JPH0347977Y2 - - Google Patents

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JPH0347977Y2
JPH0347977Y2 JP1985117702U JP11770285U JPH0347977Y2 JP H0347977 Y2 JPH0347977 Y2 JP H0347977Y2 JP 1985117702 U JP1985117702 U JP 1985117702U JP 11770285 U JP11770285 U JP 11770285U JP H0347977 Y2 JPH0347977 Y2 JP H0347977Y2
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panel
bracket
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hinge pillar
vehicle
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JP1985117702U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車体構造、特に車体前部のヒ
ンジピラー内面におけるインストルメントパネル
の取付け部の構造に関する。
(従来技術) 例えば、実開昭52−4645号公報に示されている
ように、自動車の運転席前方に配設されるインス
トルメントパネルは左右両端部をブラケツトを介
して車体前部のヒンジピラーに固定されるのが通
例である。つまり、第4図に示すように、ヒンジ
ピラー1の内側面にブラケツト2が固着されると
共に、このブラケツト2にインストルメントパネ
ル3の端部に取付けられたブラケツト4が結合さ
れて該インストルメントパネル3がヒンジピラー
1に支持されるのである。
ところで、このインストルメントパネルは、自
動車の衝突時において乗員が前方へ乗り出した時
に該乗員を弾力的に受け止める作用を有するが、
その場合にインストルメントパネルの取付部の強
度ないし剛性が十分でないと該インストルメント
パネルの取付部が損傷し或いは変形することにな
る。
(考案の目的) 本考案は自動車の車体構造に関する上記のよう
な実情に鑑みてなされたもので、車体前部のヒン
ジピラー内側面にブラケツトを介してインストル
メントパネルが取付けられる車体構造において、
該インストルメントパネルの取付部の強度ないし
剛性を向上させて、自動車の衝突時に乗員がイン
ストルメントパネルに当接しても、該インストル
メントパネルの取付部が変形したり損傷したりす
ることがないようにすることを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係る自動車の車体構造は上記目的達成
のため、次のように構成したことを特徴とする。
即ち、車体前部におけるヒンジピラーが、車外
側のアウタパネルと車内側のインナパネルとによ
り閉断面を結合した構造とされていると共に、上
記インナパネルが、車体内方に膨出する平面部分
と後面部分と前面部分とで概略コ字形とされて、
このインナパネルの車内側の平面部分にブラケツ
トを介してインストルメントパネルが取付けられ
る自動車の車体構造において、上記ブラケツトに
ヒンジピラーにおける上記インナパネルに取付け
られる基部の側部及び上部から夫々車体内方に延
びる第1、第2フランジが設けて、第1フランジ
にインストルメントパネルが取付けられていると
共に、第2フランジはダツシユパネルの上部を構
成するダツシユアツパパネルに取付けるように構
成し、且つ該ブラケツトの基部を上記インナパネ
ルの車内側の平面部分と前面部分との角部を覆つ
て前方に突出して設けられていることを特徴とす
る。
このような構成によれば、インストルメントパ
ネルが取付けられるブラケツトは、その基部によ
りヒンジピラーのインナパネルに、また第2フラ
ンジによりダツシユアツパパネルに夫々固定され
ることになる。その場合に、上記基部と第2フラ
ンジとが夫々固定されるインナパネルの内側面と
ダツシユアツパパネルの下面とは、一方が略垂直
な面であり且つ他方は略水平な面であるから、イ
ンストルメントパネルは上記ブラケツトを介して
異なる2つの部材に、しかも異なる2つの方向に
支持されていることになるので、インストルメン
トパネルの取付部の強度や剛性が著しく向上する
ことになる。
特に、上記ブラケツトの基部は、概略コ字形と
されたヒンジピラーインナパネルの車内側の平面
部分と前面部分との角部を覆つて前方に突出する
ように設けられているので、当該自動車の衝突時
に乗員がインストルメントパネルに当接した際
に、該パネルに前方への押圧力が作用し、これに
伴つて上記ブラケツトの基部とヒンジピラーイン
