JPH0343840Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0343840Y2
JPH0343840Y2 JP1985007473U JP747385U JPH0343840Y2 JP H0343840 Y2 JPH0343840 Y2 JP H0343840Y2 JP 1985007473 U JP1985007473 U JP 1985007473U JP 747385 U JP747385 U JP 747385U JP H0343840 Y2 JPH0343840 Y2 JP H0343840Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
output
inverter
phase
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985007473U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61123698U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985007473U priority Critical patent/JPH0343840Y2/ja
Publication of JPS61123698U publication Critical patent/JPS61123698U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0343840Y2 publication Critical patent/JPH0343840Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、所謂インバータを使用した駆動制
御装置によつて巻上電動機を駆動するようにした
エレベータの安全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、エレベータにおいて、かごを昇降させる
巻上電動機として誘導電動機を使用して、インバ
ータを使用した駆動制御装置で駆動制御するよう
にしたものがある。
このようなエレベータの駆動制御装置は、例え
ば第4図に示すようなものである。
すなわち、この駆動制御装置は、三相交流電源
1からの三相交流出力を開閉器2を介して順変換
器3に入力し、この順変換器3で三相交流出力を
直流出力に変換する。
そして、この順変換器3の直流出力をコンデン
サ4で平滑化して逆変換器であるトランジスタイ
ンバータ5に入力し、このインバータ5で直流出
力を変換した三相交流出力を誘導電動機からなる
巻上電動機6に印加して巻上電動機6を駆動す
る。
それによつて、この巻上電動機6の回転軸に連
結した綱車7が回動するので、この綱車7に巻回
されて一端につり合い錘8を装着した索引ロープ
9の他端に装着して、綱車7に懸架したかご10
が上昇又は下降する。
一方、かご10の速度パターンを発生するパタ
ーン発生装置11からの指令速度信号PAと、巻
上電動機6の回転速度、即ちかご10の走行速度
を検出するタコジエネレータ12からの検出速度
信号PB及びインバータ5の三相出力電流を検出
する電流検出器13からの帰還信号である検出電
流信号IAを、逆変換器制御装置であるレギユレー
タ14に入力する。
それによつて、このレギユレータ14は、これ
等の各入力信号PA,PB,IAに基づいてインバータ
5の各トランジスタを交互にベースドライブし
て、直一交変換を制御して、巻上電動機6の回転
速度、即ちかご10の走行速度を制御する。
なお、このレギユレータ14は、例えば第5図
に示すように、パターン発生装置11からの指令
速度信号PAとタコジエネレータ12からの検出
速度信号PBとを比較演算する位相補償回路15
と、この位相補償回路15の出力である指令電流
信号IBと電流検出器13からの検出電流信号IA
を比較してパルス幅変調(PWM)のパルスを出
力するPWM比較回路16と、このPWM比較回
路16の出力パルスでオン・オフ制御されるトラ
ンジスタ等で構成され、インバータ5にベースド
ライブ信号PCを出力するベースドライブ回路1
7とからなる。
ところで、このような駆動制御装置において
は、インバータ5の出力電流を検出する電流検出
器13が故障した場合には、電流検出器13から
検出電流信号IAが出力されなくなるので、レギユ
レータ14からインバータ5の各トランジスタを
オン状態にするベースドライブ信号PCが出力さ
れ続けて、インバータ5の出力が飽和し、過電流
によつてそのインバータ5の各トランジスタが破
損する恐れがある。
又、インバータ5を構成する複数のトランジス
タのうち1つのトランジスタの短絡故障による過
