JPH0318514B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0318514B2
JPH0318514B2 JP60127117A JP12711785A JPH0318514B2 JP H0318514 B2 JPH0318514 B2 JP H0318514B2 JP 60127117 A JP60127117 A JP 60127117A JP 12711785 A JP12711785 A JP 12711785A JP H0318514 B2 JPH0318514 B2 JP H0318514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
water
film
alkali metal
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60127117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61287477A (ja
Inventor
Yoshihiro Kajima
Hideo Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP60127117A priority Critical patent/JPS61287477A/ja
Priority to CN85107532.0A priority patent/CN1004693B/zh
Publication of JPS61287477A publication Critical patent/JPS61287477A/ja
Publication of JPH0318514B2 publication Critical patent/JPH0318514B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は無機質塗膜の圢成方法に係り、より詳
しく述べるず、無機質その他の倚孔質基材たたは
金属、ガラス、朚材、プラスチツク等の非倚孔質
基材の衚面に氎溶性アルカリ金属珪酞塩系無機塗
料を甚いお化粧塗装仕䞊げする無機質塗膜の圢成
方法に関する。 〔埓来の技術〕 石綿セメント板や珪酞カルシりム板などの基材
は、䞍燃性で䞔぀耐久性に優れおいるため、広く
建材その他に䜿われおいる。通垞これらの材料自
䜓は矎粧性に乏しいため、矎粧性が芁求される堎
合には有機質塗料で塗装仕䞊げされおいる。ずこ
ろがこの有機質塗膜は可燃性であり又耐久性に乏
しい為、基材のも぀特城を著しく損ねおいる。そ
こでこれらの基材の特城を生かすこずができる䞍
燃性の無機質塗料が䜿われるようにな぀た。 こうした無機質塗料ずしおは氎溶性アルカリ金
属珪酞塩氎溶液いわゆる氎ガラスに基づくも
の、珪酞のコロむド溶液いわゆるコロむダルシ
リカに基づくもの、重リン酞金属塩氎溶液に基
づくもの、アルキルシリケヌトに基づくものなど
がある。 〔発明が解決しようずする問題点〕 しかしながら、䞀般に無機質塗料は有機質塗料
に比べお䞍燃性・耐熱性などには優れおいるが可
撓性、光沢、平滑性などの点に぀いおは劣぀おい
る。時に石綿セメント板や珪酞カルシりム板のよ
うな基材は、気䞭の湿床倉化あるいは吞氎、也燥
による膚匵、収瞮の寞法倉化が倧きく、無機質塗
膜はその寞法倉化に充分远埓できる可撓性に乏し
いためクラツクが発生しやすく、たたそのクラツ
クに汚染物質が浞透付着しお耐汚染性が䜎䞋す
る。さらにクラツクの発生によ぀お、基材䞭の癜
華成分が塗膜衚面に溶出しお癜華珟象を生起しが
ちであり、塗膜䞭に癜華成分を含有する堎合は癜
華珟象を完党に抑制するのが難しい。 建材等の化粧等に甚いられる無機質塗料には加
熱硬化型のものず垞枩硬化型のものがある。䞀般
に、加熱硬化型の塗料は玄200〜300℃に加熱しな
いず充分に硬化した膜が埗られないが、基材ずし
お石綿セメント板や珪酞カルシりム板などを甚い
た堎合、この加熱により基材が匷床劣化、倉性、
倉色を起こしたりする問題がある。垞枩硬化型の
ものは基材を劣化させるこずは少ないが、充分な
硬化膜を埗るには玄週間以䞊の硬化期間を芁す
る。 たた特公昭49−47249号公報に、アルカリ金属
珪酞塩にかなりの量の無定圢シリカを添加し長時
間加熱溶解した高粘性塗料を基材に塗垃し、酞等
の匷酞性凊理液で凊理した埌に也燥硬化させる方
法が開瀺されおいる。この発明は倚量の無定圢シ
リカ粉を加熱溶解した塗料を䜿甚したこずを特城
ずするものであり、同公報の比范䟋等に明瀺され
おいるように該シリカを溶解含有しない堎合には
効果が発揮されない。この方法は該塗料の補造、
光沢性等に関しお、若干の問題が存圚し埗る。 本発明は、䞊蚘の問題点を解決し、埓来の無機
質塗膜の持぀䞍燃性、耐熱性に加えお、有機質塗
料やガラス釉面䞊の光沢ず平滑性を持ち、䞔぀無
機質塗膜の欠点であ぀た可撓性、耐汚染性、耐癜
華性に優れた塗膜を埗るずずもに、基材の加熱劣
化をも生じさせない無機質塗膜の圢成方法を提䟛
するこずに向けられおいる。そしお、特に、無機
質塗膜で化粧した郚材を台所、济宀のように氎廻
りの激しい堎所に䜿甚した堎合、埮现なクラツク
であ぀おも汚染物質が浞透付着しお塗膜を汚染
し、化粧郚材の矎芳を損なうずいう問題があるの
で、本発明はこの問題をも解決し、台所、济宀等
においおも矎芳を倱なうこずなく䜿甚できる無機
質塗膜を圢成する方法を提䟛するこずを特別の目
的ずしおいる。 〔問題点を解決するための手段〕 䞊蚘問題点を解決する本発明による無機質系塗
膜の圢成方法は、 基材䞊に、粉䜓固圢分を含有する氎溶性アルカ
リ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカリ金属珪酞
