JPH0416927B2 - - Google Patents

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JPH0416927B2
JPH0416927B2 JP788283A JP788283A JPH0416927B2 JP H0416927 B2 JPH0416927 B2 JP H0416927B2 JP 788283 A JP788283 A JP 788283A JP 788283 A JP788283 A JP 788283A JP H0416927 B2 JPH0416927 B2 JP H0416927B2
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JP
Japan
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pattern
sheet
inductor
chip
magnetic
Prior art date
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Expired
Application number
JP788283A
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English (en)
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JPS59132604A (ja
Inventor
Teruyuki Ikeda
Juzo Shimada
Kazuaki Uchiumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP788283A priority Critical patent/JPS59132604A/ja
Publication of JPS59132604A publication Critical patent/JPS59132604A/ja
Publication of JPH0416927B2 publication Critical patent/JPH0416927B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は積層型インダクタの構造に関する。
近年、電子装置あるいは電子機器の小型化、薄
型化の要求から、実装される電子部品の小型化、
薄型化が急速に望まれ、この1つとしてチツプ部
品、メルフ型部品、さらには1部品としての素子
ではなく、これらを複合化した複合部品などの研
究がなされ、実用化されてきている。
抵抗、コンデンサに関しては、チツプ抵抗、メ
ルフ型抵抗あるいはチツプコンデンサ、メルフ型
セラミツクコンデンサなどのように、その形状が
規格化されたものが製品として出され、又、複合
部品も抵抗アレーあるいは、CR部品などとして
小型化、薄型化が要求される電子装置、あるいは
電子機器に見られるようになつてきた。
一方、コイルあるいはトランスなどのような素
子に関しても機器の小型化、薄型化の要求から、
チツプ化への動きが急速である。
このようなチツプコイルには2種類あり、その
1つはフエライトコアを磁心として用い、この磁
心に細い銅線を巻き上げ両端に電極を形成してモ
ールドしチツプ化を行つたもので、他の1つは磁
性材料のシートに導電材のパターンを印刷し積層
して行く積層型インダクタがある。
第1図は最近製品化された積層型のチツプイン
ダクタであり、小型、薄型の機能を有し、インダ
クタンスが0.1〜47μHの値を持つものが作られて
いる。
このようなコイルのインダクタンスは磁心材料
で閉磁路を形成する場合、 L=4π・μe・N2/Σl/A×10-3 (μH) で示されることが知られており、断面積Aが大き
く磁路長lが短いほど大きなインダクタンスとな
り得ることが判かる。このためコイルを形成する
ループの径を大きくさせ、磁気回路となるループ
内の断面積を大きくさせる必要が生ずる。
ところがチツプ部品としての形状はできるだ
け、小さくさせることが要求されているから図1
のようなパターン形状では、ループ径を大きくす
るとループの外側の磁気回路の断面積が小さくな
り、反対にインダクタンスが小さくなつてしま
う。このため、前記ループを持つ構造のインダク
タでは効率の良いインダクタンスを得ることがで
きない。又、このような構造の積層型のチツプイ
ンダクターは導体パターン11が積み重ねられた
型であるため大きな線間容量を持つてしまう。
このような線間容量Coは、 Co=8.855・εs・A/t (pF) で示されるから、線間容量を小さくさせるために
は、導体のパターン幅を小さくして、積層した場
合に重なりとなる部分の面積Aを小さくさせ、さ
らに線間の厚さtを大きくとらなければならな
い。
ところが前記パターン幅を小さくさせると導体
抵抗が増加して、使用可能な回路が限定されてし
まう。さらに、線間の厚さを大きくとるために
は、前記パターンを形成するシートの厚さを増す
か、又は、ダミーの絶縁シートをはさみ込む型と
しなければならない。このためチツプ形状は厚さ
方向に厚いものとなつてしまう。
本発明の目的は、これら欠点を除去せしめて、
形状が小さく、線間容量の小さい特徴を生かし、
大きなインダクタンスを得られる構造を提供する
ことにある。
磁性体と導電体との積層体からなる積層型イン
ダクタであつて、磁性体内において1本の導電体
が該磁性体内の所定の2点をそれぞれ周回し、か
つ該2点の中間の位置で磁性体を介して交差する
ように配置されており、該導電体の両端はスルホ
ールととり出し電極パターンを介して該積層体表
面に露出する位置に形成されたとり出し端子と接
続しており、該積層体表面には該とり出し端子と
接続する外部電極が形成されていることを特徴と
する積層型インダクタである。
以下、本発明の一実施例を示す図面を参照して
説明する。
本発明の実施例で用いる磁性体材料としては
Fe2O350重量部、NiO20重量部、ZnO24重量部、
CuO6重量部混合したものに対してCo2O3を0.5重
量部添加した組成を用いボールミルにより混合
し、続いて800℃で予熱処理した粉末を原料とし
た。この磁性体材料と有機バインダーとしてポリ
ビニルブチラール、有機溶媒としてエチルセルソ
ルブおよびブチルカルビトール、それに可塑剤と
してエチレングリコールモノブチルエーテルとを
ホモミキサーにより撹拌混合して泥漿化する。次
に該泥漿をドクターブレードによるスリツプキヤ
ステイング製膜法により有機フイルム上に50μm
〜200μmの厚みの膜を形成する。有機フイルム