電流によつても、他の正常なトランジスタを破損
する恐れがある。
そこで、この駆動制御装置においては、安全装
置として、インバータ5への給電線上にインバー
タ5に流れる電流を検出する電流検出器18と、
この電流検出器18の検出電流値が予め定めた設
定値を越えたとき、つまりインバータ5に過電流
が流れたときにレギユレータ14のベースドライ
ブ回路17に作動停止信号PD、例えばベースド
ライブ回路17の各トランジスタをオン不能状態
にする信号を出力する過電流検出器19とを設け
ている。
それによつて、インバータ5に過電流が流れた
ときには、レギユレータ14のベースドライブ回
路17からインバータ5の各トランジスタにベー
スドライブ信号PCが出力されなくなつて、イン
バータ5が作動しなくなり、インバータ5のトラ
ンジスタの破損を防止できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、インバータ5を構成するトラン
ジスタの1つがオープン故障した時には、他の正
常なトランジスタを保護出来ない場合がある。す
なわち、巻上電動機6を所要の回転数に制御する
ためには、故障トランジスタの電流を補償しよう
として他のトランジスタに過大電流が流れること
になるが、過電流検出回路19の設定値以下であ
ればトランジスタの故障検出が出来ず、その状態
で長期間エレベータが作動していると、他の正常
トランジスタに負担がかかり、劣化さらには故障
へと発展する。又、巻上電動機6には歪んだ波形
の電流が印加されることになり、その結果、振動
が発生し、エレベータの乗心地が悪くなる等の不
都合がある。
この考案は上記の問題点を解消するもので、イ
ンバータを構成するトランジスタの故障及び出力
電流検出器の故障を早期に検出し、インバータを
停止させるエレベータの安全装置を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るエレベータの安全装置はインバ
ータの三相交流出力電流の各相の検出電流を整流
回路により整流し、各整流回路の出力の加算出力
と予め定めた設定値とを判定する判定手段を設
け、この判定手段が検出電流値が予め定められた
設定値以下と判定した時にインバータの作動を禁
止する作動禁止手段を設けたものである。
〔作用〕
このように構成されたエレベータの安全装置に
おいては、エレベータ走行中にインバータのトラ
ンジスタのオープン故障あるいは出力電流検出器
の故障により検出電流が設定値より低くなると判
定手段が低くなつた状態を保持すると同時に、判
定信号を作動、禁止手段に入力し、直ちにインバ
ータの作動を禁止させ正常トランジスタに過電流
が流れるのを防止することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を添付図面の第1
図、第2図及び第3図を参照して説明する。な
お、第4図及び第5図と対応する部分には同一符
号を付してその部分の説明は省略する。
第1図において、インバータ21は、6個のト
ランジスタQ1〜Q6及びダイオードD1〜D6等から
なる逆変換器であり、後述する逆変換器制御装置
であるレギユレータ22からの6個のベースドラ
イブ信号PC1〜PC6によつてトランジスタQ1〜Q6
がベースドライブされることによつて、順変換器
3からの直流出力を三相交流出力U,V,Wに変
換して巻上電動機6に出力する。
なお、このインバータ21は、トランジスタイ
ンバータであるが、例えばサイリスタインバータ
で構成してもよい。
電流検出器13U,13Vは、夫々インバータ
21から出力される三相交流出力の内のU相及び
V相の給電線上に設けたカレントトランス等から
なり、夫々U相及びV相の出力電流に応じた検出
電流信号IU,IVをレギユレータ22に出力する。
レギユレータ22は、第2図に示すように、位
相補償回路15と、U相、V相、W相用の各
PWM比較回路16U,16V,16W及びベー
スドライブ回路17U,17V,17Wと、W相
用検出電流信号生成用の加算回路23と、U相、
V相,W相の検出電流信号を直流信号に変換する
ための整流回路24U,24V,24Wと、整流
回路24U,24V,24Wの出力を合成する加
算回路25と、判定回路26及び作動禁止回路2
7とからなる。
その加算回路23は、第2図の電流検出器13
U,13Vからの各U相、V相の検出電流信号
IU,IVを入力する抵抗R1,R2と帰還抵抗R3及び
アンプ28とからなり、検出電流信号IU,IVの加
算値をW相検出電流信号IWとして出力する。
又、加算回路25は、検出電流信号IU,IV及び
IWを整流したIDU,IDV及びIDWを入力する抵抗R4
R5,R6と帰還抵抗R7及びアンプ29とからなり、
整流された検出電流信号IDU,IDV,IDWの加算値を
検出信号IDとして出力する。
