JPH0372932A - 分散装置 - Google Patents

分散装置

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JPH0372932A
JPH0372932A JP1192554A JP19255489A JPH0372932A JP H0372932 A JPH0372932 A JP H0372932A JP 1192554 A JP1192554 A JP 1192554A JP 19255489 A JP19255489 A JP 19255489A JP H0372932 A JPH0372932 A JP H0372932A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、塗料やインキ等の顔料などの固形物を含む液
状の配合物を分散せしめる分散装置及び該装置における
かく拌羽根に関する。
【従来の技術】
塗料やインキ等の顔料などの固形物を含む塗料組成物の
製造は、一般に顔料、樹脂ワニス、溶剤、さらに添加物
(必要に応じて)などから成る液状の配合物をバスケッ
トミルなどの分散装置によって微粒化して分散させるこ
とにより行われている。 バスケットミルは、かく拌槽内に前記配合物を装填し、
該かく拌槽の上方から前記配合物中に到達する長さに設
けられたかく拌軸の先端にかく拌羽根を付設し、該かく
拌羽根を前記かく拌軸を介して回転駆動装置で回転する
ことにより、配合物間のずり応力で分散が行われるとい
うものである。 この分散効果を上げるために、前記かく拌羽根の外側を
、側壁および底壁に小孔が多数穿設されている金属MR
板材、又は細かいメツシュの金網でなるバスケット(1
1体)で囲み、該バスケット内にガラス球、鋼球、セラ
ミック球などの分散媒体を投入し、か(拌羽根を回転せ
しめろと、前記配合物内の固形物の大きな粒子は前記バ
スケット内で摩砕混合作用により分散され、分散された
細かい粒子はバスケットの底壁及び側方の前記小孔やメ
ツシュから流出し、かく拌槽内を対流して再度バスケッ
トの上方からバスケット内に流入してさらに細かく分散
されるという装置が開発されている(例えば、特開昭6
0−122033号、特開昭61−293536号公報
参照)。
【発明が解決しようとする課題】
従来の分散装置にあっては、バスケット内で分散された
配合物をバスケットの底壁および側壁から流出させ、バ
スケット底壁下方に流出した配合物はバスケット底壁下
方に設けた液流動用羽根の回転により、バスケット上方
に対流させ、再度上方からバスケット内に流入して分散
させるのであるが、配合物中の塗料やインキ等の顔料な
どの固・彫物は液体中では重量物であるために、相当量
が分散媒体及び配合物間のずり応力で細かく分散される
ことなくバスケット底壁の小孔からそのままバスケット
下方に流出し、また沈澱する傾向にあるので、これらの
要因を考慮していかに短時間で分散効果を上げるかとい
うことは依然として大きな課題であった。 さらに、従来の分散装置にあっては、バスケット内に投
入した前記分散媒体は、かく拌羽根が回転するとその回
転遠心力によりバスケット、特に側、壁に張りめぐらし
た小孔が多数穿設されている板材又は細かいメツシュの
金鋼などの側壁に衝撃を与えろために、側壁は摩耗して
衝撃を受けた部分が貫通した穴となるので頻繁に交換せ
ざるを得ないが、前記側壁がバスケットの構造部材と一
体であるならばバスケット全体を交換しなければならず
、側壁とバスケットの構造部材が分離可能であるとして
も、側壁全体を頻繁に交換しなければならないという問
題点があった。 また、塗料には異なった色彩の種類が非常に多くあり、
それぞれの色彩に応じて配合する顔料が異なるのである
が、このような塗料・顔料を何種類も次々とかく拌して
分散するためには、例えば1つの塗料の分散終了後、次
の別の種類の塗料の分散処理を行う前にかく拌槽及びか
く拌槽内から取り出した分散装置を完全に洗浄する必要
がある。 しかしながら、従来の分散装置にあっては、バスケット
の全壁面すなわち、側壁および底壁が小孔であるために
、高圧の洗fp液で洗ったり、小孔に詰まった顔料をピ
