JPH0419260Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0419260Y2
JPH0419260Y2 JP1985106517U JP10651785U JPH0419260Y2 JP H0419260 Y2 JPH0419260 Y2 JP H0419260Y2 JP 1985106517 U JP1985106517 U JP 1985106517U JP 10651785 U JP10651785 U JP 10651785U JP H0419260 Y2 JPH0419260 Y2 JP H0419260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow shaft
supported
cable
outer tube
shift lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985106517U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6215027U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985106517U priority Critical patent/JPH0419260Y2/ja
Publication of JPS6215027U publication Critical patent/JPS6215027U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0419260Y2 publication Critical patent/JPH0419260Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両における歯車変速機の遠隔操作機
構に関するものである。
[従来の技術] 特開昭58−192118号公報の第5図に開示される
歯車変速機の遠隔操作機構は、変速レバーの中間
部が車体に左右・前後傾動可能に支持され、変速
レバーを左右に傾動すると、二股状のレバーと一
緒に案内筒とアウタチユーブが回動されるが、こ
の時、ケーブルは左右にゆさぶられて湾曲するの
で、変速レバーの前後傾動によるケーブルの軸方
向移動の円滑性が損われる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、変速レバー
の左右傾動に対し、ケーブルの端部が左右にゆさ
ぶられることなく、単一のアウタチユーブとケー
ブルとが同心状態にブラケツトに保持され、変速
レバーの左右傾動がアウタチユーブへ回動運動と
して伝達され、変速レバーの前後傾動がケーブル
の軸方向移動として円滑に伝達される、歯車変速
機の遠隔操作機構を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は逆
U字形に湾曲した板からなるブラケツトの前後端
壁の一方に、アウタチユーブの端部を結合する中
空軸を回動可能に支持し、前後端壁の他方にアウ
タチユーブと中空軸に挿通したケーブルの端部を
結合する筒体を回動可能かつ軸方向移動可能に支
持し、筒体に中空軸を軸方向相対移動可能かつ相
対回動不能に挿通支持し、ブラケツトの天壁に変
速レバーの中間部を左右・前後傾動可能に支持
し、筒体に結合した腕の円筒部に、変速レバーの
下端球部を球継手により連結したものである。
[作用] 変速レバーを左右に傾動(セレクト操作)する
と、変速レバーの下端部に球継手を介して連結さ
れる腕を有する筒体が回動し、筒体に回転結合す
る中空軸とアウタチユーブが回動する。この時、
ケーブルは中空軸を貫通し、筒体の端部に係止さ
れているので、ケーブルが屈曲されることはな
い。
変速レバーを前後に傾動(シフト操作)する
と、筒体とケーブルは中空軸とアウタチユーブに
沿つて軸方向に移動する。
[考案の実施例] 第1図に示すように、運転室のフロアパネル2
6に逆U字形に湾曲した板からなるブラケツト7
が固定され、ブラケツト7の前後端壁7aの穴に
中空の固定軸5が挿通され、かつ1対のナツト6
を螺合して固定される。中空の固定軸5の外端部
に案内チユーブ4の端部が嵌合され、かしめ部分
5aを外周側からかしめ結合される。また、固定
軸5の内端部に中空軸19が回動可能に嵌合さ
れ、かつ固定軸5の端部にブツシユ25を介装し
たうえ中空軸19に止め輪24を嵌合して軸方向
に移動しないように支持される。
中空軸19の端部にアウタチユーブ3の端部が
嵌合され、かつかしめ部分19bを外周側からか
しめて結合される。案内チユーブ4はアウタチユ
ーブ3を挿通し、アウタチユーブ3はケーブル2
を挿通する。ケーブル2の端部は中空軸19を貫
通して後述する筒体17に結合される。
中空軸19にスプライン19aが形成され、筒
体17のスプライン穴17aに嵌合される。筒体
17は端壁7aの円筒部16にブツシユ16aに
より、回動可能かつ軸方向摺動可能に支持され
る。筒体17に腕21のボス部が外嵌され、かつ