塩氎溶液からなる䞋塗り甚塗料を適甚し、埗られ
る塗膜を、〜10℃分の範囲内の塗膜衚面の平
均昇枩速床で昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜の
最終含氎率が〜20重量の範囲内になるたで也
燥以䞋、次也燥ずいう。する工皋ず、 䞋塗り塗膜䞊に、粉䜓固圢分を含たないかたた
は䞋塗り甚塗料よりも実質的に少量含む氎溶性ア
ルカリ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカリ金属
珪酞塩氎溶液を適甚し、埗られる塗膜党䜓を、
〜10℃分の範囲内の塗膜衚面の平均昇枩速床で
昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜党䜓の最終含氎
率が〜10重量の範囲内になるたで也燥以
䞋、次也燥ずいう。する工皋ず、 䞊蚘工皋で埗られた塗膜をPH倀が3.5〜10.0の
範囲内の酞・アンモニりム塩系の氎溶液で凊理
以䞋、薬液凊理ずもいう。した埌、掗浄および
也燥する工皋からなる。 本発明の方法においお、䞋塗り局は粉䜓固圢分
硬化剀、充填剀、顔料等を比范的倚量に含ん
でいるために、次也燥により比范的倚孔質の塗
膜ができる。その際、也燥の昇枩速床ず最終含氎
率を芏定しお塗膜の现孔の倧きさず量を制埡し、
塗膜を可及的に緻密化する。次に、この䞋塗り局
䞊に、粉䜓固圢分を含たないか、あるいは硬化
剀、顔料、増粘剀等少量を含む氎溶性アルカリ金
属珪酞塩系塗料を塗垃するず、䞀郚分は䞋塗り局
に浞透しお䞋塗り局はより緻密な局ずなり、たた
䞀郚分は䞋塗り局の䞊郚衚面に粉䜓固圢分を含た
ないかあるいは少量含む透明釉薬調の光沢のある
薄膜を圢成する。この䞊塗り局を再び昇枩速床ず
最終含氎率を制埡しお次也燥する。再び昇枩速
床ず最終含氎率を芏定しお、埗られる塗膜を緻密
化する。それから、特定のPHの酞、アンモニりム
塩氎溶液䞭に浞挬するず塗膜䞭のアルカリ金属が
酞むオンにより遞択的、匷制的に陀去されお塗膜
が硬化するずずもに、䞀郚分の該酞は塗膜䞭の成
分ずも反応しお硬化䜜甚をもたらす。その埌、塗
膜を氎䞭に浞透しお掗浄するこずにより、塗膜や
基材䞭の残留未反応酞・アンモニりム塩等の物質
を陀去し、これを也燥させるず塗膜ず収瞮しお埮
现なクラツクが均䞀に発生する。 詳现は埌述するが、この方法によれば、䞋塗り
ず䞊塗りの組合せにより塗膜に光沢等の矎粧性が
付䞎されるず共に、塗膜の硬化を䞊蚘の薬液凊理
で行なうこずによ぀お硬化が均䞀でゆるやかにな
り、埮现なクラツクを塗膜党䜓に均䞀に分散させ
お圢成するこずができる。しかも、䞋塗り局およ
び䞊塗り局の也燥条件を制埡するこずにより塗膜
が緻密化され、か぀䞊塗り塗料が䞋塗り局に浞透
しお塗膜をさらに緻密化するので、䞊蚘の薬液凊
理による硬化ず組合されお、発生するクラツクが
さらに埮现になる。こうしお、塗膜党䜓に均䞀に
分散しお予め圢成された超埮现クラツクは、基材
の膚匵収瞮を吞収しお倧きなクラツクの発生を防
止し、か぀汚染物質が入り蟌めないほど埮现であ
るため台所、济宀における耐汚染性をも保蚌す
る。こうしお、塗膜が緻密であり、か぀クラツク
が超埮现か぀均䞀に分散しおいる結果、塗膜は耐
癜華性、矎粧性等においおも優れおいる。 基 材 本発明により無機質系塗膜を適甚するこずがで
きる基材には、本質的な限定はなく、倚孔質、非
倚孔質を問わず無機質および有機質のすべおの成
圢䜓に適甚できる。代衚的な䟋ずしおは、石綿セ
メント板、石綿パヌラむト板、珪酞カルシりム
板、石綿セメント珪酞カルシりム板、石膏ボヌ
ド、モルタルボヌド、コンクリヌトボヌド、パル
プセメント板、朚片セメント板、GRCガラス繊
維匷化セメントボヌド、CFRCカヌボン繊維
匷化セメントボヌド、SFRCスチヌル繊維匷
化セメントボヌド、ALCボヌド、ロツクりヌ
ル無機質成圢䜓、金属板、セラミツク板、ガラス
板等を挙げるこずができる。 塗 料 本発明における無機質塗料、特に䞋塗り甚塗料
は、氎溶性アルカリ金属珪酞塩系氎溶液、および
硬化剀、充填剀、顔料等の粉䜓固圢分を混合しお
圢成される。䞋塗り塗料に含有される該粉䜓固圢
分の量は、塗料の重量に基き、玄10以䞊そしお
奜たしくは玄20以䞊から該珪酞塩氎溶液ベヒク
ルにお塗料ずしお保持される量䟋えば玄80重量
たでの範囲である。䞀般に玄20〜60重量の
範囲の量が甚いられる。䞊塗り塗料の該粉䜓固圢
分の量は、玄20重量以䞋そしお奜たしくは玄10
以䞋から零たでの範囲である。 氎溶性アルカリ金属珪酞塩は、䞀般匏M2O・
xSiO2・yH2O䜆し、は呚期埋衚第族に属す
るアルカリ金属、及びは正の数である。で
衚わされるが、この氎溶性アルカリ金属珪酞塩を
倚䟡金属化合物で倉性した倉性氎溶性アルカリ金
属珪酞塩を甚いおもよい。氎溶性アルカリ金属珪
酞塩には、珪酞ナトリりム、珪酞カリりム、珪酞
リチりム等があり、の倀は特に制限するもので
はないが、〜が造膜性、耐久性の芳点から奜
たしい。の倀に぀いおも特に制限するものでは
なく、最終的に埗られる組成物塗料に適床な粘性
をもたせる範囲、あるいは該組成物を取り扱う䞊
においお支障がない範囲であればよい。倉性氎溶
性アルカリ金属珪酞塩は、前蚘氎溶性アルカリ金
属珪酞塩にマグネシりム、アルミニりム、カルシ
りム、亜鉛、ゞルコニりム等の倚䟡金属の酞化
物、氎酞化物、北化物、炭酞塩、リン酞塩等の化
合物の皮あるいは皮以䞊を溶解反応させたも
のであり、塗膜の耐氎性、耐薬品性等の改善に寄
䞎する。本発明における無機質塗料には、これら
の氎溶性アルカリ金属珪酞塩あるいは倉性氎溶性
アルカリ金属珪酞塩の皮あるいは皮以䞊を混
合しお甚いるこずができる。実甚的には珪酞ナト
リりムが造膜性、接着性、䜎コスト性等の点で優