ンなどで突っついて除去するなどして、洗浄し、またバ
スケットを逆さにしなければ、分散媒体を取り出して、
洗浄することができず、洗浄作業が極めて煩雑で、作業
能率の低下をもたらすという問題点があった。 本発明は、短時間で分散効果が高い分散装置および、バ
スケット内の分散媒体の衝撃による摩耗に対して耐久性
があり、かつ部分的な交換を簡単にできるバスケットを
有すると共に、容易に洗浄できる分散装置及び分散効果
の高いかく拌羽根を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の分散装置において
は、昇降自在な分散装置本体に設けた回転駆動機構11
により回転駆動する軸12(,46)にかく拌羽根14
及び液流動用羽根47を設け、それぞれ、かく拌羽根1
4をガラス球、鋼球、セラミック球などの分散媒体37
が収容された側壁24と底壁29で成るバスケット(1
1体)20内、およびバスケット下方で回転可能に設け
てかく拌槽60内の塗料やインキ等の顔料などの固形物
を含む液状の配合物を分散せしめる分散装置において、
前記バスケットの側壁24の上部にバスケットの外周方
向に突出したフランジ部36を設け、該フランジ部にロ
ッド13を連結して分散装置本体に前記バスケットを固
定すると共に、前記バスケットの側壁に前記配合物の通
過する小孔35を多数穿設し、底壁29を前記小孔35
を設けていないメクラ底板39で形成したものである。 さらに、昇降自在な分散装置本体1oに設けた回転部w
h槻構11により回転駆動するかく拌軸12にかく拌羽
根14を設け、かく拌羽根14をガラス球、鋼球、セラ
ミック球などの分散媒体37が収容された側壁24と底
壁29で成るバスグツ+−(1体)20内で回転可能に
設けてかく拌槽60内の塗料やインキ等の顔料などの固
形物を含む液状の配合物を分散せしめる分散装置におい
て、前記分散装置本体10と共に昇降自在なバスケット
20の側壁24の少なくとも一部に、側壁平板27と、
側壁24の周囲方向で前記側壁平板27により短い隙間
板28とを交互にそれぞれを複数個重ねて、上下に対向
する側壁平板27とバスケット20の周囲方向に対向す
る隙間板28とで形成されるスリットから成る小孔35
を設けたものである。 さらに、前記底壁29の内面をテーパ状にすることが好
ましい。 また、前記底壁29に開閉自在な分散媒体抜き穴31を
穿設せしめろことが良い。 また、本発明の分散装置においては、昇降自在な分散装
置本体10に設けた回転駆動機H411により回転駆動
するかく拌軸12にかく拌羽根14を設け、該かく拌羽
根14をガラス球、前記分散装置本体10と共に昇降自
在な鋼球、セラミック球などの分散媒体37が収容され
た側壁24と底壁29で成るバスケット20内で回転可
能に設けてかく拌槽6G内の塗料やインキ等の顔料など
の固形物を含む液状の配合物を分散せしめる分散装置に
おいて、駆動手段により回転駆動する液流動用軸46に
液流動用羽根47を設け、該液流動用9羽根47を前記
かく拌槽内下方に、かつ前記分散装置本体10と共に昇
降自在な前記バスケット20の外方に離反して設けたも
のである。 そして、バスケット内で回転する前記かく拌羽[14は
、該かく拌羽根14の回転軌跡に対して垂直方向に突起
体45を設けたものである。 また、上記かく拌羽根14において、複数のかく拌羽M
114に設けたそれぞれの突起体45を二重上の異なる
回転軌跡上に配設せしめると効果的である。
【作 用】
上記のように構成された分散装置のバスケット20をか
く仲種60内の配合物65中に没入し、バスケット20
の上方の配合物65がパスケラ)・20内に流入される
。底g29はメクラ底板39であり、配合物65内の沈
澱しやすい固形物の粒子はバスケット20下方に落下す
ることなく、分散装置のかく拌羽根14がかく押軸12
を介して回転駆動機構11により回転駆動されると、バ
スケット20は、ロッドにより本体に固定されているた
め回転することなく、かく拌羽根14もしくはこのかく
拌羽根14の回転軌跡に対して垂直方向に突設した突起
体45の回転によりかく拌されバスケット20内に収容
された分散媒体37と前記配合物65の固形物間のずり
