JPH03239599A - 塩化ビニル樹脂成形体用転写箔 - Google Patents

塩化ビニル樹脂成形体用転写箔

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JPH03239599A
JPH03239599A JP3473490A JP3473490A JPH03239599A JP H03239599 A JPH03239599 A JP H03239599A JP 3473490 A JP3473490 A JP 3473490A JP 3473490 A JP3473490 A JP 3473490A JP H03239599 A JPH03239599 A JP H03239599A
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JP
Japan
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vinyl chloride
acetate resin
vinyl acetate
layer
transfer foil
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Pending
Application number
JP3473490A
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English (en)
Inventor
Seishi Ikemoto
池本 精志
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塩化ビニル樹脂成形体用転写箔に関し、更に詳
しくは塩化ビニル樹脂製の各種成形体、特に風呂の蓋等
の如く耐水性が要求される塩化ビニル樹脂成形体用の転
写箔に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、塩化ビニル樹脂はその加工性が良いこと、安価で
あること、着色が容易であること、耐水性が良好である
こと等の理由で多くの分野で広(使用されている。
それらの1分野として、その耐水性に注目して風呂の蓋
がある。この風呂の蓋は所謂蛇腹方式で多数の細長板状
の成形体を連結したものである。
これらに蓋には従来各種着色が施されているが、その表
面に絵柄を印刷したものは殆ど知られていない。その理
由は通常のグラビア印刷では溶剤によって成形体が侵さ
れるので印刷が困難であること及びその使用環境の水分
によって絵柄が容易に剥離する等の理由による。又、絵
柄印刷の1方法として転写方法もあるが、従来の転写箔
を利用した場合には、上記耐水性の問題と共に、塩化ビ
ニル樹脂成形体の軟化点が低い為、転写時の熱で成形体
が変形するという問題がある。
従って、本発明の目的は上記の如き従来技術の種々の問
題点を解決し、耐水性及び転写性に優れた塩化ビニル樹
脂成形体用の転写箔を提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材シートの一方の面に必要に応じて
剥離層、塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂をバインダーと
する絵柄層及び塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂からなる
接着剤層を順次設けたことを特徴とする塩化ビニル樹脂
成形体用転写箔である。
(作  用) 塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂をバインダーとして絵柄
層を設け、且つその上に塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂
からなる接着剤層を設けることによって、塩化ビニル樹
脂成形体に対する低温接着性が良好で且つ耐水性に優れ
た画像が転写される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を図解的に示す添付図面を参照し
て本発明を更に詳細に説明する。
本発明の転写箔は、第1図示の如く、基材シート1の一
方の面に、必要に応じて設ける剥離層2、接着剤層3及
び接着剤層4が順次形成されてなる。
上記本発明の転写箔に使用する基材シートlは、従来公
知のいずれの基材シートでもよく、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソ
フタレート共重合体、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステルフィルムが好ましく、特に好ましいものは
10〜100μm程度の厚みの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフイルムである。
上記基材シート1の表面に必要に応じて設ける剥離層2
は、基材シートlと絵柄層3との剥離性が良好である場
合には不要である。しかしながら、該剥離層を基材シー
トとの界面で剥離される様に構成し、転写後には絵柄層
の保護層となる様にすることが好ましい。
かかる剥離層としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂等の透明性や各種耐久性に優れた材料から形成するこ
とが好ましく、例えば、0.5〜2μm程度の厚みに形
成することが好ましい。
上記の如き剥離層2の上に設ける絵柄層3は、通常のグ
ラビアインキに使用されている様な有機溶剤に顔料とバ
インダーとを分散又は溶解したインキを用いてグラビア
印刷方法で形成する。本発明では、上記バインダーとし
て塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂を使用する。この塩化
ビニル/酢酸ビニル系樹脂は、そのTgが65〜80℃
で且つ分子量が10.000〜30,000であること
が好ましく、Tgが65℃未満又は分子量が10.00
0未満であると、熱転写時において絵柄が形崩れを生じ
る恐れがあり、一方、Tgが80℃を越え又は分子量が
30.000を越えると後述の接着剤層との接着性が劣
り、転写後の絵柄において層間剥離を生じる恐れがある
。これらの絵柄層の絵柄は特に限定されず、ベタ模様か
ら各種の模様でよく、更に数色のインキからなるフルカ
ラー絵柄でもよい。かかる絵柄層の厚みは1〜5μm程
度が好ましい。
上記絵柄層上に設ける接着剤層4も塩化ビニル/酢酸ビ
