JPH0239196B2 - - Google Patents

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JPH0239196B2
JPH0239196B2 JP57081799A JP8179982A JPH0239196B2 JP H0239196 B2 JPH0239196 B2 JP H0239196B2 JP 57081799 A JP57081799 A JP 57081799A JP 8179982 A JP8179982 A JP 8179982A JP H0239196 B2 JPH0239196 B2 JP H0239196B2
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Makoto Goto
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0239196B2 publication Critical patent/JPH0239196B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直流モータに関するものであり、特
に、電源から供給される電力を効率良く利用する
ようにしたものである。
従来、たとえば直流モータに速度制御を施こす
場合などでは、出力電圧の一定な直流電源からト
ランジスタ等を用いて減圧・制御し、モータの速
度に対応した駆動電圧をコイルに供給していた。
この様な構成では、直流電源の供給電力はコイル
での有効消費電力とトランジスタのコレクタ損失
の和となる。通常の直流モータにおいては、電源
の供給電力に対する有効消費電力の比(電力効
率)は小さく、10〜30%程度であつた。特に、速
度可変範囲の広い多段速度切換えができる直流モ
ータや、駆動力の可変範囲の広い巻取用の直流モ
ータでは、低速度動作時や低駆動力動作時の効率
が著しく悪くなつていた。
そのような欠点を解消するために、本出願人は
特願昭54−17375において、可変出力の直流電圧
をとり出すことのできるスイツチング方式の電圧
変換器を使用した電力効率の良い直流モータにつ
いて、電子整流子形(ブラシレス形)の直流モー
タを例にとつて説明している。ところで、この様
な構成の直流モータにおいては、電圧変換器のス
イツチングトランジスタを介してコイルに電流を
供給している。いま、速度制御を施こす場合を考
えると、モータの起動・加速段階では、前記電圧
変換器の出力電圧が大きくなりコイルに大電流を
供給する必要があり、電圧変換器のスイツチング
トランジスタも大電流を供給するためにオン時の
ベース電流を大きくしなけばならない。一方、所
定速度にて制御されている状態(定速回転制御状
態)において、電圧変換器の出力電圧は負荷トル
クと逆起電圧(モータの回転速度に比例)に応動
した所要の値とあり、コイルへの供給電流は起
動・加速時と比較すればかなり小さな値となる
(一例をあげれば、起動時約2Aで定速制御時250
mA程度となる)。従つて、起動時の大電流時に
必要とされるスイツチングトランジスタのベース
電流(オン時)に較べて、定速制御時に必要とさ
れるベース電流(オン時)は大幅に小さくなる。
その結果、起動時の大電流通電{起動トルクを大
きくするために必要とされる)を可能とするベー
ス電流をスイツチングトランジスタに与えるよう
にするならば、定速回転時の小電流通電時におい
て大幅な電力損失を生じて好ましくない。
本発明は、そのような点を考慮し、電圧変換器
の出力電圧に応動してスイツチングトランジスタ
のオン時のベース電流を増減することによつて
(スイツチングトランジスタはオン・オフ動作)
定常状態(定速回転時等)のベース電流損失を小
さくできる直流モータを提供することを目的とす
るものであり、界磁手段と、複数相のコイルと、
前記コイルと直流電源との間に挿入され、オン・
オフ動作するスイツチングトランジスタのデユー
テイに比例もしくは略比例した出力電圧を得る電
圧変換手段と、前記電圧変換手段の出力端子から