応力により、固形物が細かい粒子に分散されろ。かく拌
羽根14の回転の遠心力によってバスケット20内の配
合物65は側g124の多数のスリット等の小孔36か
ら側方へ流出し、前記かく仲種内下方で、もしくはバス
ケット底壁下方で回転する液流動用羽根47の回転によ
ってバスケット20の上方に対流されろために、該配合
物65が再度バスケット20内に流入されて分散される
。この時、隙間板28の厚さなどで任意に決定されるス
リット等の小孔35の幅より大きい粒子はバスケット2
0内に止まり、さらに細かく分散される。フランジ部3
6は、該フランジ部36下方に渦流を生じさせ、側壁2
4の周辺の配合物65を一時的に滞留させることになり
、そのためにバスケット20内の配合物65は比較的バ
スケット20内に滞る時間が長くなる。 分散処理終了後、次いで別の種類の配合物65を分散す
る場合、その前に分散装置を完全に洗浄する必要がある
が、この時、スリット35内に固着した状態の固形物を
ヘラ等の道具で比較的容易に除去し、洗浄する。 また、側壁平板27が摩耗、変形、損傷した場合は部分
的に簡単に交換する。また、底壁29の内面をテーパに
することは液切れを早め、メクラ底板39に分散媒体抜
き穴31を穿設することばそこからビーズ等の分散媒体
を容易に取り出して別途洗浄することを可能にする。 前記かく拌羽根14に、該かく拌羽根14の回転軌跡に
対して垂直方向に設けた突起体46は、底壁29内の分
散媒体37や固形物のかく拌効果を増大するように作用
する。
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、第1図にお
いて、昇降装置i50の昇降シャフト53の上部に回転
駆動機Hsllを設置し、該回転駆動8i構11の先端
下方に本発明の分散装置を設置する。 昇降装w60は昇降装置本体51の内部に図示せざる油
圧シリンダーによって昇降シャフト53の上部に設置し
た回転駆動機構11を任意位置に停止調節可能とするた
めの上昇バルブ55および下降バルブ56を設け、前記
回転駆動機構11を案内するガイドシャフト54を設け
ている。 回転蓼動機構11はモータ41の回転軸に図示せざる変
速装置を設置し、該変速装置の変速ハンドル42により
変速調整された回転力をVベルト等の伝達手段を介して
分散装置本体10の後述するかく押軸12に連動してい
る。そして、かく押軸12の回転速度を測定する回転計
16を設けている。 分散装置は、前記回転駆動81W111の下方に4個の
ロッド13を介してバスケット20の側壁24上部のバ
スケット外周方向に突出した後述するフランジ部36の
固定フランジ21に連結してバス・ケラト20を分散装
置本体10に固定し、該バスケット20内に、前記回転
駆動機構11のモータ41に連動されるかく押軸12の
先端にかく拌羽根支持体15を介して設けたかく拌羽根
14を回転可能に設置し、前記バスケット20内にガラ
ス球、鋼球、セラミック球、ジルコニア球などの分散媒
体37を収容している。 そして、前記バスケット20は、側壁に多数の小孔を設
けている。この小孔は、細孔あるいはスリットが多数穿
設されている金属製薄板材、又は細かいメツシュの金網
であっても良いが、第2図〜第4図に示す実施例におい
ては、側壁24の厚さ方向に、一定幅を持つ平板である
側壁平板27と、側壁24の周囲方向で前記側壁平板2
7より短い、隙間板28とをそれぞれ交互に複数個重ね
、隙間板28は@壁24の周囲の適宜位置に配置し、上
下に方向する側壁平板27.27と側壁周囲方向に対向
する隙間板28,28でスリン)・から成る小孔35を
形成せしめたものである。なお、スリットから成る小孔
35の大きさ(幅)は隙間板28の板厚を変化させるこ
とによって調整できろ。 すなわち、固定フランジ21の下面にメクラ側壁26を
側壁24の全周に設け、該メクラ側壁26の下面に側壁
24の全周に及んで側壁平板27と隙間板28を交互に
複数個重ねて、側壁24を構成しているが、前記メクラ
側壁26及び側壁平板27の全周の同一位置に複数の固
定穴を本実施例では12個の固定穴を設け、さらに前記
隙間板28に固定穴を設けて例えばワッシャなどの形状
