JPH03114913A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

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JPH03114913A
JPH03114913A JP25599989A JP25599989A JPH03114913A JP H03114913 A JPH03114913 A JP H03114913A JP 25599989 A JP25599989 A JP 25599989A JP 25599989 A JP25599989 A JP 25599989A JP H03114913 A JPH03114913 A JP H03114913A
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JP
Japan
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control valve
fluid
vehicle
flow rate
pressure
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Application number
JP25599989A
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Inventor
Shin Takehara
伸 竹原
Toshiki Morita
俊樹 森田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体シリンダへの流量を給排制御してサスペ
ンション特性を可変にする車両のサスペンション装置に
関し、特に流体を給排する流量制御弁のゴミ詰まり対策
に関する。
(従来の技術) 従来、車両のサスペンション装置として、例えば特開昭
63−130418号公報に開示されるように、車体と
各車輪との間にそれぞれ流体シリンダを配設し、該各法
体シリンダへの流量を流量制御弁により各車輪毎に独立
的に給排制御して、車両のサスペンション特性を運転状
態に応じて可変とする。いわゆるアクティブ・コントロ
ール・サスペンション装置(AC3装置)が知られてい
る。
そして、このAC8装置は、イグニッションOFF後に
流体シリンダ内の圧力が抜けないよう。
該流体シリンダと流量制御弁との間にチエツク弁などが
設けられ、このチエツク弁により流体シリンダの圧力が
約80 kgf/c−程度に保たれるようにしている。
一方、イグニッションONL、て所定時間経過後にチエ
ツク弁下流側の流体の圧力が約45 kgr/c−程度
に蓄圧されると、上記チエツク弁が開放して流体シリン
ダへ流体が流量制御弁により給排制御されるようになっ
ている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の如きAC3装置において、車両の姿勢
及び乗心地を良好に確保するには、各種センサ、例えば
流体シリンダのシリンダストローク量を検出するストロ
ークセンサ、車両の上下加速度を検出する上下加速度セ
ンサなどを設け、これらのセンサ出力に基いて各流体シ
リンダへ高圧の流体を流量制御弁の微妙(微小)な開閉
動作により給排制御することが行われる。この場合、こ
のようなAC8装置を備えた車両を長期間放置しておく
と、流体内のゴミなどの不純物が流量制御弁に付着し、
AC8装置作動時に流量制御弁の微小な開閉動作(給排
制御)が行えないという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、上記流量制御弁による流体シリンダへの
流量の給排制御が行われる前に、流量制御弁自体を動作
させることにより、該流量制御弁の付着物を除去して、
長期放置時における流量制御弁の微小な開閉動作が円滑
に行えるようにしようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、車体と
車輪との間に流体シリンダが配設され、該流体シリンダ
への流量を給排制御することにより車両のサスペンショ
ン特性を可変にする車両のサスペンション装置を前提と
する。そして、上記流体シリンダに対して流体を給排す
る流量制御弁と、イグニツシッンON直後、該流量制御
弁を全開位置までストロークさせる全開指令手段とを備
える構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本発明では、イグニッションON直
後には、全開指令手段により流量制御弁が全開されるの
で、該流量制御弁に付着していた流体中のゴミなどの不
純物が除去され、長期放置後であっても、その後の流量
制御弁による微小な開閉動作(給排制御)が円滑に行わ
れる。
また、上記流量制御弁の全開が、イグニッションON直
後、つまり流量制御弁開の流体の圧力が低圧でチエツク
弁などが開放する前に行われることから、流量制御弁の
全開により流体シリンダへ流体が給排制御されることが
