JPH0420263Y2 - - Google Patents

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JPH0420263Y2
JPH0420263Y2 JP19613687U JP19613687U JPH0420263Y2 JP H0420263 Y2 JPH0420263 Y2 JP H0420263Y2 JP 19613687 U JP19613687 U JP 19613687U JP 19613687 U JP19613687 U JP 19613687U JP H0420263 Y2 JPH0420263 Y2 JP H0420263Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤビネツト等のトレー受装置の改
良に係わり、更に詳しくはキヤビネツトの両側板
内面に取付けてトレーを支持するトレー受装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、キヤビネツト等のトレー受装置は、キヤ
ビネツトの側板にレールを一体的に形成したもの
や、レールを有する単位受部材をキヤビネツトの
側板内面に取付けるようになしたものが各種提供
されている。例えば、実公昭54−11146号公報に
て開示される如く、キヤビネツトの両側板に水平
な板状のレールを有するレール部材を上下に多段
に圧着係合して取付け、単に両側レール上に引出
しを摺動自在に搭載したものであり、そのため該
引出しがガタついたり、容易に手前へ抜け落ちる
恐れがあり、更にレール部材の取付け作業が複雑
であるといつた問題があつた。また実公昭52−
25373号公報にて開示される如く、キヤビネツト
の側板へ取付ける基板の一側面に平板状のレール
を突設した単位部材を、該側板の上下方向に複雑
個連設したものが提供されるが、やはり前記同様
にレール上に載置したトレー等が容易に手前に抜
け落ちたり、該トレーをキヤビネツト内へ押し込
んで収納する場合の正確な位置決めができない等
の問題を有するものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、トレーを極めて容易に載置することが
でき、しかも押込み収納状態での該トレーの位置
決めが容易で、前後方向のガタつき及びずれがな
く、更にトレーを引出した状態で抜止め係止する
ことができ、キヤビネツトの側板への装着が簡単
なキヤビネツト等のトレー受装置を提供する点に
ある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は、前述の問題解決の為に、上部受面の
前後端部から内方等距離位置に凹段部を形成する
とともに、下部摺動面の前後部に端方向上方へ湾
曲した斜面を形成した単位レールを基板一側面の
上下方向に等距離を隔てて複数個突設し、キヤビ
ネツト等の両側板内面に取付ける単位受部材と、
両側上縁に前記単位レールの受面に支持される係
止縁を突設し、該係止縁の前後部下面に前記単位
レールの両凹段部に同時に係合する凸部を形成し
てなるトレーとよりなり、前記凸部下面と係止縁
上面間の厚みを上下に隣接する単位レール間距離
より小さく設定するとともに、前記トレーの後方
凸部の前縁から該トレー上縁後端までの距離を前
記単位レールの前方凹段部の前縁から上方の単位
レールの摺動面間最短距離より長く設定してなる
キヤビネツト等のトレー受装置を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案のキヤビネツト
等のトレー受装置は、キヤビネツト等の両側板内
面に取付けた単位部材の上下に隣接した単位レー
ル間に、トレーの両側に突設した係止縁を挿入し
て、該係止縁の前後部下面に形成した凸部を前記
単位レールの上部受面の前後端部から内方等距離
位置に形成した凹段部に同時に係合させて、該ト
レーの前後の移動を規制した状態で収納し、また
トレーの手前側をやや上方に持ち上げて、前方の
凸部と凹段部の係合状態を解除させて手前へ引出
せば、後方の凸部は単位レールの受面の中央部を
摺動して前方の凹段部に係合して止まり、この状
態で手を離してもトレーの後方凸部の前縁からト
レー上縁後端までの距離を単位レールの前方凹段
部の前端から上方の単位レールの摺動面間最短距
離より長く設定したので引出した状態を維持し、
更にこの状態からトレーの手前側を持ち上げて引
出し、後方の凸部と前方の凹段部の係合状態が解
除してキヤビネツト内からトレーを持ち出せるも
のである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図及び第2図は本考案の代表的実施例を示