前記コイルへの電流路を切換え制御する分配手段
を具備する直流モータであつて、前記電圧変換手
段は、所定周波数の三角波状信号を得る三角波発
生手段と、前記三角波状信号と電圧指令信号を比
較し、前記電圧指令信号に対応したデユーテイの
パルス信号を得るコンパレータ手段と、前記電圧
変換手段の出力電圧に応じた電流と所定電流の加
算電流が入力され、前記加算電流に比例もしくは
略比例した電流を出力するカレントミラー手段
と、前記カレントミラー手段の入力側を前記コン
パレータ手段のパルス信号によりオン・オフする
ことにより、前記カレントミラー手段の出力をパ
ルス電流にするパルス化手段と、前記パルス電流
を前記スイツチングトランジスタのベース端子に
供給する供給手段と、前記スイツチングトランジ
スタのオン・オフ動作によるパルス電圧をインダ
クタンス素子とコンデンサとダイオードを用いて
平滑する平滑手段を有するように構成することに
よつて所期の目的を達成したものである。
以下、本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。第1図は本発明の一実施例を表わす電気回
路である。第1図において、1は直流電源、2は
界磁用のマグネツト、3,4,5はマグネツト2
の磁束と鎖交する3相コイル、6はモータ可動部
(ロータ)の位置に応じコイル3,4,5への電
流路を切換える分配器、7は電圧変換器8の出力
電圧を指令する電圧指令信号を得るためにモータ
可動部の速度を検出する速度検出部、8は直流電
源1より可変出力の直流電VMを得るスイツチン
グ方式の電圧変換器である。
分配器6をたとえばブラシコミユテータにて構
成すれば、モータ可動部はコイル3,4,5とな
り、速度検出器7はコイルの回転速度を検出す
る。また、分配器6をたとえばホール素子とトラ
ンジスタ群によつて構成すれば、マグネツト2が
モータ可動部となり、速度検出器7はマグネツト
2の回転速度を検出する。
速度検出器7は、たとえば周波数発生電機と周
期・電圧変換器にて構成され、モータ可動部の速
度が遅い時には、その検出電圧Vdは小さく、速
度が所定速度近傍およびそれ以上にあると検出電
圧Vdは速度に応動して変化し、速度が速くなる
と大きくなる。
速度検出器7の出力電圧Vdは電圧変換器8そ
の出力電圧を指令する電圧指令信号として入力さ
れ、三角波発生器11の所定周波数(50KHz程
度)の三角波信号とコンパレータ12にて比較さ
れ、速度検出信号Vdに対応してデユテイにてト
ランジスタ13をオン・オフ動作させる。トラン
ジスタ13がオンの時にはトランジスタ17はオ
フとなり、スイツチングトランジスタ20のベー
ス電流が零となり、スイツチングトランジスタ2
0はオフとなる。トランジスタ13がオフの時に
は、定電流源15の電流i1および電圧変換器8の
出力電圧VMに対応した電流i2がダイオード16、
トランジスタ17、抵抗18,19からなるカレ
ントミラーに供給され、i1+i2に対応(比例)し
た電流をトランジスタ17のコレクタ側より吸引
する。このとき、トランジスタ13はカレントミ
ラーの入力側をコンパレータ12の出力パルス信
号によりオン・オフすることにより、カレントミ
ラーの出力をパルス電流にするパルス化手段とし
て動作する。トランジスタ17のコレクタ電流は
スイツチングトランジスタ20のベース電流とな
り、スイツチングトランジスタ20をオンにす
る。すなわち、スイツチングトランジスタ20は
速度検出信号Vdに対応してオン時間比率(デユ
テイ)にてオン・オフ動作し、オン時のベース電
流は、電圧変換器8の出力電圧VMに応動して変
化する。
スイツチングトランジスタ20がオンになると
直流電源1の電圧Vs(20V)が出力された(Vi
Vs)、インダクタンス素子22を介してコンデン
サ23および分配器66に供給される。スイツチ
ングトランジスタ20がオフになるとフライホイ
ールダイオード21が導通し、インダクタンス素
子22に蓄えられたエネルギーを負荷側に供給す
る。その結果、ダイオード21、インダクタンス
素子22、コンデンサ23にて平滑され、電圧変