なく、乗員に対して違和感を与えることはない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1は車体、2Fは前輪、2Rは後輪で
あって、車体1と前輪2Fとの間および車体1と後輪2
Rとの間には、各々流体シリンダ3が配置されている。
該各流体シリンダ3は、シリンダ本体3a内に嵌挿した
ピストン3bにより流体室3cが画成されている。上記
ピストン3bに連結したロッド3dの上端部は車体1に
連結され、シリンダ本体3aは各々車輪2F、2Hに連
結されている。
上記各流体シリンダ3の流体室3Cには、各々、連通路
4を介してガスばね5が連通接続されている。該各ガス
ばね5は、ダイヤフラム5eによりガス室5fと流体室
5gとに区画され、該流体室5gが流体シリンダ3の流
体室3Cに連通している。
また、8は油圧ポンプ、9,9は該油圧ポ、ンプ8と各
流体シリンダ3とを連通ずる高圧ライン10に介設され
た流量制御弁であって、該流量制御弁9は各流体シリン
ダ3への流体(油)の供給・排出を行って流量を調整す
る機能を有する。
さらに、12は油圧ポンプ8の油吐出圧(詳しくは後述
するアキユムレータ22a、22bでの醤油の圧力)を
検出するするメイン圧センサ、13は各流体シリンダ3
の流体室3cの流体圧を検出するシリンダ圧センサ、1
4は対応する車輪2F、2Hの車高(流体シリンダ3の
シリンダストローク量)を検出するストローク検出手段
としての車高センサである。また、15は車両の上下加
速度(車輪2F、2Hのばね上船速度)を検出する上下
加速度検出手段としての上下加速度センサ、16は車両
の横加速度を検出する横加速度センサ、17は操舵輪た
る前輪2Fの操舵角を検出する舵角センサ、18は車速
を検出する車速センサであり、以上のセンサの検出信号
は各々内部にCPU等を有するコントローラ19に入力
されていて、該コントローラ19により、上記車高セン
サ14及び上下加速度センサ15等の出力に基いて各流
体シリンダ3への流体の給排を制御してサスペンション
特性を可変制御する制御手段を構成している。さらに、
上記コントローラ19には、イグニッションスイッチ2
3からのイグニッション0N10FF信号が入力されて
おり、イグニッションスイッチ23がイグニッションO
FF信号からイグニッションON信号に切り替わるのを
コントローラ19により検知している。
次に、流体シリンダ3への流体の給排制御用の油圧回路
を第2図に示す。同図において、油圧ポンプ8は可変容
量形の斜板ピストンポンプからなり、駆動源20により
駆動されるパワーステアリング装置用の油圧ポンプ21
と二連に接続されている。この油圧ポンプ8に接続され
た高圧ライン10には3つのアキュムレータ22a、2
2a。
22aが同一箇所で連通接続されているとともに、その
接続箇所で高圧ライン10は前輪側通路10Fと後輪側
通路10Rとに分岐されている。さらに、前輪側通路1
0Fは左前輪側通路10FLと右前輪側通路10FRと
に分岐され、該各通路10PL。
10FRには対応する車輪の流体シリンダ3PL、3F
Hの流体室3cが連通されている。一方、後輪側通路1
0Rには1つのアキュムレータ22bが連通接続されて
いるとともに、その下流側で左後輪側通路10RLと右
後輪側通路10RRとに分岐され、該各通路10RL、
l0RHには対応する車輪の流体シリンダ3RL、  
3RHの流体室3Cが連通されている。
上記各流体シリンダ3FL、  3FR,3RL、  
3RRに接続するガスばね5FL、  5FR,5RL
、  5RRは、各々、具体的には複数個(図では4個
)ずつ備えられ、これらのガスばね5a、5b、5c、
5dは、対応する流体シリンダ3の流体室3Cに連通路
4を介して互いに並列に接続されている。また、上記ガ
スばね5a〜5dは、各々連通路4の分岐部に介設した
オリフィス25を備えていて、その各オリフィス25で
の減衰作用と、ガス室5「に封入されたガスの緩衝作用
との双方を発揮するようになっている。上記第1のガス
ばね5aと第2のガスばね5bとの間の連通路4には該
連通路4の通路面積を調整する減衰力切換バルブ26が
介設されており、該切換バルブ26は、連通路4を開く
開位置と、その通路面積を顕著に絞る絞位置との二位置
を有する。
また、上記高圧ライン10にはアキュムレータ22aの
上流側にアンロード弁27と流量制御弁28とが接続さ
れている。上記アンロード弁27は、油圧ポンプ8から
吐出される圧油を油圧ポンプ8の斜板操作用シリンダ8
aに導入して油圧ポンプ8の油吐出量を減少させる導入
位置と、上記シリンダ8a内の圧油を排出する排出位置
とを有し、油圧ポンプ8の油吐出圧が所定の上限油吐出
圧(160±10kgf/cシ)以上になったときに排
出位置から導入位置に切り替わり、この状態を所定の下
限吐出圧(120±10kgf /cj)以下になるま
で維持するように設けられていて、油圧ポンプ8の油吐
出圧を所定の範囲内(120〜160kgf/cd)に
保持制御する機能を有している。
上記流量制御弁28は、油圧ポンプ8からの圧油を上記
アンロード弁27を介して油圧ポンプ8の斜板操作用シ
リンダ8aに導入する導入位置と、上記シリンダ8a内
