JPH0328192Y2 - - Google Patents

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JPH0328192Y2
JPH0328192Y2 JP6864388U JP6864388U JPH0328192Y2 JP H0328192 Y2 JPH0328192 Y2 JP H0328192Y2 JP 6864388 U JP6864388 U JP 6864388U JP 6864388 U JP6864388 U JP 6864388U JP H0328192 Y2 JPH0328192 Y2 JP H0328192Y2
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JP
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vibration
strut bar
insert
bushing
vehicle
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JP6864388U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用防振ブツシユに関し、特にスト
ラツトバーの連結部に使用する防振ブツシユの構
造に関する。
〔従来の技術〕
ストラツトバーに使用する防振ブツシユの従来
例を第4図に示す。図において、車両フレームに
設けたブラケツト2の取付穴2a内には両開口よ
りそれぞれ防振ブツシユ1A,1Bが嵌入せしめ
てあり、各防振ブツシユ1A,1Bは外端に向け
て漸次厚肉となる筒体であつて、各内端を相接し
て位置せしめてある。
上記各防振ブツシユ1A,1Bには内周に内筒
11が貫通接合され、連通する内筒11内にスト
ラツトバー4の一端の小径部41が挿通せしめて
ある。上記各防振ブツシユ1A,1Bは上記小径
部41に設けたリテーナ板43が外端面に当接し
て保持され、ストラツトバー4は小径部41に螺
合せしめたナツト42により上記防振ブツシユ1
A,1Bを介してブラケツト2に保持されてい
る。
防振ブツシユ1A,1Bの外端部には外周に近
い内部に外方へ湾曲拡開する筒状インサート3′
が埋設してあり、これはストラツトバー4より入
力する特に軸方向の荷重に対して防振ブツシユ1
A,1Bの変形を防止してその耐久性を向上せし
めている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ストラツトバーの保持は、その軸方
向たる車両前後方向と軸直角の車両上下方向に対
しては比較的自由にその姿勢変化を許し、一方、
軸直角の車両左右方向に対しては操縦安定性の確
保の観点よりその姿勢変化を規制する必要があ
る。
そこで、第5図に示す如く、防振ブツシユ1
A,1B内端部の、ストラツトバー4を挟んで左
右位置のほぼ肉厚中央に、ストラツトバー4と平
行にインサート板31′a,31′bを埋設して、
車両左右方向の防振ブツシユ1A,1Bのバネ定
数を大きくすることが考えられるが、これは構成
部品が増すとともに、防振ブツシユ成形時にイン
サート板を保持するための金型構造が複雑になる
ことによりコストアツプを招く。
本考案はかかる課題を解決するもので、金型構
造の複雑化や構成部品の増加をもたらすことな
く、安価に、防振ブツシユの軸直角所定方向のバ
ネ定数を大きくして、ストラツトバーを良好に保
持する車両用防振ブツシユを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の構成を図で説明すると、ブラケツト2
の取付穴2a内にはその両開口よりそれぞれ筒状
防振ブツシユ1A,1Bが嵌入してあり、これら
防振ブツシユ1A,1B内に車両ストラツトバー
4の一端を挿通保持せしめてある。
上記各防振ブツシユ1A,1Bにはその外端部
内に、拡径した外端のフランジ部32より防振ブ
ツシユ1A,1Bの内方へ向け縮径する筒状のイ
ンサート3を埋設するとともに、該インサート3
の内端には径方向の対向位置より、防振ブツシユ
1A,1Bの肉厚のほぼ中央を防振ブツシユ1
A,1Bの内端部に向けて上記ストラツトバー4
とほぼ平行に一対の突片31a,31bを延出せ
しめてある。
〔作 用〕
本考案においては、筒状インサート3の径方向
対向位置より延出する各突片31a,31bが、
防振ブツシユ1A,1Bの肉厚のほぼ中央でスト
ラツトバー4とほぼ平行に介在していることによ
り、この径方向において防振ブツシユ1A,1B
のバネ定数は十分に大きくなり、ストラツトバー
4のこの方向での姿勢変化を効果的に規制する。
上記突片31a,31bは、インサート3に一
体に形成してあるから、部品点数が増大すること
はなく、かつ金型が複雑化することもない。
さらに、インサートにはフランジ部が設けてあ
ることにより金型内でのインサートの保持も容易
である。
〔実施例〕
第1図において、車両フレームに設けたブラケ