換器8の出力電圧VMはスイツチングトランジス
タ20のオン時間比率に対応した値(速度検出信
号Vdに対応して値)となる。
電圧変換器8の出力電圧VMは分配器6を介し
てコイル3,4,5に供給され、コイルへの供給
電力、従つてモータの発生力を制御する。従つ
て、速度検出器7、電圧変換器8およびコイル
3,4.5によつて速度制御ループが構成され、
モータ可動部は所定の速度にて回転制御される。
第1図に示した実施例では、電圧変換器8のス
イツチングトランジスタ20のベース電流を電圧
変換器8の出力電圧に応動して変化させているた
めに、定速制御状態におけるベース電流損失が小
さくなつている。これについて説明すれば、モー
タの起動・加速段階において速度検出器7の出力
Vdは小さくなり、スイツチングトランジスタ2
0のオン時間比率が大きくなり、電圧変換器5の
出力電圧VMを大きくし、コイル3,4,5への
供給電流を大きくする。コイルへの電流を大きく
するためには、スイツチングトランジスタ20の
オン時間の通電電流(コレクタ電流)を大きくす
る必要があり、従つて、そのベース電流を大きく
する必要がある。いま、コイルへの供給電流を
2Aとし、スイツチングトランジスタのオン時間
での電流増幅度hFEを30とすると、そのベース
電流として2A/3067mAを供給する必要があ
る。
ここで、定速制御状態におけるコイルへの供給
電流が250mA(負荷トルクに対応)になるものと
すると、スイツチングトランジスタ20のオン時
のベース電流として250/3083mAを必要とさ
れるにすぎない。このとき、起動・加速時に必要
とされるベース電流(67mA以上)をそのまま流
すものとすれば、67mA−83mA=58.7mAの損
失(58.7mA×20V=1.17W程度)を常時生じる
ことになる。
本実施例では、電圧変換器8の出力電圧VM
応じてスイツチングトランジスタ20のベース電
流を変化させ、起動・加速時では十分なベース電
流(67mA以上)を供給すると共に、定速制御状
態においてはそのベース電流を小さくするように
なしている。いま、67mAの半分まで小さくする
ものとすれば33.5mAの損失(33.5mA×20V=
670mA程度)の軽減となり、67mAの3分の1
まで小さくするものとすれば、67×2/344.7m
Aの損失(44.7mA×20V=893mW程度)の軽
減となる。
なお、電圧変換器8の出力電圧VMが零の状態
よりモータの起動・加速を行なう場合には、スイ
ツチングトランジスタ20の初期のベース電流は
定電流源15に対応するものとなり、出力電圧
VMが大きくなるにつれてスイツチングトランジ
スタ20のベース電流も大きくなつてゆく、すな
わち、過度的に正帰還が生じて電圧変換器8の出
力電圧VMは大きくなる。
本実施例はモータの逆起電圧の小さな低速回転
制御される直流モータに適している。
第2図は本発明の他の実施例を表わす電気回路
図である。本実施例では、第1図の実施例の電圧
変換器8の定電流源15を抵抗31で置き換え、
また、コンパレータ12の入力端子の、を交
換し、コンパレータ12に応動するトランジスタ
32のコレクタ側にカレントミラー(ダイオード
16、トランジスタ17、抵抗18,19を接続
したものである。さらに、電圧変換器8の出力電
圧VMを抵抗14を介してトランジスタ33のエ
ミツタ端子に接続し、トランジスタ33のベース
端子に速度検出器7の出力Vdを接続し、そのコ
レクタ端子より出力電流を得て、カレントミラー
に供給している。
速度検出器7の出力電圧Vdは、起動・加速段
階(速度が遅い状態)ではその電圧値が小さく
(2V程度)、所定速度にて定速制御状態ではその
電圧値は大きくなる(負荷トルクによつて変動す
るが通常9V程度で安定する)。電圧変換器8の出
力電圧VMと速度検出器7の出力電圧Vdはトラン
ジスタ33によつて比較され、VMがVdよりVD
0.7V(ベース・エミツタ間順方向電圧降下)以上
大きい場合には、その差電圧(VM−Vd−VD)を
抵抗14の抵抗値で割つた値の電圧値i2がトラン
ジスタ33のコレクタより出力される。その出力