し、図中Aは単位受部材、Bはトレーをそれぞれ
示している。単位受部材Aは、基板1の一側面に
複数個の長尺板状の単位レール2、…を上下方向
に等距離を隔てて突設したもので、本実施例では
前記基板1と4本の単位レール2を合成樹脂で一
体成形して構成した。前記単位レール2の上部受
面3には前後端部から内方等距離位置に凹段部
4,4を形成するとともに、中央部に端部上面5
と略面一の平坦部6を形成し、下部摺動面7には
中央部に平坦部8を形成するとともに、前後部に
端方向上方へ湾曲した斜面9,9を形成してい
る。更に、前記端部上面5は端方向下方へ傾斜さ
せ、また前記凹段部4の前縁は鋭角な立上りとな
す一方、該凹段部4から平坦部6にかけては滑ら
かな傾斜面となしている。また、前記基板1は略
長方形の板形状で、上面の両端部には連結用の突
起10,10を一体形成するとともに、下面の両
端部には前記突起10と対応する位置に他の基板
1の突起10を嵌合し得る凹所11,11を形成
してあり、更に前記突起10、10の近傍にざぐ
り孔12,12を穿設している。そして、一方の
単位受部材Aの突起10,10を、他方の単位受
部材Aの凹所11,11を嵌合連結した状態で、
第3図及び第4図に示す如くキヤビネツト13の
側板14に基板1を当接し、前記ざぐり孔12に
挿通したビス15にて螺着している。
トレーBは、箱体16の上縁面側に係止縁1
7.17を突設するとともに、該係止縁17の前
後部下面には前記単位レール2の前後部の両凹段
部4,4に同時に係合する凸部18,18を形成
し、更に前後縁には把手19,19をそれぞれ取
付けて前後対称に構成している。ここで、前記係
止縁17の凸部18下面と該係止縁17上面間の
厚みL1を、上下に隣接する単位レール2,2間
即ち下方の単位レール2の受面3の平坦部6と上
方の単位レール2の摺動面7の平坦部8間距離L
2と前記単位レール2の前方凹段部4の前縁から
上方に近接する単位レール2の摺動面7間最短距
離L3の内で短い距離より小さく設定し、両単位
レール2,2間にトレーBの係止縁17,17を
挿入し得るようになし、更に前記トレーBの後方
凸部18の前縁から該トレーB上縁後端までの距
離L4を、前記単位レール2の前方凹段部4の前
縁から上方に近接する単位レール2の摺動面7間
最短距離L3より長く設定し、トレーBを手前側
へ引出した場合に手前側へ抜け落ちないようにし
ている。
しかして、第3図に示した如く前記単位受部材
Aをキヤビネツト13の両側板14,14に複数
個上下に連設した場合、種々のタイプのトレーB
を支持することができる。即ち、図中上方のトレ
ーB1は、一本の単位レール2を専有して支持す
るもので、中間のトレーB2は二本の単位レール
2,2を専有して支持するもので、更に下方のト
レーB3は四本の単位レール2、…を専有して支
持するもので、種々の深さの箱体16を有するも
のであるが、前記係止縁17は共通のものとす
る。そして、前記トレーBを単位受部材Aを用い
てキヤビネツト13内に収納する場合は、前記単
位受部材Aの上下に隣接した単位レール2,2間
に、前記トレーBの両側に突設した係止縁17,
17に挿入して、該係止縁17の後方凸部18を
単位レール2の前方端部上面5を通過させて更に
押し込むことにより、前記受面3上を凹段部4及
び平坦部6と通過させ、その状態でトレーBの手
前側を持ち上げて押込み、前方の凸部18を前方
端部上面5上を通過させて、両凸部18,18を
前記単位レール2の両凹段部4,4に係合させ、
第2図中点線の位置に納める。尚、前記端部上面
5の前端上縁と該端部上面5の最高部との高差
を、前記凸部18の下方突出高さより大きくすれ
ば、前記トレーBの手前側を持ち上げなくとも、
単に押し込むことにより収納することができる。
また、該トレーBを引出す場合にはトレーBの手
前側をやや上方に持ち上げて、前方の凸部18と
凹段部4の係合状態を解除させて手前へ引けば、
後方の凸部18は単位レール2の受面3の中央部
平坦部6を摺動して前方の凹段部4に係合して止
まり、この状態で手を離してもトレーBの上縁後
端が上方の単位レール2の摺動面7に当接して図
中一点鎖線の状態を維持する。更に、この状態か
らトレーBの手前側を持ち上げて引出し、トレー
B後方の凸部18と単位レール2前方の凹段部4
の係合状態が解除してキヤビネツト13内からト
レーBを完全に引出して持ち出せるのである。
尚、最上段に位置する単位レール2にトレーBを
載置する場合の抜け落ち防止は、キヤビネツト1
3の天板又は中仕切板20の下面を上方の単位レ
