JPH0355167Y2 - - Google Patents

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JPH0355167Y2
JPH0355167Y2 JP7107487U JP7107487U JPH0355167Y2 JP H0355167 Y2 JPH0355167 Y2 JP H0355167Y2 JP 7107487 U JP7107487 U JP 7107487U JP 7107487 U JP7107487 U JP 7107487U JP H0355167 Y2 JPH0355167 Y2 JP H0355167Y2
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JP
Japan
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ball
rotating shaft
balls
rotating
mounting body
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JP7107487U
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JPS63181141U (ja
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、デイスクのセンタリング装置に関
し、特に球体を使用した装置に関する。 (従来の技術) 従来、デイスクのセンタリング装置として特開
昭54−151404号公報に示されるようなセンタリン
グ装置が考えられている。即ち、回転軸の軸を中
心に軸対象の円錐状テーパ部を有したセンタリン
グ手段を用い、デイスクの内周面をこのテーパ部
と均一に接触する如く、軸と垂直にデイスク面を
載置することにより、デイスクのセンタリングを
行うものである。 (考案が解決しようとする問題点) しかし、上記した従来例においては、センタリ
ング手段のテーパ部を軸対象に形成、或いは保持
することが容易でないことと、デイスク内周面の
打ち抜き形成時に精度誤差の生じやすいデイスク
内周面の縁部をもつて、テーパ部に接触保持され
るため、デイスクのセンタリング精度が出にくい
欠点があつた。 (問題点を解決するための手段) 回転軸に固定され、回転軸の周面に沿つて形成
された凹部を有する第1の回転体と、前記凹部と
嵌合可能な外形を有し、前記回転軸にその軸方向
において移動可能に前記凹部内に配置されるボー
ル載置体と、前記回転軸に固定され、前記第1の
回転体と対向する側に前記軸方向垂直な平面部を
有し、該平面部と前記凹部の開口端とで所定の開
口を形成する第2の回転体と、前記第1と第2の
回転体のうちいずれか一方に形成されたデイスク
載置部と、前記第1の回転体と前記ボール載置体
との間に配置された付勢手段と、前記ボール載置
体と前記平面部との間に於いて、互いに接触した
状態で交互に配置され、同数で且つ少なくとも3
個以上の第1と第2のボールとからなり、該第1
のボールは前記回転軸の周面及び前記ボール載置
体によりそれぞれ回転軸中心に向う移動及び軸方
向の一方に向う移動が規制され、また前記第2の
ボールは前記回転軸の周面とは離間しつつ、前記
平面部及び前記所定の開口によりそれぞれ軸方向
の他方に向う移動及び放射方向移動が規制され、
且つこの時前記第2のボールのそれぞれの一部が
前記所定の開口から外に臨むように配置された状
態で、これら第1と第2のボールが前記付勢手段
により付勢力を受けるように配置する。 (作用) 以上のような構成においてデイスクが載置さ
れ、このデイスクの中心開口の内周面により前記
第2のボールが軸中心方向に移動すると、前記第
1のボールと前記ボール載置体はそれぞれ付勢手
段の付勢力に抗して軸方向に一様に移動する。一
方この時第2のボールも付勢手段により一様に放
射方向に付勢され、この第2のボールの付勢力に
よりデイスクのセンタリングが行われる。 (実施例) 第1図は、本考案装置の一実施例を示す構成図
で、第1図aにはその上面図を、第1図bには第
1図a中の基準線A−Aでの断面図をそれぞれ示
す。 先ず、第1図に示す本考案装置の構成を説明す
る。 1はシヤーシ(図示せず)に回転自在に支持さ
れた回転軸で、モータ(図示せず)の回転軸と直
