JPS5947017B2 - 磁気録音および再生ヘツド用磁性合金ならびにその製造法 - Google Patents

磁気録音および再生ヘツド用磁性合金ならびにその製造法

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JPS5947017B2
JPS5947017B2 JP56008580A JP858081A JPS5947017B2 JP S5947017 B2 JPS5947017 B2 JP S5947017B2 JP 56008580 A JP56008580 A JP 56008580A JP 858081 A JP858081 A JP 858081A JP S5947017 B2 JPS5947017 B2 JP S5947017B2
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magnetic
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DENKI JIKI ZAIRYO KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はニツケル70〜86%、ニオプ1%をこえ14
%以下、ハフニウム0.001〜 5qb)少量の不純
物と残部鉄からなる高透磁率磁性合金または生成分とし
てニツケル7 0〜86%、ニオブ1%をこえ14%以
下、ハフニウム0.001〜 5%、副成分としてモリ
ブデン8%以下、クロム7%以下、タングステン10%
以下、チタン7%以下、バナジウム7%以下、マンガン
10以下、ゲルマニウム7%以下、ジルコニウム5%以
下、希土類元素5%以下、タンタル10以下、ベリリウ
ム3%以下、ホウ素1%以下、アルミニウム5%以下、
ケイ素5%以下、錫5%以下、アンチモン5%以下、コ
バルト10%以下および銅10%以下の1種あるいは2
種以上の合計0.0.1〜15%、少量の不純物と残部
鉄からなる高透磁率磁性合金に関するものであつて、そ
の目的とするところは、透磁率および硬度が大きく、か
つ鍛造、加工が容易な磁気録音再生へツド用の磁性合金
る得るにある。
現在、オーデイオ用磁気録音再生ヘツドの磁性材料とし
ては、高透磁率を有し、成形加工が良好なパーマロイ(
Ni−Fe系合金)が一般に広く使用されているが、そ
の硬度がビツカース表示Qlv)で約110の如く低い
値のため、磁気テープの摺動による摩耗が激しく、これ
を改善することが重要な課題となつている。先に本発明
者らは特公昭47−29690号においてNi−Fe−
Nb合金が硬度が高く、耐摩耗性に優れた高透磁率合金
であることを開示した。
その後引続き本発明者らはNi−Fe合金にニオブと同
時にハフニウムを添加したNi− Fe− Nb−Hf
合金について種々研究した結果、この合金はニォプとハ
フニウムの相乗的効果により硬度が高く耐摩耗性にすぐ
れ、磁気ヘツド用磁性合金として好適であることを見い
出した。さらに進んでNi−Fe−Nb−Hf合金にM
O.Cr.W.Ti.V.Mn,Ge.Zr)希土類元
素、Ta.Be,B.Al.Si.Sn,Sb,COお
よびCuのうちの1種あるいは2種以上の合計0.01
〜15%以下を添加して研究を行い、遂に高い透磁率を
有し、硬度が大きく、かつ鍛造加工の容易な合金を見い
出すことができた。即ち、本発明は重量比にてニツケル
70〜86%、ニオプ1%をこえ14%以下、ハフニウ
ム0.001〜 5%、少量の不純物と残部鉄から成る
か、または重量比にて主成分としてニツケル70〜86
%、ニオブ1%をこえ14%以下、ハフニウム0.00
1〜 5%、副成分としてモリブデン8%以丁、クロム
7%以下、タングステン10q17以下、チタン7%以
下、バナジウム7%以下、マンガン10%以下、ゲルマ
ニウム7%以下、ジルコニウム5%以下、希土類元素5
%以下、タンタル10%以下、ベリリウム3%以下、ホ
ウ素1%以下、アルミニウム5%以下、ケイ素5%以下
、錫5%以下、アンチモン5%以下、コバルト10%以
下および銅10%以下の1種あるいは2種以上.の合計
0.01〜15%、少量の不純物と残部鉄からな力、初
透磁率3000以上、最大透磁率5000以上でビツカ
ース硬度が130以上の高透磁率、高硬度で、かつ鍛造