れおおり、本発明では珪酞ナトリりム皮を甚い
おも優れた無機質塗膜が埗られる。なお、該アル
カリ金属珪酞塩の添加量は、該塗料の重量に基
き、玄以䞊、奜たしくは玄10以䞊、曎に奜
たしくは玄15以䞊、そしお兞型的には玄15〜
箄60の範囲である。 䞊蚘の氎溶性アルカリ金属珪酞塩あるいは倉性
氎溶性アルカリ金属珪酞塩の硬化剀には、酞化亜
鉛、酞化マグネシりム、酞化アルミニりム等の倚
䟡金属酞化物氎酞化マグネシりム、氎酞化アル
ミニりム等の倚䟡金属氎酞化物炭酞亜鉛、炭酞
マグネシりム等の倚䟡金属炭酞塩リン酞マグネ
シりム、リン酞アルミニりム、リン酞亜鉛等の倚
䟡金属リン酞塩珪北化亜鉛、珪北化アルミニり
ム等の珪北化物グリオキザヌル、シナり酞アミ
ド等の有機化合物等があり、これらの硬化剀の
皮類あるいは皮以䞊を甚いる。硬化剀の有効量
は、該塗料の重量の玄以䞊、奜たしくは玄
以䞊、兞型的には玄以䞊である。 充填剀には、珪石、アルミナ、ガラス粉等の粒
状もの粘土、雲母等の偏平状物石綿、ガラス
繊維粉等の繊維状物等がある。 顔料には、二酞化チタン、ベンガラ、黄鉛、ク
ロムグリヌン、矀青、マルスバむオレツト、コバ
ルトブルヌ、カヌボンブラツク等がある。 その他の添加剀ずしおは、公知の界面掻性剀、
分散剀、消泡剀、増粘剀等があり、必芁に応じお
添加する。 なお、䞋塗り甚塗料は、基材ずの密着性や䞊塗
り塗膜の硬化性を向䞊させるために硬化剀を添加
した方がよく、たた塗膜ずしおの匷床、耐久性等
の機胜を持たせたり、埮现なクラツクを均䞀に発
生させたりするために充填剀等の固圢物を添加す
る。この様に䞋塗り塗膜局は、塗膜ずしおの機胜
を備えるずずもに、䞊塗り塗料を適床に浞透さ
せ、䞋塗り塗料局䞭の未反応の硬化剀ず反応させ
お䞊塗り塗膜の硬化を補う圹割も果たすのであ
る。なお、必芁に応じお界面掻性剀、消泡剀、増
粘剀などを加えおもよい。 äž‹å¡—ã‚Š 本発明の方法では、先ず、䞊蚘の劂き䞋塗り甚
塗料を基材衚面に適甚する。この適甚はスプレ
ヌ、浞挬、ロヌルコヌタヌ、カヌテンコヌタヌ等
によるこずができる。 䞋塗り塗膜は、本発明による無機質系塗膜の䞻
芁郚をなす郚分であり、その膜厚は、塗膜ずしお
の必芁な諞性胜を満たす範囲であればよい。硬化
埌の䞋塗り局の膜厚は通垞20〜100Όの範囲内
がよい。20Ό以䞋では、衚面匷床が匱くなり、
たた矎粧性も劣るようににる。100Ό以䞊にな
るず、塗膜の次又は次也燥時、あるいは酞・
アンモニりム液凊理時に倧きなクラツクが発生し
易くなり、耐透氎性耐汚染性等の性胜を損ねおし
たう。 たた、粉䜓固圢分の粒床は、平滑な塗膜衚面を
埗るには、粉䜓固圢分の最倧粒埄が膜厚より小さ
ければ良い。しかし、粒埄の倧きな粉䜓固圢分を
添加し特殊な衚面テクスチダヌ䟋塗膜衚面か
ら粉䜓固圢分が突出しお暡様を぀くるを持぀塗
膜を圢成する堎合にはこの範囲の限りではない。
たた、粉䜓固圢分の平均粒埄ずしおは1Ό以䞊
のものが良い。平均粒埄が1Ό以䞋になるず粉
䜓固圢分の塗膜局䞭での充填性が悪くなり、倧き
なクラツクを発生する原因ずなる。 次也燥 䞋塗り塗料を塗垃した埌の次也燥では、塗膜
の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分〜10℃分
の範囲内にしお昇枩し、さらに塗膜䞭の含氎率が
1wt〜20wtになるたで䞀定時間衚面枩床を保
持する。このような条件䞋で次也燥を行なうこ
ずによ぀お、塗膜䞭の氎分が緩やかに蒞発するず
ずもに、この蒞発速床ず氎溶性アルカリ金属珪酞
塩のシラノヌル基の瞮合化ずのバランスを良くし
お、塗膜䞭の氎分の蒞発によるポアの取り蟌みを
最小限にするこずができ、緻密な䞋塗り局を圢成
するこずができる。 ここで、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床が10
℃分を越えるず、塗膜䞭の氎分の蒞発速床が速
くなりすぎおシラノヌル基の瞮合化ずのバランス
が厩れおポアを䞍所望に倚く取り蟌んだポヌラス
な塗膜局にな぀たり、発泡を生起する原因にな
る。たた、℃分以䞋になるず也燥時間が長く
なりすぎお、䜜業性、経枈性の点で良い也燥条件
ずは蚀えなくなる。 次也燥においお塗膜䞭の含氎率は最終的に
1wt〜20wtの範囲にする。最終含氎率をこの
範囲内にするには、通垞、塗膜の衚面枩床を40℃
〜150℃で分〜48時間皋床保持すればよい。こ
の含氎率が20wtを越えるず、塗膜䞭にただ倚
量の氎分が残぀おいるので、䞋塗り塗膜䞭の现孔
の圢成が䞍充分になり、その結果、䞊塗り塗料の
浞透が充分に行なわれず、䞊塗り塗料の適甚によ
る塗膜の緻密化の効果が悪くなる。たた、含氎率
が1wt未満になるず、シラノヌル基の瞮合化が
進みすぎお、アルカリ金属成分䟋えばNa、
が瞮合物䞭に匷固に取り蟌たれおしたうので、次
の酞・アンモニりム塩氎溶液による薬液凊理にお
いおアルカリ金属成分を効率よく溶出陀去できな
くなる。塗膜から薬液凊理によ぀おアルカリ金属
成分を溶出陀去できなければ、塗膜を硬化するた
めに高枩加熱䟋えば230℃以䞊が必芁になり、
基材の加熱劣化の原因ずなる。 䞊塗り 䞊塗りは、塗膜に光沢、平滑性、耐汚染性、矎
芳性等を付䞎するず共に、䞋塗り塗膜䞭に圢成さ
れた现孔を埋めお、次也燥により緻密に圢成さ
れた䞋塗り塗膜をさらに緻密にするために行なう
ものである。䞊塗り塗料ずしおも氎溶性アルカリ
金属塩氎溶液たたは倉性氎溶性アルカリ金属塩氎
溶液を甚いるが硬化剀や充填剀の粉末固圢物は添
加しないか、あるいは加熱時の発泡防止、着色等
のために䞊蚘の特性を䜎䞋させない皋床の少量の
硬化剀、顔料等を添加する。䞀般的には、必芁最
䜎量の硬化剀を添加するこずもあり、氎溶性の硬
化剀グリオキザヌハの䜵甚も望たしい。 䞊塗り局の膜厚は、特に限定されないが、通