電流i2は抵抗31を介する電流i1と合成されてカ
レントミラー(ダイオード16、トランジスタ1
7、抵抗18,19に入力され、トランジスタ3
2がオンのときに、i1+i2を反転増幅して出力し、
スイツチングトランジスタ20のオン時のベース
電流となしている。
分配器6、速度検出器7および速度制御ループ
の動作については、第1図の実施例と同様であり
説明を省略する。
この様な構成は、逆起電圧の大きな高速回転制
御される直流モータに適しており、特に、定速回
転制御におけるスイツチングトランジスタ20の
ベース電流損失をさらに軽減するものである。こ
れについて説明すれば、電圧変換器8の出力電圧
VMは分配器6を介してコイル3,4,5に選択
的に印加されるが、各コイルには逆起電圧EB
発生し、コイル電流を小さくする。従つて、定速
回転状態におけるコイル電流Iは I=1/R(VM−EB) ………(1) と表わされる。いま、コイル抵抗をR=10Ω、定
速回転時の逆起電圧をEB=9Vとすると、電圧変
換器8の出力電圧がVM=11Vとさなり大きくな
つても、コイルへの供給電流はI=(11−9)/
10=200mAとかなり小さい。一方、定速制御状
態における速度検出器7の出力電圧Vdは約9V程
度(負荷トルクに対応して変化し、負荷トルクが
大きくなるとVdは小さくなる)であり、従つて、
VM−Vd−VD=11−9−0.7=1.3Vと小さく、ス
イツチングトランジスタ20のベース電流は小さ
くなされている。すなわち、ベース電流の損失は
小さい。
さらに、起動・加速時の大電流動通電時には、
速度検出器7の出力電圧Vdは小さくなり(約2V
程度)、差電圧(VM−Vd−VD)が大きくとれる
ために、スイツチングトランジスタ20のオン時
のベース電流は電圧変換器8の出力電圧VMに応
じた大きな値となり、スイツチングトランジスタ
20のコレクタ電流を大きくし、十分にオン(飽
和)状態にする。
第3図に本発明のさらに他の実施例を表わす電
気回路図を示す。本実施例では、第1図の実施例
において分配器6を電子的な構成にし(トランジ
スタを使用)、マグネツト2が回転する構成とな
している。これについて説明すれば、マグネツト
2の磁束を検知するホール素子とその出力を整形
する回路からなる位置検出器41と、コイル3,
4,5への電流路を切換え駆動トランジスタ4
2,43,44と、位置検出器42の出力に応動
してオンとなる駆動トランジスタ42,43,4
4を選択する選択器45と、選択器45に電流を
供給する電流供給器46によつて分配器6を構成
している。
選択器45はエミツタ側を共通接続されたトラ
ンジスタ59,60,61によつて構成され、貝
各トランジスタ59,60,61のベース側には
位置検出器42の出力が印加され、そのベース電
圧の最も低いトランジスタが活性となり、エミツ
タ電流をコレクタ側に分配する。トランジスタ5
9,60,61の各コレクタ電流はそれぞれ駆動
トランジスタ42,43,44の各ベース電流と
なり、選択器45にて選定された(従つて位置検
出器42の出力に対応して)駆動トランジスタが
オン、他の駆動トランジスタはオフとなる。マグ
ネツト2の回転に伴つてオンとなる駆動トランジ
スタは切換えられ、コイル3,4,5への電流路
が移り変つていく。
電流供給器46は、定電流源52の電流i3と電
圧変換器8の出力電圧VMに応動する電流i4が合
成されてカレントミラー(ダイオード55、トラ
ンジスタ54、抵抗55,56に入力され、反転
増幅されてトランジスタ57,58のカレントミ
ラーを介して出力する。電流供給器46の出力電
流は選択器45を介して駆動トランジスタ42,
43,44のベース電流となり、選択された駆動
トランジスタをオン(飽和)状態となす。電流供
給源46の出力電流は電圧変換器8の出力電圧
VMに応動して変化し、起動・加速時(VMが大き
い)にはその出力電流を大きくし、定速回転時
(VMが小さい)には出力電流を小さくしている。
その結果、起動・加速時の大電流動作時にも駆動
トランジスタ42,43,44をオンさせるのに
