JPS6355988B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6355988B2
JPS6355988B2 JP8234083A JP8234083A JPS6355988B2 JP S6355988 B2 JPS6355988 B2 JP S6355988B2 JP 8234083 A JP8234083 A JP 8234083A JP 8234083 A JP8234083 A JP 8234083A JP S6355988 B2 JPS6355988 B2 JP S6355988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
paint
nozzle holes
degrees
axes
Prior art date
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Expired
Application number
JP8234083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59206065A (ja
Inventor
Nobuyuki Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Okuma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Okuma Industrial Co Ltd filed Critical Asahi Okuma Industrial Co Ltd
Priority to JP8234083A priority Critical patent/JPS59206065A/ja
Publication of JPS59206065A publication Critical patent/JPS59206065A/ja
Publication of JPS6355988B2 publication Critical patent/JPS6355988B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体塗料を高圧力に加圧し、小径の
噴孔から空気中に高速度で噴射して空気との摩擦
により微粒化するエアレス塗装に用いるノズルに
関し、さらに詳細には、2個の噴孔から噴出した
塗料流を互いに衝突させるようにしたノズルに関
する。
従来、2個の噴孔から噴出した塗料流を互いに
衝突させることにより、1個の噴孔から噴出した
塗料流から粒子の粗い副流が生じて塗膜の両側に
テールと呼ばれる部分を生じ、これが塗装面に縞
模様となつて現われるのを防止するようにしたエ
アレス塗装用ノズルは、特公昭38−5573号公報に
記載されて公知となつている。
しかし、この公報に記載されたノズルは、Y字
形に分岐したボデイの先端部内側に、小径の噴孔
を形成した2個のチツプを軸線同士が互いに交差
するように調節して嵌着する構造になつていたた
め、構造が複雑で必然的に大型化して操作性が悪
く、かつ、噴孔の前面の開口から交点までの距離
が長くなるため、衝突前の塗料流から粗大な粒子
が分離して塗装面を不良にし、さらには、塗料流
の衝突時の交角が90度乃至160度と大きいため、
衝突した塗料の一部が逆流してノズルに付着し、
これが滴下して塗装面を汚すなどの欠点があつ
て、実用化に至らなかつた。
そこで本発明者は、後面に導入孔を形成したボ
デイの前面に、その噴孔に達する2個の噴孔を、
開口から5mm以内の点において軸線同士が30度乃
至90度の角度で互いに交差するように形成したエ
アレス塗装用ノズルを開発し、粗大粒子の発生が
なく、衝突後のノズル側への逆流がなく、かつ、
従来の単孔ノズルと同程度の大きさにすることが
できる等の優れた効果を奏することができたので
あるが、このノズルを用いて塗料を噴射すると、
第4図に誇張して示すように、被塗装面aに塗着
した塗膜bの厚さが全幅にわたつて略一定にな
り、塗膜bの幅方向の端部を少しずつ重ね合わせ
て塗装する場合に、その重なり合う部分の厚さが
他の部分の約2倍となつて、塗装面上に縞が表わ
れるとともに、衝突後に扇形となつて広がる塗料
流の広がり角が小さいため、一度塗りで塗装し得
る幅が狭いという改良の余地があることが確認さ
れた。なお、2つの噴孔の軸線の交角を大きくす
ると、衝突後の塗料流の広がり角を大きくするこ
とが可能であるが、交角が大き過ぎると、既述の
ように、衝突後にノズル側へ向う逆流が生ずるた
め、2つの噴孔の軸線の交角は90度以下にする必
要があり、交角を大きくすることによる広がり角
の拡大には限度がある。
本発明は、上述のノズルをさらに改良し、重ね
塗りを行ない易く、かつ塗料流の広がり角の大き
いノズルを提供することを目的とするものであ
る。
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1〜3図において、2は後面中央に導入孔3
が、前面中央に導入孔3に達するV溝4が、ま
た、後端部外周に鍔5が夫々形成されたステンレ
ス鋼等の耐食性に優れた金属からなるケースであ
つて、そのケース2の導入孔3の前端に超硬合金
またはセラミツクス等の耐摩耗性に優れた材料か
らなるチツプ6が嵌着されてボデイ1が構成され
ており、チツプ6には、V溝4の谷底と導入孔3
の軸線を含む平面を中心とする対称形をなして導
入孔3に達する2個を1対とする直径0.3mmの円
形をなす2対の噴孔7a,7a,7b,7bが対
をなす2個の噴孔7a,7a,7b,7bの軸線
同士が各開口から2mmの点Pにおいて60度の角度
で交差し、かつ、一方の対の噴孔7a,7aの軸
線を含む平面と、他方の対の噴孔7b,7bの軸
線を含む平面との間隔が60度の角度で前方に向つ
て拡開するように透設されている。
上記構成になるノズルは、開閉弁10を備えた
ガン本体11の先端にパツキン12を介して接合
され、ケース2の鍔5に係止するハブナツト13
をガン本体11に螺合することにより、導入孔3
を開閉弁10の吐出孔14に整合して固定され
る。
そして、開閉弁10が開弁すると、図示しない
ポンプによつて高圧力に加圧された液体塗料が吐
出孔14から導入孔3内に流入し、2対の噴孔7
a,7aと7b,7bから棒状の液柱となつて空
気中に噴出し、各1対の塗料流が点Pで互いに衝
