JPH0752989Y2 - フライホイール - Google Patents

フライホイール

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JPH0752989Y2
JPH0752989Y2 JP5445590U JP5445590U JPH0752989Y2 JP H0752989 Y2 JPH0752989 Y2 JP H0752989Y2 JP 5445590 U JP5445590 U JP 5445590U JP 5445590 U JP5445590 U JP 5445590U JP H0752989 Y2 JPH0752989 Y2 JP H0752989Y2
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small
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diameter resin
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JPH0413848U (ja
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国男 城戸
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Tanashin Denki Co Ltd
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Tanashin Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、超小形化に適したフライホイールに関する。
(従来の技術) 従来、実開昭63-28942号公報には、合成樹脂製の大径及
び小径回転伝達係合部(ベルト溝)を有し、且つ金属円
板(環状金属板)を一体に具備したフライホイールが開
示されている。
この従来のフライホイールは、大径、小径回転伝達係合
部と4つの挟持片及び1つの弾性係止片を有する合成樹
脂製円板体(合成樹脂製プーリ)と、金属円板(環状金
属)の2部品からなり、前記4つの挟持片と金属円板装
着面との間で金属円板を挟持する構成になっている。そ
こで、金属円板には中心部の円形孔に連続する4つの凹
部を周方向等間隔に設けると共に、各凹部間毎に係止孔
を設け、4つの挟持片を各凹部に挿通させた後、円板体
と金属円板とを互いに45°回転させることにより、前記
弾性係止片をいずれかの係止孔に係止させて、円板体と
金属円板との一体化を図るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような構成は、例えば、超小形携帯用テ
ープレコーダに用いられる超小形なフライホイールには
採用できなかった。その理由は、超小形なフライホイー
ルでは、これに用いる金属円板も、例えば、直径2cm、
厚さ1.6mm程度の極めて小形軽量なものであるから、こ
のような小さな金属円板に凹部や係止孔を設けると、重
量がますます減少し、フライホイールとして重要な慣性
機能が大幅に損われてしまうこと。しかも、そのような
小形の金属円板に、歪を生じさせることなく、いくつも
の凹部や係止孔をプレス加工によって形成することは極
めて困難なこと、等による。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、金属円板の
重量を極力減少させず、かつ容易に製造できる、超小形
化に適したフライホイールを提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、合成樹脂製の大径及
び小径回転伝達係合部を有し、且つ金属円板を一体に具
備したフライホイールにおいて、外周に前記大径回転伝
達係合部及び金属円板装着面を有すると共に先端に庇部
を備えた複数の係合柱を前記金属円板装着面上に周方向
等間隔に立設した大径樹脂板と、前記各係合柱を挿通さ
せる複数の小孔を有する前記金属円板と、前記小径回転
伝達係合部を有すると共に前記各庇部と前記金属円板面
との間に回転方向に侵入して該金属円板を前記金属円板
装着面上に装着する複数の鎖錠片を有する小径樹脂板と
からなることを特徴とするものである。