ナパネルとの結合部分に曲げ力が作用したとして
も、この曲げ力が剛性の大きい上記インナパネル
の角部に受け止められることになるので、、イン
ストルメントパネルの取付部の強度や剛性が向上
すると共に、上記ブラケツトの基部から受ける力
によつてインナパネルの変形自体も防止されて、
インストルメントパネルに作用する前方への押圧
力を確実に受け止めることが可能となる。
(考案の効果) 上記の構成によれば、車体前部のヒンジピラー
内側面にブラケツトを介してインストルメントパ
ネルが取付けられる自動車の車体構造において、
上記インストルメントパネルの取付部の強度や剛
性が著しく向上することになる。従つて、自動車
の衝突時において乗員がインストルメントパネル
に当接した場合にも、該インストルメントパネル
の車体に対する取付部の変形や損傷が防止され
て、乗員が該インストルメントパネルに確実に受
け止められることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
第1〜3図に示すように、自動車の車体前部に
おける左右のドア開口部前縁に立設されてドア
(図示せず)を開閉自在に支持するヒンジピラー
10は、ヒンジピラーインナパネル11とヒンジ
ピラーアウタパネル12とにより閉断面を形成し
た構造とされているとともに、上記インナパネル
11が、車体内方に膨出する平面部分と後面部分
とで概略コ字形に形成されている。そして、両側
のヒンジピラー10,10間には車幅方向に延び
るダツシユアツパパネル13が配設されており、
且つ該ダツシユアツパパネル13の車内側には同
じく車幅方向に延びるインストルメントパネル
(図示せず)が配設されるようになつている。
然してこのインストルメントパネルは、上記ヒ
ンジピラーインナパネル11の内面(車内側の平
面部分)11aにブラケツト14を介して取付け
られるようになつている。このブラケツト14
は、平板状の基部14aの後端から車内内方に向
けて折曲形成された第1フランジ14bを有する
と共に、上記基部14aには2個のボルト挿通穴
14a′,14a′が前後に設けられ、また第1フラ
ンジ14bには2個のボルト挿通穴14b′,14
b′が上下に設けられ、且つ第1フランジ14bに
おけるボルト挿通穴14b′,14b′の前面側には
ナツト15,15が固着されている。そして上記
ブラケツト14の基部14aがボルト挿通穴14
a′,14a′に挿通されたボルト16,16によつ
てヒンジピラーインナパネル11の内面11aに
結合固着されていると共に、該ブラケツト14の
第1フランジ14bの後面にボルト挿通孔14
b′,14bに挿通され且つナツト15,15に螺
合されるボルト(図示せず)によつて上記インス
トルメントパネルの端部が結合されるようになつ
ている。尚、上記ヒンジピラーインナパネル11
の裏側にはナツト17,17が固着されたレイン
フオースメント18が予め固着されており、この
ナツト17,17に上記ブラケツト14の基部1
4aを固定するボルト16,16が螺じ込まれる
ようになつている。
然して、該ブラケツト14には基部14aの上
端から車体内方に向けて折曲形成された第2フラ
ンジ14cが設けられている。そして、この第2
フランジ14cに形成されたボルト挿通穴14
c′にボルト19が挿通され、且つこのボルト19
が上記ダツシユアツパパネル13の上面に予め固
着されたナツト20に螺合されることにより、該
第2フランジ14cがダツシユアツパパネル13
の下面に結合固着されている。尚、ブラケツト1
4における第1フランジ14bの上端には前方に
屈曲された接合部14dが設けられ、該接合部1
4dが第2フランジ14の下面に固着されること
により第1、第2フランジ14b,14cが結合
されている。
更に、第2図に明らかなように、ブラケツト1
4の基部14aの前端部14a″は上記ヒンジピラ
ーインナパネル11の内面11aの前端より前方
に延出されており、このヒンジピラーインナパネ
ル11の内面11aの前端である角部11bに該
基部14aの前端部14a″が当接するようになつ
ている。
上記の構成によれば。図示しないインストルメ
ントパネルはブラケツト14を介してヒンジピラ
ー10に支持されることになるが、このブラケツ
ト14は基部14aがヒンジピラーインナパネル
11の内面11aに結合され且つ第2フランジ1
4cがダツシユアツパパネル13の下面に結合さ
れているので、インストルメントパネルは上記ヒ
ンジピラー10だけでなく、ダツシユアツパパネ
ル13にも支持されることになる。そして、ブラ
ケツト14が結合されたヒンジピラーインナパネ
ル11の内面11aとダツシユアツパパネル13
の下面とは一方が略垂直面で他方が略水平面であ
るから、インストルメントパネルはブラケツト1
4を介して2方向の面で支持されることになる。
これにより、該インストルメントパネルの車体に
