JPH0368107B2 - - Google Patents

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JPH0368107B2
JPH0368107B2 JP15278384A JP15278384A JPH0368107B2 JP H0368107 B2 JPH0368107 B2 JP H0368107B2 JP 15278384 A JP15278384 A JP 15278384A JP 15278384 A JP15278384 A JP 15278384A JP H0368107 B2 JPH0368107 B2 JP H0368107B2
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cadmium
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Ryo Masumoto
Juetsu Murakami
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DENKI JIKI ZAIRYO KENKYUSHO
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DENKI JIKI ZAIRYO KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は交流磁界における磁気特性および耐摩
耗性がすぐれ、鍛造加工が容易で磁気記録再性ヘ
ツドに好適な高透磁率合金およびその製造法に関
するものである。 (従来の技術) テープレコーダーなどの磁気記録再生ヘツドは
交流磁界において作動するものであるから、これ
に用いられる磁性合金は高周波磁界における実効
透磁率が高いことが必要とされ、また磁気テープ
が接触して摺動するため耐摩耗性が良好であるこ
とが望まれている。現在、耐摩耗性にすぐれた磁
気ヘツド用磁性合金としてはセンダスト(Fe−
Si−Al系合金)およびフエライト(MnO−ZnO
−Fe2O3)がある。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの合金は非常に硬く脆い
ため、鍛造、圧延加工が不可能で、ヘツドコアの
製造には研削、研磨の方法が用いられており、従
つてその成品は高価である。またセンダストは飽
和磁束密度は大きいが薄板にできないので高周波
磁界における実効透磁率が比較的小さい。またフ
エライトは実効透磁率は大きいが、飽和磁束密度
が5000G以下で小さいのが欠点である。他方パー
マロイ(Ni−Fe系合金)は鍛造、圧延加工およ
び打抜きは容易で量産性にすぐれているが、軟く
摩耗しやすいのが大きな欠点である。 本発明者らはNi−Fe系合金の磁気特性および
耐摩耗性の改善について幾多研究を行つた結果、
Ni−Fe系合金のb族元素の亜鉛およびカドミ
ウムの1種および2種の合計0.001〜5%を添加
することにより目的を達成したのである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の特徴とする所は下記の点にある。 第1発明 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカド
ミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、少
量の不純物と残部鉄からなり、飽和磁束密度
5000G以上を有することを特徴とする磁気記録再
生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金。 第2発明 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカド
ミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、少
量の不純物と残部鉄からなる合金を主成分とし
て、副成分として銅30%以下、タングステン、タ
ンタルのそれぞれ20%以下、ニオブ、マンガン、
クロムのそれぞれ15%以下、モリブデン、バナジ
ウム、金、コバルトのそれぞれ10%以下、チタ
ン、ケイ素、ゲルマニウム、ガリウム、インジウ
ム、タリウム、ストロンチウム、バリウム、白金
族元素のそれぞれ5%以下、アルミニウム、ジル
コニウム、ハフニウム、銀、希土類元素、ベリリ
ウム、錫、アンチモンのそれぞれ3%以下、ホウ
素、リンのそれぞれ2%以下の1種または2種以
上の合計0.01〜30%を含有してなり、飽和磁束密
度5000G以上を有することを特徴とする磁気記録