上に形成した磁性体グリーンシートをフイルムか
ら剥離したのち100×70mmの形状に打ち抜いてチ
ツプLに使用する磁性体グリーンシートを形成し
ている。
第2図は本発明の一実施例を示すコイルパター
ンの図であり、磁性体を形成するシート21に
は、コイルを形成するループが2つの中心22及
び23を持つように形成され、かつ前記シート2
1の中央24で交差するパターンとなつている。
この交差するパターンは2層の前記磁性体を形
成するシートに分けて構成されており、図中破線
で示したパターン25と実線で示したパターン2
6が別々のシートに形成される。そして、これら
2つのパターンが直列に接続されるようにスルホ
ール27を持つている。
第3図は多層構造とする場合の一実施例を示す
積層関係を示すものである。
図における各層のシート31は第2図で示した
2枚の重ねられた状態のものを示しており、又、
積み重ねられるこれらシートのパターンは巻き方
向が中から外へ出るパターン32と外から中へ入
いるパターン33の2種類で形成され、これらが
交互に重ねられ、さらにスルホール38、とり出
し電極パターン37およびとり出し端子34を有
するシート35及び上下面の保護のためのダミー
のシート36が重ねられ、100〜130℃の温度で圧
力200〜300Kg/cm2で積層プレスし、切断工程及
び、脱バインダー工程を径て950℃〜1050℃で焼
成することで積層インダクタを得る。このように
本積層インダクタでは導電体パターン32,33
はスルホール38、とり出し電極パターンを介し
て該積層体表面に露出する位置に形成されとり出
し端子に接続している。
第4図は第3図で得られる本発明の積層型イン
ダクタの外観斜視図であり、チツプ両端にはとり
出し端子と接続するための外部電極41を形成し
ている。
第5図は本発明の焼結体を前記第2図における
2つの中心22及び23を通るように切断した断
面図である。
コイルパターンは一方の外部電極50から始ま
り、各断面導体の添字2〜37の順に接続されて
おり、添字38の導体から、もう一方の外部電極
51に接続されている。
このため中央から左側のループ内の磁界と右側
のループ内の磁界は互いに逆方向の向きとなり、
磁界のループ52は前記2つのループ間だけの閉
磁路が得られる。
このように本発明の積層型インダクタでは2つ
のループ内だけの閉磁路となつているため、チツ
プの寸法とコイルの外形寸法がほとんど同一にで
き、前記磁路の断面積を大きくとれる。このた
め、従来の欠点であつたチツプ形状と磁路の断面
積がら生ずる寸法効率の低下は除去され、形状に
対するインダクタンスが大きくとれる利点が得ら
れる。
さらに1シート上には複数のターンが形成され
ているため、従来のような1ターン構成で得られ
るインダクターと比較すれはダミーのシートを配
置できるので、ずつと小さい線間容量のインダク
ターとなる。
本実施例ではチツプサイズ4mm×8mmの中に、
導体パターン幅100μm、線間100μmで1シート
3ターンをターンの内側寸法6.6mm×1.05mmで形
成しており、組となる2層のシートが計10組積層
され実効60ターンの構成をとつている。
このように構成し、1050°で焼成を行つたチツ
プインダクターでμ250(1KHz)となりL
9μHを得ており、従来の約4倍のインダクタンス
が得られている。
一方、線間の容量も1シート上に複数のターン
として分散できるため、その値が小さくさせるこ
とが可能で、より高周波特性の良いものとなり得
る。
本発明の実施例では、コイルのパターンを中央
交差した付近でのスルホール接続で得ているが、
このスルホールの位置はシート上のどの点に合つ
ても良く、さらにシート上のコイルのターン数も
シートの寸法から制限されるものであるから、こ
のターン数も所望のインダクタンスが得られるよ
うに設計すれば良いことは明らかである。又、本
実施例では、シート形状を方形状としているが、
1シート上に、交差した2つのループが存在可能
であるなら、シート形状は限定されることはな
く、さらに交差する方向の長さを長くさせること
で、より短い磁路長のパターンとなり得、効率は
上昇することが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の積層型チツプインダクタの構造
図、第2図は本発明のコイルパターン図、第3図
は多層化を行つた場合の本発明の積層型インダク
タの構成例を示す図、第4図は積層、焼結された
本発明の積層型インダクタの外観図、第5図は本
発明の積層型インダクタの中心断面図である。 図において、11……導体パターン、21……
磁性体を形成するシート、22及び23……コイ
ルパターンの中心、24……シートの中央、25
……第1層のパターン、26……第2層のパター
ン、27……スルホール、31……第1層と第2
層を合わせたシート、32……中から外へ出るパ
ターン、33……外から中へ入いるパターン、3
4……とり出し端子、35……磁性体を形成する
シート、36……ダミーのシート、37……とり
出し電極パターン、38……スルホール、41…
…外部電極、50……一方の外部電極、51……
もう一方の外部電極、52……磁界のループ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁性体と導電体との積層体からなる積層型イ
    ンダクタであつて、磁性体内において1本の導電
    体が該磁性体内の所定の2点をそれぞれ周回し、
    かつ該2点の中間の位置で磁性体を介して交差す
    るように配置されており、該導電体の両端はスル
    ホールととり出し電極パターンを介して該積層体
    表面に露出する位置に形成されたとり出し端子と
    接続しており、該積層体表面には該とり出し端子
    と接続する外部電極が形成されていることを特徴
    とする積層型インダクタ。
JP788283A 1983-01-20 1983-01-20 積層型インダクタ Granted JPS59132604A (ja)

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JP788283A JPS59132604A (ja) 1983-01-20 1983-01-20 積層型インダクタ

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JPS59132604A JPS59132604A (ja) 1984-07-30
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