory pulses
US5477144A (en) * 1993-02-18 1995-12-19 Johns Hopkins University Method for reducing image artifacts in magnetic resonance images acquired with synchronization to physiological cycles
JP3496889B2 (ja) * 1993-06-24 2004-02-16 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置
US5408180A (en) * 1993-08-13 1995-04-18 Wisconsin Alumni Research Foundation Measurement of flow using a complex difference method of magnetic resonance imaging
DE4327325C1 (de) * 1993-08-13 1995-01-12 Siemens Ag Verfahren zur zeitaufgelösten MR-Bildgebung
JP3386864B2 (ja) * 1993-10-28 2003-03-17 株式会社日立メディコ 核磁気共鳴撮影方法及び装置
US5429134A (en) * 1994-06-27 1995-07-04 General Electric Company Multi-phase fat suppressed MRI cardiac imaging
US6121775A (en) * 1998-06-16 2000-09-19 Beth Israel Deaconess Medical Center, Inc. MRI imaging method and apparatus
EP1014102A3 (en) * 1998-12-24 2001-10-04 Marconi Electronic Systems Limited Multislice magnetic resonance imaging using an array of receiving coils
JP4379559B2 (ja) * 1999-04-30 2009-12-09 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
US6654628B1 (en) 2000-11-03 2003-11-25 The Johns Hopkins University Methods to assess vascular endothelial function
US20020073441A1 (en) 2000-12-13 2002-06-13 Ross Brian D. Compositions and methods for detecting proteolytic activity
US6618609B2 (en) * 2001-03-30 2003-09-09 Koninklifke Philips Electronics, N.V. Flow adaptive guided determination of imaging parameters for 3D magnetic resonance angiography
JP2003250775A (ja) * 2002-02-25 2003-09-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Mri装置およびmra撮影方法
JP3753668B2 (ja) * 2002-03-12 2006-03-08 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー Rfパルスチューニング装置
US6922580B2 (en) * 2002-06-04 2005-07-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Blood flow gated MRI
US7561909B1 (en) * 2002-09-16 2009-07-14 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services MRI navigator methods and systems
EP2251695B1 (en) 2003-12-23 2013-07-17 Mount Sinai Hospital Corporation Markers associated with endometrial disease
CN100479748C (zh) 2004-03-26 2009-04-22 株式会社东芝 核磁共振成像装置
US7049816B2 (en) * 2004-09-30 2006-05-23 Wisconsin Alumni Research Foundation Magnetic resonance imaging with dual velocity encoded projection reconstruction acquisition
JP3668816B1 (ja) * 2004-12-16 2005-07-06 学校法人慶應義塾 磁気共鳴イメージング装置
CA2618163A1 (en) 2008-02-07 2009-08-07 K. W. Michael Siu Head and neck cancer biomarkers
DE102009019596B4 (de) * 2009-04-30 2023-08-17 Siemens Healthcare Gmbh Magnetresonanzangiographie mit flusskompensierter und flusssensitiver Bildgebung
JP2011156078A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴イメージング装置およびプログラム
US8653817B2 (en) 2010-04-02 2014-02-18 General Electric Company Accelerated pseudo-random data magnetic resonance imaging system and method
US9588203B2 (en) * 2010-12-07 2017-03-07 New York University Apparatus, method and computer-accessible medium for determination of electrical properties of tissues and materials using multiple radio frequency measurements
US10185016B2 (en) * 2016-04-22 2019-01-22 General Electric Company System and method for imaging four-dimensional flow of a fluid within a volume of an imaged object

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4714081A (en) * 1986-03-03 1987-12-22 General Electric Company Methods for NMR angiography
US4718424A (en) * 1986-08-07 1988-01-12 Stanford University NMR imaging of blood flow by moment variation of magnetic gradients
WO1988007349A1 (en) * 1987-03-25 1988-10-06 Fonar Corporation Nuclear magnetic resonance imaging
JP2624728B2 (ja) * 1987-11-24 1997-06-25 株式会社日立製作所 診断用核磁気共鳴装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204712A (ja) * 1999-12-14 2001-07-31 General Electric Co <Ge> ナヴィゲータ磁気共鳴撮像エコー信号を用いた呼吸変位及び速度の測定法
WO2009142167A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置及び血管画像取得方法
US8483466B2 (en) 2008-05-22 2013-07-09 Hitachi Medical Corporation Magnetic resonance imaging apparatus and blood vessel image acquiring method
JP2013102889A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0471501A3 (en) 1992-09-16
IL98600A (en) 1993-07-08
EP0471501A2 (en) 1992-02-19
IL98600A0 (en) 1992-07-15
US5031624A (en) 1991-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5031624A (en) Phase contrast, line-scanned method for NMR angiography
JP3878176B2 (ja) インターリービングされた投影−再構成データを使用する三次元位相コントラスト磁気共鳴イメージング
JP3130320B2 (ja) 対象物のコントラスト増大磁気共鳴画像を生成するmri装置
KR101301490B1 (ko) 자기공명영상장치 및 확산강조영상획득방법
US7800367B2 (en) Method and apparatus for generating T2* weighted magnetic resonance images
US8320646B2 (en) MRI acquisition using 2D sense and partial fourier pace sampling
US20080150532A1 (en) Method and apparatus for measuring t1 relaxation
US8155419B2 (en) MRI acquisition using sense and highly undersampled fourier space sampling
JP2004527301A (ja) 連続的テーブル移動を使用して大視野からmriデータを取得する方法
JPH0614914B2 (ja) 多次元再構成技術を使用する高速nmr映像化方法及びその装置
JPH0616768B2 (ja) 高速スピンエコーnmrスキャンでの多重画像取得方式
US6188922B1 (en) Phase contrast imaging using interleaved projection data
JPH0722575B2 (ja) 核磁気共鳴造影投影像を作る装置
JPH0693887B2 (ja) 複素数差処理をした磁気共鳴血管造影図の位相補正
US4654591A (en) NMR flow imaging using bi-phasic excitation field gradients
US6201986B1 (en) Synchronized K-space sampling in magnetic resonance angiography
US5016637A (en) MRI method
JP2012505709A (ja) 移動テーブルmri装置及び方法
JP2003531710A (ja) 狭窄重篤度の迅速評価のための方法及び装置
US6198960B1 (en) Flip angle modulated magnetic resonance angiography
JPH0616766B2 (ja) Nmrイメージング装置を使用した高速流れ測定方式
JPH06169896A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US20110194746A1 (en) Method for Time-of-Arrival Mapping in Magnetic Resonance Imaging
JP4763142B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US6809517B2 (en) Magnetic resonance imaging of prostate brachytherapy seeds