JPH03284940A - 熱硬化性合成樹脂積層成形体 - Google Patents

熱硬化性合成樹脂積層成形体

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JPH03284940A
JPH03284940A JP2085448A JP8544890A JPH03284940A JP H03284940 A JPH03284940 A JP H03284940A JP 2085448 A JP2085448 A JP 2085448A JP 8544890 A JP8544890 A JP 8544890A JP H03284940 A JPH03284940 A JP H03284940A
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Toru Amano
天野 透
Susumu Enomoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は浴槽、浴室用壁材、カウンター、防水パン等の
材料素材として用いることのできる積層構造を有する熱
硬化性合成樹脂積層成形体に関するものである。
(従来の技術) 従来、不飽和ポリエステル樹脂を用いた繊維強化プラス
チックは、浴槽、船、タンクなとに使用されている。こ
れらは単に機械的強度を増す目的で用いられてきたもの
で、近年、美観その他の各種用途にあった設計をするた
めに、繊維強化プラスチックを用いた積層構造が検討さ
れている。たとえば、不飽和ポリエステル樹脂で固めた
透明感のあるレジンコンクリートを使用し、成型体の反
りや折角部のクラックを防止するための積層構造が提案
されている(特公昭60−49426号)。
また、表面層にマイカ層を設け、着色を施したもの(特
公昭61−25542号、同25543号)や表面側補
強層の表面側に模様層およびゲルコート層を順次積層し
たレジンコンクリートからなる成型体が提案されている
(実開昭63−125530号)。
(発明が解決しようとする課題) ところか、後者のように表面意匠性に優れた柄模様を付
する場合、粉末でないある程度の大きさを有する無機物
質あるいは金属を充填材として添加する必要があるが、
その充填材が不飽和ポリエステル樹脂中に均一に分散せ
ず、沈降して不均質になるという問題点がある。他方、
充填材を軽量化しすぎると、逆に不飽和ポリエステル樹
脂上に浮遊するという問題点がある。したがって、合成
樹脂成形体において、外観上の美観を損なうことなく、
いかにして優れた柄模様などを付与するかが課題となる
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するため、鋭意研究の結果、合
成樹脂成形体を積層体として形成し、各層における着色
片のサイズおよび混入割合を適宜調整すると、美観に優
れた合成樹脂成形体が構成できることを見い出して完成
したもので、透明または淡い着色樹脂内に、それに混入
されて模様もしくは柄を形成する着色片を混入した表面
層と、これよりも粒サイズおよび/または混入割合の大
きい着色片を混入した第2層と、裏面強化層とを積層し
てなることを要旨とする熱硬化性合成樹脂積層成形体に
ある。
本発明において、表面層は透明樹脂内に着色片を混入し
て通常ゲルコート層(製品の表面を形成する薄い合成樹
脂層で、透明またはほぼ透明をなし、通常樹脂のみから
なり、充填材は混入されていない。)として調整され、
製品に光沢、耐熱、耐汚染、耐水、傷防止機能を与える
。上記透明樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、特に
用途に応じて従来から用いられている耐熱水性などの各
種性能を有するビスフェノール系もしくはイソフタル酸
系不飽和ポリエステル樹脂が用いられてよい。また、着
色片としては透明樹脂または淡い着色樹脂に混入されて
模様もしくは柄を形成するものであればよく、通常、肉
眼で粒子を確認できる大きさ(0,02〜5.0II1
m程度)で、箔状、針状、粒状などの形状が採用され、
強度、耐熱性かある程度あって、比重かマトリックス樹
脂に近いという物性を有するものをいい、例えば鱗片状
マイカ粉を二酸化チタンや酸化鉄て被覆したバール顔料
やパールブレイス、飽和ポリエステルフイルム、熱硬化
プラスチ、り成型体の粉砕品などが使用できる。
第2層は透明樹脂内に上記着色片を混入させて柄入りフ
ンパウンド層(強度を持たせる目的で、充填材を多量に
含み、かなり厚い層をなし、不透明もしくは僅かに光を
透過させる層)として調整される。透明樹脂としては表
面層と同様に不飽和ポリエステル樹脂を用いてよい。着
色片も表面層と同様の材料が使用できるが、特に、着色
片としては着色有機充填材を用いるのが好ましい。この
種充填材としては熱硬化性樹脂、例えばフェノール樹脂
、尿素樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂
、ポリイミド樹脂など、あるいは熱可塑性樹脂、例えば
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、
アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネイト樹脂、
ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、
ポリイミド樹脂などを用いることかできるか、熱変形温
度が150°C以上の耐熱性の比較的高い樹脂を用いる
のかよい。マトリ、クスとしての透明樹脂の硬化時の熱
変形を避けるためである。粒サイズおよび混入割合は表
面層より大きく調整される。
例えば、粒サイズは表面層0.02〜1.0mmを使用
するのが好ましいのに対し、第2層は05〜5flIf
flであるのが好ましい。つまり、表面層に対して第2
層の粒サイズは5〜30倍くらい差があるのがよい。
また、透明樹脂1.00重量部に対する混入割合は表面
層が0.05〜1部であるのか適当であるのに対し、第
2層は0.5〜20部であるのが適当である。つまり、
表面層に対し第2層第2の混入割合は10〜20倍が好
ましく、粒サイズの差が大きい場合は混入割合は大差な
くてもよい(等倍でよい場合もある)。
また、第2層は上記着色片だけでなく、透明または半透
明な充填材とを混入させるのが好ましい。
この充填材としてはガラスフリット、水酸化アルミニウ
ム、その他のものが使用できる。さらに、この中間層は
上記表面層より粒すイスオよび/または混入割合の大き
い着色片を含むゲルコート層と着色片を含まない着色さ
れたフンパウンド層またはゲルコート層とから構成して
もよい。あるいは上記着色片を含むゲルコート層を着色
された強化層上に形成してもよい。
上記裏面強化層としては通常ガラス繊維などに不飽和ポ
リエステル樹脂を含浸させた繊維強化プラスチックから
形成されるが、かかる強化層に限定されるものでなく、
他の強化層、例えば繊維を含まない熱硬化性樹脂、木材
、金属板などが使用されてよい。
以上、本発明の実施態様を例示すると次の形態を含む。
1、柄手G/柄大G/着色C/F RP2、柄手G/柄
大G/半透明C/着色FRP3、柄手G/柄大G/着色
FRP 4、柄手G/柄大C/着色FRP 5、柄小G/柄大および着色に こで、Gはゲルコート層、Cはコンパウンド層、FRP
は繊維強化プラスチックを意味する。
(発明の作用効果) 本発明によれば、透明樹脂内に箔状もしくは粒状の着色
片を混入した表面層の下層に、これよりも粒サイズおよ
び/または混入割合の大きい着色片を混入した透明中間
層が形成されているので、遠近感が創出され、深みのあ
る色彩模様を創造することができる。
また、粒サイズおよび/または混入割合を変えることが
できるので、様々な意匠性のある模様を製造するのが容
易である。
特に、表面層に微細マイカ粉を含むゲルコート層を、中
間層に着色有機充填材を含む不飽和ポリエステル樹脂層
を繊維強化プラスチック上に形成すると、外観上、パー
ル感のあるゲルコート層を通して、着色片を見ることに
なるので、深みのある柄付模様を実現することができる
以下、本発明に係る実施例について詳細に説明する。
(実施例1) 透明性不飽和ポリエステル樹脂(ゲルコート樹脂)10
0重量部に対し微細マイカ粉末として微細マイカ粉を酸
化チタンで着色したバール顔料(平均径20〜30ミク
ロン)を0.2重量部加え、撹拌することにより均一に
分散させた。これに硬化剤(パー力Fノクス16)およ
び硬化促進剤(NLP−10)を所定量加え、スプレィ
アップ法により上型に0.4mmの厚さで均一に塗布し
、表面層を形成した。
一方、下型には白色顔料を多量に含むオルソ系不飽和ポ
リエステル樹脂とガラス繊維(30重量%混入)からな
る裏面強化層をハンドレイアップ法により厚み0.8m
+nで積層した。
ここで、上型と下型を約10mmの隙間を設けて嵌合し
、そこにイソ系不飽和ポリエステル樹脂100重量部、
ガラスフリット200重量部、着色片(白色球状の不飽
和ポリエステル樹脂(平均粒径1mm)10重量部と所
定量の硬化剤と硬化促進剤とを混合して注入し、硬化さ
せて注型中間層を形成した。
上記合成樹脂積層成形体(第1図参照)は外観上、パー
ル感のある層を通して中間層に含まれる着色片を目視て
き、非常に深み感のある柄付きの意匠性の成形品を得る
ことができた。さらに、目視する角度により見え方が上
記と異なり、非常に高級感のある成形体を得る。
また、上記着色片を用いることにより、注型層に均一に
分散した。これは着色片の密度か1.5とその残りの配
合とほぼ近い密度(1,8)であるので、沈降や浮遊な
となかったためと思われる。
(実施例2) 上型塗布厚さを0.3部、 下型不飽和ポリエステル樹脂をオルソ系とし、塗布厚み
を1.0M。
上型と下型との間隔を8mm、 着色片を鱗片状の不飽和ポリエステル樹脂(平均径1m
m)とする以外は実施例1と同様にして合成樹脂積層成
形体を製造した。着色片か鱗片状態である以外は実施例
1と同様の外観を呈した。
(実施例3) 表面層 クリアゲルコート層100部 バール顔料(酸化チタンコートのマイカ箔、粒度20〜
200μ、被覆率14%ニジルバー色)0.2部 樹脂粉末(飽和ポリエステルとアクリル樹脂の多重積層
フィルムを0.1〜5mmのフレーク状にしたものニレ
インボー色)0.05〜0.07部硬化剤および促進剤
 所定量 注型中間層 不飽和ポリエステル樹脂100部 充填材(ガラスフリットまたは水酸化アルミ)180部 樹脂粉末(飽和ポリエステルフィルム12μ、直径0.