の圧油をアンロード弁27からリザーブタンク29に排
出する排出位置とを有し、アンロード弁27により油圧
ポンプ8の油吐出圧が所定の範囲内に保持されていると
きに高圧ライン10の絞り30配設部の上・下流間の差
圧を一定に保持し油圧ポンプ8の油吐出量を一定に保持
制御する機能を有している。しかして、各流体シリンダ
3への油の供給はアキュムレータ22a、22bの醤油
(この油圧をメイン圧という)でもって行われる。
一方、高圧ライン10のアキュムレータ22a下流側に
は車両の4輪に対応して4つの流量制御弁9.9.・・
・が設けられている。以下、各車輪に対応した部分の構
成は同一であるので、左前輪側のみについて説明し、他
はその説明を省略する。
すなわち、流量制御弁9は流入弁35と排出弁37とか
ら成る。該流入弁35は閉位置と、開度可変な流体供給
位置(開位置)との二位置を有すると共に、高圧ライン
10の左前輪側通路10FLに介設されていて、その微
妙(微小)な開閉動作による流体供給位置時にアキュム
レータ22aに蓄積された流体を左前輪側通路10FL
から流体シリンダ3PLに供給するものである。また、
排出弁37は閉位置と、開度可変な流体排出位置(開位
置)との二位置を有すると共に、左前輪側通路10PL
をリザーブタンク29に接続する低圧ライン36に介設
されていて、その微小な開閉動作による流体排出位置時
に流体シリンダ3FLに供給された流体を低圧ライン3
6を介してリザーブタンク29に排出するものである。
上記流入弁35及び排出弁37は、共に開位置にて流体
の圧力を所定値に保持する差圧弁を内蔵する。
また、上記流入弁35と流体シリンダ3FLとの間の左
前輪側通路10PLにはパイロット圧応動形のチエツク
弁38が介設されている。該チエツク弁38は、パイロ
ットライン39によって流入弁35の上流側の高圧ライ
ン10における油圧(つまりメイン圧)がパイロット圧
として導入され、このパイロット圧が45kgf’/c
−以下のときに閉じるように設けられている。つまり、
メイン圧が45kgf’/c−以上のときにのみ流体シ
リンダ3への圧油の供給と共に流体シリンダ3内の油の
排出が可能となる。
尚、第2図中、41は高圧ライン10のアキュムレータ
22a下流側と低圧ライン36とを連通ずる連通路42
に介設されたフェイルセイフ弁であって、故障時に開位
置に切換えられてアキュムレータ22a、22bの醤油
をリザーブタンク29に戻し、高圧状態を解除する機能
を有する。また、43はパイロットライン39に設けら
れた絞りであって、上記フェイルセイフ弁41の開作動
時にチエツク弁38が閉じるのを遅延させる機能を有す
る。44は前輪側の各流体シリンダ3 FL。
3PHの流体室3Cの油圧が異常に上昇した時に開作動
してその油を低圧ライン36に戻すリリーフ弁である。
45は低圧ライン36に接続されたリターンアキニムレ
ータであって、各流体シリンダ3・・・からの油の排出
時に蓄圧作用を行うものである。
次に、コントローラ19による各流体シリンダ9の流量
制御を第3図に基づいて説明する。
同図では、基本的に、各車輪の車高センサ14の車高変
位信号XFR,XFL、 XRR,XRLに基づいて車
高を目標車高に制御する制御系Aと、車高変位信号から
得られる車高変位速度信号YPR,YPL。
YRR,YRLに基づいて車高変位速度を抑制する制御
系Bと、3個の上下加速度センサ15,15゜15の上
下加速度信号GFR,GFL、 GRに基づいて車両の
上下振動の低減を図る制御系Cと、各車両の液圧センサ
13,13.13.13の圧力信号PFR,PFL、 
PRR,PRLに基づいて車体のねじれを演算し、該ね
じれを抑制する制御系りとを有する。
而して、制御系Aにおいて、50は車高センサ14.1
4,14.14のうち、左右の前輪2F側の出力XPR
,XPLを合計すると共に左右の後輪2R側の出力XR
R,XRLを合計して、車両のバウンス成分を演算する
バウンス成分演算部である。
また、51は左右の前輪2F側の出力XPR,XPLの
合計値から、左右の後輪2R側の出力XRR,XRLの
合計値を減算して、車両のピッチ成分を演算するピッチ
成分演算部、52は左右の前輪2F側の出力の差分XF
R−XFLと、左右の後輪2R側の出力の差分XRR−
XRLとを加算して、車両のロール成分を演算するロー
ル成分演算である。
また、53は上記バウンス成分演算部50で演算した車
両のバウンス成分および目標平均車高THを入力して、
ゲイン係数KB、に基づいてバウンス制御での各車輪の
流量制御弁9に対する制御量を演算するバウンス制御部
である。また、54はピッチ成分演算部51で演算した
車両のピッチ成分を入力して、ゲイン係数KP+に基づ
いてピッチ制御での各流量制御弁9の制御量を演算する
ピッチ制御部、同様に55はロール成分演算部52で演
算された車両のロール成分および目標ロール変位ff1
TRを入力して、ゲイン係数KRF+ 、  KRR+
に基づいて目標ロール変位量TRに対応する車高になる
ように、ロール制御での各流量制御井9の制御量を演算
するロール制御部である。
そして、車高を目標車高にすべく、上記各制御部53.