十分なベース電流を供給し、高速回転時には駆動
トランジスタ42,43,44のベース電流を小
さく(起動時の1/2〜1/4)してベース電流による
損失を小さくしている(駆動トランジスタ42,
43,44はオン・オフ動作する)。
なお、コイル3,4,5に並列に接続された抵
抗62′,64′,66′とコンデンサ63′,6
5′,67′の値列回路は電流路の切換えに伴うス
パイク電圧を小さくしている。また、速度検出器
7および電圧変換器8の構成および動作は第1図
の実施例と同様であり、説明を省略する。第3図
の実施例はモータの逆起電圧の小な抵速回転制御
される直流モータに適している。
第4図に本発明のさらに他の実施例を表わす電
気回路図を示す。本実施例では、第3図の実施例
の電圧変換器8の出力電圧VMを抵抗14または
抵抗21を介してトランジスタ33またはトラン
ジスタ34のエミツタ端子に接続し、トランジス
タ33および34のベース端子に速度検出器7の
出力Vdを接続し、そのコレクタ側よりそれぞれ
出力電流i2またはi4を得るようにしている。その
他の構成および動作は前述の第3図の実施例と同
様であり、説明を省略する。
第5図に本発明のさらに他の実施例を表わす電
気回路図を示す。第4図において、1は直流電
源、2は界磁用のマグネツト、3,4,5は3相
のコイル、6は分配器、7は速度検出器、8は電
圧変換器器、9は動作検出制御器である。本例で
は、速度検出器7の出力電圧Vdに対応して電流
を駆動トランジスタ78,79,80によつてコ
イル3,4,5に供給すると共に、駆動トランジ
スタ78,79,80の通電時の動作電圧を動作
検出制御器9にて検出し、その動作電圧が能動領
域内の所定の値となるように電圧変換器8の出力
電圧VMを変化させている。
これについて説明すれば、マグネツト2(モー
タ可動部)の速度を速度検出器7にて検出し、そ
の検出信号Vdと分配器6に入力する。検出信号
Vdはモータの速度を遅い時に小さく、速い時に
大きくなる。分配器6はレベル変換器62と、電
流制御器67と、位置検出器69と選択器74
と、駆動トランジスタ78,79,80と、電流
検出器81によつて構成されている。
レベル検出器62は、直流電圧源63の電圧と
速度検出器7の出力電圧Vdを比較し、その差に
応じた電流を出力する電流変換器64と、その出
力電流に応じた電圧V1を生じるダイオード65
と抵抗66の直列回路により構成されている。第
6図に電流変換器64の具体的な構成例を示す。
検出電圧Vdと直流電源63の電圧はそれぞれト
ランジスタ111と112のベースに印加され、
その差電圧に応じて定電流源115の電流をコレ
クタ側に分配している。トランジスタ111,1
12のコレクタ電流はトランジスタ116,11
7のカレントミラーによつて反転・比較され、ト
ランジスタ118およびカレントミラー(トラン
ジスタ121,122)を介して出力される。
電流検出器81はコイル3,4,5への電流路
に直列に挿入された抵抗82によつて構成され、
コイル3,4,5への合成供給電流に応じた電圧
降下信号を発生する。
レベル変換器62の出力V1と電流検出器81
の出力は電流制御器67に入力され、その差に応
じた電流を出力する。第7図に電流制御器67の
具体的な構成を示す。トランジスタ131のベー
ス側にレベル変換器62の出力V1を加え、エミ
ツタ側に電流検出器81の出力信号を加えてい
る。トランジスタ131のコレクタ電流はベー
ス・エミツタ間の電圧に応じて変化し、カレント
ミラー(トランジスタ132,133)を介して
出力される。
電流制御器67の出力電流は選択器74の差動
トランジスタ75,76,77の共通エミツタ電
流となる。トランジスタ75,76,77の各ベ
ース側には、マグネツト2の磁束を感知するホー
ル端子70,71,71の出力電圧(位置検出器
69の出力)が印加され、そのベース電圧差に応
じてトランジスタ75,76,77は共通エミツ
タ電流をコレクタ側に分配する。トランジスタ7
5,76,77の各コレクタ電流は駆動トランジ
スタ78,79,80の各ベース電流となり、電