ニル系樹脂から形成する。該塩化ビニル/酢酸ビニル系
樹脂はTg45〜60℃で且つ重合度が300〜400
のものが好ましく、Tgが45℃未満又は重合度が30
0未満のものでは、低温接着性は良好であるが、被転写
体に対する接着強度が不足し、転写絵柄の耐久性が不十
分である。一方、Tgが60℃を越え又は重合度が40
0を越えると、転写時に使用する熱が高(なり、被転写
材である塩化ビニル樹脂成形体の変形を引き起こす恐れ
があるので好ましくない。かかる接着剤層の厚みは1〜
5μm程度が好ましい。
以上の各層において、剥離層及び接着剤層は、夫々の樹
脂を溶解した塗工液を、例えば、グラビアコーティング
方法、グラビアリバースコーテイフグ法、リバースロー
ルコーティング方法、オフセットグラビアコーティング
方法等により塗布及び乾燥して形成することが出来る。
又、各層には、転写時の箔切れを良好にする目的でシリ
カ、アルミナ、炭酸カルシウム等の体質顔料を添加した
り、その他の各種添加剤、例えば、帯電防止剤、撥水剤
、撥油剤、紫外線吸収剤、安定剤、艷消剤等を添加して
もよい。
本発明の転写箔を使用する方法は、例えば、第2図示の
如(である。第1図示の本発明の転写箔を任意の被転写
材5の表面に接着剤層4を対向させて重ね、熱と圧力を
かけて接着剤層を活性化して被転写材5に接着させる。
次いで基材シート1を剥離することによって、接着剤層
4、絵柄層3及び剥離層2が一体的に被転写材5に転写
される。
本発明の転写箔により絵柄が転写される被転写材は、塩
化ビニル樹脂成形体であり、特に風呂の蓋の如く、熱に
よって変形し易い比較的薄い成形体である。
(効  果) 以上の如き本発明によれば、塩化ビニル/酢酸ビニル系
樹脂をバインダーとして絵柄層を設け、且つその上に塩
化ビニル/酢酸ビニル系樹脂からなる接着剤層を設ける
ことによって、成形体に対する低温接着性が良好で且つ
耐水性に優れた画像が転写される。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートフィルム<X−45、東し
■製、厚み25μm)の表面に、アクリル樹脂系グラビ
アインキメジウム(昭和インク工業所(掬製)を塗布及
び乾燥させて厚み1μmの剥離層を形成した。その表面
にTg70℃及び分子量10,000の塩化ビニル/酢
酸ビニル系樹脂をバインダーとするグラビアインキ(昭
和インク工業所■製)を用いてグラビア印刷して厚さ2
μmの絵柄層を形成し、更にその表面にTg50℃、重
合度350の塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂を含むイン
キ(昭和インク工業所■製)を用いてグラビアコート方
式で厚さ1.5μmの接着剤層を形成し本発明の転写箔
を得た。
比較例1 実施例1において、接着剤層をTg70℃及び分子量i
o、oooの塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂をバインダ
ーとするグラビアインキメジウム(昭和インク工業所■
製)を用いて形成した他は実施例1と同様にして比較例
の転写箔を得た。
上記実施例及び比較例の転写箔を用い、200”Cx 
3m/m i n、 x l 5 K g/ cm (
圧力)の条件で風呂の蓋用塩化ビニル樹脂成形体の天面
に転写したところ、本発明の転写箔を用いた転写物は良
好な転写性と耐水性を有し且つ塩化ビニル樹脂成形体の
変形は発生しなかった。
これに対して比較例の場合には転写が不良で、転写絵柄
が容易に剥離した。又、比較例の転写箔を用いて転写条
件を230℃X3m/min、x15Kg/am(圧力
)とすると、転写性及び耐水性は良好であるが、被転写
体である塩化ビニル樹脂成形体が熱及び圧力によって漬
れて変形した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写箔の断面を図解的に示し、第2図
は上記転写箔を用いる転写方法を図解的に説明する図で
ある。 l:基材シート 2:剥離層 3:絵柄層 4:接着剤層 5;被転写材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材シートの一方の面に必要に応じて剥離層、塩
    化ビニル/酢酸ビニル系樹脂をバインダーとする絵柄層
    及び塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂からなる接着剤層を
    順次設けたことを特徴とする塩化ビニル樹脂成形体用転
    写箔。
  2. (2)絵柄層の塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂がTg6
    5〜80℃で且つ分子量が10,000〜30,000
    である請求項1に記載の転写箔。
  3. (3)接着剤層の塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂がTg
    45〜60℃で且つ重合度が300〜400である請求
    項1に記載の転写箔。
  4. (4)塩化ビニル樹脂成形体が風呂の蓋である請求項1
    に記載の転写箔。
JP3473490A 1990-02-15 1990-02-15 塩化ビニル樹脂成形体用転写箔 Pending JPH03239599A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05309807A (ja) * 1991-12-19 1993-11-22 Toppan Printing Co Ltd 転写箔
JPH06198824A (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 Dainippon Printing Co Ltd 塩化ビニル樹脂成形体からなる外装材用の転写シート
JPH0732718A (ja) * 1993-07-19 1995-02-03 Dainippon Printing Co Ltd 塩化ビニル系樹脂基材用転写箔
JP2010018025A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Dainippon Printing Co Ltd 転写材、転写材と被転写材との組合せ及び転写層の転写方法
JP4663067B2 (ja) * 2000-07-03 2011-03-30 株式会社クラレ 積層体

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