54.55で演算された各制御量は、各車輪毎にその正
負が反転(車高センサ14〜14の車高変位信号の正負
とは逆になるように反転)させられた後、各車輪に対す
るバウンス、ピッチ、ロールの各制御量が加算され、制
御系Aにおいて、対応する比例流量制御弁9〜9の流量
信号QFR+。
QPL+ 、 QRR+ 、 QRL+が得られる。
なお、車高センサ14〜14と演算部50,51.52
との間には、不感帯器80〜80が配置され、該不感帯
器80〜80は、車高センサ14〜14からの車高変位
信号XPR,XFL、 XRR,XRLが予め設定され
た不感帯XH−XIを越えたときにのみ、これらの車高
変位信号XFR,XFL、 XRR,XRLを出力する
次に、制御系Bにおいて、上記車高センサ14〜14か
らの車高変位信号XFR,XPL、 XRR,XRLは
、微分器56〜56に入力され、該各機分器56により
、車高変位信号XFR,XFL、 XRR,XRLの微
分成分、すなわち車高変位速度信号Y PR。
YPL、  YI?R,YRLが得られる。
なお、車高変位速度Yは、 Y −(Xn −Xn−1) /T Xn :時刻tの車高変位 Xn−1:時刻t−1の車高変位 T:サンプリング時間 により求められる。
また、57−1は左右の前輪2F側の出力V FR。
YFLの合計値から、左右の後輪2R側の出力Y RR
YRLの合計値を減算して、車両のピッチ成分を演算す
るピッチ成分演算部である。また、57−2は左右の前
輪2F側の出力の差分YFR−YPLと、左右の後輪2
R側の出力の差分YRR−YRLとを加算して、車両の
ロール成分を演算するロール成分演算部である。
而して、58は上記ピッチ成分演算部58−1で演算さ
れた車両のピッチ成分を入力して、ゲイン係数Kp2に
基づいてピッチ制御での各流量制御弁9の制御量を演算
するピッチ制御部である。
また、59はロール成分演算部57−2で演算された車
両のロール成分を入力して、ゲイン係数KRP2 、 
KRR2に基づいてロール制御での各流量制御弁9の制
御量を演算するロール制御部である◎そして、上記各制
御部58.59で演算された各制御量は、各車輪毎にそ
の正負が反転(微分器56〜56の車高変位速度信号の
正負とは逆になるように反転)させられた後、各車輪に
対するピッチ、ロールの各制御量が加算され、制御系B
において、対応する比例流量制御弁9〜9の流量信号Q
FR1、GFL2 、 QRRコ、 QRL!が得られ
る。
次に、制御系Cにおいて、60は3個の上下加速度セン
サ15〜15の出力GPI?、 GFL、 GRを合計
して、車両のバウンス成分を演算するバウンス成分演算
部である。また、61は3個の上下加速度センサ15〜
15のうち、左右の前輪2F側の出力GFR,GPLの
各半分値の合計値から、後輪2R側の出力GRを減算し
て、車両のピッチ成分を演算するピッチ成分演算部、同
様に62は右側前輪側の出力GPRから、左側前輪側の
出力GFLを減算して、車両のロール成分を演算するロ
ール成分演算部である。
而して、63は上記バウンス成分演算部6oで演算され
た車両のバウンス成分を入力して、ゲイン係数KB3に
基づいてバウンス制御での各車輪の流量制御弁9に対す
る制御量を演算するバウンス制御部である。また、64
はピッチ成分演算部61で演算された車両のピッチ成分
を入力して、ゲイン係数KP3に基づいてピッチ制御で
の各流量制御弁9の制御量を演算するピッチ制御部、同
様に65はロール成分演算部62で演算された車両のロ
ール成分を入力して、ゲイン係数KFR3゜KRR,に
基づいてロール制御での各流量制御弁9の制御量を演算
するロール制御部である。
そして、車両の上下振動をバウンス成分、ピッチ成分、
ロール成分で抑えるべく、上記各制御部63.64.6
5で演算された各制御量は、各車両毎にその正負が反転
させられた後、各車輪に対するバウンス、ピッチ、ロー
ルの各制御量が加算され、制御系Cにおいて、対応する
比例流量制御弁9〜9の流量信号QFR3、GFL3.
