JPH04163775A - 光ディスク用ハブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光を用いて情報の記録、再生または消去を行
う光ディスクに関する。

［発明の概要コ 本発明は、光を用いて情報の記録、再生または消去を行
う光ディスクにおいて、クランプ用ハブをプラスチック
母材に金属薄膜を形成したハブを用いることにより、光
ディスク本体の基板とクランプ用ハブの接合時やこれら
の接合後に生ずる光ディスク本体の基板とクランプ用ハ
ブとの間の熱膨張量の差によって光ディスク本体に及ぶ
応力及びそれによって生ずる歪を少なくして、光ディス
クに対する情報の記録や読み取りを正確に行うことを可
能にすると共に、クランプ用）＼ブの生産性を著しく向
上させるものである。

［従来の技術］ 従来のＤＲＡＷディスクやＥ−ＤＲＡＷディスク等で採
用されている中心部のクランプ用ノ＼ブは金属材料によ
り円盤状もしくは環状に形成されたメタル単体のもので
あるか、あるいは金属材料により円盤状もしくは環状に
形成された円盤もしくは環の外周縁に熱可塑性合成樹脂
で一体的に形成されたメタルインサートプラスチックの
ものであった。　　これらのメタル単体もしくはメタル
インサートプラスチックのクランプ用／％ブを光ディス
クに接着、熱融着または超音波溶着で接合し、光ディス
クの製造を行っていた。

［発明が解決しようとする課題及び目的］しかし、前述
の従来技術では、光ディスクの基板に歪が生じ、これが
情報の記録や読み取りを不正確にしていた。　　即ち光
ディスクを用いた光記録書き込み読み取り装置にあって
は、これを駆動中その中の温度が５０°Ｃ以上に達する
ことがあり、常温との差が２０’Ｃ以上にもなる。　　
すると、光ディスクの基板とクランプ用ハブの金属円盤
もしくは環の熱膨張率の差によりメディアディスク本体
の基板の中心部には引張方向の応力が加わり、また、メ
ディアディスク本体の基板のうちクランプ用ハブが接合
された箇所から外側の部分には圧縮方向の応力が加わる
。　　そして前記応力により複屈折が生じ、光ディスク
の特性を悪化させる。

またクランプ用ハブの製造工程もメタル単体ハブにおい
ては切削加工またはプレス加工の後、曲げ加工を施し、
メタルインサートハブにおいては更にその後、合成樹脂
による一体成形を施さなくてはならず、生産性は著しく
低いものであった。

そこで本発明はこのような課題を解決するもので、その
目的とするところは、光ディスクを構成するクランプ用
ハブにおいて、プラスチック母材に金属薄膜を形成した
ハブを提供するところにある。

［ｆｆ題を解決するための手段］ 本発明の光ディスク用ハブは、光ディスクを構成するク
ランプ用ハブにおいて、クランプ用ハブがプラスチック
母材に金属薄膜を形成したノ＼ブであることを特徴とす
る。

［作用コ 本発明の上記の構成によれば、光ディスクを構成するク
ランプ用ハブにおいて、クランプ用）＼ブがプラスチッ
ク母材に金属薄膜を形成したことにより、光ディスク本
体の基板とクランプ用ノ・ブの接合時やこれらの接合後
に生じる光ディスク本体基板とクランプ用ハブとのあい
だの熱膨張量の差によって光ディスク本体に及ぶ応力及
びそれによって生じる歪を少なくして、光ディスクに対
する情報の記録や読み取りを正確に行うことを可能にす
るとともに、クランプ用ハブの生産性を著しく向上させ
ることが出来る。

［実施例コ 以下本発明について図面に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の光ディスク用ハブの断面図である。　
　１のプラスチック母材は射出成形により容易に大量製
造できる。　　材料はポリカーボネート、ポリメタメチ
ルクリレート等が考えられる。

２はプラスチック母材上に形成した金属薄膜であり、厚
さは約１ミクロンである。　　材料はバリウムフェライ
トやストロンチウムフェライトのようなフェライト系及
び希土類コバルト系が考えられる。　　またＮｉＳ　Ｃ
０１Ｓｔｅｅｌ、ＳＵＳ等でも構わない。　　薄膜製造
方法としては真空蒸着、イオンブレーティング、スパッ
タリング等の物理的方法もしくは、気相成長法等の化学
的方法が考えられる。

第２図は従来の光ディスク用ハブの断面図である。　　
３はメタルインサート部でＳＵＳ製である。

第３図は本発明の光ディスク用ハブを光ディスクに接合
したときの光ディスクの複屈折をディスクの半径方向に
測定した結果である。　　光ディスク用ハブの接合前後
で、複屈折はほとんど変わっていない。

第４図は従来の光ディスク用ハブを光ディスクに接合し
たときの光ディスクの複屈折をディスクの半径方向に測
定した結果である。　　光ディスク用ハブの接合前後で
、複屈折は内周部で３０ｎｍも変わっている。

かかる本実施例の構成では、第１図に示す通り光ディス
ク用ハブのプラスチック母材の厚さに対して金属部の厚
さが極めて薄いため、５０°Ｃの環境下でも、金属とプ
ラスチックの熱膨張量の差によってクランプ用ハブを変
形させることはない。

よって、基板に悪影響を及ぼすこともない。

従来例の構成では、第２図に示す通り光ディスク用ハブ
のプラスチック母材の厚さに対して金属部の厚さが極め
て厚いため、５０°Ｃの環境下でも、金属とプラスチッ
クの熱膨張量の差によってクランプ用ハブを変形させて
しまう。　　よって、基板に悪影響を及ぼす。

以上本発明をある特別の実施例について説明したが、本
発明はそれらに限定されるものとは考えられるべきでは
なく、本発明の主旨を逸脱しない限り種々の変更は可能
である。

［発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、光ディスクを構成す
るクランプ用ハブにおいて、クランプ用ハブがプラスチ
ック母材に金属薄膜を形成した）・ブを用いることによ
り、光学特性や機械特性が良好で安定した光ディスクを
得ることが出来るという効果を有する。　　またクラン
プ用ハブの生産性も著しく向上するという効果も有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ディスク用ハブの断面図。 第２図は従来の光ディスク用ハブの断面図。 第３図は本発明の光ディスク用ハブを光ディスクに接合
した前後の光ディスクの複屈折を、ディスクの半径方向
に測定した結果を示す図。 第４図は従来の光ディスク用ハブを光ディスクに接合し
た前後の光ディスクの複屈折を、ディスクの半径方向に
測定した結果を示す図。 ｌ・・・プラスチック母材 ２・・・金属薄膜 ３・・・メタルインサート部 ４・・・光ディスク用ハブを光ディスクに接合する前の
光ディスクの複屈折 ５・・・本発明の光ディスク用ハブを光ディスクに接合
した後の光ディスクの複 屈折 ６・・・従来の光ディスク用ハブを光ディスクに接合し
た後の光ディスクの複屈 折 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士　鈴木喜三部（他１名） 第３０ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ディスクを構成するクランプ用ハブにおいて、クラン
   プ用ハブがプラスチック母材に金属薄膜を形成したハブ
   であることを特徴とする光ディスク用ハブ。