JPH04153169A

JPH04153169A - エレベータの群管理装置

Info

Publication number: JPH04153169A
Application number: JP2275232A
Authority: JP
Inventors: Yasukazu Umeda; 梅田　安和; Shintaro Tsuji; 伸太郎辻; Minoru Nakada; 稔中田; Koji Takeshima; 功児武島; Hidenobu Nakajima; 秀信中島
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1990-10-16
Filing date: 1990-10-16
Publication date: 1992-05-26
Anticipated expiration: 2012-01-29
Also published as: CN1060825A; TW205029B; JP2575526B2; CN1023101C; KR950002523B1; US5285028A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明はエレベータの群管理装置に関し、特に顔を合
わせたくない人との乗り合せを防止することが可能なエ
レベータの群管理装置に関するものである。

［従来の技術］一般にエレベータは公共の交通機関であり、色々な人が
乗り合せて使用するのが通常である。

しかし、近年は複数のテナントが同一のビルに入り、テ
ナント同士が特定の会社、例えばライパル会社という場
合も多くなってきて、特定の会社の人とはエレベータに
乗り合せたくないという要求も出るようになった。この
ような事を考慮したエレベータの群管理はまだ実用化さ
れていないが通称ラブホテルと呼ばれるホテルのエレベ
ータにそれに近い機能がある。

また、例えば特開昭５６−１７８７４号公報に示されて
いるエレベータの運転装置ではホテルの各室に呼びボタ
ンを設け、ある部屋の呼びボタンが操作されて乗場呼び
が登録されるとそれ以外の呼びボタンによる乗場呼び登
録を阻止するようにしている更に同一階に複数の部屋が
あってもその部屋だけにエレベータの到着を報知するよ
うにして乗場での他人との顔合せも避けるようにしてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ところが、上述した従来装置の方式をそのまま冒頭に述
べたライパル会社の如き特定の会社の乗り合せ防止策に
する事は下記のような理由で実現できない問題点があっ
た。

（１）　　上記のようなホテルとは違い、大きなビルで
は乗り合せを避けるため乗場呼び登録を不能にする事は
許されず、当然乗場呼びは登録して別のエレベータにサ
ービスさせる事が必要となる。

（２）　　一つのテナントが複数階床を占める場合が通
常なので、当然同一テナントが入っている階床間は自由
に往き来が出来なければいけない。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、特定の会社の人が乗り合せないように別々の
エレベータに乗せるよう制御することができるエレベー
タの群管理装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］この発明に係るエレベータの群管理装置は、エレベータ
がサービスする複数のセクタに分割された階床のうち、
任意の階床の乗場呼びボタンが所定方向に操作されたか
否かを判断すると共に上記所定方向の乗場呼びに割り当
てられたエレベータのかごがあるか否かを判断する判断
手段と、異なるセクタから乗り込む客が上記エレベータ
に乗り合わせることがないように上記エレベータのかご
を割り当てる乗り合せ防止手段とを備えたものである。

［作　用］この発明においては、乗場呼びが生したとき、その乗場
呼びの属するセクタとは別のセクタの乗場呼びに割り当
てられているか既にサービスしているかごを割当て対象
かごから除くようにしなので、特定の会社の人が乗り合
せる事なく、それ程サービスも落とさないようにエレベ
ータを群管理する事ができる。

［実施例］以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図であり、
第１図において、（１＾）〜（ＩＣ）は各々Ａ〜Ｃ号機
のエレベータのかご、（２＾）〜（２Ｃ）は各々かご（
１＾）〜（ＩＣ）の運転を制御するＡ〜Ｃ号機の各台制
御装置、（３）は判断手段及び乗り合せ防止手段として
のＡ〜Ｃ号機の群管理を行う群管理装置、（３１）は群
管理装置（３）の一部で群管理を行う中央処理装Ｗ（以
下ＣＰＵと称す）　、（３２）は群管理装置（３）の一
部で読み出し専用メモリ（以下ＲＯＭと称す）　、（３
３）は群管理装置（３）の一部で読み書き可能メモリ（
以下ＲＡＭと称す）　、　（３４）は群管理装置（３）
の一部で各台制御装置との通信を行う通信制御インタフ
ェース、（４）は５１Ｉｌの乗場、（４１）は５階の乗
場呼びボタン、（４２＾）〜（４２Ｃ）はＡ〜Ｃ号機の
ホールランタンである。

