JPH04138285U - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JPH04138285U
JPH04138285U JP4501991U JP4501991U JPH04138285U JP H04138285 U JPH04138285 U JP H04138285U JP 4501991 U JP4501991 U JP 4501991U JP 4501991 U JP4501991 U JP 4501991U JP H04138285 U JPH04138285 U JP H04138285U
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Japan
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conductor wire
magnetoresistive element
case
magnetic sensor
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JP4501991U
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▲吉▼治 重野
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株式会社村田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イニシャルチェック機能のために設けられる
基準交流磁界発生用導体線が、ケースとカバーとに挾ま
れることによる、検知ヘッド面の非平面化、導体線の位
置精度低下、導体線の加圧変形・切断を防止する。 【構成】 ケース12のリム16に溝22を設け、この
溝22に導体線20を収納する。導体線20は、磁気抵
抗素子10の表面や、リム16の上面で位置決めする。
検知ヘッド面であるメタルカバー上面がより平坦とな
り、検知性能が向上する。導体線20の磁気抵抗素子1
0に対する位置精度が向上するため、初期診断性能が向
上する。導体線20が加圧変形・切断することが防止さ
れ、より信頼性の高いイニシャルチェック機能が実現さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気抵抗素子をケース内に収納するとともに、イニシャルチェック (初期診断)用の導体線を収納した磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁気抵抗素子を用いた磁気センサが知られている。磁気抵抗素子は 、加えられる磁界に応じて異なるレベルの電圧を出力する素子である。従って、 磁気抵抗素子の感磁部近傍を磁性体が通過することによりその出力信号レベルが 変化するため、磁性体を検知するセンサとして従来から用いられている。
【0003】 図5には、第1従来例に係る磁気センサの構成が示されている。この図に示さ れる磁気センサにおいては、磁気抵抗素子10がケース12内に磁石14と接着 された状態で収納されている。磁石14は、磁気抵抗素子10に磁気バイアスを 加え、磁気抵抗素子の出力信号レベルを確保するためのものである。また、ケー ス12はリム16を有している。リム16は、箱状のケース12の内部を複数の 室に仕切る壁である。すなわち、この従来例に係る磁気センサにおいては、複数 の磁気抵抗素子10及び磁石14が、各室ごとに収納されている。
【0004】 ケース12の上部には、メタルカバー18が被せられている。メタルカバー1 8は、磁気抵抗素子10を保護するとともに、検知ヘッドとして検知対象物に近 接する部材である。さらに、この従来例においては、イニシャルチェック(初期 診断)のための導体線20がメタルカバー18の下に収納されている。
【0005】 導体線20は、所定の電流(基準交流電流)が供給されることにより所定の磁 界(基準交流磁界)を発生させる部材である。このようにして基準交流磁界が発 生すると、磁気抵抗素子10の出力電圧は、当該磁気抵抗素子10が正常に動作 しているならば所定の値となる。すなわち、導体線10に基準交流電流を供給し た場合に磁気抵抗素子10の出力が所定値であれば、磁気抵抗素子10の特性は 劣化しておらず、また、故障してもいないと判断することができる。このような 機能を初期診断機能という。
【0006】 図6には、第2従来例に係る磁気センサの構成が示されている。この図に示さ れる従来例においては、第1従来例と異なり、導体線20が単線ではなく、いわ ゆるフレキシブルプリント基板(PC板)23を構成している一導線である。こ のような構成であっても、図5に示される第1従来例と同様、自己診断機能を有 する磁気センサが実現される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の磁気センサにおいては、メタルカバーとリム との間に導体線が挾まれる構造となり、検知ヘッド面の平面の寸法や、導体線の 位置精度、導体線への加圧変型等の問題点があった。
【0008】 すなわち、検知ヘッドであるメタルカバーの直下に導体線を収納する構造であ るため、メタルカバーの表面に歪みe(図5及び図6(a)参照)が生じてしま う。これは、検知ヘッド面の平面の寸法の劣化原因である。
【0009】 また、ケースのリムとメタルカバーとの間に導体線が挾まれるため、特にリム 近傍において図6(b)に示すように導体線20に圧力が加わり、この結果、導 体線の芯がつぶれたり、変形したり、顕著な場合には切断する恐れも生ずる。こ れは、自己初期診断機能の劣化ないし故障につながるものである。
【0010】 そして、図6に示されるようなPC板を用いた構成では、導体線の位置精度を 確保しにくい。すなわち、所定の初期診断機能を実現するためには、導体線20 は磁気抵抗素子10に対して所定の位置に存していなければならないが、PC板 23が図6(a)において左右方向にずれて配置されると、これに伴い導体線2 0と磁気抵抗素子10との位置関係もずれることとなってしまう。これは、初期 診断機能のばらつき原因となる。
【0011】 本考案は、このような問題を解決することを課題としてなされたものであり、 検知ヘッド面をより平面に近づけることができ、導体線の加圧変形等が生ずるこ とがなく、かつ導体線の位置精度が良好な磁気センサを提供することを目的とす る。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、導体線を挿通するよう、ケース のカバー側端面に溝を形成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】