 QRR3、QRL3が得られる。
なお、上下加速度センサ15〜15と演算部60.61
.62との間には、不感帯器85〜85が配置され、該
不感帯器85〜85は、上下加速度センサ15〜15か
らの上下加速度信号G FR。
GFL、GRが予め設定された不感帯XG−XGを超え
たときにのみ、これらの上下加速度信号G FR。
GPL、GRを出力する。
次に、制御系りにおいて、70は前輪側の2個の液圧セ
ンサ13.13の液圧信号PFR,PPLを入力して、
前輪側の合計液圧(P FR+ P FL)に対する左
右輪の液圧差(P FR−P FL)の比(PPR−P
PL) / (PPR+ PPL)を演算する前輪側の
液圧比演算部70aと、後輪側で同様の液圧比(P R
R−PRL) / (PRR+ PRL)を演算する後
輪側の液圧比演算部70bとからなるウオーブ制御部7
0である。そして、後輪側の液圧比をゲイン係数ωFで
所定倍した後、これを前輪側の液圧比から減算し、その
結果を、ゲイン係数ωAで所定倍すると共に、前輪側で
はゲイン係数ωCで所定倍し、その後、各車輪に対する
制御量を左右輪間で均一化すべく反転して、制御系りに
おいて、対応する流量制御弁9〜9の流量信号QFR4
、QRL4. QRR4* QRL4が得られる。
以上のようにして、各流量制御弁9〜9ごとに決定され
た流量信号の車高変位成分QFR+ 、 QFLlr 
QRR+ r QRL+ 、車高変位速度成分QPR2
゜QFL! 、 QRRz + QRL2 、上下加速
度成分QFR3゜GFL3 、 QRR3、QRL3 
、及び、圧力成分QFR4゜GFL4. QRR4、Q
RL4は、最終的に加算され、最終的なトータル流量信
号QFR,QPL、 QRR,QRLが得られる。
そして、上記コントローラ19には、上記流量制御弁9
(流入弁35.排出弁37)を全開状態までストローク
させる全開指令手段40が設けられている。
ここで、コントローラ19の全開指令手段40による各
流量制御弁9の制御を第4図のフローチャートに沿って
説明するが、先ず、スタートしてステップS1でイグニ
ッションスイッチ23からの信号がイグニッションOF
F信号からイグニッションON信号に切り替わったか否
か、つまりイグニッションスイッチ23をONした直後
であるか否かを判定し、この判定がイグニッションスイ
ッチ23をONした直後のYESである場合には、ステ
ップS2において、アキュムレータ22aでの醤油の圧
力を検出したメイン圧センサ12からの検出信号を読み
込む。次いで、ステップS3において、上記ステップS
2で読み込んだメイン圧センサ12の醤油の圧力が45
kgf/c−以上であるか否かを判定し、この判定が4
5kgf/c−未満であるNOの場合には、ステップS
4に進む。
そして、ステップS4において、流量制御弁9(流入弁
35及び排出弁37)を全開位置(図示する位置とは異
なる位置)に切換え指令した後、ステップSSで流量制
御弁9を全開位置(図示する位置)に切換え指令する。
この場合、流量制御弁9を全開位置までストロークさせ
るのは、流量制御弁9を全閉位置から全開位置に、全開
位置から再度全閉位置まで行うことにより達成される。
しかる後、上記ステップS1の判定がNoとなるイグニ
ッションスイッチ23をONした直後でない場合や、上
記ステップS3の判定がYESとなるメイン圧センサ1
2の醤油の圧力が45kgf’/C−以上である場合と
同様に、ステップS6において、上記メイン圧センサ1
2の醤油の圧力が120kgf/c−以上になっている
か否かを判定し、この判定が120kgf’ /cd以
上になっているYESの場合には、ステップS7に進ん
でコントローラ19により、車高センサ14及び上下加
速度センサ15等の出力に基いて各流体シリンダ3への
流体の給排を流量制御弁9により制御してサスペンショ
ン特性を可変制御するアクティブ・コントロール・サス
ペンシラン制御(AC8制御)を行う。一方、上記上記