5Mを白色顔料にて着色)10部ガラス繊維(径10μ
、長さ0.15on)4部、着色剤(ホワイト、ブラウ
ン、ラベンダーなど)0.1部 所定の硬化剤、硬化促進剤および紫外線吸収剤を用いる
以外は実施例1と同様にして合成樹脂積層成形体を製造
した。
(実施例4) 上型に対し次の組成からなる表面ゲルコート層、第2ゲ
ルコート層を積層形成し、 上型と下型との間に下記着色コンパウンド層(着色ゲル
コート層または着色繊維強化プラスチックであってもよ
い)を形成する。
表面ゲルコート層 クリアゲルコート層(実施例3と同じ)100部 パール顔料(実施例3と同じ)0.2部樹脂粉末(実施
例1と同じ)0.1部 硬化剤および促進剤 所定量 第2ゲルコート層 クリアゲルコート層(実施例3と同じ)100部 樹脂粉末(飽和ポリエステルフィルム厚み12μ、直径
約0.5m、白色顔料で着色)1部硬化剤および促進剤
 所定量 注型中間層 不飽和ポリエステル樹脂100部 充填材(実施例3に同じ)180部 着色剤(実施例3に同じ)o、1部 所定の硬化剤、硬化促進剤および紫外線吸収剤を用いる
以外は実施例1と同様にして合成樹脂積層成形体を製造
し、第2図に示す構造を得る。
第2図の構造のものは第1図の構造のものに比べ、透明
度が高い層の厚みがあり(ゲルコートが2層)、しかも
第1層と第2層の粒度を変えることにより深みを増すこ
とができ、感応的に表現すると、(1)自然石により近
い石目調が出やすい。
(2)より高級感が出しやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る3層積層成形体の部分断面図、第
2図は本発明に係る4層積層成形体の部分断面図である
。 1・・・・・・表面ゲルコート層、1′・・・・・・第
2ゲルコート層、2・・・・・注型コンパウンド層3・
・・・・・裏面強化層、4・・・・・・微細マイカ粉末
5・・・・・着色片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透明または淡い着色樹脂内に、それに混入されて模
    様もしくは柄を形成可能な着色片を混入した表面層と、
    これよりも粒サイズおよび/または混入割合の大きい着
    色片を混入した第2層と、裏面強化層とを積層してなる
    ことを特徴とする熱硬化性合成樹脂積層成形体。 2、第2層が上記着色片と透明または半透明な充填材と
    を混入したコンパウンド層であり、裏面強化層が繊維強
    化プラスチック層である請求項1記載の熱硬化性合成樹
    脂積層成形体。 3、第2層が上記表面層より粒サイズおよび/または混
    入割合の大きい着色片を含むゲルコート層で、第3層が
    着色されている請求項1記載の熱硬化性合成樹脂積層成
    形体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0601280A1 (de) * 1992-10-09 1994-06-15 DEUTSCHE VORTEX GmbH Einrichtungsgegenstand für eine Küche oder ein Bad o.dgl.

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916745A (ja) * 1982-07-20 1984-01-27 日立化成工業株式会社 F.r.p成形品及びその製造法
JPS62147525U (ja) * 1986-03-12 1987-09-18

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