第２図はこの発明の一実施例における建物とエレベータ
の関係を示す図であり、第２図において、第２図（ａ）
〜（ｅ）は各々別のエレベータの運行状態を示すが、Ｂ
、Ｃ号機のエレベータ（ＩＢ）と（ＩＣ）は登録されて
いる呼びも含め全く同様である。　＜ＩＦ）〜（９Ｆ）
は各々建物の１階〜９階の階床で（ＩＦ）が第１セクタ
、（２Ｆ）と（３Ｆ）が第２セクタ、（４Ｆ）〜（６Ｆ
）が第３セクタ、（７Ｆ）〜（８Ｆ）が第４セクタ、（
９Ｆ）が第５セクタに属するものとする。このセクタは
エレベータの乗り合せの可否を表わすもので同一セクタ
から乗り込む客は乗り合せ可、異なるセクタから乗り込
む客は乗り合せ否とする。エレベータのかご（１＾）〜
（ＩＣ）に付した三角形は運行方向を示し、Ｂ号機と第
２図（ａ）、　（ｂ）、　（ｄ）、　（ｅ）におけるＡ
号機は上昇中、Ｃ号機と第２図（ｃ）におけるＡ号機は
下降中であることを示す、また（Ｃ４Ｂ）はＢ号機のか
ご内で登録された４階のかご呼び、（ＣＩＣ）、　（Ｃ
８＾）は同様に各々Ｃ号機のかご内で登録された１階の
かご呼び、Ａ号機のかご内、で登録された８階のかご呼
びである。（ｕ７＾〉は既にＡ号機に割り当てられた７
階の上方向乗場呼び、（０３＾）は既にＡ号機に割り当
てられた３階の上方向乗場呼びである。

第３図はＣＰ　Ｕ　（３１）で演算されるプログラムの
機能フロー図、第４図は第３図のステップ（５４）の詳
細を示す機能フロー図、第５図は第３図のステップ（５
５）の詳細を示す機能フロー図であり、第３図における
（５１）〜（５６）、第４図における（６０）〜（６８
）、　（７０）、　（８０）、第５図における（１００
）〜（１０３）　。

（１１０）、　（１２０）　　（１３１）はＣＰ　Ｕ　
（３１）で演算されるプログラムの各ステップである。

次にこの実施例の動作を説明する。

今、５階の乗場（４）で乗場呼びボタン（４１）のうち
、上方自行が操作されたとする。このことはステップ（
５１）でかご・乗場状態が入力信号の１つとして通信制
御インタフェース（３４）を通してとりこまれＲＡ　Ｍ
　（３３）に記憶される。ステップ（５１）ではこの他
にかご位置、かご呼び、かごの運行方向、かご停止中、
既割当呼びなどを入力する。

次にステップ（５２）で５１１１乗場呼びボタン（４１
）の中で上方向が操作されたか否かをチエツクし、ステ
ップ（５２）で「いいえＪであればステップ（５１）に
戻り、「はい」であればステップ（５３）に進み、ここ
で既に５階の上方向乗場呼びに割り当てられたかごがあ
るかどうかをチエツクする。ステップ（５３）で５階に
上方向にサービスできるかごがあるときは［割り当てら
れたがご」相当として新たな割当ては不要としてステッ
プ（５１）に戻る。ステップ（５３）でまだ割り当てら
れたかごがなければ、ステップ（５４）に進む。ニーで
、まず各エレベータ・呼びの状態が第２図（、）のよう
であるとする、ステップ（５４）の詳細図を示す第４図
においてステップ（６０）はＡ号機乗り合せチエツクを
行うステップである。Ａ号機（１＾）は３階を上方向に
サービス中であるから、ステップ（６１）からステップ
（６２）、ステップ（６３）と進む。Ａ号機（１＾）は
７階の上方向の乗場呼び（Ｕ７＾）に割当てられており
、７階は第４セクタであるからステップ（６３）は「は
い」となり、ステップ（６８）でＡ号機（１＾）は割当
不能号機となる。

次にＢ号機乗り合せチエツクに入る。このステップ（７
０）はＡ号機乗り合せチエツク（６０）をＢ号機に宜き
換えたものであるから、詳細は省略したが便宜上ステッ
プ（６１）〜（６８）を各々ステップ（７１）〜（７８
）に置き換えて説明する。Ｂ号機（ＩＢ）も１階を上方
向にサービス中だからステップ（７１）からステップ（
７２）、ステップ（７３）と進む。しかし、割当てられ
た乗場呼びはないためステップ（７４）に進むが第４セ
クタ（７階〜８階）又は、第５セクタ（９Ｎ）のかご呼
びをもっていないためステップ（７５）に進む。Ｂ号機
（ＩＢ）は１階（ＩＦ）を出発したところとすればステ
ップ（７５）は［いいえ」となり、割当不能号機とはな
らない。Ｃ号機乗り合せチエツク（８ｏ）も同様にステ
ップ（６０）〜（６８）を各々ステップ（８０）〜〈８
８）に置き換えて説明すると、Ｃ号機（ＩＣ）は６階を
下方向にサービス中なのでステップ（８１）がらステッ
プ（８７）に進み、割当てられた乗場呼びかないためス
テップ（８８）には進まないので割当不能号機とはなら
ない。