、成形加工が容易で熱処理が簡単な磁気録音および再生
へツド等に使用し得る高透磁率磁性合金に係る。
尚、本発明合金の更に好ましい組成範囲は次のようであ
る。
即ち主成分としてニツケル73〜84.8%、ニオブ1
%をこえ10%以下、ハフニウム0.001〜 3%、
副成分としてモリブデン6%以下、クロム5%以下、タ
ングステン7%以下、チタン5%以下、バナジウム4C
$以下、マンガン7%以下、ゲルマニウム5%以下、ジ
ルコニウム3%以下、希土類元素3%以下、タンタル7
Q6以下、ベリリウム2%以下、ホウ素0.7%以下
、アルミニウム3%以下、ケイ素3%以下、錫3%以下
、アンチモン3%以下、コバルト7%以下および銅7%
以下の1種あるいは2種以上の合計0.01〜10%以
下、少量の不純物と残部鉄からなる合金は一層好適であ
る。上記組成の合金を再結晶温度以上、即ち600℃以
上、特に800℃以上融点以下の高温で非酸化性雰囲気
中あるいは真空中において少くとも1分間以上約100
時間以下の組成に対応した適当時間加熱し、高温で充分
に加工歪を除去し、かつ溶体化し、組織を均質化した後
、約600℃の規則−不規則格子変態点に近い温度まで
冷却し、ここで短時間保持し、組織各部が均一な温度に
なるのをまつて、上記変態点以上の温度よV)100℃
/秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速度で常温まで
冷却するか、あるいはこれを更に規則一不規則格子変態
点(約600℃)以下の温度で1分間以上約100時間
以下の組成に対応した適当時間加熱し、冷却することに
よ虱高透磁率、高硬度の磁性合金を得ることができる。
上記の溶体化温度から規則一不規則格子変態点(約60
0℃)以上の温度までの冷却は、急冷しても徐冷しても
得られる磁性には大した変bはないが、この変態点以下
の冷却速度は磁性に大きな影響を及ぼす。
即ちこの変態点以上の温度より100℃/秒〜1℃/時
の組成に対応した適当な速度で常温迄冷却すると、一般
に規則度は約0.1〜0.6とな虱磁性は優秀である。
そして上記の冷却速度の内100℃/秒に近い速度で急
冷すると、規則度が0.1位にな力、これ以上早く冷却
すると規則化が進まず、規則度はさらに小さくなb磁性
は劣化する。しかしその規則度の小さい合金をその変態
点以下の200の〜600℃に再加熱し冷却すると、規
則化が進んで、規則度が0.1〜0.6とな力磁性は向
上する。他方、上記の変態点以上の温度から、例えば1
℃/時位の速度で徐冷すると、規則化は進みすぎ、規則
度が0.6位またはそれ以上となるために磁性は低下す
る。これを要するに、本発明の組成合金では600℃以
上、特に800℃以上融点以下の高温で充分溶体化し、
適当な速度で冷却し、規則度を0.1〜0.6の範囲の
適当な値とすると優秀な磁性が得られ、冷却が速すぎて
規則度が小さ過ぎるときは、さらに200〜600℃の
間の変態点以下の温度で再加熱すると規則度が調整され
磁性が著しく向上するのである。
また一般的には熱処理温度が高ければ熱処理時間は短く
、熱処理温度が低ければ熱処理時間を長くしなければな
らない。
なお合金の質量が大きい場合は熱処理時間を長くし、質
量が小さい場合には熱処理時間を短くしてよいことは当
然である。本発明の各合金について最高の透磁率を得る
ための約600℃から常温までの冷却速度はその組成に
よつてかなり異なつているが、一般にその速度は小さく
炉中冷却程度の速度即ち徐冷が,応用上好都合である。
例えば磁気録音再生用ヘツピを製作する場合には、成形
加工後その加工歪を除去するための熱処理は、できるだ
け成品の形状を維持し、表面の酸化物の生成をさけるた
めに、非酸化性雰囲気中あるいは真空中で行うことが望
ましいので、徐冷して優秀な特性を現わす本発明合金は
これによく適している。次に本発明合金の製造法を工程
順に詳細に説明する。
本発明の合金を造るには、まず主成分のニツケル70〜
86q1)、ニオブ1(fl)をこえ1401)以下、
・・フニウム0.001〜5(f)および残部鉄の適当
量を空気中好ましくは非酸化性雰囲気中あるいは真空中
において適当な溶解炉を用いて溶解した後、マンガン、
ケイ素、アルミニウム、チタン、ボロン、カルシウム合
金、マグネシウム合金その他の脱酸剤、脱硫剤を少量添