にし、メクラ側壁26、側壁平板27、隙間板28のそ
れぞれの固定穴に側壁固定ロッド25を挿通せしめて、
該側壁固定ロッド25の上に設けたネジ部を前記固定フ
ランジ21に螺着し、底壁29を側壁固定ロッド25の
下端に設けたネジ部を介してナツトで固定する。 したがって、前記スリット35がメクラ側壁26を除く
他の側壁24全面に形成される。この場合メクラ側壁2
6を設けずに、側壁24の全面に側壁平板27と隙間板
28によるスリット35を形成せしめてもよく、あるい
は側壁平板27と隙間板28によるスリット35を側壁
24周囲に部分的に設けてもよい。 バスケット20の上面には、中央部にかく押軸12を押
通し、かつ後述するかく仲種6o内の塗料やインキ等の
顔料などの固形物を含む液状の配合物65をバスケット
20内に導入せしめろための開口38を有し、前記配合
物65を開口38に導入せしめるためにテーパ状に形成
した誘導面23を上面に有する蓋板22を、前記固定フ
ランジ21に固定する。 また、前記バスケット20の61壁24の上部に位置す
る固定フランジ21の外周面を、第2図(A)、(B)
に示すように側壁24の外周面よりも突出させて、フラ
ンジ部36を設け、該部下方の滞留を多くして分散効果
を高めろ。 そしてバスケット20の底面には、前記側壁24の下面
に底壁29が設けられ、この底壁29は、前記配合物6
5が流通するスリットあるいは細かいメツシュの網など
の小孔を設けずメクラ底板39にしている。 さらに、メクラ底板39の内面を中心から側壁24方向
に下降するテーパ状にしており、さらに該メクラ底板3
9の側壁24側に分散媒体抜き穴31を穿設せしめ、通
常は分散媒体抜き代用M32で塞いでいる。 第1図に示すかく拌槽60は槽内の液が流出し易いよう
に底壁がテーパになっており、該テーパの先端付近にド
レンバルブ61を設け、さらに車輪62を設けて移動自
在である。さらに、第6図及び第7図に示すように、回
転駆動手段であるモータ48により回転駆動される液流
動用軸46に液流動用羽根47を設け、該液流動用羽根
47をかく仲種60内下方に、かつ前記バスケット20
の外方に離反して設けることができる。 第6図は回転駆動機構11の架台に設置したモータ48
に直結して下方に設けた液流動用軸46の先端に液流動
用羽根47を設け、該液流動用羽根47がバスケット2
0の下方に位置するようにしたものであり、第7図はか
く押接6oの底部の下面にモータ48を設け、該モータ
48に直結し、か、っかく拌槽60の底部に設けた穴に
押通してかく拌槽60の底部の上方に突出した液流動用
軸46の先端に液流動用羽根47を設けたものであり、
バスケット20の底壁が前記液流動用羽根47に接する
ことのないように前記昇降装置50により所定位置に停
止する。 尚、第2図(B)に示すように、かく押軸12をバスケ
ット20の底壁を貫通して回転自在に設け、バスケット
20の底壁下方で該軸12に液流動用羽根47を設けて
、上記モータ48、液流動用軸46に代替しても良い。 次に、本実施例の作用について説明する。塗料やインキ
等の顔料などの固形物と樹脂ワニス、溶剤さらに添加物
などから成る液状の配合物65を、前記かく拌槽60内
に投入し、後述のように該槽内に本発明の分散装置本体
10を設置する。 昇降装置F2Oの上昇バルブ55を開くと、昇降装置本
体51内の図示せざるシリンダが作動し、昇降シャフト
53の上昇に伴ってガイドシャツ1−54に案内されて
回転駆動機H411が上昇すると共に、該回転駆動機構
11の先端部に設けた分散装置本体10のバスケット2
0も上昇する。この状態で前記配合物65を装填したか
く押接60を移動し、バスケット20の下方の所定位置
に設置し、昇降装置50の下降バルブ56を開いて分散
装置本体10のバスケット20をかく押接60の前記配
合物65内に下降させる。回転駆動機!#11のモータ
41を駆動すると、図示せざるVベルト等の伝達手段を
介して分散装置本体10のかく押軸12が回転駆動され
るが、作業者は回転計16を見ながら変速ハンドル42
によってかく押軸12の回転速度を調整する。 かく押軸12に設けたかく拌羽根14の回転によりか(
拌槽60内の配合物66は、バスケット20の上面の蓋