このように第２図（ａ）の状態ではＡ号機（１＾）に５
１＠の上方向の乗場呼びを割当てると、５階から乗り込
んだ人と７階の上方向の乗場呼びにより７階から乗り込
んだ人が乗り合せることになるので、Ａ号機（１＾）を
割当不能号機とした。

ステップ（５４）が終ると次にがご割当のステップ（５
５）に入る。ここではまずＡ号機到着予想時間ＴＹＪ（
＾）を第５図のステップ（１００）で演算する。

詳細ステップ（１０１）でＡ号機は割当不能号機となっ
ているのでステップ（１０３）へ進み、Ａ号機の到着予
想時間ＴＹＪ（＾）は９９９とする。すなわちステップ
（１３１）で割当てられることのないように非常に大き
な値とした訳である。次にＢ号機到着予想時間Ｔ　Ｙ　
Ｊ　（Ｂ）算出のステップ（１１０）に入る。

詳細ステップは省略したが、ステップ（１０１）〜（１
０３）をそのままＢ号機に置き換えたものなので、Ｂ号
機は割当不能号機でないから到着予想時間Ｔ　Ｙ　Ｊ　
（Ｂ）を実際の状態から求めることになる。

求め方は公知であるので詳しくは述べないが、ここでは
１停止１０秒１階床走行２秒で計算するものとする。Ｂ
号ｆｉ　（ＩＢ＞は１階におり、４階にがご呼び（Ｃ４
Ｂ＞をもっているので、５階（５Ｆ＞に到着するまでの
到着予想時間Ｔ　Ｙ　Ｊ　（Ｂ）はＴＹＪ（Ｂ）＝１０
ｘｌ＋２ｘ（５−１）＝１８（秒）となる、同様にＣ号
機（ＩＣ）は６階におり、１階にかご呼び（ＣＩＣ）を
もっているので、５階（５Ｆ）に到着するまでの到着予
想時間Ｔ　Ｙ　Ｊ　（Ｃ）はステップ（１２０）で演算
され、ＴＹＪ（Ｃ）＝　１０ｘ　１＋２ｘ　ｆ（６−１）＋　
（５−１）ｌ＝２８（秒）となる。ただし、Ｃ号機（Ｉ
Ｃ）は１階で１０秒停止後折り返すものとして計算した
。

こうして各Ａ〜Ｃ号機の到着予想時間は夫々ＴＹＪ（＾
）＝９９９．ＴＹＪ（Ｂ）＝１８．ＴＹＪ（Ｃ）＝２８
となり、ステップ（１３１）でその値が最小となるＢ号
機（ＩＢ）が割当号機となる。すなわち乗り合せを避け
るため、５階の乗場呼びに対しサービス的には２番目に
良いＢ号機（ＩＢ）が割り当てられた訳である。

最後にステップ（５６）でＢ号機の各台制御装置（２Ｂ
）（図示してない）に割当信号を出力する。そして割り
当てられた事を示すためＢ号機のホールランタン（４２
Ｂ）　（図示してない）を点灯する。こうして再びステ
ップ（５１）に戻るが、５Ｒ１の上方向乗場呼びに割当
てられたがごはＢ号機に決まったので、ステップ（５３
）が「はい」となり、５階乗場呼びボタン（４１）の上
方向が操作されても、再びがご割当を行うことはしない
。

第２図（ｂ）〜（ｅ）もＡ号機（１＾）に５階の上方向
の乗場呼びを割り当てると異なるセクタの人と乗り合せ
ることになってしまうケースを示している。

まず第２図（ｂ）ではＡ号機（１＾）には既に３階の上
方向の乗場呼び（０３＾）が割当てられているなめ。

５階の上方向の乗場呼びを割当てると、８階のかご呼び
（Ｃ８＾）に応答して下方向に反転して運行し３階から
再び上方向に反転して３階、５階と停止する事になるた
め、異なるセクタ　（第２セクタと第３セクタ）の人が
乗り合せてしまう事になる。

