JPH0614582Y2 - 引出し装置 - Google Patents

引出し装置

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JPH0614582Y2
JPH0614582Y2 JP1988078419U JP7841988U JPH0614582Y2 JP H0614582 Y2 JPH0614582 Y2 JP H0614582Y2 JP 1988078419 U JP1988078419 U JP 1988078419U JP 7841988 U JP7841988 U JP 7841988U JP H0614582 Y2 JPH0614582 Y2 JP H0614582Y2
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JP
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drawer
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plate
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Application number
JP1988078419U
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JPH01180941U (ja
Inventor
真理 福田
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に収納家具等に好適に採用され、異なる高
さ位置に引出し部を容易に形成することができ、収納家
具等の収納効率を高めかつその使い勝手の向上を計りう
る引出し装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、家屋内の整理、整頓を行うべく棚部、引出し部等
の収納場所を適宜に配置した収納家具が多用されてい
る。
又このような家具に設ける引出し部は従来、例えば上板
片、下板片等により他の収納場所とは間仕切られて不動
に形成されるのが一般的である。
〔考案が解決しょうとする課題〕
しかしこのように不動に形成される引出し部は、その上
方及び下方に設ける他の収納場所のスペース配分を一義
的に決定することとなり、従って被収納物の大きさ、使
用者の好み等に応じて前記スペース配分を変化させるこ
とが困難となるなど収納場所の有効活用の妨げとなり又
使い勝手を損ねる原因ともなっていた。
さらにこのものは、上下板片で間仕切られているため、
例えば引出しを抜き取ることにより形成される残部空間
を他の収納場所の拡大のために充当することも困難であ
る。
本考案は、外箱の側板内面に配される一対の側枠体と、
該側枠体間で支持される引出しとを用いることを基本と
して、外箱内に引出し部を異なる高さ位置に形成するこ
とができ、かつ引出し部の増減をも可能とし前記問題点
を解決しうる引出し装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本考案の引出し装置は、両側
の側板内面に上下にのびる複数条の縦溝と上下に間隙を
隔てかつ前後に配されるネジ孔とを設けた外箱と、前記
ネジ孔に螺着する係止ピンにより支持されるとともに前
記縦溝に嵌入する複数の係止突部とを突設しかつ前記側
板内面に配されるとともに内向き面に案内部を複数段に
設けた一対の側枠体と、該側枠体間でかつ前記案内部に
より出し入れ自在に支持される複数の引出しとからな
る。
〔作用〕
このように側板内面に配される側枠体は、該側枠体間に
複数の引出しを支持させることにより内方への倒れが防
止され、上下板片等を用いることなく構成簡易にかつ容
易に引出し部を形成しうる。
又引出し部は、外箱の側板内面に上下に間隔を隔てて設
けられたネジ孔に螺着する係止ピンにより側枠体を支持
させることによって、異なる高さ位置に形成することが
出来る。従って側枠体の上方、下方に設ける他の収納場
所のスペース配分を収納目的に応じて変化させることが
でき、効率のよい種々なバリエーションの収納を可能と
しその使い勝手の向上を計りうるとともに、側枠体は側
板内面に設けた複数条の縦溝に嵌入する係止突部を突設
しているため、この係止突部を縦溝内で上下に摺動させ
ることにより例えば引出しを抜取るなど装置を分解する
ことなく容易に側枠体を高さ調整でき、引出し部の位置
換えにともなう労力を減じ、便利性を高めうる。なお側
枠体は、複数条の縦溝に嵌入する複数の係止突部により
その位置ズレを防止するため、安定性を増大できる。
しかもこのものは、上下板片によって間仕切られていな
いため、引出し数の増減等により他の収納場所のスペー
スを拡縮することもでき、その汎用性をさらに高めう
る。
〔実施例〕
以下、本考案の引出し装置1が収納家具Fに用いられ、
該収納家具Fの引出し部Dを形成する場合を例にとり図
面に基づき説明する。
図において引出し装置1は、外箱2と、該外箱2両側の
側板3、3内面Sに配される一対の側枠体6、6と、該
側枠体6、6間で支持される引出し7…とから形成され
る。
外箱2は、本例では収納家具Fの外箱であり、間隔を有
して両側に配した側板3、3の各上縁間、下縁間及び後
縁間を夫々天板21、底板22及び背板23で継いだ縦
長矩形状をなし、側板3の前縁によって被収納物の取入
れ、取出し用の開口部Pを形成する。
又前記側板3には、その内面Sに、同高さで前後に並ぶ
ナット金具26、26が上下に一定のピッチ間隔を有し
て多段に螺着されることにより上下に間隔を隔てかつ前
後に配されるネジ孔が設けられるとともに、該側板3、
3間には前後のネジ孔に螺着される係止ピン25、25
を介して収納家具Fの棚部Gを形成する棚板11…が架
け渡される。なお該棚板11は、係止ピン25を螺着す
るナット金具26を選択することによってその取付高さ
を調整でき、又その取付数も自在に増減しうる。
又前記側板3の内面Sには引出し装置1の側枠体6が配
される。
側枠体6は、前記側板3と略同巾を有する矩形な板状を
なし、その外向き面S1には、複数、本実施例では2つ
の係止突部29、29を突設するとともに、該係止突部
29、29を前記側板3の内面Sに凹設した上下にのび
る複数条、本実施例では2条の縦溝30、30に嵌入す
ることにより、前記開口部P側へ向く側枠体6の位置ず
れ、傾動等が防止される。
又側枠体6は、前後の前記ネジ孔に螺着する係止ピン2
5、25に支持させることにより、その取付高さを調整
することができ、第1図においては、その前縁を側板3
前縁と整一しかつ前記外向き面S1を側板3の内面Sに
当接して、例えば外箱2の底板22上面に配置した場合