突して薄い液膜となつた後、空気との摩擦により
微粒化して扇形の噴射パターンで幅を拡げつつ進
行し、被塗装物に塗着するのである。
しかるに、本実施例においては、2対の噴孔7
a,7a,7b,7bが、V溝4の谷底と導入孔
3の軸線を含む平面を中心とする対称形をなして
形成され、かつ、一方の対の噴孔7a,7aの軸
線を含む平面と、他方の対の噴孔7b,7bの軸
線を含む平面との間隔が前方に向つて拡開してい
るから、第2図に示すように、各1対の塗料流は
互いに外側を向き、霧化点の前方で重なり合う。
このため、一対の噴孔から塗料を噴射した場合に
比べて塗料流が広角度に拡開し、かつ、中央部に
おいては、両側の扇形の塗料が流が重なり合い、
両縁部に比べて流量が大きくなる。したがつて、
被塗装面aに塗着した塗膜cは、第5図に示すよ
うに、全体として幅が広く、しかも、中央部が厚
く、両側に向つて次第に薄くなり、両側の縁部を
少しずつ重ねながら塗装する場合に、均一な膜厚
が得られるのである。
本実施例のノズルを用いて、粘度100cpsの液体
塗料を60Kg/cm2の圧力で噴射したところ、塗料の
粒子は10〜50ミクロンの範囲に分布し、良好に微
粒化することが確認された。
また、第2図に示す塗料流の広がり角αは、噴
孔7が1対の場合に約60度であつたのが、約120
度に拡大した。
なお、使用する塗料の粘度等の条件によつて異
なるが、良好に微粒化するには、噴孔7の短径が
0.1〜0.5mmとするのが最適であることが確認され
ており、また、噴孔7a,7a,7b,7bから
点Pまでの距離が長すぎると、開口から噴出した
棒状の液柱から100ミクロン以上の粗大な粒子が
分離し、この粗大粒子は互いに衝突しても微粒化
せず、そのまま被塗装物に塗着して塗装面が粗雑
になるため、各1対の噴孔7a,7aと7b,7
bから点Pまでの距離は5mm以下にする必要があ
り、さらに、各1対の噴孔7a,7a,7b,7
bの軸線同士の交角は大きいほど激しく衝突して
微粒化が促進され、衝突後に扇形に広がる塗料流
の広がり角も大になるのであるが、大きすぎると
逆流してノズルに付着するので、30度乃至90度の
範囲にするのが好ましいことが実験的に確認され
た。
上記実施例によつて具体的に説明したように、
本発明のエアレス塗装用ノズルは、後面に導入孔
を形成したボデイの前面に、同一平面を中心とす
る対称形をなして前記導入孔に達する2個を1対
とする2対の噴孔を、対をなす2個の噴孔の軸線
同士が各開口から5mmの点において30度乃至90度
の角度で互いに交差し、かつ、各1対の噴孔の軸
線を含む2の平面の間隔が前方に向つて拡開する
ように形成したことを要旨とするものであつて、
噴孔から噴出した直後の、粗大粒子が分離しない
状態において棒状の塗料流同士が衝突するから、
粗大粒子を生ずることなく良好な微粒化が行なわ
れ、単孔のノズルと同程度の大きさにすることが
できるから、スプレイガンが小型軽量化され、操
作性を向上することができ、単孔ノズルを使用す
る一般のエアレススプレイガンにそのまま装着す
ることも可能となる効果を奏し、さらに、衝突後
に扇形に広がる塗料流の広がり角がり角が大き
く、しかも、塗膜の厚さが中心部から両側の縁部
に向つて次第に減少するため、重ね塗りによる膜
厚の不均一が小さく、広い面積を能率よく、平滑
に塗装することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の断面図、第2図
は、第1図A−A線断面図、第3図は、正面図、
第4,5図は、厚さを誇張して表わした塗膜の断
面図であつて、第4図は、噴孔が1対の場合、第
5図は本実施例の場合を示す。 1:ボデイ、2:ケース、3:導入孔、6:チ
ツプ、7a,7b:噴孔、P:交点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 後面に導入孔を形成したボデイの前面に、同
    一平面を中心とする対称形をなして前記導入孔に
    達する2個を1対とする2対の噴孔を、対をなす
    2個の噴孔の軸線同士が各開口から5mmの点にお
    いて30度乃至90度の角度で互いに交差し、かつ、
    各1対の噴孔の軸線を含む2の平面の間隔が前方
    に向つて拡開するように形成したことを特徴とす
    るエアレス塗装用ノズル。
JP8234083A 1983-05-10 1983-05-10 エアレス塗装用ノズル Granted JPS59206065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234083A JPS59206065A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 エアレス塗装用ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234083A JPS59206065A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 エアレス塗装用ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59206065A JPS59206065A (ja) 1984-11-21
JPS6355988B2 true JPS6355988B2 (ja) 1988-11-07

Family

ID=13771831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8234083A Granted JPS59206065A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 エアレス塗装用ノズル

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JP2007500595A (ja) * 2003-05-14 2007-01-18 メスベン リミテッド 液滴の噴霧を生成するための方法および装置

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JPS59206065A (ja) 1984-11-21

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