ボルト18により固定される。腕12に円筒部2
2が形成され、円筒部22に球継手23により変
速レバー10の下端球部10aが係合される。球
継手23は下端球部10aを挟持する2分割体か
らなる球面ブツシユ20を円筒部22に摺動可能
に嵌合して構成される。
中空軸19と中空軸19をスプライン嵌合する
筒体17とは、腕21の揺動と摺動をアウタチユ
ーブ3とケーブル2に伝達する連結手段30を構
成する。
変速レバー10は中間部に形成した球部11を
ブラケツト7の天壁7bに球面軸受9により支持
される。すなわち、球部11は2分割体からなる
球面ブツシユ12により挟持され、球面ブツシユ
12は天壁7bに支持したハウジング8に支持さ
れる。こうして、変速レバー10の中間部は傾動
可能に天壁7bに支持され、変速レバー10の下
半部は天壁7bに設けた穴を貫通する。
アウタチユーブ3と中空軸19に挿通されるケ
ーブル2は端部に口金13を結合される。口金1
3は筒体17の端壁に支持したブツシユ15を貫
通し、かつナツト14を螺合して抜けないように
支持される。
次に、本考案による歯車変速機の遠隔操作機構
の作動について説明する。第1図に示す中立位置
から変速レバー10を左右に傾動すると、変速レ
バー10の下端球部10aに係合する球継手23
が腕21の円筒部22に沿つて摺動しながら、腕
21と一緒に筒体17が回動され、筒体17にス
プライン嵌合する中空軸19も回動される。中空
軸19の回動に伴つてアウタチユーブ3とケーブ
ル2が回転力を受けると、口金13がブツシユ1
5に対して回動し、ケーブル2の捩れが抑えられ
る。中空軸19の回動はアウタチユーブ3を経て
歯車変速機における公知のコントロールロツドへ
伝達され、シフトアームが所要のシフトブロツク
に係合される。こうして、セレクト操作が達せら
れる。
次いで、第1図において変速レバー10を前後
に傾動すると、変速レバー10の下端球部10a
が前述の場合と同様に腕21の円筒部22に沿つ
て摺動しながら、腕21と一緒に筒体17が軸方
向に摺動し、ケーブル2が押引きされる。ケーブ
ル2の軸方向移動により歯車変速機においてシフ
トアームと係合するシフトブロツクを支持するシ
フトロツドが軸方向に押され、所要の変速歯車の
噛み合いが生じる。こうして、シフト操作が達せ
られる。
変速レバー10の左右傾動操作に対して、ケー
ブル2の端部は常に中空軸19と筒体17の端壁
との間に真直ぐに、すなわち中空軸19の中心軸
線と一致した状態に保持され、ケーブル2の端部
が左右に屈曲されることがない。案内チユーブ4
はアウタチユーブ3の回動を案内し、フロアパネ
ルなどとの接触から保護する。
第2図は上述した歯車変速機の遠隔操作機構に
おける連結手段30の変更実施例を示すものであ
る。中空軸19に筒体17が軸方向摺動可能に外
挿され、両者が一体的に回動し得るように、筒体
17の内周面に設けた軸方向キー溝17bに、中
空軸19に支持したキー27が係合される。他の
構成については第1図に示す実施例と同様であ
り、同様に作動する。
第3図に示す変更実施例では、中空軸19に腕
32のボス部が外嵌され、かつボルト31により
固定される。腕32にピン33によりリンク34
が連結される。一方、筒体17にボルト38によ
り固定した腕21の端部に、ピン37によりリン
ク36が連結される。リンク34とリンク36と
はピン35により連結される。
この実施例では、筒体17は中空軸19に摺動
可能に外挿されるだけであり、腕21と一緒に筒
体17が回動されると、リンク36,34を介し
て中空軸19の腕32が回動される。また、腕2
1が軸方向に押動されると、リンク34,36の
屈曲を伴つて筒体17が中空軸19に沿つて摺動
する。
上述の各実施例では、案内チユーブ4の内部に
アウタチユーブ3が回動可能に挿通され、アウタ
チユーブ3にケーブル2が軸方向移動可能に挿通
された遠隔操作ケーブルを使用しているが、アウ
タチユーブにケーブルを挿通しただけの普通の遠
隔操作ケーブルを用いても同様の機能を果すこと
は言うまでもない。
[考案の効果] 本考案は上述のように、逆U字形に湾曲した板
からなるブラケツトの前後端壁の一方に、アウタ
チユーブの端部を結合する中空軸を回動可能に支
持し、前後端壁の他方にアウタチユーブと中空軸
に挿通したケーブルの端部を結合する筒体を回動
可能かつ軸方向移動可能に支持し、筒体に中空軸
を軸方向相対移動可能かつ相対回動不能に挿通支
持し、ブラケツトの天壁に変速レバーの中間部を
左右・前後傾動可能に支持し、筒体に結合した腕
の円筒部に、変速レバーの下端球部を球継手によ
り連結したから、次のような効果を奏する。
変速レバーを左右傾動しても、中空軸から突出
するケーブルの端部が屈曲されないために、変速
レバーの前後傾動に伴う中空軸とケーブルとの相
対的な軸方向移動が非常に円滑であり、ケーブル
の耐久性が向上される。
腕を備える筒体と中空軸とは互いに嵌合され
て、実質的にブラケツトの前後端壁に両端支持さ
れるので、腕の回動と軸方向移動に無理がなく円
滑である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る歯車変速機の遠隔操作機