流増幅されて対応するコイル3,4,5に電流が
供給される。
コイル3,4,5への供給電流は電流検出器8
1にて検出され、電流制御器67に入力される。
従つて、電流制御器67、選択器74、駆動トラ
ンジスタ78,79,80および電流検出器81
によつて第1の帰還ループ(電流帰還ループ)が
構成され、レベル変換器62の出力V1、従つて
速度検出器7の出力Vdに対応した電流をコイル
3,4,5に供給するようになしている。これに
より、駆動トランジスタ78,79,80の電流
増幅度hFEのバラツキの影響を低減し、位置検出
器69の出力に応動する電流路の切換えを円滑に
する。なお、コンデンサ68は第1の帰還ループ
の位相補償(発振防止)のためにとりつけてい
る。
次に、動作検出制御器9および電圧変換器8の
動作について説明する。動作検出制御器9は定電
流源91と抵抗92とダイオード93,94によ
り駆動トランジスタ78,79,80の共通接続
点(エミツタ側)から所定電圧V2の基準電圧を
発生し、その基準電位点に一端(エミツタ側)を
直流的に接続され、一端(ベース側)を駆動トラ
ンジスタ78,79,80の各出力端子(コレク
タ端子)に接続された検出トランジスタ95,9
6,97の各出力電流は合成されて(コレクタ側
が共通接続されて)、ダイオード98、トランジ
スタ99、抵抗100,101からなるカレント
ミラーに入力され反転・増幅されて出力(電流吸
込)される。すなわち、検出トランジスタ95,
96,97は駆動トランジスタ78,79,80
の各動作電圧(コレクタ・エミツタ間電圧)を所
定電圧V2−VD(ここに、VDはトランジスタのエ
ミツタ・ベース間の順方向電圧降下)と比較する
ことにより、通電時の駆動トランジスタ78,7
9,80の動作電圧が所定電圧V2−VDよりも小
さくなると検出トランジスタ95,96,97は
コレクタ側に電流を出力する。従つて、駆動トラ
ンジスタ78,79,80の通電時の動作電圧に
応じた電流が動作検出制御器9に吸引される。
動作検出制御器9の出力電流は電圧変換器8の
抵抗102によつて電圧に変えられ、三角波発生
器11の三角波信号とコンパレータ12によつて
比較され、その電圧に応じたデユテイにてトラン
ジスタ13をオン・オフ制御する。従つて、スイ
ツチングトランジスタ20がオン・オフ制御さ
れ、フライホイールダイオード21、インダクタ
ンス素子22、コンデンサ23によつて平滑さ
れ、電圧変換器8の出力電圧VMは動作検出制御
器9の出力に応じた値となる。なお、スイツチン
グトランジスタ20のオン時のベース電流は抵抗
31を介する電流i1と電圧変換器8の出力電圧
VMに応じた電流i2(実際には、VM−Vdに応じた
電流i2)の和を反転増幅したものとなり、電圧変
換器8の出力電圧VMよりコイル3,4,5に電
流が供給される。
従つて、動作検出制御器9、電圧変換器8およ
びコイル3,4,5によつて第2の帰還ループが
構成され、駆動トランジスタ78,79,80の
通電時の動作電圧が能動領域内の所定の小さな値
(1V〜2V程度)となるように電圧変換器8の出
力電圧VMを制御する。
これについて説明すれば、速度検出器7の出力
Vdが少し小さくなと、分配器6のレベル変換器
62の出力V1は大きくなり、第1の帰還ループ
の動作によつてコイルへの供給電流が大きくな
る。いま、駆動トランジスタ78が選択され、コ
イル3に電流を供給している場合を考える。コイ
ル3への供給電流の増大はその電圧降下を大きく
し、駆動トランジスタ78の動作電圧を小さくす
る。動作電圧の減小は動作検出制御器9の検出ト
ランジスタ95の出力電流を増加し、トランジス
タ99のコレクタ電流を大きくする。これは電圧
変換器8の抵抗102の電圧降下を大きくし、ト
ランジスタ13のオンとなるデユテイを小さく
し、スイツチングトランジスタ20のオンとなる
デユテイ(オン時間比率)を大きくする。その結
果、電圧変換器8の出力電圧VMは大きくなり、
駆動トランジスタ78の動作電圧は大きくなる
(第1の帰還ループによりコイル3への供給電流
は一定であり、その電圧降下もVMによつて変化