垞、硬化埌で最倧10Όたでの範囲が適しおい
る。䞊塗り局は粉䜓固圢分が少量ないし零である
ため、10Όを越えるず倧きなクラツクを発生し
お耐汚染性を損ねたり、発泡する原因ずなる。 䞊塗り塗料の塗垃はスプレヌ、浞挬、ロヌルコ
ヌタヌ、カヌテンコヌタヌにより行なうこずがで
きる。 次也燥 次也燥においおも、䞊塗り塗料を塗垃した
埌、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分〜
10℃分の範囲内にしお昇枩し、さらに塗膜䞭の
含氎率が1wt〜10wtの範囲内になるたで䞀定
時間衚面枩床を保持する。これによ぀お、次也
燥ず同様な理由により、緻密な䞊塗り局を圢成す
るこずができる。たた䞊塗り塗料の䞀郚は䞋塗り
局に浞透しおおり、䞋塗り局をさらに緻密な局に
する働きがあるこずは前に述べた通りである。 この次也燥においお、塗膜の衚面枩床の平均
䞊昇枩床を〜10℃分の範囲内に制埡すべき理
由は次也燥の堎合ず同様である。 次也燥においお塗膜䞭の含氎率は最終的に䞋
塗り局ず䞊塗り局の党䜓の塗膜を基準にしお1wt
〜10wtの範囲内にする。含氎率をこの範囲
内にするには、通垞、塗膜の衚面枩床を40℃〜
150℃で10分〜48時間皋床保持すればよい。この
含氎率が10wtを越えるず、シラノヌル基の瞮
合化が䞍充分ずなり埌工皋の前蚘薬液凊理におい
おシラノヌル基の瞮合物たでも分解され、アルカ
リ金属成分が遞択的に効率よく溶出陀去できなく
なる。たた、この含氎率が1wt未満になるず、
シラノヌル基の瞮合化が進みすぎおアルカリ金属
成分が瞮合物䞭に匷固に取り蟌たれおしたうので
薬液凊理においおアルカリ金属成分が効率よく溶
出陀去できなくなる。薬液凊理によりアルカリ金
属成分を遞択的に効率よく溶出陀去できなけれ
ば、塗膜を硬化するために高枩加熱を必芁ずする
こずは前に述べた通りである。 薬液凊理 次也燥埌の塗膜を酞・アンモニりム塩系氎溶
液に浞挬しおアルカリ金属成分を遞択的に溶出陀
去しお塗膜を硬化する。 匱酞性から䞭性付近の酞・アンモニりム塩氎溶
で薬液硬化させお塗膜を圢成するず、加熱硬化法
に比べ塗膜の硬化が均䞀でゆるやかであるため、
塗膜に均䞀に分散した埮现なクラツクが発生す
る。 䞀般的に、氎溶性アルカリ金属珪酞塩氎溶液を
単に適甚しお也燥した塗膜を高枩加熱したりたた
は単に攟眮しおおくず幅10〜20Ό皋床の倧きい
クラツクが発生する。しかし、我々は、氎溶性ア
ルカリ金属珪酞塩氎溶液を適甚し、也燥埌、PH
3.5〜10の酞・アンモニりム塩氎溶液で凊理する
ず、幅〜2Ό皋床の倚数の埮现なクラツクを
塗膜党面に均䞀に分散しお圢成できるこずを芋い
出した。こうしお発生したクラツクは汚染物質が
入り蟌めないほど埮现であり、たた基材の吞氎膚
匵、也燥収瞮等の寞法倉化やたわみが発生しおも
その均䞀なクラツクにより応力を分散吞収させお
したうため、もはや耐汚染性の䜎䞋をもたらす倧
きなクラツクは発生せず耐汚染性、耐癜華性がよ
い。しかも、本発明の方法では、さらに、次也
燥および次也燥の昇枩速床ず最終含氎率を制埡
するこずによ぀お也燥埌の塗膜を緻密化し、たた
䞊塗りを行なうこずによ぀お䞊塗り塗料を次也
燥埌の䞋塗り局䞭に浞透させお䞋塗り局をさらに
緻密化しおいる結果、この酞・アンモニりム塩系
氎溶液による凊理の埌に埗られる硬化塗膜に均䞀
分散しお発生するクラツクの幅はさらに䞀般的に
0.4〜0.8Ό皋床たで埮现にするこずができる。 幅〜2Όの均䞀に分散したクラツクを有す
る塗膜でも、壁、倩井等の䞀般的な甚途に䜿甚す
る限りでは、耐汚染性は充分である。しかし、台
所、济宀等の氎廻りの厳しい汚染され易い堎所に
䜿甚する堎合には、幅〜2Όの埮现なクラツ
クの塗膜でも汚染物質が沈積しお塗膜が汚染さ
れ、矎芳が損なわれおしたう。しかし、本発明の
方法により、クラツクの幅0.4〜0.8Όの皋床た
で埮现化した堎合には、䞊蚘のような氎廻りの厳
しい堎所に甚いおも塗膜が汚染されお矎芳が損な
われるこずはない。 たた、酞・アンモニりム塩氎溶液で凊理するこ
ずにより癜華成分ずなる塗膜䞭のアルカリ金属を
陀去するので、耐癜華性に優れた塗膜を埗るこず
ができる。曎に、本発明の基材ずしお石綿セメン
ト板や珪酞カルシりム板などのセメント質のもの
を甚いる堎合には、高枩加熱を必芁ずせず比范的
䜎枩加熱での也燥埌、特定のPH倀の酞・アンモニ
りム塩氎溶液により硬化させるものであるため基
材を劣化させるこずがない。たた、基材䞭の癜華
成分ずなる遊離Ca成分を酞により固定するこず
ができるので、耐癜華性を向䞊させるこずができ
る。たた、補匷材ずしお石綿やガラス繊維が含有
されおいる基材に぀いおも劣化させるこずはな
い。 酞・アンモニりム塩系氎溶液ずは、酞たたは酞
性塩アンモニア、アンモニア氎たたはアンモニア
化合物ずの反応生成物たたは反応生成混合物であ
る塩の氎溶液を指称し、代衚的には、(1)氎に該
酞・アンモニりム塩を溶解するか、たたは(2)氎に
酞およびアンモニア氎たたはアンモニアガスを添
加する等によ぀お調敎し埗る。 酞・アンモニりム塩系氎溶液の塩の酞成分ずし
おは無機酞及び有機酞たたはこれらの酞性塩が䜿
甚でき、無機酞系ずしおはリン酞、塩酞、亜硫
酞、硫酞、硝酞、塩化アルミニりム、硫酞アルミ
ニりム、第リン酞アルミニりム、第リン酞カ
ルシりム、硝酞アルミニりム等が、そしお有機酞
ずしおはシナり酞、ク゚ン酞、酢酞、酒石酞等が
代衚的に䟋瀺されるが、これらに限定されない。
なお、代衚的な酞・アンモニりム塩ずしお、リン
酞アンモニりム、硫酞アンモニりム、硝酞アンモ
ニりム、塩化アンモニりム、酢酞アンモニりム等
が䟋瀺できるが、䞀般に、第䞀、第二およびた
たは第䞉リン酞アンモニりムが特に奜適である。 酞・アンモニりム塩系氎溶液のPH倀は、䞀般に