プログラムとしてはステップ（６１）、　（６２）、　
（６６）からステップ（６８）に進んでＡ号機（１＾）
は割当不能号機となる。

第２図（Ｃ）ではＡ号機（１＾）は４階を下方向サービ
ス中であるが、第２図（ｂ）と同様、既に３階の上方向
の乗場呼び（１３＾）が割当てられているため乗り合せ
となる。プログラムとしてはステップ（６１）、　（６
７）からステップ（６８）へと進んでＡ号機（１＾）は
割当不能号機となる。

第２図（ｄ）ではＡ号機（１＾）に既に第４セクタであ
る８階へ行きたい客が乗っておりかご呼び（Ｃ８＾が登
録されている。この客は５階に到着しても当然乗ってい
るので第３セクタである５階から乗ってくる客と乗り合
せになってしまう。プログラムとしてはステップ（６１
）、　（６２）、　（６３）、　（６４）からステップ
（６８）へと進んでＡ号機（１＾）は割当不能号機とな
る。

第２図（ｅ）ではＡ号機（１＾）は３階に上方向をもっ
て停止している。丈だがご呼びは登録されていないが、
客が乗ってくる可能性は非常に高く、績た５階より上方
に行く可能性も高い、したがって第２図（ｄ）と同様乗
り合せの可能性が高い。プログラムとしてはステップ（
６１）、　（６２）、　（６３）、　（６４）。

（６５）まで進んでステップ（６８）でＡ号機（１＾）
を割当不能号機とする。

第２図（ｂ）〜（ｅ）の場合、いずれにしてもＡ号機（
１＾）は割当不能号機となるので、第２図（ａ）の場合
と同様ステップ（５５）で、Ｂ号機（ＩＢ）が割当てら
れる事になる。

なお、上記実施例では５階の上方向の乗場呼びについて
のみ示したが、他の乗場呼びについてもほぼ同様のプロ
グラムで実現可能である。また、階床数、エレベータ台
数、セクタ数が実施例に限らないのは当然である。

また、本実施例では乗場呼びを割り当てると他のセクタ
から乗った人と乗り合せるケースの代表例を示したが、
これに限るものではない。

更に、本実施例では乗り合せとなるエレベータを初めか
ら割当評価の対象から除くようにしたが、サービスの良
否によっては乗り合せも止むを得ないという場合には乗
り合せが予想されることを割当評価の１つとして加える
ようにすれば良い０例えば乗り合せが予想される号機に
は３０秒のペナルティを与える事にし、到着予想時間に
加算して他の号機と比較するようにすればよい、この場
合は乗り合せが予想されても他の号機より３０秒以上到
着が早いと予想されればその号機を割当てる事になる。

［発明の効果〕以上のように、この発明によればエレベータがサービス
する複数のセクタに分割された階床のうち、任意の階床
の乗場呼びボタンが所定方向に操作されたか否かを判断
すると共に上記所定方向の乗場呼びに割り当てられたエ
レベータのかごがあるか否かを判断する判断手段と、異
なるセクタから乗り込む客が上記エレベータに乗り合わ
せることがないように上記エレベータのかごを割り当て
る乗り合せ防止手段とを備えたため、ライパル会社の如
き特定の会社の人が乗り合せる事なく、それ程サービス
も落とさないようエレベータを群管理する事ができる効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるエレベータの群管理装置の一実
施例を示すブロック図、第２図はこの発明の一実施例の
建物とエレベータの関係を示す図、第３図は第１図のＣ
Ｐ　Ｕ　（３１）で演算されるプログラムの機能フロー
図、第４図は第３図のステップ（５４）の詳細を示す機
能フロー図、第５図は第３図のステップ（５５）の詳細
を示す機能フロー図である。図において、（１＾）〜（ＩＣ）はＡ〜Ｃ号機のエレベ
ータのかご、（２＾）〜（２Ｂ）はＡ〜Ｃ号機の各台制
御装置、（３）は群管理装置、（３１）はＣＰＵ、（３
２）はＲＯＭ、（３３）はＲＡＭ、（３４）は通信制御
インタフェース、（４１）は乗場呼びボタンである。なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。代　　理　　人曾　　我道　　照形３図（ｂ）泌２図手続補正書平成３年１０月１８日

Claims

【特許請求の範囲】エレベータがサービスする複数のセクタに分割された階
床のうち、任意の階床の乗物呼びボタンが所定方向に操
作されたか否かを判断すると共に上記所定方向の乗物呼
びに割り当てられたエレベータのかごがあるか否かを判
断する判断手段と、異なるセクタから乗り込む客が上記
エレベータに乗り合わせることがないように上記エレベ
ータのかごを割り当てる乗り合せ防止手段とを備えたことを特徴とするエレベータの群管理装置。