しない)。その結果、コイルへの供給電流にかか
わらず、駆動トランジスタ78,79,80の通
電時に動作電圧は能動領域内の所定の小さな値に
制御されている。
従つて駆動トランジスタ78,79,80によ
りコイル3,4,5への電流は微細に精度良く制
御できると共に、そのコレクタ損失も小さくされ
ている。また、電圧変換器8のスイツチングトラ
ンジスタ20のオン時のベース電流は定速回転時
に小さくされ、ベース電流損失も軽減されてい
る。
なお、前述の実施例では、3相のコイルを使用
した例を示したが、本発明はそのような場合に限
らず、一般に、複数相のコイルを有する直流モー
タを構成できる。また、速度検出器7、分配器6
等は周知の各種の構成が採用できる。さらに、回
転型の直流モータに限らず、モータ可動部が直進
移動する直進型の直流モータも構成できる。その
他、本発明の主旨を変えずして種々の変形が可能
である。
以上の説明から明らかなように、本発明の直流
モータは電力効率の良い構成にすることができ
る。従つて、本発明にもとづいて、乾電池を電源
とする音響・映像機器用の直流モータを構成する
ならば消費電力の小さい電池寿命の長い機器を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を表わす電気回路
図、第2図、第3図、第4図および第5図はそれ
ぞれ本発明の他の実施例を表わす電気回路図、第
6図は電流変換器の具体的な構成例図、第7図は
電流制御器の具体的な構成例図である。 1……直流電源、2……マグネツト、3,4,
5……コイル、6……分配器、7……速度検出
器、8……電圧変換器、9……動作検出制御器、
11……三角波発生器、12……コンパレータ、
41,69……位置検出器、42,43,44,
78,79,80……駆動トランジスタ、45,
74……選択器、46……電流供給器、62……
レベル変換器、64……電流変換器、67……電
流制御器、70,71,72……ホール素子、9
5,96,97……検出トランジスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 界磁手段と、複数相のコイルと、前記コイル
    と直流電源との間に挿入され、オン・オフ動作す
    るスイツチングトランジスタのデユーテイに比例
    もしくは略比例した出力電圧を得る電圧変換手段
    と、前記電圧変換手段の出力端子から前記コイル
    への電流路を切換え制御する分配手段を具備する
    直流モータであつて、前記電圧変換手段は、所定
    周波数の三角波状信号を得る三角波発生手段と、
    前記三角波状信号と電圧指令信号を比較し、前記
    電圧指令信号に対応したデユーテイのパルス信号
    を得るコンパレータ手段と、前記電圧変換手段の
    出力電圧に応じた電流と所定電流の加算電流が入
    力され、前記加算電流に比例もしくは略比例した
    電流を出力するカレントミラー手段と、前記カレ
    ントミラー手段の入力側を前記コンパレータ手段
    のパルス信号によりオン・オフすることにより、
    前記カレントミラー手段の出力をパルス電流にす
    るパルス化手段と、前記パルス電流を前記スイツ
    チングトランジスタのベース端子に供給する供給
    手段と、前記スイツチングトランジスタのオン・
    オフ動作によるパルス電圧をインダクタンス素子
    とコンデンサとダイオードを用いて平滑する平滑
    手段を有することを特徴とする直流モータ。
JP57081799A 1982-05-15 1982-05-15 直流モ−タ Granted JPS58198181A (ja)

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JP2702719B2 (ja) * 1987-09-14 1998-01-26 松下電器産業株式会社 直流モータの回転制御回路
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