ツト2の取付穴2a内には両開口より同形の防振
ブツシユ1A,1Bが対称姿勢に嵌入せしめてあ
り、各内端は互いに接している。各防振ブツシユ
1A,1Bは内端部より外方へ向けて漸次その肉
厚が厚くなる筒体であり、その外端部は上記開口
縁内周に沿つてフランジ状に径が急増した後、外
端面に向けて縮径している。
上記各防振ブツシユ1A,1Bの内周面には内
筒11が貫通接合してあり、連通するこれら内筒
11内にストラツトバー4の一端の小径部41が
挿通せしめてある。この小径部41には基端と先
端にリテーナ板43が設けられ、これらリテーナ
板43が上記各防振ブツシユ1A,1Bの外端面
に当接してこれらを保持している。ストラツトバ
ー4は小径部41先端に螺着したナツト42によ
り固定連結されている。
上記各防振ブツシユ1A,1B内にはインサー
ト3が埋設してある。各インサート3は第2図お
よび第3図に示す如き筒体で、その外端は外方へ
湾曲拡開してフランジ部32となり、上記ブラケ
ツト取付穴2aの開口縁に沿うように防振ブツシ
ユ1A,1Bの大径フランジ部内に延びて先端の
一部が露出している。上記インサート3の内端部
は筒中心に向けて屈曲縮径し、径方向対称位置の
内端より水平に一対の突片31a,31bが延出
せしめてある。突片31a,31bは弧状断面を
なし、防振ブツシユ1A,1B内端部の肉厚のほ
ぼ中央を上記ストラツトバー4にほぼ平行に延び
ている。
なお、インサートはその一部にフランジ部を有
するから、ゴム成形時の金型内でのインサート保
持は容易になし得る。
防振ブツシユ1A,1Bを設置した状態で、上
記突片31a,31bを結ぶ方向は車両の左右方
向に一致せしめてある。
かかる構造の防振ブツシユ1A,1Bは、スト
ラツトバー4の軸方向および軸直角の車両上下方
向は比較的そのバネ定数が小さい。したがつて、
ストラツトバー4の軸方向移動と車両上下方向の
こじり変位は比較的自由に行ない得る。防振ブツ
シユ1A,1Bには特にストラツトバー4の軸方
向移動時にこの方向より大きな荷重が加わるが、
防振ブツシユ1A,1Bの変形は筒状の上記イン
サート3により効果的に防止され、その耐久性が
維持される。
一方、上記防振ブツシユ1A,1Bには、車両
左右方向の内部に突片31a,31bが位置して
いることにより、この方向でのバネ定数は十分に
大きなものとなり、この方向へのストラツトバー
4のこじり変位は確実に規制される。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案の防振ブツシユは、内部に
設けた筒状インサートの径方向対称位置に突片を
延出せしめたことにより、上記径方向に対して防
振ブツシユのバネ定数を増大せしめ、この方向へ
のストラツトバーの姿勢変化を効果的に規制する
ことができる。
そして、上記突片は筒状インサートに一体に形
成されるから、別部材を埋設する必要はなく、部
品点数の増大と型成形時の金型の複雑化を避ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は防振ブツシユを設けたストラツトバ
ー連結部の断面図、第2図はインサートの側面
図、第3図はその正面図、第4図および第5図は
それぞれ従来例を示すストラツトバー連結部の断
面図である。 1A,1B……防振ブツシユ、2……ブラケツ
ト、2a……取付穴、3……インサート、31
a,31b……突片、32……フランジ部、4…
…ストラツトバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラケツトの取付穴内にその両開口よりそれぞ
    れ筒状防振ブツシユを嵌入して、これら防振ブツ
    シユ内に車両ストラツトバーの一端を挿通保持せ
    しめ、上記各防振ブツシユにはその外端部内に、
    拡径した外端のフランジ部より防振ブツシユの内
    方へ向け縮径する筒状のインサートを埋設すると
    ともに、該インサートの内端には径方向の対向位
    置より、防振ブツシユの肉厚のほぼ中央を防振ブ
    ツシユの内端部に向けて上記ストラツトバーとほ
    ぼ平行に一対の突片を延出せしめたことを特徴と
    する車両用防振ブツシユ。
JP6864388U 1988-05-24 1988-05-24 Expired JPH0328192Y2 (ja)

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JP6864388U JPH0328192Y2 (ja) 1988-05-24 1988-05-24

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Publication Number Publication Date
JPH01171940U JPH01171940U (ja) 1989-12-06
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