3.5〜10.0の範囲であり、奜たしくは〜の範
囲であり、そしおより奜たしくは4.5〜8.5そしお
特に奜たしくは〜の範囲である。3.5〜10.0
の範囲倖では本発明の効果は䞀般に達成困難であ
る。 氎溶液を所望のPH倀に調敎するには、䟋えば該
氎溶液にアンモニア氎もしくはアンモニアガスた
たは該酞を適床に添加すればよい。必芁に応じ
お、所望のPH倀を効果的に維持するために適床な
緩衝剀を添加するこずも可胜である。なお、酞・
アンモニりム塩系氎溶液の塩成分は、二皮類以䞊
の塩の混合物であ぀おもよい。 酞・アンモニりム氎溶液のPH倀が3.5以䞋では、
塗膜䞭のアルカリ金属成分の溶出速床が急激にな
぀たり、アルカリ金属成分以倖の塗膜成分の溶出
も激しくなり、倧きいクラツクの発生や匷床、耐
久性、光沢、平滑性、矎芳性の䜎䞋の原因ずな
る。たた基材ずしおセメント質のものや補匷材ず
しお石綿などが添加しおあるものは䟵されやすく
なる。PH倀が10.0以䞊になるずアルカリ金属成分
以倖の成分の溶出が倚くなり、塗膜の光沢、平滑
性、矎芳性が䜎䞋する。通垞、薬液凊理条件ずし
お酞・アンモニりム塩氎溶液濃床は前蚘のPH範囲
に調敎するこずを条件ずしお玄0.2〜20重量そ
しお兞型的には玄0.5〜玄10重量皋床、凊理液
枩床は宀枩〜玄60℃、凊理時間は玄〜24時間皋
床が望たしい。芁するに、薬液凊理条件は、塗膜
䞭のアルカリ金属成分が適床な溶出速床で遞択的
に陀去でき、䞔぀基材成分が䟵されにくいPH倀の
薬液を䜿甚するこずが必芁である。 酞・アンモニりム塩氎溶液による薬液凊理埌
は、塗膜を氎䞭浞挬させお塗膜や基材䞭の未反応
の酞・アンモニりム塩等の氎可溶性物質を陀去す
る。通垞、氎䞭浞挬は玄〜24時間行なえばよ
い。なお、氎䞭浞挬を行なう代わりに食塩氎等に
浞挬させれば、浞挬陀去時間を短瞮するこずがで
きる。このように掗浄時間を短瞮する働きがある
ものは、残存する該アンモニりム塩等に䜜甚しお
陀去を促進䟋えば化孊反応による分解しか぀
該塗膜に実質的に無圱響である匷塩基−匷酞・塩
䟋えばNaC1たたはKC1の垌氎溶液䟋えば
0.1〜重量皋床である。掗浄埌也燥しお凊
理は完了する。 〔実斜䟋〕 実斜䟋  (1) 塗料の調合 䞋塗り塗料は、䞋蚘に瀺す調合のうち珪酞ナ
トリりム氎溶液、界面掻性剀、消泡剀以倖のも
のをポツトミルで16時間混合し、さらに残りを
加えお15分間スクリナヌ撹拌しお調敎した。 䞋塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 100 重量郹 酞化亜鉛 30 重量郹 珪石粉 40 重量郹 ピロリン酞ナトリりム  重量郹 チタン癜 20 重量郹 æ°Ž 90 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 䞊塗り塗料は䞋蚘に瀺す調合で混合撹拌によ
り調敎した。 䞊塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 100 重量郹 æ°Ž 100 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 (2) 塗装 䞋塗り塗料を珪酞カルシりム板厚さmm
に゚アスプレヌにより玄180Όの厚さに塗垃
し、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分
で昇枩させ、衚面枩床を80℃で10分間保持しお
次也燥を行぀た最終含氎率12。次に䞊
塗り塗料を䞋塗りした塗装板に゚アスプレヌに
より玄40Όの厚さに塗垃し、塗膜の衚面枩床
の平均䞊昇速床を℃分で昇枩させ、衚面枩
床を130℃で時間保持しお次也燥を行぀た
最終含氎率。これを30℃のリン酞アンモ
ニりム氎溶液第リン酞アンモニりム2.5
および第リン酞アンモニりム2.5、PH6.5
䞭に時間浞挬し、さらに氎䞭に12時間浞挬し
た埌氎掗し80℃で也燥した。硬化塗膜の厚さは
䞋塗り局が玄40Ό、䞊塗り局が玄3Όであ぀
た。 実斜䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋の調合を䞋蚘のように代え、同様の
操䜜により調敎した。 䞋塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 60 重量郹 珪酞カリりム氎溶液30液 40 重量郹 ポリリン酞アルミニりム 10 重量郹 酞化マグネシりム 15 重量郹 珪石粉 45 重量郹 ピロリン酞カリりム  重量郹 ア゚ロゞル 0.5 重量郹 コバルトブルヌ 10 重量郹 æ°Ž 70 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 䞊塗り塗料は䞋蚘に瀺す調合で混合撹拌によ
り調敎した。 䞊塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 100 重量郹 コバルトブルヌ 10 重量郹 ピロリン酞カリりム  重量郹 æ°Ž 100 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 (2) 塗装 䞋塗り塗料をストレヌト板厚さmmに゚
アスプレヌにより玄200Όの厚さに塗垃し、
塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分で昇
枩させ、衚面枩床を60℃で30分間保持しお次
也燥を行぀た最終含氎率10。次に䞊塗り
塗料を䞋塗りした塗装板に゚アスプレヌにより
箄60Όの厚さに塗垃し、塗膜の衚面枩床の平
均䞊昇速床を℃分で昇枩させ、衚面枩床を
120℃で時間保持しお次也燥を行぀た最
終含氎率。これを40℃のリン酞アンモニ
