JPH0379185B2 - - Google Patents

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JPH0379185B2
JPH0379185B2 JP16848884A JP16848884A JPH0379185B2 JP H0379185 B2 JPH0379185 B2 JP H0379185B2 JP 16848884 A JP16848884 A JP 16848884A JP 16848884 A JP16848884 A JP 16848884A JP H0379185 B2 JPH0379185 B2 JP H0379185B2
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JP
Japan
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paper
decorative
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layer
adhesive
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JP16848884A
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Hiroshi Mitsumata
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Hokusan Co Ltd
Original Assignee
Hokusan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は天然銘木化粧シートならびに該化粧シ
ートを貼着してなる天然銘木化粧板に係り、詳し
くは建物や住宅の壁面材、天井材、扉面材等の内
装材、あるいは家具、キヤビネツト、楽器、電気
製品等の表面化粧材として利用できる化粧シート
ならびに化粧板に関する。 (従来の技術) 近年、建物や住宅の壁面材あるいは天井材とし
てベニヤ板を基材とした化粧板が多く使用されて
きており、また家具、キヤビネツト等の表面化粧
材として化粧シート等が用いられてきている。 ところで、この種の化粧壁面や化粧天井を改装
するにあたつては、化粧板を壁面より剥離し、改
めて新しい化粧板を貼着する方向が採用されてい
る。しかしながらこの方法にあつては、剥離の際
ビニヤ板基材が割れて裂けて壁材等に残ることが
多く、この残存基材を取除く必要があるなど、改
装作業が面倒であつた。また、化粧板全体を取り
替える方法であるため、改装費用が高く尽き、経
済的でないなどの種々の欠点を有していた。そこ
で、簡便かつ経済的な改装方法として、使用中の
化粧板表面(あるいは表面層の化粧単板を剥した
化粧板表面)に直接薄手の化粧プラスチツクシー
トや化粧壁紙を貼付ける方法も従来より行なわれ
ている。しかし、この方法では、桧、欅等の銘木
特有の木目が内装材表面に表われないだけでな
く、貼着後撚れ、縮み、カールなどを生じ易く、
広い面積を凹凸なく貼着することが困難であつ
た。 また、家具あるいはキヤビネツトの表面材とし
ての化粧シートにあつても寸法安定性が悪く、貼
着した場合の反りが発生する問題点も有している
のである。 一方、化粧シートを例えばベニヤ板等の合板に
貼着した化粧板も提供されているが、この場合に
あつも化粧シートの寸法安定性が良くないため、
合板の吸湿等により化粧シートに伸縮が生じ、化
粧板の品質不多の発生といつた問題点が生じてい
た。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は前述の如く、従来の化粧シートに散見
される寸法安定性の悪さを解決し、化粧シートお
よび該シートを貼着した化粧板が吸湿あるいは乾
燥により“あばれ”を生じないようにし、それに
より化粧シート自体にそりの発生を防止し、また
表面のフラツト性を確保しようとするものであ
る。 したがつて本発明は、改装を簡便かつ経済的に
行ない得、その上仕上り具合が良好な化粧シート
を提供することにあり、また曲げが可能で加工性
に富み、湾曲部や曲面部の内装材などに有用な化
粧シートを提供することにある。 さらに、本発明は前記化粧シートを合板等の基
