JPH0511264Y2 - - Google Patents

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JPH0511264Y2
JPH0511264Y2 JP1985006509U JP650985U JPH0511264Y2 JP H0511264 Y2 JPH0511264 Y2 JP H0511264Y2 JP 1985006509 U JP1985006509 U JP 1985006509U JP 650985 U JP650985 U JP 650985U JP H0511264 Y2 JPH0511264 Y2 JP H0511264Y2
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voltage
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smoothing capacitors
car
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は誘導電動機により駆動されるエレベ
ータを制御する回路の安全装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
エレベータのかごを駆動する電動機に誘導電動
機を用い、これにインバータで可変電圧・可変周
波数の交流を供給して暗転するものが、例えば特
開昭58−154380号公報第1図に示されている。こ
れに類似したものを第3図に示す。
図中、1は三相交流電源、2は交流電源1に接
続されサイリスタによつて三相全波整流回路が形
成されたコンバータ、3,4は互いに直列接続さ
れてコンバータ2の直流側に接続された電解コン
デンサからなる平滑コンデンサ、5はコンバータ
2の直流側に接続されたインバータで、トランジ
スタが互いに2個ずつ直列接続されたものが3組
並列に接続され、これらのトランジスタにそれぞ
れダイオードが並列に接続されたもので構成され
ている。6はインバータ5の交流側に接続されか
ご(図示しない)を駆動する誘導電動機、7は電
動機6に直結され電動機6の回転速度に比例する
速度信号7aを発する速度検出器、8は速度指令
信号、9は速度指令信号8と速度信号7aを入力
して電圧指令信号9aを発生する速度演算回路、
10は電圧指令信号9aとコンバータ2の直流側
の電圧期間信号を入力して電圧指令信号10aを
コンバータ2のサイリスタに与える電圧制御回路
である。
従来の交流エレベータ用制御回路は上述のよう
に構成され、交流電源1の出力はコンバータ2に
よつて直流に変換された後に、平滑コンデンサ
3,4において平滑される。そして、この平滑さ
れた直流は、インバータ5によつて可変電圧・可
変周波数の交流に変換される。この交流は電動機
6に供給され、電動機6は駆動されてかごを走行
させる。
一方、図示しない制御装置から速度指令信号8
が発せられて速度演算回路9に供給される。速度
演算回路9では、かごの運転方向を決定すると共
に、速度信号7aが与えられ、これと速度指令信
号8との演算によつて、電圧指令信号9aを発し
て電圧制御回路10に供給する。電圧制御回路1
0は電圧指令信号9aに応じた電圧指令信号10
aを発し、コンバータ2を調製してその出力電圧
を制御する。
なお、平滑コンデンサ3,4を直列接続してい
るのは、それぞれの印加電圧を下げて耐電圧を上
げるためである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のような従来の交流エレベータの制御回路
では、平滑コンデンサ3,4の印加電圧は制御さ
れていないので、何らかの原因で平滑こコンデン
サ3,4の容量不平衡が起こると分圧比が変化
し、平滑コンデンサ3,4にその定格電圧以上の
電圧が印加され、コンデンサ性能の劣化又は破壊
が生じる。更に上記破壊時には過電流が流れて、
コンバータ2及びインバータ5の損傷を招く。ま
た、エレベータが運転中であれば、かごは急停止
し、乗客をかご内に閉じ込めてしまうという問題
点がある。
この考案は上記問題点を解決するためになされ
たもので、平滑コンデンサの劣化による破壊、こ
れに伴う過電流によるインバータ及びコンバータ
の損傷、乗客のかご内閉じ込め等を防止できるよ
うにした交流エレベータ用制御回路の安全装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る交流エレベータ用制御装置の安
全装置は、コンバータの直流側に平滑コンデンサ
を複数個直列に接続し、この平滑コンデンサのい
ずれかの印加電圧が平衡電圧から定まる第1の所
定値以上になると、かごを最寄り階に停止させ、
上記印加電圧が平滑コンデンサの耐電圧から定ま
る第2の所定値以上になると、コンバータの出力
を遮断するようにしたものである。
〔作用〕
この考案による交流エレベータ用制御回路の安
全装置においては、常に平滑コンデンサの印加電
圧を監視し、平滑用コンデンサのそれぞれに電圧
が均等に印加されているかを把握し、異常時にコ
ンバータに出力を遮断する指令を発する。
〔実施例〕
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
回路図で、1〜10は上記従来装置と同様であ
る。
図中、3a,4aはそれぞれ平滑コンデンサ
3,4の両端から取り出された電圧帰還信号、1
2は電圧平衡検出回路、13,14はそれぞれ絶
縁増幅器とその出力をデイジタル値に変換するア
ナログ/デイジタル変換器により構成され、電圧
帰還信号3a,4aに相当するデイジタル値を出
力する変換回路、15は正常時に平滑コンデンサ