本考案の磁気センサにおいては、導体線が、ケースのカバー側端面(例えばリ ムの上部)に形成されている溝内を挿通する。従って、カバーがケースに被せら れることに伴う導体線への加圧が生ずることがなく、従って導体線の変形や切断 も生じない。また、この溝によって導体線が位置決めされる結果、磁気抵抗素子 に対する導体線の位置精度が向上するとともに、溝内に導体線が収納されるため ケース上部がより平坦に近くなり、従って検知ヘッド面もより平坦となる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について図面に基づき説明する。なお、図5乃至 図6に示される従来例と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0015】 図1及び図2には、本考案の第1実施例に係る磁気センサの構成が示されてい る。図1は特にその切欠斜視図であり、図2は断面図である。なお、図1におい ては、構成を明瞭に示すため、カバー18、磁石14等の構成は省略されている 。
【0016】 これらの図に示されるように、第1実施例は、リム16にそれぞれ溝22を設 けた構成である。導体線20は、例えばウレタン被膜で絶縁されており、その太 さは例えば30μm程度である。溝22の深さは、導体線20を収納した場合に メタルカバー18とのギャップが30〜50μm程度となるよう設定されている 。このようにすると、メタルカバー18を被せた状態では、検知ヘッドであるメ タルカバー18上面が0.1mm以内の歪みeにとどまり、検知ヘッドの平面度 が著しく向上することとなる。また、このように溝22を設け導体線20を収納 することにより、メタルカバー18によって導体線20に圧力が加わることが防 止される。従って、導体線20がつぶれたり変形したり、あるいは切断したりす るおそれがない。
【0017】 従って、本実施例によれば、基準交流磁界発生用の導体線20を、より精度良 くかつ安全に取り付けることができる。
【0018】 なお、図1において、24は導体線20を外部と接続するためのピンである。 図3には、本考案の第2実施例に係る磁気センサの構成が示されている。この 図に示される構成は、図2に示される構成と異なり、絶縁粘着テープ26をケー ス12上部に貼り付けた構成である。
【0019】 この実施例が図1及び図2に示される実施例と異なる点は、図1及び図2に示 される実施例における導体線20が磁気抵抗素子10の面において位置決めされ ていたのに対し、リム16の上面を基準として位置決めされている点にある。こ の場合、導体線20をリム16の上面に正確に位置決めするため、導体線20は 絶縁粘着テープ26に接着されている。このようにリム16の上面を基準として 位置決めを行った場合であっても、前述の第1実施例において得られる効果はや はり得られることとなる。
【0020】 図4には、本考案の第3実施例に係る磁気センサの構成が示されている。
【0021】 この図に示される実施例は、第1及び第2実施例と異なり、導体線20がフレ キシブルPC板23の内部構成である。この場合、溝22の形状は、フレキシブ ルPC板23の形状に一致させ、段差を有するようにする。このようにすると、 フレキシブルPC板23の厚みを吸収することができ、やはり、第1及び第2実 施例と同様の効果がえられる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ケースのカバー側端面に溝を形成しこ の溝に導体線を収納するようにしたため、導体線が存在することによる検知ヘッ ド面の非平面化、導体線の加圧変形、導体線の位置ずれ等が生ずることが防止さ れ、より精度が高い磁気センサを簡易に実現することができる。すなわち、より 信頼性が高いイニシャルチェック機能を有し、より出力信号の再現性が高い磁気 センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る磁気センサの構成を
示す切欠斜視図である。
【図2】第1実施例の構成を示す断面図である。
【図3】本考案の第2実施例に係る磁気センサの構成を
示す断面図である。
【図4】本考案の第3実施例に係る磁気センサの構成を
示す図であり、図4(a)はフレキシブルPC板取り付
け前の状態を示す断面図、図4(b)はメタルカバー取
り付け後の上部断面図である。
【図5】第1従来例に係る磁気センサの構成を示す断面
図である。
【図6】第2従来例に係る磁気センサの構成を示す図で
あり、図6(a)は横断面図、図6(b)は縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 磁気抵抗素子 12 ケース 14 磁石 16 リム 18 メタルカバー 20 導体線 22 溝 23 フレキシブルPC板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加わる磁界の変化に応じ抵抗値が変化し
    出力信号のレベルが変化する磁気抵抗素子と、磁気抵抗
    素子を収納するケースと、診断時に磁気抵抗素子に基準
    交流磁界を作用させる導体線と、磁気抵抗素子及び導体
    線を覆うようケースに被せられるカバーと、を備え、基
    準交流磁界を磁気抵抗素子に作用させた際の磁気抵抗素
    子の出力信号のレベルが所定値であるか否かにより磁気
    抵抗素子が良好に動作しうるか否かが判断される磁気セ
    ンサにおいて、導体線を挿通するよう、ケースのカバー
    側端面に溝を形成したことを特徴とする磁気センサ。
JP1991045019U 1991-06-14 1991-06-14 磁気センサ Expired - Lifetime JP2550839Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015175647A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 株式会社東芝 磁気センサ、磁気検査装置、および紙葉類処理装置

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JPS62143508A (ja) * 1985-12-18 1987-06-26 Fujitsu Ltd 高周波増幅器
JPH0275087A (ja) * 1988-09-12 1990-03-14 Fujitsu Ltd 磁気ラインセンサ

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JP2550839Y2 (ja) 1997-10-15

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