材に貼着した化粧板を提供せんとするものでもあ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明者は上述の問題点を解決し、品質の良好
な化粧シートを提供すべく検討を行い、特に化粧
シートの基材の一種としてアルミニウムあるいは
鉄等の金属箔を内在させれば寸法安定性が確保で
き、かつこの金属箔をポリエチレン層またはポリ
プロピレン層で加熱融着することにより良好な接
着性が得られることを新規に見出し、本発明を完
成させたのである。 すなわち本発明の化粧シートは、積層体とし
て、 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
あるいは不織布; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; アルミニウム、鉄等の金属箔; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
あるいは不織布; を積層してなる積層体の表面上に、更に銘木単板
を常温硬化性、熱硬化性、または熱可塑性樹脂接
着剤を介して積層し; 該銘木単板−前記積層体なる積層物を熱圧締、
または熱圧および冷圧締して成る; ことを特徴とするものである。 さらに本発明者は、上記化粧シートを合板等の
基材を貼着した化粧板が建物あるいは住宅の内装
材として良好なものである点に着目し、該化粧板
を提供するものであり、かかる化粧板は、積層体
として、 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
あるいは不織布; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; アルミニウム、鉄等の金属箔; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
あるいは不織布; を積層してなる積層体の表面上に、更に銘木単板
を常温硬化性、熱硬化性、または熱可塑性樹脂接
着剤を介して積層し; 該銘木単板−前記積層体なる積層物の下面に、
常温硬化性、熱硬化性、または熱可塑性樹脂接着
剤を介して合板等の基材を貼着し; 銘木単板−積層体−基材なる積層物を、冷圧
締、熱圧締、または熱圧および冷圧締してなる; ことを特徴とするものである。 (作用) すなわち本発明の化粧シートならびに化粧板に
あつては、特に化粧シートの基材材料としてアル
ミニウムまたは鉄等の金属箔を用い、更にその金
属箔の接着にポリエチレン層またはポリプロピレ
ン層を用いたことにより、適度の剛性および可撓
性を有し、かつ寸法に安定で曲げ可能を確保した
ものである。更にこのような寸法安定性のある化
粧シートを貼着した化粧板であり、長期間の放置
によつてもなんら品質の低下しないものである。 (実施例) 以下に本発明の化粧シートならびに化粧板を図
面に基づき更に詳細に説明する。 第1図は本発明の化粧シートの断面図を示した
ものである。すなわち本発明の化粧シート1は、
銘木単板2、接着剤3、および基剤4の積層体を
後述する圧締処理したものである。 この場合の銘木単板2は、各種の銘木、例えば
桧、楢、欅、桜、楡等の国産材、チーク、ローズ
ウツド、ウオールナツト、マホガニー、ゼブラウ
ツド等の輸入材を、例えば0.15〜0.60mm厚に薄く
切削した〓板である。 接着剤3は、常温硬化性、熱硬化性または熱可
塑性接着剤であつて、化粧単板貼着用として圧締
処理によつて接着剤自体が単体表面より滲み出さ
ない様に配合されたものであれば良い。例えば、
酢酸ビニル樹脂系、ラテツクス系、ユリア樹脂
系、水性ビニルウレタン樹脂系のものであり、具
体的には水溶性メラミン樹脂、スチレン−ブタジ
エン樹脂などを挙げることができる。 基材4は第1図に示す如く、和紙、クラフト
紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙あるいは不織布
5、ポリエチレンまたはポリプロピレン層6、ア
ルミニウム、鉄等の金属箔7、ポリエチレンまた
はポリプロピレン層8、および和紙、クラフト
紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙あるいは不織布9
からなる多層積層構造を有しており、積層構造を
形成す各層自体は、それぞれ特徴的な性質を有す
るのである。 すなわち、基材4の積層構造を構成する和紙、
クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙あるいは
不織布5は、アルミニウム、鉄等の金属箔7の輝
きがポリエチレンまたはポリプロピレン層6を通
して銘木単板2の表面に出ないように隠蔽すると
ともに、後述する接着工程で銘木単板2とポリエ
チレン層またはポリプロピレン層6との接着を容
易にするために積層されるものである。この場合
の紙あるいは不織布5は、坪量10〜150g/m2
好ましくは約20〜50g/m2である。 ポリエチレン層またはポリプロピレン層6は、
紙あるいは不織布5と金属箔7とのラミネートコ
ーテイング(接着)をするために積層されるもの
である。この場合のポリエチレン層またはポリプ
ロピレン層の厚さは7〜150μ、好ましくは約20
〜40μであることが良い。 アルミニウム、鉄等の金属箔7は、AlやFe等
の強い剛性により伸縮が一定化される。したがつ
てかかる金属箔7を積層することにより銘木単板
2の乾燥あるいは吸湿による動きを止め、シート
1表面クラツク防止あるいはシートのあばれ防止
に役立つとともに、シート1を合板に貼着した際
の反りの発生を防止するものである。さらに、金
属箔7は、水分の拡散を制限するため、化粧シー
ト1の防水、防湿性の向上に貢献するものであ
る。このことから、金属箔7は厚さ7〜100μ、
好ましくは約15〜20μであるとよい。 また、ポリエチレン層またはポリプロピレン層
8を設けて、基材4中に複数層のポリエチレン層
またはポリプロピレン層を備えたことにより、化
粧シート1に適度な柔軟性をもたせることがで
き、かつアルカリ分が基材裏面から化粧シート1
へ浸透することを防止している。これは例えば化
粧シートを貼着する壁材がモルタルなどのアルカ
リ性材料から成る場合には、特に有効である。な
お、このポリエチレン層またはポリプロピレン層
8は、金属箔7と紙あるいは不織布9との接着を
良好ならしめるために用いることは前述のポリエ
チレン層またはポリプロピレン層6の場合と同様
であり、その層の厚さも同程度のものが採用され
る。 また、基材4の下面に積層される和紙、クラフ
ト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙あるいは不織布
9は、化粧シート1とその下に貼着する例えば合
板、壁材等との接着力を向上させるためであり、
その坪量は10〜150g/m2、好ましくは20〜60
g/m2である。 次に本発明の化粧板について説明する。第2図
は本発明の化粧シート1を貼着した化粧板10の
断面図を示したものである。 すなわち本発明の化粧板10は、前述の化粧シ
ート1に更に接着剤11を介し合板等の基材12
を積層したものを後述の圧締処理したものであ
る。 この場合の化粧シート1の各積層物はすでに前
述のとおりであり、このシート1に接着剤11を
介し、合板等の基材12を更に積層するのであ
る。 接着剤11は酢酸ビニル樹脂系、ラテツクス
系、ユリア樹脂系、水性ビニルウレタ樹脂系のも
のであつて、常温硬化性、熱硬化性または熱可塑
性の合成樹脂接着剤が好ましく、例えば水溶性メ
ラミン樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂などが挙
げられる。 次に合板等の基材12としては、ベニヤ等の合
板、繊維板、パーテイクルボード、紙などの木質
系、合成樹脂板、合成樹脂発泡体などのプラスチ
ツク系、軽カル板、石こうボードなどの窯業系、
アルミニウム、鉄等の金属系あるいはこれらの複
合板などを用いることができる。 この合板等の基材の厚さとしては、本発明の化
粧板10の使用目的により種々変化させることが
できる。 次に本発明の化粧シート1ならびに化粧シート
1を貼着した化粧板10の製造方法について記記
す。 すなわち本発明の化粧シート1の製造方法にあ
つては、例えば銘木単板2、接着剤3ならびに紙
あるいは不織布5の構成のものにポリエチレン層
またはポリプロピレン層6、金属箔7、ポリエチ
レン層またはポリプロピレン層8および紙あるい
は不織布9の構成のものを重ね合せるか;あるい
は紙あるいは不織布5、ポリエチレン層またはポ
リプロピレン層6、金属箔7、ポリエチレン層ま
たはポリプロピレン層8および紙あるいは不織布
9の構成なものに接着剤3を介し銘木単板2を重
ね合せ、かかる積層物を圧締することにより製造