再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金。 第3発明 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカド
ミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、少
量の不純物と残部鉄からなる合金を、600℃以上
融点以下の温度で非酸化性雰囲気あるいは真空中
において、少くとも1分間以上100時間以下の組
成に対応した適当時間加熱した後、600℃以上の
温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に対応した
適当な速度で常温まで冷却することを特徴とする
磁気記録再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金の製
造法。 第4発明 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカド
ミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、少
量の不純物と残部鉄からなる合金を、600℃以上
融点以下の温度で非酸化性雰囲気あるいは真空中
において、少くとも1分間以上100時間以下の組
成に対応した適当時間加熱した後、600℃以上の
温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に対応した
適当な速度で常温まで冷却し、これをさらに600
℃以下の温度で非酸化性雰囲気中あるいは真空中
において1分間以上、組成に対応した適当時間加
熱し、冷却することを特徴とする磁気記録再生ヘ
ツド用耐摩耗性高透磁率合金の製造法。 (作用) 本発明の合金を造るには、まず主成分のニツケ
ル30〜90%、亜鉛およびカドミウムの1種または
2種の合計0.001〜5%および残部鉄の適当量を
非酸化性雰囲気中あるいは真空中において適当な
溶解炉を用いて溶解した後、適当な脱酸剤、脱硫
剤を少量添加してできるだけ不純物を取り除き、
そのままか、更にこれに銅30%以下、タングステ
ン、タンタルのそれぞれ20%以下、ニオブ、マン
ガン、クロムのそれぞれ15%以下、モリブデン、
バナジウム、金、コバルトのそれぞれ10%以下、
チタン、ケイ素、ゲルマニウム、ガリウム、イン
ジウム、タリウム、ストロンチウム、バリウム、
白金族元素のそれぞれ5%以下、アルミニウム、
ジルコニウム、ハフニウム、銀、希土類元素、ベ
リリウム、錫、アンチモンのそれぞれ3%以下、
ホウ素、リンのそれぞれ2%以下の1種または2
種以上の合計0.01〜30%の定量を添加して充分に
撹拌し、組成的に均一な溶融合金を造る。次にこ
れを適当な形および大きさの鋳型に注入して健全
な鋳塊を得、さらにこれを高温において鍛造熱間
圧延および冷間圧延などの成形加工を施して目的
の形状のもの、例えば厚さ0.1mmの薄板を造る。 次にその薄板から目的の形状、寸法のものを打
抜き、これを適当な非酸化性雰囲気(水素、アル
ゴン、窒素など)中あるいは真空中で再結晶温度
以上、すなわち約600℃以上、特に800℃以上融点
以下の温度に1分間以上加熱し、ついで組成に対
応した適当な速度、例えば100℃/秒〜1℃/時
で冷却する。合金の組成によつてはこれをさらに
約600℃以下の温度(規則格子−不規則格子変態
点以下の温度)、特に200〜600℃に1分間以上100
時間以下加熱し、冷却することにより飽和磁束密
度5000G以上を有し、耐摩耗性にすぐれた高透磁
率磁性合金を得ることができる。 上記の溶体化温度から規則−不規則格子変態点
(約600℃)以上の温度までの冷却は、急冷しても
徐冷しても得られる磁性には大した変りはない
が、この変態点以下の冷却速度は磁性に大きな影
響を及ぼす。すなわちこの変態点以上の温度より
100℃/秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速
度で常温迄冷却することにより、地の規則度が適
度に調整され、すぐれた磁性が得られる。そして
上記の冷却速度の内100℃/秒に近い速度で急冷
すると、規則度が小さくなり、これ以上速く冷却
すると規則化が進まず、規則度はさらに小さくな
り磁性は劣化する。しかしその規則度の小さい合
金をその変態点以下の200℃〜600℃に再加熱し冷
却すると、規則化が進んで適度な規則度となり磁
性は向上する。他方、上記の変態点以上の温度か
ら、例えば1℃/時以下の速度で徐冷すると、規
則化は進みすぎ、磁性は低下する。 (実施例) 次に本発明の実施例について述べる。 実施例 1 合金番号17(組成Ni−79.0%、Zn−1.0%、Cd