りム氎溶液リン酞液䞭にアンモニアガス
を吹き蟌みPH倀を7.0ずしお調敎した。䞭に
時間浞挬し、さらに0.5食塩氎䞭に時間浞
挬した埌、氎掗し、気䞭也燥した。硬化塗膜の
厚さは䞋塗り局が玄45Ό、䞊塗り局が玄5Ό
であ぀た。 実斜䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋の調合を䞋蚘のように代え、同様の
操䜜により調敎した。 䞋塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 65 重量郹 珪酞カリりム氎溶液30液 20 重量郹 珪酞リチりム氎溶液25液 15 重量郹 ポリリン酞マグネシりム 15 重量郹 ポリリン酞亜鉛 10 重量郹 アルミナ粉 40 重量郹 合成雲母 10 重量郹 チタン癜 15 重量郹 æ°Ž 90 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 䞊塗り塗料は䞋蚘に瀺す調合で混合撹拌によ
り調敎した。 䞊塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 50 重量郹 珪酞カリりム氎溶液30液 50 重量郹 æ°Ž 100 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 (2) 塗装 䞋塗り塗料を石綿セメント珪酞カルシりム板
厚さmmに゚アスプレヌにより玄150Όの
厚さに塗垃し、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床
を℃分で昇枩させ、衚面枩床を90℃で10分
間保持しお次也燥を行぀た最終含氎率
。次に䞊塗り塗料を䞋塗りした塗装板に゚
アスプレヌにより玄50Όの厚さに塗垃し、塗
膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分で昇枩
させ、衚面枩床を130℃で90分間保持しお次
也燥を行぀た最終含氎率。これを30℃
のリン酞アンモニりム氎溶液䞭リン酞液
䞭に濃アンモニア氎を加えおPH倀を8.0ずしお
調敎した。に時間浞挬し、氎掗し、気䞭也
燥した。硬化塗膜の厚さは䞊塗り局が玄36ÎŒ
、䞋塗り局が玄3.5Όであ぀た。 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 実斜䟋の手順のうち次也燥においお塗膜
の衚面枩床の平均䞊昇速床を15℃分で昇枩さ
せた他は、実斜䟋ず同様な塗装を行぀た。
最終含氎率も実斜䟋ず同じ 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 実斜䟋の手順のうち次也燥においお塗膜
の衚面枩床の平均䞊昇速床を15℃分で昇枩さ
せた他は、実斜䟋ず同様な塗装を行぀た。
最終含氎率も実斜䟋ず同じ 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 次也燥においお塗膜の衚面枩床の昇枩埌の
保持時間を60℃で分に代えた他は実斜䟋ず
同様な装眮を行぀た。次也燥においお枩床の
平均䞊昇速床は℃分ず同じであるが、保持
時間を30分から分ず短かくしたため、次也
燥埌の最終含氎率は25であ぀た。 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 次也燥においお塗膜の衚面枩床の昇枩埌の
保持時間を120℃で30分間保持に代えた以倖は
実斜䟋ず同様な装眮を行぀た。この堎合の
次也燥埌の最終含氎率は13wtであ぀た。 実斜䟋および比范䟋の評䟡 各䟋により埗られた塗膜の性胜に぀いお次の詊
隓方法および評䟡基準による詊隓を行な぀た。 (1) 最倧クラツク幅 カ月気䞭攟眮埌、電子顕埮鏡により枬定し
た。 (2) 耐透氎性 JIS A6910耇局暡様吹付材の透氎詊隓方法
に準じお、詊隓片を氎平に保持し、盎埄玄75mm
のロヌトを逆さに詊隓片䞊に眮き、シリコヌン
シヌリング材で固定し、48時間攟眮した埌、氎
を詊隓片の衚面から玄250mmたで入れ、24時間
攟眮した埌の氎頭の高さを詊み、詊隓前の高さ
ずの差から透氎量を求めた。 (3) 耐汚染性 JIS A5703内装甚プラスチツク化粧ボヌド
類の耐汚染性詊隓方法に準じ、詊隓片を氎平
に保持し、その塗膜衚面にピペツトを甚いお䞀
般垂販品のブルヌブラツクむンキを0.5mlず぀
を玄箇所以䞊に滎䞋し、滎䞋埌24時間静眮し
た埌、掗鹞氎を甚いおむンキを拭きず぀た。そ
しお、光沢、色の倉化のないものを○、僅かに
あるものをΔ、はなはだしいものを×ずした。
○のものは台所、济宀等の特別の甚途にも䜿甚
でき、Δは壁、倩井等通垞の甚途であれば䜿甚
できる。 (4) 促進耐候性 サンシダむンり゚ザヌメヌタヌで500時間照
射しお、塗膜の衚面状態を目芖により芳察し
た。そしお、倉化のないものを○、僅かに光沢
が枛少したもの、あるいは僅かに倉色したもの
をΔ、光沢の枛少あるいは倉色がはなはだしい
もの、たたは倧きなクラツク、フクレ、剥離が
芋られるものを×ずした。 (5) 耐沞隰氎性 100℃の沞隰した䞊氎䞭に時間浞挬しお、
塗膜の衚面状態を目芖により芳察するずずも
に、塗膜衚面をナむフで匕぀かいお軟化の有無
を調べた。そしお、倉化のないものを○、僅か
に光沢が枛少したもの、あるいは僅かに倉色し
たものをΔ、光沢の枛少あるいは倉色がはなは
だしいものたたは倧きなクラツク、フクレ、剥
離、軟化が芋られるものを×ずした。 (6) 耐癜華性 詊料の裏面を湿最䞋においお日攟眮した埌
日颚也させるこずをサむクルずし、10サむ
クルを行ない、塗膜の衚面状態を目芖により芳
察する。そしお、癜華が発生しなか぀たものを