加してできるだけ不純物を取り除き、そのままか、更に
これにモリブデン8%以下、クロム7(f)以下、タン
グステン10%以下、チタン7(:f)以下、バナジウ
ム7%以下、マンガン10%以下、ゲルマニウム7(F
f)以下、ジルコン5(11)以下、希土類元素5(f
l)以下、タンタル10(f)以下、ベリリウム301
)以下、ホウ素1%以下、アルミニウム5%以下、ケイ
素5%以下、錫5%以下、アンチモン5%以下、コバル
ト10%以下および銅10%以下の1種あるいぱ2種以
上の合計0.01〜15(f)の定量を添加して充分に
攪拌し、組成的に均一な溶融合金を造る。
次にこれを適当な形および大きさの鋳型に注入して健全
な鋳塊を得、さらにこれに常温あるいは高温において鍛
造あるいは熱間および冷間圧延などの成形加工を施して
目的の形状のもの、例えば厚さ0.3mmの薄板を造る
。次にその薄板から目的の形状、寸法のものを打抜き、
これを水素中、その他適当な非酸化性雰囲気中あるいは
真空中で再結晶温度以上すなわち約600℃以上、特に
800℃以上融点以下の温度に1分間以上約100時間
以下加熱し、ついで組成に対応した適当な速度例えば1
00℃/秒〜1℃/時、特に10℃/秒〜10℃/時で
冷却する。合金の組成によつてはこれをさらに約600
℃以下の温度(規則格子一不規則格子変態点以下の温度
)、特に200〜600℃に1分間以上約100時間以
下加熱し、冷却する。次に本発明の実施例について述べ
る。実施例 1 合金番号25(組成Ni=79.5%、Fe=13.1
%、Nb= 7.0%、Hf= 0.4%)の合金原料
としては99.8%純度の電解ニツケル、99.9%純
度の電解鉄、99.8%純度のニオブおよび99.8%
純度のハフニウムを用いた。
試料を造るには全重量800′をアルミナ坩堝に入れ、
真空中で高周波誘導電気炉によつて溶かした後、よく撹
拌して均質な溶融合金とした。次にこれを直径25前l
)高さ1701の孔をもつ鋳型に注入し、得られた鋳塊
を約1000℃で鍛造して厚さ約7m露の板とした。さ
らに約600〜900℃の間で厚さ1前lまで熱間圧延
し、ついで常温で冷間圧延を施して0.1nの薄板とし
、それから外径44mm)内径36m露の環状板および
磁気ヘツドのコアを打ち抜いた。つぎにこれらに第1表
に示す種々な熱処理を施し、環状板で磁気特性および硬
度を、またコアを用いて磁気ヘツドを製造し、タリサー
フ表面粗さ計で磁気テープによる300時間走行後の摩
耗量を測定して第1表のような結果を得た。実施例 2 合金番号50(組成Ni=79,5%、Fe=11.4
%、Nb=6.0%、Hf=0.6%、MO=2.5C
f))の合金原料は実施例1と同じ純度のニツケル、鉄
、ニオブ、一・フニウムおよび99.501)純度のモ
リブデンを用いた。
試料の製造法は実施例1と同じである。試料に種々の熱
処理を施して第2表に示すような特性が得られた。つぎ
に第3表には1250℃の水素中で2時間熱した後、6
00℃から種々な速度で常温まで冷却するか、あるいは
これをさらに600℃以下の温度で再加熱して、常温で
測定された代表的な合金の諸特性が示してある。
つぎに本発明合金のハフニウムと透磁率、硬度および摩
耗量との関係を図面によつて詳細に述べる。
第1図には79.5(f)Ni−Fe−7#Nb−Hf
合金について、一・フニウム量と硬度および摩耗量との
関係が示してある。一般に一・フニウム量の増加ととも
に硬度は著しく増大し、同時に摩耗量は著しく減少する
が特にハフニウムの微量添加において、極めてその効果
が大きいことがわかる。第2図は第1図と同じ合金のハ
フニウム量と初透磁率、最大透磁率および実効透磁率と
の関係を示したもので、一般に・・フニウムの添加は初
透磁率、最大透磁率および実効透磁率を高める効果があ
り、特に磁気ヘツドの特件にとつて重要とされる交流界
における実効透磁率においてその効果が大きい。しかし
ハフニウム5%以上では鍛造、加工が困難となシ、且つ
磁気特性も磁気ヘツド用磁性合金として不適当になる。
また第3図は79.5%Ni−Fe−Nb合金とハフニ
ウムを0.4%含んだ79.5%Ni−Fe−0.4%
Hf−Nb合金についてニオブ量と硬度との関係を示し
たもので、ニオブ量の増加とともに・・フニウム添加の
効果が著しく増大することがわかる。本発明合金のこの