接、或いは間接的に結合されて回転駆動される。
2は中心部に回転軸1の貫通孔が形成された回転
体で、凹部21、フランジ部22及び係止部23
備えて、係止部23に形成された螺子孔26と螺合
するネジ27により回転軸1の所定位置に固定さ
れる。 3は中心部に回転軸1の貫通孔が形成され、そ
の下部に突出円筒部31を有するボール載置体で、
回転軸1に嵌挿されてこれに沿つて移動可能に配
置され、またその外形は回転体の凹部21と嵌
合可能に形成されている。さらにこのボール載置
の上面には8箇のボールA6を載置し、この
ボールAの放射方向移動を制限するための浅溝の
凹部32が形成されている。 5はコイルスプリングで、回転軸1に嵌挿さ
れ、回転体とボール載置体間に配置される。
4は中心部に形成された回転軸1の貫通孔と螺子
孔41と回転軸1と垂直な平面である底面42を有
する回転体で、この螺子孔41と螺合するネジ43
により、回転軸1の所定位置に固定される。 第1図に示す本考案装置は、上記構成要素の他
に前記ボールA6よりやや径大な8箇のボールB
7からなり、これら構成要素の所望の配置状態を
示す第1図bの断面図を用いてその配置関係を説
明する。 第1図bにおいて、回転体は回転軸1の先端
近傍の所定位置に固定され、その凹部21内の底
面24でコイルスプリング5の一端を係止してい
る。このコイルスプリング5は凹部21の内周面
と、これと嵌合して回転軸1方向に移動自在なボ
ール載置体の突出円筒部31とで形成される隙
間に配置され、この他端は、ボール載置体の段
部33で係止されている。従つてボール載置体
は、その突出円筒部31がコイルスプリング内に
嵌挿された状態に配置される。ボール載置体
上面凹部32には、前記した如く8箇の同径のボ
ールA6が載置されている。これらのボールA
は、少なくともそれぞれが同時に回転軸1の周面
に接することが可能となる大きさに径が設定され
るが、上記実施例ではこのとき各ボールA間に若
干の隙間h1が均等に形成されるように設定されて
いる。更にこれらの各ボールA6間の斜め上方に
は、回転体の縁部25と回転軸1の先端部に固
定配置された回転体の底面42により回転軸1
方向におけるB方向移動、及び放射方向移動が規
制されている8箇のボールB7が、これらボール
A6とはそれぞれ接し、且つ回転軸1の周面とは
所定の隙間h2を保つように規制されて配置されて
いる。 更に各ボールB7が上記した位置に在るとき、
これ等各ボールB7の一部が一様に回転体の外
周面から所定の距離h3だけ放射方向に臨むように
配置されている。この距離h3は種々の条件により
設定出来るが、例えば回転体と回転体の間隔
を適当に設定してこれらを回転軸1に固定するこ
とにより設定できる。 以上の構成、及び配置関係によれば、コイルス
プリング5のB方向への偏奇力F1に起因して、
8個のボールA6はそれぞれ回転軸1の周面に接
した状態で互いに等間隔に配置され、且つ8個の
ボールB7も前記規制位置において互いに等間隔
に配置される。更にこの時各ボールB7は等しく
放射方向への偏奇力F2を発生する。この偏奇力
F2は、ボールA6の中心とこれと隣接するボー
ルB7の中心とを結ぶ線が接触点をとおる放射方
向の線となす角で定まるが、本実施例では偏奇力
F1と略等しく設定されている。 以上の如く各構成要素が配置された本考案のセ
ンタリング装置において、第2図に示すようにデ
イスク8がデイスク載置面である回転体のフラ
ンジ部22上に載置されると、デイスク8の中心
開口81の内径に応じ、各ボールB7は偏奇力に
抗して一様に同距離だけ回転軸中心方向に移動す
る。これに伴つて、各ボールA6とボール載置体
3は、回転軸1の周面に沿いつつコイルスプリン
グ5の偏奇力F1に抗して下方に移動する。 この時の各ボールが移動する様子を第1図bの
部分拡大図である第3図を用いて説明する。 デイスク8を載置することにより各ボールB
7、ボールA6は実線から点線の位置に移動す
る。この時、各ボールは互いに等間隔状態を保つ
て移動する。 従つて、各ボールB7は回転軸中心から同距離
の位置で、一様に移動後の偏奇力F2′でデイスク
8の中心開口81の内周面を放射方向に付勢する
ように作用し、デイスク8を回転軸1の中心に対
してセンタリングする。 なお必要に応じて回転体の底面42の所定の
場所に、この回転体と各ボールB7が一体に回
転すべく滑りストツパー44を設けてもよい。ま