3,4に印加される平衡電圧を表す第1の所定
値、16は平滑コンデンサ3,4の耐電圧から定
まる過電圧の例えば90%の電圧を表す第2の所定
値(第1の所定値<第2の所定値)で、第1及び
第2の所定値15,16は使用電圧(コンバータ
2の直流側電圧)により調製可能になつている。
17,18は入力A≧入力Bのとき出力Dが
「H」となり、入力A≧入力Cのとき出力Eが
「H」となる比較器、19は第1の回路を形成す
るORゲート、20は第2の回路を形成するOR
ゲート、19aはORゲート19の出力で、図示
しない制御回路へ送出されかごを最寄り階に停止
させる最寄り階停止信号、20aはORゲート2
0の出力で電圧制御回路10へ送出されコンバー
タ2のサイリスタを制御してコンバータ2の出力
電圧を遮断する遮断信号である。
次に、この実施例の動作を説明する。
平滑コンデンサ3,4の印加電圧が正常である
ときは、比較器17の入力A<入力Bであり、入
力A<入力Cであるから、出力D及び出力Eは共
に「L」となり、ORゲート19,20の出力で
ある最寄り階停止信号19a及び遮断信号20a
は共に「L」となつており、かごは正常に運転さ
れる。
エレベータの稼動中、何らかの原因で平滑コン
デンサ3,4の印加電圧の平衡が崩れ、例えば平
滑コンデンサ3の印加電圧が高くなり、変換回路
13の出力が第1の所定値15以上になると、比
較器17の出力Dは「H」となり、最寄り階停止
信号19aは「H」となる。これで、かごは最寄
り階に停止するので、乗客をかごから降ろすこと
ができ、乗客をかご内に閉じ込める事故を未然に
防ぐことができる。
また、平滑コンデンサ3の印加電圧が更に高く
なり、変換回路13の出力が第2の所定値16以
上になると、比較器17の出力Eは「H」とな
り、遮断信号20aは「H」となり、電圧制御回
路10を介してコンバータ2のサイリスタを制御
し、コンバータ2の出力電圧を遮断する。これ
で、平滑コンデンサ3,4の破壊は防止され、か
つ破壊時の過電流によるコンバータ2及びインバ
ータ5の損傷はくぜんに防止される。
平滑コンデンサ4の異常についても上記と全く
同様である。
〔考案の効果〕
以上説明したとおりこの考案は、コンバータに
より変換された直流を、複数個直列に接続された
平滑コンデンサで平滑にし、この平滑コンデンサ
のいずれかの印加電圧が平衡電圧から定まる第1
の所定値以上になると、かごを最寄り階に停止さ
せ、上記印加電圧が平滑コンデンサの耐電圧から
定まる第2の所定値以上になると、コンバータの
出力を遮断するようにしたものである。
これにより、平滑コンデンサの劣化による破
壊、これに伴う過電流によるインバータ及びコン
バータの損傷を防ぐことができると共に、乗客の
かご内閉じ込めを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による交流エレベータ用制御
回路の安全装置の一実施例を示すブロツク回路
図、第2図は第一図の電圧平衡検出回路部分の詳
細ブロツク回路図、第3図は従来の交流エレベー
タ用制御回路を示すブロツク図である。 図中、1は三相交流電源、2はコンバータ、
3,4は平滑コンデンサ、5はインバータ、6は
三相誘導電動機、10は電圧制御回路、12は電
圧平衡検出回路、15は第1の所定値、16は第
2の所定値、17,18は比較器、19は第1の
回路(ORゲート)、19aは最寄り階停止信号、
20は第2の回路(ORゲート)20aは遮断信
号である。なお、図中同一符号は同一部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流をコンバータにより直流に変換し、この直
    流を複数個直列に接続された平滑コンデンサによ
    り平滑にして、これをインバータで可変電圧・可
    変周波数の交流に変換し、この変換された交流に
    よつて誘導電動機を駆動してかごを運転すると共
    に、上記コンバータは遮断信号が与えられるとそ
    の出力を遮断する回路を有するものにおいて、上
    記平滑コンデンサのいずれかの印加電圧が、正常
    時に上記平滑コンデンサのそれぞれに印加される
    平衡電圧から定まる第1の所定値以上になると上
    記かごを最寄り階に停止させる第1の回路、及び
    上記印加電圧が上記第1の所定値よりも高くかつ
    上記平滑コンデンサの耐電圧から定まる第2の所
    定値以上になると上記遮断信号を発する第2の回
    路を備えたことを特徴とする交流エレベータ用制
    御回路の安全装置。
JP1985006509U 1985-01-21 1985-01-21 Expired - Lifetime JPH0511264Y2 (ja)

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WO2013051100A1 (ja) * 2011-10-04 2013-04-11 三菱電機株式会社 エレベーターの制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3125720A (en) * 1964-03-17 Capacitor fault indicator including resistance voltage divider
JPS56162974A (en) * 1980-05-16 1981-12-15 Hitachi Ltd Controlling method for current of power converter

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