ような高い硬度は、ニオブの効果によりN1−Fe合金
の地が固溶体硬化し、さらにハフニウムの添加により地
に硬度の極めて ト高いNb−Hf系金属間化合物が微
細に析出して、硬度を著しく大きくする効果が達成され
るものと考えられる。
なお上記の実験においては、すべて高純度の金属の原料
を用いたが、これらの代勺にそれぞれ一 (般市販のフ
エロ合金あるいは各種母合金を用いてもよい。
この場合には合金が多少脆性を帯びるので、溶解の際特
にマンガン、ケイ素、アルミニウム、チタン、ボロン、
カルシウム合金、マグネシウム合金、その他の脱酸、脱
硫剤を適当に用いて ご充分に脱酸、脱硫を行い合金に
鍛造性、熱間加工性および冷間加工性、展延性および快
削性を与えることが必要である。磁気ヘツド用磁性合金
は磁気録音再生の感度の点から1KHzにおける実効透
磁率3000以上、4飽和磁束密度3000G以上を必
要とされるが、本発明合金は1KHzにおける実効透磁
率3000以上、飽和磁束密度3000G以上であるの
で、磁気ヘツド用磁性合金として好適である。
要するに本発明合金はN! FeNbおよびHfからな
る合金かあるいはこれにNOCrWTi999V,Mn
,Ge,Zrl希土類元素、Ta,Be,B, AlS! SnSbCOおよびCuの1種あるい9
● 99は2種以上の合計0.01〜1
5%を添加した合金で初透磁率、最大透磁率および実効
透磁率は非常に大きく、硬度も高く、加工性が良好なの
で、特に磁気録音再生ヘツビの磁性合金として非常に好
適であるとともに、普通の電気磁器に用いる磁性材料と
しても非常に好適である。
次に本発明において合金の組成をニツケル70〜86(
fl)、ニオブ1#)をこえ14%以下、・・フニウム
0.001〜5(fl)および残部鉄と限定し、又これ
に添加する元素をモリブデン8#)以下、クロム%以下
、タングステン10%以下、チタン7%以下、バナジウ
ム7%以下、マンガン10#)以下、ゲルマニウム7(
f)以下、ジルコニウム5(f)以下、希土類元素5q
1)以下、タンタル10(f)以下、ベリリウム3(:
i)以下、ホウ素1%以下、アルミニウ5%以下、ケイ
素5(:f)以下、錫5%以下、アンチモン501)以
下、コバルト10%以下および銅10%以下の1種また
は2種以上の合計0.01〜15%と限定した理由は、
実施例第3表および図面で明らかなようにその組成範囲
の透磁率および硬度はかな力高く、且つ加工性も良好で
あるが、組成がこの範囲をはずれると透磁率および硬度
の値が低くな力、かつ加工が困難となD磁気録音再生ヘ
ツビの材料として不適当となるからである。
即ち、ニオブが1(i)以下およびハフニウムが0.0
01#)未満では硬度が130以下と低く、ニオブが1
4%を越え、ハフニウムが5(f)を越えると硬度が高
すぎ鍛造、加工が困難とな力透磁率も低下するからであ
る。そしてこれに副成分としてモリブデン8%、クロム
7%、タングステン10%、チタン7%、バナジウム1
0(f)、マンガン10(fl)、ゲルマニウム7%、
希土類元素5(:f)、コバルト10(I)および銅1
0%のそれぞれを越えて添加すると初透磁率が3000
以下あるいは最大透磁率が5000以下となるからであ
シ、ジルコニウム5%、タンタル10(f)、ベリリウ
ム3(f)、ホウ素1qf)、アルミニウム5%、ケイ
素5(f)、錫5%およびアンチモン5%のそれぞれを
越えて添加すると、鍛造あるいは加工が困難となるから
である。なお、第4表より明らかなように、Ni−Fe
一Nb−Hf系合金に副成分の何れかを入れると最大透
磁率、実効透磁率は大きくな力、保磁力が小さくな力、
硬度が大きくな力耐摩耗性が改善されるのでこれ等の副
成分の添加は磁気特性の改善と硬度および耐摩耗性の改
善をする点でその効果は同一であり、同効成分と見做し
得る。
なお、用途に応じて本発明合金の耐食性或いは切削加工
性を向上させたい場合には、本発明合金の磁気特性、耐
摩耗性を損わない程度に貴金属元素あるいは鉛、燐、テ
ルル、硫黄、カルシウムの少量を添加しても差支えない
【図面の簡単な説明】
第1図は79.5%Ni−Fe−7%Nb−Hf合金の
・・フニウム量と硬度および摩耗量との関係を示す特性
図で、第2図は同合金のハフニウム量と初透磁率、最大
透磁率および1KHzにおける実効透磁率との関係を示