メイン圧センサ12の醤油の圧力が未だ120kgf’
/c−未満であるNoの場合には、ステップS8に進ん
でコントローラ19によるAC8制御を休止する。
この場合、コントローラ19の全開指令手段40による
各流量制御弁9の制御は、上記ステップS1の判定によ
りイグニッションスイッチ23のON直後であり、且つ
上記ステップS3の判定によるメイン圧センサ12の醤
油の圧力が45kgf’/C−未満である場合に限定し
て行われるものであることから、車両走行時などにメイ
ン圧センサ12の醤油の圧力が45kgf’/c−未満
となっても全開指令手段40による各流量制御弁9の制
御が禁止される。
したがって、上記実施例では、イグニッションスイッチ
23のON直後には、全開指令手段40により流量制御
弁9が全開位置までストロークされるので、該流量制御
弁9に付着していたゴミなどの不純物が45kgr /
cj未満の圧油によって除去され、長期放置後などであ
っても、その後の流量制御弁9による微小な開閉動作(
給排制御)を円滑に行うことができる。
また、上記流量制御弁9の全開位置までのストロークが
、イグニッションスイッチ23のON直後、つまり流入
弁35(流量制御弁9)の上流側の高圧ライン10にお
けるメイン圧がkg4/c−未満であるうちに行われる
ことから、メイン圧が45kgf/c−以上になって流
体シリンダ3へ流体が流量制御弁9により給排制御され
るチエツク弁38の開放前に流量制御弁9を全開位置ま
でストロークさせることになり、この流量制御弁9の全
開位置までのストロークにより流体シリンダ3へ流体が
給排制御されることがなく、乗員に対して違和感を与え
ないで済む。
尚、上記実施例では、ガスばね5を備えたサスペンショ
ン装置に適用したが、本発明はその他、ガスばねを備え
ず、流体シリンダ3のみを備えてサスペンション特性を
可変にするサスペンション装置にも同様に適用できるの
は勿論である。
(発明の効果) 以上の如く、本発明における車両のサスペンション装置
によれば、イグニッションON直後に、制御手段により
流量制御弁を全開させて、該流量制御弁に付着したゴミ
などの不純物を除去するので、長期放置後の流量制御弁
による微小な開閉動作を円滑に行うことができる。しか
も、イグニッションON直後には流量制御弁を全開きせ
ても流体シリンダへ流体が給排制御されないので、乗員
に違和感を与えないで済む。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は全体概略
構成図、第2図は油圧回路図、第3A図及び第3B図は
コントローラによるサスペンション特性の可変制御を示
す制御ブロック図、第4図は全開指令手段による流量制
御弁の制御を示すフローチャート図である。 1・・・車体 2F、2R・・・車輪 3PF〜3RR・・・流体シリンダ 9・・・流量制御弁 23・・・イグニッションスイッチ 40・・・全開指令手段 特 許 出 願 人     マツダ株式会社代   
 理    人      前 1) 弘ほか2名 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体と車輪との間に流体シリンダが配設され、該
    流体シリンダへの流量を給排制御することにより車両の
    サスペンション特性を可変にする車両のサスペンション
    装置において、上記流体シリンダへの流体の流量を給排
    制御する流量制御弁と、イグニッションON直後、該流
    量制御弁を全開させる全開指令手段とを備えたことを特
    徴とする車両のサスペンション装置。
JP25599989A 1989-09-28 1989-09-28 車両のサスペンション装置 Pending JPH03114913A (ja)

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