板22の開口3Bを経てバスケラ)・20内に流入し、
かく拌羽根14およびかく拌羽根14の回転軌跡に対し
て垂直方向に突設した突起体45の回転によりかく拌さ
れバスケット20内の分散媒体37と配合物65間のす
り応力で配合物65内の固形物が細かく分散されるが、
細かくされた固形物の粒子や、液などの流動体はかく拌
羽根14の回転による遠心力によって、側壁24に設け
たスリットから成る小孔35を通過してバスケット20
の外へ流出するので、バスケラ)20より上方の配合物
65は蓋板22の上面に設けたテーパ状の誘導面23か
ら開口38へと流動してバスケット20内へ導入される
。前記スリット35を通過してバスケット20の外へ流
出した配合物65は、この流出作用または、第2図(B
)に示すように前記分散装置本体10と共に昇降自在に
バスケット20の底壁を貫通して回転自在に設けたかく
押軸12上の液流動用羽根47により前記バスケット2
0底壁下方あるいは、第6図または第7図に示すように
、前記かく仲種内下方で、かつ前記バスケット20の外
方に離反して設けた液流動用羽根47により上方へと対
流され、再びバスケット20内へ流入する。バスケット
20内で分散された固形物の粒子中で、前記隙間板28
の板厚によって決定されるスリット35の幅よりも大き
い粒子はスリノド35を通過できないのでバスケット2
0内でさらに細かく分散される。したがって隙間板28
の板厚を調整することによって配合物の種類に応じ分散
状態を調整することができる。 以上のようにして分散処理終了後、モータ41を停止し
、上昇バルブ55を開いて分散装置本体10のバスケッ
ト20をかく押接60から上昇させ、次いでかく押接6
0を搬出する。前記メクラ底板39の内面がテーパ状で
あるので、バスケット20をかく拌槽60内の配合物6
5から取り出す時に、バスケット20内の配合物65の
液切れが良くなるために、配合物65のムダにならず、
効果的である。 別の種類の配合物65の分散を行う前に、分数装置本体
10を完全に洗浄し、次の分散処理も同様に行う。前記
メクラ底板39の分散媒体抜き穴31からバスケット2
0内の分散媒体37を簡単に抜くことができ、分散媒体
37を別途に洗浄することができる。 次に分散効果をより一層高めるためのかく拌羽根の実施
例について説明すると、かく押軸12に付設したかく拌
羽根14に、該かく拌羽根14の回転軌跡に対して垂直
方向に突起体45を設け、しかも複数のかく拌羽根14
に設けたそれぞれの突起体45を二重上の異なる回転軌
跡面上に配設せしめるものである。 例えば、第5図に基づいて、前記第2図(A)(B)に
示した実施例と同様の部分は省略して説明すると、第5
図(A)において、かく拌羽根14を十字形平板のかく
拌羽根44とし、かく拌羽根44の先端部上下面に突起
体45を突設し、該突起体45の位置は二個の異なる回
転軌跡上にある。本実施例では4個のかく拌羽根44を
設けているが、上下に隣接するかく拌羽根44は異なる
回転軌跡上に交互に配置する。なお、突起体45はかく
拌羽根44の上下の両面に突出せずに片側であってもよ
い。また、かく拌羽根44ば第2図(A)、(B)に示
すかく拌羽根14とし、乙のか(拌羽根14に突起体4
5を固定してもよい。 側壁24はメクラ側壁26と、側壁平板27と隙間板2
8を交互に重ねて形成したスリノドから成る小孔35を
設けた側壁とで構成されているが、スリット35は側壁
24の下方に設けてJ3す、バスケット20の外で固定
フランジ21より下方全体を、図の二点鎖線で示す密閉
したケーシング40で覆っている。さらにバスケット2
0の上面にかく押軸12を軸支すると共に配合物65を
洩出させないためのOリングを設は配合物65を上方か
らバスケット20内に導入するための開口を設けた蓋板
43を固着し、前記ケーシング40内の1[された配合
物65をケーシング40のドレンから図示せざる配管等
で前記蓋板43の開口へ循環させることができろ。
【効 果] 本発明は以下に記載されるような効果な秦する。 バスケットの底壁が配合物の通過する小孔を設けていな
いメクラ底板であるから、バスケットから流出される配
合物は側壁からのみであるので、細かく分散されtコ固