した特性図で、第3図は79.5%Ni−Fe−Nb合
金および79.5%Ni−Fe一0.4%Hf−Nb合
金のニオプ量と硬度との関係を示す特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比にてニッケル70〜86%、ニオブ1%をこ
    え14%以下、ハフニウム0.001〜5%、少量の不
    純物と残部鉄からなる磁気録音および再生ヘッド用磁性
    合金。 2 重量比にてニッケル70〜86%、ニオブ1%をこ
    え14%以下、ハフニウム0.001〜5%、少量の不
    純物と残部鉄からなり、初透磁率3000以上、最大透
    磁率5000以上およびビッカース硬度130以上を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気
    録音および再生ヘッド用磁性合金。 3 重量比にてニッケル70〜86%、ニオブ1%をこ
    え14%以下、ハフニウム0.001〜5%、少量の不
    純物と残部鉄からなる組成物を、600℃以上融点以下
    の温度で非酸化性雰囲気あるいは真空中において、少く
    とも1分間以上100時間以下の組成に対応した適当時
    間加熱した後、規則−不規則格子変態点以上の温度から
    100℃/秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速度で
    常温まで冷却することを特徴とする磁気録音および再生
    ヘッド用磁性合金の製造法。 4 重量比にてニッケル70−86%、ニオブ1%をこ
    え14%以下、ハフニウム0.001〜5%、少量の不
    純物と残部鉄からなる組成物を600℃以上融点以下の
    温度で非酸化性雰囲気あるいは真空中において少くとも
    1分間以上100時間以下の組成に対応した適当時間加
    熱した後、規則−不規則格子変態点以上の温度から10
    0℃/秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速度で常温
    まで冷却し、これをさらに規則−不規則格子変態点以下
    の温度で非酸化性雰囲気中あるいは真空中において1分
    間以上100時間以下の組成に対応した適当時間加熱し
    冷却することを特徴とする磁気録音および再生ヘッド用
    磁性合金の製造法。 5 重量比にて主成分としてニッケル70〜86%、ニ
    オブ1%をこえ14%以下、ハフニウム0.001〜5
    %、副成分としてモリブデン8%以下、クロム7%以下
    、タングステン10%以下、チタン7%以下、バナジウ
    ム7%以下、マンガン10%以下、ゲルマニウム7%以
    下、ジルコニウム5%以下、希土類元素5%以下、タン
    タル10%以下、ベリリウム3%以下、ホウ素1%以下
    、アルミニウム5%以下、ケイ素5%以下、錫5%以下
    、アンチモン5%以下、コバルト10%以下および銅1
    0%以下の1種または2種以上の合計0.01〜15%
    、少量の不純物と残部鉄からなる磁気録音および再生ヘ
    ッド用磁性合金。 6 重量比にて主成分としてニッケル70〜86%、ニ
    オブ1%をこえ14%以下、ハフニウム0.001〜5
    %、副成分としてモリブデン8%以下、クロム7%以下
    、タングステン10%以下、チタン7%以下、バナジウ
    ム7%以下、マンガン10%以下、ゲルマニウム7%以
    下、ジルコニウム5%以下、希土類元素5%以下、タン
    タル10%以下、ベリリウム3%以下、ホウ素1%以下
    、アルミニウム5%以下、ケイ素5%以下、錫5%以下
    、アンチモン5%以下、コバルト10%以下および銅1
    0%以下の1種または2種以上の合計0.01〜15%
    、少量の不純物と残部鉄からなり、初透磁率3000以
    上、最大透磁率5000以上およびビッカース硬度13
    0以上を有することを特許とする特許請求の範囲第5項
    記載の磁気録音および再生ヘッド用磁性合金。
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