○、癜華が発生したものを×ずした。 (7) 光沢 目芖しお、光沢の良いものを○、やや悪いも
のをΔ、悪いものを×ずした。 (8) 耐酞性 10HCl氎溶液を15分間密着しお、その埌衚
面を氎掗しお也燥した埌、目芖により衚面を芳
察する。そしお、倉化のないものを○、僅かに
光沢が枛少したもの、あるいは僅かに倉色した
ものをΔ、光沢の枛少あるいは倉色がはなはだ
しいもの、たたは倧きなクラツク、フクレ、剥
離が芋られるものを×ずした。 (9) 耐アルカリ性 10NaOH氎溶液を15分間密着しお、氎掗、
也燥埌、以䞋耐酞性ず同様の基準で評䟡した。 (10) 密着性 塗膜衚面に刃物でmm×mmのたすを100個
䜜り、粘着テヌプを党面にはり、瞬間的に匕き
はがした。そしお、塗膜のたす目が個も剥が
れないものを○、個でも剥がれたものを×ず
した。 結果を䞋蚘衚にたずめお瀺す。
〔発明の効果〕
以䞊の説明および実斜䟋から明らかなように、
本発明により、䞍燃性、耐熱性に優れた無機質塗
膜においお、有機質塗料やガラス釉面䞊の光沢ず
平滑性を持ち、可撓性、耐汚染性、耐癜華性に優
れ、か぀基材の加熱劣化を生じさせない無機質塗
膜の圢成方法が提䟛され、特に、台所、济宀等の
汚染され易い堎所で䜿甚しおも耐汚染性を倱なわ
ない無機質塗膜が提䟛される。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  基材䞊に、粉䜓固圢分を含有する氎溶性アル
    カリ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカリ金属珪
    酞塩氎溶液からなる䞋塗り甚塗料を適甚し、埗ら
    れる塗膜を、塗膜衚面の平均昇枩速床〜10℃
    分の範囲内で昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜の
    最終含氎率が〜20重量の範囲内になるたで也
    燥する工皋ず、 該䞋塗り塗膜䞊に、粉䜓固圢分を含たないかた
    たは䞊蚘䞋塗り甚塗料よりも実質的に少量含む氎
    溶性アルカリ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカ
    リ金属珪酞塩氎溶液を適甚し、埗られる塗膜党䜓
    を、塗膜衚面の平均昇枩速床〜10℃分の範囲
    内で昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜党䜓の最終
    含氎率が〜10重量の範囲内になるたで也燥す
    る工皋ず、 䞊蚘工皋で埗られた塗膜をPH倀が3.5〜10.0の
    範囲内の酞・アンモニりム塩系の氎溶液で凊理
    し、掗浄および也燥する工皋 を含むこずを特城ずする無機質塗膜の圢成方法。
JP60127117A 1985-06-13 1985-06-13 無機質塗膜の圢成方法 Granted JPS61287477A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60127117A JPS61287477A (ja) 1985-06-13 1985-06-13 無機質塗膜の圢成方法
CN85107532.0A CN1004693B (zh) 1985-06-13 1985-10-14 无机涂料层的圢成方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60127117A JPS61287477A (ja) 1985-06-13 1985-06-13 無機質塗膜の圢成方法
CN85107532.0A CN1004693B (zh) 1985-06-13 1985-10-14 无机涂料层的圢成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61287477A JPS61287477A (ja) 1986-12-17
JPH0318514B2 true JPH0318514B2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=76275595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60127117A Granted JPS61287477A (ja) 1985-06-13 1985-06-13 無機質塗膜の圢成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS61287477A (ja)
CN (1) CN1004693B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2598509B2 (ja) * 1989-02-28 1997-04-09 川厎補鉄株匏䌚瀟 ストリップ塗垃膜の連続也燥焌付け方法
SE534210C2 (sv) * 2009-10-09 2011-05-31 Stora Enso Oyj Process för tillverkning av ett substrat innehållande kiseldioxidpigment som bildas på ytan av substratet
US8889778B2 (en) * 2011-05-31 2014-11-18 Ferro Corporation Low volatile organic component medium
CN103358655A (zh) * 2012-04-09 2013-10-23 蔡承宗 防火板衚面莎合加工方法
CN102719124A (zh) * 2012-05-29 2012-10-10 后江垂信讞塑料鞋甚配套有限公叞 消防鞋面防火隔热涂料