ール2の摺動面7の如く距離設定することにより
容易に達成できる。
尚、本実施例の如く単位受部材Aを前後対称に
形成すれば、同一の単位受部材Aをキヤビネツト
13の両側板14,14に対向させて取付けるこ
とができ、製造コストの低減を図ることができ、
更に前後開放したキヤビネツト13を用いる場合
は、該キヤビネツト13の前後からトレーBを全
く同様に収納、引出しができて便利である。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案のキヤビネツト等のトレ
ー受装置によれば、上部受面の前後端部から内方
等距離位置に凹段部を形成するとともに、下部摺
動面の前後部に端方向上方へ湾曲した斜面を形成
した単位レールを基板一側面の上下方向に等距離
を隔てて複数個突設し、キヤビネツト等の両側板
内面に取付ける単位受部材と、両側上縁に前記単
位レールの受面に支持される係止縁を突設し、該
係止縁の前後部下面に前記単位レールの両凹段部
に同時に係合する凸部を形成してなるトレーとよ
りなるので、キヤビネツトの両側板の所望位置に
所望数の単位受部材を取付けて上下に多数の単位
レールを配することができ、そして前記凸部下面
と係止縁上面間の厚みを上下に隣接する単位レー
ル間距離より小さく設定してなるので、トレーの
両係止縁を上下の単位レール間に挿入し、前後部
の凸部を該単位レールの凹段部に同時に係合させ
て、前後方向へのガタつき及びずれを確実に規制
した状態でキヤビネツト内に収納することがで
き、またトレーを引出す場合にも、トレーの後方
凸部が単位レール前方の凹段部に係合するととも
に、前記トレーの後方凸部の前縁から該トレー上
縁後端までの距離を前記単位レールの前方凹段部
の前縁から上方の単位レールの摺動面間最短距離
より長く設定したので、該トレーが手前側へ抜け
落ちることがなく、更にトレーを取り出す場合に
は、該トレーを上方手前側へ引くだけで、トレー
の後方凸部と単位レールの前方凹段部の係合状態
を解除して取り出すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキヤビネツト等のトレー受装
置の要部の省略側面図、第2図は単位受部材の全
体斜視図、第3図はキヤビネツトの側板に取付け
た単位受部材に各種のトレーを載置した状態を示
す部分内側面図、第4図は第3図の縦断平面図で
ある。 A……単位受部材、B……トレー、1……基
板、2……単位レール、3……受面、4……凹段
部、5……端部上面、6……平坦部、7……摺動
面、8……平坦部、9……斜面、10……突起、
11……凹所、12……ざぐり孔、13……キヤ
ビネツト、14……側板、15……ビス、16…
…箱体、17……係止縁、18……凸部、19…
…把手、20……中仕切板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部受面の前後端部から内方等距離位置に凹段
    部を形成するとともに、下部摺動面の前後部に端
    方向上方へ湾曲した斜面を形成した単位レールを
    基板一側面の上下方向に等距離を隔てて複数個突
    設し、キヤビネツト等の両側板内面に取付ける単
    位受部材と、 両側上縁に前記単位レールの受面に支持される
    係止縁を突設し、該係止縁の前後部下面に前記単
    位レールの両凹段部に同時に係合する凸部を形成
    してなるトレーと、 よりなり、前記凸部下面と係止縁上面間の厚み
    を上下に隣接する単位レール間距離より小さく設
    定するとともに、前記トレーの後方凸部の前縁か
    ら該トレー上縁後端までの距離を前記単位レール
    の前方凹段部の前縁から上方の単位レールの摺動
    面間最短距離より長く設定したことを特徴とする
    キヤビネツト等のトレー受装置。
JP19613687U 1987-12-24 1987-12-24 Expired JPH0420263Y2 (ja)

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JP19613687U JPH0420263Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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JP19613687U JPH0420263Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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