判定回路26は、予め定められた設定信号IREF
と加算回路25からの検出電流信号IDとを入力し
て、つまり設定電流値と検出電流値とを入力し
て、検出電流信号IDが予め定めた設定値を越えた
か否かを判定し、検出電流IDが設定値より低くな
つた時、低くなつた状態を保持すると同時に判定
信号SAを出力する(例えばハイレベル“H”に
する)。
なお、判定条件信号は指令値が一定値以上にな
つたとき、判定回路26を有効にするための信号
で、エレベータの停止時(指令“O”)あるいは
動作直後又は停止直前(指令値が非常に小さい)
等には判定回路26を無効にする。従つて、設定
値はエレベータの停止時及び停止前後を除く通常
走行時の最小電流値より小さい値に設定すればよ
い。
作動禁止回路27は、判定回路26から判定信
号SAが入力された時にベースドライブ回路17
U,17V,17Wを作動不能状態にする作動禁
止信号DSを出力する。
この作動禁止回路27は、例えば判定回路26
からの判定信号SAがハイレベル“H”になつた
時にオン状態になるトランジスタ等で構成し、各
ベースドライブ回路17U,17V,17Wのト
ランジスタをオン不能状態(又はオフ不能状態)
にするように構成している。
なお、各PWM比較回路16U,16V,16
Wは、位相補償回路15からの指令電流信号IBU
IBV,IBWと検出電流信号IU,IV,IWとを比較して
PWM変調のパルスを出力し、また各ベースドラ
イブ回路17U,17V,17Wはベースドライ
ブ信号PC1〜PC6をインバータ21に出力する。
このように構成したのでインバータ21を構成
するトランジスタのどれか1つでもOFF故障を
すると加算回路25の検出出力IDは第3図に示す
ように電流“0”(又は非常に小さい値)になる
期間が検出される。
それによつて、判定回路26が有効期間中、検
出電流IDが一瞬でも設定値IREF以下となれば、判
定回路26から判定信号SAが出力されて、作動
禁止回路27が各ベースドライブ回路17U,1
7V,17Wの作動を禁止する。
したがつて、正常トランジスタに過電流が流れ
る前にインバータ21が作動停止するので、正常
トランジスタの保護と故障の早期発見ができる。
さらに、インバータの出力電流検出用検出器の故
障についても同様に検出できる。
また、実施例のように、三相交流出力の内の二
相に設けた電流検出器の各検出電流値とその加算
値である第3の相の検出電流値をそれぞれ整流
し、各相の整流出力の加算値が予め定めた設定値
を越えているか否かを判定することにより、イン
バータを構成するトランジスタのオープン故障及
び各電流検出器の故障を判定できるので、判定回
路が1回路でよい。
尚、整流回路24U,24V,24Wは半波整
流又は全波整流のどちらの回路構成でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、逆変
換器の出力電流を検出する電流検出器の検出電流
が予め定めた設定値以下になつた時、逆変換器の
作動を逆変換器制御装置(レギユレータ)22の
作動禁止手段によつて停止するようにしたので、
インバータのトランジスタ故障及び電流検出器の
故障を早期に発見できるため、より安全なエレベ
ータシステムの構成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図、第
2図は第1図のレギユレータの一例を示すブロツ
ク図、第3図は第2図の動作を説明するための検
出信号の波形図を示す、1a,bは正常時の検出
電流波形図、2a,b,cはトランジスタQ1
ープン故障時の検出電流波形図である。第4図は
従来のエレベータの駆動制御装置の一例を示す構
成図、第5図は第4図のレギユレータの一例を示
すブロツク図である。 1……三相交流電源、3……順変換器、5,2
1……逆変換器(インバータ)、6……巻上電動
機、10……かご、11……パターン発生装置、
12……タコジエネレータ、13A,13B……
電流検出器、14……レギユレータ、15……位
相補償回路、16U,16V,16W……PWM
比較回路、17U,17V,17W……ベースド
ライブ回路、23,25……加算回路、24U,
24V,24W……整流回路、26……判定回
路、27……作動禁止回路。なお、図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 交流電源からの交流出力を直流出力に変換す
    る順変換器と、該順変換器に直流出力を交流出
    力に変換する逆変換器と、該逆変換器の出力電
    流を検出する電流検出器と、該電流検出器の検
    出電流値と指令電流値とに基づいて前記逆変換
    器を制御する逆変換器制御装置とを備え、前記
    逆変換器の交流出力で巻上電動機を駆動するよ