−1.0%、残部Fe) 試料を造るには上記組成の合金材料の全重量
800gをアルミナ坩堝に入れ、アルゴン中で高周
波誘導炉によつて溶かした後、よく撹拌して均質
な溶融合金とした。ついでこれを直径25mm、高さ
170mmの孔をもつ鋳型に注入し、得られた鋳塊を
約1100℃で鍛造して厚さ約7mmの板とした。さら
に約600〜900℃の間で厚さ1mmまで熱間圧延し、
ついで常温で冷間圧延を施して0.1mmの薄板とし、
それから外径45mm、内径33mmの環状板および磁気
ヘツドのコアを打ち抜いた。つぎにこれらに第1
表に示す種々な熱処理を施し、環状板で磁気特性
を、またコアを用いて磁気ヘツドを製造し、表面
粗さ計で磁気テープ(CrO2)による200時間走行
後の摩耗量を測定して第1表のような結果を得
た。
【表】
【表】 実施例 2 合金番号66(組成Ni−79.0%、Zn−0.7%、Cd
−1.2%、Nb−7.0%、残部Fe) 試料を造るには上記組成の合金材料の全重量
800gをアルミナ坩堝に入れ、真空中で高周波誘
導電気炉によつて溶かした後よく撹拌して溶融合
金とした。製造工程は実施例1と同じである。試
料に種々の熱処理を施して第2表に示すような特
性が得られた。
【表】
【表】 つぎに第3表には1150℃の真空中で2時間加熱
した後、600℃から種々な速度で常温まで冷却す
るか、あるいはこれをさらに600℃以下の温度で
再加熱して、常温で測定された代表的な合金の諸
特性が示してある。
【表】
【表】 つぎに本発明合金の亜鉛およびカドミウムの添
加効果について図面によつて詳細に述べる。第1
図には78.5%Ni−Fe−Zn合金についてZn添加量
と実効透磁率、飽和磁束密度および摩耗量との関
係を示し、第2図には79%Ni−Fe−7%Nb−Zn
合金についてZn添加量と実効透磁率、飽和磁束
密度および摩耗量との関係を示した。 第3図には78.5%Ni−Fe−Cd合金についてCd
添加量と実効透磁率、飽和磁束密度および摩耗量
との関係を示し、第4図には79%Ni−Fe−7%
Nb−Cd合金についてCd添加量と実効透磁率、飽
和磁束密度および摩耗量との関係を示した。 第5図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn−1.0%Cd合
金にCu、W、Ta、NbあるいはMnを添加した場
合の各元素の添加量と実効透磁率、飽和磁束密度
および摩耗量との関係を示す。 第6図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn−1.0%Cd合
金にCr、Mo、V、AuあるいはCoを添加した場
合の各元素の添加量と実効透磁率、飽和磁束密度
および摩耗量との関係を示す。 第7図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn−1.0%Cd合
金にTi、Si、Ge、Ga、In、Tl、Sr、Ba、Ptあ
るいはAlを添加した場合の各元素の添加量と実
効透磁率、飽和磁束密度および摩耗量との関係を
示す。 第8図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn−1.0%Cd合
金にZr、Hf、Ag、Ce、Be、Sn、Sb、Bあるい
はPを添加した場合の各元素の添加量と実効透磁
率、飽和磁束密度および摩耗量との関係を示す。 一般に亜鉛又はカドミウムの添加量の増加とと
もに実効透磁率は著しく増大し、摩耗量は減少す
る。しかし亜鉛およびカドミウムが5%以上では
加工が困難になり好ましくない。 本発明のこのような磁気特性の向上は溶解時に
おける亜鉛およびカドミウムの脱酸、脱硫効果に
よつて不純物が除去され、合金組織を清浄にする
とともに、亜鉛およびカドミウムの添加によつて
飽和磁歪および結晶磁気異方性エネルギーが小さ
くなり、磁化し易い状態に成るものと考えられ
る。さらにNi−Zn系、Fe−Zn系、Ni−Cd系お
よびFe−Cd系金属間化合物が微細に析出して磁
区を分割し磁壁を増加させるので、交流磁界にお
ける磁壁の移動速度を相対的に減少させ、そのた
め渦電流損失が小さくなり、大きな実効透磁率が
得られるものと考えられる。また本発明合金の耐
摩耗性の向上は、亜鉛又はカドミウムを添加する
と、Ni−Fe合金の地が固溶体硬化するとともに、
強固な金属間化合物が地に微細に析出し、さらに
耐食性が向上することによるものと考えられる。 さらに副成分として添加するCu、W、Nd、
Ta、Mn、Mo、V、Au、Co、Cr、Ti、Ge、
Ga、In、Tl、Sr、Ba、Al、Si、Zr、Hf、Ag、
希土類元素、白金族元素、Be、Sn、Sb、Bおよ