彫物の粒子は沈澱しにくく、かく拌檜内の配合物の対流
によって上昇され、効果的にかく拌・分散される。また
バスケットの側壁の上部に、バスケットの外周方向に突
出したフランジ部により、小孔から流出した配合物がフ
ランジ部の下方付近にて渦流が起こるために、対流する
前記配合物が側壁の周辺で一時的に滞留ずろので、バス
ケット内の配合物は比較的バスケット内に滞る時間が長
くなり、より良く分散され結果的に分散作業時間を極め
て短縮することができる。 次表は、他の構成は同一で底壁に小孔を有する従来例と
本願請求項1記載のメクラ底板から成る分散装置の分散
効果と時間を示す比較表であろっ【分散効果比較表】 さらに、前記メクラ底板の内面がテーパ上であるので、
バスケットをかく仲種内の配合物から取り出す時に、バ
スケット内の配合物の液切れが良くなるために、配合物
のムダにもならず、またその後の洗浄にも効果的である
。 また、前記メクラ底板に分散媒体抜き穴を穿没せしめる
と、バスケット内の分散媒体を簡単に抜くことができ、
分散媒体を別途に洗浄することができるので、洗浄効果
および能率も良くなる。 また、バスケットの側壁の少なくとも一部が、側壁平板
と、バスケットの周囲方向で前記側壁平板より短い隙間
板とをそれぞれ交互に複数個重ねて、上下に対向する側
壁平板とバスケットの周囲方向に対向する隙間板とで形
成されるスリットから成る小孔を設けたので、かく拌羽
根の回転遠心力によって側壁内の壁側のスリットを通過
できないがスリットの幅に近い大きさの固形物の粒子は
、スリット内に固着した状態になることがあり、しかも
スリットの幅が狭いと、この現象はより一層起こり易く
なるが、スリット内に固着した状態の固形物を、スリッ
トの形状にあったヘラ等の道具を使用して、簡単に能率
よく、シかもほぼ完全に除去することができ、この後、
分散装置を噴射流水で洗浄したり、水槽内でかく拌羽根
を回転させるなどして完全に洗浄することができろ。 さらに、バスケット内に収容された分散媒体がかく拌羽
根の回転遠心力によって側壁に衝撃を与えたとしても、
側壁平板は側壁の厚さ方向に一定幅をもつ平板であるの
で、ItjlKを受けて貫通しtコ穴になることなく、
耐久性があり、たとえ何らかのWJ撃で側壁平板が変形
したり、摩粍が大きくなったりして交換しなければなら
ないとしても、部分的な交換を簡単に行うことで対処す
ることができる。 加うろに、スリットの幅がかなり狭いものであっても、
スリットの幅に近い大きさの固形物の粒子が無理にスリ
ット内に挿着されて固着した状態になることを減少させ
る効果があるので、結果的に分散効果を増大させること
ができる。 さらに、バスケットの外方に、駆動手段により回転駆動
する液流動用軸に液流動用羽根を付設し、該液流動用羽
根を前記かく仲種内の下方に、かつ前記バスケットの外
方に離反して設けろならば、バスケットの外側にある配
合物の流動性がよくなるために、沈澱する傾向にある固
形物の粒子が上昇されて分散効果を高めるものとなる。 そして、かく拌羽根に、該かく拌羽根の回転軌跡に対し
て垂直方向に突起体を設けたので、バスケット内の分散
媒体および配合物の固形物がより一1層かく拌されるた
めに、分散媒体および配合物の固形物間のずり応力が活
発になり、分散効果が増大する。 さらに、複数の前記かく拌羽根に設けたそれぞれの突起
体を二重上の異なる回転軌跡上に配設すれば、バスケッ
ト内全体の分散媒体および配合物の固形物がより良くか
く拌されるために、上記と同様の理由で分散効果が増大
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の分散装置を含む機構の全体図、第2図
(Alおよび同図(Blは分散装置の部分詳細図、第3
図はバスケットの側壁の部分詳細図、第4図はバスケッ
トの側壁の部分斜視図、第5図(A)は他の実施例の分
散装置の部分詳細図、第5図(B)は第5図(A)の矢
視B−Bのかく拌羽根の平面図、第6図および第7図(
よ流動羽根を設けた分散装置の全体図を示すものである
。 10・・分散装置本体、11・・回転駆動機構、12・
・かく押軸、13・・・ロッド、14・・かく拌羽根。 15・・かく拌羽根支持体、16・・回転計、20・・