た回転体とボール載置体が一体に回転すべ
く、回転体の底面24の所定位置に係合ピン28
を設け、ボール載置体の突出円筒部31にこれ
と係合する係合孔34を設けてもよい。 第4図は本考案装置の他の実施例を示すもの
で、その構成は、前記の実施例の回転体
対応する回転体′,′の配置を上下反対にし、
さらにデイスク8の載置部41′を回転体′側に
形成したものであるが、その他の構成並びに作用
は前記の実施例と同様なのでその説明は省略す
る。 また、上記実施例ではボールA6とボールB7
の数をそれぞれ8個としたが、これに限定される
ものではなく、デイスクをセンタリングするため
に少なくとも3個以上で同数であればよい。更に
ボールB7はボールA6よりやや径大に設定した
が、これに限定されるものではなく同径或いは径
小に設定しても可能であるなど、様々な態様を取
りかえることは勿論である。 (考案の効果) 本考案は、構成が簡単であるにも拘らず、寸法
精度が高いボールの球面を利用してデイスクのセ
ンタリングを行うので、高精度のセンタリングを
可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示し、第1図
aはその上面図を、第1図bは第1図a中の基準
線A−Aでの断面図をそれぞれ示す。第2図、第
3図はそれぞれ本考案の説明に供する断面図であ
り、第4図は本考案の他の実施例を示す構成図を
示す。 1……回転軸、……回転体、……ボー
ル載置体、5……コイルスプリング、6……ボー
ルA、7……ボールB、8……デイスク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸に固定され、回転軸の周面に沿つて形成
    された凹部を有する第1の回転体と、 前記凹部と嵌合可能な外形を有し、前記回転軸
    にその軸方向において移動可能に前記凹部内に配
    置されるボール載置体と、 前記回転軸に固定され、前記第1の回転体と対
    向する側に前記軸方向に垂直な平面部を有し、該
    平面部と前記凹部の開口端とで所定の開口を形成
    する第2の回転体と、 前記第1と第2の回転体のいずれか一方に形成
    されたデイスク載置部と、 前記第1の回転体と前記ボール載置体との間に
    配置された付勢手段と、 前記ボール載置体と前記平面部との間におい
    て、互いに接触した状態で交互に配置され、同数
    で且つ少なくとも3個以上の第1と第2のボール
    とからなり、 該第1のボールは前記回転軸の周面及び前記ボ
    ール載置体によりそれぞれ回転軸中心に向う移動
    及び軸方向の一方に向う移動が規制され、また前
    記第2のボールは前記回転軸の周面とは離間しつ
    つ、前記平面部及び前記所定の開口によりそれぞ
    れ軸方向の他方に向う移動及び放射方向移動が規
    制され、且つこの時前記第2のボールのそれぞれ
    の一部が前記所定の開口から外に臨むように配置
    された状態で、これら第1と第2のボールが前記
    付勢手段により付勢力を受けるように配置したこ
    とを特徴とするデイスクのセンタリング装置。
JP7107487U 1987-05-13 1987-05-13 Expired JPH0355167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7107487U JPH0355167Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JP7107487U JPH0355167Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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Publication Number Publication Date
JPS63181141U JPS63181141U (ja) 1988-11-22
JPH0355167Y2 true JPH0355167Y2 (ja) 1991-12-06

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ID=30913305

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