(作用) 大径樹脂板の係合柱を金属円板の小孔に挿通させて、こ
の金属円板を大径樹脂板の金属円板装着面上に重合し、
次に、小径樹脂板を金属円板上に載設して一方向に回転
させて、この小径樹脂板の鎖錠片を係合柱の先端の庇部
と金属円板面との間に侵入させて、この金属円板を大径
樹脂板の金属円板装着面上に装着することにより、フラ
イホイールが完成する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。第1
図は本考案に係るフライホイールの縦断面図、第2図は
同平面図であり、両図中1はフライホイールで、これ
は、大径樹脂板2と金属円板3と小径樹脂板4とからな
る。
大径樹脂板2は、第1図乃至第3図に示すように、円形
でその外周にベルト溝よりなる第1の大径回転伝達係合
部5及び歯車の歯型よりなる第2の大径回転伝達係合部
6を有している。また、大径樹脂板2の上面側には同心
円状の凹部7を有し、この凹部7の内底面が金属円板3
を装着する金属円板装着面8となっている。また、大径
樹脂板2の中央部にはその上下方向に突出する円形の中
心ボス部9が一体に突設され、この中心ボス部9の中心
にはその軸線方向に貫通する軸挿通孔10が穿設されてい
る。大径樹脂板2の金属円板装着面8上には、その外周
部と中心ボス部9との間の略中間部に位置し且つ周方向
に等間隔を存して複数本(例えば4本)の係合柱11が一
体に突設されている。これら各係合柱11はその先端(上
端)に中心側に向かって水平に突出する庇部12が一体形
成されている。各係合柱11の先端の庇部12と反対側の部
分は、外周側に向かうに従い漸次低くなる傾斜面13aと
なっている。また、第8図及び第9図に示す如く庇部12
の一端側コーナ部は傾斜面13bとなっている。更に、各
係合柱11に対応してこの係合柱11より中心側に位置して
大径樹脂板2の金属円板装着面8には透孔14が穿設され
ている。
金属円板3は第4図に示すように、中心部に大径樹脂板
2の中心ボス部9が嵌合する円形のボス部嵌合孔15が穿
設されている。金属円板3には、大径樹脂板2の各係合
柱12が挿通する円形の小孔16が係合柱12と同数穿設され
ている。
小径樹脂板4は第5図に示す如く略円形で、その上面中
央部には円形の中心ボス部17が一体形成されている。こ
の中心ボス部17の外周には歯車の歯型よりなる小径回転
伝達係合部18が形成されている。また、小径樹脂板4の
中心ボス部17の中心にはその軸線方向に貫通する軸挿通
孔19が穿設されている。小径樹脂板4は、円形板状主体
4aの外周に周方向に等間隔を存して、各1対の主鎖錠片
20と副鎖錠片21が放射状にして一体に突設されている。
一対の主鎖錠片20同士が互いに周方向に180°偏位して
互いに対向し且つ一対の副鎖錠片21同士も互いに周方向
に180°偏位して互いに対向している。主鎖錠片20と副
鎖錠片21は互いに周方向に略90°偏位している。主鎖錠
片20は、第5図及び第6図に示すようにその外側縁部20
aが直線状をなし、且つ、その一端側には2段の傾斜面2
0b,20cを有している。主鎖錠片20の下面が主体4aの下面
と均一面となっている。また、主鎖錠片20の上面は、主
体4aの上面より1段低くなっている。主鎖錠片20の上面
には側面三角形状に突出する突条部22が径方向に向けて
一体に突設されている。また、主鎖錠片20の下面には小
半球状の突起23が一体に突設されている。また、主鎖錠
片20の一端側に位置して主体4aの外周にはストッパ片24
が放射方向に向けて一体に突設されている。副鎖錠片21
は、第5図及び第7図に示すように、その外側縁部21a
が主体4aと同心円弧状をなし且つその一端側には第1の
傾斜面21bを有している。主鎖錠片20と副鎖錠片21は、
各係合柱11の庇部12と金属円板3の上面との間に回転方
向に侵入して、金属円板3を大径樹脂板2の金属円板装
着面8上に装着するものである。
しかして、分解状態にある大径樹脂板2と金属円板3と
小径樹脂板4とにより、第1図及び第2図に示す如くフ
ライホイール1を組み立てる手順について説明する。
まず、大径樹脂板2の中心ボス部9と各係合柱11を金属
円板3のボス部嵌合孔15と小孔16にそれぞれ挿通させ
て、この金属円板3の下面を、大径樹脂板2の金属円板
装着面8上に密着させる。
次に、この金属円板3の上面に小径樹脂板4を、それら
