JPH0243500Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0243500Y2 JPH0243500Y2 JP1984110927U JP11092784U JPH0243500Y2 JP H0243500 Y2 JPH0243500 Y2 JP H0243500Y2 JP 1984110927 U JP1984110927 U JP 1984110927U JP 11092784 U JP11092784 U JP 11092784U JP H0243500 Y2 JPH0243500 Y2 JP H0243500Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- spray
- shaped
- jet nozzle
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 42
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 5
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000003517 fume Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は、エアレス式ノズルから噴出する扇形
噴霧の周囲にこの噴霧を包囲する低圧の空気流を
添加する状態のもとに供給するようにした噴霧ノ
ズルであつて、特に円形噴霧パターンを得るため
の塗装に適するノズルに関するものである。
噴霧の周囲にこの噴霧を包囲する低圧の空気流を
添加する状態のもとに供給するようにした噴霧ノ
ズルであつて、特に円形噴霧パターンを得るため
の塗装に適するノズルに関するものである。
〔従来技術〕
円形噴霧パターンを得るための噴霧ノズルは従
来多種多様のものが実施されているが、代表的な
エアスプレー式はミストの飛散が著しく塗着効率
が低いという欠点があり、またエアレススプレー
式はミストの飛散は比較的少ないが、霧化効率が
低劣であるほか、全面円形噴霧パターンは形成さ
れ難い。
来多種多様のものが実施されているが、代表的な
エアスプレー式はミストの飛散が著しく塗着効率
が低いという欠点があり、またエアレススプレー
式はミストの飛散は比較的少ないが、霧化効率が
低劣であるほか、全面円形噴霧パターンは形成さ
れ難い。
エアレススプレー式とエアスプレー式との長所
を併わせもつ新しいスプレー方法として、エアレ
ス式ノズルから噴出する噴霧を外方から包囲する
状態に空気流を添加供給する低圧空気添加式スプ
レー方法が開発された。この新しい方法は霧化効
率がエアスプレー法と同程度であるばかりでなく
塗着効率がエアレススプレー法よりも高いという
効果があるのであるが、実施されているものは概
ね扇形噴霧による長円パターンを得るための噴霧
ノズルであつて、円形全面パターンを得るために
は、扇形に噴出した噴霧をその端縁の外方から押
し潰すのであり、従つて大径な円形パターンが得
られないばかりでなく、ミストの飛散が増加する
等の欠点がある。
を併わせもつ新しいスプレー方法として、エアレ
ス式ノズルから噴出する噴霧を外方から包囲する
状態に空気流を添加供給する低圧空気添加式スプ
レー方法が開発された。この新しい方法は霧化効
率がエアスプレー法と同程度であるばかりでなく
塗着効率がエアレススプレー法よりも高いという
効果があるのであるが、実施されているものは概
ね扇形噴霧による長円パターンを得るための噴霧
ノズルであつて、円形全面パターンを得るために
は、扇形に噴出した噴霧をその端縁の外方から押
し潰すのであり、従つて大径な円形パターンが得
られないばかりでなく、ミストの飛散が増加する
等の欠点がある。
本考案は、低圧空気添加型スプレー方法を採択
するにも抱わらず、簡単な構成により、大径な円
形全面噴霧パターンを高霧化効率でしかも飛散ミ
ストの少ない状態のもとに容易に得ることができ
るようにしたノズルを提供することを目的とする
ものである。
するにも抱わらず、簡単な構成により、大径な円
形全面噴霧パターンを高霧化効率でしかも飛散ミ
ストの少ない状態のもとに容易に得ることができ
るようにしたノズルを提供することを目的とする
ものである。
第１図ないし第３図の態様は、本考案を塗装用
噴霧ノズルに適用した場合であつて、噴液ノズル
１として鍔付き帽状の超硬合金製ノズル主体２に
後方開放状態のドーム状凹穴３をその先端が主体
前端近くに達する程度に深く形成するほか、前端
には断面がＶ字状の切込溝４を前記凹穴３と適度
に交叉するように設けることにより、リツプ状の
オリフイス型噴口５を形成し、かつこのノズル１
を通気路６，６があるホルダー７の先端突出部に
噴口５が先端に噴出するように嵌合し、また噴霧