バスケット(n体)、21 ・固定フランジ、22・蓋
板、23・誘導面、24・・側壁、25・側壁固定ロッ
ド、26・・・メクラ側壁、27 ・側壁平板。 28・・・隙間板、29・・・底壁、31 分散媒体抜
き穴、32・分散媒体抜き穴用蓋、33・・・軸受。 35・・・小孔(スリット)、36・・・フランジ部、
37・・・分散媒体、38・・・開口、39・・・メク
ラ底板。 40・・・ケーシング、41・・モータ、42 ・変速
ハンドル、43・・・蓋板、44・・・かく拌羽根、4
5・・・突起体、46・・・液流動用軸、47・・・液
流動用羽根。 48・・・モータ50・・・昇降装置、51・・昇降装
置本体、53 ・昇降シャフト、54・・ガイドシャフ
ト。 55・・・上昇バルブ、56・下降バルブ、60・・・
か<仲種、61・ ドレンバルブ、62 ・車輪、65
・・配合物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)昇降自在な分散装置本体に設けた回転駆動する軸
    にかく拌羽根及び液流動用羽根を設け、それぞれ、分散
    媒体が収容されたバスケット内及びバスケット下方で回
    転可能に設けてかく拌槽内の塗料やインキ等の顔料など
    の固形物を含む液状の配合物を分散せしめる分散装置に
    おいて、前記バスケットの側壁の上部にバスケットの外
    周方向に突出したフランジ部を設け、該フランジ部にロ
    ッドを連結して分散装置本体に前記バスケットを固定す
    ると共に、前記バスケットの側壁に前記配合物の通過す
    る小孔を多数穿設し、底壁を前記小孔を設けていないメ
    クラ底板で形成したことを特徴とする分散装置。
  2. (2)昇降自在な分散装置本体に設けた駆動機構により
    回転駆動するかく拌軸にかく拌羽根を設け、該かく拌羽
    根を分散媒体が収容された側壁と底壁で成るバスケット
    内で回転可能に設けてかく拌槽内の塗料やインキ等の顔
    料などの固形物を含む液状の配合物を分散せしめる分散
    装置において、前記分散装置本体と共に昇降自在なバス
    ケットの側壁の少なくとも一部に、側壁平板と、側壁の
    周囲方向で前記側壁平板より短い隙間板とをそれぞれ交
    互に複数個重ねて、上下に対向する側壁平板と側壁の周
    囲方向に対向する隙間板とで形成されるスリットから成
    る小孔を設けたことを特徴とする分散装置。
  3. (3)前記底壁の内面がテーパ状である請求項1記載の
    分散装置。
  4. (4)前記底壁に開閉自在な分散媒体抜き穴を穿設せし
    めた請求項1又は3記載の分散装置。
  5. (5)昇降自在な分散装置本体に設けた駆動機構により
    回転駆動するかく拌軸にかく拌羽根を設け、該かく拌羽
    根を分散媒体が収容されたバスケット内で回転可能に設
    けてかく拌槽内の塗料やインキ等の顔料などの固形物を
    含む液状の配合物を分散せしめる分散装置において、前
    記分散装置本体と共に昇降自在な前記バスケットの外方
    に、駆動手段により回転駆動する液流動用軸に液流動用
    羽根を付設し、該液流動用羽根を前記かく拌槽内下方に
    、かつ前記バスケットの外方に離反して設けたことを特
    徴とする分散装置。
  6. (6)昇降自在な分散装置本体に設けた回転駆動する軸
    にかく拌羽根を設け、分散媒体が収容された前記分散装
    置本体と共に昇降自在なバスケット内で回転可能に設け
    てかく拌槽内の塗料やインキ等の顔料などの固形物を含
    む液状の配合物を分散せしめる分散装置において、前記
    かく拌羽根に、該かく拌羽根の回転軌跡に対して垂直方
    向に突起体を設けたことを特徴とする分散装置における
    かく拌羽根。
  7. (7)複数のかく拌羽根に設けたそれぞれの突起体を二
    以上の異なる回転軌跡上に配設せしめた請求項1、2、
    5又は6記載の分散装置。
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