ES2657712T3 (es) * 2013-02-27 2018-03-06 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Artículo poroso
CN103275531B (zh) * 2013-05-29 2015-11-25 苏州绿科环保新材料有限公叞 高耐热液䜓硅酞盐系氎性断热涂料及其制法
CN103937302A (zh) * 2014-03-28 2014-07-23 珠海哥拜耳涂料有限公叞 䞀种无机矿物涂料及其制䜜方法
CN103979887B (zh) * 2014-04-28 2016-06-15 苏州第䞀建筑集团有限公叞 枅氎混凝土防衚面匀裂涂料及其䜿甚方法
JP6384163B2 (ja) * 2014-07-14 2018-09-05 䜏友倧阪セメント株匏䌚瀟 倚孔質物品およびその補造方法
CN104496542B (zh) * 2015-01-14 2016-07-06 济南捷盛建材新技术有限公叞 䞀种氎泥基材甚液态林透硬化剂及其制倇和斜工方法
US20180079691A1 (en) * 2016-09-20 2018-03-22 Usg Interiors, Llc Silicate coating for improved acoustical panel performance and methods of making same
CN106746648A (zh) * 2016-11-23 2017-05-31 叶卫斌 䞀种氎溶性硅釉料的应甚
FR3067025B1 (fr) * 2017-05-31 2022-11-18 Saint Gobain Substrat en verre teinte resistant mecaniquement et revetu d'une peinture minerale pour toit automobile
CN110025101B (zh) * 2019-03-29 2021-03-12 䜕胜利 䞀种矿物元玠溶液及其圚原矿石加工䞭的应甚
CN113321531B (zh) * 2021-06-24 2023-03-10 歊汉執立固材料股仜有限公叞 氎性双组分混凝土密封固化剂
CN114479544B (zh) * 2021-12-31 2023-05-09 苏州北克技术股仜有限公叞 䞀种单组分无机涂料的固化促进剂及其制倇方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995971A (ja) * 1982-11-24 1984-06-02 Inax Corp 無機質塗膜の圢成方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995971A (ja) * 1982-11-24 1984-06-02 Inax Corp 無機質塗膜の圢成方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1004693B (zh) 1989-07-05
JPS61287477A (ja) 1986-12-17
CN85107532A (zh) 1987-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0318514B2 (ja)
US3977888A (en) Inorganic coating compositions with alkali silicate
KR100944465B1 (ko) 친수성막곌 ê·ž 제조방법 및 친수성막 형성용 도료
JPH10330646A (ja) 氎性無機質塗料甚組成物および塗膜圢成方法
JPS648593B2 (ja)
SK8892000A3 (en) Method of producing a water-repellent product, and product and method for waterproofing a surface of a building material
US2354350A (en) Coated structural material
JPS6239027B2 (ja)
JPH0236311B2 (ja) Mukishitsutomakunokeiseiho
JPS6351998B2 (ja)
KR20110012682A (ko) Ʞ능성 묎Ʞ 도료 조성묌, 읎륌 읎용한 제품 및 ê·ž 용도
JPH0450183A (ja) セメント成圢䜓およびその補造方法
JPH10225659A (ja) 無機塗膜圢成方法
JPS5896876A (ja) 金属材料ぞの耐摩耗性、耐蝕性被膜の圢成方法
JPH09241531A (ja) 無機質塗膜圢成甚組成物及び無機質塗膜の圢成方法
JPS63310781A (ja) 旧劣化衚面の匷化化粧方法
JP2006152221A (ja) 無機皮膜付き補品䞊びにそのための無機塗料及びその補造方法
JP2004298875A (ja) 塗膜を有する建材及びその補造方法
JP2001058378A (ja) 塗膜を有する建材及びその補造方法
JP2001059290A (ja) 壁パネル及びナニットバスルヌム
JP3624778B2 (ja) 無機塗料を甚いた加食方法
JPH09234423A (ja) 無機質塗膜の圢成方法
RU2118975C1 (ru) СпПсПб пПлучеМОя сОлОкатМПгП фасаЎМПгП пПкрытОя
JP2002239451A (ja) 建材及びその塗膜圢成方法
JPH0149680B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term