の中心を互いに合致させて載置して第8図の状態にした
後、この小径樹脂板4をその各ストッパ片24が対応する
係合柱11の一側面に当接するまで第2図中時計方向(第
8図中矢印方向)に回動させることにより、主鎖錠片20
と副鎖錠片21を、第9図に示す如く係合柱11の庇12と金
属円板3の上面との間に侵入させる(第2図の状態)。
この状態においては、主鎖錠片20の突条部22が庇部12の
一端側の傾斜面13bを通過して他端側に係止されるが、
この係止は突起23が金属円板3の上面に圧着することに
よって主鎖錠片20がその弾性に抗して撓む結果、突条部
22が庇部12の他端側に当接係止されるものである。この
ようにして大径樹脂板2と金属円板3と小径樹脂板4と
が、互いに軸線方向にガタつくことなく一体化されて、
第1図及び第2図に示す如く本考案のフライホイール1
が完成する。この完成状態においては、上述したように
突条部22が庇部12の他端側に当接係止しているので、小
径樹脂板4は濫りに逆回転(第2図中反時計方向の回
転)することがないので、組立状態が確実に保持され
る。このようにして完成したフライホイール1の軸挿通
孔10、19には、第1図及び第2図に示すように軸25が圧
入嵌合され、この軸25を中心に回転するものである。
なお、上記実施例においては、大径樹脂板2の外周に第
1及び第2の大径回転伝達係合部5、6を設けたが、こ
れに限られることなく、第1及び第2の大径回転伝達係
合部5、6のいずれか一方を設けてもよい。また、小径
樹脂板4の小径回転伝達係合部18は、上記実施例の如く
歯車の歯型に限らず、ベルト溝としてもよい。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、合成樹脂製の大径及び小径回転伝
達係合部を有し、且つ金属円板を一体に具備したフライ
ホイールにおいて、外周に前記大径回転伝達係合部及び
金属円板装着面を有すると共に先端に庇部を備えた複数
の係合柱を前記金属円板装着面上に周方向等間隔に立設
した大径樹脂板と、前記各係合柱を挿通させる複数の小
孔を有する前記金属円板と、前記小径回転伝達係合部を
有すると共に前記各庇部と前記金属円板面との間に回転
方向に侵入して該金属円板を前記金属円板装着面上に装
着する複数の鎖錠片を有する小径樹脂板とからなること
を特徴とするものである。
従って、金属円板の重量を極力減少させることなく容易
に製造できると共に、超小型化に最適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考案に係る
フライホイールの縦断面図、第2図は同平面図、第3図
は同フライホイールを構成する大径樹脂板の平面図、第
4図は同金属円板の平面図、第5図は同小径樹脂板の平
面図、第6図は第5図のVI矢視図、第7図は第5図のVI
I矢視図、第8図及び第9図は、主鎖錠片の係合状態を
示す拡大断面図である。 1……フライホイール、2……大径樹脂板、3……金属
円板、4……小径樹脂板、5……(第1の)大径回転伝
達係合部、6……(第2の)大径回転伝達係合部、8…
…金属円板装着面、11……係合柱、12……庇部、18……
小径回転伝達係合部、20……(柱)鎖錠片、21……
(副)鎖錠片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径回転伝達係合部(5,6)を有する大径
    樹脂板(2)と、小径回転伝達係合部(18)を有する小
    径樹脂板(4)と、この小径樹脂板と前記大径樹脂板と
    の間に挟み込まれて同軸一体化される金属円板(3)と
    からなり、 前記大径樹脂板は、先端に庇部(12)を有する複数の係
    合柱(11)を、前記金属円板が装着される金属円板装着
    面に周方向等間隔に立設してなり、 前記金属円板は、前記係合柱をそれぞれ挿通させる小孔
    (16)を備え、 前記小径樹脂板は、前記大径樹脂板の金属円板装着面に
    装着された前記金属円板と該金属円板の小孔を挿通して
    なる前記係合柱の庇部との間に、その回転方向から侵入
    して該金属円板を前記金属円板装着面上に装着固定する
    複数の鎖錠片(20,21)を有することを特徴とするフラ
    イホイール。
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