溝の側面断面図、第2図は同遠隔操作機構におけ
る連結手段の変更実施例を示す側面断面図、第3
図は連結手段の第2の変更実施例を示す側面図で
ある。 2……ケーブル、3……アウタチユーブ、7…
…ブラケツト、9……球面軸受、10……変速レ
バー、10a……下端球部、17……筒体、19
……中空軸、21……腕、23……球継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆U字形に湾曲した板からなるブラケツトの前
    後端壁の一方に、アウタチユーブの端部を結合す
    る中空軸を回動可能に支持し、前後端壁の他方に
    アウタチユーブと中空軸に挿通したケーブルの端
    部を結合する筒体を回動可能かつ軸方向移動可能
    に支持し、筒体に中空軸を軸方向相対移動可能か
    つ相対回動不能に挿通支持し、ブラケツトの天壁
    に変速レバーの中間部を左右・前後傾動可能に支
    持し、筒体に結合した腕の円筒部に、変速レバー
    の下端球部を球継手により連結したことを特徴と
    する、歯車変速機の遠隔操作機構。
JP1985106517U 1985-07-12 1985-07-12 Expired JPH0419260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985106517U JPH0419260Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985106517U JPH0419260Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6215027U JPS6215027U (ja) 1987-01-29
JPH0419260Y2 true JPH0419260Y2 (ja) 1992-04-30

Family

ID=30981950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985106517U Expired JPH0419260Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0419260Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192118A (ja) * 1982-05-06 1983-11-09 Nissan Motor Co Ltd 変速機操作装置
JPS5914025A (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 Nissan Motor Co Ltd 変速レバ−装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192118A (ja) * 1982-05-06 1983-11-09 Nissan Motor Co Ltd 変速機操作装置
JPS5914025A (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 Nissan Motor Co Ltd 変速レバ−装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6215027U (ja) 1987-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7025380B2 (en) Power telescopic type steering column
JPH11263232A (ja) 車両かじ取り装置
JPH0284932U (ja)
JPH0419260Y2 (ja)
HU220944B1 (en) Front wheel suspension mainly for motorcycles
JP4433561B2 (ja) テレスコピックステアリング装置
CN109795597B (zh) 一种双前轮车辆的活动式转向机构
JPH0356688Y2 (ja)
JPH0514037Y2 (ja)
JPH061503Y2 (ja) 電動式チルトステアリング装置
JPH0525947Y2 (ja)
JPH0356689Y2 (ja)
JPH0419261Y2 (ja)
JPH0356687Y2 (ja)
EP0376902A1 (en) Gearbox operating unit for commercial vehicles
JPH08215Y2 (ja) 電動式チルトステアリング装置
JPH045859B2 (ja)
JPS61199118A (ja) 変速機の遠隔操作機構
JPH0422129Y2 (ja)
JPS61234414A (ja) 変速機の遠隔操作機構
JPH0438946B2 (ja)
JPS6232110Y2 (ja)
JPH0327026Y2 (ja)
JPH0714689Y2 (ja) 操作レバーの支持構造
JPS6341230Y2 (ja)