びP等は本発明合金の実効透磁率を高める効果が
あり、またCoは飽和磁束密度を高めるのに有効
である。さらにCu、W、Nb、Ta、V、Au、
Ti、Ge、Ga、In、Tl、Sr、Ba、Al、Si、Zr、
Hf、Ag、希土類元素、白金族元素、Be、Sn、
Sb、BおよびP等は本発明合金の耐摩耗性を改
善する効果が大きく、さらにSr、Ba、Nb、Ta、
Mn、Ti、Si、希土類元素は鍛造加工性を改善す
る効果が大きい。 次に本発明において合金の組成をニツケル30〜
90%、亜鉛又はカドミウムの1種または2種の合
計0.001〜5%および残部鉄と限定し、またこれ
に添加する元素を銅30%以下、タングステン、タ
ンタルのそれぞれ20%以下、ニオブ、マンガン、
クロムのそれぞれ15%以下、モリブデン、バナジ
ウム、金、コバルトのそれぞれ10%以下、チタ
ン、ケイ素、ゲルマニウム、ガリウム、インジウ
ム、タリウム、ストロンチウム、バリウム、白金
族元素のそれぞれ5%以下、アルミニウム、ジル
コニウム、ハフニウム、銀、希土類元素、ベリリ
ウム、錫、アンチモンのそれぞれ3%以下、ホウ
素、リンのそれぞれ2%以下の1種または2種以
上の合計0.01〜30%と限定した理由は、実施例、
第3表および図面で明らかなように、その組成範
囲の飽和磁束密度は5000G以上で、実効透磁率お
よび耐摩耗性にすぐれ、且つ加工性も良好である
が、組成がこの範囲をはずれると飽和磁束密度が
5000G以下となり、実効透磁率が低下し、摩耗が
大きくなり、且つ加工が困難となり、磁気記録再
生ヘツドの材料として不適当となるからである。
すなわち、亜鉛およびカドミウムが0.001%未満
では添加効果を小さく、5%を越えると鋳造加工
が困難となる。そしてこれに副成分として銅30%
以下、タングステン20%、ニオブ15%、タンタル
20%、マンガン15%、クロム15%、モリブデン10
%、バナジウム10%、金10%、チタン5%、ゲル
マニウム5%、ガリウム5%、インジウム5%、
タリウム5%、ストロンチウム5%、バリウム5
%、白金族元素5%のそれぞれを越え添加すると
飽和磁束密度が5000G以下となるからであり、ジ
ルコニウム3%、銅3%、ケイ素5%、アルミニ
ウム3%、ハフニウム3%、希土類元素3%、ベ
リリウム3%、錫3%、アンチモン3%、ホウ素
2%、リン2%のそれぞれを越えて添加すると鍛
造あるいは加工が困難となるからであり、Coを
10%を越え添加すると実効透磁率が小さくなるか
らである。 なお、第3表より明らかなように、Ni−Fe系
合金に副成分の何れかを入れると実効透磁率は更
に大きくなり、また、硬度も高くなり、耐摩耗性
が改善されるのでこれらの副成分の添加は同一効
果であり、同効成分と見做し得る。また、希土類
元素はスカンジウム、イツトリウムおよびランタ
ン系元素からなるものであるが、その副成分添加
効果は全く同一であり、白金族元素は白金、イリ
ジウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オ
スミウムからなるが、その効果も全く同一であ
る。 尚、炭素、窒素、酸素および硫黄は耐摩耗性を
改善し、Te、Se、Bi、CaおよびPbは快削性を改
善するので、磁気特性を損わない程度の各々0.1
%以下ならば有効であり、本発明合金に不純物と
して含有されても差支えない。 (発明の効果) 要するに本発明合金は飽和磁束密度が5000G以
上で実効透磁率が高く、耐摩耗性がすぐれ、且つ
加工性が良好なので磁気録音再生ヘツド用磁性合
金として好適であるばかりでなく、VTRおよび
電子計算機の磁気記録再生ヘツドならびに普通の
電気機器などに用いる磁性材料としても非常に好
適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は78.5%Ni−Fe−Zn合金の亜鉛量と実
効透磁率、飽和磁束密度および摩耗量との関係を
示す特性図、第2図は79%Ni−Fe−7%Nb−Zn
合金の亜鉛量と実効透磁率、飽和磁束密度および
摩耗量との関係を示す特性図、第3図は78.5%Ni
−Fe−Cd合金のカドミウム量と実効透磁率、飽
和磁束密度および摩耗量との関係を示す特性図、
第4図は79%Ni−Fe−7%Nb−Cd合金のカド
ミウム量と実効透磁率、飽和磁束密度および摩耗
量との関係を示す特性図、第5図は79.0%Ni−
Fe−1.0%Zn−1.0%Cd合金にCu、W、Ta、Nb
あるいはMnを添加した場合の各元素の添加量と
実効透磁率、飽和磁束密度および摩耗量との関係
を示す特性図、第6図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn
−1.0%Cd合金にCr、Mo、V、AuあるいはCoを
添加した場合の各元素の添加量と実効透磁率、飽
和磁束密度および摩耗量との関係を示す特性図、
第7図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn−1.0%Cd合金
にTi、Si、Ge、Ga、In、Tl、Sr、Ba、Ptある
いはAlを添加した場合の各元素の添加量と実効
透磁率、飽和磁束密度および摩耗量との関係を示
す特性図、第8図は79.0%Ni−Fe−1.0%Zn−1.0
%Cd合金にZr、Hf、Ag、Ce、Be、Sn、Sb、B
あるいはPを添加した場合の各元素の添加量と実
効透磁率、飽和磁束密度および摩耗量との関係を
示す特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカ
    ドミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、
    少量の不純物と残部鉄からなり、飽和磁束密度
    5000G以上を有することを特徴とする磁気記録再
    生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金。 2 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカ
    ドミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、
    少量の不純物と残部鉄からなる合金を主成分と
    し、副成分として銅30%以下、タングステン、タ
    ンタルのそれぞれ20%以下、ニオブ、マンガン、
    クロムのそれぞれ15%以下、モリブデン、バナジ
    ウム、金、コバルトのそれぞれ10%以下、チタ
    ン、ケイ素、ゲルマニウム、ガリウム、イソジウ
    ム、タリウム、ストロンチウム、バリウム、白金
    族元素のそれぞれ5%以下、アルミニウム、ジル
    コニウム、ハフニウム、銀、希土類元素、ベリリ
    ウム、錫、アンチモンのそれぞれ3%以下、ホウ
    素、リンのそれぞれ2%以下の1種または2種以
    上の合計0.01〜30%を含有してなり、飽和磁束密
    度5000G以上を有することを特徴とする磁気記録
    再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金。 3 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカ
    ドミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、
    少量の不純物と残部鉄からなる合金を、600℃以
    上融点以下の温度で非酸化性雰囲気あるいは真空
    中において、少くとも1分間以上100時間以下の
    組成に対応した適当時間加熱した後、600℃以上
    の温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に対応し
    た適当な速度で常温まで冷却することを特徴とす
    る磁気記録再生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金の
    製造法。 4 重量比にてニツケル30〜90%、亜鉛およびカ
    ドミウムの1種または2種の合計0.001〜5%、
    少量の不純物と残部鉄からなる合金を、600℃以
    上融点以下の温度で非酸化性雰囲気あるいは真空
    中において、少くとも1分間以上100時間以下の
    組成に対応した適当時間加熱した後、600℃以上
    の温度から100℃/秒〜1℃/時の組成に対応し
    た適当な速度で常温まで冷却し、これをさらに
    600℃以下の温度で非酸化性雰囲気中あるいは真
    空中において1分間以上、組成に対応した適当時
    間加熱し、冷却することを特徴とする磁気記録再
    生ヘツド用耐摩耗性高透磁率合金の製造法。
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JP5076514B2 (ja) * 2007-01-23 2012-11-21 住友大阪セメント株式会社 平板状ニッケル―鉄―亜鉛合金ナノ粒子の製造方法および平板状ニッケル―鉄―亜鉛合金ナノ粒子
CN104357710B (zh) * 2014-11-26 2016-08-17 张立红 一种镍合金及其制备方法

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