    うにしたエレベータにおいて、前記指令電流値
    が所定以上になつたとき前記電流検出器の検出
    電流値が予め定めた設定値を越えたか否かを判
    定する判定手段と、該判定手段が検出電流値が
    予め定められた設定値以下と判定した時に前記
    逆変換器の作動を禁止する作動禁止手段とを設
    けてなることを特徴とするエレベータの安全装
    置。 (2) 電流の検出手段が、逆変換器の三相交流出力
    の内の二相の出力電流を検出する各電流検出器
    の検出電流値を加算することにより第3の相電
    流を検出する手段及び三相の各電流を整流する
    整流手段から成る実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のエレベータの安全装置。 (3) 判定手段が三相の整流回路の出力電流値の加
    算値が予め定められた設定値を越えたか否かを
    判定するようになつている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のエレベータの安全装置。
JP1985007473U 1985-01-23 1985-01-23 Expired JPH0343840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007473U JPH0343840Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007473U JPH0343840Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61123698U JPS61123698U (ja) 1986-08-04
JPH0343840Y2 true JPH0343840Y2 (ja) 1991-09-13

Family

ID=30485859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985007473U Expired JPH0343840Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0343840Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5277817B2 (ja) * 2008-09-12 2013-08-28 トヨタ自動車株式会社 モータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61123698U (ja) 1986-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100237611B1 (ko) 엘리베이터의 인버터 이상동작 방지장치
JP3404342B2 (ja) エレベータの運転制御装置
JPS602075A (ja) エレベ−タの安全装置
JPH03139192A (ja) 電動機制御装置
EP0116908B1 (en) Control arrangement and system comprising this control arrangement and an inverter for induction motor speed controller
JPH0343840Y2 (ja)
US4602701A (en) Apparatus for controlling the speed of an elevator
JPS61258695A (ja) エレベ−タの速度制御装置
JPH11322208A (ja) エレベータ制御装置
JPH0517079A (ja) エレベータ用インバータの速度制御装置
JPH0419156B2 (ja)
JP4139951B2 (ja) 電力変換装置および電力変換方法
KR870001024Y1 (ko) 엘리베이터의 안정장치
JP2549159Y2 (ja) 磁気軸受を用いた誘導電動機の電源装置
KR920004284B1 (ko) 엘리베이터의 속도제어장치
JP2008265962A (ja) エレベータの制御装置
JPH0511264Y2 (ja)
JPS59217575A (ja) エレベ−タの制御装置
JPS6268094A (ja) 電動機及び電動機速度制御装置の断線等異常検出装置
JP3061939B2 (ja) エレベーターの制御装置
JPH0746076Y2 (ja) エレベ−タの速度制御装置
JPH0632756Y2 (ja) インバ−タ装置
JPH0570047A (ja) 交流エレベータの制御装置
JPH0817579B2 (ja) エレベータの制御装置
JPS60137788A (ja) 交流エレベ−タの制御装置