される。 この場合の圧締条件は、例えば接着剤3が熱硬
化性樹脂である場合には、前記積層物を熱圧締す
ることにより接着剤3を硬化せしめると共に、該
積層物を薄肉に圧縮するのであるが、例えば温度
約100℃、圧力約7Kg/cm2、時間約90秒の条件で
行うのがよい。 また、接着剤3が熱可塑性樹脂である場合に
は、前記積層物を熱圧縮で接着した後冷圧締する
ことにより、該積層物を薄肉に圧縮せしめる。こ
の場合の熱圧締の条件は、例えば温度約115℃、
圧力7Kg/cm2、時間120秒の条件で行なつた後、
冷圧締を圧力7Kg/cm2の同圧で常温まで冷却して
行なう。 一方、本発明の化粧板10の製造方法にあつて
は、例えば銘木単板2、接着剤3ならびに紙ある
いは不織布5の構成のものに、ポリエチレン層な
らびにポリプロピレン層6以下の積層物(6,
7,8,9,11および12)を重ね合せるか;
または紙あるいは不織布5以下の積層物(5,
6,7,8,9,11および12)に接着剤3を
介して銘木単板2を重ね合せるか、または合板等
の基剤12に接着剤11を介して化粧シート1を
重ね合せ、前記化粧シートの場合と同様圧締する
ことにより製造される。この場合の圧締条件も、
用いる接着剤3の種類により異なるが、前述の化
粧シートの場合の条件と同様のものが採用され
る。 以下に具体的化粧シートならびに化粧板の製造
例を記すが本発明はこれに限定されるものではな
い。 製造例 化粧シート、化粧シートを貼着した化粧板 第1図および第2図に示す化粧シートおよび化
粧板の積層構造に準じ、各層の構成材料として以
下のものを用いた。 銘木単板2:カバの0.22mm厚およびナラの0.28mm
厚のもの2種類 接着剤3:スチレン−ブタジエン系熱硬化性接着
剤 紙5:和紙(機械すきのもの)坪量28g/m2 ポリエチレン6:40μ厚のポリエチレン 金属箔7:15μ厚のアルミニウム箔 ポリエチレン8:30μ厚のポリエチレン 紙9:純白ロール紙、坪量30g/m2 接着剤11:スチレン−ブタジエン系熱硬化性接
着剤 基剤12:4mm厚の普通合板 先ず、紙5/ポリエチレン6/金属箔7/ポリ
エチレン8/紙9の積層体を溶融押出しラミネー
トする。 次いで前記の溶融押出しラミネートとした積層
体の上に接着剤3を塗布し、100℃×7Kg/cm2×
90秒の熱圧締条件で銘木単板2を接着し、化粧シ
ート1を製造した。 化粧板を得るために、基材12上に接着剤11
を塗布し、前記で得た化粧シート1をのせ、100
℃×7Kg/cm2×90秒の熱圧締条件で接着した。 なお、得られた化粧板の銘木単板表面を研磨
し、ポリウレタン樹脂塗料で塗装した。 以上のようにして得られた化粧板の耐クラツク
試験を行つた。 対象として、ほぼ同じ部位より切削した銘木単
板と、隣接する位置より採取した合板を使用し、
前記接着剤11により105℃×7Kg/cm2×90秒の
熱圧締条件で接着した銘木単板−合板である化粧
板(以下:ブランクと呼する)を用いた。 試験方法は、JAS(日本農林規格)、天然木化粧
合板にある寒熱繰返しB試験方法に準じた。 すなわち、本発明の前記製造例で得た化粧板お
よびブランクをそれぞれ1辺150mmの正方形状と
なるよう2片づつ作成し、80±3℃の恒温器中2
時間放置次いで−20℃±3℃の恒温器中2時間放
置の1サイクルを4回繰返し、各化粧板における
クラツクの発生を観察した。 割れ本数のカウント方法として、タテ、ヨコ15
cm角内に1cm間隔で碁盤の目のようにタテヨコに
線を引き1cm角のマス目を15×15=225個作る。
各マス目内のクラツク数をカウントし、合計数で
表わした。 各マス目内のクラツクのカウント方法は1個の
マス目内におさまつているクラツクは1とし、他
のマス目まで入いつているクラツクは各マス目で
それぞれ1としてカウントする。 得られた結果を次表に示す。
【表】 以上の結果より明らかなとおり本発明の化粧板
は積層構造として内部に紙−金紙箔を内在させた
ことにより、クラツクの発生が皆無であることが
確認された。 (発明の効果) 以上のようにして製造される本発明の化粧シー
トならびに化粧板は、その積層構造として前述の
如く紙−金属箔を内在させたことにより特にシー
ト全体の寸法安定性が良く、シート裏面に接着剤
を塗布した場合であつてもシートの伸びを押える
ことができ、また経時的にも表面の銘木単板の吸
脱湿によるシートの伸びも押えられるため、仮に
壁材に貼着するに際し、接着不良の箇所があつて