が示されている。
又側枠体6には、その内向き面S2に凹溝状の案内部5
…が略水平に複数段形成されるとともに、該側枠体6、
6間には互いに向き合う案内部5、5に嵌合することに
よって支持される複数の引出し7…が配される。
引出し7は、四辺を前、後板片31、32、側板片3
3、33で枠組する基枠35下縁を底板片36で閉止し
た周知構造をなし、基枠35両外側には前記案内部5と
係合することにより、該案内部5によって引出し7を出
し入れ自在に摺動支持させるガイド部37が突設され
る。なお本例では引出し7の巾寸法は前記側枠体6、6
間の距離と略同一に設定され、このことにより前記案内
部5とガイド部37との係合を確実化するとともに、側
枠体6の内方への倒れを防止し、剛性を有しかつガタ付
き等のない引出し部Dを形成している。又案内部5の溝
底間距離とガイド部37外端間距離とを略同寸に設定し
てもよい。
又このように形成される引出し部Dは前記側枠体6の上
端間に架け渡される棚板11によってその内部が目隠し
される。
なお収納家具Fは、引出し装置1によって形成される引
出し部Dの残部スペースHに、棚板11を自在の高さで
配置した棚部G、及び棚板11下面に外箱奥部から前記
開口部Pに向かってのびる受杆40を有するハンガー金
具41…を並置したタオル吊下げ部Jを形成している。
然して本考案の引出し装置1は、例えば前記ナット金具
26により形成される適宜の高さ位置のネジ孔に螺着す
る係止ピン25上に側枠体6を載置することにより、引
出し部Dの形成高さ位置を調整することができ、例えば
第3図に示すように引出し部Dを上方に移動させること
によりその上方側の収納スペースH1を減じかつ下方側
に新たな収納スペースH2を形成することができる。又
最下段に位置する引出し7を排除することにより、下方
側の収納スペースH2の拡大を計ることができる。
又第4図に示すように引出し装置1の側枠体6を上下に
重ねて載設することにより引出し部Dの拡大を計ること
もできる。
このように引出し装置1は、外箱2内の異なる高さ位置
に引出し部Dを形成できかつその引出し数の増減も可能
とするため、その上方側、下方側に設ける収納スペース
H1、H2の容積比率及び残部スペースHと引出し部D
の容積比率を自在に変化させることができ、被収納物の
大きさ、収納目的、使用者の好み等に応じた種々のバリ
エーションの収納を可能とし、又その使い勝手の向上も
計りうる。しかもこのものは、構成簡易であり、収納家
具Fのコスト低減にも役立つ。又側枠体6の外向き面S
1に前記係止ピン25に嵌入する係止穴を凹設するなど
種々の係止手段が採用しうる。
又案内部5を凸状にかつガイド部37を凹溝状に形成し
てもよく、又側枠体6を四辺を角材、アングル材等で枠
組した枠状に形成しうるなど本考案の引出し装置1は種
々の態様のものに変化しうる。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案の引出し装置は、外箱の側板内面に
配される一対の側枠体と、該側枠体間で支持される引出
しとを具え、かつ側板内面に、前記側枠体を支持する係
止ピンを螺着するネジ孔を上下に間隔を有して設け、し
かも側板内面に、側枠体に突設された複数の係止突部を
嵌入する複数条の上下にのびる縦溝を設けているため、
例えば引出しを抜取るなど装置を分解することなく容易
に引出し部の高さ調整を行うことができ、使い勝手を向
上しうるとともに、側枠体は複数条の縦溝により安定し
た状態で前記係止ピンを用いて支持できる。
また例えば収納家具等に用いる場合には引出し部の形成
高さを変化させかつ引出し数を増減させることにより、
種々なバリエーションの収納を行うことができ、収納場
所の有効活用を計りうるなど多くの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はその
分解斜視図、第3〜4図はその作用を示す作用図であ
る。 2……外箱、3……側板、5……案内部、 6……側枠体、7……引出し、25……係止ピン、29
……係止突部、30……縦溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側の側板(3)、(3)内面(S)に上
    下にのびる複数条の縦溝(30)と、上下に間隔を隔て
    かつ前後に配されるネジ孔とを設けた外箱(2)、前記
    ネジ孔に螺着する係止ピン(25)により支持されると
    ともに前記縦溝(30)に嵌入する複数の係止突部(2
    9)を突設しかつ前記側板(3)、(3)内面(S)に
    配されるとともに内向き面(S2)に案内部(5)を複
    数段に設けた一対の側枠体(6)、(6)、および該側
    枠体(6)、(6)間でかつ前記案内部(5)により出
    し入れ自在に支持される複数の引出し(7)からなる引
    出し装置。
JP1988078419U 1988-06-14 1988-06-14 引出し装置 Expired - Lifetime JPH0614582Y2 (ja)

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JP1988078419U JPH0614582Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 引出し装置

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JP1988078419U JPH0614582Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 引出し装置

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JPH01180941U JPH01180941U (ja) 1989-12-27
JPH0614582Y2 true JPH0614582Y2 (ja) 1994-04-20

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JP5914302B2 (ja) * 2012-11-15 2016-05-11 ミサワホーム株式会社 組み付け家具
JP2015142674A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 株式会社岡村製作所 物品吊支構造及び物品収納什器
JP7220906B2 (ja) * 2019-03-15 2023-02-13 株式会社ホシプラ 十字方向の引き出し構造体及び同引き出し構造体を用いた物品収納具

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