ノズル１の前方を含む外周側に冠設する噴気ノズ
ル８としては、帽状ノズル主体にドーム状凹穴９
を後方開放状態に設けると共に前端には断面がＶ
字状あるいはＵ字状の切込溝１０，１０を互いに
十字状に交叉させたまま前記ドーム状凹穴９と適
度に交叉するように設けて４叉状の噴気口１１を
開設し、かつこの噴気ノズル８はこれをその一方
の切込溝１０が噴液ノズル１における切込溝４と
平行となる位相関係のもとに前記ホルダー７に同
一軸線にテーパー嵌合してなり、以て噴液ノズル
１に塗料を数十Kg／cm3のもとに供給して噴口５か
ら扇形噴霧を噴気ノズル８におけるドーム状凹穴
３の内面に衝触しない状態のもとに噴出するよう
にすると同時に、噴気ノズル８に４Kg／cm3程度の
比較的低圧な加圧空気を供給することにより、噴
液ノズル１からの扇形噴霧を噴気ノズル８からの
噴気により包み込みつつ添加して中実円錐形の噴
霧に変形させ、従つて被塗装面に円形全面パター
ンとして塗布することができるのであり、円形パ
ターンの直径が従来装置によれば90mm程度であつ
たのに対し、本考案によれば２倍近い170mmの直
径の円形パターンが得られたのであり、なお扇形
噴霧が円錐形に変形する理由は未だ理論的に解明
していないが、扇形噴霧を包囲する十字状の扇形
空気流を形成すると、その扇形噴霧と一致する扇
形空気流は噴霧角を適度に縮小するように作用
し、また扇形噴霧に交叉する方向の扇形空気流は
扇形噴霧の厚みを増大するように作用し、結局全
空気流は共に扇形噴霧を円錐噴霧に変形するもの
と考えられる。
噴霧ノズルに適用した場合であつて、噴液ノズル
１として鍔付き帽状の超硬合金製ノズル主体２に
後方開放状態のドーム状凹穴３をその先端が主体
前端近くに達する程度に深く形成するほか、前端
には断面がＶ字状の切込溝４を前記凹穴３と適度
に交叉するように設けることにより、リツプ状の
オリフイス型噴口５を形成し、かつこのノズル１
を通気路６，６があるホルダー７の先端突出部に
噴口５が先端に噴出するように嵌合し、また噴霧
ノズル１の前方を含む外周側に冠設する噴気ノズ
ル８としては、帽状ノズル主体にドーム状凹穴９
を後方開放状態に設けると共に前端には断面がＶ
字状あるいはＵ字状の切込溝１０，１０を互いに
十字状に交叉させたまま前記ドーム状凹穴９と適
度に交叉するように設けて４叉状の噴気口１１を
開設し、かつこの噴気ノズル８はこれをその一方
の切込溝１０が噴液ノズル１における切込溝４と
平行となる位相関係のもとに前記ホルダー７に同
一軸線にテーパー嵌合してなり、以て噴液ノズル
１に塗料を数十Kg／cm3のもとに供給して噴口５か
ら扇形噴霧を噴気ノズル８におけるドーム状凹穴
３の内面に衝触しない状態のもとに噴出するよう
にすると同時に、噴気ノズル８に４Kg／cm3程度の
比較的低圧な加圧空気を供給することにより、噴
液ノズル１からの扇形噴霧を噴気ノズル８からの
噴気により包み込みつつ添加して中実円錐形の噴
霧に変形させ、従つて被塗装面に円形全面パター
ンとして塗布することができるのであり、円形パ
ターンの直径が従来装置によれば90mm程度であつ
たのに対し、本考案によれば２倍近い170mmの直
径の円形パターンが得られたのであり、なお扇形
噴霧が円錐形に変形する理由は未だ理論的に解明
していないが、扇形噴霧を包囲する十字状の扇形
空気流を形成すると、その扇形噴霧と一致する扇
形空気流は噴霧角を適度に縮小するように作用
し、また扇形噴霧に交叉する方向の扇形空気流は
扇形噴霧の厚みを増大するように作用し、結局全
空気流は共に扇形噴霧を円錐噴霧に変形するもの
と考えられる。
なお前記噴気ノズル８における切込溝１０につ
いては第４図あるいは第５図のように３本あるい
は４本交叉状態に設けて６叉状あるいは８叉状の
放射噴気口１１を形成してもよく、前記態様にお
けると同様に噴霧を円錐形に変形させることがで
きる。
いては第４図あるいは第５図のように３本あるい
は４本交叉状態に設けて６叉状あるいは８叉状の
放射噴気口１１を形成してもよく、前記態様にお
けると同様に噴霧を円錐形に変形させることがで
きる。
以上説明したように、本考案によれば、ドーム
状凹穴と複数本の切込溝との交叉により４叉以上
の放射状噴気口を形成した噴気ノズルを、扇形噴
霧用オリフイス型噴液ノズルに適度の間隙が保た
れたまま前後関係においてほぼ一致する位置に冠
設したから、大径な中実円錐噴霧を形成すること
ができるばかりでなく、ミストの飛散のない状態
のもとに霧化効率を向上することができ、円形全
面パターン形成のための塗装用噴霧ノズルとして
好適である。
状凹穴と複数本の切込溝との交叉により４叉以上
の放射状噴気口を形成した噴気ノズルを、扇形噴
霧用オリフイス型噴液ノズルに適度の間隙が保た
れたまま前後関係においてほぼ一致する位置に冠
設したから、大径な中実円錐噴霧を形成すること
ができるばかりでなく、ミストの飛散のない状態