もフラツト性を確保できるものである。 また、特に金属箔を内在させたことにより銘木
単板の動きが押えられ、表面クラツクが発生しな
いものである。 更に、シート裏面の紙の厚さを薄くすることに
よりポリエチレンまたはポリプロピレンをこの紙
全体にしみ込ませ、紙の剥離を防止することがで
きる。 また、本発明の化粧シートにあつては、前記積
層構造物を圧締処理したことにより極薄で、適度
の可撓性を有しており、使用中の内装材の表面上
に直接、あるいは表面材を剥離した内装材の上に
容易に貼着することができ、内装材の改装を簡便
に行なうことができる。また、適度の剛性をも兼
ね備えており、貼着面に多少の凹凸があつても、
広い面積を平坦に貼着することができ、その上水
分の影響を受け難く寸法安定性に優れており、貼
着碁撚れ、縮みなどが生じずカールも殆ど起き
ず、仕上り具合が極めて良好となる。 また、本発明の化粧シートは、適度の柔軟性を
有し、屈曲させることができ、湾曲部や曲面部、
例えば円柱物などへの貼着も可能である。また、
ナイフ切断が可能であり、任意の形状に容易に切
断加工できる。このように、本発明の化粧シート
は、加工性に富み、家具、キヤビネツト等の表面
化粧材、化粧小箱などにも利用できる。さらに、
アルカリ分等の遮断も考慮されており、耐アルカ
リ性などに優れている。 したがつて、かかる化粧シートを合板等の基材
に貼着した本発明の化粧板にあつても、これら前
述のシートの特性をすでに充分発揮した建築用材
として優れたものであることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の化粧シートの断面図であり、
第2図は化粧板の断面図である。 1……化粧シート、2……銘木単板、3,11
……接着剤、4……基材、5,9……紙または不
織布、6,8……ポリエチレン層またはポリプロ
ピレン層、7……金属箔、10……化粧板、12
……合板等の基材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 積層体として、 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
    あるいは不織布; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; アルミニウム、鉄等の金属箔; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
    あるいは不織布; を積層してなる積層体の表面上に、更に銘木単板
    を常温硬化性、熱硬化性、または熱可塑性樹脂接
    着剤を介して積層し; 該銘木単板−前記積層体なる積層物を熱圧締、
    または熱圧および冷圧締して成る; ことを特徴とする天然銘木化粧シート。 2 積層体として、 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
    あるいは不織布; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; アルミニウム、鉄等の金属箔; ポリエチレン層またはポリプロピレン層; 和紙、クラフト紙、薄葉紙、含浸加工紙等の紙
    あるいは不織布; を積層してなる積層体の表面上に、更に銘木単板
    を常温硬化性、熱硬化性、または熱可塑性樹脂接
    着剤を介して積層し; 該銘木単板−前記積層体なる積層物の下面に、
    常温硬化性、熱硬化性、または熱可塑性樹脂接着
    剤を介して合板等の基材を貼着し; 銘木単板−積層体−基材なる積層物を、冷圧
    締、熱圧締、または熱圧および冷圧締してなる; ことを特徴とする天然銘木化粧板。
JP16848884A 1984-08-11 1984-08-11 天然銘木化粧シ−トおよびそれを貼着してなる天然銘木化粧板 Granted JPS6147250A (ja)

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JP2005238573A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Sekisui Chem Co Ltd ポリオレフィン系樹脂複合発泡体
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