対する結合部の強度ないし剛性が向上することに
なる。また、上記ブラケツト14の基部14aと
ヒンジピラー10との結合部においては、該基部
14aの前端部14a″が、概略コ字形とされたヒ
ンジピラーインナパネル11の車内側の平面部分
と前面部分との角部11bを覆つて前方に延出さ
れているので、該ブラケツト14の第1フランジ
14bから第2図に示すa方向の曲げ力が作用し
た時に、該曲げ力が基部14aの前端部14a″を
介してヒンジピラーインナパネル11の剛性の大
きい角部11bに受け止められることになり、イ
ンストルメントパネルの取付部の強度や剛性が向
上すると共に、ヒンジピラーインナパネル11に
変形も防止されて、インストルメントパネルの作
用する前方への押圧力を確実に受け止めることが
可能になる。
このようにインストルメントパネルがブラケツ
ト14を介してヒンジピラー10及びダツシユア
ツパパネル13に強固に支持され、自動車の衝突
時に乗員がインストルメントパネルに当接しても
該パネルの支持部が損傷したり変形したりするこ
とが防止される。
尚、此の実施例においては、ブラケツト14の
第1フランジ14bと第2フランジ14cとが接
合部14dによつて結合されているので、ブラケ
ツト14自体の強度や剛性も著しく向上されてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図はヒンジピラーにおけるインストルメントパ
ネル取付部周辺の斜視図、第2図は第1図−
線で切断した同横断平面図、第3図は第1図−
線で切断した同縦断後面図である。また、第4
図は従来例を示すインストルメントパネル取付部
周辺の斜視図である。 10……ヒンジピラー、11a……ヒンジピラ
ー(インナパネル)内側面、13……ダツシユア
ツパパネル、14……ブラケツト、14a……基
部、14b……第1フランジ、14c……第2フ
ランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体前部におけるヒンジピラーが、車外側のア
    ウタパネルと車内側のインナパネルとにより閉断
    面を形成した構造とされていると共に、上記イン
    ナパネルが、車体内方に膨出する平面部分と後面
    部分と前面部分とで概略コ字形とされて、このイ
    ンナパネルの車内側の平面部分にブラケツトを介
    してインストルメントパネルが取付けられる自動
    車の車体構造であつて、上記ブラケツトにはヒン
    ジピラーにおける上記インナパネルに取付けられ
    る基部の側部及び上部から夫々車体内方に延びる
    第1、第2フランジが設けられて、第1フランジ
    にインストルメントパネルが取付けられていると
    共に、第2フランジはダツシユパネルの上部を構
    成するダツシユアツパパネルに取付けられ、且つ
    該ブラケツトの基部が上記インナパネルの車内側
    の平面部分と前面部分との角部を覆つて前方に突
    出して設けられていることを特徴とする自動車の
    車体構造。
JP1985117702U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH0347977Y2 (ja)

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JPS6225280U JPS6225280U (ja) 1987-02-16
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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711174A (en) * 1980-06-24 1982-01-20 Nissan Motor Co Ltd Cowl box construction for automobile

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JPS5819981Y2 (ja) * 1978-10-05 1983-04-25 日野自動車株式会社 キヤブ構造

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JPS5711174A (en) * 1980-06-24 1982-01-20 Nissan Motor Co Ltd Cowl box construction for automobile

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JPS6225280U (ja) 1987-02-16

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