のもとに霧化効率を向上することができ、円形全
面パターン形成のための塗装用噴霧ノズルとして
好適である。
第１図および第２図にそれぞれ一実施態様にお
ける本考案のノズルを示す縦断側面図および正面
図、第３図は第１図中の線−における横断平
面図、また第４図および第５図はそれぞれ他の実
施態様における噴気ノズルを各別に示す正面図で
ある。 １……噴液ノズル、５……噴口、８……噴気ノ
ズル、９……ドーム状凹穴、１０……切込溝、１
１……放射状噴気口。
ける本考案のノズルを示す縦断側面図および正面
図、第３図は第１図中の線−における横断平
面図、また第４図および第５図はそれぞれ他の実
施態様における噴気ノズルを各別に示す正面図で
ある。 １……噴液ノズル、５……噴口、８……噴気ノ
ズル、９……ドーム状凹穴、１０……切込溝、１
１……放射状噴気口。
Claims (1)
- 比較的高圧の液体をオリフイス型噴液ノズルに
供給してエアレスのもとに噴霧すると同時に、噴
霧の外側から比較的低圧の空気流を噴霧に添加供
給するようにした低圧空気添加型噴霧装置におい
て、リツプ状のオリフイス型噴口５がある扇形噴
霧用噴液ノズル１に噴気ノズル８を適度の間隙が
保たれるように同一軸線関係のもとに冠設すると
共に、前記噴気ノズル８としてはノズル主体にド
ーム状凹穴９を後方開放状態に設けるほか、前端
に断面がＶ字状あるいはＵ字状の複数本の切込溝
１０，１０を前記ドーム状凹穴９と適度に交叉す
るように設けて４叉状あるいはそれ以上の放射状
噴気口１１を形成し、更に前記噴液ノズル１と噴
気ノズル８とは、噴液ノズル１から噴射される扇
形噴霧が噴気ノズル８におけるドーム状凹穴９の
内面に衝触しない程度のもとに噴口５と放射状噴
気口１１とがほぼ一致する前後関係位置に配置し
てなる低圧空気添加型噴霧装置における円形噴霧
パターン形成用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11092784U JPS6125957U (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 低圧空気添加型噴霧装置における円形噴霧パターン形成用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11092784U JPS6125957U (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 低圧空気添加型噴霧装置における円形噴霧パターン形成用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6125957U JPS6125957U (ja) | 1986-02-15 |
| JPH0243500Y2 true JPH0243500Y2 (ja) | 1990-11-19 |
Family
ID=30670044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11092784U Granted JPS6125957U (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 低圧空気添加型噴霧装置における円形噴霧パターン形成用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6125957U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5035498B2 (ja) * | 2005-04-12 | 2012-09-26 | いすゞ自動車株式会社 | ミスト噴射ノズル |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56100663A (en) * | 1980-01-14 | 1981-08-12 | Tokai Gokin Kogyo Kk | Spraying nozzle |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP11092784U patent/JPS6125957U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56100663A (en) * | 1980-01-14 | 1981-08-12 | Tokai Gokin Kogyo Kk | Spraying nozzle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6125957U (ja) | 1986-02-15 |
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